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JP4924453B2 - クローラベルトの分解吊り具 - Google Patents

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本発明は、クローラクレーンなど大型の建設機械の下部走行体を構成するクローラを分解して運搬するときに用いるクローラベルトの分解吊り具に関する。
一般に、クローラクレーンなど大型の建設機械を運搬する場合には、道路を通行する上で質量、幅及び高さなどの制限を受けることから、建設機械の下部走行体と上部旋回体とからなる機械本体から下部走行体の左右のクローラなどを分解して運搬する必要がある(特許文献1参照)。特に、クローラ1基当たりの質量が制限値以上になる超大型の建設機械の場合、クローラを更に分解する必要がある。この分解方法としては、クローラを中央で前後2つに分割することが通常考えられるが、クローラフレームの分割機構が複雑となるという欠点がある。
特開平6−16388号公報
また、別の分解方法として、クローラの構成部品の中で最も容易に取り外すことができるものがクローラフレームの外周に装着されたクローラベルトであることから、このクローラベルトの全部又は一部をクローラから分離することが考えられる。その際、クローラベルトは、隣接するシュー同士を連結ピンで繋いでなるものであるため、分離することは容易であるが、クローラベルトの全部を取り外したり、クローラベルトの駆動輪付近の前後2箇所で分離したりすると、運搬後の組立の際にクローラベルトの装着に時間と手間がかかるなどの欠点がある。
そこで、クローラベルトの分離箇所としては、運搬後の組立性などを考慮すると、クローラベルトのアッパーローラ側部分に限定し、このアッパーローラ側部分を他の部分から切り離して別々に運搬することが好ましいが、この分解方法を実際に採用するに当たっては、以下のような(1)〜(3)の問題がある。
(1)クローラベルトは、短い多数のシューを連結ピンで繋いで回動自在であるため、それ自体では水平状態で吊り上げることができず、クローラベルトの分離部分(アッパーローラ側部分)の一端のシューを吊り上げ、分離部分全体を垂直状態にしてハンドリングするために高い揚程が必要で、吊り上げるクレーンが大きくなり、その分分解運搬費用が高くなる。
(2)クローラベルトは、無限軌道を構成し、地面に接地する必要のあるシューに吊り上げに必要な吊り環などを設けることはできない。このため、切り離したクローラベルト分離部分のシューを一旦浮かして、外したシューの連結ピンに吊り上げロープを通して再度取り付けることなどが必要になるが、このような作業は、人力による重作業であり、また作業を行うためにクローラベルトの分離部分上に立つ必要があることから、高所作業にもなる。
(3)上記(1)の方法によりクレーンで吊り上げたクローラベルトの分離部分を接地する際、クローラベルトの分離部分を降下させながら横方向に移動させて水平にする。この複合作業を上手に行わないとシューの引きずりや折れ曲がりが発生する。引きずりは、例えば運搬用トラックの荷台上で発生すれば荷台の痛みにもなるし、シューが荷台から落ちる危険性もある。折れ曲がり状態は不安定であり、移動中にシューが伸びる危険性があり、またシューを重ねることもできなくなるという不具合がある。
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、クローラベルトのアッパーローラ側部分を他の部分から切り離した後クレーンで吊り上げるに当たり、揚程の高い大型のクレーンを必要とせず、また高所作業や重作業を行うことなく、容易に分解して吊り上げを行うことができ、しかも、シューの引きずりや折れ曲がりを発生させることなく、吊り上げたクローラベルトの分離部分の載置ないし積み重ねを容易にかつ確実に行い得るクローラベルトの分解吊り具を提供せんとするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、クローラフレームの外周に装着されたクローラベルトのアッパーローラ側部分を他の部分から切り離した後クレーンで吊り上げるときに用いるクローラベルトの分解吊り具として、上記クローラベルトのアッパーローラ側部分のシューの両端にそれぞれ対応して並行に延びる2つの主材を有する支持枠と、この支持枠の各主材にそれぞれ設けられ、かつ一部を上記シューの一端に引っ掛ける複数本の引っ掛けロープと、上記支持枠をクレーンで吊り上げるための吊り上げロープ用の吊り環とを備える構成にする。
