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JP4881998B2 - 2液循環攪拌装置 - Google Patents

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JP4881998B2
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Description

本願発明は、燃料、例えばガソリン、軽油、灯油と水の混合する攪拌装置の分野に属し、特に2液が一体化した又は混合密度が極めて高い混合液を得る2液循環攪拌装置に関する。
従来、自動車やトラック等の輸送車両の内燃機関(エンジン)又はビニールハウス等の暖房装置には、燃料としてガソリンや軽油、灯油が用いられていた。この内燃機関や暖房装置(以下、「内燃機関等」と称する。)は燃焼時に窒素化合物や硫黄酸化物等の有害物質を排出するが、近年は環境に配慮して有害物質低減の要請が大きくなっており、この要請に応えるため有害物質の排出削減に関する種々の取り組みがなされていた。
かかる有害物質の排出を低下させる手段の一つとして、内燃機関等の燃料として軽油やガソリン等の液体内に水をその各組成を変えることなく微粒子化させて分散混合させる所謂エマルジョン燃料を使用する方法があり、広く利用されていた。エマルジョン燃料は、燃焼の際に水分が蒸発して小爆発を起こすことにより完全燃焼を促進し、窒素化合物や硫黄酸化物等の発生を抑制する効果を有する点が公知となっていた。
かかるエマルジョン燃料のような2以上の液体の各組成を変化させることなく機械的手段で微粒子化して分散させて均一に混合させることを目的とした液体攪拌装置としては、例えば、円筒状のタンク内部に内部を上下分割する複数の円板部材を配置し、この複数の円板部材を上下動させて液体を攪拌して混合液を製造する装置、又は円筒管内の軸長方向に螺旋状の攪拌羽根を配置して、この攪拌羽根を回転させることよって液体の攪拌及び混合を図る攪拌装置が開示されていた(例えば、特許文献1、2参照。)。
他の例としては、混合液を貯留した容器内において、高周波振動体とこれに対向させて配置した反射体との間に狭隘部し、この狭隘部の高周波数の振動によってキャビテーション泡を発生させ、このキャビテーション泡の崩壊作用による液体分子のクラスタ分解作用よって、高密度な分散混合を図る液体混合装置が開示されていた(例えば、特許文献3参照。)。
特開平9−173812(第3−4頁、第1図) 特開平7−47253(第3−5頁、第1図) 国際公開WO2004/004881(第8−11頁、第1図)
しかしながら、従来の液体攪拌や混合装置(以下、「攪拌装置等」と称する。)は、ポンプ等の送液手段に加え、円板部材や攪拌羽根、高周波振動体の動作状態を得るための機械的機構やその駆動源を必要とし、さらにはこの駆動源を制御するための付帯設備が必要であった。このため、装置が大型化して装置全体のイニシャルコストが嵩むばかりか、機構の動作保証及び保守管理のためのランニングコストも嵩む問題があった。
また、従来の機械的手段による攪拌装置等で混合させた混合液は、実際に液体の組成が変化するのでなく、可能な限り微粒子化して分散させて凝集が起き難い状態を維持しているに過ぎないため、時間の経過によって徐々に凝集が生じ、最終的には液体は分離して、燃焼効率を低下させると言う課題があった。これを防止するため、液中に数パーセントの界面活性剤を添加することが一般的に行われるが、この界面活性剤の添加は燃焼効率に影響を及ぼす他に、添加剤の価格転嫁によるコスト上昇を招く課題があった。
そこで、本願の発明者は上記課題を解決するため鋭意研究の結果、液体活性化機能を有する鉱物に接触させて液体を活性化させながら攪拌することにより2種の液体がエマルジョン状態で混合するのでは無く、2種の液体が互いに分子的に結合した状態を呈して一体化する事象を見出した。かかる事象に基づいて、これら2種の液体の一体化を効果的に促進させることを目的とした2液循環攪拌装置を提供するものである。
上記課題を解決するため、本願発明にかかる2液循環攪拌装置は、以下のように構成をしている。
