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JP4700744B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP4700744B2
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Description

本発明は、例えばコピー機、ファクシミリ機及びプリンタ、或いはこれらの機能を併せ持ついわゆる複合機等の画像形成装置の技術分野に属する。
従来、上述のような画像形成装置では、例えばA0,A1,A2版等の比較的大きな面積を有する用紙(以下、「大面積用紙」ということがある。)に画像形成を行うものが知られている。これによると、例えば設計図面等についての画像形成を好適に行うことができる。ところで、前記の大面積用紙は、その内容を判読する時には広げて利用するが保管時等には折り畳んでおく、などといった使用形態をとることが好ましいが、この場合、大面積用紙の折り畳み方は一定の方式に従っていることが好ましい。というのも、設計図面等においては、いわゆる表題部(該表題部には当該図面が何を表した図面であるか等の情報が記載されている。)が例えば図面右下隅に設けられていることが多く、整理・収納・運搬等にあたっては、当該表題部が容易に目に触れるようになっていることが好ましいからである。
そこで、前述のような画像形成装置においても、当該大面積用紙に対して、折位置マークを形成する機能を有するものが知られている。すなわち、当該折位置マークに従って大面積用紙を折り畳めば前記表題部が自然に表に出てくるように、図面等の画像形成に併せて又はそれに先だって、折位置マークを用紙上に形成しておくのである。このような折位置マーク形成機能をもつ画像形成装置としては、例えば特許文献1に開示されているようなものが知られている。
特開平8−6172号公報
しかしながら、上述のような画像形成装置においては次のような問題点がある。すなわち、大面積用紙を折り畳んだ後に表題部が表に出るようにするためには、単純に折位置マークを大面積用紙に形成しておけばよいというのではなくて、折位置マークの形成を所定の規則なり基準なりに従って行う必要が出てくる。しかしながら、従来においては、この点について特別配慮がなされているわけではなく、大面積用紙のどの位置に折位置マークを形成すべきかの決定が必ずしも容易でなかったのである。特に、大面積用紙の大きさが定形サイズに一致しない場合、この問題はより深刻になる。ちなみに、このような場合(即ち、大面積用紙の大きさが定形サイズに一致しない場合)の中には、例えばロール紙から繰り出される用紙の裁断を伴いつつ画像形成していく際に、定形サイズの用紙を得るべく裁断を行っているつもりでも、裁断位置が該定形サイズから若干ずれるなどという場合も含まれる。
この点、前記の特許文献1においては、複数の折位置目印についての情報を記憶する折位置目印メモリーから所定の折位置目印を選択させることによって、大面積用紙のどの位置に折位置マークを形成すべきかが決定されるようになっているが、これでは第1に、設定され得る折位置マークの形成位置が予め定まってしまっており融通性にかける、特に前述した大面積用紙の大きさが定形サイズに一致しない場合に対応することができない、第2に、折位置マークの形成位置の決定がユーザの選択に委ねられていることから当該決定の容易性が損なわれている(即ち、ユーザにとっては面倒である。)という問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、折位置マークをどこに形成すべきかの決定を容易かつ好適になし得る画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するため、画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う画像形成装置であって、前記用紙のサイズを選択する選択手段と、前記画像形成後の用紙を折り畳んだ時の折り畳みサイズを入力する入力手段と、前記折り畳みサイズに応じて前記用紙上における折位置マークの形成位置の算出を行う制御手段と、前記折位置マークの形成位置に基づいて当該折位置マークを前記用紙上に形成する画像形成手段とを備えている。
