JP4721121B2 - 原料添付食品製品 - Google Patents
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Description
また、近年、生産者の似顔絵や写真が添付されている製品を生鮮商品の直売店等において販売することが行なわれている(特許文献2参照)。
即ち、製品の品質や履歴を表示しながら、その表示と異なる品質や履歴を持つ製品を販売すれば虚偽行為となり、製品だけでなく製造業者等の信頼が大きく失墜してしまうことから、そのような虚偽行為を行うことは通常はありえない。
特に、製品の品質や履歴だけでなく、生産者の似顔絵や写真までも添付された製品は、その製品の品質等に対する製造業者等の責任を自らが表明したものと言うことができ、それだけ信頼性が高く、消費者に安心感を与えることができる。
しかしながら原料そのものをその形のまま添付し、或いはカットやスライスして添付したとしても原料が立体的になってしまうため嵩高になるし、原料の形状や重量に不揃いが生じるなど原料の包装や添付において現実的には困難である。
特に、複数種の原料を添付するような場合、それぞれの種類を立体的のままで添付することは更に困難であるし、立体的になると乾燥が不十分になり易く、腐敗、変質、カビの発生、液のしみ出しなど、衛生面に対する対策も難しくなるという問題が生じる。
特に、原料見本を粉末にすることで、嵩張りがなく、また、形状や重量にムラがない状態で包装し添付することができ、又、複数種の原料を添付する場合においても原料粉末同士を混合(ミックス)するだけでよいなど、その包装や添付に際しての取り扱いを簡単にさせ、かつ乾燥が簡単で腐敗、変質、カビの発生、液のしみ出しなどがなく、衛生的に取り扱うことができるようにした原料添付食品製品を提供することを課題としている。
加工食品に用いられる全ての原料のうち一部の原料又は全部の原料を粉末にした原料粉末見本が密封容器により包装された原料粉末包装体を備え、この原料粉末包装体が添付されている構成とした。
請求項1記載の原料添付食品製品において、原料粉末見本を包装する密封容器の一部又は全部が透明に形成されている構成とした。
請求項1又は2記載の原料添付食品製品において、原料粉末包装体は原料粉末見本と共に乾燥剤等が密封容器により包装されたものである原料添付食品製品。
請求項1又は2又は3記載の原料添付食品製品において、加工食品に用いられる全ての原料のうち一部の原料(主原料)又は全部の原料の原料情報が記録された情報表示手段が添付されている構成とした。
請求項1〜4のいずれかに記載の原料添付食品製品において、加工食品が以下に列記したいずれかである構成とした。
加工食品が麦又は/及び大豆又は/及び米を主原料とした味噌である。
加工食品が大豆を主原料とした豆腐である。
加工食品が大豆を主原料とした納豆である。
加工食品が大豆を主原料とした醤油である。
加工食品が米を主原料としたみりんである。
加工食品が米又はリンゴ又は橙を主原料とした酢である。
加工食品が米を主原料とした清酒である。
加工食品がさつまいも又は麦又は米を主原料とした焼酎である。
加工食品が麦及び乾燥ホップを主原料としたビールである。
加工食品がぶどうを主原料としたワインである。
加工食品が梅を主原料とした梅酒である。
加工食品が茶葉を主原料としたお茶葉又はお茶飲料ある。
加工食品が大豆を主原料とした豆乳である。
加工食品がベニ花又は菜種又はコーンを主原料とした食用油である。
加工食品がコーヒー豆を主原料としたインスタントコーヒー又はコーヒー飲料である。
加工食品が小豆又は小麦又は米又はコーン又はジャガイモ又はさつまいも又はカカオを主原料とした菓子(羊羹、外郎、かりんとう、カステラ、ケーキ、せんぺい、おかき、ポップコーン、ポテトチップス、チョコレート等)である。
加工食品が苺又はオレンジ又はブルーベリーを主原料とした果実ジャムである。
加工食品が小麦及び小豆を主原料とした饅頭である。