すなわち、2種の液体を貯留するタンク(2)と、該タンク内を上下の2区域以上に分けるように配置した通水性を有する仕切板(3)と、上記各区域の複数区域間を連通する1又は2以上の立設させた連通管(4)と、該連通管内に下から上方向への送流を形成する送液手段(5)と、から成ることを特徴としている。前記の仕切板(3)の配置は、液体の循環や仕切板(3)を通過するその通水量を考慮すると、液体に作用する重力を利用できるようにタンク内の空間を上下方向の複数区域、少なくとも2区域以上に分ける配置が望ましく、これに伴って上下複数区域を連通する連通管(4)の配置は、仕切板(3)を貫通するように立設する状態となる。かかる態様の2液循環攪拌装置(1)にあっては、ポンプ等の送液手段(5)はタンク内において上流側となる仕切板(3)の下方区域に位置する液体を、連通管(4)を介してタンク内の上方区域に送液することになる。
前記仕切板(3)と連通管(4)いずれも液体活性化機能を有する1種又は2種以上の鉱物を担持させたことを特徴としている。より具体的には、仕切板(3)は液体活性化機能を発揮する1種又は2種以上の鉱物を樹脂基材に混合させて成形した活性化球(33)の多数個を、通水性を有する包袋(32)に収納して板体を呈するように形成している。一方、連通管(4)は、液体活性化機能を発揮する1種又は2種以上の鉱物を樹脂基材に混合させて管状に成形している。上記構成の仕切板(3)と連通管(4)に接触する液体は、これらが担持する鉱物が放射するイオン線、磁力線、遠赤外線、各種の微量放射線、などの単独作用、又は複合相乗作用によって各液体の分子結合集団(以下、「クラスタ」と称する。)が細分化され、いわゆる活性化状態となる。
加えて、前記連通管(4)は、外周面及び内周面に流れを乱す突起又は凸条(44)と内外壁を貫通する複数の開口(43)とを形成したことを特徴としている。この連通管(4)の凸条(44)の形成においては、管体側面を周回するリング状を成し、かつ軸方向へ所定間隔で繰り返し形成しても良い
また、連通管(4)は、管状体を母線に沿った分割端面(42)をもって複数個の分割片(41)に分割可能にすると共に、樹脂基材に混合させる鉱物の配合割合を変えた異種どうしを組み合わせて管状に接合させて構成するようにしても良い。
さらに、本願発明にかかる2液循環攪拌装置(1)は、タンク内部の連通管(4)の送流の上流側区域、例えば、タンク内部を上下区域に分けた場合では、下方区域に超音波発生装置(6)を配置しても良い。
本願発明の2液循環攪拌装置は、上記構成により、以下の効果を奏する。
すなわち、タンク内に貯留する2種の液体は、送液手段によりタンク内を循環しつつ、仕切板及び連通管と頻繁に接触しつつ攪拌されることとなる。仕切板及び連通管と接触する2種の液体は、これらが担持する鉱物が放射するイオン線、磁力線、遠赤外線、各種の微量放射線、などの単独作用、又は複合相乗作用によって活性化、つまりクラスタが細分化された微細な分子状態に分断化され、循環及び攪拌にしたがって2種の液体が分子的に結合して一体化する効果を得る。
また、本願発明の2液循環攪拌装置の主な構成は、タンク内にその内部を複数区域に分ける仕切板を配置すると共に、この仕切板を貫通するように連通管を配置して複数区域を連通させ、連通管内に送流を形成する送液手段を配置するものである。このため、複雑な機械的機構やその制御設備を必要としない簡易な構造であり、装置全体の構築のイニシャルコスト、装置のランニングコストを従来の攪拌装置等と比較しても大幅に削減できる顕著な効果を有する。
連通管は、その外周面及び内周面に流れを乱す突起又は凸条を形成しているため、表面に沿った液体の流れを乱して攪拌させ、その流体粒子の連通管表面への接触を頻発にしている。また、両面を貫通させた開口を形成しているため、連通管の途中から外部に向かって送流をなして循環を促進することとなる。すなわち、連通管はこれらの作用によって、より高効率な活性化作用を液体に付与することができる。
加えて、連通管は樹脂基材に混合させる鉱物の配合割合を変えた異種の分割片に形成し、これら異種同士を接合して管状体に再度構成可能なため、多様な液体の活性化に対応できる柔軟性を有する。
さらに、タンク内部には連通管の送流の上流側区域に超音波発生装置を配置しているため、仕切板と連通管の鉱物の放射による活性化作用に加えて、超音波によるクラスタの細分化作用も加わり、より相乗的な活性化作用を得ることができる。