本発明の画像形成装置によれば、まず、画像データに基づいて用紙上に画像形成を行うことができる。ここで「画像データ」とは「画像情報」に基づいて作成されるが、この「画像情報」とは、例えば当該画像形成装置に付設され得るスキャナ部から読み取られた原稿面上の画像、或いは当該画像形成装置に接続されたパソコン等のユーザ端末から送信された画像、或いは更に、当該画像形成装置に搭載され得るファクシミリ機能によって外部から送信されてきた画像等を構成するために必要な情報をいう。画像データは、かかる画像情報を、画像形成装置における画像形成に使用するために適した形に加工したものである。なお、「画像」とは、文書、図画などのあらゆる象形を含む。
そして、本発明では特に、入力手段によって入力された折り畳みサイズに応じて、折位置マークの形成位置が算出されるようになっている。ここで入力に係る「折り畳みサイズ」としては、例えば、「A4」、「B5」等といった名称により定められるサイズ(即ち、定形サイズ)や、あるいは「縦x〔mm〕及び横y〔mm〕」といった数値により直接的に定められるサイズが含まれる。つまり、これらの方法による入力が許され得る。そして、本発明では、かかる折り畳みサイズに応じて、折位置マークの形成位置が好適には自動的に算出されるようになっているのである。つまり、用紙上のどこに折位置マークを形成すべきかの決定は、制御手段が前述の「折り畳みサイズ」、あるいはこれに加えて様々な事情を適宜勘案した上で、これを好適かつ自動的に行いうるようになっているのである。ここで前記の「様々な事情」の中には、用紙上に設計図面及び該設計図面の内容を要約した表題部(例えば、図面名称、図面作成者、図面作成日、図面番号等々が記載される。)が形成される場合において、用紙を折り畳んだ時に当該表題部の少なくとも一部が表に出るように折位置マークの形成位置を定める等ということが含まれる。
以上説明したように、本発明によれば、折位置マークを用紙上のどこに形成すべきかの決定が、ユーザの手を煩わせることなく極めて容易に、また好適に行われうる。また、折位置マークの形成位置の算出過程を好適に定めておけば、前記表題部が表に出るように該折位置マークの形成位置を決定することや、大面積用紙の大きさが定形サイズに一致しない場合などにも容易に対応することができる。
本発明のこのような作用及び効果その他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされる。
以下では、本発明の実施の形態について図1を参照しつつ説明する。ここに図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。
図1において、画像形成装置は、制御部1、プリンタ部2、記憶装置3、ファックスインターフェイス(以下、「FAX I/F」という。)4、ネットワークI/F5、スキャナ部6及び操作部7から構成されている。
このうちプリンタ部2は、例えば図示しないパソコンから送られた、或いはスキャナ部6により読み取られ、更にはFAX I/F4により受信されるなどした画像情報に基づいて構成された画像データ、更には該画像データを基礎として設定された印刷ジョブを処理する。なお、印刷ジョブの処理とは、主として、プリンタ部2に予め蓄積された用紙等に、前記画像情報に基づく文字・図画等を印刷することをいう。本実施形態においては特に、プリンタ部2は、前記画像データの一部として又は該画像データに加えて設定された折位置マークデータに基づいて用紙上に折位置マークを形成する。この点については後に図2等を参照しながら改めて説明することにする。記憶装置3は、実行予定、或いは実行中の印刷ジョブや、エラーの発生した印刷ジョブ等を記憶する。FAX I/F4は、図示しないネットワーク外の機器と電話回線を介して接続され、FAX機能により画像情報の送受信を行う。ネットワークI/F5は、ネットワークに接続され、ネットワーク内でデータの送受信を行う。例えば、前記パソコンから送られてくる画像情報は、このネットワークI/F5を介して画像形成装置内に取り込まれる。スキャナ部6は、図示しないプラテン、光源部、CCDカメラ等を備え、前記プラテン上に載置された原稿面をスキャンして画像情報を読み取る。操作部7は、ユーザが当該画像形成装置に対して各種の指令を送信するためのユーザインターフェイスである。この操作部7としては、より具体的には、例えばタッチパネル方式を採用することができる。本実施形態においては特に、操作部7は、画像形成を行う用紙サイズの選択、画像形成後の用紙を折り畳んだ時の折り畳みサイズの入力の際に利用される。この点については後に図2等を参照しながら改めて説明することにする。
そして、制御部1は、前記の各要素を通じて画像形成装置全体を制御する。また、制御部1は、制御指令を行うCPU、制御プログラム等が格納されたROM、一時的な記憶場所のRAM、不揮発データを格納するNVRAMから構成されている。本実施形態の画像形成装置においては特に、用紙上において折位置マークを形成すべき位置を算出することに特徴があり、制御部1は、それに係る算出、ないしは制御を実施することに特徴がある。この点については後に図2等を参照しながら改めて説明することにする。
以上のような構成となる本実施形態の画像形成装置は、例えば図2乃至図4に示すように運用され、その結果、以下に記すような作用効果が奏されることになる。ここに図2は、本実施形態の画像形成装置における折位置マークの形成処理の流れを示すフローチャートである。残る図3以降については、説明に必要となる個所において適宜説明を加えることとする。
図2においてまず、ステップS10において、ユーザは、操作部7を通じて画像形成に使用する用紙サイズを選択する。この選択操作は、例えば操作部7を構成するタッチパネル式を採用したLCD画面上に、各給紙カセットとそのカセットに対応付けられている用紙サイズのボタンを表示するとともに、そのボタンに触れてもらうことなどによって実現することができる。各給紙カセットに対応付けられている用紙サイズは、初期設定で予め設定しておくか、給紙カセットのセンサで検知すればよい。用紙サイズは「A4」、「B5」等の定型サイズの他、「縦x〔mm〕及び横y〔mm〕」といった任意のサイズのものを選択することができる。次いで、画像形成後の用紙を折り畳んだ時の折り畳みサイズを入力する。この入力操作も用紙サイズの入力と同様、操作部7を通じて行う。具体的には、タッチパネル式を採用したLCD画面上に、「A4」、「B5」等のボタンを表示するとともに、そのボタンに触れてもらうことなどによって実現することができる。あるいは、より直接的に、「縦x〔mm〕及び横y〔mm〕」といった数値による入力も可能なように構成することもできる。
次に、画像形成装置は、画像情報を読み込む(図2のステップS11)。この画像情報の読み込みは、スキャナ部6を介して行われうる。あるいは、ネットワークI/F5を介してパソコン等から、更にはFAX I/F4を介してファクシミリ機器から送信されてくる画像情報もまた読み取り得る。このようにして読み込まれた画像情報は、公知の処理に従って、プリンタ部2で処理可能な画像データ(例えば、PDL(Printer Description Language)への変換)に変換される。
次に、読み取られた画像情報に基づく画像形成を実行すべき用紙のサイズが、ステップS10で入力された折り畳みサイズを基準とした所定の範囲内にあるかどうかが確認される(図2のステップS12)。ここでの確認とは、具体的には例えば、画像形成を実行すべき用紙のサイズが、折り畳みサイズの縦方向及び横方向に1〔cm〕を加えたサイズの範囲内にあるかどうかといったことが確認されることを意味する(好適には、1〔cm〕以上5〔cm〕以下の範囲内における適当な数値をあてることができる。)。そして、所定の範囲内にあると判断されるとき、言い換えると画像形成を実行すべき用紙のサイズが折り畳みサイズとほぼ同じであると判断されるときには、後述する折位置マークを形成することなく、前記画像データに基づいた画像形成のみを行って処理を終了する(図2のステップS12;YESからステップS20、更にステップS16へ)。このように本実施形態では、用紙のサイズと折り畳みサイズとがほぼ同じと判断されるときには、折位置マークの形成が行われないことから、用紙上に無駄な情報が現れることなくユーザを惑わすおそれがないし、トナーの節約を行うこともできる。
一方、ステップS12において、所定の範囲を超えると判断されるとき(図2のステップS12;NO)には、次なる処理へと進む。この場合には続いて、画像形成を実行すべき用紙のサイズと、折り畳みサイズとに応じて、折位置マークの形成位置の算出が行われる(図2のステップS13)。この算出は具体的には例えば次のようにして行われる。以下では、この算出方法の具体例を、図3及び図4を参照しながら説明することにする。ここに図3は、画像形成の対象となるべき用紙の例及び折り畳みサイズの設定例を概念的に示す説明図であり、図4は折位置マークの形成位置の算出方法例を説明するための説明図である。
