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JP4807025B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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本発明は、銀行等の金融機関の営業店やコンビニエンスストア等の店舗に設置され、顧客の操作により現金支払いおよび現金入金等の取引を行う自動取引装置に関し、特に、現金を収納した紙幣収納カセットを交換して現金の精査処理を行う自動取引装置に関する。
従来の自動取引装置は、所定の期間毎に、係員が係員操作表示部を操作して紙幣等の現金を収納した紙幣収納カセットを外し、現金が装填された新たな紙幣収納カセットを装着する精査処理を行うようにしている。この精査処理の中で新たな紙幣収納カセットが装着されると自動取引装置は装着された紙幣収納カセットを含め初期化動作を行い現金支払い等の取引の動作が可能であることが確認できると運用を開始するようにしている。
また、自動取引装置で行う精査の処理中に異常を検出すると障害履歴に関する情報をジャーナルに記録してその異常の原因追及に要する手間と時間を軽減させているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−268230号公報(段落「0019」〜段落「0035」、図3)
しかしながら、上述した従来の技術においては、係員等が行う精査処理で紙幣等の現金を収納した紙幣収納カセットを外し、現金が装填された新たな紙幣収納カセットを装着するときに行われる初期化動作においてその新たな紙幣収納カセットの異常が検出されると自動取引装置は運用を再開することができず、さらに新たな紙幣収納カセットを現金センタ等から搬入する必要があり長時間にわたり自動取引装置の運用を再開することができないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、紙幣を収納する第1の紙幣収納カセットと、この第1の紙幣収納カセットと同一構造の第2の紙幣収納カセットと、前記第1の紙幣収納カセットおよび第2の紙幣収納カセットを着脱可能にした紙幣入出金部とを備え、前記第1の紙幣収納カセットを紙幣入出金部から外し、紙幣が装填された前記第2の紙幣収納カセットを装着するとともに該第2の紙幣収納カセットに収納された紙幣の枚数を現金カウンタに格納する自動取引装置において、前記第1の紙幣収納カセットおよび前記第2の紙幣収納カセットに、紙幣収納カセットを識別するカセットIDを記憶する記憶手段と、前記第1の紙幣収納カセットから読み取ったカセットIDおよび前記第1の紙幣収納カセットの収納枚数を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶した前記第1の紙幣収納カセットのカセットIDと紙幣入出金部に装着された紙幣収納カセットの前記記憶手段から読み取ったカセットIDとを比較して一致することを確認する確認手段とを設け、装着された前記第2の紙幣収納カセットの異常を検出した場合、前記確認手段により外された前記第1の紙幣収納カセットが再び装着されたことを確認し、前記記憶部に記憶した前記第1の紙幣収納カセットの収納枚数を現金カウンタに格納して取引を継続させるようにしたことを特徴とする。
このようにした本発明は、係員等が行う精査処理で現金が装填された新たな紙幣収納カセットを装着するときに行われる初期化動作においてその新たな紙幣収納カセットの異常が検出された場合であっても、さらに新たな紙幣収納カセットを現金センタ等から搬入する必要がなく、短時間で自動取引装置の運用を再開することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による自動取引装置の実施例を説明する。
図1は実施例における自動取引装置の構成を示すブロック図、図2は実施例における紙幣入出金部の構成を示すブロック図である。
図1において、1は自動取引装置であり、銀行等の金融機関の店舗またはコンビニエンスストア等の店舗に設置されるものである。この自動取引装置1は顧客等の操作により現金引出しや現金入金および振込み等の取引ができるものである。また、通信回線2を介して図示しないホストコンピュータ等と通信可能に接続されている。
このホストコンピュータは、銀行等の金融機関の事務センタ等に設置され、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の演算および制御手段である制御部、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段である記憶部および通信手段である通信部等を備えるものであり、通信回線2を介して自動取引装置1等と相互に通信可能に接続されている。