第1本装置の外観を示す一部切り欠き斜視図である。 第1本装置の仕切板の配置部分を拡大して示す断面図である。 第1本装置の連通管を示す斜視図である。 第1本装置の連通管を示す縦断面図である。 第1本装置の連通管の変更例を示す横断面図である。 第1本装置の変更例を示す一部拡大断面図である。 第2本装置の外観を示す一部拡大断面図である。
符号の説明
1 第1本装置
2 タンク
21 台座
22 給入管
23 給出管
3 仕切板
31 網体
31a 配置口
32 包袋
33 活性化球
4 連通管
41 分割片
42 分割端面
42a ピン
42b ピン孔
43 開口
44 凸条
45 連結凹部
46 連結凸部
5 ポンプ
51 導入管
51a 導入口
52 送液管
6 超音波発生装置
61 振動子ユニット
62 配線
7 第2本装置
71 タンク
71a 台座
72 仕切板
以下、本願発明に係る2液循環攪拌装置(以下、「本装置」と略称する。)の具体的実施形態例について図面に基づき詳細に説明する。なお、実施例1にかかる本装置は第1本装置と称し、実施例2にかかる本装置は第2本装置と称する。
図1は第1本装置の外観を示す一部切り欠き斜視図であり、図2は第1本装置の仕切板の配置部分を拡大して示す断面図であり、図3は第1本装置の連通管を示す斜視図であり、図4は第1本装置の連通管を示す縦断面図であり、図5は第1本装置の連通管の変更例を示す横断面図であり、図6は第1本装置の変更例を示す一部拡大断面図である。
第1本装置1は、2種の液体(以下、「2液」と称する。)を内部に貯留可能なタンク2と、タンク内部に配置した仕切板3と、仕切板3の略中央部から立設するように配置する連通管4と、連通管4への送流を形成する送液手段5と、から主に構成している。第1本装置1は、タンク内において2液、例えば、軽油又はガソリン等の燃料と水とを送液手段5により循環させつつ攪拌している。なお、2液の体積の割合は、燃料と水とした場合は1:1であり、より好ましく1:3程度である。
タンク2は、防錆を考慮してステンレス材から縦型の密封円筒状に形成し、設置面から所定高を有する台座21に載置固定している。タンク2は、上部に2液を内部に供給する給入管22を接続し、底部に外部へ排出する給出管23を接続している。給入管22及び給出管23には適宜に開閉可能なバルブ(図示省略)を配設している。
タンク内部の底面から略3分の2程度の高さ位置において、タンク内部空間を上下の2区域に区分けするように略水平状態を成して仕切板3を配置している。この仕切板3は、略中央に連通管4を立設適合させる配置口31aを有し、タンク2の内周面に略嵌合状態を成して配設した網体31と、網体31に載置した通水性を有すると共に配置口31aを避けた略ドーナツ状の形状の包袋32と、包袋32に収納された多数の活性化球33、33、・・とから成る。
前記網体31は、上述したように略中央に連通管4を立設適合させる配置口31aを開設し、この配置口31aから放射方向に連結しつつ所定間隔で網目を成し、包袋32に収納した多数の活性化球33、33、・・をその上面に保持可能とする剛性を有する。
活性化球33は、所定の樹脂基材、例えば、ナイロン、ウレタン、シリコン、等から選択した基材にイオン線、磁力線、遠赤外線、各種の微量放射線を放射する1種又は2種以上の鉱物を担持、すなわち、混合及び混練させて直径が2〜3mm程度の略球体状に形成したものである。活性化球33は担持する鉱物の種類や特性によっては大きさを変更した複数種類を形成し、包袋32に収納するようにしても良い。また、樹脂基材に担持させる鉱物としては、例えば、ブラックシリカ(黒鉛硅石)、黒曜石、麦飯石、トルマリンなどが挙げられる。かかる鉱物が放射するイオン線、磁力線、遠赤外線、各種の微量放射線が単独で又は相乗して燃料や水に作用することにより、各液体のクラスタを細分化させ、活性化させている。
仕切板3の網体31の配置口31aには管状の連通管4を立設状に配設している。連通管4は下端側の外周面の一部を配置口31aに嵌合させて固定している。連通管4は、その配置により仕切板3によって区域が分けられたタンク内部の上下区域を、言わば、連通した状態としている。この連通管4も活性化球33と同様に、所定の樹脂基材に1種又は2種以上の鉱物を混合させて管状に形成している。