加工食品がもち米を主原料とした餅である。
加工食品が小麦又は米を主原料としたパンである。
加工食品が小麦を主原料としたソーメン麺又はうどん麺又はラーメン麺である。
加工食品がそばを主原料としたそば麺である。
加工食品がウリを主原料とした奈良漬け物である。
加工食品が大根を主原料としたタクアン漬け物である。
加工食品が高菜を主原料とした高菜漬け物である。
加工食品が梅を主原料とした梅干である。
加工食品が肉を主原料としたハム又はソーセージである。
加工食品がトウキビを主原料とした黒砂糖である。
加工食品が天草を主原料としたトコロテンである。
加工食品がオキュート草を主原料としたオキュートである。
加工食品がゴマを主原料としたすりゴマ又は煎りゴマである。
加工食品が野菜を主原料とした栄養補助食品又は栄養補助ジュースである。
このことは、製品(原料)の品質に対する製造業者等の責任感につながると共に、消費者を含めた第三者による安心度のレベル評価が可能になり、それだけ信頼性が向上し、安全と安心感を与える製品として提供することができる。
又、複数種の原料を添付する場合において、その複数種の原料粉末同士を混合(ミックス)するだけでよく、包装や添付に際しての取り扱いを極めて簡単にさせることができる。
又、粉末であるため乾燥が簡単であり、腐敗、変質、カビの発生、液のしみ出しなどがなく、衛生的に取り扱うことができる。
なお、情報表示手段には、原料情報だけでなく製造履歴情報を記録させることができる。
又、このように、原料情報を記録した情報表示手段を添付することによって、製品の品質に対する信頼性を高め、消費者に安心感を与えることができる。
前記食品収容容器2は外装フィルム23によって包装されており、この外装フィルム23で前記見本収容凹部24に収容された原料粉末包装体3が覆われるため、この原料粉末包装体3が脱落することなく、確実に添付することができる。
又、外装フィルム23又は前記食品収容容器には商品名、原料、調味料、添加物、重量、栄養成分、調理方法、製造会社名、製造場所、賞味期限等が文字によって表示されている。
なお、前記外装フィルム23の前記見本収容凹部24を覆う部分は透明に形成されている。
密封容器31としては、この実施例では全体又は一部が透明又は半透明のプラスチック製カプセル31aが用いられ、このカプセル31aによって原料粉末見本30を密封包装している。
なお、前記カプセル31aの表面には、このカプセル31aの中身が味噌1の原料である大豆及び米を粉末したものであることが外部から判るように、「原料粉末見本(大豆粉末・米粉末)」の文字が印刷されている。
なお、前記透明袋体71aの表面には、この透明袋体71aの中身が清酒5の原料である酒米を粉末したものであることが外部から判るように、「原料粉末見本(酒米粉末)」の文字が印刷されている。
この場合、その内部の粉末が当該製品に実際に使用した原料を粉末に原料粉末見本である旨、消費者の皆様に対し当社製品の品質に対する責任を自らが表明するために添付したものである旨、併せて、注意書きとして、見本であるため、これを「食ベないで下さい」等の文章を明記するようにする。
又、必要に応じて原料粉末見本を所定の機関で品質検査(例えばDNA検査)をすることができる旨の文章を明記しておく。尚、品質検査の方法等については本発明の本旨ではないので省略する。
このような原料粉末包装体についての説明文章は、食品収容容器や原料粉末包装体の密封容器に直接に印刷したり、ラベルに印刷して貼付したり、カード等に印刷して食品収容容器の内側に収容させたり、目立つように紐等で食品収容容器に吊るすなど、適宜の説明手段を利用ことができる。
原料が複数種ある場合は、複数種の原料のうち主原料となる1種の原料粉末だけで原料粉末見本を作ることも可能であるし、その複数種のうちの2種類以上又は全ての原料粉末を混合させて原料粉末見本を作ることも可能である。このように複数種の原料粉末を混合させて原料粉末見本を作る場合の混合割合は、使用割合に応じた割合で混合させてもよいし、適宜の割合で混合させることもできる。
又、原料が複数種の場合、原料粉末同士を混合させずに原料粉末ごとに個別に密封容器で包装した複数種の原料粉末包装体を作り、この複数種の原料粉末包装体を添付させることもできる。
加工食品が菓子パン類や麺類の場合、小麦粉やそば粉等の粉末原料を用いることになるが、この粉末原料をそのまま本発明の原料粉末見本として用いることができるのは当然である。
1 味噌(加工食品)
2 食品収容容器
21 容器本体
22 蓋体
23 外装フィルム
24 見本収容凹部
3 原料粉末包装体
30 原料粉末見本
31 密封容器
31a カプセル
B 原料添付食品製品
5 清酒(加工食品)
6 食品収容容器
61 ビン本体
62 アルミ蓋
63 保護キャップ
7 原料粉末包装体
70 原料粉末見本
71 密封容器
71a 透明袋体
72 乾燥剤シート
Claims (5)
- 加工食品に用いられる全ての原料のうち一部の原料又は全部の原料を粉末にした原料粉末見本が密封容器により包装された原料粉末包装体を備え、この原料粉末包装体が添付されていることを特徴とする原料添付食品製品。
- 請求項1記載の原料添付食品製品において、原料粉末見本を包装する密封容器の一部又は全部が透明に形成されている原料添付食品製品。
- 請求項1又は2記載の原料添付食品製品において、原料粉末包装体は原料粉末見本と共に乾燥剤等が密封容器により包装されたものである原料添付食品製品。
- 請求項1又は2又は3記載の原料添付食品製品において、加工食品に用いられる全ての原料のうち一部の原料又は全部の原料の原料情報が記録された情報表示手段が添付されている原料添付食品製品。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の原料添付食品製品において、加工食品が以下に列記したいずれかである原料添付食品製品。
加工食品が麦又は/及び大豆又は/及び米を主原料とした味噌である。
加工食品が大豆を主原料とした豆腐である。
加工食品が大豆を主原料とした納豆である。
加工食品が大豆を主原料とした醤油である。
加工食品が米を主原料としたみりんである。
加工食品が米又はリンゴ又は橙を主原料とした酢である。
加工食品が米を主原料とした清酒である。
加工食品がさつまいも又は麦又は米を主原料とした焼酎である。
加工食品が麦及び乾燥ホップを主原料としたビールである。
加工食品がぶどうを主原料としたワインである。
加工食品が梅を主原料とした梅酒である。
加工食品が茶葉を主原料としたお茶葉又はお茶飲料ある。
加工食品が大豆を主原料とした豆乳である。
加工食品がベニ花又は菜種又はコーンを主原料とした食用油である。
加工食品がコーヒー豆を主原料としたインスタントコーヒー又はコーヒー飲料である。
加工食品が小豆又は小麦又は米又はコーン又はジャガイモ又はさつまいも又はカカオを主原料とした菓子である。
加工食品が苺又はオレンジ又はブルーベリーを主原料とした果実ジャムである。
加工食品が小麦及び小豆を主原料とした饅頭である。
加工食品がもち米を主原料とした餅である。
加工食品が小麦又は米を主原料としたパンである。
加工食品が小麦を主原料としたソーメン麺又はうどん麺又はラーメン麺である。
加工食品がそばを主原料としたそば麺である。
加工食品がウリを主原料とした奈良漬け物である。
加工食品が大根を主原料としたタクアン漬け物である。
加工食品が高菜を主原料とした高菜漬け物である。
加工食品が梅を主原料とした梅干である。
加工食品が肉を主原料としたハム又はソーセージである。
加工食品がトウキビを主原料とした黒砂糖である。
加工食品が天草を主原料としたトコロテンである。
加工食品がオキュート草を主原料としたオキュートである。
加工食品がゴマを主原料としたすりゴマ又は煎りゴマである。
加工食品が野菜を主原料とした栄養補助食品又は栄養補助ジュースである。
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