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JP4647487B2 - 容器底部形成装置 - Google Patents

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JP4647487B2
JP4647487B2 JP2005503563A JP2005503563A JP4647487B2 JP 4647487 B2 JP4647487 B2 JP 4647487B2 JP 2005503563 A JP2005503563 A JP 2005503563A JP 2005503563 A JP2005503563 A JP 2005503563A JP 4647487 B2 JP4647487 B2 JP 4647487B2
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Description

本発明は、例えば、牛乳を充填する角筒状容器のような容器の底部形成装置、特にボトムブレーカを含む容器底部形成装置及び容器の底部を形成する方法に関する。
従来、牛乳やジュース等の液体を紙容器へ充填するための高速液体充填機械として、例えば、図8に示される充填ステーションを備えている高速液体充填機械が知られている。かかる高速液体充填機械は、充填ステーションを有する機械フレーム1と、容器を充填ステーションで順次停止させるように搬送することができる搬送コンベア2と、その搬送経路始端上方に配置された、放射状のマンドレル3を有する回転体4と、搬送経路中程の充填ステーションに配置された、充填タンク5、定量シリンダ6及び充填ノズル7を有する充填装置8、並びに容器昇降装置9と、搬送経路後半に配置されたヒートシーラー10等を備えている。
上記高速液体充填機械による充填包装は、まず、角筒状に成形可能な容器素材を保持するマガジン11から容器素材(カートンブランク)を角筒状に広げながら取り出してマンドレル3に順次装嵌し、底部加熱装置12により容器底部となる端部を加熱し、容器端部折込み装置13により加熱された容器周端部を平坦に折り込み、容器底部圧着装置14により平坦に折り込まれた前記端部を圧着して有底角筒状容器とし、該有底角筒状容器をマンドレルからエンドレスチェーン15に取り付けられている容器ホルダに移し換える。前記搬送コンベア2は、かかる複数の容器ホルダが連結されたエンドレスチェーン15と、エンドレスチェーン15が掛け渡されている搬送経路始端及び終端にそれぞれ設けられた一対のスプロケット16,17とから構成されている。
搬送コンベアに移載された有底角筒状容器は、その底部を受けて案内するレール18上をエンドレスチェーン15に取り付けられている容器ホルダにより間欠的に搬送され、有底角筒状容器の頂部を屋根型に折り込みやすくするための折り目をつける予備折込み装置19、過酸化水素水噴霧及び/又は紫外線照射により容器内部を殺菌する殺菌装置20を経由して充填ステーションに至る。間欠的に搬送され充填ステーションに停止した有底角筒状容器は、容器昇降装置9により押し上げられ上死点に達したとき、充填ノズル7からの液の充填が開始され、下降しながらの充填は容器の下降により充填ノズル7の先端が容器から抜けるまで行われ、充填終了とほぼ同時に容器の搬送が開始される。液体が充填された有底角筒状容器は、折り目の付けられた容器の頂部を最終的に屋根形に折り込む本折込み装置21、折り込まれた容器頂部のシール面を加熱する容器頂部加熱装置22を経由して、容器頂部を圧着するヒートシーラー10により容器頂部をヒートシールし、印字装置23により日付等が印字され、液体充填包装製品として排出されていく。
上記のように、容器素材(カートンブランク)をマンドレルに装嵌して底部を形成させる有底角筒状容器の成形装置であって、特に容器端部折込み装置(ボトムブレーカ)に関するものとしては、例えば、底部構成端部が、順次連なる第1〜第4底壁パネルを有し、第1底壁パネルの先端縁部中央に一対の切込みが形成されることにより、両切込みに挟まれた領域が液端面浸透防止用折返形成部となされている角筒状容器の包装機械であって、放射状マンドレルを有し、マンドレルに容器が底部構成端部を突出させて、第1および第3底壁パネルをマンドレル移動方向と直交方向に向けるようにはめ被せられ、マンドレルが処理ステーションで停止させられるように間欠的に駆動されるロータと、処理ステーションで停止させられたマンドレルにはめ被せられた容器の底部構成端部に、これを平坦に折畳みうるように折り癖を付けるボトムブレーカとを備えており、ボトムブレーカが、一対の開閉自在な第1癖折り部材および一対の開閉自在な第2癖折り部材を有しており、第1癖折り部材の開位置から閉位置に向かう動作によって第2および第4底壁パネルが初めに折畳まれ、第2癖折り部材の開位置から閉位置に向かう動作によって第1および第3底壁パネルが続いて折畳まれるようになされており、さらに、ボトムブレーカが、折返形成部をその基部にそって外向きに折曲げて折り癖を付ける第3癖折り部材を有しており、第3癖折り部材は、処理ステーションで停止させられたマンドレルの軸線上を、同マンドレルにはめ被せられた容器の底部構成部に対し接近・離隔しうるように移動自在であり、接近時の第3癖折り部材が、折返形成部に衝突し、これにより、折返形成部の折曲げ動作が行われるようになされており、第3癖折り部材が、第1癖折り部材および第2癖折り部材を作動させるアクチュエータと同一のアクチュエータによって作動させられるようになされているもの(特開昭58−215338号参照)が知られている。
