JP4910422B2 - 機械読み取り可能な印刷物およびこれを用いた不正判定方法 - Google Patents
機械読み取り可能な印刷物およびこれを用いた不正判定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4910422B2 JP4910422B2 JP2006050148A JP2006050148A JP4910422B2 JP 4910422 B2 JP4910422 B2 JP 4910422B2 JP 2006050148 A JP2006050148 A JP 2006050148A JP 2006050148 A JP2006050148 A JP 2006050148A JP 4910422 B2 JP4910422 B2 JP 4910422B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- black ink
- infrared
- ink
- printed
- machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 29
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims description 28
- 239000000976 ink Substances 0.000 claims description 119
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 claims description 58
- 238000007639 printing Methods 0.000 claims description 20
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 5
- 238000007645 offset printing Methods 0.000 claims description 4
- 125000002080 perylenyl group Chemical group C1(=CC=C2C=CC=C3C4=CC=CC5=CC=CC(C1=C23)=C45)* 0.000 claims description 4
- CSHWQDPOILHKBI-UHFFFAOYSA-N peryrene Natural products C1=CC(C2=CC=CC=3C2=C2C=CC=3)=C3C2=CC=CC3=C1 CSHWQDPOILHKBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 239000000049 pigment Substances 0.000 claims description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 3
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims description 2
- 230000031700 light absorption Effects 0.000 description 8
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 5
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 description 4
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 2
- 239000006229 carbon black Substances 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 2
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 2
- 235000000177 Indigofera tinctoria Nutrition 0.000 description 1
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 1
- 229940097275 indigo Drugs 0.000 description 1
- COHYTHOBJLSHDF-UHFFFAOYSA-N indigo powder Natural products N1C2=CC=CC=C2C(=O)C1=C1C(=O)C2=CC=CC=C2N1 COHYTHOBJLSHDF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
Description
蔽情報までは察知することができないようにした、機械読み取り可能な印刷物およびそれを用いた不正判定方法の提供を目的とする。さらには、隠蔽情報に係る印刷画像の形成には黒色インキを使用するため、高価な赤外線吸収物質を用いた赤外線吸収性インキを用いたものに較べてより安価に機械読み取り可能な印刷物を提供することもできる。さらには、この機械読み取り可能な印刷物を不正使用の判定が必要とされる被判定品に内在させておき、その印刷画像部分に所定の光分光特性を有する赤外線を照射し、各印刷画像における照射赤外線の光吸収状況を赤外線情報読み取り装置によって検証することにより不正の有無を確実に判定することが可能となる。
また、請求項5に記載の発明は、赤外線による機械読み取り可能な印刷物の製造方法において、赤外線反射性基材の上にオフセット印刷法により、下記第1の黒色インキを使用して、コードマークAを印刷する工程、第1の黒色インキとは赤外光領域における分光特性の異なる下記第2の黒色インキを使用して別のコードマークBを印刷する工程、下記第3の黒色インキでコードマークAとコードマークBと毛抜き合わせとなるように印刷画像を印刷する工程、その上に下記プロセスインキを用いて絵柄印刷層を印刷する工程、を具備したことを特徴とする機械読み取り可能な印刷物の製造方法。
[第1の黒色インキ]
FD カルトン ACE 墨
[第2の黒色インキ]
FD フォームTFメジウムNCM 墨
[第3の黒色インキ]
ペリレン系黒色顔料 15部
FD フォームTFメジウムNCM 85部
[プロセスインキ]
FD カルトン ACE プロセス 黄
FD カルトン ACE プロセス 紅
FD カルトン ACE プロセス 藍
