JP4900656B2 - 反射型マスクブランク、反射型フォトマスク、及び反射型フォトマスクの製造方法 - Google Patents
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そして、従来のランプ光源(波長365nm)やエキシマレーザ光源(波長248nm、193nm)を用いたフォトリソグラフィ法における光源の短波長化は解像限界に近づいてきたことから、特に65nm以下の微細加工を可能にする新たなフォトリソグラフィ法の確立が急務となってきた。
このEUVリソグラフィ法では、EUV光の波長領域における物質の屈折率が1よりわずかに小さい程度であることから、従来の光源で用いられるような屈折光学系が使用できず、反射光学系による露光が用いられる。また、EUVの波長域ではほとんどの物質が高い光吸収性をもつことから、パターン転写用フォトマスクとして、既存の透過型フォトマスクではなく、反射型フォトマスクが用いられる。このように、EUVリソグラフィ法では、露光に使用する光学系及びフォトマスクなどが、従来の露光技術とは顕著に異なる。
EUV光に対するミラー(反射鏡)は、屈折率の大きく異なる材料の組み合わせによる多層反射膜から構成される。反射型フォトマスクでは、多層反射膜表面が光吸収層パターンにより覆われた吸収領域と、光吸収層がなく、多層反射膜表面が露出した反射領域とのEUV反射率のコントラストにより、露光パターンのパターン転写を行う。
具体的には、光吸収層のパターン加工前に、多層反射膜の保護層として光吸収層直下に任意に設けられるバッファ層表面が反射領域となり、パターン加工された光吸収層表面からなる吸収領域との反射率のコントラストにより、光吸収層が設計通りにパターン加工されているかどうかの第1段階の検査がまず行われる。そこでは、本来エッチングされるべき光吸収層がエッチングされずにバッファ層上に残っている箇所(黒欠陥)や、本来エッチングされずにバッファ層上に残るべき光吸収層の一部がエッチングされた箇所(白欠陥)の検出を行う。
なお、バッファ層は光吸収層をドライエッチングにより加工する際、及び光吸収層のパターン欠陥の修正処理を行う際に、多層膜を損傷して反射率が低下するのを防止する目的で形成される。このバッファ層には、光吸収層のドライエッチングに対して耐性が高いこと、修正工程において耐性が高いこと、ならびに、不要なバッファ膜を除去する際に光吸収層の損傷が少ないことが要求される(例えば、特許文献1参照)。
そして、このような要求に対し、従来から用いられている透過型の低反射クロムマスクブランクと同様に、光吸収層の上にクロムやタンタルの酸化物や窒化物などを設けた多層光吸収層とすることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
なお、多層反射膜の最表面層として、反射率の経時変化を小さくする等の目的で特別に層を設ける場合があり、キャッピング層などの名称で呼ばれる。この場合は、上記反射多層膜表面はキャッピング層表面と読みかえることもできる。
まず、各材料の光の吸収は、その材料の光学定数で表すことができ、EUVやX線の波長領域においては、屈折率が1よりわずかに小さいことがほとんどであることから、(1−δ)+iβ(iは虚数単位)で一般的に表される。虚数部分のβは消衰係数と呼ばれ、βが大きいほど光が強く吸収される。
図16は光吸収膜のタンタルシリサイドの下層吸収膜と酸化タンタルの上層吸収膜を用いることを想定して、波長13.5nmに対する光学定数を1−0.022+0.035i、タンタルの酸化物の13.5nmに対する光学定数を1−0.050+0.025iとし、上層光吸収膜の膜厚を18nmとしたときに、下層吸収膜の膜厚と13.5nmでの反射率の関係を示したものである。
