JP4604319B2 - ガラス板の加工方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶ディスプレイ(LCD)用ガラス基板、太陽電池用ガラス基板等として使用する薄板ガラスを加工するガラス板の加工方法及びその装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
薄板のガラス板の対向両縁を研削する研削加工及びその対向両隅部を隅取りする隅取り加工を行う場合は、一対の挟持ベルトコンベア装置によりガラス板の対向両縁内側を夫々挟持して直進搬送し、当該搬送中、ガラス板の対向両縁外側に配設した一対の研削ホイール及び隅取りホイールを夫々互いに近接又は離反させている。しかし、一対の挟持ベルトコンベア装置によりガラス板の対向両縁内側を挟持して直進搬送しても、挟持ベルトコンベア装置のベルト、プーリー等の製作精度の誤差や、夫々の挟持ベルトコンベア装置によりガラス板を挟持する挟持力の誤差などから夫々の挟持ベルトコンベア装置の搬送速度に誤差が生じてしまい、これによりガラス板は跛行しながら搬送されるため、高精度な研削加工及び隅取り加工を行うことが困難であり、また、スパッタリングにより熱線、紫外線等を遮断する皮膜層が片面に形成されたガラス板に研削加工及び隅取り加工を行う場合は、挟持ベルトコンベア装置によりガラス板を挟持するため、当該皮膜層に傷等が生じる虞がある。
【0003】
また、片面に皮膜層が形成された薄板のガラス板に、当該皮膜層に傷等を生じさせないで、高精度に研削加工及び隅取り加工を行う場合は、一基の吸着装置により、ガラス板の皮膜層が形成されていない面を吸着し、この吸着装置を、一基の往復動装置により案内レールに沿って往復動させ、当該往動中に、ガラス板の対向両縁外側に配設した一対の研削ホイール及び一対の隅取りホイールを夫々互いに近接又は離反させている。しかし、一基の往復動装置により吸着装置を往復動させるため、加工されたガラス板を搬出した後、吸着装置を復動させなければならず、次のガラス板を吸着するまでに時間を要し、生産量を向上させるのが困難である。
【0004】
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ガラス板を高精度に加工でき、且つ、その生産量を向上させることのできるガラス板の加工方法及びその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のガラス板の加工方法は、ガラス板を保持するガラス板保持部が夫々装着された一対の保持台を互いに行き違いさせながら往復動させ、各保持台の往動行程では、当該保持台に装着されたガラス板保持部を共用の一の移動路で移動させ、各保持台の復動行程では、当該保持台に装着されたガラス板保持部を一の移動路と異なる他の一の移動路で移動させ、各保持台の往動行程及び復動行程のうちの少なくとも一方の行程で、当該保持台に装着されたガラス板保持部で保持されているガラス板に加工を行う。
【0006】
本発明のガラス板の加工方法によれば、一対の保持台を互いに行き違いさせながら往復動させ、各保持台の往動行程では、当該保持台に装着されたガラス板保持部を共用の一の移動路で移動させ、各保持台の復動行程では、当該保持台に装着されたガラス板保持部を一の移動路と異なる他の一の移動路で移動させ、各保持台の往動行程及び復動行程のうちの少なくとも一方の行程で、当該保持台に装着されたガラス板保持部で保持されているガラス板に加工を行うため、例えば、ガラス板挟持用のベルトを用いないで、後述のようなネジ軸又は固定子からなる高精度な搬送性能をもった往復動装置を用いてガラス板保持部を移動させることができ、ガラス板を高精度に加工でき、且つ、その生産量を向上させることができる。
【0007】
本発明のガラス板の加工方法では、好ましくは、一の保持台の往動と、他の一の保持台の復動とを同期させる。一の保持台の往動と、他の一の保持台の復動とを同期させるため、各ガラス板保持部が同時的に共用の一の移動路で移動されることをなくし得、夫々のガラス板保持部が互いに干渉することがなくなる。
【0008】
本発明のガラス板の加工方法では、好ましくは、往端部で、ガラス板保持部を一の移動路から他の一の移動路に移動させ、復端部で、ガラス板保持部を他の一の移動路から一の移動路に移動させる。往端部及び復端部で、ガラス板保持部が移動される移動路を交替するため、ガラス板を加工する領域を広くとることができる。
【0009】
本発明のガラス板の加工方法では、好ましくは、ガラス板に、ガラス板の縁を研削する研削加工及びガラス板の隅部を隅取りする隅取り加工のうちの少なくとも一方の加工を行う。
【0010】
