JP4859292B2 - 半導体集積回路装置およびnand型不揮発性半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に半導体装置に係り、特に不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
不揮発性半導体記憶装置は電源を切っても情報を長期間保持できる半導体記憶装置であり、EEPROMやフラッシュメモリ装置がその典型例である。これらの半導体記憶装置では情報がフローティングゲート電極中に電荷の形で保持されるが、特にフラッシュメモリ装置はセル面積が小さく、他の半導体装置、特に論理半導体装置と共に大規模集積回路を構成するのに適している。
【0003】
【従来の技術】
従来の典型的なフラッシュメモリ装置は、チャネル領域上にトンネル酸化膜を介してフローティングゲート電極を形成し、さらに絶縁膜を介して前記フローティングゲート電極上にコントロール電極を形成した積層ゲート構造を有している。しかし、このような積層ゲート構造を有するフラッシュメモリ装置は工程が複雑である問題を有している。
【0004】
これに対し、本発明の関連技術において単層ゲート構造を有するフラッシュメモリ装置が提案されている。
【0005】
図1(A)は前記関連技術によるフラッシュメモリ装置10の構成を示す平面図であり、図1(B),(C)は図1(A)中、それぞれA−A’およびB−B’に沿った断面図を示す。
【0006】
図1(A)〜(C)を参照するに、Si基板11上にはフィールド酸化膜11Fにより活性領域11Aが画成されており、さらに前記活性領域11Aの近傍には埋込拡散領域11Buを含む別の活性領域11Bが、前記活性領域11Aに平行に延在するように画成されている。
【0007】
図1(B)の断面図に示すように、前記活性領域11A中にはn+型の拡散領域11a,11bが形成されており、前記Si基板11上には前記拡散領域11aと11bとの間にゲート酸化膜12Gを介してゲート電極13Gが形成されている。前記ゲート電極13Gを設けることにより、前記活性領域11A中には前記拡散領域11aと拡散領域11bとの間の領域をチャネル領域とするMOSトランジスタが形成される。このMOSトランジスタは、情報の読み出しに使われる。
【0008】
さらに図1(B)の断面図に示すように、前記活性領域11A中にはさらに別のn+型拡散領域11cが前記拡散領域11bの近傍で前記拡散領域11aの反対側に形成されており、前記拡散領域11bと拡散領域11cとの間には、トンネル酸化膜12Toxを介してフローティングゲート電極13FGが形成されている。また前記拡散領域11b一部には、前記拡散領域11cに面する側にn型のLDD領域11dが形成されている。
【0009】
図1(C)の断面図を参照するに、前記ゲート酸化膜12G上のフローティングゲート電極13FGは前記フィールド酸化膜11F上を前記活性領域11Bに向って延在し、さらに前記活性領域11B中においてSi基板11の表面を覆うゲート酸化膜12G上を延在する。
【0010】
図2(A),(B)は、図1(A)〜(C)のフラッシュメモリ装置10の書き込み動作を示す。
【0011】
図2(A),(B)を参照するに、書き込み時には前記拡散領域11bを接地し、拡散領域11cに+5〜10Vの正電圧を印加することにより、前記拡散領域11cの近傍においてホットエレクトロンを発生させる。同時に前記活性領域11Bにおいて前記埋込拡散領域12Buに+15〜20Vの正の書き込み電圧を印加し、これにより前記ゲート絶縁膜12Gを介して前記埋込拡散領域12Buに容量性結合しているフローティングゲート電極13Fgのポテンシャルが引き下げられる。その結果、前記活性領域11Aにおいて前記フローティングゲート電極13Fg中への前記ホットエレクトロンの注入が生じる。このようにして注入された電子は、前記フローティングゲート電極13Fg中に安定に保持される。
【0012】
図3(A),(B)は、図1(A)〜(C)のフラッシュメモリ装置10の消去動作を示す。
【0013】
図3(A),(B)を参照するに、前記フラッシュメモリ装置の消去動作時には前記拡散領域11cをフローティング状態とし、前記拡散領域11bに+15〜20Vの正の消去電圧を印加する。その結果、前記拡散領域11bのポテンシャルが引き下げられ、前記フローティングゲート電極13Fg中に蓄積していた電子は前記トンネル絶縁膜12Toxを介して前記拡散領域11dおよび11bへと引き抜かれる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
このように図1(A)〜(C)のフラッシュメモリ装置10は製造が容易な単層ゲート電極構造を有しながら、しかもフラッシュメモリとして動作する好ましい特徴を有しているが、図1(A)の平面図よりわかるように読み出し時に使うセレクトゲート電極13Gとフローティングゲート電極13Fgの二つのゲート電極を使うため、メモリセルの面積が大きくなってしまう問題点を有している。
【0015】
そこで、本発明は上記の課題を解決した、新規で有用な半導体装置およびその製造方法を提供することを概括的課題とする。
【0016】
本発明のより具体的な課題は、セル面積を縮小した単層ゲート構造のフラッシュメモリ装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を、p型Si基板と、前記Si基板中に形成されたn型ウェルと、前記n型ウェル中に形成されたp型埋込拡散領域よりなるコントロールゲートと、前記Si基板中、前記n型ウェルの近傍に形成され、トンネル絶縁膜で覆われた活性領域と、前記Si基板表面上に、前記p型埋込拡散領域と前記Si基板表面上に形成された絶縁膜を介して容量性結合するように設けられたフローティングゲート電極とよりなり、前記フローティングゲート電極は前記活性領域上を、前記フローティングゲート電極と前記Si基板表面との間に前記トンネル絶縁膜が介在する状態で延在し、さらに前記活性領域中には前記フローティングゲート電極の両側に、一対のn型拡散領域が、それぞれソース領域およびドレイン領域として形成され、前記ソース領域を構成する前記n型拡散領域のうち、前記ドレイン領域を構成する前記n型拡散領域に面する側に、n-型の拡散領域が形成されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置により、解決する。
【0018】
また本発明は、p型Si基板と、前記Si基板中に形成されたn型埋込拡散領域よりなるコントロールゲートと、前記Si基板中の前記n型埋込拡散領域近傍に形成され、トンネル絶縁膜により覆われた活性領域と、前記Si基板表面上に、前記n型埋込拡散領域と絶縁膜を介して容量性結合するように設けられたフローティングゲート電極とよりなり、前記活性領域中には前記p型Si基板と、前記Si基板中に形成されたn型ウェルと、前記n型ウェル中に形成されたp型ウェルとよりなる三重ウェル構造が形成されており、前記フローティングゲート電極は前記活性領域上を、前記フローティングゲート電極と前記Si基板表面との間に前記トンネル絶縁膜が介在する状態で延在し、さらに前記Si基板中には、前記p型ウェル中に前記フローティングゲート電極の両側に一対のn型拡散領域が、それぞれソース領域およびドレイン領域として形成されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置により、解決する。
【0019】
本発明によれば、単層ゲート構造のフラッシュメモリ装置において、各メモリセルごとにセレクトゲートを形成する必要がなくなり、メモリセル面積を約50%縮小することが可能になる。またかかる縮小されたセル面積を有するフラッシュメモリ装置を集積化することにより、集積密度の高いフラッシュメモリ集積回路装置を実現することが可能になる。また、フラッシュメモリの書き込み・消去に使用する電圧を低減することが可能になる。また論理回路装置との混載集積回路装置においても、製造費用を低下することが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
[第1実施例]
図4は本発明の第1実施例によるフラッシュメモリ装置の構成を示す平面図、図5(A),(B)は図4のフラッシュメモリ装置の図4中、A1−A1’およびB1−B1’に沿った断面図を示す。
【0021】
図4および図5(A),(B)を参照するに、p型Si基板21上にはフィールド酸化膜21Fにより活性領域21Aが画成されており、さらに前記活性領域21Aの近傍には、平行に別の活性領域21Bが形成されている。
【0022】
図5(A)の断面図に示すように、前記Si基板21中には前記活性領域21Aにおいてn+型拡散領域21aおよび21bが形成されており、さらに前記Si基板21上には前記拡散領域21aと21bとの間のチャネル領域に対応して、トンネル酸化膜22Toxを介してフローティングゲート電極23が形成される。図5(A)の構成では、さらに前記n+型拡散領域21aに隣接してn型LDD領域21cが形成されている。
【0023】
前記フローティングゲート電極23は、図5(B)の断面図に示すように前記活性領域21Aを画成するフィールド酸化膜21F上を延在し、さらに前記活性領域11B上において前記Si基板11の表面を覆う酸化膜22G上を延在する。
【0024】
前記活性領域11B中には図4の平面図に示すようにn+型のウェル21dが前記フローティングゲート電極23と交差するように形成されており、さらに前記n+ウェル21d中にはp+型の埋込拡散領域21eが、図4の平面図中において前記フローティングゲート電極23と交差するように形成されている。
【0025】
図6(A),(B)は、前記フラッシュメモリ装置20の書き込み動作を説明する図である。
【0026】
図6(B)を参照するに、前記活性領域21A中において前記拡散領域21bに+5V程度の正電圧が印加される。さらに図6(A)に示すように前記活性領域21B中において前記n+型ウェル21dおよびp+型埋設拡散層21eに+7〜12Vの正の書き込み電圧が印加され、前記活性領域21A中において前記拡散領域21b近傍に形成されるホットエレクトロンが、前記フローティングゲート電極23中に前記トンネル酸化膜22Toxを通って注入される。
【0027】
図7(A),(B)は、前記フラッシュメモリ装置20の消去動作を説明する図である。
【0028】
図7(B)を参照するに消去動作時には前記拡散領域21aおよび21cに+5V程度の正電圧が印加され、一方拡散領域21bはフローティング状態とされる。さらにこの状態で図7(A)に示すように前記活性領域21Bにおいて前記p+型埋込拡散層21eおよびn+型ウェル21dに−10V程度の負の消去電圧が印加される。その結果、Fowler−Nordheimトンネル効果により、前記フローティングゲート電極23中に蓄積されていた電子が前記拡散領域21cおよび221aへと排出される。
【0029】
このように、本実施例によるフラッシュメモリ装置では、単層ゲート構造を使い、しかも先に説明した関連技術によるフラッシュメモリ装置10において使われている選択ゲート電極13Gを省略することができるため、セル面積が減少し、他の高速論理回路を構成するトランジスタと共に、大きな集積密度を有する大規模集積回路を形成することが可能になる。また、書き込み・消去時の電圧も低減することが可能になる。
[第2実施例]
図8は、本発明の第2実施例によるフラッシュメモリ装置30の構成を示す平面図を、また図9(A),(B)は前記フラッシュメモリ装置30の図8中、それぞれA1−A1’およびB1−B1’に沿った断面図を示す。ただし図中、先に説明した部分には対応する参照符号を付し、説明を省略する。
【0030】
図8を参照するに、フラッシュメモリ装置30は先の実施例によるフラッシュメモリ装置20と同様な構成を有するが、前記フローティングゲート電極23の幅が先の実施例の場合よりも縮小されているのがわかる。
【0031】
図8のフラッシュメモリ装置30では、書き込み動作は図6(A),(B)で説明した先の実施例のものと同様にして実行されるが、消去動作は図10(A)に示すように前記n+型ウェル21dおよび21eに−15V程度の高い負電圧を印加することにより行われる。その結果、Fowler−Nordheimトンネル効果により、前記フローティングゲート電極23中に蓄積されている電子が前記活性領域21Aにおいてトンネル酸化膜22Toxを通って前記Si基板21中へと排出される。その際、図10(B)に示すように前記活性領域21Aにおいて拡散領域21aおよび21bはフローティング状態に設定される。
【0032】
前記フラッシュメモリ装置30においては、図10(A),(B)に示したように消去動作時に前記Si基板21Aに電子を引き抜くことから、先の実施例のフラッシュメモリ装置20において前記拡散領域21aに隣接して形成されていたLDD領域21cを省略することが可能である。また前記活性領域21A中において前記拡散領域21aと21bとの距離を近接させることが可能となり、これに伴って前記フローティングゲート電極23の幅を縮小することが可能になる。
【0033】
このように、本実施例によるフラッシュメモリ装置30においては、前記フローティングゲート電極23の幅を縮小することにより、フラッシュメモリセルの面積を縮小することが可能となる。
[第3実施例]
図11は、図4のフラッシュメモリ装置20あるいは図8のフラッシュメモリ装置30を使って構成したメモリ集積回路装置のレイアウトを示す図である。
【0034】
図11を参照するに、前記Si基板11表面には活性領域21Aと活性領域21Bとが交互に繰り返し形成されており、前記活性領域21Bの各々に対応してワードラインWLが延在し、図示を省略した層間絶縁膜中に形成されたコンタクトホール21Hにおいて前記ワードラインWLは前記埋込拡散領域21eにコンタクトする。さらに前記拡散領域21Aおよび21Bを横切って多数のビットラインBLが延在し、各々のビットラインはコンタクトホール21Iを介して前記活性領域21A中の拡散領域21aあるいは拡散領域21bにコンタクトする。
【0035】
図12は、図11のフラッシュメモリ集積回路装置の回路図を示す。
【0036】
図12を参照するに、本実施例のフラッシュメモリ集積回路装置はNOR型回路を構成しているのがわかる。
【0037】
以下の表1は、図12のNOR型フラッシュメモリ集積回路装置の書き込み動作、消去動作および読み出し動作の各動作について、駆動条件の例をまとめて示す。ただし、表1は、図12中に円で囲んだ、ワードラインWL(i+1)に前記埋込電極21eが接続され、前記拡散領域21aがビットラインBL(i+1)に、また前記拡散領域21cが隣接するビットラインBL(i+2)に接続されたフラッシュメモリセル(i+1)に対する書き込み・消去および読み出し動作を示す。
【0038】
【表1】
例として表1を参照するに、書き込み時にはビットラインBL(i+1)およびBL(i+2)を選択し、ビットラインBL(i+1)を接地し、隣接するビットラインBL(i+2)に+5Vの正電圧を印加する。他の非選択ビットラインBL(i+3)およびBL(i+4)はフローティング状態とされ、さらに選択されたワードラインWL(i+1)に+10Vの書き込み電圧を印加し、非選択ワードラインWL(i)およびWL(i+2)を接地する。
【0039】
その結果、先に説明したように前記埋込拡散領域21eに書き込み電圧が印加され、拡散領域21b近傍に形成されたホットエレクトロンがトンネル酸化膜22Toxを通って前記フローティングゲート電極23に注入される。
【0040】
表1中、「Erase1」とあるのは、かかるフラッシュメモリ装置(i+1)においてフローティングゲート電極23中に蓄積された電荷を図7(A),(B)で説明したように拡散領域21aに引き抜く場合の消去動作の条件を示す。「Erase1」による消去動作では、前記ビットラインBL(i+1)を介して前記拡散領域21aに+5Vの駆動電圧が印加され、さらに前記ワードラインWL(i+1)を介して−10Vの消去電圧が、前記フローティングゲート電極23に印加される。前記「Erase1」による消去動作では、前記選択されたビットラインBL(i+1)に隣接するビットラインBL(i+2)はフローティング状態とされる。
【0041】
フラッシュメモリ集積回路装置では、このような消去動作は他のフラッシュメモリセルでも同時に実行され、その結果、前記+5Vの駆動電圧は、一つおきに他のビットライン、例えばビットラインBL(i+3)にも印加され、残りのビットライン、例えばビットラインBL(i)あるいはBL(i+4)はフローティング状態とされる。また全てのワードライン、例えばワードラインWL(i)およびWL(i+2)にも、−10Vの消去電圧が一様に印加される。
【0042】
表1中、「Erase2」とあるのは、かかるフラッシュメモリ装置(i+1)においてフローティングゲート電極23中に蓄積された電荷を図10(A),(B)で説明したようにSi基板21に引き抜く場合の消去動作の条件を示す。「Erase2」による消去動作では、ビットラインBL(i)〜BL(i+4)はフローティング状態とされ、さらに全てのワードラインWL(i)〜WL(i+2)に−15Vの消去電圧印加される。
【0043】
さらに表1中、「Rread」に示すように、メモリセル(i+1)から情報を読み出す場合には、前記メモリセル(i+1)に対応したワードラインWL(i+1)を選択し、これに+5Vの読み出し電圧を印加すると同時に、他のワードラインWL(i)あるいはWL(i+2)を接地する。さらに前記メモリセル(i+1)に対応したビットラインBL(i+1)およびBL(i+2)を選択し、ビットラインBL(i+1)を接地しビットラインBL(i+2)に+5Vの駆動電圧を印加する。残りのビットラインBL(i)およびBL(i+3),BL(i+4)はフローティング状態とされる。これにより、選択されたメモリセルの導通あるいは非導通が選択されたビットライン対の間の電圧により検出され、所望の読み出しがなされる。
【0044】
図13は本実施例によるフラッシュメモリ集積回路装置の一変形例によるレイアウトを示す。ただし図13中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0045】
図13を参照するに、本変形例では2つの隣接する活性領域21Aにより第1の構造単位を、また2つの隣接する埋込拡散領域21eにより第2の構造単位を形成し、前記第1および第2の構造単位を交互に繰り返したレイアウト構成を有し、前記2つの隣接する埋込拡散領域21eを共通のn+型ウェル21d中に形成した構成を有している。
【0046】
図14は、図13のフラッシュメモリ集積回路装置の回路図を示す。
【0047】
図14を参照するに、本実施例では一対の隣接するワードライン、例えばワードラインWL(i)とWL(i+1)との間に二つのトランジスタ列が形成されており、これに伴って図13のフラッシュメモリ集積回路装置では、図11のフラッシュメモリ集積回路装置よりもやや集積密度が向上しているのがわかる。
【0048】
図14の回路の動作は先に表1で説明したものと実質的に同じであるので、説明を省略する。
[第4実施例]
図15は、本発明の第4実施例によるフラッシュメモリ装置40の構成を示す平面図、図16(A),(B)は前記フラッシュメモリ装置40の、それぞれ図15中A2−A2’およびB2−B2’に沿った断面図を示す。ただし図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0049】
図15および図16(A),(B)を参照するに、本実施例においては前記活性領域21Aに対応して前記Si基板21中にn型ウェル21Nが形成され、さらに前記n型ウェル21N中にp型ウェル21Pが形成される。一方、前記活性領域21Bにおいては先の実施例で使われていたn+型ウェル21dは除去され、n+型の埋込拡散領域21e’が形成されている。
【0050】
次に、前記フラッシュメモリ装置40の書き込み動作を図17(A),(B)を参照しながら説明する。
【0051】
図17(A),(B)を参照するに、書き込み動作時には前記活性領域21Aにおいてn型ウェル21Nおよびp型ウェル21Pは接地され、さらにこの状態で前記拡散領域21aを接地し、拡散領域21bに+5V程度の駆動電圧を印加する。同時に前記活性領域21Bにおいて前記埋込拡散領域21e’に+10Vの書き込み電圧を印加することにより、前記p型ウェル21P中、前記拡散領域21b近傍に形成されるホットエレクトロンを前記フローティングゲート電極23中に、トンネル酸化膜22Toxを介して注入する。
【0052】
図18(A),(B)は、前記フラッシュメモリ装置40の別の書き込み動作を示す。
【0053】
図18(A),(B)を参照するに、書き込み動作時には前記活性領域21Aにおいてn型ウェル21Nおよびp型ウェル21Pは0Vとし、同時に前記活性領域21Bにおいて前記埋込拡散層21eに+20Vの書き込み電圧を印加する。その結果、Fowler−Nordheimトンネル効果により、前記p型ウェル21Pから前記トンネル酸化膜22Toxを介して前記フローティングゲート電極23中にホットエレクトロンが注入される。
【0054】
図18(A),(B)は、前記フラッシュメモリ装置40の消去動作を示す。
【0055】
図18(A),(B)を参照するに、前記活性領域21A中において前記n型ウェル21N、およびp型ウェル21Pに+15V程度の正電圧が印加され、さらに前記活性領域21Bにおいて前記埋込拡散領域21e’を接地する。その結果、Fowler−Nordheimトンネル効果により、前記フローティングゲート電極23中の電子が前記トンネル絶縁膜22Toxを通って前記p型ウェル21Pへと引き抜かれる。
[第5実施例]
図20は、先のフラッシュメモリ装置40により構成した本発明の第5実施例によるフラッシュメモリ集積回路装置のレイアウトを示す図であり、図21は図19に対応する回路図を示す。ただし図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0056】
図20を参照するに、本実施例集積回路装置のレイアウトは、先に図11において説明したものと類似しており、ただ図11の活性領21Bにおけるn+型ウェル21dが撤去され、代わりに活性領域21Aにおいて前記ウェル21Nおよび21Pよりなる二重ウェル構造が形成されているのがわかる。
【0057】
次に図20のフラッシュメモリ装置40の動作を、図21中に円で囲んだフラッシュメモリセル(i+1)に対して情報の書き込み、消去および読み出しを行う場合について、表2を参照しながら説明する。
【0058】
【表2】
例として表2を参照するに、書き込み動作時には先の表1の場合と同様にビットラインBL(i+1)およびBL(i+2)を選択し、ビットラインBL(i+1)を接地しビットラインBL(i+2)に+5Vの駆動電圧を印加する。一方非選択ビットラインBL(i)およびBL(i+3),BL(i+4)はフローティング状態に設定し、さらにワードラインWL(i+1)を選択して、これに+10Vの書き込み電圧を印加する。その際、非選択ワードラインWL(i)およびWL(i+2)は接地しておく。その結果、前記選択されたフラッシュメモリセルに対応した活性領域21A中において前記拡散領域21b近傍にホットエレクトロンが形成され、形成されたホットエレクトロンが前記フローティングゲート電極23中に注入される。
【0059】
一方消去動作時には、前記p型ウェル21Pおよびn型ウェル21Nに+15Vの消去電圧が印加され、さらに全てのビットラインBL(i)〜BL(i+4)がフローティング状態に、また全てのワードラインWL(i)〜WL(i+2)が接地される。その結果、前記フローティングゲート電極23中の電子は全てのメモリセルにおいて対応するp型ウェル21P中に引き抜かれ、フラッシュメモリ装置に特有な一括消去動作が生じる。
【0060】
一方読み出し動作時には、選択されたメモリセル(i+1)のワードラインWL(i+1)に5Vの読み出し電圧を印加し、他のワードラインWL(i)およびWL(i+2)を接地する。さらに前記選択されたメモリセル(i+1)に対応するビットラインBL(i+1)を接地し、ビットラインBL(i+2)に+5Vの駆動電圧を印加する。その他のビットラインBL(i)およびBL(i+3),BL(i+4)はフローティング状態とされる。
【0061】
本実施例によれば、先に説明した表1の動作と異なり、消去動作時に負電圧を印加する必要がなくなり、このためフラッシュメモリ装置の電源系を簡素化することができる。
【0062】
図22は本実施例の一変形例によるフラッシュメモリ集積回路装置のレイアウトを示す図、また図23は図22の装置の回路図を示す。ただし図22中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0063】
図22を参照するに、本変形例のフラッシュメモリ集積回路装置は隣接する一対の活性領域21Aを第1の構造単位、隣接する一対の活性領域21Bを第2の構造単位として、前記第1の構造単位と前記第2の構造単位とを前記Si基板21上に繰り返したレイアウト構成を有するのがわかる。またその際、前記隣接する活性領域21Aと21Aとは、共通のp型ウェル21P中に形成されており、その結果図22の構成は図20の構成よりも集積密度を向上させることができる。
【0064】
図23の回路図よりわかるように、本実施例のフラッシュメモリ集積回路装置もまたNOR型構成を有する。図23の回路の駆動条件は、先に表2で説明したものと同様であり、説明を省略する。
[第6実施例]
図24は、本発明の第6実施例によるフラッシュメモリ集積回路装置の構成を、また図25は図24の集積回路装置の回路図を示す。ただし図24中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0065】
図24を参照するに、本実施例では前記Si基板11中に先の実施例と同様に前記活性領域21Bに沿って、p+型ウェル21Pの外側にn+型ウェル21Nを形成した二重構造ウェルが形成されており、さらに前記ウェル領域21N,21Pの延在方向に直交するように、前記Si基板21上をワードラインWLおよびセレクトゲートSGが延在する。図24の平面図中の前記ワードラインWLと前記p+型ウェル21Pとの交点には、フラッシュメモリ装置のソース領域およびドレイン領域を構成するn+型拡散領域21S,21Dが、前記ワードラインWLに対応するチャネル領域を隔てて形成されている。さらに前記p+型ウェル21Pの端部において、前記n+型拡散領域21Sおよび21Dは、前記セレクトゲートSGと共に、セレクトトランジスタを形成する。このように、前記n+型拡散領域21S,21Dは、前記p+型ウェル21P中においてその延在方向に断続的に交互に繰り返し形成されている。
【0066】
また前記Si基板21中には、前記ワードラインWLの各々にコンタクトホールを介して接続された埋込拡散領域21A1〜21A5が、前記p+型ウェル21Pおよびn+型ウェル21Nの延在方向に平行に、限られた長さで形成されている。さらに前記Si基板21上にはトンネル酸化膜(図示せず)を隔てて多数のフローティングゲート電極23が、図24の平面図において、前記埋込拡散領域、例えば領域21A1とこれに隣接するp+型ウェル21Pとの間を架橋するように形成されており、前記フローティングゲート電極23は、前記埋込拡散領域21A1と、ゲート酸化膜(図示せず)を介して容量性結合を形成する。その結果、前記ワードラインWL上の電圧信号により前記フローティングゲート電極23の電位が前記埋込拡散領域21A1を介して制御され、前記ソース領域21Sおよびドレイン領域21Dの間において、前記フローティングゲート電極23中へのホットエレクトロンの注入および引き抜きによる情報の書き込みおよび消去、および前記ビットラインBLを介した情報の読み出しが実行される。
【0067】
図25の回路図を参照するに、前記NAND型フラッシュメモリ集積回路装置はワードラインWL(i)〜WL(i+3)を含み、さらに前記ワードラインWL(i)の外側およびワードラインWL(i+3)の外側に、それぞれセレクトゲートSG0およびセレクトゲートSG1が形成されている。前記セレクトゲートSGとビットラインBL(i)あるいはBL(i+1)の交点には、セレクトトランジスタが形成される。
【0068】
以下の表3は、図25のNAND型フラッシュメモリ集積回路装置中のメモリセル(i+1)への書き込み、消去および読み出しの際の動作条件を示す。
【0069】
【表3】
例として表3を参照するに、書き込み時には前記セレクトゲートSG0に+3Vの制御電圧を印加し、またセレクトゲートSG1を接地する。さらに非選択ビットラインBL(i)を接地し、選択されたビットラインBL(i+1)に3Vの駆動電圧を印加する。また非選択ワードラインWL(i)およびWL(i+2),WL(i+3)に+10Vの制御電圧を印加し、選択ワードラインWL(i+1)に+20Vの書き込み電圧を印加する。また前記p+型ウェル21Pおよびn+型ウェル21Nは接地する。
【0070】
一方消去動作時には、表3に示すようにセレクトゲートSG0およびSG1はフローティング状態とされ、さらにビットラインBL(i)およびBL(i+1)を含む全てのビットラインがフローティング状態に設定される。また前記ワードラインWL(i)〜WL(i+3)を含む全てのワードラインが接地され、この状態で前記p+型ウェル21Pおよびn+型ウェル21Nに+15Vの消去電圧が印加される。その結果、前メモリセルにおいてフローティングゲート電極23中に蓄積されていた電子がSi基板21中に引き抜かれる。
【0071】
さらに読み出し動作時には、前記p+型ウェル21Pおよびn+型ウェル21Nが接地され、前記セレクトゲートSG0およびSG1に+5Vの制御電圧が印加される。さらに前記ビットラインBL(i)およびBL(i+1)に約+1Vの駆動電圧が印加され、選択ワードラインWL(i+1)を接地し、非選択ワードラインWL(i)およびWL(i+2),WL(i+3)に+5Vの電圧を印加する。
【0072】
このように、本実施例によれば、単層ゲート構造を有するフラッシュメモリ装置を使ってNAND型のフラッシュメモリ集積回路装置を形成することができる。
【0073】
図26は、図24のフラッシュメモリ集積回路装置の一変形例のレイアウトを、また図27は対応する回路図を示す。
【0074】
図26を参照するに、本変形例によるフラッシュメモリ集積回路装置は、隣接する一対の活性領域21Aにより第1の構造単位を形成し、隣接する一対の拡散領域21Bにより第2の構造単位を形成し、前記第1および第2の構造単位を前記Si基板21上において交互に繰り返した構成を有する。
【0075】
本実施例においては、前記第2の構造単位を形成する一対の活性領域21Bが共通のp型ウェル21P中に形成されており、その結果、先の図23の実施例のレイアウトに比べて、集積密度を向上させることができる。
【0076】
図26,27のフラッシュメモリ集積回路装置における書き込み・消去および読み出し動作は先の場合と同様であり、説明を省略する。
【0077】
以上、本発明を好ましい実施例について説明したが、本発明は上記の特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、面積を縮小した単層ゲート構造のフラッシュメモリ装置を実現することができる。また、書き込みおよび消去時の電圧を低減することが可能で、さらに論理回路との混載集積回路装置を製造する際の費用を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)は、本発明の関連技術による単層ゲートフラッシュメモリ装置の構成を示す図である。
【図2】(A),(B)は、本発明の関連技術による単層ゲートフラッシュメモリ装置の書き込み動作を説明する図である。
【図3】(A),(B)は、本発明の関連技術による単層ゲートフラッシュメモリ装置の消去動作を説明する図である。
【図4】本発明の第1実施例によるフラッシュメモリ装置の構成を示す図である。
【図5】(A),(B)は、図4のフラッシュメモリ装置の断面構造を示す図である。
【図6】(A),(B)は、図4のフラッシュメモリ装置の書き込み動作を説明する図である。
【図7】(A),(B)は、図4のフラッシュメモリ装置の消去動作を説明する図である。
【図8】本発明の第2実施例によるフラッシュメモリ装置の構成を示す平面図である。
【図9】(A),(B)は、図8のフラッシュメモリ装置の構成を示す断面図である。
【図10】(A),(B)は、図9のフラッシュメモリ装置の消去動作を説明する図である。
【図11】本発明の第3実施例によるフラッシュメモリ集積回路装置のレイアウトを示す図である。
【図12】図11のフラッシュメモリ集積回路装置の構成を示す回路図である。
【図13】図11のフラッシュメモリ集積回路装置のレイアウトの一変形例を示す図である。
【図14】図13のフラッシュメモリ集積回路装置の構成を示す回路図である。
【図15】本発明の第4実施例によるフラッシュメモリ装置の構成を示す平面図である。
【図16】(A),(B)は、図15のフラッシュメモリ装置の構成を示す断面図である。
【図17】(A),(B)は、図16のフラッシュメモリ装置の書き込み動作を説明する図である。
【図18】(A),(B)は、図16のフラッシュメモリ装置の別の書き込み動作を説明する図である。
【図19】(A),(B)は、図16のフラッシュメモリ装置の消去動作を説明する図である。
【図20】本発明の第5実施例によるフラッシュメモリ集積回路装置のレイアウトを示す図である。
【図21】図20のフラッシュメモリ集積回路装置の構成を示す回路図である。
【図22】図20のフラッシュメモリ集積回路装置のレイアウトの一変形例を示す図である。
【図23】図22のフラッシュメモリ集積回路装置の構成を示す回路図である。
【図24】本発明の第6実施例によるフラッシュメモリ集積回路装置のレイアウトを示す図である。
【図25】図24のフラッシュメモリ集積回路装置の構成を示す回路図である。
【図26】図24のフラッシュメモリ集積回路装置のレイアウトの一変形例を示す図である。
【図27】図26のフラッシュメモリ集積回路装置の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
10,20,30,40 フラッシュメモリ装置
11,21 Si基板
11A,11B,21A,21B 活性領域
11Bu,21e p+型埋込拡散領域
11F,21F フィールド酸化膜
11a〜11d,21a〜21c 拡散領域
12G,22G ゲート酸化膜
12Tox,22Tox トンネル酸化膜
13G セレクトゲート電極
13Fg,23 フローティングゲート電極
21d n+型ウェル
21A1〜21A5 埋込拡散領域
21H,21I コンタクトホール
21N n+型ウェル
21P p+型ウェル
23 フローティングゲート電極
Claims (3)
- p型Si基板と、
前記Si上に繰り返し形成され、各々前記Si基板中を第1の方向に延在し、コントロールゲートを形成する複数のn型埋込拡散領域と、
前記Si基板表面上の隣接する一対のn型埋込拡散領域と別の一対のn型埋込拡散領域との間に画成され、p型Si基板と、前記p型Si基板中に形成されたn型ウェルと、前記n型ウェル中に形成されたp型ウェルとよりなる三重ウェル構造と、
前記p型ウェル中において前記第1の方向に延在する一対の、各々トンネル絶縁膜で覆われた活性領域と、
前記Si基板上に、前記Si基板表面を覆う絶縁膜を介して前記n型埋込拡散領域と容量性結合するように設けられ、前記n型埋込拡散領域に隣接する活性領域上を延在するフローティングゲート電極と、
前記各々の活性領域中において、前記フローティングゲート電極の両側に形成された一対のn型拡散領域と、
前記Si基板上を、各々前記第1の方向に交差する第2の方向に、前記複数のn型ウェルおよび複数の活性領域を横切って延在し、各々前記活性領域中に対応するn型拡散領域にコンタクトする一対のビットラインと、
前記Si基板上を前記複数のn型ウェルにそれぞれ対応して前記第1の方向に延在し、各々対応するn型ウェル中のコントロールゲートとコンタクトする複数のワードラインとよりなることを特徴とする、不揮発性メモリセルアレイを含む半導体集積回路装置。 - p型Si基板と、
前記p型Si基板中に繰り返し形成され、各々が前記p型Si基板と前記Si基板中に形成され第1の方向に延在するn型ウェルと前記n型ウェル中に形成され前記第1の方向に延在するp型ウェルとよりなる複数の三重ウェル構造と、
前記複数の三重ウェル構造の各々において前記p型ウェル中に形成され、トンネル絶縁膜により覆われた活性領域と、
前記Si基板上において前記三重ウェル構造の各々の近傍に形成され、各々前記第1の方向に延在し、互いに前記第1の方向に整列し、さらに前記第1の方向とは異なる第2の方向に、前記多重ウェル構造と交互に繰り返される複数の埋込拡散領域と、
前記Si基板上において、各々の前記埋込拡散領域とこれに対応する近傍の活性領域との間に延在し、前記埋込拡散領域と、前記Si基板表面に形成された絶縁膜を介して容量性結合を生じ、前記活性領域上において前記トンネル絶縁膜上を延在する複数のフローティングゲート電極と、
前記Si基板上を前記第2の方向に、前記第2の方向に繰り返し形成される複数の三重ウェル構造および埋込拡散領域を横切って延在し、前記横切った埋込拡散領域にコンタクトする複数のワードラインとよりなり、
前記フローティングゲート電極は、前記第1の方向に、前記第1の方向に整列した複数の埋込拡散領域に対応して繰り返し形成され、さらに前記第2の方向に繰り返され、
前記複数のワードラインは、前記第1の方向に繰り返されることを特徴とするNAND型不揮発性半導体記憶装置。 - p型Si基板と、
前記p型Si基板中に繰り返し形成され、各々が前記p型Si基板の一部と前記Si基板中に形成され第1の方向に延在するn型ウェルと前記n型ウェル中に形成され前記第1の方向に延在するp型ウェルとよりなる複数の三重ウェル構造と、
前記複数の三重ウェル構造の各々において前記p型ウェル中に形成され、各々前記第1の方向に延在しトンネル酸化膜により覆われた一対の活性領域と、
前記Si基板上において前記三重ウェル構造の近傍に形成され、各々前記第1の方向に延在し、前記第1の方向に2列に整列した複数の埋込拡散領域と、
前記Si基板上において、各々の前記埋込拡散領域とこれに対応する近傍の活性領域との間に延在し、前記埋込拡散領域と、前記Si基板表面に形成された絶縁膜を介して容量性結合を生じ、前記活性領域上において前記トンネル酸化膜上を延在する複数のフローティングゲート電極とよりなり、
前記複数の三重ウェル構造と前記2列の埋込拡散構造とは、それぞれ第1および第2の構造単位を形成し、前記第1および第2の構造単位は、前記Si基板表面において前記第1の方向とは異なる第2の方向に交互に繰り返し形成され、
さらに前記Si基板上を前記第2の方向に、前記第2の方向に繰り返し形成される複数の三重ウェル構造および埋込拡散領域を横切って延在し、前記横切った埋込拡散領域にコンタクトする複数のワードラインを含み、
前記フローティングゲート電極は、前記第1の方向に、前記第1の方向に整列した複数の埋込拡散領域に対応して繰り返し形成され、さらに前記第2の方向に繰り返され、
前記複数のワードラインは、前記第1の方向に繰り返されることを特徴とするNAND型不揮発性半導体記憶装置。
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