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JP4719435B2 - 半導体製造装置、半導体基板の移載方法及び半導体製造方法 - Google Patents

半導体製造装置、半導体基板の移載方法及び半導体製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体基板(以下、ウェーハという)の搬送制御を効率的に行って基板搬送時間の短縮化を図る半導体製造装置に関するものである。
従来より、バッチ処理方式の半導体製造装置においては、処理すべきウェーハを処理室内に搬入するためには、キャリア内のウェーハを反応炉内に運び込むための収納容器(以下、ボートという)に移し替える制御が必要となる。このとき、従来の半導体製造装置におけるキャリアの搬送制御方法では、キャリアを半導体製造装置内に取り込む際に、センサを用いて全キャリアの各スロットにおけるウェーハの有無を読取るためにキャリアを一旦バッファ棚に収納していた。そして、処理すべき全てのキャリアがバッファ棚に収納された後に、キャリア内のウェーハをボートに移動する制御(以下、ウェーハチャージという)を行っていた(例えば、下記の特許文献1参照)。
特開2003−297897号公報
しかしながら、従来の半導体製造装置によるキャリアの搬送制御方法では、全てのキャリアがバッファ棚に格納された後にボートヘのウェーハの移載が開姶されるため、始めのキャリアが半導体製造装置に到着してからボートヘのウェーハの移載が開始されるまでの間にかなりの待ち時間が生じてしまう。そのため、キャリアの搬送時間が長くなり、結果的に、ウェーハなどの半導体基板の製造工程時間が長くなってしまい、半導体製品のスループットが悪くなってしまうという問題が生じていた。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、半導体基板(ウェーハ)の搭載されたキャリアが半導体製造装置内に搬入されてから処理後のウェーハが装置外に搬出されるまでの基板搬送時間を短縮し、製造工程時間のさらなる短縮化を図った半導体製造装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る半導体製造装置は、半導体基板を保持したボートを処理室に搬入し、前記ボートに保持された前記半導体基板に対して前記処理室で所定の処理を施す半導体製造装置であって、外部搬送装置と半導体製造装置との間で半導体基板の収納されたキャリアを受渡しするキャリア搬入部と、キャリア内に収納されている前記半導体基板を前記ボートとの間で受渡しする際に、キャリアを載置するウェーハ移載用キャリア載置部と、前記キャリアを保管するキャリア保管部と、前記キャリア搬入部に載置された前記キャリアを前記ウェーハ移載用キャリア載置部へ移載するか前記キャリア保管部へ移載するかを選択する選択手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の半導体製造装置によれば、半導体基板の収納されたキャリアを外部搬送装置から半導体製造装置内へ移載するとともにキャリア搬入部(ステージ3)に載置すると、選択手段(基板移動制御データ作成部11b及び基板移動制御実行部11c)が、キャリア搬入部(ステージ3)に載置されたキャリアを移載部(移載棚7)へ移載するか保管部(バッファ棚5)へ移載するかを選択する。ここで、選択手段は、移載部(移載棚7)がキャリアで一杯になっていなければ、キャリア載置手段(キャリアローダ4)に載置されたキャリアを、直接、移載部(移載棚7)へ移載する。これによって、移載機6は、移載部(移載棚7)に移載されたキャリア内の半導体基板を直ちにボートへ移動させることができる。つまり、外部搬送装置から半導体製造装置内へ取り込んだキャリア内の半導体基板を、保管部(バッファ棚5)を経由しないで、直接ボートへ移動させることができるので半導体基板の搬送時間を矩縮することができる。