また、図16には酸化タンタルよりもβの大きい材料を仮定して、例えばβの値が0.057である場合の計算値を合わせて示した。βが0.027の場合、下層吸収膜の膜厚が70ないし90nmにおいて反射率が最も小さくなる膜厚がある。これに対して、βが0.057と大きい値であれば、反射率が最も小さくなる下層吸収膜の膜厚は小さくなることが図16より明らかである。
このようなことから、上層光吸収膜の材料として、βの値がより大きい材料が求められていた。
また、本発明は、マスクパターン転写時におけるEUV光反射率のみならず、光吸収層のパターン検査におけるDUV光反射率が十分に低く、反射領域に対して、十分なコントラストが得られる光吸収層を有し、精度の高いマスクパターン転写および高い検査感度を有する反射型フォトマスクを加工し得る反射型フォトマスクブランクを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、マスクパターン転写時におけるEUV光反射率のみならず、光吸収層のパターン検査におけるDUV光反射率が十分に低く、反射領域に対して、十分なコントラストが得られる光吸収層を有し、精度の高いマスクパターン転写および高い検査感度を有する反射型フォトマスクおよびこれを加工し得る反射型フォトマスクの製造方法を提供することを目的とする。
また本発明の反射型フォトマスクは、基板と、前記基板上に設けられた多層反射膜と、前記多層反射膜上に設けられた光吸収層とを有する反射型フォトマスクブランクの光吸収層がパターン加工された反射型フォトマスクであって、
前記光吸収層は、第1光吸収膜の上に第2光吸収膜を積層してなり、前記第1光吸収膜は、タンタルと、酸素、窒素、炭素および珪素からなる群から選択される少なくとも1種の元素とを含有する膜であり、前記第2光吸収膜は、インジウムと酸素とを含有する膜であり、前記光吸収層は、極端紫外線(EUV)光に対する反射率が0.6%未満であり、遠紫外線(DUV)光に対する反射率が10%未満であり、前記光吸収層は、厚さが20ないし100nmであることを特徴とする。
また本発明の製造方法は、基板と、前記基板上に設けられた多層反射膜と、前記多層反射膜上に設けられた光吸収層とを有する反射型フォトマスクブランクの光吸収層をパターン加工する反射型フォトマスクの製造方法であって、タンタルと、酸素、窒素、炭素および珪素からなる群から選択される少なくとも1種の元素とを含有する第1光吸収膜を形成し、該第1光吸収膜の上に、インジウムと酸素とを含有する第2光吸収膜を積層して形成することにより、前記光吸収層を、極端紫外線(EUV)光に対する反射率が0.6%未満で、遠紫外線(DUV)光に対する反射率が10%未満で、厚さが20ないし100nmの光吸収層として形成する工程と、前記光吸収層の上にレジスト層を形成して露光、現像することにより、所定のパターンに応じて前記レジスト層を部分的に除去して前記光吸収層の一部を露出させる工程と、前記レジスト層を介して前記光吸収層をドライエッチングすることにより、前記光吸収層をパターン加工する工程とを有することを特徴とする。
なお、光吸収層は、タンタルと、酸素、窒素、炭素、および珪素からなる群から選択される少なくとも1種の元素を含有する層と、インジウムと酸素を含有するする層を順次積層してなることが好ましい。また、多層反射膜上にキャッピング層やバッファ層を設けてもよく、その場合、光吸収層はキャッピング層またはバッファ層の上に形成する。
図1に示すように、本実施例の反射型フォトマスクブランク10は、基板1上に多層反射膜2、バッファ層3、および上下の光吸収膜4、5を順次積層した構造を有する。バッファ層3は任意に設けられ得るものである。また、多層反射膜2は、実際は多層積層されているが、図では簡略して単層で示している。
すなわち、図2に示すように、本例の反射型フォトマスク20は、光吸収膜4、5の代わりに、パターン加工された光吸収膜4a、5aが設けられていること、及びバッファ層3の代わりにパターン加工されたバッファ層3aが設けられていること以外は、図1と同様の構造を有する。この反射型フォトマスク20では、このパターン加工により、光吸収膜4a、5aが部分的に除去されて多層反射膜2表面の一部が露出された部分が反射領域B、除去されず残った光吸収層5aの表面が吸収領域Aを構成している。
