JP4900029B2 - 通信システム及び路側通信装置 - Google Patents
通信システム及び路側通信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4900029B2 JP4900029B2 JP2007127215A JP2007127215A JP4900029B2 JP 4900029 B2 JP4900029 B2 JP 4900029B2 JP 2007127215 A JP2007127215 A JP 2007127215A JP 2007127215 A JP2007127215 A JP 2007127215A JP 4900029 B2 JP4900029 B2 JP 4900029B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- communication
- vehicle
- roadside
- road
- communication device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Description
また、前記通信システムでは、路側通信装置同士の「路路間通信」によって、路側通信装置が必要な情報をやりとりすることもある。
つまり、路車間通信、車車間通信、及び必要であれば路路間通信それぞれにタイムスロットを割り当てて、時分割多重により、限られた周波数帯域を、路車間通信、車車間通信、及び路路間通信で共有することになる。
この場合、同一の路路間通信用のタイムスロットにおいて、複数の路路間通信を同時に行うことができる。
第6の本発明によれば、路側通信装置が、複数のアンテナを有しており、空間多重処理が行えるため、限られた周波数帯域でも効率的な通信が行える。
図1は、通信システムを示している。この通信システムは、交差点又は交差点近傍などの路側に設置された複数の路側通信装置10A,10Bを有している。なお、複数の路側通信装置10A,10Bを個々に区別しない場合、「路側通信装置10」という。
このように、「路車間通信」を、「路−車通信」と「車−路通信」とで区別した場合、本通信システムでは、「車車間通信」及び「路路間通信」を含めて、4種類の通信が存在することになる。そして、本通信システムでは、限られた所定の(狭い)周波数帯域を、これらの4種類の通信で共用する。
路側通信装置10は、アンテナ11と装置本体12とを有している。装置本体12は、路側送受信ユニット14,15、及び通信制御装置16を有している。アンテナ11は、4つ(複数)のアンテナ素子11−1,11−2,11−3,11−4によって構成されている。
なお、図2では、理解を容易にするため、2つの路側通信装置10,10の送受信ユニット14,15のうち、左側の路側通信装置10の送受信ユニット14は、主に送信機能に着目して描かれており、右側の送受信ユニット15は、主に受信機能に着目して描かれている。ただし、実際には、送受信ユニット14,15全体での機能に違いはない。
なお、図2では、理解を容易にするため、2つの車載通信装置20,20の送受信ユニット24,25のうち、左側の車載通信装置20の送受信ユニット24は、主に送信機能に着目して描かれており、右側の送受信ユニット25は、主に受信機能に着目して描かれている。ただし、実際には、送受信ユニット14,15全体での機能に違いはない。
路側送受信ユニット14の空間多重処理部17は、送信すべき信号の空間多重処理を行い、複数の信号系列を複数のアンテナ素子11−1〜11−4から同時に送信する。
路側受信ユニット15の空間多重処理部18は、複数のアンテナ素子11−1〜11−4によって受信した複数の信号系列を分離する。
ここでの時分割多重は、「路路間通信」、「車車間通信」、「路−車通信」、「車−路通信」の各通信についての時分割多重である。
したがって、車載通信装置20の数が増大しても、車車間通信の送信タイミングの衝突する頻度を抑えることができる。しかも、車載通信装置20は、マルチアンテナシステムではないため、一般ユーザが購入する車載通信装置20のコスト増加も回避できる。
まず、一つの路側通信装置10の通信相手となる路側通信装置10が複数存在する場合、時分割多重だけでは、複数の「路路間通信」のためのタイムスロットが必要となる。時分割多重だけで通信を行う場合、路路間通信の信号を送信しようとする路側通信装置10は、通信相手となる複数の路側通信装置に対し、それぞれ異なるタイミング(異なるタイムスロット)で、「路路間通信」を行う必要がある。
具体的には、通信制御部16は、時分割多重処理において、通信相手である複数の路側通信装置10に対する複数の路路間通信のために、通信相手の数に応じたタイムスロットを確保するのではなく、複数の路路間通信で共用可能な一つ又は通信相手の数よりも少ない数の路路間通信用タイムスロットを確保する。
一つの路路間通信用タイムスロット内における、空間多重の仕方は、図4に示すように、2通りある。
一つの路路間通信用タイムスロット内における空間多重(SDM)の仕方の一つ目は、図4(b)に示すように、各通信相手B〜Eそれぞれに対し、路側送受信ユニット14の複数の信号系列それぞれを1つずつ、割り当てるやり方である。この場合、通信相手毎に空間多重が行われる。
また、路路間通信を空間多重する際に使用するデータスロット内のトレーニングシンボルを路路間通信専用のユニークなものとすることで、路路間通信のデータのセキュリティ性も向上する。つまり、路路間通信を空間多重とし、その信号分離のためのトレーニングシンボルを一般に公開しなければ、路路間通信のデータを車載通信装置等の他の装置が読み取ることができず、路路間通信のデータのセキュリティ性が向上する。
例えば、ある路路間通信用タイムスロットにおいて、路側通信装置Aから路側通信装置Eへのデータ送信が失敗した場合、再送用のタイムスロットを確保しなくとも、次の路路間通信用タイムスロットにおいて、アンテナ素子(信号系列)11−5を用いて、データを再送することができる。
例えば、複数の車載通信装置20A〜20Dが、同時に、路側通信装置10Aに対して「車−路通信」を行った場合、スロッテッドアロハ方式等による競合型アクセスによる時分割処理だけでは、複数の「車−路通信」が衝突してしまう。
具体的には、各車載通信装置20A〜20Dは、シングルアンテナであるが、「車−路通信」の際に、MIMOチャネル推定用のトレーニングシンボル(信号分離処理のためのトレーニングシンボル)をプリアンブル等として送信する。なお、MIMOチャネル推定用のトレーニングシンボルは、「車車間通信」の際にも送信される(理由は後述)。