また、連通管4の内外側面には、管軸と略垂直面上を周回する環状の凸条44を管延長方向(又は管軸方向)へ所定間隔で繰り返して形成している。外観を観ると、いわゆる蛇腹状を呈している。さらに、連通管4の外周側面には、内外側を貫通する複数個の開口43を管長方向に等間隔で形成している。上記凸条44の形成は、内壁又は外壁のいずれか一方側のみに形成しても良いが、撹拌を活発化して内外側の液体の移動をより促進するために、内外壁の両面に形成する方が良い。
さらに、連通管4は、管状の母線に沿った分割端面42により2つの分割片41に分割可能としている。分割端面42の一方側には管延長方向に沿って複数個の突起状のピン42aを一定間隔で立設形成しており、並行する他方側にはこのピン42aとの対応位置にピン孔42bを形成しており、これらの嵌合定着により連通管4を成している。
連通管4の上端部側の内壁には、帯状に周回した凹部から成る連結凹部45を形成しており、下端部側の外壁には帯状に周回した凸部から成る連結凸部46を形成している。この連結凹部45及び連結凸部46は、図4に示すように、2個以上の連通管4どうしを管延長方向への連結する場合に、互いに端部どうしを嵌合して定着可能としている。
連通管4の上記構成により、連通管4を通過する液体は、繰り返し形成した凸条44や開口43が管内の液体の流れを乱して撹拌状態を引き起こすと共に、液体との接触面積を増やしてその活性化がより促進されることになる。また、連通管4の分割構造は、分割片41の樹脂基材に担持させる鉱物の配合割合を変えることにより、接合時に異なる活性化機能を持たせた連通管4を形成可能としている。さらに、連通管4は他の連通管4を接続して管長方向への延長が可能であることに加え、図5に示すように、内部により小径の連通管4や複数の分割片41を配置し、二重管構造等を成すように配置することも可能である。すなわち、連通管4は、攪拌対象の液体種類により構成や管長方向を変更可能な柔軟性を有している。
連通管4に送流を形成する送液手段は、第1本装置1ではタンク外に載置する通常のポンプ5を採用している。このポンプ5はタンク2の内部とは導入管51及び送液管52とによって接続している。導入管51はタンク内部において仕切板3により区分けされ、送流の上流側となる下方区域に導入口51aを開口し、タンク下方の液体を吸引している。一方、送液管52は導入管51で吸引した液体を、ポンプ5を通過後に連結管4に送液し、液体をタンク2の上方区域に放出、別言すれば散布している。
タンク2の送流の上流側となる底部には、タンク外部に載置した超音波発生装置6と配線62により接続する振動子ユニット61を配設している。振動子ユニット61の超音波振動と超音波振動により生成されるキャビテーション泡の崩壊時における衝撃圧力は液体のクラスタの細分化を促進することとなり、その活性化に寄与している。
[作用]
上記構成の第1本装置1は、以下のように作用する。
すなわち、給入管22によりタンク2の上方区域に供給された2液は、タンク内において緩やかに攪拌されつつ仕切板3を通過する。2液は仕切板3の通過時にはその内部にある多数の活性化球33、33、・・と接触することとなり、担持された鉱物の放射線等によりクラスタが細分化された活性化状態となる。
次に、仕切板3を通過してタンク2の下方区域に貯留する2液は、ポンプ5により導入口51aから吸引され、送液管52を介して連通管4に送液されると共に連通管4の上部口や側面の開口43からタンク2の上方区域に放出、別言すれば散布されることになる。この放出によって、タンク2の上方区分にある液体全体の攪拌が行われる。放出される2液は、連通管4の通過時に内周面に繰り返し形成された凸条44や開口43によって流れが乱され、撹拌されつつ連通管4の鉱物の放射を受けて低分子化し、分子的に結合して一体化することとなる。また、タンク2の下方区域においては、振動子ユニット61による超音波振動やキャビテーション泡の崩壊持の衝撃圧力が加わり、さらに2液のクラスタの細分化が促進されている。