また、本発明の半導体製造装置は、移載部(移載棚7)が既にキャリアで満たされていて、キャリア載置手段(キャリアローダ4)に載置されたキャリアを移載部(移載棚7)に移載することができない場合は、キャリアを保管部(バッファ棚5)に移載するように構成することもできる。
また、本発明の半導体製造装置は、キャリア載置手段(キャリアローダ4)から移載部(移載棚7)及び/又は保管部(バッファ棚5)ヘキャリアを移載する工程と、移載部(移載棚7)に載置されたキャリア内から半導体基板をボートヘ移載する工程とを同時に行うように構成することもできる。
以上説明したように、従来技術では、全てのキャリアがバッファ棚に搬入された後にウェーハをボートへ移動させる工程が開始されていたが、本発明では、キャリアが半導体製造装置内に搬入されると、直ちに、そのキャリアは移載棚に移動されてウェーハをボートへ移動させる工程が開始される。このため、半導体製造装置内におけるトータルのウェーハ搬送時間を矩縮することができ、もって、半導体基板の処理時間を短縮化してスループットを向上させることができる。
以下、理解を容易にするために、従来の半導体製造装置におけるキャリアの搬送制御方法と本発明の半導体製造装置によるキャリアの搬送制御方法とを対比しながら、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明に用いる図面では、従来技術と本発明で同一の構成要素は同一符号を付すことにする。
図1は、本発明の実施形態における半導体製造装置の構成を表す概念図である。なお、従来の半導体製造装置と本発明の半導体製造装置は同じ構成である。図1に示すように、半導体製造装置は、ウェーハ1を収納するキャリア2と、半導体製造装置の内でキャリア2を載置するステージ3と、キャリア2を搬送するためのキャリアローダ4と、必要に応じて回転機構を有しキャリア2を一時的に保管するための棚となるバッファ棚5と、キャリア2内に収納されたウェーハ1をボート8へ移動させるためのハンドラとなる移載機6と、移載機6がキャリア2内のウェーハ1を出し入れするための棚となりオープナ機構を有する移載棚7と、ウェーハ1の収納容器となるボート8と、ボート8に収納されたウェーハ1に成膜処理を施す反応炉9とを備えた構成となっている。
図2は、従来の半導体製造装置におけるキャリア及びウェーハの移動の流れを示す概念図である。図2に示すように、従来技術では、(a)工程において、半導体製造装置の内部でウェーハ1が収納されたキャリア2をステージ3の上に搭載し、(b)工程において、キャリア2をステージ3からバッファ棚5に移動する。そして、(c)工程において、ボート8に移載する全てのキャリア2についてこのような移動工程(つまり、キャリア2をバッファ棚5へ移動する工程)が繰り返される。
次に、(d)工程において、バッファ棚5に置かれたキャリア2をキャリアローダ4上に取り出した後、(e)工程において、そのキャリア2をキャリアローダ4から移載棚7へ移動する。次に、(f)工程において、移載機6が移載棚7上のキャリア2内からウェーハ1を取り出してボート8へ移動させると共に、バッファ棚5に置かれた次のキャリア2をキャリアローダ4上に取り出す。さらに、(g)工程において、移載機6によって移載棚7からボート8へウェーハ1の移動を続けると共に、新たなキャリア2をキャリアローダ4から移載棚7の他の部分(例えば下の部分)へ移動する。そして、(h)工程において、ボート8へウェーハ1の移動を終えたキャリア2は、再び移載棚7からキャリアローダ4上に戻される。さらに、(i)工程において、ウェーハ1の移動を終えた空のキャリア2はキャリアローダ4からバッファ棚1に戻される。この間において、次のキャリア2内のウェーハ1は、移載機6によってボート8に移されている。