また、このホストコンピュータは自動取引装置1との間で現金引出し、現金入金等の取引電文の送受信を行い顧客の取引を成立させるか否かを判断するとともにその取引の処理を行う。この取引の処理においてホストコンピュータは自動取引装置1に収納された紙幣の金種毎の枚数である現金カウンタの更新を行うものとする。
11は顧客操作表示部であり、タッチパネル等の操作部および液晶ディスプレイ等の表示部で構成されたものである。この顧客操作表示部11はCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイ等の表示部上にタッチパネルを配置し顧客が行なう入力操作等を検知するものであり、また、取引選択画面、顧客が選択した取引に対して顧客の入力操作等の誘導を行なう画面および入力された情報等を表示するものである。
12はカードリーダプリンタ部であり、カード読取り書込み機構および明細票印刷機構を備えたものである。このカードリーダプリンタ部12は、顧客がカード挿入口に挿入したカードの磁気ストライプやICチップ等から口座番号等の顧客情報を読取り、また、顧客が行った取引の内容を明細票に印刷する。口座番号等を読取ったカードはカード排出口から排出して顧客に返却し、また、取引内容を印刷した明細票は明細票排出口から排出して顧客に渡す。
13は紙幣入出金部であり、紙幣入出金口、紙幣搬送路、紙幣収納カセット等で構成されたものである。この紙幣入出金部13は現金引出し取引や現金入金取引に伴う紙幣の入出金処理を行なう。ここで、入金処理とは顧客が紙幣入出金口に入れた紙幣を計数して紙幣収納カセットに収納することである。また、出金処理とは顧客の操作により指定した金額に相当する紙幣を紙幣収納カセットから繰り出して計数し紙幣入出金口に搬送して顧客に払い出すことである。なお、紙幣入出金部13の詳細は後述する。
本実施例では、自動取引装置1は硬貨の入金処理および出金処理を行う硬貨入出金部を備えない構成で説明するが、この紙幣入出金部13のほかに硬貨入出金部も備えた構成であってもよい。
14は係員操作表示部であり、自動取引装置1の前面扉等の内側に備えられ、タッチパネル等の操作部および液晶ディスプレイ等の表示部で構成されたものである。この係員操作表示部14は液晶ディスプレイ等の表示部にタッチパネルを配置し保守員等の係員が行なう入力操作等を検知するものであり、また、係員の作業や入力操作等の誘導を行なう画面および自動取引装置1の状態を示す情報等を表示するものである。
15は記憶部であり、半導体メモリや磁気ディスク等で構成され情報を記憶し、記憶した情報を読取ることができるものである。この記憶部15には自動取引装置1全体の動作を制御する制御プログラム(ソフトウェア)、顧客操作表示部11に表示する画面データおよび顧客が行なう取引に必要な情報等を記憶する。
16は制御部であり、CPU等の演算および制御手段や図示しない記憶手段、通信回線2を介して接続されたホストコンピュータ3等との間で情報の送受信を行う通信手段等で構成されたものである。この制御部16は顧客操作表示部11、カードリーダプリンタ部12、紙幣入出金部13、係員操作表示部14および記憶部15を含めて自動取引装置1全体の動作を記憶部15に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて制御する。
なお、制御部16は日時や時刻等を計測する手段であるカレンダーおよび時計機能等も有している。
次に、紙幣入出金部13について説明する。
図2において、21は紙幣入出金口であり、顧客との間で紙幣の受け渡しを行うものである。この紙幣入出金口21は投入された紙幣を検知する機構および搬送された紙幣の受取りを検知する機構を設け、顧客が投入する紙幣を受け付け、また、顧客へ出金する紙幣を集積させる。
22は紙幣搬送路であり、紙幣を挟持して搬送するローラやベルト等で構成されたものである。この紙幣搬送路22は紙幣入出金口21に投入された紙幣を図示しない分離繰出し機構により1枚ずつ分離され繰出された紙幣を搬送し、また、後述する紙幣収納カセットから1枚ずつ分離され繰出された紙幣を搬送するものである。
23は紙幣収納カセットAであり、万円券を収納するものである。この紙幣収納カセットA23は紙幣入出金部13に着脱可能に構成されたものであり、自動取引装置1に装着した状態で図示しない紙幣分離繰出し機構により収納された紙幣を1枚ずつ分離して繰出し紙幣搬送路22へ送り出すことができる。送り出された紙幣は紙幣搬送路22により紙幣入出金口21へ搬送され集積される。また、図示しない集積収納機構により紙幣入出金口21から搬送された紙幣を集積して収納することができるものである。