本発明のガラス板の加工装置は、ガラス板を保持するガラス板保持部が夫々装着された一対の保持台と、一対の保持台を互いに行き違いさせながら往復動させ、各保持台の往動行程では、当該保持台に装着されたガラス板保持部を共用の一の移動路で移動させ、各保持台の復動行程では、当該保持台に装着されたガラス板保持部を一の移動路と異なる他の一の移動路で移動させる移動手段と、この移動手段により往復動される各保持台の往動行程及び復動行程のうちの少なくとも一方の行程で、当該保持台に装着されたガラス板保持部で保持されているガラス板に加工を行う加工手段とを具備している。
【0011】
本発明のガラス板の加工装置によれば、ガラス板を保持するガラス板保持部が夫々装着された一対の保持台と、一対の保持台を互いに行き違いさせながら往復動させ、各保持台の往動行程では、当該保持台に装着されたガラス板保持部を共用の一の移動路で移動させ、各保持台の復動行程では、当該保持台に装着されたガラス板保持部を一の移動路と異なる他の一の移動路で移動させる移動手段と、この移動手段により往復動される各保持台の往動行程及び復動行程のうちの少なくとも一方の行程で、当該保持台に装着されたガラス板保持部で保持されているガラス板に加工を行う加工手段とを具備しているため、例えば、ガラス板挟持用のベルトを用いないで、後述のようなネジ軸又は固定子からなる高精度な搬送性能をもった往復動装置を用いてガラス板保持部を移動させることができ、ガラス板を高精度に加工でき、且つ、その生産量を向上させることができる。
【0012】
本発明のガラス板の加工装置の移動手段は、好ましくは、一の保持台の往動と、他の一の保持台の復動とを同期させるようになっている。当該移動手段は、一の保持台の往動と、他の一の保持台の復動とを同期させるようになっているため、各ガラス板保持部が同時的に共用の一の移動路で移動されることをなくし得、夫々のガラス板保持部が互いに干渉することがなくなる。
【0013】
本発明のガラス板の加工装置の移動手段は、好ましくは、往端部で、ガラス板保持部を一の移動路から他の一の移動路に移動させ、且つ、復端部で、ガラス板保持部を他の一の移動路から一の移動路に移動させるようになっている。当該移動手段は、往端部及び復端部で、ガラス板保持部が移動される移動路を交替するため、ガラス板を加工する領域を広くとることができる。
【0014】
本発明のガラス板の加工装置の移動手段は、好ましくは、夫々のガラス板保持部を夫々旋回させる旋回機構を具備しており、この旋回機構は、往端部で、夫々のガラス板保持部を旋回させて、夫々のガラス板保持部を一の移動路から他の一の移動路に夫々移動させ、且つ、復端部で、夫々のガラス板保持部を旋回させて、夫々のガラス板保持部を他の一の移動路から一の移動路に夫々移動させるようになっている。当該旋回機構は、好ましくは、夫々の保持台が往復動する往復動方向に直交する直交方向に伸びた軸心の回りで、夫々のガラス板保持部を旋回させるようになっている。
【0015】
本発明のガラス板の加工装置の移動手段は、好ましくは、一対の保持台を夫々往復動させる一対の往復動装置を具備しており、一対の往復動装置は、保持台を駆動させる駆動路を夫々具備しており、これらの駆動路は、一対の保持台が互いにすれ違いながら往復動できる間隔をもって配されている。各駆動路は、好ましくは、ネジ軸を夫々具備しており、一対の往復動装置は、好ましくは、このネジ軸を回転駆動させる回転駆動装置を夫々具備しており、一対のネジ軸は、一対の保持台を間にして配されており、一対の回転駆動装置は、一対のネジ軸を間にして配されている。一対のネジ軸が一対の保持台を間にして配され、且つ、一対の回転駆動装置が一対のネジ軸を間にして配されていると、回転駆動装置等が各ガラス板保持部や保持されたガラス板に干渉することなく、一対の往復動装置は、ガラス板をスムーズに移動させることができる。
【0016】
本発明のガラス板の加工装置の保持台に装着されたガラス板保持部は、好ましくは、ガラス板をその一方の面より吸着保持する吸着保持面と、この吸着保持面にガラス板を吸着保持させるべく、ガラス板の一方の面を吸引する吸引装置とを具備している。当該ガラス板保持部は、ガラス板をその一方の面より吸着保持する吸着保持面と、この吸着保持面にガラス板を吸着保持させるべく、ガラス板の一方の面を吸引する吸引装置とを具備しているため、他方の面に皮膜層が形成されたガラス板に加工を行うときであっても、その皮膜層に傷等をつけることなく加工できる。
【0017】
本発明のガラス板の加工装置の加工手段は、好ましくは、ガラス板に、ガラス板の縁を研削する研削加工及びガラス板の隅部を隅取りする隅取り加工のうちの少なくとも一方の加工を行うようになっている。
【0018】
本発明のガラス板の加工装置の加工手段は、好ましくは、一対の研削工具及び一対の隅取り工具を具備しており、一対の研削工具によりガラス板の対向両縁を研削する研削加工を行い、且つ、一対の隅取り工具によりガラス板の対向両隅部を隅取りする隅取り加工を行うようになっている。