なお、以下では、用紙100上に設計図面を形成するとともに該用紙100の右下隅に図3に示すようにいわゆる表題部101(ここには、例えば図面名称、図面作成者、図面作成日、図面番号等々の情報が記載される。)を併せて形成する場合であって、当該用紙100を折り畳んだ時に当該表題部101が表に出てくるように、折位置マークの形成位置を定める場合について説明する。また、説明の前提として、画像形成を実行すべき用紙100のサイズが、図3に示すように図中横方向にL、縦方向にHであるとし、ステップS10において定められた折り畳みサイズが同図に示すように図中横方向にa、縦方向にbとして定められるものとする(例えば折り畳みサイズが「A4」と入力されたのであるなら、a=210〔mm〕、b=297〔mm〕ということになる。)。折位置マークの形成位置の決定は、「折り畳まれた用紙100がa×bの範囲内に収まること」が最低限満たさなければならない目的として行われることになる。
さて、まず、図3中横方向についての折位置マークの形成位置を算出するため、次の式によりαを算出する。
α=(L−a)/(a−c) … (1)
ここでcは、当該用紙100を折り畳んだ時、折り畳み済みの用紙100を綴じるための部分の図中横方向の長さに該当する(図3参照)。ちなみに、この部分にはパンチング孔を形成することが可能である。
次に、(1)式で演算された値αが1よりも小さいとき(α<1であるとき)には、図4(a)に示すように用紙100の図中左端から同右方向にaだけ隔たった部分に折位置マークの形成位置を定める(図中、符号P参照)。この場合、α<1であるため、表題部101が表に出てくるようにするためには、図4(a)に示す折位置マークPで用紙100を山折りする以外にない。ただし、このような折り方では、表題部101はいわば裏側に位置することになってしまうため、場合によっては、折位置マークPから(L−a)/2で定まる長さだけ隔たった部分にもう一つ折位置マークの形成位置を定めておいてもよい。これによれば、折位置マークPの部分で谷折り、前記もう一つの折位置マークで山折りを行うことで、表題部101の一部を表に出てくるようにすることが可能になる。
一方、αが1以上であるとき(α≧1であるとき)には、更に続いて、αの小数点以下を切り上げた値δが偶数であるか奇数であるかに応じて、次の式によりγを算出する。
δが偶数である場合;γ=(L−a)/δ
δが奇数である場合;γ=(L−a)/(δ+1)
そして、図4(b)に示すように、用紙100の図中左端から同右方向にaだけ隔たった部分(図中、符号P参照)及びそこからγずつ隔たった各部分(図中、符号Pγ1乃至Pγ3参照)に折位置マークの形成位置を定める。この場合まず、α≧1であるため、用紙100を折り畳んでa×bの範囲内に収まるようにするためには、用紙100の図中横方向において上述のように折位置を複数個所設ける必要がある。また、表題部101が表に出てくるようにするためには、δが偶数であるか奇数であるかに応じて折り畳み方が異なることになる。すなわち、δが偶数である場合には、折位置マークP,Pγ2,Pγ4,…一般にPγ(2n)(但し、nは正の整数。以下同じ。)で谷折り、折位置マークPγ1,Pγ3,…一般にPγ(2n+1)で山折りとする。逆に、δが奇数である場合には、前記とはちょうど逆の折り畳み方(即ち、Pγ(2n)で山折り、Pγ(2n+1)で谷折り)をする必要が生じるが、ここでは特に、折り畳み方をδが偶数である場合と同じにするため、奇数であるδに1を足した数で(L−a)を割ってγを求めるようにしている。
いずれにせよ、以上のように折位置マークの形成位置が定められれば、用紙100を折り畳んでも表題部101が表に出てくるようすることが可能になる。ちなみに、α≧1である場合に、前記のように折位置マークの形成位置を定めれば、既に参照した図4(b)に示すように、用紙100が折り畳まれた状態で表題部101があらわされている面とその内側で折り返されている面(折り畳んだ状態では目視できない面)との面積は同じになる。この場合、表題部101の一部が目視できない場合が生じ得るものの、残る一部は面前に表れることになるので、当該図面がどのような内容の図面であるかの確認はできる。