また、マンドレルを有し、マンドレルに容器が底部構成部をマンドレルから突出させて、底部構成部の第1〜第4底壁パネルをマンドレル移動方向上流、右、マンドレル移動方向下流および左に順次向けるようにはめ被せられ、マンドレルが処理ステーションで停止させられるように間欠的に駆動される移動体と、処理ステーションで停止させられたマンドレルにはめ被せられた容器の底部構成端部に、これを平坦に折畳みうるように折り癖を付けるボトムブレーカとを備えており、ボトムブレーカが、第1癖折り手段および第2癖折り手段を有しており、第1癖折り手段の作動によって第2および第4底壁パネルが2つ折りの三角形となるように初めに折畳まれ、第2癖折り手段によって第2および第4底壁パネルに続いて第1および第3底壁パネルが折畳まれるようになされている包装機械であって、第2癖折り手段が、処理ステーションで停止させられたマンドレルの軸方向に移動自在な癖折り部材を有しており、折畳みに際して、癖折り部材が、第1底壁パネルおよび第3底壁パネルに接触してこれを押圧するようになされているもの(実公平6−46669号公報参照)も知られている。
一方、本出願人によっても、容器端部折込み装置(ボトムブレーカ)を備えた角筒状容器の包装機械に関する出願が多数なされており、容器がはめ被せられる複数の放射状マンドレルを有し、マンドレルがマンドレルと同数の複数の処理ステーションI〜IVに順次停止するように間欠的に駆動されるロータと、複数の処理ステーションI〜IVのうちの1つの処理ステーションIVに配置されている容器ボトムブレーカと、容器ボトムブレーカが配置された処理ステーションIVに配置されかつ同処理ステーションIVに停止しているときのマンドレルにこれにはめ被せられている容器を介して押圧される少なくとも1つの容器押圧部材を備えている容器固定装置と、からなる包装機械を提案している(実開昭63−17007号公報参照)。
また、本出願人は、底部構成端部が、順次連なる第1〜第4底壁パネルを有し、第1底壁パネルの先端縁部中央に液端面浸透防止用折返形成部が設けられている角筒状容器の包装機械であって、マンドレルを有し、マンドレルに容器が底部構成端部を突出させて、第1および第3底壁パネルをマンドレル移動方向と直交方向に向けるようにはめ被せられ、マンドレルが処理ステーションで停止させられるように間欠的に駆動される移動体と、処理ステーションで停止させられたマンドレルにはめ被せられた容器の底部構成端部に、これを平坦に折畳みうるように折り癖を付けるボトムブレーカと、を備えており、ボトムブレーカが、第1癖折り部材および第2癖折り部材を有しており、第1癖折り部材の作動によって第2および第4底壁パネルが初めに折畳まれ、第2癖折り部材の作動によって第1および第3底壁パネルが続いて折畳まれるようになされており、ボトムブレーカが、さらに、折返形成部をその基部にそって外向きに折曲げて折り癖を付ける第3癖折り部材を有している包装機械において、第3癖折り部材が、非作動位置から第1作動位置を経由して第2作動位置までの間で揺動自在であり、第3癖折り部材が非作動位置から第1作動位置に向かって揺動させられる間またはその後に、第2癖折り部材の作動によって第1底壁パネルとともに移動させられる折返形成部が第3癖折部材に当接して外向きに折曲げられ、第2癖折り部材の作動後に、第3癖折り部材が、第1作動位置から第2作動位置に向かって揺動させられ、この間の第3癖折り部材の揺動により、折返形成部がその折曲げ角度を大きくするように折曲げられるようになされている包装機械(特開2000−127260号公報参照)を提案している。
さらに、本出願人は、底部構成端部が、順次連なる第1〜第4底壁パネルを有し、第1底壁パネルの先端縁部中央に液端面浸透防止用折返形成部が設けられている角筒状容器の包装機械であって、マンドレルを有し、マンドレルに容器が底部構成端部を突出させて、第1底壁パネルを右に向けるようにはめ被せられ、マンドレルが第1および第2処理ステーションで順次停止させられるように間欠的に駆動される移動体と、第1処理ステーションで停止させられたマンドレルにはめ被せられた容器の底部構成端部に、これを平坦に折畳みうるように折り癖を付けるとともに、折返形成部をその基部にそって右向きに折曲げて折り癖を付けるボトムブレーカと、マンドレルが第1処理ステーションから第2処理ステーションまで移動する間に、同マンドレルにはめ被せられた容器の折り癖の付けられた底部構成端部に接触してこれを平坦に折畳みながら第1処理ステーションから第2処理ステーションまで案内するフォールディングレールと、第2処理ステーションで停止させられたマンドレルにはめ被せられた容器の底部構成端部を平坦に折畳みかつ圧着するボトムプレッシャと、を備えており、フォールディングレールが、左右のレール部材を有しており、両レール部材の間には、第1処理ステーションから第2処理ステーションまで移動するマンドレルにはめ被せられた容器の折り癖の付けられた底部構成端部の先端部を入り込ませる間隙が形成されている、包装機械において、同レール間隙に、ここを移動する底部構成部の所要部分と接触しうるように癖折り復元防止用案内部材が配置されている、ことを特徴とする包装機械(特開2000−127263号公報参照)も提案している。