この構成では、分解吊り具を用いてクローラベルトのアッパーローラ側部分を吊り上げるときには、先ず、分解吊り具の支持枠を吊り環及び吊り上げロープを介してクレーンに吊り下げ、この支持枠の2つの主材がそれぞれクローラベルトのアッパーローラ側部分のシュー両端に対応して並行に延びる状態で支持枠をクローラベルトのアッパーローラ側部分上に載置する。続いて、支持枠の各主材に設けられた複数本の引っ掛けロープの一部をそれぞれ上記アッパーローラ側部分の対応するシューの一端に引っ掛けるとともに、アッパーローラ側部分を他の部分から切り離す。その後、クレーンで分解吊り具を吊り上げるとクローラベルトのアッパーローラ側部分である分離部分が分解吊り具によって略水平に支持された状態で吊り上げられる。
また、分解吊り具を用いてクレーンで吊り上げたクローラベルトの分離部分を例えば運搬用トラックの荷台上に載置するときには、分解吊り具によって略水平に支持された状態のクローラベルトの分離部分を分解吊り具と共に荷台上に載置し、分解吊り具の各引っ掛けロープをそれぞれ分離部分のシューの一端から外すことにより、シューの引きずりや折れ曲がりを発生させることなく、クローラベルトの分離部分を容易に載置したり、積み重ねたりすることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のクローラベルトの分解吊り具において、上記各引っ掛けロープを、その両端及び中間部がそれぞれ支持枠の主材に所定間隔毎に支持されていて、2箇所でクローラベルトのアッパーローラ側部分のシューを一つ置きに引っ掛けるように構成する。この構成では、支持枠の各主材に設けられた複数本の引っ掛けロープが、それぞれ2箇所でクローラベルトのアッパーローラ側部分のシューを一つ置きに引っ掛けて支持するため、分解吊り具によりクローラベルトのアッパーローラ側部分である分離部分を略水平な状態に安定して支持することができる上、引っ掛けロープの必要本数を少なくすることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1記載のクローラベルトの分解吊り具において、上記各引っ掛けロープを、その両端がそれぞれ支持枠の主材に支持され、かつ同一の主材では互いに所定間隔毎に設けて、クローラベルトのアッパーローラ側部分のシューを一つ置きに引っ掛けるように構成する。この構成では、支持枠の各主材に所定間隔毎に設けられた複数本の引っ掛けロープによってクローラベルトのアッパーローラ側部分のシューが一つ置きに引っ掛けて支持されるため、クローラベルトのアッパーローラ側部分である分離部分を略水平な状態に安定的にかつ確実に支持することができる。
以上のように、本発明におけるクローラベルトの分解吊り具によれば、支持枠の各主材に設けられた複数本の引っ掛けロープの一部をそれぞれクローラベルトのアッパーローラ側部分の対応するシューの一端に引っ掛け、クレーンで吊り上げロープを介して支持枠を吊り上げるとクローラベルトのアッパーローラ側部分である分離部分が略水平に支持された状態で吊り上げられるため、揚程の高い大型のクレーンを必要とせず、また高所作業や重作業を行うことなく、容易に分解して吊り上げを行うことができる。しかも、シューの引きずりや折れ曲がりを発生させることなく、吊り上げたクローラベルトの分離部分の載置ないし積み重ねを容易にかつ確実に行うことができ、作業の効率化と安全性の向上を共に図ることができる。
特に、請求項2に係る発明では、支持枠の各主材に設けられた複数本の引っ掛けロープが、それぞれ2箇所でクローラベルトのアッパーローラ側部分のシューを一つ置きに引っ掛けて支持するため、分解吊り具によりクローラベルトの分離部分を略水平な状態に安定して支持することができる上、引っ掛けロープの必要本数を少なくすることができ、実施化を図る上で有利なものである。