このようなウェーハ1の基本的な流れは、移載機6が1つのキャリア2内のウェーハ1を移動しているタイミングで、移載の終了したキャリア2をバッファ棚5に戻すと共に次のキャリア2を移載棚7へ運び込むという動作を繰り返している。このため、従来のバッチ処理方式による半導体製造装置においては、処理すべき半導体基板(つまり、ウェーハ1)を酸化炉など反応炉9内に搬入するためには、そのウェーハ1を全てのキャリア2からボート8へ移してから、そのボート8を反応炉9内に配置する必要がある。
図3は、図2に示すようなキャリアの搬送制御を行うための制御データを示す図である。すなわち、キャリア2内のウェーハ1を移載機6によってボート8内に送ると共に空になったキャリア2を再びバッファ棚5上に戻し、さらに、次のキャリア2を移載棚7に運び込むような工程を繰り返すためには、図3に示すような制御データが必要となる。
つまり、バッファ棚5と移載棚7との間のキャリア2の移動を行いながら、移載機6を用いて移載棚7とボート8の間におけるウェーハ1の移動を行うために、ウェーハ1の移動制御が開始される前に図3に示すような制御データが作成される。このような制御データは、製品キャリア内のスロットに空きが存在する場合、その分を製品補充用のダミー基板によって置き換える場合などに適用される。なお、製品補充用のダミー基板によって置き換えるか否かは半導体製造装置のパラメータの設定によって決められる。
図3において、(a)はウェーハのチャージ時(つまり、ウェーハ1をキャリア2からボート8へ移すとき)の制御データの内容を示し、(b)はウェーハのディスチャージ時(つまり、ウェーハ1をボート8からキャリア2へ取り出すとき)の制御データの内容を示している。また、ウェーハ1の移載は図の上段から下段に向けて順次行われる。ウェーハ1のチャージ時は、図3(a)に示すように、まず、P1キャリアの第1スロットのウェーハをボート8のスロット(A)に移し、以下、F1キャリア、P2キャリア…と、順次、下段に向けて各キャリアからボートへのウェーハの移載が連続して行われる。
また、ウェーハ1をボート8からキャリア2へ戻すためのウェーハのディスチャージ時におけるウェーハの移載順序は、図3(b)に示すように、図3(a)に示すウェーハチャージの場合とは逆の順序となる。つまり、ウェーハチャージの場合に最後に行われたF2キャリア14の移載が、ウェーハディスチャージの場合には最初に行われ、ウェーハチャージの際に最初に行われたP1キャリア1の移載が、ウェーハディスチャージの場合には最後に行われる。このようなウェーハの移載順序の反転と共にディスチャージの際におけるキャリアの搬入および搬出順序もチャージの場合とは逆になり、さらに各ウェーハの移動方向も反転する。
次に、図3(a)に示すウェーハチャージ動作時における制御データの内容について説明する。『ウェーハ移載順序』とは、キャリアのどのスロットのウェーハをボートのどのスロットへ移動させるかという順序を示す情報である。また、構成データの内容は、例えば、P1キャリア、F1キャリアなどは移動元対象であるキャリアを示す。さらに、キャリアのあとの1、2などの番号は移動元であるキャリアの基準スロット番号であり、その番号のスロット以降のウェーハが移載の対象になることを示す。また、ウェーハ移載順序における矢印→の次のボートは、ウェーハの移載先対象のボートを示し、さらに、ボートの次に記されている(A)や(B)などの記号は、移動先基準スロット番号であって、ボートのどのスロットにウェーハを移すかを示している。例えば、図3(a)の最上欄における、P1キャリア1→ボート(A)は、P1キャリアのスロット1のウェーハをボートのスロット(A)に移すことを意味している。
同様にして、図3(b)のウェーハディスチャージ時の場合についても、例えば、ウェーハ移載順序において、ボート(H)→F2キャリア8は、ボートのスロット(H)のウェーハをF2キャリアのスロット8に戻すことを意味する。
また、図3における『搬入順序』とは、キャリアをバッファ棚から移載棚へ移す順序とタイミングを制御するための情報であり、これを構成するデータの内容は、移動対象とするバッファ棚上のキャリアと、キャリアの移動先である移載棚においてキャリアを載置する位置(図示せず)とをそれぞれ示す情報である。