24は紙幣収納カセットBであり、リジェクト券、五千円券、二千円券および千円券を収納するものである。例えば、この紙幣収納カセットB24は上段、中段、下段の三段に分割され、上段にリジェクト券および五千円券、中段に二千円券、下段に千円券をそれぞれ収納するように構成されたものである。ここで、リジェクト券とは出金に適さない紙幣をいい、例えば、出金動作時に万円券、二千円券、千円券のいずれでもないと鑑別された紙幣をいう。
この紙幣収納カセットB24も紙幣入出金部13に着脱可能に構成されたものであり、自動取引装置1に装着した状態で図示しない紙幣分離繰出し機構により収納された二千円券および千円券の紙幣を1枚ずつ分離して繰出し紙幣搬送路22へ送り出すことができる。送り出された紙幣は紙幣搬送路22により紙幣入出金口21へ搬送され集積される。また、図示しない集積収納機構により紙幣入出金口21から搬送された二千円券および千円券の紙幣を集積して収納することができるものである。
紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24は記憶素子等で構成された図示しない記憶手段を備え、個々の紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24を識別するために一意に付与されたカセットIDを予め記憶しておくことができるものである。紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24が紙幣入出金部13に装着されると紙幣入出金部13の図示しない制御部は紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24との通信が可能になり紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24の記憶手段に記憶されたカセットIDを読み出すことができるものとする。
さらに、紙幣入出金部13から外された紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24は係員により運搬することが可能である。
係員は補充用の紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24を自動取引装置1の設置場所に持参し、現在装着されている紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24と入れ替えることにより、紙幣の回収および補充を行うことができる。また、持参する補充用の紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24には、現金センタにおいて金種ごとに所定の枚数の紙幣が収納されており、紙幣収納カセット毎の収納枚数は収納時に計数され、カセットIDごとにカセット収納枚数データとして管理される。このカセット収納枚数データは現金センタのサーバ等に記憶され、通信回線2を介してホストコンピュータや自動取引装置1から参照でき、カセットIDをキーにして収納枚数を取得できるようになっている。
25は鑑別部であり、紙幣入出金口21と紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24を結ぶ紙幣搬送路22上に配置され、通過する紙幣が正券であるか損券であるかの鑑別および正券である場合はその金種を鑑別および計数するものである。
このように、紙幣入出金部13は紙幣入出金口21、紙幣搬送路22、紙幣収納カセットA23、紙幣収納カセットB24および鑑別部25等で構成され、顧客により紙幣入出金口21に投入された紙幣を1枚ずつ分離し繰出して紙幣搬送路22で搬送し、鑑別部25の鑑別の結果により金種毎に紙幣収納カセットA23または紙幣収納カセットB24へ収納して入金処理を行い、また、紙幣収納カセットA23または紙幣収納カセットB24に収納された紙幣を1枚ずつ分離し繰出して紙幣搬送路22で搬送し、紙幣入出金口21へ集積させて出金処理を行う。
ここで現金カウンタについて説明する。
現金カウンタは、ホストコンピュータにより管理され、自動取引装置の紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24に収納された万円券、五千円券、二千円券および千円券等の金種毎の紙幣の枚数カウンタで構成されたものである。すなわち、自動取引装置1の機番毎に、装着された紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24に収納されている紙幣の枚数が管理されている。