そしてまた、本出願人は、マンドレルを有し、マンドレルに容器が底部構成部をマンドレルから突出させて、底部構成部の第1〜第4底壁パネルをマンドレル移動方向上流、右、マンドレル移動方向下流および左に順次向けるようにはめ被せられ、マンドレルが処理ステーションで停止させられるように間欠的に駆動される移動体と、処理ステーションで停止させられたマンドレルにはめ被せられた容器の底部構成端部に、これを平坦に折畳みうるように折り癖を付けるボトムブレーカと、を備えており、ボトムブレーカが、第1癖折り手段および第2癖折り手段を有しており、第1癖折り手段の作動によって第2および第4底壁パネルが2つ折りの三角形となるように初めに折畳まれ、第2癖折り手段によって第2および第4底壁パネルに続いて第1および第3底壁パネルが折畳まれるようになされている包装機械において、第2癖折り手段が、左右方向にのびた軸を中心として揺動させられる開閉自在な上流アームおよび下流アームを有しており、折畳みに際して、上流アームが、第1底壁パネルに接触してこれを押圧するとともに、下流アームが、第3底壁パネルに接触してこれを押圧するようになされており、第3底壁パネルに対する下流アームの接触部に、左右方向にのびた回転中心を有する押圧ローラが取付けられていることを特徴とする包装機械(特開2000−280375号公報参照)も提案している。
上記のように、角筒状容器の底部形成に関するボトムブレーカ及びボトムブレーカを備えた包装機械については、種々提案されている。これらの装置は、図1に示すように、8つの放射状マンドレル31を有し、マンドレル31が、図中矢印Aで示すように、反時計方向に回転しかつ8つの第1〜第8処理ステーションI〜VIIIに順次停止するように配置されている間欠駆動ロータ32と、第1処理ステーションIに配置されているフィーダ33、第4処理ステーションIVに配置されているボトムヒータ34、第5処理ステーションVに配置されているボトムブレーカ35、第5処理ステーションVから第6処理ステーションVIにかけて配置されているフォールディングレール36と、第6処理ステーションVIに配置されているボトムプレッシャ37及び第8処理ステーションVIIIに配置されているアンローダ38と、第8処理ステーションVIIIを搬送経路の始端とするように配置されている容器搬送コンベヤ39とを備えているものが一般的である。
フォールディングレール36は、第5処理ステーションVで折畳まれた底部構成部を第6処理ステーションVIまで接触して案内し、底部構成部の折畳みの程度を一層深める役割を担っている。ボトムブレーカ35は、第2及び第4底壁パネルを折込む第1癖折り部材と、第1及び第3底壁パネルを折込む第2癖折り部材とで構成されているが、図3や図5の従来の装置に示されるように、癖折り部材が折込みを完了し、元の開位置まで戻った状態で、マンドレルが第5処理ステーションVから第6処理ステーションVIに移動させられるため、折込まれた角筒状容器の底部構成部はいったん開口されることになり、開口された角筒状容器がフォールディングレール36によって、再度折畳まれるようになっている。
このような装置では、容器とフォールディングレールの擦れ、特にレールの突起部における容器との擦れにより、容器表面のポリエチレンが剥がれたかすや、紙粉が発生し、不衛生であるという問題が生じていた。また、フォールディングレールからの抵抗により、容器が進行方向後側にねじれ、成形形状の美観を損ねたり、シール漏れの原因となったりすることもあった。特に、容器の材質が変わる場合、フォールディングレールの抵抗も変化するため、容器のマンドレルへの挿入程度をその都度調整しなくてはならないという煩雑な作業を必要としていた。
そこで、本出願人は、前記のように、第2癖折り手段の押圧ローラが容器の第3底壁パネルと接触した状態でマンドレルを移動し、容器の底部構成端部が開口されることなく、折畳まれた状態のままフォールディングレールと接触させ、容器とフォールディングレールとの擦れの問題を解消しうる装置(特開2000−280375号公報)を提案している。この装置は優れたものであるが、第2癖折り手段を構成する上流アーム及び下流アームが、上流アームを下流アームより長くなるようにし、まず下流アームで第1底壁パネルを押圧した後に、上流アームで第3底壁を押圧するという構造が複雑なものであり、しかも容器の大きさや容器の材質が変化する場合には、それに合わせて上流アーム及び下流アームの回動軸の回転角度を調節しなければならないという作業を必要とするものであった。また、上流アームに回転自在に取り付けられた大径ローラと底壁パネルとは面接触することから擦れの問題は解消されるものの、全くなくなったとは云いうるものではなかった。本発明の課題は、角筒状容器のボトムブレーカを含む容器底部形成装置について、上記問題点を解決し、容器の底部構成端部を所望の最終形状に確実に折畳むことができ、しかも容器の材質等の変化にも対応が容易である構造が簡素化された容器底部形成装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、本発明者らは、マンドレルの動作タイミングと第2癖折り部材の形状とに着目した。第2癖折り部材が容器の底壁パネルを押圧した状態のまま、容器をフォールディングレールに接触させられるように、第2癖折り部材の押圧プレートのマンドレル回転方向側を拡大延長して延設して受渡し部とし、この受渡し部とフォールディングレールとを離間することなく配置する。そして、この第2癖折り部材の受渡し部が、フォールディングレールと連接した状態にあるときに、マンドレルを次ステーションに移動させるようにマンドレルの動作タイミングを変えることによって、角筒状容器の底部がいったん開口されることなく、折畳まれた形状のままボトムブレーカからフォールディングレールへ極めてスムーズに移行することを見い出した。さらに、前記フォールディングレールとして、センターレールと補助レールとからなるフォールディングレールを採用すると、折畳まれた底部構成端部が元の状態に戻ろうとするスプリングバックが強い容器素材であっても、安定してボトムプレスステーションに搬送できることを確認し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、4つの底壁パネルからなる底部構成端部を突出させるように筒状の容器が挿入されるマンドレルを複数有し、該マンドレルを間欠的に回転させるマンドレル回転体と、容器底部を癖折りする癖折り成形手段とを備えた容器底部形成装置であって、前記癖折り成形手段が、容器の底部構成端部を折畳んで折り癖をつけるボトムブレーカと、折り癖がつけられた底部構成端部を平坦に圧着するボトムプレッシャと、前記ボトムブレーカを有するボトムブレーカステーションから折り癖のつけられた底部構成端部に接触して前記ボトムプレッシャを有するボトムプレスステーションまで案内するフォールディングレールとを備え、前記ボトムブレーカが、底部構成端部を構成する2つの底壁パネルをマンドレルの回転方向から癖折りする第1癖折り手段及び底部構成端部を構成する他の2つの底壁パネルをマンドレルの回転方向と直交する方向から癖折りする第2癖折り手段を有し、該第2癖折り手段が、前記2つの底壁パネルを押圧した状態のまま、容器をフォールディングレールに接触させられるように、第2癖折り部材の押圧プレートのマンドレル回転方向側を拡大延長して延設した受渡し部を備えていることを特徴とする容器底部形成装置(請求項1)や、第1癖折り手段及び第2癖折り手段が、一対の開閉自在に揺動しうるアームと、該アームに連結され、容器の底部構成端部を構成する底壁パネルを押圧する押圧部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の容器底部形成装置(請求項2)や、第1癖折り手段及び第2癖折り手段における押圧部が、押圧プレート又は押圧ロールであることを特徴とする請求項1又は2記載の容器底部形成装置(請求項3)や、第2癖折り手段の受渡し部が、第2癖折り手段における押圧プレート又は押圧ロールのマンドレルの回転方向に一体成形的に設けられた延設部であることを特徴とする請求項1〜3記載の容器底部形成装置(請求項4)や、延設部が、マンドレルの回転方向に向かうにつれて、マンドレル回転体の回転中心に近付くように構成されていることを特徴とする請求項1〜4記載の容器底部形成装置(請求項5)や、フォールディングレールが、容器底部のセンターを案内するセンターレールと、該センターレールの略両サイドに位置する補助レールとで構成されていることを特徴とする請求項1〜5記載の容器底部形成装置(請求項6)や、マンドレル回転体が、半径方向に2本以上のマンドレルを水平に並設した水平回転するマンドレル回転体であることを特徴とする請求項1〜6記載の容器底部形成装置(請求項7)に関する。
本発明の容器底部形成装置としては、4つの底壁パネルからなる底部構成端部を突出させるように筒状の容器が挿入されるマンドレルを複数有し、該マンドレルを間欠的に回転させるマンドレル回転体と、容器底部を癖折りする癖折り成形手段とを備えた容器底部形成装置であって、前記癖折り成形手段が、容器の底部構成端部を折畳んで折り癖をつけるボトムブレーカと、折り癖がつけられた底部構成端部を平坦に圧着するボトムプレッシャと、前記ボトムブレーカを有するボトムブレーカステーションから折り癖のつけられた底部構成端部に接触して前記ボトムプレッシャを有するボトムプレスステーションまで案内するフォールディングレールとを備え、前記ボトムブレーカが、底部構成端部を構成する2つの底壁パネルをマンドレルの回転方向から癖折りする第1癖折り手段及び底部構成端部を構成する他の2つの底壁パネルをマンドレルの回転方向と直交する方向から癖折りする第2癖折り手段を有し、該第2癖折り手段が、前記2つの底壁パネルを押圧して折り癖がつけられている状態で、前記フォールディングレールに受け渡しすることができる受渡し部を備えているものであればどのようなものでもよく、また、本発明の容器底部形成方法としては、底部構成端部を突出させるように筒状の容器が挿入されるマンドレルを複数有し、該マンドレルを間欠的に回転させるマンドレル回転体と、容器底部を癖折りする癖折り成形手段とを備え、該癖折り成形手段が、容器の底部構成端部を折畳んで折り癖をつけるボトムブレーカと、折り癖がつけられた底部構成端部を平坦に圧着するボトムプレッシャと、前記ボトムブレーカを有するボトムブレーカステーションから折り癖のつけられた底部構成端部に接触して前記ボトムプレッシャを有するボトムプレスステーションまで案内するフォールディングレールとを備えた容器底部形成装置を用いて、前記ボトムブレーカステーションで底部構成端部を押圧して折り癖がつけられている状態で、前記フォールディングレールに受け渡しする方法であれば特に制限されるものではない。
上記マンドレル回転体としては、容器底部を癖折りする癖折り成形手段におけるボトムブレーカステーション、ボトムプレスステーション等にマンドレルを順次停止することができるような、マンドレルを間欠的に回転させるものであれば、公知のものを使用することができ、図1に示すような複数の放射状に配設されたマンドレルを有し、縦型に回転する回転体を備えたもの他、間欠的に水平回転するマンドレル円盤の下面に同心円状に、複数本のマンドレルを垂直に備えた水平回転マンドレルなどを挙げることができるが、中でも、フォールディングレールの設置の簡便さからして、半径方向に2本以上のマンドレルを並設した水平回転するマンドレル回転体を好適に例示することができる。
上記筒状の容器としては、4つの底壁パネルからなる底部構成端部を突出させるようにマンドレルに挿入することができる筒状容器であれば特に制限されないが、角筒状容器を好適に例示することができ、角筒状容器としては、図2(容器が上下逆さまの状態で示されている)に示すような、胴部となるべき胴部形成部51、頂部となるべき頂部形成端部52及び底部となるべき底部形成端部53よりなり、底部形成端部53が、順次エンドレスに連なった四角形の第1〜第4パネル54〜57で構成され、第2及び第4パネル55、57には、逆V字型のスコア線59が形成されている容器50を例示することができる。この容器50の場合、まずボトムブレーカの第1癖折り手段の作動によって、第2及び第4底壁パネル55、57が内方に折り込まれながらスコア線59に沿って2つ折りの三角形となるように折畳まれ、続いて第2癖折り手段によって、折畳まれた第2及び第4底壁パネルの上に重ねられるように第1及び第3底壁パネル54、56が折畳まれることになる。その他、上記角筒状容器の胴部の稜線が面取りされた角筒状容器も例示することができる。
上記容器底部を癖折りする癖折り成形手段としては、ボトムブレーカステーションに配設される、容器の底部構成端部を折畳んで折り癖をつけるボトムブレーカと、ボトムプレスステーションに配設される、折り癖がつけられた底部構成端部を平坦に圧着するボトムプレッシャと、ボトムブレーカステーションから折り癖のつけられた底部構成端部に接触してボトムプレスステーションまで案内するフォールディングレールとを備えるものであれば特に制限されず、上記ボトムブレーカとしては、底部構成端部を構成する2つの底壁パネルをマンドレルの回転方向から癖折りする第1癖折り手段及び底部構成端部を構成する他の2つの底壁パネルをマンドレルの回転方向と直交する方向から癖折りする第2癖折り手段を有するものであればどのようなものでもよい。上記第1癖折り手段及び第2癖折り手段としては、開閉自在に揺動しうるアームと、該アームに連結され、容器の底部構成端部を構成する底壁パネルを押圧する押圧部とを備えているものであれば特に制限されず、底壁パネルを押圧する押圧部としては、板状の押圧プレートや棒状の押圧ロール等を例示することができるが、擦れを考慮すると、押圧プレートが好ましい。また、第1癖折り手段で、図2に示すような角筒状容器の逆V字状のスコア線が形成されている第2及び第4パネルを押圧する場合には、V字型の先端のみを点押圧しうる鍵針状の押圧部材や三角板状押圧曲板であってもよい。なお、第1及び第3パネルを押圧する第2癖折り部材のアームは、第1パネルの上に第3パネルが重なりやすいように、アームの長さを適宜調整してもよく、第1パネルを押圧してから、第3パネルを押圧するように順次動作させてもよい。
本発明の容器底部形成装置は、第2癖折り手段により容器の2つの底壁パネルを押圧して折り癖がつけられている状態でフォールディングレールに受け渡しすることができる受渡し部が設けられていることを特徴とするものであり、この受渡し部としては、上記のように、第2癖折り手段により底壁パネルを押圧して折り癖がつけられている状態でフォールディングレールに受け渡しすることができる構造を有するものであればどのようなものでもよいが、第2癖折り手段における押圧プレート又は押圧ロールのマンドレルの回転方向に一体成形的に設けられた延設部を好適に例示することができ、特に、押圧プレートとして延長拡大されるように一体成形したものは調製が容易であり、かつ装置の構造も簡素化されるため、好適に用いることができる。かかる受渡し部により折り癖がつけられている状態でフォールディングレールに受け渡しすることから、受渡し部を構成する延設部の端部とフォールディングレールの端部が厳密に連接する必要はなく、マンドレル回転方向に対して、延設部の端部とフォールディングレール端部との間に若干の隙間があるものや、延設部の端部とフォールディングレール端部とがマンドレル回転方向と直交する方向から見て、一部重複するような場合をも含んでいる。また、延設部が、マンドレルの回転方向に向かうにつれて、マンドレル回転体の回転中心に近付くように構成しておくと、受け渡しが一層スムーズになり好ましい。
上記フォールディングレールとしては、ボトムブレーカにより折り癖がつけられ、ほぼ平坦に折り畳まれた容器の底壁パネルの形状を保持しうるものであれば特に制限されないが、容器底部のセンターを案内するセンターレールとすることが、最も安定的に底壁パネルを保持できることから好ましい。また、センターレールの略両サイドに補助レールを設けると、折畳まれた底部構成端部が元の状態に戻ろうとするスプリングバックが強い容器素材であっても、安定してボトムプレスステーションに搬送できることからうより好ましい。また、フォールディングレールを、マンドレルの回転方向に向かうにつれて、マンドレル回転体の回転中心に近付くように配設しておくと、容器底部をより平坦に折り畳むことができる。
以下、図面を参照して本発明の容器底部形成装置の実施の態様について説明する。
図1を参照すると、本発明の容器底部形成装置は、8つの放射状マンドレル31を有し、マンドレル31が、図中矢印Aで示すように、反時計方向に回転しつつ8つの第1〜第8処理ステーションI〜VIIIに順次停止するように配置されている間欠駆動ロータ32と、第1処理ステーションIに配置されているフィーダ33、第4処理ステーションIVに配置されているボトムヒータ34、第5処理ステーションVに配置されているボトムブレーカ35、第5処理ステーションVから第6処理ステーションVIにかけて配置されているフォールディングレール36と、第6処理ステーションVIに配置されているボトムプレッシャ37及び第8処理ステーションVIIIに配置されているアンローダ38とを備え、第8処理ステーションVIIIの下方には、第8処理ステーションVIIIの下方を搬送経路の始端とするように配置されている容器搬送コンベヤ39が備えられている。
第2処理ステーションII、第3処理ステーションIII及び第7処理ステーションVIIは、いずれもアイドルステーションとされている。アイドルステーションにはプレヒータ等が適宜設けられている。
本発明の容器底部形成装置では、まずマンドレル31に、容器50の底部構成端部53を突出させて、第1〜第4底壁パネル54〜57がそれぞれマンドレル移動方向右、マンドレル移動方向上流、マンドレル移動方向左およびマンドレル移動方向下流の向きとなるように、斜め下方から斜め上方に容器50が順次挿入される。
ボトムブレーカ35は、図3に詳しく示すように、第5処理ステーションVで、第2及び第4底壁パネル55及び57をスコア線59に沿って2つ折りの三角形となるように折畳む、マンドレル移動方向に開閉する一対の第1癖折りアーム41と、第1及び第3底壁パネル54及び56を折畳む、マンドレル移動方向と直交する方向に開閉する一対の第2癖折りアーム42とが備えられている。第5処理ステーションVで停止させられたマンドレル31の外方には、適宜手段によって機械フレームに固定されたヨーク44が設けられ、これに、左右方向に延設された一対の第1回動軸45と、第1回動軸45の外方をこれらと交差するようにマンドレル移動方向に延設された一対の第2回動軸46とが支持されている。
一対の第1癖折りアーム41は、一対の第1回動軸45に軸支されており、先端に三角板状押圧曲板47を有している。一対の第2癖折りアーム42は、一対の第2回動軸46に軸支されており、先端に略四角板状押圧板48が設けられている。図示しない駆動手段により、一対の第1回動軸45及び一対の第2回動軸46は、それぞれに互いに反対方向に可逆回動させられ、その結果、一対の第1癖折りアーム41がその三角板状押圧曲板47を互いに接近・離隔させるように開閉し、一対の第2癖折りアーム42がその略四角板状押圧板48を互いに接近・離隔させるように開閉する。まず、一対の第1回動軸45の回動により、第1癖折りアーム41の三角板状押圧曲板47が、第2及び第4底壁パネル55及び57に当接して折畳み、次いで、一対の第2癖折りアーム42の回動により、略四角板状押圧板48が、第1及び第3底壁パネル54及び56に当接して折畳む。
上記第2癖折りアーム42の略四角板状押圧板48には、受渡し部49が一体成形的に設けられている。受渡し部49は、図3に示すように、閉鎖時にフォールディングレール36と離間しないように設けられているので、第2癖折りアーム42が閉鎖し、略四角板状押圧板48が第1及び第3底壁パネル54及び56を折畳んだ状態でマンドレル31を移動させれば、第1及び第3パネル54及び56を押圧した状態のまま、フォールディングレール36へスムーズに受け渡されることになる(図3参照)。このようにしてフォールディングレールへ容器が移行される本発明の容器底部形成装置では、容器とフォールディングレールの擦れが少ないため、容器表面のポリエチレンが剥がれたかすや紙粉等の発生がほとんど生じない。また、深く癖折りをした状態のまま、次工程であるフォールディングレールへ受け渡されるため、レール上での滑り抵抗が極めて小さく、第1及び第3パネル54及び56の重なり部のレール上での進行方向後側へずれが小さくなる。
ここで、フォールディングレール36について簡単に説明すると、フォールディングレール36は、ロータ32の回転中心を中心とするほぼ同心円の一部円弧状に形成されている。第5処理ステーションVから第6処理ステーションVIに向かうにつれて、フォールディングレール36を、若干、ロータ32の回転中心に近付くように配設すると、より深く容器の底部形成端部を折畳むことができる。フォールディングレール36は、容器底部の略中心線に接触して案内するセンターレール61のみでもよいが、図4及び図5に示すように、センターレール61の両サイドに、補助レール62,63を設けると、折畳まれた底部構成端部が元の状態に戻ろうとするスプリングバックが強い容器素材であっても安定して容器をボトムプレスセクションに搬送することができる。また、フォールディングレール36が、センターレール61と、第1パネル側補助レール62及び/又は第3パネル側補助レール63とで構成され、これらの部材をそれぞれ他の部材に対して位置調整自在に構成することにより、容器の材質や形状変更による調整作業(第1パネルが第3パネルの内側に確実に差し込まれるように調整)が容易に行えるようになる。
次に、本発明の他の形態に係る容器底部形成装置を説明する。
この他の形態に係る容器底部形成装置は、マンドレル回転体として、半径方向に2本以上のマンドレルを水平に並設した水平回転するマンドレル回転体を用いている。本発明の特徴である受渡し部(49)やフォールディングレール(36)等については、上記説明した原理に基づき略同様に構成することができる。
図6は、水平回転マンドレルの全体装置の正面図を示し、図7は、図6のA−A断面図を示す。図6及び図7において、本発明の水平回転マンドレルに係る、回転円盤(回転テーブル)1、円盤の回転軸2、円周方向に並列・且つ同心円状に配置された各マンドレル3a,3b、第1のカートンマガジン4a、これと互いに平行に配置されたカートンマガジン4b、カートンマガジン4a、4bからマンドレルへの供給手段であるピッカー・ローダー5a、5b、及びプレボトムヒータ6、ボトムヒータ7、ボトムブレーカ(ボトム折り込み装置)8、ボトムシール機9、アンローダ10、後工程へ搬送するコンベア11、操作盤12、テーブル駆動サーボモータ13を表す。また、水平回転マンドレルの外枠15、架台16、支柱17を表す。図6及び図7に示すように、回転円盤1が、チャンバー23の天面を形成している。従来の充填機にあっては、容器底部成形部(マンドレル周辺)のチャンバー構造が、非常に大がかりなものとなっていたが、回転円盤1が、チャンバー23の天面を形成するようにしたので、チャンバー構造を非常にコンパクトにすることが可能となる。また、これにより、チャンバー23内の洗浄・殺菌も非常に容易となる。
図6は、回転軸2、マンドレル3a、3b、マガジン4a、4bを有する水平回転マンドレルが支柱17上に設けた架台16に載置され、図面向かって左側には、ボトムシールされたカートンは搬送するコンベア11により、充填工程等へと搬送される。図7は、回転テーブルに付設したマガジン4a、4bからマンドレルへの供給手段であるピッカー・ローダー5a、5bにより供給されたカートンは、プレボトムヒータによりプレヒータによる余熱工程6、ボトムヒータによるカートンボトムの加熱工程7、ボトムブレーカによるボトム折り込み工程8、ボトムシール機による加熱圧着工程9、カートンボトム成形されたカートンをマンドレルから降ろすアンローダ10により、後工程のコンベアへと搬送される。
マガジンの取り付けは、水平回転円盤の接線方向に第1のマガジン4aが配置され、マガジン4aと平行に内側のマンドレルに面してマガジン4bが配置される。マガジン4aは、複数の同心円状に配置される最外側のマンドレルに、また第2のマガジン4bは、45度先の内側のマンドレル3bに臨むように配置される。
水平回転マンドレルは、反時計回転方向に45度の間隔で、間欠回転しながら、カートンボトムシールを達成するために、マガジン4a、4bからカートンを取り出し、供給するピッカー・ローダー5,プレボトムヒータ6、ボトムヒータ7、ボトムブレーカ8、ボトムシール9、アンローダ10が半径方向に複数配設されたマンドレルに対応させて設けられ、挿入された複数のカートンは、同時に定位置に着き、各工程を経て処理される。
