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JP4518454B2 - アクリル酸含有生成物ガス混合物の分別凝縮 - Google Patents

アクリル酸含有生成物ガス混合物の分別凝縮 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、水圧密閉された向流プレートを分離作用を有する部材として収容した分離塔中での分子状の酸素を用いる、アクリル酸のC−前駆物質の不均一触媒処理した気相部分酸化の、アクリル酸を含有する生成物ガス混合物の分別凝縮の方法に関するものである。
【0002】
アクリル酸は、重要な中間生成物であり、例えばポリマー分散液の製造の範囲内で使用されている。
【0003】
就中、アクリル酸は、高められた温度で、堅固な凝集状態で存在する触媒に接して、分子状の酸素を用いるアクリル酸のC−前駆物質の不均一触媒処理された気相部分酸化によって得られる。この場合、アクリル酸の「C−前駆物質」という概念で、形式上アクリル酸の還元によって得られる化合物を包括している。アクリル酸の公知のC−前駆物質は、例えばプロパン、プロペン及びアクロレインである。あるいはまた、プロピオンアルデヒド又はプロピオン酸のような化合物も、C−前駆物質に含められる。これらから出発して、分子状の酸素を用いる、不均一触媒処理された気相部分酸化とは、少なくとも部分的には、酸化脱水素のことである。
【0004】
本発明に関連する不均一触媒処理された気相部分酸化の場合、アクリル酸の前記のC−前駆物質は、通常、不活性ガス、例えば窒素、CO、CO及び/又は水蒸気で希釈されており、分子状の酸素と混合して、高められた温度並びに場合により高められた圧力で遷移金属系混合酸化物触媒を介して導かれ、酸化によりアクリル酸含有生成物ガス混合物に変換される。
【0005】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第19740252号、同第19740253号、同第19833049号、同第19814375号、同第19814421号及び同第19814449号明細書から、アクリル酸のC−前駆物質の不均一触媒処理された気相部分酸化のアクリル酸を含有する生成物ガス混合物から、生成物ガス混合物中に含有されているアクリル酸の完全分離が、場合により直接及び/又は間接的な予備加熱後に、分離作用を有する部材を備えた分離塔中でそれ自体上昇する分別凝縮を、生成物ガス混合物に施し、アクリル酸を分離塔の側方排出口を介して粗製アクリル酸として取り出すことによって可能であることは公知である。この場合、粗製アクリル酸の概念は、側方排出口を介して取り出されたアクリル酸が、純粋な生成物ではなく、アクリル酸(通常混合物質量の≧95%)以外に更に気相酸化の代表的な副生成物(例えば水、低級アルデヒド、酢酸、プロピオン酸等)を含有している混合物であるということを表現するものである。
【0006】
通常、適当な吸着剤中へのアクリル酸の吸収、引き続く蒸留分離法による吸着剤の除去によって行われる、アクリル酸のC−前駆物質の不均一触媒処理された気相部分酸化の生成物ガス混合物からの粗製アクリル酸の完全分離のためのその他の公知の方法とは異なり、分別凝縮の前記の方法は、より小さな規模での重合抑制剤の添加の際に、望ましくないポリマー形成を制限することによって特徴付けられる。
【0007】
アクリル酸のC−前駆物質の不均一触媒処理された気相部分酸化の生成物ガス混合物の分別凝縮に用いられる分離塔における分離作用を有する部材としては、公知技術水準の前記文献は、殊にパッキング、充填物及び/又はプレート、有利にバブルプレート、多孔板塔、バルブプレート及び/又は二系統流プレートである。実施例においては、専ら、バブルプレート(水圧密閉された向流プレート)のみ又は二系統流プレートのみを分離作用を有する部材として有する分離塔が使用されている。パッキング及び充填物が望ましくないポリマー形成を一方では促進し、他方では、望ましくないポリマー形成の発生の際に比較的迅速にその普遍性を喪失することは、公知技術水準の推奨するものの欠点である。更に、分離作用を有する部材としての二系統流プレートの単独使用の際に、塔の分離効率が、完全には満足できないことは欠点である。バブルプレートの単独使用の場合には、分離塔は、同様に完全には満足できない滞留時間後に、ポリマー形成のためにその普遍性を喪失する。