また、請求項3に係る発明では、支持枠の各主材に所定間隔毎に設けられた複数本の引っ掛けロープによってクローラベルトのアッパーローラ側部分のシューが一つ置きに引っ掛けて支持されるため、クローラベルトの分離部分を略水平な状態に安定的にかつ確実に支持することができるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の第1の実施形態に係るクローラベルトの分解吊り具Aの全体構成を示す。この分解吊り具Aの構成を説明する前に、図1及び図2に示すクローラCの構成について説明する。
すなわち、上記クローラCは、クローラクレーンの下部走行体のアクスル(図示せず)と結合されるクローラフレーム1と、このクローラフレーム1の前後両端にそれぞれ設けられた駆動輪2,3と、クローラフレーム1の上面側に設けられた複数のアッパーローラ4,4,…と、クローラフレーム1の下面側に設けられた複数のロアローラ5,5,…と、上記駆動輪2,3、アッパーローラ4及びロアローラ5を介在してクローラフレーム1の外周に装着されたクローラベルト6とを備えている。クローラベルト6は、多数のシュー7,7,…を連結ピン(図示せず)で回動自在に繋いで無限軌道を構成してなる。
ここで、上記クローラCは、例えば全長約11m、高さ約2m、質量30トン以上の非常に大型のものであり、このクローラCをトレーラなどに搭載して運搬するときには質量の制限値を超える。これに対し、クローラベルト6のシュー7は、1枚当たりの質量が約250kgであり、このシュー7を10数枚取り外すだけでクローラCの質量は数トンも軽減される。上記分解吊り具Aは、このクローラCの質量を軽減するために、クローラベルト6の上辺側であるアッパーローラ4側部分を他の部分から切り離した後クレーンのフック9で吊り上げるときに用いるものであり、以下、この分解吊り具Aの構成について説明する。
すなわち、上記分解吊り具Aは、吊り具本体としての支持枠11と、この支持枠11をクレーンのフック9で吊り上げるための2本の吊り上げロープ12,12とを備えている。支持枠11は、図3ないし図5に拡大して示すように、上記クローラベルト6のアッパーローラ4側部分のシュー7の両端にそれぞれ対応して並行に延びる2つの断面コ字状の主材13,13と、この主材13,13同士を、それらの両端及び中間位置で連結する3つの断面コ字状の連結材14,14,14と、隣接する2つの連結材14,14の中間位置でそれぞれ主材13,13間に架設された2つの平板状の吊り上げ板15,15とを有してなる。この支持枠11の各吊り上げ板15の両端部にはそれぞれ吊り環としてのシャックル16が取り付けられ、このシャックル16により上記吊り上げロープ12の一端が支持枠11の吊り上げ板15に結合されている。各吊り上げロープ12は、その両端が支持枠11の同一の吊り下げ板15に結合され、中間部をクレーンのフック9に引っ掛けるようになっている。
また、上記支持枠11の各主材13の外側面には、それぞれ連結材14と吊り上げ板15との間毎に1本ずつ計4本(総計8本)の引っ掛けロープ17,17,…が設けられている。この各引っ掛けロープ17は、その両端にそれぞれループ状の係止部17a,17aを有し、この係止部17a,17a及び中間部がそれぞれ主材13の外側面に所定間隔毎に突設した3つのフック部18,18,18に支持されていて、2箇所でクローラベルト6のアッパーローラ4側部分のシュー7を一つ置きに引っ掛けるようになっている。各引っ掛けロープ17は、支持枠11がクローラベルト6のアッパーローラ4側部分上に載置されたとき引っ掛けロープ17をシュー7の外側を通してシュー7の一端に引っ掛けたり、外したりするのに必要十分な長さに設定されている。
次に、上記分解吊り具Aを用いてクローラベルト6のアッパーローラ4側部分を分解して搬送用トラックの荷台に載置するときの一連の作業手順について説明する。
先ず始めに、分解吊り具Aの支持枠11を吊り上げロープ12を介してクレーンのフック9に吊り下げ、この支持枠11の2つの主材13,13がそれぞれクローラベルト6のアッパーローラ4側部分のシュー7両端に対応して並行に延びる状態で支持枠11をクローラベルト6のアッパーローラ4側部分上に載置する。続いて、支持枠11の各主材13に設けられた片側4本の引っ掛けロープ17,17,…の一部をそれぞれ上記アッパーローラ4側部分の対応するシュー7の一端に引っ掛けるとともに、クローラベルト6のアッパーローラ4側部分を、シュー7の連結ピンの引き抜きによって他の部分から切り離す。
その後、クレーンで分解吊り具Aを吊り上げるとクローラベルト6のアッパーローラ4側部分が分解吊り具Aによって略水平に支持された状態で吊り上げられる。このような吊り上げ方法では、揚程の高い大型のクレーンを必要とせず、また高所作業や重作業を行うことなく、容易に分解して吊り上げを行うことができ、作業の効率化と安全性の向上を共に図ることができる。尚、アッパーローラ4側部分と切り離されたクローラベルト6の他の部分の切り離し側のシュー7は、図1に示す如く固定具20を用いてクローラフレーム1に固定しておくとクローラC自体をクレーンで吊り上げるときに便利である。
また、分解吊り具Aを用いてクレーンで吊り上げたクローラベルト6のアッパーローラ4側部分である分離部分を運搬用トラックの荷台上に載置するときには、分解吊り具Aによって略水平に支持された状態のクローラベルト6の分離部分を分解吊り具Aと共に荷台上に載置し、分解吊り具Aの各引っ掛けロープ17をそれぞれクローラベルト6の分離部分のシュー7の一端から外す。この際、シュー7の引きずりや折れ曲がりが発生することはなく、クローラベルト6の分離部分を容易にかつ載置することができるので、作業の効率化と安全性の向上を共により図ることができる。
特に、本実施形態の分解吊り具Aにおいては、支持枠11の各主材13に設けられた片側4本の引っ掛けロープ17,17,…が、それぞれその両端及び中間部が主材13に所定間毎に支持されていて、2箇所でクローラベルト6のアッパーローラ4側部分のシュー7を一つ置きに引っ掛けて支持するため、分解吊り具Aによりクローラベルト6の分離部分を略水平な状態に安定して支持することができる上、引っ掛けロープ17の必要本数を少なくすることができ、実施化を図る上で有利である。
図6及び図7は本発明の第2の実施形態に係るクローラベルトの分解吊り具Bの全体構成を示す。この分解吊り具Bは、第1の実施形態の場合と同じく、吊り具本体としての支持枠31と、この支持枠31をクレーンのフック9で吊り上げるための2本の吊り上げロープ32,32とを備えている。尚、図6及び図7はクローラCをも表示するが、このクローラCの構成は、第1の実施形態の場合と同じであり、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
上記支持枠31は、図8及び図9に拡大して示すように、クローラベルト6のアッパーローラ4側部分のシュー7の両端にそれぞれ対応して並行に延びる2つの断面横倒れH字状の主材33,33と、この主材33,33同士を、それらの両端及び中間の2箇所でそれぞれ連結する4つの断面横倒れH字状の連結材34,34,…とを有してなる。この支持枠31の各主材33の上面には、中間2箇所の連結材34との接続箇所にそれぞれ取付プレート35を介して吊り環としてのシャックル36が取り付けられ、このシャックル36により上記吊り上げロープ32の一端が支持枠31の主材33に結合されている。各吊り上げロープ32は、その両端が支持枠31の2つの主材33,33に結合され、中間部をクレーンのフック9に引っ掛けるようになっている。
また、上記支持枠31の各主材33には、それぞれクローラベルト6のアッパーローラ4側部分のシュー7の一端を一つ置きに引っ掛ける複数本の引っ掛けロープ37,37,…が互いに所定間隔毎に設けられており、この各引っ掛けロープ37は、その両端がそれぞれ主材33の上側フランジ33aに固定金具38を介して固定して支持され、中間部で上記シュー7の一端を引っ掛けるようになっている。各引っ掛けロープ37は、図10に示すように、支持枠31がクローラベルト6のアッパーローラ4側部分上に載置されたとき引っ掛けロープ37をシュー7の外側を通してシュー7の一端に引っ掛けたり、外したりするのに必要十分な長さに設定されている。尚、図8ないし図10中、39は支持枠31の各主材33の下側フランジ33bに引っ掛けロープ37との干渉を回避するために設けられた切り欠き溝である。