この現金カウンタは自動取引装置1で行う精査処理を開始するときに制御部16が現金カウンタを初期化する指示の電文をホストコンピュータへ送信し、ホストコンピュータにより現金カウンタが初期化される。以降、ホストコンピュータは現金の支払い、現金の入金取引等により出金処理および入金処理を行う毎にその現金カウンタは加減され、紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24に収納された金種毎の紙幣の枚数を現金カウンタとして管理する。
上述した構成の作用について説明する。
なお、以下に説明する各部の動作は、図示しないメモリや磁気ディスク等の記憶手段に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない中央処理装置等の制御手段により制御される。
図3は実施例における精査の流れを示すフローチャートであり、図中Sで表すステップにしたがって説明する。
S1:係員が自動取引装置1の前面扉を開けると制御部16は自動取引装置1で行う顧客による取引を中止するとともに係員操作表示部14に図4に示す係員処理選択画面を表示する。この係員処理選択画面は、取引状態や紙幣等の媒体に関する情報および「取引履歴」ボタン、「特殊業務」ボタンおよび「精査」ボタン41等の操作ボタンで構成されるものである。
S2:係員は「精査」ボタン41を押下するものとする。
S3:「精査」ボタン41が押下されたことを係員操作表示部14が検知すると制御部16は現在、紙幣入出金部13に装着されている紙幣収納カセットA23ならびに紙幣収納カセットB24(第1の紙幣収納カセット)からそれぞれのカセットIDを読み出し記憶部15に記憶させるとともにホストコンピュータから受信した現金カウンタを記憶部15に記憶させる。
カセットIDおよび現金カウンタを記憶部15に記憶させると制御部16はホストコンピュータが管理する現金カウンタを初期化することを指示する電文をホストコンピュータへ送信し、ホストコンピュータはその電文を受信すると現金カウンタを初期化する。この現金カウンタの初期化は、例えば、万円券が100枚、千円券が50枚、二千円券が30枚等の運用で決定された初期値で行われるものとする。
ここで、運用で決定された初期値とは、現金センタにおいて紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24に収納される金種ごとの紙幣の枚数であり、ホストコンピュータが独自に記憶してもよいし、現金センタのサーバからカセットIDをキーにして取得する処理を行ってもよい。
なお、紙幣入出金部13に紙幣収納カセットA23または紙幣収納カセットB24が装着されていない場合や装着されている場合であっても紙幣収納カセットA23または紙幣収納カセットB24が前回の精査処理で異常が検出されたもの、すなわち、前回の精査処理で異常が検出されたカセットIDを記憶した紙幣収納カセットである場合、異常が発生した紙幣収納カセットのカセットIDは記憶部15に記憶させないものとする。
ホストコンピュータが現金カウンタを初期化すると制御部16は前回の精査において異常が発生したことが記憶部15に記憶されているか否かを確認する。
前回の精査において異常が発生していないことを確認すると制御部16の指示により以下の精査処理を行う。
S4:まず、制御部16の指示により係員操作表示部14に「紙幣収納カセットをはずしてください」等の文言を表示し係員を誘導する。
係員は紙幣入出金部13を自動取引装置1の前面側に引出し、紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24(第1の紙幣収納カセット)を紙幣入出金部13から取外す。紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24を紙幣入出金部13から取外すと係員は現金センタ等から搬入し、現金が装填された新たな紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24(第2の紙幣収納カセット)を紙幣入出金部13に装着する。
新たな紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24(第2の紙幣収納カセット)が装着された紙幣入出金部13を自動取引装置1内部に押し入れると紙幣入出金部13は新たに装着された紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24(第2の紙幣収納カセット)が正常に動作することを確認する初期動作を開始する。