【0019】
本発明のガラス板の加工装置は、好ましくは、前記一対の研削工具の間隔及び一対の隅取り工具の間隔を調整する調整手段を具備している。一対の研削工具の間隔及び一対の隅取り工具の間隔を調整する調整手段を具備しているため、各種サイズのガラス板に加工を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を、図に示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。尚、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0021】
図1から図9において、本例のガラス板の加工装置1は、薄板の方形状のガラス板2を保持するガラス板保持部3が夫々装着された一対の保持台4及び4aと、保持台4及び4aを互いに行き違いさせながら往復動方向Xに往復動させ、保持台4及び4aの夫々の往動行程では、当該ガラス板保持部3をX方向に伸びた共用の一の移動路5で移動させ、保持台4及び4aの夫々の復動行程では、当該ガラス板保持部3を移動路5と異なるX方向に伸びた他の一の移動路6で移動させる移動手段7と、移動手段7により往復動される保持台4及び4aの夫々の往動行程で、当該ガラス板保持部3で保持されているガラス板2に加工を行う加工手段8とを具備している。
【0022】
夫々のガラス板保持部3は、ガラス板2をその一方の面9より吸着保持する吸着保持面11と、吸着保持面11にガラス板2を吸着保持させるべく、ガラス板2の一方の面9を吸引する吸引装置12とを夫々具備している。尚、夫々のガラス板保持部3は、互いに同形状となっているのが好ましい。
【0023】
吸引装置12は、吸着保持面11を部分的に窪ませてなる凹所13と、真空吸引ポンプ(図示せず)と、後述のブレーキ付ダイレクトドライブ(DD)モータ41の回転軸の中空部を通じて凹所13及び真空吸引ポンプを接続しているエアーチューブ14とを具備しており、凹所13は、溝、盗み等からなる。吸引装置12は、真空吸引ポンプの作動によりエアーチューブ14を介して凹所13を吸引し、この吸引により吸着保持面11に対面するガラス板2の一方の面9を吸引し、而して、吸着保持面11にガラス板2を吸着保持させる。
【0024】
移動路5及び6は、ガラス板保持部3のX方向に直交するY方向における幅と同等の幅を有し、且つ、保持台4及び4aが夫々往復動する際の往端部17から復端部18までX方向に伸びており、これらは互いにX方向及びY方向に直交するZ方向で、保持台4及び4aを間にして、対向している。
【0025】
保持台4及び4aは、それぞれ同様に形成されている。従って、以下保持台4について説明し、保持台4aについては、必要に応じて図面に符号aを付して説明を省略する。
【0026】
保持台4は、Z方向に伸びた直方体状の本体120と、本体120に一体的に設けられた截頭四角錐体状の装着部121とを具備しており、本体120には、モータ41の回転軸が取り付けられており、装着部121には、ガラス板保持部3を装着している装着面122を有している。尚、保持台4及び4aは、これらが互いに行き違う際に、夫々の装着面122及び122aの夫々が互いにZ方向で対向し、且つ、本体120及び120aの夫々がY方向で対向するように、配されている。
【0027】
移動手段7は、保持台4及び4aを夫々往復動させる往復動機構15と、夫々のガラス板保持部3を夫々旋回させる旋回機構16とを具備しており、旋回機構16は、往端部17で、夫々のガラス板保持部3を旋回させて、夫々のガラス板保持部3を移動路5から移動路6に夫々移動させ、且つ、復端部18で、夫々のガラス板保持部3を旋回させて、夫々のガラス板保持部3を移動路6から移動路5に夫々移動させるようになっている。
【0028】
往復動機構15は、保持台4及び4aを夫々往復動させる往復動装置20及び20aを具備しており、往復動装置20及び20aは、互いにY方向で対向している。尚、往復動機構15は、往復動装置20による保持台4の往動と、往復動装置20aによる保持台4aの復動とを同期させ、往復動装置20aによる保持台4aの往動と、往復動装置20による保持台4の復動とを同期させるようになっている。
【0029】
往復動装置20及び20aは、それぞれ同様に形成されている、従って、以下往復動装置20について説明し、往復動装置20aについては必要に応じて図面に符号aを付して説明を省略する。
【0030】