まず、図3において、基板としては、熱膨張係数の小さい材料で平坦度が良く、表面粗さが小さい材料が好ましく、例えば図3に示すように、SiO2−TiO2ガラスを平坦に研磨して表面を清浄にしたガラス基板1を用意する。
次に、図4において、基板1の上にDCマグネトロンスパッタリングやイオンビームスパッタリングによりMo膜2.8nmとSi膜4.2nmを交互に40周期積層して、図4に示すように、波長13.5nmの露光波長に対して反射率が最大となるような多層反射膜2を作製することができる。また、最表面のSi膜は膜厚を11nm程度とすることにより、表面の酸化に対して多層膜を保護する効果が得られる。なお、この多層反射膜2は多層膜であるけれども、簡略のため、図中では単層で示している。
その後、図5に示すように、たとえば窒化クロム等のバッファ層を例えば10nm成膜する。
そして、この下層吸収膜4上には、図7に示すように、例えば酸化インジウムをスパッタリングにより例えば15nm成膜し、上層光吸収膜5を形成する。その後、この光吸収膜5を例えば電子線リソグラフィ技術によりパターン加工する。
まず、上層光吸収膜5上に図8に示すように、電子線露光用レジスト塗布液を塗布し、ベーキングを行うことにより、電子線露光用レジスト層6を形成する。
例えば上層光吸収膜に酸化インジウムを用いた場合、例えばメタンやメタノールのように、メチル基を有する成分を含むガスを用いたドライエッチングを行うことにより、レジストパターンを上層光吸収膜5に転写し、図10に示すように、上層光吸収パターン5aを形成することができる。なお、これらのメチル基を有する化合物の濃度が高い場合、エッチング反応の起こらない領域では重合反応が起こり、エッチング処理装置内を汚染してしまうことから、水素等のガスで希釈した条件で行うことが好ましい。
また、メタン系ガスによるドライエッチングを行った場合、上層光吸収膜のエッチングが進行し、下層のタンタルを含む層に到達するとエッチング速度は急速に低下する。これは、タンタルとメタンが揮発性反応性生物を生成しないためである。
このようにレジストを剥離した後の光吸収層は上層のみがパターン加工された状態である。この状態でもDUV波長を用いたパターン検査が可能であり、必要に応じて修正処理を行うことができる。
また、エッチングマスクとして用いる上層光吸収膜は塩素系およびフッ素系ガスを用いたプラズマでは基板加熱を行わない場合、ほとんどエッチングされない。これはインジウムの塩化物やフッ化物の蒸気圧が常温では非常に低いためである。このことから、上層光吸収膜のパターンはほとんど寸法精度を損なうことなく下層まで加工することが可能である。
なお、下層光吸収膜のエッチングを行う前にレジストパターン6aの除去を行わなかった場合は、この段階で例えばN−メチルピロリドンを主成分とする剥離液などによって、レジストパターン6aを除去することができる。
そして、この光吸収層パターンの検査および修正の後、バッファ層はたとえばクロムを主成分とする場合、塩素と酸素ガスを含むプラズマを用いてドライエッチングすることができる。なお、インジウムと酸素を含有する上層光吸収膜は塩素系およびフッ素系のプラズマに対して非常にエッチングされにくいため、バッファ層のエッチングによるパターンの寸法変動は極めて小さい。そして、バッファ層のエッチング終了後、最終的な検査および必要に応じて修正を行うことにより、図2と同様の構成を有する反射型フォトマスクが得られる。
ここで使用される光吸収層はマスク上にパターン加工され、露光プロセスにおいて光強度の小さい領域を形成するものをいう。光吸収膜としては、EUV波長の光を吸収する能力の高い材料が使用され得る。吸収能力は露光に用いられる光の波長における光学定数で定まる。