この初期動作は紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24に備えた分離機構、繰出し機構および集積機構等の動作確認を行なうものである。
この紙幣入出金部13が行う初期動作により新たに装着された紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24が正常に動作することが確認できると制御部16の指示により顧客操作表示部14は「精査が終了しました。前面扉を閉めてください。」等の文言が表示する。
そして、前面扉が閉められたことを係員操作表示部14で検知すると制御部16は顧客による取引の受付けを再開する。
このようにして精査処理を終了するが、上述した初期動作において、新たに装着された紙幣収納カセットA23または紙幣収納カセットB24(第2の紙幣収納カセット)が正常に動作することを確認できなかった場合、すなわち、異常を検出した場合、制御部16は異常が発生したことおよび異常が発生した紙幣収納カセットのカセットIDを記憶部15に記憶し、一旦、精査処理を終了する。なお、この場合、制御部16は顧客による取引の受付けを再開することはできない。
S5:一方、S3において、前回の精査において異常が発生したことを確認すると制御部16の指示により係員操作表示部14は図5に示す現金装填処理確認画面を表示する。この現金装填処理確認画面は「精査中に障害が発生したため現金の装填作業が完了していません。精査ジャーナル印字から処理を再開します。」等の文言および「精査前復帰」ボタン51ならびに「前回からの続行」ボタン52等で構成されたものである。
S6:「前回からの続行」ボタン52が押下されたことを係員操作表示部14が検知すると制御部16の指示によりS4の精査処理を行う。
S7:一方、「精査前復帰」ボタン51が押下されたことを係員操作表示部14が検知すると制御部16の指示により係員操作表示部14は図6に示す精査前復帰確認画面を表示する。この精査前復帰確認画面は「精査前復帰確認 精査処理前に装着されていたカセットをセットし「確認」を押してください」等の文言および「取消」ボタン61ならびに「確認」ボタン62等で構成されたものである。
S8:係員は精査処理前に装着されていた紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24(第1の紙幣収納カセット)を紙幣入出金部13に再度装着して精査前復帰確認画面の「確認」ボタン62を押下する。一方、「取消」ボタン61が押下されると処理をS1へ移行する。
S9:「確認」ボタン62が押下されたことを係員操作表示部14が検知すると制御部16の指示により紙幣入出金部13の制御部は装着された紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24(第1の紙幣収納カセット)に記憶されたカセットIDをそれぞれ読み取る。紙幣入出金部13の制御部は読み取ったカセットIDを制御部16へ通知するものとする。
S10:制御部16は紙幣入出金部13から通知されたカセットIDと記憶部15に記憶した精査処理前に装着されていた紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24(第1の紙幣収納カセット)のカセットIDとを比較して一致することを確認する確認手段により、外された紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24(第1の紙幣収納カセット)が再び紙幣入出金部13に装着されたことを確認する。なお、一致しない場合、処理をS7へ移行し正しい紙幣収納カセットを装着することを促す。
S11:S10においてカセットIDの一致が確認できると制御部16は記憶部15に記憶しておいた精査処理前に装着されていた紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24(第1の紙幣収納カセット)の現金カウンタをホストコンピュータへ通知し、紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24(第1の紙幣収納カセット)の復帰処理を行う。この復帰処理が正常に終了すると自動取引装置1は運用を再開する。
ここで、本実施例では、現金カウンタはホストコンピュータで管理するものとして説明したが自動取引装置1の制御部16および記憶部15等で管理するようにしてもよい。この場合、現金カウンタは記憶部15に格納するものとし、上記S3において、現金カウンタは記憶部15に設けた退避領域に記憶させておくものとする。
このように自動取引装置1で行う精査処理中において新たな紙幣収納カセットに異常が検出された場合、精査処理前に装着されていた紙幣収納カセットを再度装着しするとともに現金カウンタを精査処理前の状態に復帰させ、運用を再開させることができる。