往復動装置20は、基台19に支持フレーム34を介して支持されたX方向に伸びたフレーム35と、保持台4をX方向に駆動させる駆動路としてのX方向に伸びたボールネジ軸25と、ボールネジ軸25と螺合したボールナットを固着している可動台26と、可動台26をX方向に案内する一対の案内レール27と、ボールネジ軸25を回転駆動させる回転駆動装置としての電動モータ(サーボモータ)29と、電動モータ29の出力回転軸の回転をボールネジ軸25に伝達する伝達手段28とを具備しており、ボールネジ軸25は、軸受けを介してフレーム35に回転自在に取り付けられており、一対の案内レール27は、ボールネジ軸25を間にしてフレーム35に取り付けられており、可動台26には、モータ41が取り付けられている。伝達手段28は、ボールネジ軸25の一端に取り付けられた歯付プーリー30と、電動モータ29の出力回転軸に取り付けられた歯付プーリー31と、プーリー30及び31に掛け回されたタイミングベルト32とを具備している。往復動装置20は、電動モータ29の作動により、プーリー30、ベルト32及びプーリー31を介してボールネジ軸25を回転駆動させ、この回転駆動により、可動台26及びモータ41を介して保持台4をボールネジ軸25に沿って駆動させ、而して、保持台4をX方向に移動させる。尚、ボールネジ軸25及び25aは、Y方向で保持台4及び4aの本体120及び120aを間にして対向し、当該本体120及び120aがY方向で互いにすれ違いながら往復動できる間隔をもって、即ち、本体120及び120aがY方向で互いに接触しない限度で行き違いながら往復動できる間隔をもって配されており、電動モータ29及び29aは、Y方向でボールネジ軸25及び25aを間にして対向するように、フレーム35及び35aに夫々取り付けられている。
【0031】
尚、往復動機構15は、往復動装置20により保持台4を往復動させる速度と、往復動装置20aにより保持台4aを往復動させる速度とが同一速度となるようにして、保持台4及び4aを夫々往復動させるのが好ましい。また、本例の往復動装置20では、ボールネジ軸25の回転で可動台26を往復動させるようにしたが、これに代えて、リニアモータを用いて可動台26を往復動させるようにしてもよい。この場合、リニアモータの固定子を駆動路として、フレーム35にX方向に伸びて配設し、その可動子を可動台26に取り付けて往復動装置20を構成してもよい。
【0032】
旋回機構16は、保持台4に装着されたガラス板保持部3を、Y方向に伸びた軸心の回りで旋回させる旋回装置40と、保持台4aに装着されたガラス板保持部3を、Y方向に伸びた軸心の回りで旋回させる旋回装置40aとを具備している。旋回装置40は、ブレーキ付ダイレクトドライブ(DD)モータ41を具備しており、モータ41は、可動台26に取り付けられた固定子と、その中心部にY方向に伸びた回転軸を有している回転子とを具備しており、当該回転軸には、保持台4が取り付けられている。旋回装置40は、モータ41の作動により、保持台4を介してガラス板保持部3を、Y方向に伸びた軸心の回りで旋回させるようになっている。旋回装置40aは、ブレーキ付ダイレクトドライブ(DD)モータ41aを具備しており、モータ41aは、可動台26aに取り付けられた固定子と、その中心部にY方向に伸びた回転軸を有している回転子とを具備しており、当該回転軸には、保持台4aが取り付けられている。旋回装置40aは、モータ41aの作動により、保持台4aを介してガラス板保持部3を、Y方向に伸びた軸心の回りで旋回させるようになっている。尚、モータ41及び41aの回転軸は、夫々中空構造となっており、夫々の中空部にはエアーチューブ14が通されている。
【0033】
加工手段8は、ガラス板2のY方向で対向する対向両縁45及び45aを研削する研削加工を、ガラス板2に行う研削手段47と、ガラス板2のY方向で対向する対向両隅部48及び48aを隅取りする隅取り加工を、ガラス板2に行う隅取り手段50とを具備している。
【0034】
研削手段47は、Y方向で互いに対向し、且つ、ガラス板2を間にして配された一対の研削ヘッド51及び51aと、研削ヘッド51及び51aの夫々のY方向における位置を微調整するY方向微調整機構52及び52a並びに研削ヘッド51及び51aの夫々のZ方向における位置を微調整するZ方向微調整機構53及び53aからなる微調整機構とを具備しており、Y方向微調整機構52は、後述の移動台95に支持フレーム54を介して支持されており、Y方向微調整機構52aは、後述の移動台95aに支持フレーム54aを介して支持されている。
【0035】
研削ヘッド51及び51aは、それぞれ同様に形成されており、Y方向微調整機構52及び52a並びにZ方向微調整機構53及び53aもまた、それぞれ同様に形成されている。従って、以下研削ヘッド51、Y方向微調整機構52及びZ方向微調整機構53について説明し、研削ヘッド51a、Y方向微調整機構52a及びZ方向微調整機構53aについては必要に応じて図面に符号aを付して説明を省略する。
【0036】
研削ヘッド51は、研削工具としての研削ホイール55と、研削ホイール55を回転させるスピンドルモータ56とを具備している。研削ホイール55は、ガラス板2の一方の縁45の外側に配されており、スピンドルモータ56のZ方向に伸びた出力回転軸に取り付けられている。尚、研削ホイール55は、本例では、環状の砥石からなり、その周縁をガラス板2の縁45に当接させて、ガラス板2の縁45を研削するようになっている。
【0037】
Y方向微調整機構52は、支持フレーム54に取り付けられた取付台61と、取付台61に回転自在に取り付けられているY方向に伸びたネジ軸62と、取付台61に、Y方向に移動自在となるように嵌合し、且つ、ネジ軸62に螺合したナット(図示せず)を固着したY方向スライド63とを具備しており、Y方向微調整機構52は、摘みを介するネジ軸62の手動回転により、ナットを固着したY方向スライド63をY方向に移動させて、研削ヘッド51をY方向に移動させることによって、研削ホイール55のY方向における位置を微調整できるようになっている。
【0038】
Z方向微調整機構53は、スピンドルモータ56を固定した固定台57と、固定台57に固着されたナットと螺合したZ方向に伸びたネジ軸58と、固定台57と嵌合し、且つ、ネジ軸58を回転自在に支持している支持台59とを具備しており、支持台59は、Y方向スライド63と一体になっている。Z方向微調整機構53は、摘みを介するネジ軸58の手動回転により、ナットを固着した固定台57を、支持台59に対してZ方向に移動させて、研削ヘッド51をZ方向に移動させることによって、研削ホイール55のZ方向における位置を微調整できるようになっている。
【0039】
隅取り手段50は、Y方向で対向し、且つ、ガラス板2を間にして配された一対の隅取りヘッド65及び65aと、隅取りヘッド65及び65aを夫々Y方向に移動させるY方向移動装置66及び66aと、Y方向移動装置66及び66aによる隅取りヘッド65及び65aのY方向への移動速度、移動量及び移動開始時を決定する決定手段101とを具備しており、Y方向移動装置66は、後述の移動台95に支持フレーム64を介して支持されており、Y方向移動装置66aは、後述の移動台95aに支持フレーム64aを介して支持されている。隅取り手段50は、Y方向移動装置66及び66aにより、隅取りヘッド65及び65aを相互に近接又は離反させることで、一対の隅取り工具としての後述の隅取りホイール67及び67aを相互に近接、離反させて、ガラス板2の一方の隅部48及び他方の隅部48aを同時に隅取りするようになっている。隅取りヘッド65及び65aは、本例では、研削ヘッド51及び51aに対して、X方向におけるガラス板2の搬出側116に配されている。
【0040】
隅取りヘッド65及び65aは、それぞれ同様に形成されており、Y方向移動装置66及び66aもまた、それぞれ同様に形成されている。従って、以下隅取りヘッド65及びY方向移動装置66について説明し、隅取りヘッド65a及びY方向移動装置66aについては必要に応じて図面に符号aを付して説明を省略する。
【0041】
隅取りヘッド65は、隅取りホイール67と、隅取りホイール67を回転させるスピンドルモータ68とを具備している。隅取りホイール67は、スピンドルモータ68のZ方向に伸びた出力回転軸に取り付けられている。尚、隅取りヘッド65は、隅取りホイール67のY方向及びZ方向における位置を微調整できるようになっているのが好ましい。また、隅取りホイール67は、本例では、環状の砥石からなり、その周縁をガラス板2の隅部48に当接させて、ガラス板2の隅部48を研削するようになっている。
【0042】
Y方向移動装置66は、支持フレーム64に取り付けられた取付台75と、取付台75に回転自在に取り付けられているY方向に伸びたボールネジ軸74と、ボールネジ軸74の一端に出力回転軸が連結し、取付台75に取り付けられた電動モータ(サーボモータ)76と、取付台75に、Y方向に移動自在となるように嵌合し、且つ、ボールネジ軸74に螺合したボールナット(図示せず)を固着したY方向スライド77とを具備している。Y方向移動装置66は、電動モータ76の作動により、ボールネジ軸74を回転させ、この回転により、ボールナットを固着したY方向スライド77をY方向に移動させて、隅取りヘッド65をY方向に移動させる。尚、支持フレーム64には、原点位置検出用リミットスイッチ102が設けられており、リミットスイッチ102は、隅取りヘッド65及び65aが相互に離反した際に、Y方向スライド77に当接して隅取りホイール67のY方向における原点位置を検出するようになっている。
【0043】
決定手段101は、ガラス板2の隅部48及び48aの形状を設定入力する設定入力手段103と、電動モータ29に取り付けられており、その出力回転軸の回転を検出するエンコーダ104と、電動モータ29aに取り付けられており、その出力回転軸の回転を検出するエンコーダ104aと、移動路5を移動するガラス板保持部3に保持されたガラス板2の所定位置Cへの到来を検出する到来検出手段105と、設定入力手段103からの設定値、エンコーダ104若しくは104aからの回転検出信号及び到来検出手段105からの到来検出信号に基づいて、隅取りホイール67及び67aのY方向への移動速度、移動量及び移動開始時を演算する演算装置106とを具備しており、演算装置106からの演算結果を後述の制御手段(図示せず)に送信するようになっている。
【0044】
設定入力手段103は、表示入力装置(タッチパネル)を具備しており、これを操作することによってガラス板2の隅部48及び48aの形状を特定するための設定値を設定入力できるようになっている。
【0045】
到来検出手段105は、隅取りホイール67及び67aの位置よりも、X方向におけるガラス板2の搬入側115に位置する所定位置Cに配されており、ガラス板2の前縁108及び後縁109の所定位置Cへの到来を検出するようになっている。到来検出手段105は、例えば、近接スイッチ(センサー)等からなる。
【0046】
演算装置106は、設定入力手段103からのガラス板2の前縁108側の隅取りすべき隅部48及び48aの設定値と、到来検出手段105からのガラス板2の前縁108の到来検出信号と、エンコーダ104又は104aからの回転検出信号とに基づいて、ガラス板2の前縁108側の隅部48及び48aを隅取りする際の隅取りホイール67及び67aのY方向への移動速度、移動量及び移動開始時を演算するようになっており、また、設定入力手段103からのガラス板2の後縁109側の隅部48及び48aの設定値と、到来検出手段105からのガラス板2の後縁109の到来検出信号と、エンコーダ104又は104aからの回転検出信号とに基づいて、ガラス板2の後縁109側の隅部48及び48aを隅取りする際の隅取りホイール67及び67aのY方向への移動速度、移動量及び移動開始時を演算するようになっている。
【0047】
尚、演算装置106は、例えば、マイクロコンピュータに予め記憶されたプログラムにより上記演算を行うように具体化してもよい。
【0048】
本例のガラス板の加工装置1は、更に、研削ホイール55及び55aのY方向における間隔並びに隅取りホイール67及び67aのY方向における間隔を調整する調整手段80と、上述及び後述の動作を制御する制御手段(図示せず)とを具備している。
【0049】
調整手段80は、研削ヘッド51及び隅取りヘッド65をY方向に移動させるヘッド移動装置81と、研削ヘッド51a及び隅取りヘッド65aをY方向に移動させるヘッド移動装置81aとを具備しており、ヘッド移動装置81及び81aは、Y方向で互いに対向して基台19に配されている。調整手段80は、ヘッド移動装置81により、研削ヘッド51及び隅取りヘッド65をY方向に移動させ、且つ、ヘッド移動装置81aにより、研削ヘッド51a及び隅取りヘッド65aをY方向に移動させることで、研削ホイール55及び55aのY方向における間隔並びに隅取りホイール67及び67aのY方向における間隔を、加工すべきガラス板2のY方向における幅に対応して調整するようになっている。
【0050】
ヘッド移動装置81及び81aは、それぞれ同様に形成されている。従って、以下ヘッド移動装置81について説明し、ヘッド移動装置81aについては、必要に応じて図面に符号aを付して説明を省略する。
【0051】
ヘッド移動装置81は、基台19に取り付けられた電動モータ(サーボモータ)85と、電動モータ85の出力回転軸に連結し、且つ、基台19に回転自在に支持されたX方向に伸びたシャフト86と、シャフト86に固定されたベベルギヤ87及び88と、ベベルギヤ87及び88に歯合したベベルギヤ89及び90と、基台19に回転自在に支持されており、一端でベベルギヤ89を固定しているY方向に伸びたボールネジ軸91と、基台19に回転自在に支持されており、一端でベベルギヤ90を固定しているY方向に伸びたボールネジ軸92と、基台19にY方向に伸びて固定された一対のレール93と、ボールネジ軸91及び92に夫々螺合したボールナット130及び131と、一対のレール93に夫々嵌合したスライダ94と、ボールナット130及び131を固着し、且つ、スライダ94を固着している移動台95とを具備している。ヘッド移動装置81は、電動モータ85の作動により、シャフト86を回転させ、この回転によりベベルギヤ87、88、89及び90を介してボールネジ軸91及び92を回転させ、これらの回転により、ボールネジ軸91及び92に夫々螺合したボールナット130及び131を固着した移動台95をY方向に移動させ、而して、移動台95に支持フレーム54等を介して支持された研削ヘッド51及び支持フレーム64等を介して支持された隅取りヘッド65を、研削ヘッド51a及び隅取りヘッド65aに対して接近、離反させる。