そして、本実施例では、使用される光吸収膜のうち少なくとも1層がインジウムと酸素を含有する。
このように光吸収膜がインジウムを含有することにより、膜の消衰係数(光学定数の虚数部)が大きくなり、より小さい膜厚で吸収の大きい膜とすることができるという利点がある。
また、DUV光に対する反射率が10%未満であることが好ましい。反射率が低いほど検査時のコントラストが大きくなるために、微小な欠陥の検出に対して有利となる傾向があり、10%を超えると、逆にコントラストが低下し、欠陥の検出限界が低下する傾向がある。
また、光吸収層の膜厚は、20ないし100nmであることが好ましい。膜厚がこの範囲内であると、より寸法制御性の良いパターンの形成が可能となる。20nm未満であると、EUV光の反射率が十分に低くならない傾向があり、100nmを超えると、パターン形成時の寸法変動量が大きく、正確なパターンを得るのが難しくなる傾向があり、また、マスクとして露光に使用する際に斜入射によりできる影の影響が大きくなる傾向がある。
ここで、I層はDUV領域の検査波長において透明性が高く、T層は同波長において反射率が高くなる組成とすることが好ましい。これは、I層表面で反射する光と、I層−T層界面で反射する光の干渉が大きくなり、反射防止効果が高くなるためである。I層の透明性を高くするためにはインジウムが十分に酸化されている必要があり、酸素の含有率が50ないし70at%であることが好ましい。
バッファ膜の材料として、クロム、クロムの酸化物、窒化物、炭化物およびその混合物、タンタル、タンタルの窒化物、炭化物、珪化物およびその混合物、ジルコニウム、ジルコニウムの酸化物、窒化物、珪化物およびその混合物、酸化珪素、炭素などを挙げることができる。
なお、本実施例を用いると、半導体装置の製造方法におけるEUVリソグラフィにおいて、精度の高いパターン転写が可能となることから、微細化されたパターンを有する半導体装置を製造することができる。
まず、図3に示す基板1として、6インチ×6インチ×0.25インチの大きさの合成石英ガラス基板を用意した。
次に図4において、基板1上に、マグネトロンスパッタ装置を用いてMoとSiのターゲットを交互に使用し、基板温度25℃、アルゴン雰囲気で、2.8nmの膜厚を有するMo層、および4.2nmの膜厚を有するSi層を1周期として40周期積層し、多層反射膜2を形成した。多層反射膜2の最上層はSiとし、膜厚を11nmとした。この多層反射膜2の波長257nmにおける光反射率は56%であった。
その後、図6では、バッファ層上に、タンタルと珪素をターゲットとして、DCマグネトロンスパッタリングにより、下層光吸収膜を56nmの膜厚に形成した。
この状態で入射角度10度で紫外線波長領域の反射率を測定したところ、図15に示すような結果が得られ、検査に用いられる紫外線の波長領域において約5%と十分に低い値となっていることを確認した。
次いで、図9で、電子線描画装置を用いて、10μC/cm2のドーズ量でパターンを描画した。描画後のブランクをホットプレートにて110℃で10分間ベーキングを行い、2.38wt%の水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液で90秒間現像し、純水でリンス後にスピン乾燥し、レジストパターン16aを得た。
引き続き、図11において、レジストパターン6aと上層光吸収膜パターン5aをエッチングマスクとして、CF4ガスを用いた反応性イオンエッチングにより、下層吸収膜パターン4aを得た。
レジストパターン6aで保護されていた部分の257nmの波長の検査光の反射率は6%であった。また、エッチングにより露出した窒化クロムからなるバッファ層の表面の反射率は52%であった。この反射率の差により、パターンの検査が可能であることを確認した。
