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JP4690098B2 - 二輪車用空気入りタイヤ - Google Patents

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JP4690098B2 JP2005113773A JP2005113773A JP4690098B2 JP 4690098 B2 JP4690098 B2 JP 4690098B2 JP 2005113773 A JP2005113773 A JP 2005113773A JP 2005113773 A JP2005113773 A JP 2005113773A JP 4690098 B2 JP4690098 B2 JP 4690098B2
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Description

本発明は、出力の大きい重車輌自動二輪車に用いられる二輪車用空気入りタイヤに係り、特に高速耐久性、高速及び低速でのハンドリング性、振動吸収性に優れ、しかも高速コーナリング限界点近傍での操縦安定感の向上を可能にした二輪車用空気入りタイヤに関する。
パワーウェイトレシオ(単位馬力当り重量)が低い(例えば、4kg/PS以上)の時代における従来の二輪車用の空気入りタイヤでは、折返し高さの低い1層又は2層のナイロンカーカスに、芳香族ポリアミドコードを使用したキャッププライと称される広幅ブレーカー層を重ね、該ブレーカー層の上に芳香族ポリアミドコードを使用したスパイラルベルトをタイヤ周方向に巻き付けてなる主ベルト層を配置していた。
また、その他の従来例としては、カーカスプライをベルト層とオーバーラップする(重なる)位置まで巻き上げたもの(図2及び特許文献1)、巻き上げられたカーカスとオーバーラップする位置までキャッププライを配置したもの(特許文献2)、キャッププライの端部をカーカスとビードフィラーゴムとの間に配置したもの(特許文献3)等が開示されている。
特開2000−211317号公報 特開平6−16006号公報 特開平9−156326号公報
パワーウェイトレシオが格段と向上した近年の大出力重車輌自動二輪車に使用する空気入りタイヤでは、最小限の部材を使用し、その配設組合せにより重量増加を最小限に抑えて、タイヤ性能を最大限に引き出すことが必要である。
しかしながら、上記した従来例では、タイヤ性能を最大限に引き出すための、部材物性選定範囲の適正化及びそれらの部材の構造的配設組合せの適正化等に関しては何ら示唆されていない。
特に、スパイラル巻きされた主ベルト層とブレーカー層との間におけるコード強力の組合せの適正化や、ブレーカーコードの熱特性選定範囲の適正化等に関する示唆は全くなされていない。
また、大出力重車輌自動二輪車に使用する空気入りタイヤの設計において、単純に3つや4つの従来技術を寄せ集めただけでは、大出力、大重量に適う強固な構造を有し、高速耐久性、高速及び低速でのハンドリング特性及び振動吸収性に優れ、更に高速コーナリング限界点近傍での操縦安定性に優れるタイヤを、いたずらに部材点数を増やさず、また過度の重量増加を伴うことなく効率的に設計することは困難であった。
仮にある程度の重量増加を容認しつつ、多くの試行錯誤を繰り返して、高速耐久性の要求に適い、高速コーナリング可能なタイヤを作り得たとしても、高速コーナリング限界点近傍での操縦安定感、即ちグリップ限界点の予測がつき易いタイヤを得ることは、従来技術の範囲内では及びもつかないことであった。
本発明は、上記事実を考慮して、出力の大きい重車輌自動二輪車に用いられる二輪車用空気入りタイヤにおいて、高速耐久性、高速及び低速でのハンドリング性、振動吸収性に優れ、しかも高速コーナリング限界点近傍での操縦安定感を向上させることを目的とする。