【0052】
制御手段は、ブレーキ付ダイレクトドライブモータ41及び41aと、電動モータ29、29a、76、76a、85及び85aと、スピンドルモータ56、56a、68及び68aと、各吸引装置12の真空吸引ポンプとに接続されており、上述及び後述の動作を制御するようになっている。
【0053】
制御手段は、例えば、数値制御装置により上述及び後述の動作を数値制御するように具体化してもよく、また、マイクロコンピュータに予め記憶されたプログラムにより上述及び後述の動作を制御するように具体化してもよい。
【0054】
本例のガラス板の加工装置1により、薄板の方形状のガラス板2に、ガラス板2のY方向で対向する対向両縁45及び45aを研削する研削加工及びガラス板2のY方向で対向する対向両隅部48及び48aを隅取りする隅取り加工を行う場合、まず、調整手段80により、ガラス板2のY方向における幅に応じて、研削ホイール55及び55aのY方向における間隔並びに隅取りホイール67及び67aのY方向における間隔を調整する。
【0055】
次に、X方向におけるガラス板2の搬入側115で、一のガラス板保持部3の吸着保持面11上に載置し、吸引装置12により、載置されたガラス板2の一方の面9を、吸引装置12により吸引して、このガラス板2を当該吸着保持面11に吸着保持させ、当該ガラス板保持部3が装着された保持台4を、往復動装置20によりX方向に往動させる。尚、往復動装置20による保持台4の往動を開始するのと同期して、往復動装置20aによる保持台4aの復動を開始する。
【0056】
次に、往復動装置20による保持台4の往動行程中、互いに近接して待機している研削ホイール55及び55aを、X方向に移動されるガラス板2の縁45及び45aに夫々接触させ、而して、ガラス板2の縁45及び45aに研削加工を行う。当該研削加工後、演算装置106により演算した隅取りホイール67及び67aの移動開始時に、隅取りホイール67及び67aを、これらが互いに近接して待機している待機位置から、演算装置106により演算した移動速度等で夫々移動させて、これらを互いに離反させ、離反させながら、隅取りホイール67及び67aを、X方向に移動されるガラス板2の前縁108側の隅部48及び48aに夫々接触させ、ガラス板2がX方向に移動すると共に、当該隅取りホイール67及び67aを離反させ、而して、ガラス板2の前縁108側の隅部48及び48aに隅取り加工を行う。前縁108側の隅部48及び48a隅取り加工後、隅取りホイール67及び67aを、これらが互いに離反した待機位置で待機させる。演算装置106により演算した隅取りホイール67及び67aの移動開始時に、隅取りホイール67及び67aを、これらが互いに離反して待機している待機位置から、演算装置106により演算した移動速度等で夫々移動させて、これらを互いに近接させ、近接させながら、隅取りホイール67及び67aを、X方向に移動されるガラス板2の後縁109側の隅部48及び48aに夫々接触させ、ガラス板2がX方向に移動すると共に、当該隅取りホイール67及び67aを近接させ、而して、ガラス板2の後縁109側の隅部48及び48aに隅取り加工を行う。尚、加工手段8によるガラス板2の加工中、研削ホイール55及び55a並びに隅取りホイール67及び67aは、夫々のスピンドルモータ56、56a、68及び68aの作動により夫々回転している。
【0057】
次に、搬出側116であって、保持台4が往端部17に到達する少し前に、吸引装置12による当該加工されたガラス板2の一方の面9への吸引を解除することにより、このガラス板2の吸着保持を解除し、吸着保持が解除されたガラス板2を、ガラス板保持部3の吸着保持面11上から搬出する。当該ガラス板2を搬出した後、往復動装置20により保持台4が往端部17に到達したときに、モータ41を作動させ、モータ41の回転軸の回転により保持台4を介してガラス板保持部3を180度旋回させ、この旋回により当該ガラス板保持部3を移動路5から移動路6に移動させて、保持台4の往復動装置20による復動を開始する。尚、保持台4aは、保持台4が往端部17に到達するのと同期的に、復端部18に到達し、到達したときに、モータ41aを作動させ、モータ41aの回転軸の回転により保持台4aを介してガラス板保持部3を180度旋回させ、この旋回により当該ガラス板保持部3を移動路6から移動路5に移動させて、当該ガラス板保持部3の吸着保持面11上に加工すべきガラス板2を載置し、ガラス板2が載置されたガラス板保持部3を装着した保持台4aの往復動装置20aによる往動を開始する。
【0058】