エッチング後に露出した反射多層膜表面の257nmにおける反射率は62%であり、光吸収パターン部分の反射率は6%であり、この反射率の差により、最終的なパターン検査ができることを確認した。このときの13.5nmにおける光吸収パターン部分の反射率は0.1%未満であり、良好であった。
まず、光吸収膜として、タンタルと珪素からなる下層光吸収膜とタンタルと珪素と酸素から成る上層光吸収膜を用いること以外は前記実施例1と同様にして反射型EUV用フォトマスクを形成したところ、酸化インジウムによる下層光吸収膜を用いた場合の波長13.5nmの反射率と同等の反射率とするためには、タンタルと珪素からなる下層吸収膜の厚さを78nmとし、上層光吸収膜の膜厚を21nmとする必要があることがわかった。したがって、上記実施例の光吸収層の膜厚よりも約20nm以上大きくする必要があった。
Claims (6)
- 基板と、前記基板上に設けられた多層反射膜と、前記多層反射膜上に設けられた光吸収層とを有し、
前記光吸収層は、第1光吸収膜の上に第2光吸収膜を積層してなり、
前記第1光吸収膜は、タンタルと、酸素、窒素、炭素および珪素からなる群から選択される少なくとも1種の元素とを含有する膜であり、
前記第2光吸収膜は、インジウムと酸素とを含有する膜であり、
前記光吸収層は、極端紫外線(EUV)光に対する反射率が0.6%未満で、遠紫外線(DUV)光に対する反射率が10%未満であり、
前記光吸収層は、厚さが20ないし100nmである、
ことを特徴とする反射型フォトマスクブランク。 - 前記光吸収層は、クロムと、窒素、酸素、炭素からなる群から選択される少なくとも1種の元素を含有する層の上に積層されていることを特徴とする請求項1記載の反射型フォトマスクブランク。
- 基板と、前記基板上に設けられた多層反射膜と、前記多層反射膜上に設けられた光吸収層とを有する反射型フォトマスクブランクの光吸収層がパターン加工された反射型フォトマスクであって、
前記光吸収層は、第1光吸収膜の上に第2光吸収膜を積層してなり、
前記第1光吸収膜は、タンタルと、酸素、窒素、炭素および珪素からなる群から選択される少なくとも1種の元素とを含有する膜であり、
前記第2光吸収膜は、インジウムと酸素とを含有する膜であり、
前記光吸収層は、極端紫外線(EUV)光に対する反射率が0.6%未満で、遠紫外線(DUV)光に対する反射率が10%未満であり、
前記光吸収層は、厚さが20ないし100nmである、
ことを特徴とする反射型フォトマスク。 - 前記光吸収層は、クロムと、窒素、酸素、炭素からなる群から選択される少なくとも1種の元素を含有する層の上に積層されていることを特徴とする請求項3記載の反射型フォトマスク。
- 基板と、前記基板上に設けられた多層反射膜と、前記多層反射膜上に設けられた光吸収層とを有する反射型フォトマスクブランクの光吸収層をパターン加工する反射型フォトマスクの製造方法であって、
タンタルと、酸素、窒素、炭素および珪素からなる群から選択される少なくとも1種の元素とを含有する第1光吸収膜を形成し、該第1光吸収膜の上に、インジウムと酸素とを含有する第2光吸収膜を積層して形成することにより、前記光吸収層を、極端紫外線(EUV)光に対する反射率が0.6%未満で、遠紫外線(DUV)光に対する反射率が10%未満で、厚さが20ないし100nmの光吸収層として形成する工程と、
前記光吸収層の上にレジスト層を形成して露光、現像することにより、所定のパターンに応じて前記レジスト層を部分的に除去して前記光吸収層の一部を露出させる工程と、
前記レジスト層を介して前記光吸収層をドライエッチングすることにより、前記光吸収層をパターン加工する工程とを有することを特徴とする反射型フォトマスクの製造方法。 - 前記光吸収層は、クロムと、窒素、酸素、炭素からなる群から選択される少なくとも1種の元素を含有する層の上に積層されていることを特徴とする請求項5記載の反射型フォトマスクの製造方法。
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