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JP4787541B2 - 緑化屋根 - Google Patents

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Description

本発明は、新設又は既設を問わず勾配のある金属屋根に対して、水平状態で緑化植物の栽培を行なうことができ、且つその構造を極めて簡単にすることができる緑化屋根に関する。
近年、屋根上面を利用して植物,作物等の栽培が行われる緑化屋根の施工が増えている。特に、屋根上は、日当たり,風通し等の栽培に好適な条件が揃っており、このようなことから栽培に適している。また、緑化屋根は単に屋根を鮮やかにするだけでなく、植物の炭酸同化作用等により環境にも極めて良い影響を与えるもので、近年その緑化屋根が大いに奨励されている。このような緑化屋根は、その施工にはかなりの技術が必要であり、植物生育のための水分を必要とし、そのために湿ったマット材や土壌が敷設されるようにしたものが多く見受けられる。そして、適正量の水分が常時確保されるようにした緑化屋根が多く見受けられる。このようなものとして特許文献1が存在する。
特開2000−17792
ところで、特許文献1に開示されている緑化屋根では、屋根の勾配に沿って、栽培用の土壌が屋根に盛り付けられ、しかも常時濡れているか、又は湿った状態である。したがって、上記特許文献1に類する緑化屋根では、水分は、その勾配の水上側から水下側に向かって水分が流れてしまうことになり、最下端の水下側に水分が集中してしまう。また、栽培領域ではその栽培領域の水上側から水下側の間に仕切板が設けられ、複数の栽培筺体が構成されるものであるが、このようにしても、各栽培筺体の水下側に水分が集中することになる。このように、栽培層に対して水分は均一に与えられず、水上側では、水分の量が不足し、枯れてしまうおそれがある。また、水下側では水分の量が多すぎて、根腐れ等の不都合が生じるおそれがある。本発明の目的は、極めて簡単に水平状の栽培層を構成することができる緑化屋根を施工することにある。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、略方形状の床面部を備えた植栽部支持体と、複数の屋根板材同士が連結されて構成される金属屋根と、隣接する前記屋根板材同士の幅方向端部同士が連結されると共に屋根勾配に沿って形成される連結継手部と、該連結継手部に適宜の間隔をおいて装着される支持具と、前記植栽部支持体に収納される植栽部とからなり、前記支持具は通し支持部材と、前記金属屋根の連結継手部に固着される接合部材とから構成され、前記通し支持部材は幅方向における一方側に高位支持部が形成され、他方側に低位支持部が形成され、前記高位支持部と前記低位支持部との段差は前記植栽部支持体の高さ方向寸法より小さくされ、隣接する上下段の植栽部支持体間には所定間隔を有しつつ前記植栽部支持体の幅方向両側が前記高位支持部及び低位支持部にそれぞれ載置される共に、前記高位支持部及び低位支持部と断面コ字形状の同一の固定部材とによって前記植栽部支持体の幅方向両側が挟持固着され、該植栽部支持体の床面部が略水平状に設置されてなることを特徴とする緑化屋根としたことにより、上記課題を解決した。
次に、請求項2の発明を、略方形状の床面部を備えた植栽部支持体と、複数の屋根板材同士が連結されて構成される金属屋根と、隣接する前記屋根板材同士の幅方向端部同士が連結されると共に屋根勾配に沿って形成される連結継手部と、該連結継手部に適宜の間隔をおいて装着される支持具と、前記植栽部支持体に収納される植栽部とからなり、前記支持具は通し支持部材と、前記金属屋根の連結継手部に固着される接合部材とから構成され、前記通し支持部材は幅方向における一方側に高位支持部が形成され、他方側に低位支持部が形成され、前記高位支持部と前記低位支持部との段差は前記植栽部支持体の高さ方向寸法より大きくされると共に、前記低位支持部から上方に適宜の間隔を有して挟持面が形成され、且つ前記高位支持部には断面略Z字形状の固定部材が具備され、前記植栽部支持体の幅方向後方側が低位支持部と挟持面との間に挿入される共に、前記植栽部支持体の幅方向前方側が低位支持部と前記固定部材とによって挟持固着され、該植栽部支持体の床面部が略水平状に設置されてなることを特徴とする緑化屋根としたことにより、上記課題を解決した。
請求項3の発明を、請求項1又は2おいて、前記金属屋根の屋根板材同士の連結継手部は、屋根板材に形成された被嵌合屈曲部と、対向する被嵌合屈曲部に嵌合するキャップ材とからなる嵌合継手部とし、前記キャップ材が挟持されるようにして接合部材が装着されてなることを特徴とする緑化屋根としたことにより、上記課題を解決した。請求項4の発明を、請求項1又は2において、前記金属屋根の屋根板材同士の連結継手部は、屋根板材に形成された下馳部と上馳部とが馳締されてなる馳締部とし、該馳締部の首部箇所が挟持されるようにして支持具が装着されてなることを特徴とする緑化屋根としたことにより、上記課題を解決した。
請求項5の発明を、請求項1又は2において、前記金属屋根の屋根板材同士の連結継手部は、略垂直板状に形成される立馳締部とし、該立馳締部が挟持されるようにして支持具が装着されてなることを特徴とする緑化屋根としたことにより、上記課題を解決した。請求項6の発明を、請求項1又は2において、前記金属屋根の屋根板材同士の連結継手部は、瓦棒部とし、該瓦棒部が挟持されるようにして支持具が装着されてなることを特徴とする緑化屋根としたことにより、上記課題を解決した。