そして、タンク2の上方区分に放出された2液はポンプ5の吸引力によりタンク下方区分へと移動し、再び仕切板3を通過し上記行程を繰り返し、言わば、循環状態を形成しつつより全体の一体化が進むこととなる。なお、本装置1の循環及び攪拌により一体化した液体は、所定時間経過に分離するエマルジョン状態ではなく、2液が互いに分子的に結合して一体化していると推測される。すなわち、通常、油水を微細化して混合させて分散状態(エマルジョン化)した場合、懸濁して乳化されて不透明となるが、第1本装置1による処理後の水溶液は分離することなく単一液相を呈し、かつその液相は混合前と同程度の透明度を有していることから2液は一体化しているものと推測される。加えて、長期間の経過によってもその状態を維持していることからもこの事が伺いしれる。
第1本装置1はタンク内を1の仕切板3により上下の2区域に分ける形態であったが、図6に示すように、さらに仕切板3を配置して3区域以上に分ける仕様形態とすることも可能である。かかる仕様形態では、装置構成を簡易にするために1のポンプ5により連通管4への送液を確保ことが好ましく、連通管4は管長方向に連結して2つの仕切板3を貫通させた状態で設置している。なお、タンク内の中間区域においては、連通管の側面に形成した開口43からの出入りもあるので、十分な攪拌が行われることとなる。
上記の第1本装置1は、円筒状のタンク2に1つの連通管4、又は複数の連通管4、4、・・を上下方向に配設する形態であるが、下記の実施例2にかかる第2本装置7とすることも可能である。図7は第2本装置の外観を示す一部拡大断面図である。
第2本装置7は、図7に示すように、タンク71を横型の矩形容器状に形成して専用の台座71aに設置すると共に、タンク内部の横断面形状に適合すると共にその内部を上下区域に分ける矩形状の仕切板72を配設し、ポンプ5にそれぞれ接続した複数の連通管4をこの仕切板72に並列状に立設配置した仕様形態である。かかる形態の第2本装置7は、第1本装置1と比較してより多量の攪拌処理を行う場合に好適である。
また、上記の実施例1、2以外の実施例としては、第1本装置1の複数若しくは第2本装置7の複数、又はこれらを混在させて数珠繋ぎに配置した仕様形態の大規模処理施設を構築することも可能である。かかる施設を詳述すると、第1本装置1のタンク2どうし若しくは第2本装置7のタンク71どうし、又はこれらの混在したものの給入管22と給出管23を連続的に接続して数珠繋ぎ、別言すれば、いわゆるカスケード接続とする仕様形態である(図示省略)。かかる施設は、各装置1、7における単独のバッチ処理(回分処理)を連続処理とする利点があり、第2本装置7より大量の処理及び液体の供給が可能となる。

Claims (5)

  1. 2種の液体を貯留するタンク(2)と、
    該タンク内を上下の2区域以上に分けるように配置した通水性を有する仕切板(3)と、
    上記各区域の複数区域間を連通する1又は2以上の液体活性化機能を有する1種又は2種以上の鉱物を担持させて成形して立設させた連通管(4)と、
    該連通管内に下から上方向への送流を形成する送液手段(5)と、
    から成り、
    上記連通管(4)は、その外周面及び内周面に、流れを乱す突起又は凸条(44)と内外壁を貫通する複数の開口(43)とを形成してなると共に、上記仕切板(3)に、液体活性化機能を有する1種又は2種以上の鉱物を担持させたことを特徴とする2液循環攪拌装置。
  2. 連通管(4)の凸条(44)の形成において、管体側面を周回するリング状となり、かつ軸方向へ所定間隔で繰り返し形成して成ることを特徴とする請求項1記載の2液循環攪拌装置。
  3. 連通管(4)を、管状体を母線に沿った分割端面(42)をもって複数個に分割可能にすると共に、樹脂基材に混合させる鉱物の配合割合を変えた異種どうしを組み合わせて管状に接合させたことを特徴とする請求項1、又は2記載の2液循環攪拌装置。
  4. タンク内部において、連通管(4)内の送流の上流側区域に超音波発生装置(6)を配置したことを特徴とする請求項1、2、又は3記載の2液循環攪拌装置。
  5. 各区域をタンク内の空間の上下複数段に配置して各区域毎に仕切板(3)を配置したことを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の2液循環攪拌装置。
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