なお、紙幣収納カセットは紙幣収納カセットA23および紙幣収納カセットB24のふたつの紙幣収納カセットで構成されたもので説明したが、ひとつの紙幣収納カセットで構成されたものであってもよい。
以上説明したように、本実施例では、係員等が行う精査処理で現金が装填された新たな紙幣収納カセットを装着するときに行われる初期化動作においてその新たな紙幣収納カセットの異常が検出された場合であっても、精査処理前に装着されていた紙幣収納カセットを装着できるようにしたため、短時間で自動取引装置の運用を再開することができるという効果が得られる。
また、短時間で自動取引装置の運用を再開することができるため自動取引装置を有効に利用できるという効果が得られる。
実施例における自動取引装置の構成を示すブロック図 実施例における紙幣入出金部の構成を示すブロック図 実施例における精査の流れを示すフローチャート 実施例における係員処理選択画面を示す説明図 実施例における現金装填処理確認画面を示す説明図 実施例における精査前復帰確認画面を示す説明図 実施例における復帰処理中画面を示す説明図
符号の説明
1 自動取引装置
2 通信回線
11 顧客操作表示部
12 カードリーダプリンタ部
13 紙幣入出金部
14 係員操作表示部
15 記憶部
16 制御部
21 紙幣入出金口
22 紙幣搬送路
23 紙幣収納カセットA
24 紙幣収納カセットB
25 鑑別部

Claims (2)

  1. 紙幣を収納する第1の紙幣収納カセットと、この第1の紙幣収納カセットと同一構造の第2の紙幣収納カセットと、前記第1の紙幣収納カセットおよび第2の紙幣収納カセットを着脱可能にした紙幣入出金部とを備え、前記第1の紙幣収納カセットを紙幣入出金部から外し、紙幣が装填された前記第2の紙幣収納カセットを装着するとともに該第2の紙幣収納カセットに収納された紙幣の枚数を現金カウンタに格納する自動取引装置において、
    前記第1の紙幣収納カセットおよび前記第2の紙幣収納カセットに、紙幣収納カセットを識別するカセットIDを記憶する記憶手段と、
    前記第1の紙幣収納カセットから読み取ったカセットIDおよび前記第1の紙幣収納カセットの収納枚数を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶した前記第1の紙幣収納カセットのカセットIDと紙幣入出金部に装着された紙幣収納カセットの前記記憶手段から読み取ったカセットIDとを比較して一致することを確認する確認手段とを設け、
    装着された前記第2の紙幣収納カセットの異常を検出した場合、前記確認手段により外された前記第1の紙幣収納カセットが再び装着されたことを確認し、前記記憶部に記憶した前記第1の紙幣収納カセットの収納枚数を現金カウンタに格納して取引を継続させるようにしたことを特徴とする自動取引装置。
  2. 紙幣を収納する第1の紙幣収納カセットと、この第1の紙幣収納カセットと同一構造の第2の紙幣収納カセットと、前記第1の紙幣収納カセットおよび第2の紙幣収納カセットを着脱可能にした紙幣入出金部と、装着された紙幣収納カセットに収納された金種ごとの紙幣の枚数を示す現金カウンタを格納する記憶部とを備え、前記第1の紙幣収納カセットを紙幣入出金部から外し、紙幣が装填された前記第2の紙幣収納カセットを装着するとともに該第2の紙幣収納カセットに収納された紙幣の枚数を現金カウンタに格納して精査処理を行った後、顧客の操作による現金支払い等の取引を可能にする自動取引装置において、
    前記第1の紙幣収納カセットおよび前記第2の紙幣収納カセットに、紙幣収納カセットを識別するカセットIDを記憶する記憶手段と、
    前記記憶部に、前記第1の紙幣収納カセットの収納枚数を退避する退避領域と、
    前記記憶部に記憶した前記第1の紙幣収納カセットのカセットIDと紙幣入出金部に装着された紙幣収納カセットの前記記憶手段から読み取ったカセットIDとを比較して一致することを確認する確認手段とを設け、
    係員操作表示部で精査処理の開始が選択されたとき、前記第1の紙幣収納カセットから読み取ったカセットIDを前記記憶部に記憶させるとともに第1の紙幣収納カセットの収納枚数を前記退避領域に退避させ、装着された前記第2の紙幣収納カセットの異常を検出した場合、前記確認手段により外された前記第1の紙幣収納カセットが再び装着されたことを確認し、前記退避領域に退避した前記第1の紙幣収納カセットの収納枚数を現金カウンタに復元して取引を継続させるようにしたことを特徴とする自動取引装置。
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