そして、上記第2の実施形態の分解吊り具Bにおいても、第1の実施形態のそれと同じく、支持枠31の各主材33に設けられた複数本の引っ掛けロープ32,32,…の一部をそれぞれクローラベルト6のアッパーローラ4側部分の対応するシュー7の一端に引っ掛け、クレーンのフック9で吊り上げロープ32を介して支持枠31を吊り上げるとクローラベルト6のアッパーローラ4側部分である分離部分が略水平に支持された状態で吊り上げられるため、揚程の高い大型のクレーンを必要とせず、また高所作業や重作業を行うことなく、容易に分解して吊り上げを行うことができる。しかも、シュー7の引きずりや折れ曲がりを発生させることなく、吊り上げたクローラベルト6の分離部分の載置ないし積み重ねを容易にかつ確実に行うことができ、作業の効率化と安全性の向上を共に図ることができる。
特に、本実施形態の場合、支持枠31の各主材33に所定間隔毎に設けられた複数本の引っ掛けロープ37,37,…によってクローラベルト6のアッパーローラ4側部分のシュー7が一つ置きに引っ掛けて支持されているため、クローラベルト6の分離部分を略水平な状態に安定的にかつ確実に支持することができ、安全性の向上をより図ることができる。
尚、本発明は第1及び第2の実施形態に限定されるものではなく、その他種々の形態を包含するものである。例えば上記各実施形態では、支持枠11,31の主材13,33の長さを、クローラCの全長の3分の1程度に設定し、クローラベルト6のアッパーローラ4側部分の中間部のみを他の部分から切り離した後吊り上げるように構成したが、本発明は、支持枠の主材の長さをより長く設定し、クローラベルト6のアッパーローラ4側部分全体(詳しくは前後の駆動輪2,3と噛み合う直近の前後2箇所の間の部分)を他の部分から切り離した後吊り上げるように構成してもよい。
また、上記各実施形態では、分解吊り具A,Bの吊り環16,36を、いずれも支持枠11,31の吊り上げ板14又は取付プレート35に対し取り外し可能なシャックルで構成した場合について述べたが、本発明は、このシャックルの代わりに、支持枠11,31側の部材に対し取り外し不能に設けた吊り金具でもって構成してもよいのは勿論である。
本発明の第1の実施形態に係るクローラベルトの分解吊り具及びクレーンの構成を示す側面図である。 上記分解吊り具の平面図である。 図1のX付近の拡大図である。 図3のY方向から見た矢視図である。 図3のZ−Z線における断面図である。 第2の実施形態を示す図1相当図である。 同じく図2相当図である。 図6のE付近の拡大図である。 図8のF−F線における断面図である。 支持枠がクローラベルトのアッパーローラ側部分上に載置されたときの状態を示す図9相当図である。
符号の説明
A,B 分解吊り具
1 クローラフレーム
4 アッパーローラ
6 クローラベルト
7 シュー
11,31 支持枠
12,32 吊り上げロープ
13,33 主材
16,36 シャックル(吊り環)
17,37 引っ掛けロープ

Claims (3)

  1. クローラフレームの外周に装着されたクローラベルトのアッパーローラ側部分を他の部分から切り離した後クレーンで吊り上げるときに用いるクローラベルトの分解吊り具であって、
    上記クローラベルトのアッパーローラ側部分のシューの両端にそれぞれ対応して並行に延びる2つの主材を有する支持枠と、
    この支持枠の各主材にそれぞれ設けられ、かつ一部を上記シューの一端に引っ掛ける複数本の引っ掛けロープと、
    上記支持枠をクレーンで吊り上げるための吊り上げロープ用の吊り環とを備えたことを特徴とするクローラベルトの分解吊り具。
  2. 上記各引っ掛けロープは、その両端及び中間部がそれぞれ支持枠の主材に所定間隔毎に支持されていて、2箇所でクローラベルトのアッパーローラ側部分のシューを一つ置きに引っ掛けるようになっている請求項1記載のクローラベルトの分解吊り具。
  3. 上記各引っ掛けロープは、その両端がそれぞれ支持枠の主材に支持され、かつ同一の主材では互いに所定間隔毎に設けられていて、クローラベルトのアッパーローラ側部分のシューを一つ置きに引っ掛けるようになっている請求項1記載のクローラベルトの分解吊り具。
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