請求項1の発明は、一対のビード部と、該一対のビード部間をトロイド状に跨って配設されたカーカス層と、該カーカス層のタイヤ半径方向外方に配設された少なくとも1層のブレーカーと、ゴム被覆されたベルトコードを前記ブレーカーのタイヤ半径方向外方にスパイラル状に巻き付けてなる少なくとも1層の主ベルト層と、を備えた二輪車用空気入りタイヤにおいて、前記カーカス層は、前記一対のビード部間を跨るカーカス本体部と前記ビード部のビードコアに内側から外側に巻き回された折返し部とを有する少なくとも1層のアッププライカーカスと、該アッププライカーカスに重なるように配設された少なくとも1層のダウンプライカーカスとを有し、前記カーカス層におけるカーカスコードは、JIS L 1017−1982の試験方法に従い、試験温度30℃、引張り伸度2%のときの、コード1本当りの強力が140N以上であり、コード方向がタイヤ周方向に対して65乃至85°で、隣接するプライ同士では互いに交差しており、打込み本数が50mm当り25乃至65本であり、前記アッププライカーカスの前記折返し部は、タイヤ断面高さの前記ビード部側基準線から折返し端までの高さが、該タイヤ断面高さに対して50乃至75%であり、かつ前記折返し端が前記ブレーカーと重なっており、前記ダウンプライカーカスの端部は、前記ビードコアにおいて巻き返されることなく、前記アッププライカーカスの前記カーカス本体部とビードコアとの間で挟持されて終端しており、前記ブレーカーにおけるブレーカーコードは、JIS L 1017−1982の試験方法に従い、試験温度30℃、引張り伸度2%のときの、コード1本当りの強力が300N以上、熱収縮量が177℃で3%以下であり、コード方向がタイヤ周方向に対して65乃至85°で、前記タイヤ半径方向の最外層に位置する前記カーカス層の前記カーカスコードと互いに交差し、打込み本数が50mm当り30乃至65本であり、前記ブレーカーの幅方向両端部は、タイヤ断面高さのビード部側基準線から、タイヤ径方向外方に前記タイヤ断面高さに対して25乃至60%の位置まで延在し、かつ前記アッププライカーカスの前記折返し部と重なっており、前記主ベルト層の幅方向両端部は、タイヤ断面高さの前記ビード部側基準線から、タイヤ径方向外方に前記タイヤ断面高さに対して45乃至70%の位置まで延在し、かつ前記アッププライカーカスの前記折返し部と重なっており、前記ベルトコードと前記ブレーカーコードとの強力比は、1.1乃至1.4であり、かつ前記ベルトコードの打込み本数は、50mm当り20乃至110本であることを特徴としている。
ここで、カーカス層において、カーカスコードの強力を140N以上としたのは、カーカス層が例えばアッププライカーカス及びダウンプライカーカスのわずか2層であっても、タイヤケース本体に所望の強度を持たせることができるようにするためである。
なお、コードの強力(引張り強さ。単位N)は、JIS L 1017−1982の試験方法に従い、島津製作所製オートグラフによる試験温度30℃、引張り伸度2%のときの、コード1本当りの値である。
また、カーカスコードの角度をタイヤ周方向に対して65乃至85°としたのは、65°を下回ると、タイヤ周方向の剛性が劣るからであり、85°を上回ると、タイヤ径方向の剛性が劣るからである。
カーカスコードの打込み本数を50mm当り25乃至65本としたのは、25本を下回ると、補強層等を追加せずにタイヤケースの剛性を確保することが難しいからであり、65本を上回ると、コード間隔が狭すぎて、コードフレッチング等を誘発し易くなり、カーカス層の耐久性が劣るからである。
アッププライカーカスの折返し部において、タイヤ断面高さのビード部側基準線から折返し端までの高さを、該タイヤ断面高さに対して50乃至75%としたのは、50%を下回ると、補強効果が劣るからであり、75%を上回ると、折返し端がトレッドの接地中心領域に近接し過ぎ、該折返し端の耐久性(耐セパレーション性能等)が劣るからである。
なお、ここでいうタイヤ断面高さとは、JATMAが発行する2004年版のYEAR BOOKに定められた適用サイズにおける標準リムにタイヤを組み付け、該YEAR BOOKに定められた適用サイズ・プライレーティングにおける最大荷重に対する空気圧の80%を充填した無負荷の状態による断面高さを指す。
使用地又は製造地において、TRA規格、ETRTO規格が適用される場合は、各々の規格に従う。
請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤでは、上記のようにカーカス層における部材物性選定範囲を適正化し、該部材の構造的配設組合せを適正化しているので、補強層追加等による部材点数の増加を抑制しても、タイヤケース本体に所望の強度を持たせることができる。
特に、カーカス層の折返し端を高くして、ブレーカーとカーカス本体部との間に挟持させ、該折返し端を拘束してタイヤ径方向の変動を抑制することで、タイヤケースの剛性を高めることができ、かつ主ベルト層の端部からビード部までのプライ枚数が略均等化され、該領域内のケース剛性段差を低減することができ、タイヤが傾くコーナリング時(キャンバー走行時)の操縦安定性を向上させることができる。
次に、ブレーカーにおいて、ブレーカーコードの強力を300N以上としたのは、ブレーカーが例えば最低1層であっても、タイヤのクラウン部が所望の強度を持つように補強できるようにするためである。
また、ブレーカーコードの熱収縮量を177℃で3%以下としたのは、これを上回ると、主ベルト層の打込み乱れが生じてクラウン部の耐久性が劣るからである。
ブレーカーコードの角度をタイヤ周方向に対して65乃至85°としたのは、65°を下回ると、タイヤ軸方向の剛性が低下して、高速及び低速でのハンドリング特性が劣るからであり、85°を上回ると、タイヤ周方向の剛性が低下して、高速耐久性が劣るからである。
ブレーカーコードの打込み本数を50mm当り30乃至65本としたのは、30本を下回ると、クラウン部の補強効果が劣るからであり、65本を上回ると、コード間隔が狭すぎて、コードフレッチング等を誘発し易くなり、ブレーカーの耐久性が劣るからである。
ブレーカーの幅方向両端部を、タイヤ断面高さのビード部側基準線からタイヤ径方向外方にタイヤ断面高さに対して25乃至60%としたのは、25%を下回ると、クラウン部の補強効果が劣るからである。また、60%を上回ると、元来強固なビード部に近い領域まで補強し過ぎてしまい、主ベルト層の幅方向両端部からビード部までのサイドウォール部領域内におけるケース剛性のバランスが崩れ、コーナリング時(キャンバー走行時)の操縦安定感が低下するからである。
請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤでは、上記のようにブレーカーにおける部材物性選定範囲を適正化し、該部材の構造的配設組合せを適正化しているので、クラウン部を所望の強度に補強できる。これによって、コーナリング性能、振動吸収性及び高速コーナリング限界点近傍での操縦安定感を高めることができる。
特に、熱収縮量が177℃で3%以下のブレーカーコードを採用することにより、主ベルト層の巻回し成型中のカーカス層の折返し端での段差がならされて、該主ベルト層の打込み乱れが抑制され、更に高温加硫中でのブレーカーコードの熱収縮に引きずられて生じる主ベルト層の打込み乱れも抑制され、クラウン部の耐久性を向上させ得る。
また、ブレーカーの幅方向両端部を、適切な高さ位置に配置しているので、サイドウォール部領域内におけるプライ枚数が略均等化され、該領域内のケース剛性段差を低減することができ、キャンバー走行時の操縦安定性を向上させることができる。
ブレーカーコードと最外層のカーカスコードとを互いに交差させているので、クラウン部に所望の強度を持たせることができる。
次に、主ベルト層において、幅方向両端部を、タイヤ断面高さのビード部側基準線からタイヤ径方向外方に該タイヤ断面高さに対して45乃至70%としたのは、45%を下回ると、補強が過剰となるからであり、70%を上回ると、補強に劣るからである。なお、より好ましくは、主ベルト層の幅方向両端部の高さは、タイヤ断面高さのビード部側基準線からタイヤ径方向外方に該タイヤ断面高さに対して55乃至65%である。
ベルトコードとブレーカーコードとの強力比を、1.1乃至1.4としたのは、1.1を下回ると、グリップ限界がピーキーとなり、操縦安定感に劣るからであり、1.4を上回ると、クラウン部の補強が劣るからである。
ベルトコードの打込み本数を、50mm当り20乃至110本としたのは、20本を下回ると、高速耐久性が劣り、110本を上回ると、コード間隔が狭すぎて、コードフレッチング等を誘発し易くなり、主ベルト層の耐久性が劣るからである。
請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤでは、サイドウォール部の剛性段差が解消された強固なタイヤケース構造と、強固なクラウン部補強構造とに加えて、主ベルト層の内側に、該主ベルト層のベルトコードと適正な強力比のブレーカーコードを有するブレーカーを組み合せて配置している(組合せ型クラウン部補強構造)ので、振動吸収性及び高速及び低速ハンドリング性が向上し、高速コーナリング限界点近傍での操縦安定感を高めることができる。
また、主ベルト層の幅方向両端部は、アッププライカーカスの折返し端と重なっている(オーバーラップしている)ので、タイヤの高速回転中における折返し端のリフティングが抑えられ、高速耐久性が向上する。
なお、主ベルト層のタイヤ軸方向幅は、トレッド幅と実質的に同一であり、例えばトレッド幅の90乃至110%である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤにおいて、前記ベルトコードは、JIS L 1017−1982の試験方法に従い、試験温度30℃、引張り伸度2%のときの、コード1本当りの強力が350N以上のテキスタイルコードであることを特徴としている。
ここで、ベルトコードの強力を350N以上としているのは、例えばわずか1層のベルト層であっても、クラウン部に所望の強度を持たせることができるようにするためである。
請求項2に記載の二輪車用空気入りタイヤでは、主ベルト層におけるベルトコードとして、強力が350N以上のテキスタイルコードを用い、ブレーカーとの間の強力バランスの下に該主ベルト層を配設しているので、クラウン部に所望の強度を持たせることができ、これによって高速耐久性及び振動吸収性を向上させることができる。
請求項3の発明は、請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤにおいて、前記ベルトコードは、JIS L 1017−1982の試験方法に従い、試験温度30℃、引張り伸度2%のときの、コード1本当りの強力が330N以上のスチールコードであることを特徴としている。
ここで、ベルトコードの強力を330N以上としているのは、例えばわずか1層のベルト層であっても、クラウン部に所望の強度を持たせることができるようにするためである。
請求項3に記載の二輪車用空気入りタイヤでは、主ベルト層におけるベルトコードとして、強力が330N以上のスチールコードを用い、ブレーカーとの間の強力バランスの下に該主ベルト層を配設しているので、テキスタイルコードを使用する場合よりも高い強度をクラウン部に持たせることができ、これによって高速耐久性及び振動吸収性を向上させることができる。
請求項4の発明は、請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤにおいて、前記ベルトコードは、芳香族ポリアミドであり、前記主ベルト層は、1層であることを特徴としている。
芳香族ポリアミドとは、例えばアラミドである。
請求項4に記載の二輪車用空気入りタイヤでは、ベルトコードに芳香族ポリアミドを用いているので、軽量化を含め、高速耐久性と振動吸収性を高めることができる。
なお、ベルトコードとしては、例えば1500d/2の芳香族ポリアミドコードを用いることが好ましい。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の二輪車用空気入りタイヤにおいて、前記カーカスコードは、レーヨンであり、前記カーカス層は、2層の前記アッププライカーカスと、1層の前記ダウンプライカーカスとを有していることを特徴としている。
請求項5に記載の二輪車用空気入りタイヤでは、カーカスコードに、テキスタイルコードの中でも強力の高いレーヨンを用いているので、カーカスの層数を減らすことができる。
なお、カーカスコードとしては、例えば1680d/2のレーヨンコードを用いることが好ましい。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の二輪車用空気入りタイヤにおいて、前記ブレーカーコードは、芳香族ポリアミドであり、前記ブレーカーは、1層であることを特徴としている。
請求項6に記載の二輪車用空気入りタイヤでは、ブレーカーコードに芳香族ポリアミドを用い、ブレーカーを1層としているので、軽量化を含め、高速耐久性と振動吸収性を向上させることができる。なお、ブレーカーコードとしては、例えば1000d/2の芳香族ポリアミドコードを用いることが好ましい。
以上説明したように、本発明の二輪車用空気入りタイヤによれば、出力の大きい重車輌自動二輪車に用いられる二輪車用空気入りタイヤにおいて、高速耐久性、高速及び低速でのハンドリング性、振動吸収性に優れ、しかも高速コーナリング限界点近傍での操縦安定感を向上させることができるという優れた効果を有する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。本実施の形態に係る二輪車用空気入りタイヤ10は、大出力重車輌に用いられるタイヤであって、参考図である図1において、一対のビード部12と、カーカス層14と、ブレーカー16と、主ベルト層18とを備えている。
空気入りタイヤ10は、リム34と嵌合する一対のビード部12に夫々連なってサイドウォール部28が形成され、該両側のサイドウォール部28に連なってトレッド30が形成されている。
カーカス層14は、一対のビード部12間をトロイド状に跨って配設され、一対のビード部12間を跨るカーカス本体部20Aとビード部12のビードコア22に内側から外側に巻き回された折返し部20Bとを有する少なくとも1層のアッププライカーカス20と、該アッププライカーカス20に重なるように配設された少なくとも1層のダウンプライカーカス24とを有している。
本実施の形態では、カーカス層14は、例えば2層のアッププライカーカス20と、1層のダウンプライカーカス24とを有している。
ビードコア22、カーカス本体部20A及び折返し部20Bに囲まれた領域には、例えば硬質ゴムからなるビードフィラー26が配設されている。
カーカス層14におけるカーカスコード(図示せず)は、例えば強力が140N以上である。カーカスコードの強力を140N以上としたのは、カーカス層14が例えばアッププライカーカス20及びダウンプライカーカス24のわずか2層であっても、タイヤケース本体に所望の強度を持たせることができるようにするためである。
なお、カーカスコードとしては、例えばレーヨンからなる1680d/2のコードを用いることが好ましい。
カーカスコードのコード方向は、タイヤ周方向に対して65乃至85°でカーカス層14の各層において互いに交差している。カーカスコードの角度をタイヤ周方向に対して65乃至85°としたのは、65°を下回ると、タイヤ周方向の剛性が劣るからであり、85°を上回ると、タイヤ径方向の剛性が劣るからである。
カーカスコードの打込み本数は、50mm当り25乃至65本である。これは、25本を下回ると、補強層等を追加せずにタイヤケースの剛性を確保することが難しいからであり、65本を上回ると、コード間隔が狭すぎて、コードフレッチング等を誘発し易くなり、カーカス層14の耐久性が劣るからである。
アッププライカーカス20の折返し部20Bは、タイヤ断面高さSHのビード部側基準線BLから折返し端20Cまでの高さCHが、該タイヤ断面高さSHに対して50乃至75%である。これは、50%を下回ると、補強効果が劣るからであり、75%を上回ると、折返し端20Cがトレッドの接地中心領域に近接し過ぎ、該折返し端20Cの耐久性(耐セパレーション性能等)が劣るからである。
また、折返し端20Cがブレーカー16と重なっており、ダウンプライカーカス24の端部は、ビードコア22において巻き返されることなく、アッププライカーカス20のカーカス本体部20Aとビードコア22との間で挟持されて終端している。
ブレーカー16は、カーカス層14のタイヤ半径方向外方に少なくとも1層配設され、ブレーカー16におけるブレーカーコード(図示せず)は、強力が300N以上である。
ブレーカーコードの強力を300N以上としたのは、ブレーカー16が例えば最低1層であっても、クラウン部が所望の強度を持つように補強できるようにするためである。ブレーカーコードは、例えば芳香族ポリアミドからなる1000d/2のコードであることが望ましい。
ブレーカーコードの熱収縮量は、177℃で3%以下である。これは、3%を上回ると、主ベルト層18の打込み乱れが生じてクラウン部の耐久性が劣るからである。
ブレーカーコードのコード方向は、タイヤ周方向に対して65乃至85°であり、タイヤ半径方向の最外層に位置するカーカス層14のカーカスコードと互いに交差している。
ブレーカーコードの角度をタイヤ周方向に対して65乃至85°としたのは、65°を下回ると、タイヤ軸方向の剛性が低下して、高速及び低速でのハンドリング特性が劣るからであり、85°を上回ると、タイヤ周方向の剛性が低下して、高速耐久性が劣るからである。
ブレーカーコードの打込み本数は、50mm当り30乃至65本である。これは、30本を下回ると、クラウン部の補強効果が劣るからであり、65本を上回ると、コード間隔が狭すぎて、コードフレッチング等を誘発し易くなり、ブレーカー16の耐久性が劣るからである。
ブレーカー16の幅方向両端部16Aは、タイヤ断面高さSHのビード部側基準線BLから、タイヤ径方向外方にタイヤ断面高さSHに対して25乃至60%の位置(高さBH)まで延在し、かつアッププライカーカス20の折返し部20Bと重なっている(オーバーラップしている)。
ブレーカー16の幅方向両端部16Aを、タイヤ断面高さSHのビード部側基準線BLからタイヤ径方向外方にタイヤ断面高さSHに対して25乃至60%としたのは、25%を下回ると、クラウン部の補強効果が劣るからである。また、60%を上回ると、元来強固なビード部12に近い領域まで補強し過ぎてしまい、主ベルト層18の幅方向端両端部からビード部12までのサイドウォール部28領域内におけるケース剛性のバランスが崩れ、コーナリング時(キャンバー走行時)の操縦安定感が低下するからである。
主ベルト層18は、ゴム被覆されたベルトコード32をブレーカー16のタイヤ半径方向外方にスパイラル状に巻き付けてなるものであり、少なくとも1層配設されている。
ベルトコード32は、強力が350N以上であり、例えば芳香族ポリアミドからなる1500d/2のテキスタイルコードであることが好ましい。
ベルトコード32の強力を350N以上としているのは、例えばわずか1層のベルト層であっても、クラウン部に所望の強度を持たせることができるようにするためである。
主ベルト層18の幅方向両端部18Aは、タイヤ断面高さSHのビード部側基準線BLから、タイヤ径方向外方にタイヤ断面高さSHに対して、例えば55乃至65%の位置(高さBEH)まで延在している。これは、55%を下回ると、クラウン部の剛性が不足するからであり、65%を上回ると、サイドウォール部28の剛性が不足するからである。
主ベルト層18の幅方向両端部18Aは、アッププライカーカス20の折返し部20Bと重なっている。
ベルトコード32とブレーカーコードとの強力比は、1.1乃至1.4である。これは、1.1を下回ると、グリップ限界がピーキーとなり、操縦安定感に劣るからであり、1.4を上回ると、クラウン部の補強が劣るからである。
ベルトコード32の打込み本数は、50mm当り20乃至110本であることを特徴としている。これは、20本を下回ると、高速耐久性が劣り、110本を上回ると、コード間隔が狭すぎて、コードフレッチング等を誘発し易くなり、主ベルト層18の耐久性が劣るからである。
なお、カーカスコードとしては、例えば1680d/2のレーヨンコードを用い、ブレーカーコードとしては、例えば1000d/2の芳香族ポリアミドコードを用い、そしてベルトコードとしては、例えば1500d/2の芳香族ポリアミドコードを組み合わせて用いることが最も好ましい。軽量でありながら強力の大きい材質を使用することで、二輪車用空気入りタイヤ10における部材点数の増加や、過度の重量増加を抑制することができるからである。
上記のように、本実施の形態に係る二輪車用空気入りタイヤ10では、主ベルト層18の幅方向両端部18Aと、ブレーカー16の幅方向両端部16Aと、ダウンプライカーカス24と、アッププライカーカス20(カーカス本体部20A及び折返し部20B)とが部分的にすべて重なっている(図1に示すOLの範囲)。
(作用)
二輪車用空気入りタイヤ10では、上記のようにカーカス層14における部材物性選定範囲を適正化し、該部材の構造的配設組合せを適正化しているので、補強層追加等による部材点数の増加を抑制しても、タイヤケース本体に所望の強度を持たせることができる。
特に、カーカス層14の折返し端20Cを高くして、ブレーカー16とカーカス本体部20Aとの間に挟持させ、該折返し端20Cを拘束してタイヤ径方向の変動を抑制することで、タイヤケースの剛性を高めることができ、かつ主ベルト層18の端部からビード部12までのプライ枚数が略均等化され、該領域内のケース剛性段差を低減することができ、タイヤが傾くコーナリング時(キャンバー走行時)の操縦安定性を向上させることができる。
また、二輪車用空気入りタイヤ10では、上記のようにブレーカー16における部材物性選定範囲を適正化し、該部材の構造的配設組合せを適正化しているので、クラウン部を所望の強度に補強できる。これによって、コーナリング性能、振動吸収性及び高速コーナリング限界点近傍での操縦安定感を高めることができる。
特に、熱収縮量が177℃で3%以下のブレーカーコードを採用することにより、主ベルト層18の巻回し成型中のカーカス層14の折返し端20Cでの段差がならされて、該主ベルト層18の打込み乱れが抑制され、更に高温加硫中でのブレーカーコードの熱収縮に引きずられて生じる主ベルト層18の打込み乱れも抑制され、クラウン部の耐久性を向上させ得る。
また、ブレーカー16の幅方向両端部16Aを、適切な高さ位置に配置しているので、サイドウォール部28領域内におけるプライ枚数が略均等化され、該領域内のケース剛性段差を低減することができ、キャンバー走行時の操縦安定性を向上させることができる。
ブレーカーコードと最外層のカーカスコードとを互いに交差させているので、クラウン部に所望の強度を持たせることができる。
更に、二輪車用空気入りタイヤ10では、サイドウォール部28の剛性段差が解消された強固なタイヤケース構造と、強固なクラウン部補強構造とに加えて、主ベルト層18の内側に、該主ベルト層18のベルトコード32と適正な強力比のブレーカーコードを有するブレーカー16を組み合せて配置している(組合せ型クラウン部補強構造)ので、振動吸収性及び高速及び低速ハンドリング性が向上し、高速コーナリング限界点近傍での操縦安定感を高めることができる。
このため、二輪車用空気入りタイヤ10を二輪車(図示せず)に装着すると、今までにない程高速でコーナーに進入できるようになるため、特にレースにおいてコーナリングタイムを短縮することができる。
また、主ベルト層18の幅方向両端部18Aは、アッププライカーカス20の折返し端20Cと重なっている(オーバーラップしている)ので、タイヤの高速回転中における折返し端20Cのリフティングが抑えられ、高速耐久性が向上する。
主ベルト層18におけるベルトコード32として、強力が350N以上のテキスタイルコードを用い、ブレーカー16との間の強力バランスの下に該主ベルト層18を配設しているので、クラウン部に所望の強度を持たせることができ、これによって高速耐久性及び振動吸収性を向上させることができる。
二輪車用空気入りタイヤ10では、ベルトコード32に芳香族ポリアミドを用いているので、軽量化を含め、高速耐久性と振動吸収性を高めることができる。
(試験例)
パワーウェイトレシオが3.2kg/PSの自動二輪車の後輪に、表1に示す条件で製作した実施例1、実施例2及び従来例(図2)に係る空気入りタイヤを装着し、高速耐久性、コーナリング性能、振動吸収性及び高速コーナリング時の操縦安定感について夫々試験を行った。
テスト車輌は、川崎重工業株式会社製のバルカン2000であり、排気量2000cc、乾燥重量340kg、出力103PSである。
タイヤサイズは、後輪が200/60R16M/C、前輪が150/80R16M/Cであり、前輪については何れについても本願発明に係る二輪車用空気入りタイヤを装着した。
図2において、100は従来例に係る空気入りタイヤ、102はカーカス層、104は主ベルト層、106はビード部、108はビードコア、110はビードフィラー、112はダウンプライカーカス、114はアッププライカーカス、116はトレッド、118はリムである。
表1において、カーカス層の構造で「2pUp−1pDown」とあるのは、アッププライカーカスが2層でダウンプライカーカスが1層であることを示し、「1pUp−1pDown」とあるのは、アッププライカーカスが1層でダウンプライカーカスが1層であることを示している。
また、カーカス層の折返し高さ及びブレーカーの端部高さにおいて「SH」とは、タイヤ断面高さのことである。カーカス層の折返し高さは、タイヤ断面高さのビード部側基準線からタイヤ径方向外方への高さであり、ブレーカーの端部高さは、タイヤ断面高さのビード部側基準線からタイヤ径方向外方への高さである。
各試験は、2004年発行のJATMA YEAR BOOKに定められた適用サイズにおける標準リムに各タイヤを組み付け、適用サイズ・プライレーティングにおける最大荷重に対する空気圧を充填して行った。
高速耐久性については、直径1.7mのドラム試験機上で、最大荷重の65%の荷重を負荷し、時速210km/hで連続走行させ、タイヤ故障に至るまでの時間を、従来例を100とした指数により示している。数値が大きいほど、良好な結果であることを示している。
コーナリング性能、振動吸収性及び高速コーナリング時の操縦安定感の試験については、実車にて試験を行い、乗員のフィーリングにより評価した。これらについても、従来例を100とした指数により示しており、数値が大きいほど、良好な結果であることを示している。
この試験例によれば、実施例1及び実施例2は、各評価項目について何れも従来例より良好な結果が得られており、実施例1は各評価項目ともバランスよく性能が向上しており、実施例2は特に高速耐久性と高速コーナリング時の操縦安定感の向上が著しいことがわかった。
Figure 0004690098
Figure 0004690098
二輪車用空気入りタイヤの断面を示す参考図である。 従来例に係る二輪車用空気入りタイヤの断面図である。
符号の説明
10 二輪車用空気入りタイヤ
12 ビード部
14 カーカス層
16 ブレーカー
16A 幅方向両端部
18 主ベルト層
18A 幅方向端部
20 アッププライカーカス
20A カーカス本体部
20B 折返し部
20C 折返し端
22 ビードコア
24 ダウンプライカーカス
30 トレッド
32 ベルトコード
SH タイヤ断面高さ
BL タイヤ断面高さのビード部側基準線

Claims (6)

  1. 一対のビード部と、該一対のビード部間をトロイド状に跨って配設されたカーカス層と、該カーカスのタイヤ半径方向外方に配設された少なくとも1層のブレーカーと、ゴム被覆されたベルトコードを前記ブレーカーのタイヤ半径方向外方にスパイラル状に巻き付けてなる少なくとも1層の主ベルト層と、を備えた二輪車用空気入りタイヤにおいて、
    前記カーカス層は、前記一対のビード部間を跨るカーカス本体部と前記ビード部のビードコアに内側から外側に巻き回された折返し部とを有する少なくとも1層のアッププライカーカスと、該アッププライカーカスに重なるように配設された少なくとも1層のダウンプライカーカスとを有し、
    前記カーカス層におけるカーカスコードは、JIS L 1017−1982の試験方法に従い、試験温度30℃、引張り伸度2%のときの、コード1本当りの強力が140N以上であり、コード方向がタイヤ周方向に対して65乃至85°で、隣接するプライ同士では互いに交差しており、打込み本数が50mm当り25乃至65本であり、
    前記アッププライカーカスの前記折返し部は、タイヤ断面高さの前記ビード部側基準線から折返し端までの高さが、該タイヤ断面高さに対して50乃至75%であり、かつ前記折返し端が前記ブレーカーと重なっており、
    前記ダウンプライカーカスの端部は、前記ビードコアにおいて巻き返されることなく、前記アッププライカーカスの前記カーカス本体部と前記ビードコアとの間で挟持されて終端しており、
    前記ブレーカーにおけるブレーカーコードは、JIS L 1017−1982の試験方法に従い、試験温度30℃、引張り伸度2%のときの、コード1本当りの強力が300N以上、熱収縮量が177℃で3%以下であり、コード方向がタイヤ周方向に対して65乃至85°で、前記タイヤ半径方向の最外層に位置する前記カーカスの前記カーカスコードと互いに交差し、打込み本数が50mm当り30乃至65本であり、
    前記ブレーカーの幅方向両端部は、タイヤ断面高さのビード部側基準線から、タイヤ径方向外方に前記タイヤ断面高さに対して25乃至60%の位置まで延在し、かつ前記アッププライカーカスの前記折返し部と重なっており、
    前記主ベルト層の幅方向両端部は、タイヤ断面高さの前記ビード部側基準線から、タイヤ径方向外方に前記タイヤ断面高さに対して45乃至70%の位置まで延在し、かつ前記アッププライカーカスの前記折返し部と重なっており、
    前記ベルトコードと前記ブレーカーコードとの強力比は、1.1乃至1.4であり、かつ前記ベルトコードの打込み本数は、50mm当り20乃至110本であることを特徴とする二輪車用空気入りタイヤ。
  2. 前記ベルトコードは、JIS L 1017−1982の試験方法に従い、試験温度30℃、引張り伸度2%のときの、コード1本当りの強力が350N以上のテキスタイルコードであることを特徴とする請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤ。
  3. 前記ベルトコードは、JIS L 1017−1982の試験方法に従い、試験温度30℃、引張り伸度2%のときの、コード1本当りの強力が330N以上のスチールコードであることを特徴とする請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤ。
  4. 前記ベルトコードは、芳香族ポリアミドであり、
    前記主ベルト層は、1層であることを特徴とする請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤ。
  5. 前記カーカスコードは、レーヨンであり、
    前記カーカス層は、2層の前記アッププライカーカスと、1層の前記ダウンプライカーカスとを有していることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の二輪車用空気入りタイヤ。
  6. 前記ブレーカーコードは、芳香族ポリアミドであり、
    前記ブレーカーは、1層であることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の二輪車用空気入りタイヤ。
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