ここで、図6(a)中、路側通信装置Aは、車−路通信のための信号を受信しようとしている路側通信装置であり、4つの車載通信装置a〜dは、車−路通信のための信号を(同時)に送信しようとしている車載通信装置である。
ここで、図7(a)中、路側通信装置Aは、路路間通信のための信号を受信しようとしているとともに、車−路通信のための信号も受信しようとしている路側通信装置であり、2つの路側通信装置B,Cは、路路間通信のための信号を(同時に)送信しようとしている路側通信装置である。また、2つの車載通信装置a,bは、車−路通信のための信号を(前記路路通信と同時に)に送信しようとしている車載通信装置である。
ところが、「車車間通信」の際には、複数の「車車間通信」の信号が競合して、衝突することがある。この場合、「車車間通信」は失敗するが、それをモニタリングしている路側通信装置10は、MIMOチャネル推定用のトレーニングシンボルを利用して、チャネル推定を行い、衝突した複数の各車載通信装置20A〜20Dが送信した信号を分離する。
11−1 アンテナ素子
11−2 アンテナ素子
11−3 アンテナ素子
11−4 アンテナ素子
17 空間多重処理部
18 空間多重処理部
20 車載通信装置
21 アンテナ(アンテナ素子)
Claims (13)
- 通信エリア内に存在する車載通信装置との間の通信が可能な路側通信装置を備えた通信システムであって、
前記車載通信装置は、そのアンテナが1個以上のアンテナ素子によって構成され、
前記路側通信装置は、そのアンテナが複数のアンテナ素子によって構成され、時分割多重処理を行う通信制御部と、複数のアンテナ素子による空間多重処理を行う空間多重処理部と、を備え、
前記通信制御部は、前記車載通信装置同士が競合型アクセス方式によって通信する車車間通信のためのタイムスロットとは別に、前記路側通信装置が通信相手に対して信号を送信するタイムスロットを確保するとともに、前記車車間通信のタイムスロットの占有時間が、前記路側通信装置が通信相手に対して信号を送信するタイムスロットの占有時間よりも多くなるように制御し、
前記空間多重処理部は、前記路側通信装置が通信相手に対して信号を送信する前記タイムスロット内において、複数の通信相手へ送信すべき複数系統のデータを、空間多重し、送信する
ことを特徴とする通信システム。 - 前記路側通信装置は、複数の通信相手それぞれに対して、一又は複数のアンテナ素子による1又は複数の信号系列を割り当てることで、前記路側通信装置が通信相手に対して信号を送信するタイムスロットにおいて、同時に複数の通信相手に対して信号を送信することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 路側通信装置は、通信相手の数よりも多い数のアンテナ素子を有していることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 路側通信装置は、通信トラフィックの大きい通信相手ほど、多くの信号系列が割り当てるよう構成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の通信システム。
- 路側通信装置は、データ再送が必要な通信相手に対して、複数の信号系列を割り当てるよう構成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の通信システム。
- 前期路側通信装置は、複数の通信相手それぞれに対して、複数のアンテナ素子による複数の信号系列を割り当てて、前記路側通信装置が通信相手に対して信号を送信するタイムスロットを時分割することにより、同一の路路間通信用のタイムスロットにおいて複数の路路間通信を行うことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 前記車載通信装置は、路側通信装置の空間多重処理部による信号分離処理のためのトレーニングシンボルを送信可能に構成され、
車載通信装置から路側通信装置への通信である車−路通信のタイムスロットを、空間多重によって、複数の車−路通信で共有するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記車載通信装置は、通信が路側通信装置によって集中制御されるインフラモードになると、前記トレーニングシンボルを送信することを特徴とする請求項7記載の通信システム。
- 前記車−路通信は、同一のタイムスロットを複数の車載通信装置が利用して送信する可能性のある競合型アクセスによって行われ、
前記空間多重処理部は、当該競合型アクセスによって生じた複数の車載通信装置からの信号の衝突を、各車載通信装置のそれぞれの信号に分離することを特徴とする請求項7又は8記載の通信システム。 - 前記車−路通信では、路側通信装置のアンテナ素子以下の数の車載通信装置が、同一の車−路通信用のタイムスロットに割り当てられることを特徴とする請求項7又は8記載の通信システム。
- 前記路側通信装置が通信相手に対して信号を送信するタイムスロットを、空間分割多重により、路側通信装置同士の通信である路路間通信と車載通信装置から路側通信装置への通信である車−路通信とで共有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の通信システム。
- 前記路側通信装置は、競合型アクセスによって衝突した複数の車車間通信の信号を、空間多重処理部によって、複数の車車間通信の信号に分離して、複数の車車間通信のモニタリングを行うよう構成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の通信システム。
- 通信エリア内に存在する車載通信装置との間の通信が可能な路側通信装置であって、
複数のアンテナ素子によって構成されたアンテナと、
時分割多重処理を行う通信制御部と、
複数のアンテナ素子による空間多重処理を行う空間多重処理部と、を備え、
前記通信制御部は、前記車載通信装置同士が競合型アクセス方式によって通信する車車間通信のためのタイムスロットとは別に、前記路側通信装置が通信相手に対して信号を送信するタイムスロットを確保するとともに、前記車車間通信のタイムスロットの占有時間が、前記路側通信装置が通信相手に対して信号を送信するタイムスロットの占有時間よりも多くなるように制御し、
前記空間多重処理部は、前記路側通信装置が通信相手に対して信号を送信する前記タイムスロット内において、複数の通信相手へ送信すべき複数系統のデータを、空間多重し、送信する