所定の分光特性を有する第1の黒色インキで形成された第1の印刷画像22と、赤外光領域における分光特性が第1の黒色インキとは異なる第2の黒色インキで形成された第2の印刷画像23とが赤外線反射性基材21の上に設けられていて、さらにこれらの各印刷画像22、23を覆うように、前記各黒色インキとは赤外光領域における分光特性が異なる第3の黒色インキで形成された第3の印刷画像24が設けられ、さらにこの第3の印刷画像24上には、可視光領域に所定の分光特性を有する有色インキからなる絵柄印刷層25が設けられている。
無を判定することができる。図中、55Aは、機械読み取り可能な印刷物51で反射された赤外線54Aの反射赤外線を、55Bは、機械読み取り可能な印刷物51で反射された赤外線54Bの反射赤外線をそれぞれ示している。
[第1の黒色インキ]
FD カルトン ACE 墨(東洋インキ製造社製)
[第2の黒色インキ]
FD フォームTFメジウムNCM 墨(東洋インキ製造社製)
[第3の黒色インキ]
ペリレン系黒色顔料 15部
FD フォームTFメジウムNCM 85部
使用したプロセスインキは以下の通りである。
[プロセスインキ]
FD カルトン ACE プロセス 黄(東洋インキ製造社製)
FD カルトン ACE プロセス 紅(東洋インキ製造社製)
FD カルトン ACE プロセス 藍(東洋インキ製造社製)
上記した機械読み取り可能な情報印刷物は、目視では絵柄印刷層に係る絵柄のみが確認されたが、780nm付近の赤外光を照射して赤外線カメラで観察すると、第1の黒色インキからなるコードパターンAのみを見ることができた。一方、950nm付近の赤外光を照射して赤外線カメラで観察すると、第1の黒色インキからなるコードパターンAおよび第2の黒色インキからなるコードパターンBを見ることができ、1種類の赤外線のみを照射した赤外カメラによる観察では見ることができなかった情報を確認することができた。
FD カルトン ACE 墨(東洋インキ製造社製)
[第2の黒色インキ]
FD フォームTFメジウムNCM 墨(東洋インキ製造社製)
[第3の黒色インキ]
ペリレン系黒色顔料 15部
FD フォームTFメジウムNCM 85部[隠蔽層]
FD カルトンACE 白(東洋インキ製造社製)
上記した機械読み取り可能な印刷物は、目視では隠蔽層上の絵柄印刷層に係る絵柄のみが認められたが、780nm付近の赤外線を照射して赤外線カメラで観察すると、コードマークXの第1の黒色インキに係る印刷部分のみを見ることができた。一方、950nm付近の赤外光を照射して赤外線カメラで観察するとコードマークXを観察することができた。要するに、汎用の赤外線カメラを用い、1種類の赤外線を使用した観察では見ることができない情報を確認することができた。また、この印刷物は黒色インキからなるコードマーク等が隠蔽層の下に隠蔽されているので、これらに影響されることなく任意のデザインで絵柄印刷層を自由に設けることができた。
11、21、31 赤外線反射性基材
12、22、32 第1の印刷画像
13、23、33 第2の印刷画像
14、24、34 第3の印刷画像
35、絵柄印刷層
36 隠蔽層
41 第1の黒色インキの分光波形
42 第2の黒色インキの分光波形
43 第3の黒色インキの分光波形
50 被判定品
51 機械読み取り可能な印刷物
52A、52B 赤外線照射装置
53 赤外線情報読み取り装置
54A、54B 赤外線
55A、55B 反射赤外線
Claims (5)
- 前記印刷画像は、赤外光領域において所定の分光特性を有する第1の黒色インキで構成される第1の印刷画像と、赤外光領域における分光特性が第1の黒色インキとは異なる第2の黒色インキで構成される第2の印刷画像と、これらの各印刷画像と毛抜き合わせとなるように、前記各黒色インキとは赤外光領域における分光特性が異なる第3の黒色インキで構成される第3の印刷画像からなり、前記第1の印刷画像と前記第2の印刷画像とが一体となって一つの情報が表示されるようになっており、前記第1の印刷画像を構成する第1の黒色インキと前記第2の印刷画像を構成する第2の黒色インキとは赤外光領域の所定の波長域において分光特性が大きく異なっていると共に、赤外光領域の他の波長域においては分光特性が極めて近似しており、かつ、前記第3の印刷画像を構成する第3の黒色インキの赤外光領域の分光特性が前記所定の波長域においては極めて近似していると共に、前記他の波長域においては大きく異なっていることを特徴とする機械読み取り可能な印刷物。
- 前記印刷画像上の少なくとも一部には、可視光領域において所定の分光特性を有するインキよりなる絵柄印刷層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の機械読み取り可能な印刷物。
- 前記印刷画像の上部には、可視光領域において所定の分光特性を有し、赤外線を透過する有色インキにより隠蔽印刷層が設けられていることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の機械読み取り可能な印刷物。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の機械読み取り可能な印刷物を被判定品に内在させておき、その印刷画像部分に所定の分光特性を有する赤外線を照射し、各印刷画像における照射赤外線の光吸収状況を赤外線情報読み取り装置によって検証することにより不正の有無を判定するようにしたことを特徴とする、機械読み取り可能な印刷物を用いた不正判定方法。
- 赤外線による機械読み取り可能な印刷物の製造方法において、
赤外線反射性基材の上にオフセット印刷法により、下記第1の黒色インキを使用して、コードマークAを印刷する工程、
第1の黒色インキとは赤外光領域における分光特性の異なる下記第2の黒色インキを使用して別のコードマークBを印刷する工程、
下記第3の黒色インキでコードマークAとコードマークBと毛抜き合わせとなるように印刷画像を印刷する工程、
その上に下記プロセスインキを用いて絵柄印刷層を印刷する工程、を具備したことを特徴とする機械読み取り可能な印刷物の製造方法。
[第1の黒色インキ]
FD カルトン ACE 墨
[第2の黒色インキ]
FD フォームTFメジウムNCM 墨
[第3の黒色インキ]
ペリレン系黒色顔料 15部
FD フォームTFメジウムNCM 85部
[プロセスインキ]
FD カルトン ACE プロセス 黄
FD カルトン ACE プロセス 紅
FD カルトン ACE プロセス 藍
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006050148A JP4910422B2 (ja) | 2006-02-27 | 2006-02-27 | 機械読み取り可能な印刷物およびこれを用いた不正判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006050148A JP4910422B2 (ja) | 2006-02-27 | 2006-02-27 | 機械読み取り可能な印刷物およびこれを用いた不正判定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007223285A JP2007223285A (ja) | 2007-09-06 |