尚、本例のガラス板の加工装置1は、移動手段7による保持台4及び4aの夫々の往動中に、当該ガラス板保持部3で保持されているガラス板2に加工を行うようになっているが、移動手段7による保持台4及び4aの夫々の復動中に、当該ガラス板保持部3で保持されているガラス板2に加工を行うようになっていてもよく、移動手段7による保持台4及び4aの夫々の往復動中に、夫々のガラス板保持部3に保持されているガラス板2に夫々加工を行うようになっていてもよい。また、本例のガラス板の加工装置1は、更にZ方向に伸びる軸心を中心として、各ガラス板保持部3を回転させる、回転手段を具備していてもよく、この回転手段により、ガラス板保持部3で保持されているガラス板2をも回転させて、当該ガラス板2の全周縁に加工を行うようになっていてもよい。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、ガラス板を高精度に加工でき、且つ、その生産量を向上させることのできるガラス板の加工方法及びその装置を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラス板の加工装置の例の平面説明図である。
【図2】図1に示す例のII−II線矢視説明図である。
【図3】図1に示す例のIII−III線矢視説明図である。
【図4】図1に示す例のIV−IV線断面説明図である。
【図5】図1に示す例の主に保持台及び移動手段の説明図である。
【図6】図1に示す例のVI−VI線断面説明図である。
【図7】図1に示す例のVII−VII線断面説明図である。
【図8】図1に示す例の主にガラス板保持部及び保持台の説明図である。
【図9】図1に示す例の主に決定手段のブロック図である。
【符号の説明】
1 ガラス板の加工装置
2 ガラス板
3 ガラス板保持部
4、4a 保持台
5、6 移動路
7 移動手段
8 加工手段
80 調整手段
Claims (7)
- ガラス板を保持するガラス板保持部が夫々装着された一対の保持台と、一対の保持台を互いに行き違いさせながら往復動させ、各保持台の往動行程では、当該保持台に装着されたガラス板保持部を共用の一の移動路で移動させ、各保持台の復動行程では、当該保持台に装着されたガラス板保持部を一の移動路と異なる他の一の移動路で移動させる移動手段と、この移動手段により往動される各保持台の往動行程で、当該保持台に装着されたガラス板保持部で保持されているガラス板に加工を行う加工手段とを具備しており、移動手段は、一方の保持台を往復動させる一方の往復動装置と、当該一方の往復動装置に対して、一対の保持台の往復動方向に直交する直交方向で対向して配されていると共に他方の保持台を往復動させる他方の往復動装置と、一方の保持台に装着されたガラス板保持部を前記直交方向に伸びた軸心の回りで旋回させる一方の旋回装置と、他方の保持台に装着されたガラス板保持部を前記直交方向の伸びた軸心の回りで旋回させる他方の旋回装置とを具備しており、一方及び他方の往復動装置は、往復動方向に伸びたネジ軸と、このネジ軸に螺合した可動台と、ネジ軸を回転させる回転駆動装置とを夫々具備しており、一方の旋回装置は、一方の往復動装置の可動台に取り付けられていると共に前記直交方向に伸びた回転軸に一方の保持台が取り付けられているモータを具備しており、他方の旋回装置は、他方の往復動装置の可動台に取り付けられていると共に前記直交方向の伸びた回転軸に他方の保持台が取り付けられている他のモータを具備しているガラス板の加工装置。
- 一方及び他方の往復動装置のネジ軸は、一対の保持台が互いにすれ違いながら往復動できる間隔をもって配されている請求項1に記載のガラス板の加工装置。
- 一方及び他方の往復動装置のネジ軸は、一対の保持台を間にして配されており、一方及び他方の往復動装置の回転駆動装置は、一対のネジ軸を間にして配されている請求項2に記載のガラス板の加工装置。
- ガラス板保持部は、ガラス板をその一方の面より吸着保持する吸着保持面と、この吸着保持面にガラス板を吸着保持させるべく、ガラス板の一方の面を吸引する吸引装置とを具備している請求項1から3のいずれか一項に記載のガラス板の加工装置。
- 加工手段は、ガラス板に、ガラス板の縁を研削する研削加工及びガラス板の隅部を隅取りする隅取り加工のうちの少なくとも一方の加工を行うようになっている請求項1から4のいずれか一項に記載のガラス板の加工装置。
- 加工手段は、一対の研削工具及び一対の隅取り工具を具備しており、一対の研削工具によりガラス板の対向両縁を研削する研削加工を行い、且つ、一対の隅取り工具によりガラス板の対向両隅部を隅取りする隅取り加工を行うようになっている請求項1から5のいずれか一項に記載のガラス板の加工装置。
- 一対の研削工具の間隔及び一対の隅取り工具の間隔を調整する調整手段を具備している請求項6に記載のガラス板の加工装置。
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