ことを特徴とする路側通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007127215A JP4900029B2 (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 通信システム及び路側通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007127215A JP4900029B2 (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 通信システム及び路側通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008283567A JP2008283567A (ja) | 2008-11-20 |
JP4900029B2 true JP4900029B2 (ja) | 2012-03-21 |
Family
ID=40143996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007127215A Expired - Fee Related JP4900029B2 (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 通信システム及び路側通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4900029B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5751039B2 (ja) * | 2010-09-16 | 2015-07-22 | 株式会社リコー | 無線通信方式、無線通信装置、方法、およびプログラム |
JP5949307B2 (ja) * | 2012-08-13 | 2016-07-06 | 住友電気工業株式会社 | 路側通信機及び通信方法 |
JP5609943B2 (ja) * | 2012-10-02 | 2014-10-22 | 住友電気工業株式会社 | 路側通信装置及び送信方法 |
KR20160117552A (ko) * | 2014-02-19 | 2016-10-10 | 후아웨이 테크놀러지 컴퍼니 리미티드 | 기지국, 사용자 장비 및 적응 재전송 방법 |
JP6830221B2 (ja) * | 2016-06-10 | 2021-02-17 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 路側装置、衛星測位システムおよび衛星測位方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0787011A (ja) * | 1993-09-14 | 1995-03-31 | Toshiba Corp | 無線通信システム及び無線装置及びスイッチ |
JP4111188B2 (ja) * | 2004-12-03 | 2008-07-02 | 住友電気工業株式会社 | 路側通信装置及び交通信号通信システム |
-
2007
- 2007-05-11 JP JP2007127215A patent/JP4900029B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008283567A (ja) | 2008-11-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN111133811B (zh) | 通信设备 | |
JP4872817B2 (ja) | 路側通信装置及び通信方法 | |
US8843143B2 (en) | Wireless base station and mobile station | |
JP5440601B2 (ja) | 移動局通信装置、移動局間通信システムおよび移動局間通信方法 | |
WO2014104168A1 (ja) | 車両通信システム、車載器、記録媒体、及び、通信方法 | |
JP4900029B2 (ja) | 通信システム及び路側通信装置 | |
KR102115238B1 (ko) | 제어 시그널링 처리 방법, 장치, 및 디바이스 | |
CN110199554A (zh) | 数据交互的方法、终端设备及网络设备 | |
JP4614958B2 (ja) | 無線通信システム | |
JP2007267167A (ja) | 無線通信システムおよび基地局・移動体無線通信装置 | |
JP2006352191A (ja) | 無線通信方法、制御局および移動局 | |
JP2000201103A (ja) | 車車間通信方式およびその車載通信装置 | |
US11039286B2 (en) | V2V interaction/V2IOT communication method and device | |
JP2008288939A (ja) | 通信システム、路側インフラ設備、センター装置及び通信方法 | |
US11582747B2 (en) | Road-side network node, method to operate the road-side node, network infrastructure node, method to operate the network infrastructure node, and network setup | |
CN112602307A (zh) | 第一车辆侧控制单元和用于运行第一车辆侧控制单元的方法 | |
JP3446028B2 (ja) | 移動体通信システム | |
JP4207949B2 (ja) | 通信方法および通信装置 | |
JP2002026799A (ja) | 路車間通信システムおよびそれに用いる端末局、基地局並びに制御局 | |
CN112673686A (zh) | 车辆侧终端设备和用于运行车辆侧终端设备以控制无线电资源的方法 | |
KR20070022153A (ko) | 무선통신시스템 | |
JP2006005825A (ja) | 路側無線装置及び通信方法 | |
JP3448650B2 (ja) | 路車間通信方法 | |
JP2024517827A (ja) | 車両間通信におけるue間調整要求信号 | |
JP2023502549A (ja) | 同期されたモバイルデバイス間で通信する方法、記憶媒体及びモバイルデバイス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110920 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111206 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111219 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |