JP4706967B2 - 三次元画像表示装置 - Google Patents
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Description
図10は、従来例における図2に記載された三次元画像表示装置の構成図(その1)を引用した図である。図10(a)は三次元画像表示装置全体の模式図、図10(b)はその装置内の二次元画像表示装置アレイの平面図、図10(c)はその装置内のレンズアレイの平面図、図10(d)はその装置内の開口アレイの平面図である。また、図11は従来例における図3に記載された三次元画像表示装置の構成図(その2)を引用した図である。図11(a)は水平断面を示す模式図、図11(b)垂直断面を示す模式図である。なお、図10及び図11において同一の構成要素には同一の符号を付している。
第1の課題は、二次元画像表示装置アレイ10を構成するために必要な個々の二次元画像表示装置11が非常に多数必要になることである。
従来例の構成における共通像面18での表示画面サイズは、二次元画像表示装置11の画面サイズに図10のレンズアレイ12及び共有レンズ16から構成される光学系(アフォーカル光学系または無焦点光学系ともいう)の倍率をかけたサイズとなるが、このアフォーカル光学系の倍率を十分に大きくすることが容易ではない。理由を以下に説明する。
このアフォーカル系の倍率Maは、レンズアレイ12を構成する個々のレンズ13の焦点距離をf 1、共有レンズ16の焦点距離をf 2とすると下記数式1で算出される。
従来例のアフォーカル光学系の前段に、新たな光学系を構成要素として付加することによって解決する。
本発明の概要は上に述べた通りであるが、これをより構成要件の形で簡潔に記載すれば、以下の(1)〜(2)のようになる。
(1)表示画面上に、この表示画面の画面サイズより小さい画面サイズの複数の画像を、それぞれの前記画像の水平位置が一致しないように水平方向および垂直方向に配置して表示する二次元画像表示手段と(110)、
前記二次元画像表示手段に表示される前記複数の画像をそれぞれ拡大投射する投射手段と(112〜114)、
前記投射手段によって拡大投射された前記複数の画像のそれぞれの画像光をテレセントリックになるように変換する光線偏向手段と(115)、
前記光線偏向手段の後段に配置される複数のレンズからなるレンズアレイであって、前記光線偏向手段を通過した前記複数の画像光に対応する各画像の画像中心と前記各レンズの光軸とが一致するように前記各レンズが配置されるレンズアレイと(12)、
前記光線偏向手段の近傍に配置される光拡散手段であって、前記二次元画像表示手段、前記投射手段、前記光線偏向手段及び前記レンズアレイからなる光学系の射出瞳を所定のサイズに拡大する光拡散手段と(116)、
前記レンズアレイの後段に配置される複数の開口部からなる開口アレイであって、前記射出瞳のサイズより小さいサイズの前記複数の開口部が、前記レンズアレイを構成する各レンズに対応して配置される開口アレイと(15)、
前記開口アレイの後段に配置され、前記レンズアレイと組み合わせてアフォーカル光学系を構成する共有レンズと(16)、
前記共有レンズの後段に配置される垂直拡散板と(17)、
を有することを特徴とする投射型三次元画像表示装置。
(2)1つの前記二次元画像表示手段と1つの前記投射手段とを対として、それぞれを複数用いることを特徴とする上記(1)に記載の投射型三次元画像表示装置。
更に、上記二次元画像表示装置を複数個用いた第二の発明によれば、上記各効果を維持しながら、より高解像度の三次元画像表示が可能となる。
薄い灰色の領域120は、反射型液晶表示素子110の光軸19付近に表示させた二次元画像からの光線を示しており、光軸19上に位置する図示しない観察者に対して垂直に入射するほぼ平行な指向線光線を示している。ほぼ平行とは、周縁光線122で示すように広がりを持っているため、完全な平行光束ではないという意味である。観察者の瞳には、この太い指向性光線のうち、瞳径で切り取られた一部の光束のみが入射する。
下記数式3により算出することができる。
we : he = 16 : 9 に設定したとすると、傾き角αは 0.219[ラジアン]、即ち約12.5度となる。
図5はフレネルレンズ115で結像した画像を、レンズアレイ12と共有レンズ16からなるアフォーカル系に入射させた場合の光線状態を示す上面図である。図1との違いは、フレネルレンズ115の後に、拡散板116がないことである。拡散板116がないと、周縁光線122または132の拡がり角が小さいままのため、レンズアレイ12と共有レンズ16の共通焦点面に配置した開口アレイ14上における光束径は、図5の破線(周縁光線)で示すように、個々の開口15のサイズよりも小さくなってしまう。
図9は、本発明の第2実施例の投射型三次元画像表示装置の上面方向からの概略図である。なお、第1実施例の概略図と同一の構成要素には同一の符号を付している。
更に、実施例2によれば上記二次元画像表示装置を複数個用いることにより、上記各効果を維持しながら、より高解像度の三次元画像表示が可能となる。
レンズアレイと二次元画像表示装置との間に前置光学系を設けることにより、レンズアレイと二次元画像表示装置の距離が従来よりも大きくなるので、レンズアレイが二次元画像表示装置の照明系の熱的影響を受けにくくなる。したがって、レンズアレイの耐熱性の要求が低くなり、安価で加工性の高いプラスチックレンズを使えるようになる。
11 個々の二次元画像表示装置
12 レンズアレイ
13 個々のレンズ
14 開口アレイ
15 個々の開口
16 共有レンズ
17 垂直方向拡散板
18 共通像面
19 光軸
101 ランプ光源
102 照明光学系
110 反射型液晶表示素子
120 個々の視差画像
111 偏光ビームスプリッタ
112 入射側の投射レンズ群
113 投射レンズ内部の開口絞り
114 射出側の投射レンズ
115 フレネルレンズ
116 拡散板
117 位相板
Claims (2)
- 表示画面上に、この表示画面の画面サイズより小さい画面サイズの複数の画像を、それぞれの前記画像の水平位置が一致しないように水平方向および垂直方向に配置して表示する二次元画像表示手段と、
前記二次元画像表示手段に表示される前記複数の画像をそれぞれ拡大投射する投射手段と、
前記投射手段によって拡大投射された前記複数の画像のそれぞれの画像光をテレセントリックになるように変換する光線偏向手段と、
前記光線偏向手段の後段に配置される複数のレンズからなるレンズアレイであって、前
記光線偏向手段を通過した前記複数の画像光に対応する各画像の画像中心と前記各レンズの光軸とが一致するように前記各レンズが配置されるレンズアレイと、
前記光線偏向手段の近傍に配置される光拡散手段であって、前記二次元画像表示手段、前記投射手段、前記光線偏向手段及び前記レンズアレイからなる光学系の射出瞳を所定のサイズに拡大する光拡散手段と、
前記レンズアレイの後段に配置される複数の開口部からなる開口アレイであって、前記射出瞳のサイズより小さいサイズの前記複数の開口部が、前記レンズアレイを構成する各レンズに対応して配置される開口アレイと、
前記開口アレイの後段に配置され、前記レンズアレイと組み合わせてアフォーカル光学系を構成する共有レンズと、
前記共有レンズの後段に配置される垂直拡散板と、
を有することを特徴とする投射型三次元画像表示装置。 - 1つの前記二次元画像表示手段と1つの前記投射手段とを対として、それぞれを複数用いることを特徴とする請求項1に記載の投射型三次元画像表示装置。
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