本発明の容器底部形成装置によると、ボトムブレーカに設けられた受渡し部によって、深く癖折りをした状態のまま次工程であるフォールディングレールに渡されるので、レールと容器の擦れが少なく、容器表面のポリエチレンが剥がれたかすや紙粉等の発生をほとんどなくすことができる。また、容器のフォールディングレール上での滑り抵抗が小さく、レールの抵抗による容器の進行方向後側へのねじれによる成形不良を抑制し、安定して美観に優れた容器成形品を提供することができる。さらに、本発明の容器底部形成装置は、容器材質に関係せずに用いることができるので、ボトムブレーカやフォールディングレールの位置の微調整を行う必要もなく、常に一定位置で動作を行わせることができる。
第1図は、本発明の容器底部形成装置を示す側面図である。 第2図は、本発明の容器底部形成装置に用いる角筒状容器の倒立概略斜視図である。 第3図は、本発明のボトムブレーカを示す側面図である。 第4図は、本発明のフォールディングレールを示す図である。 第5図は、容器底部形成装置による容器の底部構成端部の状態を示す図である。 第6図は、本発明のマンドレル回転体(水平回転マンドレル)の全体構造を示す正面図である。 第7図は、本発明の図6のA−A断面を示す図である。 第8図は、一般的な高速液体充填機械を示す側面図である。
1 回転円盤(回転テーブル)
2 回転軸
3a、3b マンドレル
4a、4b マガジン
5a、5b ピッカー・ローダー
6 プレボトムヒータ
7 ボトムヒータ
8 ボトムブレーカ(カートン折りたたみ)
9 ボトムシール機
10 アンローダ(カートン繰り出し)
11 コンベア
12 操作盤
13 円盤駆動操作モータ
14 水平外枠
15 縦外枠
16 架台
17 支柱
18 内側ライニング
19 小円盤
20 パッキン
21 外周部パッキン
22 外側ライニング
23 チャンバー
24 チャンバー壁
31 マンドレル
32 間欠駆動ロータ
33 フィーダ
34 ボトムヒータ
35 ボトムブレーカ
36 フォールディングレール
37 ボトムプレシャ
38 アンローダ
39 容器搬送コンベヤ
41 第1癖折りアーム
42 第2癖折りアーム
44 ヨーク
45 第1回動軸
46 第2回動軸
47 三角板状押圧曲板
48 略四角板状押圧板
49 受渡し部
50 角筒状容器
53 底部形成端部
54 第1底壁パネル
55 第2底壁パネル
56 第3底壁パネル
57 第4底壁パネル
59 スコア線
61 センターレール
62 第1パネル側補助レール
63 第3パネル側補助レール
64 プレッシャーパッド

Claims (7)

  1. 4つの底壁パネルからなる底部構成端部を突出させるように筒状の容器が挿入されるマンドレルを複数有し、該マンドレルを間欠的に回転させるマンドレル回転体と、容器底部を癖折りする癖折り成形手段とを備えた容器底部形成装置であって、前記癖折り成形手段が、容器の底部構成端部を折畳んで折り癖をつけるボトムブレーカと、折り癖がつけられた底部構成端部を平坦に圧着するボトムプレッシャと、前記ボトムブレーカを有するボトムブレーカステーションから折り癖のつけられた底部構成端部に接触して前記ボトムプレッシャを有するボトムプレスステーションまで案内するフォールディングレールとを備え、前記ボトムブレーカが、底部構成端部を構成する2つの底壁パネルをマンドレルの回転方向から癖折りする第1癖折り手段及び底部構成端部を構成する他の2つの底壁パネルをマンドレルの回転方向と直交する方向から癖折りする第2癖折り手段を有し、該第2癖折り手段が、前記2つの底壁パネルを押圧した状態のまま、容器をフォールディングレールに接触させられるように、第2癖折り部材の押圧プレートのマンドレル回転方向側を拡大延長して延設した受渡し部を備えていることを特徴とする容器底部形成装置。
  2. 第1癖折り手段及び第2癖折り手段が、一対の開閉自在に揺動しうるアームと、該アームに連結され、容器の底部構成端部を構成する底壁パネルを押圧する押圧部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の容器底部形成装置。
  3. 第1癖折り手段及び第2癖折り手段における押圧部が、押圧プレート又は押圧ロールであることを特徴とする請求項1又は2記載の容器底部形成装置。
  4. 第2癖折り手段の受渡し部が、第2癖折り手段における押圧プレート又は押圧ロールのマンドレルの回転方向に一体成形的に設けられた延設部であることを特徴とする請求項1〜3記載の容器底部形成装置。
  5. 延設部が、マンドレルの回転方向に向かうにつれて、マンドレル回転体の回転中心に近付くように構成されていることを特徴とする請求項1〜4記載の容器底部形成装置。
  6. フォールディングレールが、容器底部のセンターを案内するセンターレールと、該センターレールの略両サイドに位置する補助レールとで構成されていることを特徴とする請求項1〜5記載の容器底部形成装置。
  7. マンドレル回転体が、半径方向に2本以上のマンドレルを並設した水平回転するマンドレル回転体であることを特徴とする請求項1〜6記載の容器底部形成装置。
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