請求項7の発明を、請求項1又は2において、前記金属屋根の屋根板材同士の連結継手部は、台形山形状の山形部同士が重合されたものとし、前記支持具は通し支持部材からなり、前記通し支持部材は重合された前記山形部同士の頂部から突出された固定用螺子具を介して前記山形部の頂部に装着されてなることを特徴とする緑化屋根としたことにより、上記課題を解決した。請求項8の発明を、請求項1,2,3,4,5,6又は7において、前記植栽部支持体の床面部には、多数の水抜き孔が形成されてなることを特徴とする緑化屋根としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明は、金属屋根の屋根勾配に対して、植栽部支持体の床面部を水平状にすることにより、植栽部の育成に必要な水分を植栽部支持体の床面部全域に亘って、略均一に供給することができる。これによって、植栽部を略均一に育成させることができる。また、水分が特定方向に流れて溜まってしまうことがないので、根腐れを防止することができると共に、床面部の他の箇所に水分不足が生じることも防止できる。また、複数の植栽部支持体が水下側と水上側との間にて階段状に敷設される構成としたことにより、植栽部支持体の床面部を水平状に配置することが極めて容易にできるものである。
また、前記植栽部支持体を金属屋根に装着する支持具は、隣接する屋根板材同士から構成される連結継手部を利用するものであり、金属屋根に何ら加工を施すことなく、植栽部支持体を簡単且つ効率的に設置することができる。請求項1の発明では、前記植栽部支持体の幅方向前方側を前記高位支持部上に配置固定し、後方側端部は前記低位支持部上に配置固定することにより、植栽部支持体の床面部を極めて簡単な構成にて略水平状に設定することができ、施工を容易にすることができるものである。
さらに、請求項1の発明は、前記支持具の通し支持部材の高位支持部及び低位支持部にそれぞれ固定部材を具備させたものである。そして、前記植栽部支持体の幅方向両側を前記高位支持部及び低位支持部に載置して、前記高位支持部及び低位支持部と、前記固定部材によって前記植栽部支持体の幅方向両側が挟持状態で固着される構造としている。したがって、その隣接する植栽部支持体同士の段差の量が縦立上り側部の高さ寸法より小さく、上下方向に隣接する植栽部支持体の対向する一方側の立上り側部の上端と、他方側の立上り側部の下端とが上下方向に沿って重なる状態で階段状に配置された場合であっても、上下方向に隣接する植栽部支持体同士が相互に干渉することなく、植栽部支持体を設置することができる。これによって、小さな緩勾配(緩傾斜)の金属屋根に対して、極めて好適な緑化屋根を施工することができる。
請求項2の発明では、植栽部支持体の幅方向後方側が低位支持部と挟持面との間に挿入される構造にすることができ、支持具への植栽部支持体の装着が容易であり、ひいては作業の効率性を向上させることができる。また、通し支持部材の幅方向前方側が低位支持部と、前記固定部材によって、前記植栽部支持体の後方縦立上り側部側を挟持状態で固着することができるものである。したがって、上下方向に隣接する植栽部支持体において、水下側に位置する植栽部支持体の後方縦立上り側部の上方に水上側に位置する植栽部支持体の前方縦立上り側部を位置させることができ、特に傾斜角度が大きく、通常勾配及び急勾配の金属屋根における緑化屋根の施工とした場合に極めて好適である。
次に、請求項3乃至6の発明では、支持具を連結継手箇所に極めて容易に装着することができる。次に、請求項7の発明は、連結継手部は、台形山形状の山形部同士が重合されたものとし、前記支持具は通し支持部材からなり、前記通し支持部材は重合された前記山形部同士の頂部から突出された固定用螺子具を介して前記山形部の頂部に装着されたもので、支持具の通し支持部材を直接装着することができ、接合部材が不要であり、支持具を構成する部材を少なくして、支持具を連結継手部に設置することができるものである。請求項8の発明は、収納筺体における水抜きが容易に行われ、植栽部の根腐れを防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、本発明は、主に金属屋根A,植栽部支持体B,支持具C及び植栽部26等から構成される。まず、金属屋根Aは、既設或いは新設のいずれの場合も含まれる。その金属屋根Aには、種々の種類が存在し、主に、折板タイプとフラットタイプとが存在する。そして、その折板タイプでは、断面が略台形山形状の山形部1と、平坦状の底部2とが交互に連続したものである〔図2,図14,図15(A),図16等参照〕。金属屋根Aは、複数の屋根板材A1 ,A1 ,…が並設され、その隣接する屋根板材A1 ,A1 同士の端部が連結されて、連結継手部Tを構成して金属屋根Aが施工される。その連結継手部Tは、前記山形部1によって構成される場合が多い。
前記金属屋根Aと前記植栽部支持体Bとの間には、空隙部Sが存在している。すなわち、金属屋根Aを構成する屋根板材A1 ,A1 ,…の隣接する山形部1,1同士が連結されてなる連結継手部T上に支持具Cを介して、植栽部支持体Bが支持されるので、金属屋根Aと植栽部支持体Bとの間には空隙部Sが生じるものである(図14参照)。この空隙部Sの存在により、スコップ、ショベル等で強く土壌層を堀り、それが植栽部支持体Bの底部分に当たっても、金属屋根Aを構成する屋根板材A1 ,A1 ,…に突き当たることがなく、該屋根板材A1 を傷めることない。そのために、スコップやショベル等の器具を安心して使用し、穴堀等の作業を行なうことができるものである。
次に、植栽部支持体Bは、図1乃至図4に示すように、前記金属屋根A上に敷設されるものであり、(後述する)植栽部26を収納配置する役目をなすものである。前記植栽部支持体Bは、図22に示すように、略筺体としたもので、床面部7を備え、該床面部7とその前後方向及び幅方向両端に立上り側部が形成されている。その前後方向の立上り側部において、一方側の縦立上り側部が前方縦立上り側部8aであり、他方側の縦立上り側部が後方縦立上り側部8bである。
その前方縦立上り側部8aとは、前記植栽部支持体Bが金属屋根A上に適正な状態で載置されたときに、その金属屋根Aの水下側に向かう側のことであり、また後方縦立上り側部8bとは、その金属屋根Aの水上側に向かう側のことである(図1,図3,図4等参照)。前記床面部7の長手方向両端には横立上り側部9,9が形成されたもので、略長方形状の筺体として形成されたものである。なお、前記植栽部支持体Bは、長手方向が前後方向よりも長く形成されたものであるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、植栽部支持体Bの前後方向が長手方向よりも長く形成されるものであっても構わない。
その植栽部支持体Bは、前記金属屋根Aに配置される場合に、後述する支持具Cを介して、その植栽部支持体Bの長手方向が勾配方向(連結継手部Tの形成方向に等しい)に直交するものであり、前記前方縦立上り側部8aと後方縦立上り側部8bとがその勾配方向に直交することになる(図2,図3参照)。そして、前記前方縦立上り側部8aは、勾配方向の水下側に位置し、また後方縦立上り側部8bは、勾配方向の水上側に位置する(図2,図3参照)。また、前記植栽部支持体は、金属板を適宜に折曲するプレス加工筺体として形成されたり、アルミニウム材の引抜き又は押出しによる成形材を適宜に組み合わせて形成されることもある。さらに、前記植栽部支持体Bは、合成樹脂にて形成されるトレータイプとしたものも存在する(図19参照)。これらの植栽部支持体Bの床面部7には、水抜き孔h,h,…が多数形成されることもあり、前記植栽部26を育成する水分が過剰に溜まって根腐れすることを防止するものである。
次に、支持具Cは、図1乃至図4等に示すように、前記金属屋根Aの連結継手部Tに装着され、前記植栽部支持体Bを金属屋根Aに配置固着する役目をなすものである。その支持具Cは、金属材から形成されたものであり、図1,図3,図4,図7等に示すように、通し支持部材C1 と接合部材C2 とから構成される。さらに、前記通し支持部材C1 は、その用途に応じてさらに2つの実施形態が存在する。その第1実施形態のものは、前記金属屋根Aの屋根勾配が緩勾配(緩傾斜)の金属屋根に適用されるものである(図1乃至図3等参照)。また第2実施形態のものは、前記金属屋根Aが屋根勾配が通常勾配(通常傾斜)又は急勾配(急傾斜)の金属屋根Aに適用されるものである(図8乃至図10等参照)。
なお、前記緩勾配(緩傾斜)とは、勾配(3/100)程度である。さらに前記通常勾配(通常傾斜)とは、勾配(5/100)程度であり、さらに急勾配(急傾斜)はそれ以上の勾配となる。その通し支持部材C1 は、前記植栽部支持体Bを金属屋根A上に配置する役目をなし、また前記接合部材C2 は、前記通し支持部材C1 を前記連結継手部T上に接合させる役目をなすものである。その前記通し支持部材C1 は、図2,図5に示すように、その長手方向に沿って長尺な部材である。
まず、前記通し支持部材C1 の第1実施形態は、図3乃至図5及び図7に示すように、高位支持部10と低位支持部11とから構成される。その前記高位支持部10には、図5,図7に示すように、高位受面部10aが形成され、前記低位支持部11には低位受面部11aが形成されている。この高位受面部10aと低位受面部11aには、前記植栽部支持体Bが載置される部位である(図3,図4,図6等参照)。その高位受面部10aと低位受面部11aとの段差(高低差)は、緩傾斜の屋根勾配及び前記植栽部支持体Bの寸法等によって決定するものであるが、通常はその段差(高低差)の量は小さく設定される。具体的には、その高位受面部10aと低位受面部11aとの高低差を段差寸法Hcとし、前記植栽部支持体Bの立上り側部(横立上り側部9,前方縦立上り側部8a,後方縦立上り側部8b)の高さの寸法を高さ寸法Hbとすると、前記段差寸法Hcは高さ寸法Hbよりも小さく設定される。すなわち、(段差寸法Hc)<(高さ寸法Hb)の大小関係となる(図4参照)。
この通し支持部材C1 を構成する前記高位支持部10及び低位支持部11は、適宜屈曲されて断面略方形状に形成される。具体的には、前記高位支持部10は、高位受面部10aの幅方向両側より内側面部10b及び外側面部10cが形成されている。その高位支持部10の内側面部10bと、前記低位支持部11の内側面部11bとは、対向している。さらに、該外側面部10cの下端から略直角となるように、通し支持部材C1 の幅方向中心箇所に向かって底片部10dが形成されている。
同様に前記低位支持部11は、低位受面部11aの幅方向両側より内側面部11b及び外側面部11cが形成され、さらに該外側面部11cの下端から略直角となるように、通し支持部材C1 の幅方向中心箇所に向かって底片部11dが形成されている。そして、前記底片部10d及び底片部11dのそれぞれの内端縁は、前記連結底部12を介して対向するように形成されている(図3乃至図6等参照)。また、前記連結底部12,底片部10d及び底片部11dは、略同一面上に揃うように形成されている。なお、上述した(通し支持部材C1 の)幅方向とは、前記長尺方向に対して平面上において直交する方向である(図5参照)。
そして、前記高位受面部10aと低位受面部11aは、平坦状の面として形成され、相互に隣接して形成されている。また、前記高位支持部10と前記低位支持部11との間は、平坦状の連結底部12が形成されている。さらに、該連結底部12には、図5(A),図7(A)に示すように、ボルト孔12aが形成されており、後述する螺子軸部16aが貫通するようになっている。そして、該連結底部12が前記接合部材C2 に載置され、該接合部材C2 に設けられた螺子軸部16aとナット16bからなる固定用螺子具16を介して固着される〔図7(A),(B)参照〕。
さらに、前記高位受面部10a及び低位受面部11aには、長手方向に沿って所定間隔をおいて前記螺子軸17a用の貫通孔10e及び貫通孔11eがそれぞれの形成されている〔図5(A)参照〕。そして、前記螺子軸17aがその貫通孔10e及び貫通孔11eを挿通し、後述する固定部材14がナット17bを介して前記通し支持部材C1 に締め付け固定される構造となっている(図4参照)。
その固定部材14は、前記通し支持部材C1 の高位支持部10及び低位支持部11に装着されるものであって、前記高位支持部10及び低位支持部11に対して、図4,図7等に示すように、別部材として具備されている。そして、その固定部材14が前記高位受面部10a及び前記低位受面部11aに載置された植栽部支持体Bの前後方向の端部箇所すなわち前方縦立上り側部8a箇所及び後方縦立上り側部8b箇所を固定するのに使用される。その固定部材14は、図5,図7(B)に示すように、固定押え片14a、立上り片14b及び底片14cとからなり、これらが断面略コ字形状をなしている。
この固定部材14は、図5(B)に示すように、前記通し支持部材C1 と同様に長手方向に長尺な部材であり、前記固定押え片14aには、前記貫通孔14dが形成されている。そして、前記植栽部支持体Bの前後方向端部を前記高位受面部10aと固定押え片14aとで挟持するようにして、その固定部材14の底片14cが高位受面部10aに載置され、前記貫通孔10e及び貫通孔14dに前記螺子軸17aが貫通し、ナット17bで前記高位受面部10aに固着される。
また、前記低位支持部11側における固定部材14も同様にして、該固定部材14の底片14cが低位支持部11aに載置され、前記貫通孔11e及び貫通孔14dに前記螺子軸17aが貫通し、ナット17bで前記低位支持部11aに固着される〔図4,図7(B)参照〕。なお前記固定部材14の底片14cは、前記高位受面部10a及び低位受面部11aにそれぞれ載置されるが、前記螺子軸17aと干渉しないようにするために、その底片14cの幅方向寸法を短くしたり、或いは螺子軸17aの挿通孔や切欠を形成することもある。
次に、前記通し支持部材C1 の第2実施形態としては、図8乃至図13に示すように、前記金属屋根Aが急勾配としたものに対応するものであり、前述の第1実施形態の通し支持部材C1 と同様に、高位支持部10と低位支持部11とから構成されている。前記高位支持部10及び低位支持部11は、図10乃至図12に示すように、それぞれ角形の中空筺体状に形成されたものであり、さらに具体的には、前記高位支持部10と低位支持部11は、断面略四角管形状に形成されたものである。その高位支持部10には高位受面部10aが形成され、前記低位支持部11には低位受面部11aが存在する〔図11(B),図12(A)参照〕。
その高位受面部10aと低位受面部11aとの段差(高低差)は、急傾斜の屋根勾配及び前記植栽部支持体の寸法等によって決定されるものであるが、その段差の量は、大きく設定される。具体的には、その段差寸法Hc(高位受面部10aと低位受面部11aとの高低差)は前記植栽部支持体Bの立上り側部(横立上り側部9,前方縦立上り側部8a,後方縦立上り側部8b)の高さ寸法Hbよりも大きく設定される。すなわち、段差寸法Hc>高さ寸法Hbである〔図11(B)参照〕。
また、高位支持部10の下端から下方位置には、図11(B),図12(A)に示すように、側壁部13が形成されている。該側壁部13によって、前記高位支持部10が低位支持部11よりも高い位置に設定されるものである。その側壁部13は、前記高位支持部10及び低位支持部11と同様に中空筺体状に形成されたものである。前記高位支持部10の頂部は、平坦状に形成された面に形成された高位受面部10aである。その高位支持部10の下端且つ裏面側の位置には、挟持面15が形成されている〔図11(B),図12(A)参照〕。該挟持面15は、高位支持部10の下方部分が前記側壁部13の前縁側面13aから水下側方向に向かって略水平状に形成されたものである。なお、上記前縁側面13aとは、その通し支持部材C1 が連結継手部Tに対して、適正に装着された状態で、屋根勾配の常時水下側に向いている側のことである〔図11(B)において側壁部13の左側となる〕。
この挟持面15と前記低位受面部11aとは、略平行な面同士となる。そして、前記挟持面15は、後述するように、前記低位受面部11aと共に前記植栽部支持体Bの水上側端部を挟持するようにして支持する役目をなす。また、前記側壁部13と低位支持部11との間には、前記連結底部12が形成される。該連結底部12は前記側壁部13の底部及び低位支持部11の底部と共に連続状態の同一傾斜面を形成している〔図10(B)参照〕。その傾斜角度は、屋根勾配と略一致するようにして形成されている。この第2実施形態における固定押え片14a、立上り片14b及び底片14cとからなり、これらが断面略Z字形状又は略乙字形状をなしている〔図11(B),図12(B)等参照〕。
次に、接合部材C2 には、金属屋根Aの屋根板材A1 ,A1 ,…の形状,構造等に応じて複数の実施形態が存在する。まず、第1実施形態の接合部材C2 としては、図1乃至図7及び図14,図15に示すように、嵌合タイプの折板屋根に適応するものであって、隣接する屋根板材A1 ,A1 同士をキャップ材3bを介して嵌合連結することによって構成される嵌合継手部3に対応するものである。この嵌合継手部3が連結継手部Tとして前記接合部材C2 の装着に使用される。
その接合部材C2 は図15(A)乃至(C)に示すように、平坦状の支持上面部18の幅方向両端箇所から挟持部19,19が左右対称に形成されている。前記支持上面部18には、前記固定用螺子具16の螺子軸部16aが垂直状に装着されている。両挟持部19,19にて前記嵌合タイプの金属屋根Aのキャップ材3bの両嵌合側片3b2 ,3b2 を挟持するとともに、前記挟持用屈曲片19a,19aにて嵌合屈曲片3b3 ,3b3 に食い込むようにして設置することができる。
前記両挟持部19,19には、締付具20が装着されている。該締付具20は、ボルト20a・ナット20bであり、そのボルト20aが前記両挟持部19,19に形成された貫通孔を貫通しており、そのボルト20aの螺子部に螺合された前記ナット20bを締め付けることにより、前記両挟持部19,19の間隔が狭くなり、前記挟持用屈曲片19a,19aが相互に近接するものである。
次に、第2実施形態の接合部材C2 としては、図16(A)乃至(E)に示すように、屋根板材A1 ,A1 同士の馳締部4に対応するものである。この馳締部4が連結継手部Tとして第2実施形態の接合部材C2 の装着に使用される。その接合部材C2 は、図16(B)乃至(E)に示すように、主に支持上面部18,挟持部19,締付具20及び支持脚部21等から構成されている。その支持上面部18は、長方形又は正方形等の方形状に形成され、板部材としたものであり、その支持上面部18の下面側に前記挟持部19,19が左右対称に形成されている。
この挟持部19,19は、図16(A)に示すように、前記馳締部4の首部4cを挟持するものであり、その挟持部19,19は、板状をなし、その下端には、互いに内方に向かって略直角状に屈曲形成された挟持用屈曲片19a,19aが形成されている。そして、該挟持用屈曲片19a,19aが相互に近接し、その挟持用屈曲片19a,19aの先端同士で前記馳締部4の首部4c箇所を挟持することができる。
前記両挟持部19,19の挟持用屈曲片19a,19aは、長手方向に適宜の長さを有して形成されたものであり、特に前記馳締部4の首部4cの両側面は、前記両挟持部19,19によって、略線接触状態で挟持される。これによって、馳締部4に対して両挟持部19,19の接触が広範囲となり、従来タイプにみられるように、ボルトの先端部で首部4cを押圧して固定する場合よりも極めて強固なる支持固定とすることができるものである。その両挟持部19,19にはボルト20a・ナット20bからなる締付具20によって締め付けられる。
また、前記支持上面部18の下面側には支持脚部21が設けられている。該支持脚部21は、略門形状に形成されたものであり、4本の脚柱21a,21a,…のそれぞれの下端には設置部21b,21b,…が形成されたものである。全脚柱21a,21a,…は、支持上面部18の下面側の4つの角部箇所に位置して垂下状に形成され、前記挟持部19,19の周囲を囲むようにして配置されている。その設置部21b,21b,…は、前記脚柱21a,21a,…の上下方向に対して、直角状に形成されている。その脚柱21a,21a,…は、前記馳締部を跨ぐようにして配置され、その設置部21b,21b,…は、金属屋根Aの頂部1bに設置される。前記支持上面部18には、固定用螺子具16の螺子軸部16aが植設されている。
次に、第3実施形態の接合部材C2 は、図18に示すように、前記金属屋根Aを瓦棒葺屋根とし、その瓦棒部6に適用されるものである。この瓦棒部6が連結継手部Tとして、第3実施形態の接合部材C2 の装着に利用される。この第3形態の接合部材C2 は、支持上面部18の幅方向両側より挟持部19,19が形成され、該挟持部19,19を介して瓦棒部6を挟持し、固定するものである。
次に、第4実施形態の接合部材C2 は、図17に示すように、フラット屋根の立馳構造の立馳締部5に適用されるものである。この立馳締部5が連結継手部Tとして、第4実施形態の接合部材C2 の装着に利用される。この支持具Cにおいて、支持上面部18は、比較的狭幅の長方形状に形成されたものであり、支持上面部18の両長辺から脚側部24,24が形成され、前記支持上面部18と両脚側部24,24によって鞍形状となっている。その両脚側部24,24間に左右対称1組の挟持部19,19が配置されている。該挟持部19,19は、前記立馳締部5の下方の括れ部を挟持して、締付具20により両脚側部24,24とともに、前記挟持部19,19が締め付けられる。また図17(A)に示すように、挟持部19,19の上部箇所が当接して、両挟持部材19,19の間隔を常時一定にすることができるものである。
なお、前記折板屋根において、屋根板材A1 の山形部1が略台形山形状に形成され、幅方向に隣接する屋根板材A1 ,A1 の山形部1,1同士を重合させて連結する重ねタイプのものが存在する。この重ねタイプの折板屋根では、図19,図20に示すように、前記支持具Cは、通し支持部材C1 のみが使用され、前記接合部材C2 は不要となる。この場合には、隣接する屋根板材A1 ,A1 における山形部1,1同士の重合箇所が連結継手部Tとなる。
そして、重合された山形部1,1を下方側から支持する受金具に設けられた緊結ボルトとしての固定用螺子具16の螺子軸部16aがその重合する山形部1,1の頂部を貫通し、該頂部より突出した螺子軸部16aが利用され、前記通し支持部材C1 が重合された山形部1,1の頂部にナット16bにより固着される〔図20(A),(B)参照〕。このようにして、連結継手部Tとした山形部1,1の重合箇所に前記通し支持部材C1 が適宜の間隔で装着され、植栽部支持体Bが配置固定されてゆくものである。
さらに、図21に示すように、前記重合された山形部1,1の頂部から突出する固定用螺子具16の螺子軸部16aと、前記通し支持部材C1 の連結底部12との間にジョイント部材25が装着される実施例も存在する。該ジョイント部材25の第1実施例としては、図21(A),(B)に示すように、円筒形状に形成され、その長手方向の一端の側面から長手方向に沿って内螺子部25aが形成されたものである。該内螺子部25aは、前記螺子軸部16aと螺合することができる。
前記内螺子部25aは、ジョイント部材25の長手方向に沿って形成されると共に、その長手方向両端箇所を貫通形成されている。そのジョイント部材25が前記重合された山形部1,1の頂部から突出する前記螺子軸部16aに前記内螺子部25aを螺合させて、ジョイント部材25を重合された山形部1,1の上層側頂部に略直立状態に装着させる。そして、その直立状に装着されたジョイント部材25の上端に前記通し支持部材C1 が載置され、連結底部12に形成されたボルト孔12aにボルトを差し込み、前記内螺子部25aに螺合させて、その通し支持部材C1 を略直立状態としたジョイント部材25上端に固着させるものである。
前記ジョイント部材25の第2実施例としては、図21(C)に示すように、前記ジョイント部材25の長手方向の一端側面から長手方向の略中間位置まで内螺子部25aが形成され、またジョイント部材25の長手方向の他端側面からその長手方向に沿ってジョイント螺子軸部25bが形成されたものである。該ジョイント螺子軸部25bは、前記固定用螺子具16の螺子軸部16aと同一サイズの螺子が好適である。そして、第1実施例のジョイント部材25と同様に内螺子部25aを利用して、重合された山形部1,1の頂部から突出する固定用螺子具16の螺子軸部16aに螺合されて、略直立状に装着され、そのジョイント部材25の上端に位置するジョイント螺子軸部25bを前記通し支持部材C1 の連結底部12のボルト孔12aに挿通させると共に、ナットにて固着させる。
このようにして、重ねタイプの屋根板材A1 からなる金属屋根Aにジョイント部材25を介して通し支持部材C1 が固着されることもできる。上記ジョイント部材25を使用する実施形態では、支持具Cの通し支持部材C1 を構成する高位支持部10及び低位支持部11における底片部10d及び底片部11dのそれぞれの内端縁の位置は、前記連結底部12の下面側にて重なる位置となるように形成されている。そして、通し支持部材C1 がジョイント部材25に支持される構造は、前記連結底部12の下面側とジョイント部材25の上端との間に前記底片部10d及び底片部11dのそれぞれの内端縁箇所が挟持されて固定されるものである。
すなわち、通し支持部材C1 の連結底部12,底片部10d及び底片部11dがジョイント部材25の上端箇所で固定されることになる。このような固定構造によって、前記通し支持部材C1 はジョイント部材25に安定した状態で固定されることができる。なお、前記ジョイント部材25を使用する実施例では、そのジョイント部材25と山形部1,1の重合箇所の頂部との間に座金27及びパッキン(シール)材28が配置装着されることもある。
次に、栽培層を構成する植栽部26は、植栽層26aと土壌層26bとから構成されている。そして、植栽層26aと土壌層26bとはシート状に形成されたものである。また前記植栽層26aは、植栽マット材としたもので、繊維質の材質から構成され、平面的に見て略正方形或いは長方形の偏平布団状に形成されたものであり、植物が成長していくものである。また、土壌層26bは、繊維質以外のもので木質のものや石質のものであっても構わない。また、前記植栽部26は、予め所定期間成長済みとしたものが使用されることもある。これによって、緑化屋根の施工が完了するとともに、成長した植物の鑑賞がすぐにできるものであり、従来のように、緑化屋根の基礎ができたとしても、植物の成長が遅いために、本格的な緑化屋根の完成がさらに遅れるという不都合を解消することができる。
次に、第1実施形態の支持具Cによって植栽部支持体Bを金属屋根Aに設置する施工を説明する。その支持具Cは、前記金属屋根Aを構成する複数の屋根板材A1 ,A1 ,…の山形部1,1同士の連結箇所である連結継手部Tの頂部に装着される。第1実施形態の支持具Cは、緩傾斜の屋根勾配を有する折板タイプの金属屋根Aに適応する。まず、前記支持具Cの接合部材C2 は、その挟持部19,19を金属屋根Aの連結継手部T箇所に挟持するようにして装着される。
その接合部材C2 は、前記金属屋根Aに複数並設された連結継手部T,T,…のそれぞれに、適宜の間隔をおいて複数個が装着される。次に、通し支持部材C1 がその金属屋根Aの勾配方向と直交する方向、すなわち連結継手部Tの長手方向と直交する方向となるようにして、前記接合部材C2 ,C2 ,…の支持上面部18,18,…に配置固着されてゆく〔図7(A)参照〕。このとき、前記支持上面部18には、前記通し支持部材C1 における高位支持部10の底片部10d,低位支持部11の底片部11d及び前記連結底部12が当接され、通し支持部材C1 の設置状態を安定させるものである。
その通し支持部材C1 と接合部材C2 との固着には、固定用螺子具16の螺子軸部16a及びナット16bが使用される。このようにして、前記通し支持部材C1 は、金属屋根Aの勾配方向、すなわち連結継手部Tの長手方向に直交する構成となる。そして、これを順次繰り返して、複数の通し支持部材C1 ,C1 ,…が所定間隔をおいて平行に配置固着されてゆく〔図6(A)参照〕。次に、その勾配方向において隣接する通し支持部材C1 ,C1 間に前記植栽部支持体Bが配置される〔図6(B)参照〕。このとき、植栽部支持体Bの前方縦立上り側部8a側が水下側の通し支持部材C1 の高位支持部10の高位受面部10aに載置され、後方縦立上り側部8b側が水上側の通し支持部材C1 の低位支持部11の低位受面部11aに載置され、その床面部7は水平状(略水平状を含む)となるように設置される。
したがって、前記連結継手部Tの長手方向に沿って複数個が適宜の間隔をおいて装着された支持具C,C,…において、その隣接する支持具C,C同士の高位受面部10aと低位受面部11aとは、同一高さとなるように設置される。そして、第1実施形態の支持具Cでは、前記高位受面部10a及び低位受面部11aにそれぞれに固定部材14が配置され、その植栽部支持体Bの前方縦立上り側部8a及び後方縦立上り側部8bが前記固定部材14を介して固定される。その高位受面部10a及び低位受面部11aに対する前記固定部材14の固定は、螺子軸17a及びナット17bが使用される。
第1実施形態の支持具Cは、緩傾斜の屋根勾配を有する金属屋根Aであり、その金属屋根Aに前記支持具Cを介して配置された複数の植栽部支持体B,B,…は、略階段状に配置される。或いは段々畑状に配置される。第1実施形態の支持具Cでは、前述したように、その高位受面部10aと低位受面部11aとの段差(高低差)の量は小さく設定され、前記植栽部支持体Bの立上り側部(横立上り側部9,前方縦立上り側部8a,後方縦立上り側部8b)の高さよりも小さく設定されたものである。したがって、屋根勾配に沿って階段状に配置された複数の植栽部支持体B,B,…の隣接する植栽部支持体B,Bにおいて、その対向する前方縦立上り側部8aと後方縦立上り側部8bとが高さ方向において重なり合うことになる。これによって、階段状に配置された複数の植栽部支持体B,B,…は、緩やかな階段状態を構成することができる。
次に、第2実施形態の支持具Cによって植栽部支持体Bを金属屋根Aに設置する施工を説明する。第2実施形態の支持具Cは、通常又は急傾斜の屋根勾配を有する瓦棒タイプ等の金属屋根Aに適応する。前記支持具Cの接合部材C2 は、第1実施形態の支持具Cと同様に、その挟持部19,19を金属屋根Aの瓦棒部6等の連結継手部T箇所に挟持するようにして装着される。また、前記接合部材C2 は、複数並設された連結継手部T,T,…のそれぞれに、適宜の間隔をおいて複数個が装着され、次いで、前記通し支持部材C1 がその金属屋根Aの勾配方向、すなわち連結継手部Tの長手方向と直交する方向となるようにして、前記接合部材C2 ,C2 ,…上に固定用螺子具16の螺子軸部16a及びナット16bを介して配置固着されてゆく。
その連結継手部Tの長手方向に適宜の間隔を有して装着された複数個の支持具C,C,…において、水上側に位置する支持具Cの通し支持部材C1 の低位受面部11aと挟持面15との間に前記植栽部支持体Bの後方縦立上り側部8b側が挿入されると共に、水下側に隣接する支持具Cの通し支持部材C1 の高位受面部10aに前記植栽部支持体Bの前方縦立上り側部8a側が載置され、その前方縦立上り側部8a側が前記固定部材14により固定される。第2実施形態の支持具Cは、通常勾配(急勾配も含む)を有する金属屋根Aに適応されるものであり、複数の植栽部支持体B,B,…によって略階段状又は段々畑状に配置される。
第2実施形態の支持具Cでは、前述したように、その高位受面部10aと低位受面部11aとの段差(高低差)の量が大きく設定され、前記植栽部支持体Bの立上り側部(横立上り側部9,前方縦立上り側部8a,後方縦立上り側部8b)の高さよりも大きく設定される。したがって、屋根勾配に沿って階段状に配置された複数の植栽部支持体B,B,…の隣接する植栽部支持体B,Bにおいて、後方縦立上り側部8bの上端よりも上方に対向する前方縦立上り側部8aの下端が位置することになる。これによって、複数の植栽部支持体B,B,…による階段状又は段々畑状の構造は、急勾配となる。なお、本発明において、特に急勾配の金属屋根Aでは、設置される植栽部支持体Bの床面部7が水平状に設定されるために、通し支持部材C1 がその屋根勾配に応じて適確寸法となるように形成されることが好ましい。また、植栽部支持体Bに設置された前記植栽部26には、飛散防止ネットが被覆され、植栽部支持体Bから脱落することを防止することもある。
次に、金属屋根Aの種々のタイプについて説明する。まず、折板タイプから説明する。図14乃至図15は、嵌合タイプであり、その屋根板材A1 は、略平坦状の底部2の幅方向両側に半山形部1aが形成されている。その半山形部1aの上端に屋根板材A1 の外方に向かって略水平状又は少し上向き傾斜状となる頂部1bが形成され、該頂部1bの外端より被嵌合屈曲部3aが形成されている。該被嵌合屈曲部3aは、上方に向かって略逆「L」字形状となる屈曲片3a1 が形成されている。該屈曲片3a1 の端部から前記底部2側に向かって下向き傾斜状に被嵌合片3a2 が形成され、該被嵌合片3a2 の下端には、内部側に向かって円弧状となるようにロール成形された被嵌合端縁3a3 が形成されている。
その隣接する屋根板材A1 ,A1 の対向する被嵌合屈曲部3a,3a上にキャップ材3bが嵌合固定される〔図15(A)参照〕。該キャップ材3bは、上部3b1 の幅方向両側に外方下向きに傾斜する嵌合側片3b2 ,3b2 が形成されている。該嵌合側片3b2 ,3b2 の上下方向の略中間には、嵌合屈曲片3b3 ,3b3 が形成されている。また、両屋根板材A1 ,A1 の対向する被嵌合屈曲部3a,3a間には、折板用吊子が受金具とともに設置されている。この被嵌合屈曲部3a,3aに前記キャップ材3bが嵌合固定される。この被嵌合屈曲部3a,3aとキャップ材3bとにより、連結継手部Tが構成される。
第2の折板は、馳締タイプで、図16(A)に示すように、頂部1bの外端から下馳部4aが形成され、他方側の半山形部1aの頂部1bには上馳部4bが形成されている。前記下馳部4a及び上馳部4bは、ともに円弧状の下馳片4a1 及び上馳片4b1 を有し、且つ前記半山形部1aの頂部1bから立上り片4a2 及び立上り片4b2 が形成され、該立上り片4a2 及び立上り片4b2 が近接対向して馳締部4の首部4cが形成される。そして、隣接する屋根板材A1 ,A1 同士が馳締用吊子を介して下馳部4aと上馳部4bとが重合状態で馳締めされて馳締部4が構成される。この馳締タイプの下馳片4a1 及び上馳片4b1 は角形も存在する。
次に、図17は金属屋根Aをフラットタイプとしたものであって、フラット状の屋根板材A1 から施工されるものであり、半山形部1aが形成されず、その底部2の両側に、略垂直状に立下馳部5a及び立上馳部5bが形成されている。そして、隣接する屋根板材A1 ,A1 同士が馳締め重合されて、立馳締部5が形成され、フラットタイプの金属屋根Aが施工される。
また、第2のフラットタイプの金属屋根Aは、図18(A)に示すように、瓦棒葺きタイプであって、屋根板材A1 と瓦棒キャップ材と、瓦棒吊子6cとから構成され、その屋根板材A1 は、底部2の幅方向両側に立上片6aが形成されている。そして、隣接する瓦棒タイプとした屋根板材A1 ,A1 間に瓦棒吊子6cが配置され、該瓦棒吊子6c箇所に瓦棒キャップ材6bが被せられ、その対向する両立上片6a,6aと瓦棒キャップ材6bの幅方向両側箇所とが馳締め状態で固着され、瓦棒部6が構成される。
第1実施形態の支持具を用いた緑化屋根の縦断側面略示図である。 第1実施形態の支持具を用いた緑化屋根の略示斜視図である。 第1実施形態の支持具を用いた緑化屋根の要部拡大斜視図である。 第1実施形態の支持具を用いた緑化屋根の要部縦断側面拡大図である。 (A)は第1実施形態の通し支持部材の斜視図、(B)は第1実施形態の通し支持部材に対応する固定部材の斜視図である。 (A)は第1実施形態の支持具によって植栽部支持体を配置しようとする状態を示す工程図、(B)は第1実施形態の支持具に植栽部支持体を配置した状態を示す工程図である。 (A)は第1実施形態の支持具を連結継手部に装着する状態を示す工程図、(B)は植栽部支持体を第1実施形態の支持具に固定部材を介して固定する状態を示す工程図である。 第2実施形態の支持具を用いた緑化屋根の縦断側面略示図である。 第2実施形態の支持具を用いた緑化屋根の略示斜視図である。 第2実施形態の支持具を用いた緑化屋根の要部拡大斜視図である。 (A)は第2実施形態の支持具を用いた本発明の緑化屋根の要部縦断側面拡大図、(B)は(A)の要部拡大図である。 (A)は第2実施形態の通し支持部材の斜視図、(B)は第2実施形態の通し支持部材に対応する固定部材の斜視図である。 (A)は第2実施形態の支持具によって植栽部支持体を配置しようとする状態を示す工程図、(B)は第2実施形態の支持具に植栽部支持体を配置した状態を示す工程図である。 嵌合タイプの金属屋根に対応する支持具を装着した状態の縦断正面略示図である。 (A)は本発明における嵌合タイプの金属屋根に対応する支持具を装着した状態の拡大縦断正面図、(B)は嵌合タイプの金属屋根に対応する支持具の正面図、(C)は(B)の平面図である。 (A)は本発明における馳締タイプの金属屋根に対応する支持具を装着した状態の縦断正面図、(B)は馳締タイプの金属屋根に対応する支持具の正面図、(C)は(B)における挟持部を閉じた状態の正面図、(D)は(C)の側面図、(E)は(B)の平面図である。 (A)本発明における立馳タイプの金属屋根に対応する支持具を装着した状態の縦断正面図、(B)は立馳タイプの金属屋根に対応する支持具の斜視図である。 (A)本発明における瓦棒タイプの金属屋根に対応する支持具を装着した状態の縦断正面図、(B)は瓦棒タイプの金属屋根に対応する支持具の斜視図である。 (A)本発明における重ね折板タイプの金属屋根に対応する支持具を装着した状態の縦断側面図、(B)は(A)の正面略示図である。 (A)本発明における重ね折板タイプの金属屋根に対応する支持具を装着した状態の拡大縦断側面図、(B)は(A)の正面図である。 (A)本発明における重ね折板タイプの金属屋根に対応する支持具とジョイント部材を装着した状態の拡大縦断側面図、(B)は(A)の要部拡大図、(C)は別の実施形態のジョイント部材を装着した状態の要部拡大図である。 植栽部入り植栽部支持体の斜視図である。 トレー状支持体の一部切除した斜視図である。
符号の説明
A…金属屋根、A1 …屋根板材、B…植栽部支持体、C…支持具、
1 …通し支持部材、C2 …接合部材、T…連結継手部、3…嵌合継手部、
3a…被嵌合屈曲部、3b…キャップ材、4a…下馳部、4b…上馳部、4…馳締部、
5…立馳締部、6…瓦棒部、7…床面部、10…高位支持部、11…低位支持部、
14…固定部材、15…挟持面、19…挟持部、16…固定用螺子具、h…水抜き孔、
25…ジョイント部材、25a…内螺子部、26…植栽部。

Claims (8)

  1. 略方形状の床面部を備えた植栽部支持体と、複数の屋根板材同士が連結されて構成される金属屋根と、隣接する前記屋根板材同士の幅方向端部同士が連結されると共に屋根勾配に沿って形成される連結継手部と、該連結継手部に適宜の間隔をおいて装着される支持具と、前記植栽部支持体に収納される植栽部とからなり、前記支持具は通し支持部材と、前記金属屋根の連結継手部に固着される接合部材とから構成され、前記通し支持部材は幅方向における一方側に高位支持部が形成され、他方側に低位支持部が形成され、前記高位支持部と前記低位支持部との段差は前記植栽部支持体の高さ方向寸法より小さくされ、隣接する上下段の植栽部支持体間には所定間隔を有しつつ前記植栽部支持体の幅方向両側が前記高位支持部及び低位支持部にそれぞれ載置される共に、前記高位支持部及び低位支持部と断面コ字形状の同一の固定部材とによって前記植栽部支持体の幅方向両側が挟持固着され、該植栽部支持体の床面部が略水平状に設置されてなることを特徴とする緑化屋根。
  2. 略方形状の床面部を備えた植栽部支持体と、複数の屋根板材同士が連結されて構成される金属屋根と、隣接する前記屋根板材同士の幅方向端部同士が連結されると共に屋根勾配に沿って形成される連結継手部と、該連結継手部に適宜の間隔をおいて装着される支持具と、前記植栽部支持体に収納される植栽部とからなり、前記支持具は通し支持部材と、前記金属屋根の連結継手部に固着される接合部材とから構成され、前記通し支持部材は幅方向における一方側に高位支持部が形成され、他方側に低位支持部が形成され、前記高位支持部と前記低位支持部との段差は前記植栽部支持体の高さ方向寸法より大きくされると共に、前記低位支持部から上方に適宜の間隔を有して挟持面が形成され、且つ前記高位支持部には断面略Z字形状の固定部材が具備され、前記植栽部支持体の幅方向後方側が低位支持部と挟持面との間に挿入される共に、前記植栽部支持体の幅方向前方側が低位支持部と前記固定部材とによって挟持固着され、該植栽部支持体の床面部が略水平状に設置されてなることを特徴とする緑化屋根。
  3. 請求項1又は2おいて、前記金属屋根の屋根板材同士の連結継手部は、屋根板材に形成された被嵌合屈曲部と、対向する被嵌合屈曲部に嵌合するキャップ材とからなる嵌合継手部とし、前記キャップ材が挟持されるようにして接合部材が装着されてなることを特徴とする緑化屋根。
  4. 請求項1又は2において、前記金属屋根の屋根板材同士の連結継手部は、屋根板材に形成された下馳部と上馳部とが馳締されてなる馳締部とし、該馳締部の首部箇所が挟持されるようにして支持具が装着されてなることを特徴とする緑化屋根。
  5. 請求項1又は2において、前記金属屋根の屋根板材同士の連結継手部は、略垂直板状に形成される立馳締部とし、該立馳締部が挟持されるようにして支持具が装着されてなることを特徴とする緑化屋根。
  6. 請求項1又は2において、前記金属屋根の屋根板材同士の連結継手部は、瓦棒部とし、該瓦棒部が挟持されるようにして支持具が装着されてなることを特徴とする緑化屋根。
  7. 請求項1又は2において、前記金属屋根の屋根板材同士の連結継手部は、台形山形状の山形部同士が重合されたものとし、前記支持具は通し支持部材からなり、前記通し支持部材は重合された前記山形部同士の頂部から突出された固定用螺子具を介して前記山形部の頂部に装着されてなることを特徴とする緑化屋根。
  8. 請求項1,2,3,4,5,6又は7において、前記植栽部支持体の床面部には、多数の水抜き孔が形成されてなることを特徴とする緑化屋根。
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