他方、図3中縦方向についても折位置マークの形成位置を算出する。この場合まず、β=H−bなるβを算出し、このβにつき(b−β)≧(H/4)が成立するのであれば、図4(c)に示すように用紙100の図中下端から同上方向にbだけ隔たった部分に一箇所だけ折位置マークQの形成位置を定めればよい。逆に、(b−β)<(H/4)が成立するのであれば、βを(b−(H/4))で除算した長さを求め、前記の折位置マークQに加えて、そこから当該長さ分ずつ隔たった各部分に折位置マークの形成位置を定めればよい(この点については不図示)。このようにすれば、用紙100を折り畳んだ後にも、用紙100の下端から少なくとも(H/4)の長さ分だけは外部に曝される(即ち、目視することができる。)ことになるから、表題部101の一部をなお前面に表させることが可能になる。なお、前記では、(H/4)がいわば基準として用いられているが、本発明はこれに限られるわけでは勿論ない(一般に、mを正の整数として(H/m)を基準として用いることができる。)。
以上のようにして、折位置マークの形成位置が算出されたら、それに基づいて前記画像データの一部として又は該画像データに加えて、当該形成位置に折位置マークが形成されるように、折位置マークデータを生成する(図2のステップS15)。
そして、このように折位置マークデータが生成されたら、該折位置マークデータを含んだ又は加えた画像データに基づいて、画像形成を実行する(図2のステップS16)。ここで、用紙100上に形成する実際の折位置マークの具体的形態は基本的には自由に定めることができるが、前述のように折位置の相違に従って山折り・谷折りの別があることからすると、折位置マークの具体的形態についてもそれに対応するような区別が設けられるようにしておくと好ましい。例えば図5(a)に示すように、山折りの部分では黒塗りの三角印とし、谷折りの部分では白抜きの三角印とするというように折位置マークの形態が異なるようにしておくとよい。また、折位置マークの形態も三角印に限られるわけではなく、例えば図5(b)に示すように折り順を示す数字を用いてもよいし、あるいは山折り・谷折りを端的に表現するために図5(c)に示すように破線及び一点鎖線を用いるのでもよい(但し、最後の例において、破線及び一点鎖線を図面全体に描くのであれば、これらが図面そのものの邪魔にならないように配慮する必要がある。)。以上のように、折位置マークの具体的形態が、用紙100の折り畳み方を示唆する記号からなれば、ユーザにとって、より親切な対応となることは言うまでもない。
このようにして、折位置マークを含む画像が用紙100上に形成されたら、後は、当該折位置マークに従って当該用紙100を折り畳めばよい。ちなみに、図3の図中横方向につき図4(b)のように複数の折位置マークの形成位置が定められ、且つ、図3の縦方向につき図4(c)のように折位置マークの形成位置が定められたのなら、当該用紙100の具体的な折り畳み方は図6(a)乃至(d)に示すようになる(ただし、図6では、図
4(b)とは異なり図中横方向の折位置マークは二つである。)。
以上のような運用がなされる本実施形態の画像形成装置によれば、折位置マークを用紙100上のどこに形成すべきかの決定が、ユーザの手を煩わせることなく極めて容易に行われうる。また、本実施形態においては特に、折位置マークの形成位置の算出過程が、図4を参照して説明したように定められていることから、用紙100を折り畳んだ後にも表題部101が常に表に出てくるようになっている(図6も参照。)。しかも、前記の算出方法によれば、殆どの場合γ<aが満たされることになるから、用紙100を綴じるための部分をきちんと確保することができるようになっているのである。これらのことは、当該用紙100の収納・保管・運搬等を好適に行うことに適していることは言うまでもない。むろん本実施形態では、かかる算出過程を経て折位置マークの形成位置が定められることから、用紙100の大きさが定形サイズに一致しない場合にも十分に対応することができる。
なお、上記の実施形態においては、折位置マークの用紙上への形成を画像形成と同時に行うようになっているが、本発明は、かかる形態に限定されない。例えば、折位置マークを前述の方法により用紙上に予め形成しておいた後、後で当該用紙に画像形成を行うような形態としてもよい。つまり、この方法では、折位置マークが好適に形成されている既製の用紙が予め用意されているが如きことになる。
また、上記実施形態においては、折位置マークの算出方法の一例について説明したが、これは単なる例示に過ぎず、本発明では、その他様々な算出方法を採用することができることは言うまでもない。ここでは特に、第2の算出方法例について、図7を参照しながら説明することにする。なお、表題部101が表に出てくるように折位置マークを定めること、並びに、用紙100のサイズがL及びH、折り畳みサイズがa及びbとして定められることという前提は、この第2の算出方法例でも同様とする。また、第2の算出方法例としては、図3の図中横方向についての折位置マークの形成位置の決定方法についてのみ述べることとする。
まず、前記の算出方法例と同様に、(1)式によってαを求める。
α=(L−a)/(a−c) … (1)再
ここで、α<1であるときには前述と同様としてよい(図4(a)参照。)。
一方、α≧1であるときには、次のように折位置マークの形成位置を算出する。まず、この場合には続いて、以下の式によりηを求める。
η={L−a−(a−c)}/(a−c)
次に、このηが1よりも小さいとき(η<1)には、図7(a)に示すように用紙100の図中左端から同右方向にaだけ隔たった部分(図中符号P参照)及びそこから(a−c)だけ隔たった部分に折位置マークの形成位置を定める(図中符号Pθ1参照)。
一方、ηが1以上のとき(η≧1)には、更に続いて、次の式によりζを求める。
ζ={L−a−2(a−c)}/q
ここでqは、ζ≦(a−c)となるように定められる任意の偶数である。そして、図7(b)に示すように、用紙100の図中左端から同右方向にaだけ隔たった部分(図中符号P参照)、同右端から同左方向に(a−c)だけ隔たった部分(図中符号Pζ3参照)、並びに折位置マークPからqの数だけζずつ区分けした各部分(図中符号Pζ1及びPζ2参照)に折位置マークの形成位置を定める。ちなみに、図7(b)でqは“2”と定められている。また、折位置マークPζ2及びPζ3間の長さは(a−c)となる。あるいは、図7(b)に代えて図7(c)に示すように、用紙100の図中左端から同右方向にaだけ隔たった部分(図中符号P参照)、同右端から同左方向に(a−c)だけ隔たった部分(図中符号Pζ3参照)、並びに折位置マークPζ3から更に同左方向にqの数だけζずつ区分けした各部分(図中符号Pζ2及びPζ1参照)に折位置マークの形成位置を定めることもできる。この場合、折位置マークP及びPζ1間の長さが(a−c)となる。
このように折位置マークの形成位置が定められれば、上記実施形態と同様に、用紙100を折り畳んでも表題部101が表に出てくるようすることが可能になる。そして、このような算出方法によれば特に、表題部101があらわされている面の図中横方向の長さは、図7(a)のような例外的な場合を除いて、必ず(a−c)だけ確保できることになる(図7(b)及び(c)参照。)。つまり、折り畳んだ用紙100において最も表に位置することになる面の長さにつき最大限確保できる長さが(a−c)である(用紙100を綴じるための部分(長さcの部分)は確保しておくことが好ましい。)ことを考えると、本算出方法によれば、表題部101があらわされている面が最大限表に現れるようなかたちで、用紙100を折り畳むことが可能になるのである。
なお、前記のqは、ζ≦(a−c)が満たされるように定められるが、この場合、ζは(a−c)に等しくなるか、あるいはこれにできる限り近くなるように定めるのが好ましい。なぜなら、折り畳みが容易になるからである。また、前記のζに代えて、以下のζ´を用いることもできる。
ζ´={B−2(a−c)×int(B/2(a−c))}/2
ここでB=L−a−2(a−c)であり、int(x)はxの整数部を与える関数である。これによっても、前記とほぼ同様に、折位置マークの形成位置が定められることになる。
また、前記のζ、あるいはζ´が、数センチメートル以下しかない場合には、折位置マークをあえて図7(b)及び(c)のように定める必要はない。この場合、長さ(a−c)を除く部分の幅が極めて僅少となってこれを折り畳むことが困難となるからである。したがって、この場合には、その数センチメートル以下しかない部分についてあえて折り畳むことの必要性を否定して、折り畳みサイズを、a+ζ又はa+ζ´と定義しなおす(本発明にいう「補正する」の一例に該当する。)とともに、改めて折位置マークの算出工程を行うようにするとよい。このようにすると、用紙100を折り畳んだ時のサイズは、ユーザが指定した折り畳みサイズよりも若干大きめとなるが、そもそもζあるいはζ´は数センチメートル以下でしかないのであるから、保管時等に特別不具合が出ることにはならない。ちなみに、このような考え方は、前記のステップS12において、用紙のサイズと折り畳みサイズとがほぼ同じと判断されるときには、折位置マークの形成を行わないという考え方に通ずるところのものである。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本実施形態の画像形成装置の構成例を示す図である。 本実施形態の画像形成装置における折位置マークの形成処理の流れを示すフローチャートである。 画像形成の対象となるべき用紙の例及び折り畳みサイズの設定例を概念的に示す説明図である。 折位置マークの形成位置の算出方法例を説明するための説明図であって、(a)及び(b)は図中横方向についての形成位置の算出例、(c)は縦方向についての算出例を示している。 折位置マークの具体的形態を示す図であって、(a)は黒塗り及び白抜きの三角印、(b)は数字、(c)は破線及び一点鎖線をそれぞれ用いた例を示している。 折位置マークの形成位置が図4(b)及び(c)のように定められた場合における実際の折り畳み方を示す説明図である。 折位置マークの形成位置の第2の算出方法例を説明するための説明図であって、(a)乃至(c)いずれも図中横方向についての形成位置の算出例を示している。
1…制御部
2…プリンタ部
3…記憶装置
4…FAX I/F
5…ネットワークI/F
6…スキャナ部
7…操作部
100…用紙
101…表題部
P、Pγ1〜Pγ3、Pθ1、Pζ1〜Pζ3…折位置マーク

Claims (7)

  1. 画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記用紙のサイズを選択する選択手段と、
    前記画像形成後の用紙を折り畳んだ時の折り畳みサイズを入力する入力手段と、
    前記折り畳みサイズに応じて前記用紙上における折位置マークの形成位置の算出を行う制御手段と、
    前記折位置マークの形成位置に基づいて当該折位置マークを前記用紙上に形成する画像形成手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記用紙の一辺の長さをL、前記折り畳みサイズの前記一辺が延在する方向に一致する方向の長さをa、当該用紙を折り畳んだ時にこれを綴じるための部分の前記一辺が延在する方向に一致する方向の長さをcとするとき、
    α=(L−a)/(a−c)で求まるαが1以上であるかどうかに応じて、前記算出の手順を異ならせることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    折り畳んだ用紙において最も表に位置することになる面の前記一辺が延在する方向に一致する方向の長さが(a−c)となるように、前記算出を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記αについての判断の後、η={L−a−(a−c)}/(a−c)で求まるηが1以上であるかどうかに応じて、前記算出の手順を異ならせることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    Z=L−t・(a−c)(tは正の整数)で求まるZが所定の範囲内にあるときには、当該Zに基づいて前記折り畳みサイズを補正することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記折位置マークは、前記用紙の折り畳み方を示唆する記号からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記画像形成を行うべき用紙のサイズが前記折り畳みサイズを基準とした所定の範囲内にある場合には、前記算出を行わないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記算出は自動的に行われることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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