また、図3における『搬出順序』とは、キャリアを移載棚からバッファ棚へ戻す順序とタイミングを制御させるための情報であって、構成データの内容は、移動対象とする移載棚上のキャリアと、移動先であるバッファ棚においてキャリアを載置するスロットの位置(図示せず)である。
図4は、図3に示す制御データに基づいてウェーハをキャリアからボートへ移動する状態を示す概念図である。つまり、図3に示す制御データの順序でウェーハをキャリアからボートへ順次移動するためには、図4に示すように、処理すべきウェーハが搭載されたキャリアを搬入順序に従ってバッファ棚から移載棚へ移動し、ボートへのウェーハの取り出しが終ったキャリアは搬出順序に従って移載棚からバッファ棚へ移動させる必要がある。
すなわち、図4に示すように、製品キャリア(P1)のスロット1,2,3にあるウェーハをボートのスロット(A)、(B)、(C)へそれぞれ移した後、補充キャリアF1のスロット4にあるウェーハをボート(D)へ移し、以下、同様の工程を順次行う。このような制御を行うためには、例えば、製品キャリア(P1)のスロット1からのウェーハをボートのスロット(A)へ移動するには、スロット(A)のウェーハ移動を開始する前に、製品キャリア(P1)を移載棚上に移動しておくことが必要である。同様にして、補充キャリア(F1)のスロット4からボートのスロット(D)へウェーハを移動するには、スロット(D)のウェーハ移動を開始する前に、補充キャリア(F1)を移載棚上に移動しておく必要がある。
このような従来のキャリアの搬送制御方法では、図3(a)に示すように全キャリアからボートへのウェーハの移載が全て連続して行なわれる。そのため、ウェーハの移載を行う際に使用される全キャリアのウェーハ移動のためのパラメータを一括して作成する必要があり、全キャリアにおけるウェーハの有無に関する情報がウェーハの移載開始の時点で必要となる。
従来技術では、ボートに移載する全てのキャリアがバッファ棚に搬入されてからでなければ、ボートヘのウェーハ移載を開始することができなかったので、キャリアが半導体製造装置に搬入されてから全てのウェーハがボートヘ移載されるまでにかなりの時間がかかっていた。そこで、本発明によるキャリアの搬送制御方法では、キャリアが半導体製造装置に取り込まれた順にボートヘの移動を開始するように制御することにより、キャリアが半導体製造装置に搬入されてから全てのウェーハがボートヘの移載を完了までの時間を短縮してスループットの向上を図っている。
以下、本発明におけるキャリアの搬送制御方法について詳細に説明する。図5は、本発明におけるキャリアの搬送制御方法を実現するための半導体製造装置の制御システム構成図である。この制御システム構成は、制御データに基づいてキャリアの搬送制御を行う搬送系制御コントローラ11と、半導体製造装置の各種制御を行う主制御部12と、半導体製造装置の各種操作を行う主操作部13と、主制御部12を含めた半導体製造装置全体の監視・制御を行う上位装置である上位コンピュータ14とを備えた構成となっている。
また、搬送系制御コントローラ11は、制御データの送受信を行うデータ送受信部11aと、ウェーハ移載パラメータの含まれている制御データの作成及び再作成を行う基板移動制御データ作成部11bと、制御データに基づいてウェーハ移載に伴うキャリアの移動制御を行う基板移動制御実行部11cと、基板移動制御実行部11cからの制御データに基づいて、カセットステージ21、カセットローダ22、ウェーハ移載機23、及びボートエレベータ24の制御を行う動作制御部11dと、ソレノイド25へ制御信号を出力したりセンサ26からウェーハ移動に関するセンサ情報を取得したりするI/Oデータ入出力部11eと、搬送系制御コントローラ11の制御を行うCPU11fと、制御データの読み出し専用のメモリであるROM11gと、制御データの読み書きを行うRAM11hとを備えた構成となっている。