JP4910422B2 true JP4910422B2 (ja) | 2012-04-04 |
Family
ID=38545524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006050148A Expired - Fee Related JP4910422B2 (ja) | 2006-02-27 | 2006-02-27 | 機械読み取り可能な印刷物およびこれを用いた不正判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4910422B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009113447A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Toppan Printing Co Ltd | 番号印刷媒体 |
JP2009149068A (ja) * | 2007-11-29 | 2009-07-09 | Toppan Printing Co Ltd | 偽造防止印刷物及びこれを用いた検証方法 |
JP5754848B2 (ja) * | 2011-06-21 | 2015-07-29 | 小林クリエイト株式会社 | 2次元コード付き帳票 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58134782A (ja) * | 1982-02-05 | 1983-08-11 | Kyodo Printing Co Ltd | 照合用印刷物 |
JP2002200871A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-07-16 | Konica Corp | 画像記録体、画像記録体形成方法及び画像記録体を用いた認証識別方法 |
JP2003326879A (ja) * | 2003-04-14 | 2003-11-19 | Toppan Printing Co Ltd | 機械読取り可能な情報担持シートおよび機械読取り方法 |
JP2005246719A (ja) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Toppan Printing Co Ltd | 機械読み取り可能な情報印刷物 |
-
2006
- 2006-02-27 JP JP2006050148A patent/JP4910422B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007223285A (ja) | 2007-09-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009274448A (ja) | マーキング物質を有する有価印刷物及びセキュリティマーク | |
US7976068B2 (en) | Double-blind security features | |
CA2222177C (en) | Counterfeit resistant documents and methods | |
US10899160B1 (en) | Identification document with multiview image | |
JP5477526B2 (ja) | 偽造防止インキ及び偽造防止媒体並びに偽造防止ステッカー | |
US20080042427A1 (en) | Security Article with Multicoloured Image | |
JP2010527809A (ja) | 真贋を検出するためのフィルム・エレメントおよびその製造方法 | |
JP2008080610A (ja) | 機械読み取り可能な情報印刷物 | |
US11453234B2 (en) | Security document including an optical security feature | |
JP2007030448A (ja) | 機械読み取り可能な情報印刷物 | |
JP5109665B2 (ja) | 偽造防止媒体の判別方法 | |
JP4910422B2 (ja) | 機械読み取り可能な印刷物およびこれを用いた不正判定方法 | |
JP2010173217A (ja) | 機械読み取り可能な情報印刷物 | |
JPH0470394A (ja) | 偽造防止印刷物 | |
JP4706459B2 (ja) | 偽造防止印刷物および偽造防止印刷物の判別方法 | |
JP4952159B2 (ja) | 機械読み取り可能な情報印刷物及びその製造方法 | |
JP5098031B2 (ja) | 印刷物 | |
JP5321136B2 (ja) | 印刷物の情報読み取り方法 | |
JP4264776B2 (ja) | 安全保護シート及びその真偽判別方法並びにその真偽判別装置 | |
JP2009149068A (ja) | 偽造防止印刷物及びこれを用いた検証方法 | |
JP2009220404A (ja) | 偽造防止帳票、帳票の真偽判別方法 | |
JP4788310B2 (ja) | 偽造防止印刷物の判別方法 | |
JP6060589B2 (ja) | 偽造防止媒体、偽造防止媒体の読取センサー装置及びその読取方法 | |
JP4742725B2 (ja) | カード | |
JP5928680B2 (ja) | 偽造防止印刷物及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090123 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111004 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111220 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120102 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4910422 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |