JP4787233B2 - 自動面圧負荷スライドバルブ装置及び面圧解除方法 - Google Patents
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Description
すなわち、溶融金属容器1の底部に固定される基枠2に上プレート3が組み込まれ、この上プレート3の下部に位置するスライドケース4内にスライドプレート5と下ノズル6が支持され、前記スライドケース4を油圧または電動のアクチュエータ7により押し引きすることにより上プレート3とスライドプレート5との各ノズル孔3a、5aを合致または非合致とすることにより、溶融金属容器1からインサートノズル8を通じて流下する溶融金属の流出を制御するように構成されている。
(1)、プレートの面荒れ等に伴い地金付着が発生した場合、SV整備場(耐火物交換場所)で摺動不能が発生することがあった。すなわち、プレート面間に地金付が発生した場合、鋳込み中では地金の強度がないため、特に問題なく摺動するが、鋳込み終了後スラグ廃滓処理およびノズル内洗浄等の作業時間経過と共に地金が冷却され強度が増し、プレートに強固に固着した場合は、摺動不能が発生することがあった。
(2)、摺動不能が発生した場合、トッグルタイプ及びボルト・ナットタイプ等の人力タイプの面圧負荷機構では人手により面圧を解除し、SV装置を摺動させることが可能であったが、自動面圧負荷スライドバルブ装置の場合、自動面圧負荷タイプは、摺動させることにより面圧を負荷したり、解除したりする機構となっているため、面圧を解除することが出来ず摺動させることが出来なかった。
(3)、そのため摺動不能が発生した場合は、スライドバルブ装置の整備作業が出来ず取鍋の交換又は最悪鋳造カットを余儀なくされることもあった。
すなわち、請求項1及び2においては、溶融金属容器の底部下面に固定される基枠と、前記基枠の内側に配設され上ノズルに接続される上プレートと、前記基枠の外側位置にバネを介して上下動自在に配設されたバネホルダと、前記上プレートの下方で前記上プレートに対応して設けられたスライドプレートと、前記スライドプレートの外側位置に設けられ前記バネホルダの下部内面の支持面上を走行するローラを有するスライドケースとを備え、前記スライドケースの摺動により前記ローラが平面と前記平面から下がる下り斜面からなる支持面上で走行する又は、支持面から外れることにより、前記バネホルダが上下動し、面圧負荷及び解除を行なうことができると共に、前記バネホルダの外面には、前記バネホルダに連結され、全体形状がL字型をなすと共に、水平方向に突出する舌片を有する面圧解除用ブラケットが設けられていることにより、プレートの面荒れ等に伴い地金付着が発生し、摺動不能が発生した場合においても、前記溶融金属容器と前記面圧解除用ブラケットの舌片との間の距離を解除用アクチュエータで拡開させ、バネを縮小させることにより、バネホルダ及びスライドケースが下方へ移動し、面圧負荷力の解除又は低下となり、面圧解除によってスライドプレートの摺動が可能となる。そのため、取鍋の交換、鋳造カットは皆無となり、生産性の阻害をなくすことができる。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1は、スライドバルブ装置20の使用位置(全閉位置)の状態を示しており、溶融金属容器1の下部底面1aには基枠2を介して下ノズル6に連通するノズル孔3aを有する上プレート3が設けられている。
尚、前述の構成は、前述の特許文献1に開示されたスライドバルブ装置と同じ周知の構成である。
また、前記面圧解除用ブラケット30の下部には、水平方向に突出する舌片32が形成されている。尚、この面圧解除用ブラケット30の形状は、この構成以外の形状である棒状、筒状もしくは、バネホルダ15と一体物でも可である。
従って、その後のスライドバルブ装置20の確認又は整備作業を実施することができる。尚、本形態では二層式の場合について述べたが、周知の三層式のスライドバルブにも適用できる。
1a 下部底面
2 基枠
3 上プレート
3a ノズル孔
4 スライドケース
5 スライドプレート
5a ノズル孔
6 下ノズル
7 アクチュエータ
8 上ノズル
12 バネ
13 支持面
13A 平面
13B 下り斜面
14 ローラ
15 バネホルダ
20 スライドバルブ装置
30 面圧解除用ブラケット
31 ボルト
32 舌片
40 解除用アクチュエータ(油圧シリンダ)
Claims (2)
- 溶融金属容器(1)の下部底面(1a)に固定される基枠(2)と、前記基枠(2)の内側に配設され上ノズル(8)に接続される上プレート(3)と、前記基枠(2)の外側位置にバネ(12)を介して上下動自在に配設されたバネホルダ(15)と、前記上プレート(3)の下方で前記上プレート(3)に対応して設けられたスライドプレート(5)と、前記スライドプレート(5)の外側位置に設けられ前記バネホルダ(15)の下部内面の支持面(13)上を走行するローラ(14)を有するスライドケース(4)とを備え、
前記スライドケース(4)の摺動により前記ローラ(14)が平面(13A)と前記平面(13A)から下がる下り斜面(13B)からなる支持面(13)上で走行する又は、支持面(13)から外れることにより、前記バネホルダ(15)が上下動し、面圧負荷及び解除を行なうことができるようにした自動面圧負荷スライドバルブ装置において、
前記バネホルダ(15)の外面には、前記バネホルダ(15)に連結され、全体形状がL字型をなすと共に、水平方向に突出する舌片(32)を有する面圧解除用ブラケット(30)が設けられ、前記溶融金属容器(1)と前記面圧解除用ブラケット(30)の前記舌片(32)との間に設置された解除用アクチュエータ(40)を有し、前記解除用アクチュエータ(40)を作動させることによって、前記面圧解除用ブラケット(30)を介してバネホルダ(15)が下方へ押されて前記バネ(12)が圧縮され、前記上プレート(3)とスライドプレート(5)間の面圧が解除されることを特徴とする自動面圧負荷スライドバルブ装置。 - 溶融金属容器(1)の下部底面(1a)に固定される基枠(2)と、前記基枠(2)の内側に配設され上ノズル(8)に接続される上プレート(3)と、前記基枠(2)の外側位置にバネ(12)を介して上下動自在に配設されたバネホルダ(15)と、前記上プレート(3)の下方で前記上プレート(3)に対応して設けられたスライドプレート(5)と、前記スライドプレート(5)の外側位置に設けられ前記バネホルダ(15)の下部内面の平面(13A)と前記平面(13A)から下がる下り斜面(13B)からなる支持面(13)上を走行するローラ(14)を有するスライドケース(4)とを備え、
前記スライドケース(4)の摺動により前記ローラ(14)が前記支持面(13)上で走行する又は、支持面(13)から外れることにより、前記バネホルダ(15)が上下動し、面圧負荷及び解除を行なうことができると共に、前記バネホルダ(15)の外面には、前記バネホルダ(15)に連結され、全体形状がL字型をなすと共に、水平方向に突出する舌片(32)を有する面
圧解除用ブラケット(30)が設けられ、前記溶融金属容器(1)と前記面圧解除用ブラケット(30)の前記舌片(32)との間に設置された解除用アクチュエータ(40)を有し、前記解除用アクチュエータ(40)を作動させることによって、前記面圧解除用ブラケット(30)を介してバネホルダ(15)が下方へ押されて前記バネ(12)が圧縮され、前記上プレート(3)とスライドプレート(5)間の面圧が解除される自動面圧負荷スライドバルブ装置を用い、
前記バネ(12)による面圧負荷を解除することが不可能な場合、前記溶融金属容器(1)と前記面圧解除用ブラケット(30)間の距離を前記解除用アクチュエータ(40)で拡開させ、面圧負荷の解除又は低下とすることを特徴とする面圧解除方法。
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JP2007323057A JP4787233B2 (ja) | 2007-12-14 | 2007-12-14 | 自動面圧負荷スライドバルブ装置及び面圧解除方法 |
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