図6は、図5の搬送系制御コントローラが制御データとして用いるキャリア搬入指示データの構成を示す図である。図6に示すように、キャリア搬入指示データには、各搬入キャリアごとに、製品キャリア、ダミーキャリア、テストウェーハ等に分けて、キャリア内のウェーハ枚数やキャリア内のウェーハの有無を示すスロットマップ情報が記録されている。つまり、スロットごとのウェーハの有無情報を各搬入キャリアごとに設定できるようにしている。そして、搬入キャリアの搬送開始時にスロットごとのウェーハの有無情報を使用して、ウェーハの移動を行うための制御パラメータをキャリア搬入指示データの中にあらかじめ作成しておく。なお、このときに作成される制御パラメータは、ウェーハの移動順序、及びウェーハの移動と平行して行われるキャリアの移動順序に関する制御情報であるウェーハ移載パラメータである。
図7は、本発明の半導体製造装置におけるキャリア及びウェーハの移動の流れを示す概念図である。図7に示すように、本発明におけるキャリアの搬送制御方法では、(a)工程において、人または自動搬送機によって外部から半導体製造装置のステージ3上に置かれたウェーハ1の収納されたキャリア2をキャリアローダ4上に載置する。さらに、(b)工程において、キャリアローダ4から移載棚7へキャリア2を直接移動させた後、キャリア2内のスロットごとのウェーハ1の有無の検知を実施する。つまり、キャリア2を移載棚7へ移動すると同時にスロットマップ情報の検知を行う。
そして、(c)工程において、ウェーハ1の有無検知が完了した後に、移載棚7に搭載されたキャリア2内のウェーハ1を移載機6によってボート8ヘ移動させる。このとき、次のキャリア2をステージ3からキャリアローダ4に移動させる。このようにして、(d)工程に示すように、移載機6によって移載棚7に搭載されたキャリア2内のウェーハ1をボート8ヘ移動し続けて行くと共にスロットマップ情報の検知を継続して行う。
すなわち、図7の(a)工程から(d)工程において、キャリア2内のウェーハ1を移載機6によってボート8ヘ移動しながら新たなキャリア2をステージ3からキャリアローダ4に移動して行き、ステージ3から移載棚7へ移動されたキャリア2のウェーハ1の有無検知が完了した時点で、キャリア2の搬入指示の受信時にあらかじめ作成したウェーハ移載パラメータを再度作成し直す。このようにウェーハ移載パラメータを再度作成し直す理由は、始めにキャリア2の搬入指示内に設定されたキャリア2内のウェーハ1の有無情報と実際の検知結果とが異なることがあるためである。このような処理を一つ前に搬入されたキャリア2内のウェーハ1の移動実行中に行うため、ウェーハ1の移動及びウェーハ1の移載に使用するキャリア2の連続性は保たれる。
また、(e)工程に示すように、既に移載棚7がキャリア2によって埋まっている状態でステージ3からキャリアローダ4へ搬入されたキャリア2の移動については、(f)工程に示すように、そのキャリア2についてはウェーハ1の有無の検知動作を行わずに、直接バッファ棚5へ移動される。これは、ステージ3を次の搬入キャリアのために早く空ける必要があるためである。なお、すでに移載棚7に存在するキャリア2内のウェーハ1は移載機6によってボート8ヘ移動し続けられる。
また、(f)工程において、移載棚7に直接移動されずに一旦バッファ棚5に格納されたキャリア2は、ウェーハ1の移載が必要になったタイミングで、バッフア棚5から移載棚7に移動される。その後、ウェーハ1の有無検知が実行され、続いて移載棚7に移動されたキャリア2内のウェーハ1は移載機6によってボート8ヘ移動される。
このようにして、(a)工程から(f)工程までにおいて、ウェーハ1の移動順序及びキャリア2の移動順序を制御するための制御データはキャリア2のウェーハ有無検知が完了するごとに再作成され、全ての搬入キャリア2の有無検知が完了したタイミングで制御データは完成されることになる。このとき、キャリア2がステージ3から移載棚7に移動され、ウェーハ1の有無倹知が完了した後にウェーハ1の移動が行われる。そして、(g)工程においてウェーハ1の移動が完了したキャリア2は、(h)工程に示すようにディスチャージを待つためにバッファ棚5に格納される。
つまり、本発明の半導体製造装置におけるキャリア及びウェーハの移動の流れでは、外部から搬入されてステージ3に置かれたキャリア2を、バッファ棚5に移すことなく、直接、移載棚7へ移動させると共にキャリア2のスロットマップ情報を検知する。そして、検知を行ったキャリア2内のウェーハ1を移載機6によってボート8へ移動すると共に、次のキャリア2をキャリアローダ4から移載棚7へ移動させる。なお、移載棚7がキャリア2で充たされている状態で搬入されたキャリア2は、ウェーハ1の有無の検知を行わずに直接バッファ棚5に移動しておいて、ウェーハ1が必要となるタイミングを待って移載棚7へ移動される。
次に、チャージ用のウェーハ移載パラメータの再作成方法について説明する。図8は、図7に示すようなキャリア及びウェーハの搬送制御を行うための制御データを示す図である。すなわち、外部から搬入されてステージ3に置かれたキャリア2をバッファ棚5に移すことなく、直接、移載棚7へ移動させるためには図8に示すような制御データが必要となる。
図8において、キャリア内のウェーハをボートへ移動させるチャージ動作時のデータである、ウェーハ移載順序、搬入順序、及び搬出順序における構成データ内容は、図3で説明した従来の制御データの構成内容と同じであるので、その説明は省略する。図8は、ウェーハの有無情報がキャリア搬入指示の中に記載された内容と異なった場合にウェーハ移動に関する制御データが再度作成される状況を示している。
図8において、(a)のウェーハチャージ時のキャリア搬入指示内には、Plキヤリア3の部分にウェーハが存在していたが、実際にウェーハ有無検知を行った結果で該当するウェーハが存在しなかった場合は、(b)のウェーハ移載パラメータの再作成時において、ウェーハチャージ時の「P1キャリア3→ボート(C)」の移載順序を削除して「F1キャリア4→ボート(C)」に繰り上げた移載順序にする。以下の移載順序は各キャリアを1つずつ繰り上げ、以降、「F1キャリア5→ボート(D)」、「P2キャリア6→ボート(E)」…「F2キャリア14→ボート(M)」というようなウェーハ移載順序の制御データを再作成する。再作成された制御データに基づいてキャリア及びウェーハを移動させる手法については図3で説明済みであるので重複する説明は省略する。
つまり、従来技術では、全てのキャリアがバッファ棚に揃っている状態でウェーハがボートへ移載される。しかし、本発明では、ボートに移載するウェーハが不足しないこと(例えば、製品ウェーハが不足した場合にもそれを補充する為のダミーウェーハが十分に存在すること)を前提条件として制御を行っているので、キャリアをバッファ棚に移載することなく、直接、移載機に移しながら、キャリア内のウェーハをボートに移動することができる。
また、本発明では、ウェーハの有無検知が行われていないキャリアが直接移載棚に運び込まれる為、移載棚に運び込まれたキャリア内のウェーハの有無を確認している。
ウェーハ有無を確認した結果に基づいて、製品ウェーハ不足時には補充ダミーウェーハによる補充などが自動的に行われる。
また、キャリアの移動とウェーハの移動を連続性を保ちながら行うためには、全てのキャリア内のウェーハの有無情報を事前に取得しておく必要がある。しかし、装置に投入されていないキャリア内のウェーハ有無情報はわからない為、本発明では、制御データとしてこの『キャリア搬入指示データ』を用いて、すべてのキャリアの中のウェーハ有無が事前にわかっていることとしてウェーハ移載制御を行っている。
また、『キャリア搬入指示データ』に記載されたキャリア内のスロットごとのウェーハ有無情報と、実際にウェーハ有無検知を行った結果のウェーハ有無情報との間で食い違いが生じた場合は、そのキャリアに対応したウェーハ移載のためのパラメータ部分を再作成する必要がある。
一般的な半導体製造装置におけるキャリアの搬送制御対象機構の概念図である。 従来の半導体製造装置におけるキャリア及びウェーハの移動の流れを示す概念図である。 図2に示すようなキャリアの搬送制御を行うための制御データを示す図である。 図3に示す制御データに基づいてウェーハをキャリアからボートへ移動する状態を示す概念図である。 本発明におけるキャリアの搬送制御方法を実現するための半導体製造装置のシステム構成図である。 図5の搬送系制御コントローラが制御データとして用いるキャリア搬入指示データの構成を示す図である。 本発明の半導体製造装置におけるキャリア及びウェーハの移動の流れを示す概念図である。 図7に示すようなキャリア及びウェーハの搬送制御を行うための制御データを示す図である。
符号の説明
1 ウェーハ、2 キャリア、3 ステージ(キャリア載置部)、4 キャリアローダ(キャリア載置手段)、5 バッファ棚(保管部)、6 移載機(移載手段)、7 移載棚(移載部)、8 ボート、9 反応炉、11 搬送系制御コントローラ、11a データ送受信部、11b 基板移動制御データ作成部(選択手段)、11c 基板移動制御実行部(選択手段)、11d 動作制御部、11e I/Oデータ入出力部、11f CPU、11g ROM、11h RAM、21 カセットステージ、22 カセットローダ、23 ウェーハ移載機、24 ボートエレベータ、25 ソレノイド、26 センサ。

Claims (4)

  1. 外部搬送装置との間で半導体基板としてのウェーハが収納されたキャリアを受渡しするキャリア搬入部と、
    前記キャリア内に収納されている前記半導体基板をボートとの間で受渡しする際に、前記キャリアを載置するウェーハ移載用キャリア載置部と、
    前記キャリアを保管するキャリア保管部と、
    前記キャリア搬入部に載置された前記キャリアを前記ウェーハ移載用キャリア載置部へ移載するか前記キャリア保管部へ移載するかを選択すると共に、前記キャリア内のスロット毎のウェーハの有無を示すスロットマップ情報が記録されるキャリア搬入指示データ内に、ウェーハの移載を行うための制御パラメータであるウェーハ移載パラメータが予め用意される選択手段と、
    を備え、
    前記選択手段は、前記キャリア搬入部に載置された前記キャリアのうち、前記ウェーハ移載用キャリア載置部に載置された前記キャリア内のスロット毎のウェーハの有無を検知し、前記スロットマップ情報と前記検知により得られた結果とを比較し、該比較した結果が異なる場合に前記ウェーハ移載パラメータを作成する半導体製造装置。
  2. 更に、前記半導体基板を前記ートとの間で受渡しする移載手段とを備え、前記移載手段は、前記再作成されたウェーハ移載パラメータに基づいて前記キャリア内の半導体基板を前記ボートに移載する請求項記載の半導体製造装置。
  3. 外部搬送装置との間で半導体基板としてのウェーハが収納されたキャリアを受渡し、
    前記受渡された半導体基板が収納された前記キャリアをウェーハ移載用キャリア載置部へ移載し、
    前記キャリアのうち前記ウェーハ移載用キャリア載置部に載置された前記キャリア内のスロット毎のウェーハの有無を示すスロットマップ情報が記録されるキャリア搬入指示データウェーハの移載を行うための制御パラメータであるウェーハ移載パラメータを予め用意ておき前記ウェーハ移載用キャリア載置部に載置された前記キャリア内のスロット毎のウェーハの有無を検知し、
    前記スロットマップ情報と前記検知により得られた結果とを比較し、
    該比較した結果が異なる場合に前記ウェーハ移載パラメータを再作成し、
    前記再作成されたウェーハ移載パラメータに基づいて前記キャリア内の半導体基板をボートに移載する半導体基板の移載方法。
  4. 請求項に記載の移載方法でウェーハを前記ボートに移載する工程と、
    前記半導体基板を保持した前記ボートを処理室に搬入し、前記ボートに保持された前記半導体基板に対して前記処理室で所定の処理を施す工程と
    を有する半導体製造方法。
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