【0008】
従って、本発明の課題は、公知技術水準の前記方法の欠点をより少なくする、水圧密閉された向流プレートを分離作用を有する部材として有する分離塔中での、分子状の酸素を用いるアクリル酸のC−前駆物質の不均一触媒処理した気相部分酸化の、アクリル酸を含有する生成物ガス混合物の分別凝縮の方法を提供することであった。
【0009】
従って、水圧密閉された向流プレートを分離作用を有する部材として有する分離塔中での分子状の酸素を用いるアクリル酸のC−前駆物質の不均一触媒処理した気相部分酸化の、アクリル酸を含有する生成物ガス混合物の分別凝縮の方法を見出したが、これは、分離塔として、下から上に向かって、まず、二系統流プレート、これに引き続き、水圧密閉された向流プレートを分離作用を有する部材として有していることによって特徴付けられる。
【0010】
二系統流プレートとは、本願明細書においては、簡単な流出箇所(穴、スリット等)を有するプレートのことである。塔中で上昇するガス及び塔中で下降する還流液は、反対方向に流れて同じ流出箇所を通って現れる。流出箇所の横断面は、自体公知の方法で塔の負荷量に合わせられている。横断面が小さすぎる場合には、上昇するガスは、より高速で流出箇所を通って流れるので、塔中で下降する還流液は本質的に分離作用なしに一緒に移動する。流出箇所の横断面が大きすぎる場合には、上昇するガス及び下降する還流物は、本質的に互いに交換せずに通過していき、プレートは、乾燥してしまう危険がある。通常、二系統流プレートは、次のプレートに接続している排出管を有していない。勿論、各二系統流プレートは、塔壁面で簡単に閉鎖されている。塔の負担量の減少とともに、二系統流プレートは乾燥していく。水圧密閉された向流プレートは、該プレートが、塔のスイッチが切られた際に、好ましい理由から各向流プレートが有しているごく僅かな空になった穴(その横断面が、通常、流出箇所の横断面全体よりも200分の1以下である)を度外視すると、流出して空になることはないということによって特徴付けられる。即ち、僅かな塔負荷量の際にも、水圧密閉された向流プレートは、堰き止められた還流液を有しており、乾燥する危険はない。これは、水圧密閉された向流プレートの流出箇所は、二系統流プレートとは異なりチムニーレス穿孔のことであるということによって制限される。
【0011】
むしろ、各流出箇所は、乾燥進行を停止させるチムニーの中に開口している。チムニーを介して、蒸気転向フード(バブルキャップ)が取り付けられており、これが、堰き止められたプレート液の中に潜り込んでいる。蒸気転向フードは、その縁部にスリット又は鋸状にされていることが多い(即ち、これらは運搬スリットを有している)。流出箇所を通って上昇する蒸気流は、蒸気転向フードによって方向転換させられ、プレートに対して並行に、即ち塔に対して横方向に、堰き止められた液体の中に流れ込む。隣接したバブルキャップから生じる蒸気気泡は互いに衝突し、発泡層を形成する。通常左又は右に交互にプレートを後にする排出管もしくは排出区域が、堰に助けられて、プレートの液面を制御し、その下に存在するプレートに還流を供給している。水圧密閉作用にとっては、上部プレートの排出管もしくは排出区間がその下に存在するプレートの堰き止められた液体の中に浸漬していることが重要である。有利に、供給堰は存在していない。高さを調節可能なバブルキャップにおいて、流動挙動の調節及び浸漬深度の調整は、不均一な製造の際に許容されるので、プレートの全てのバブルキャップには、均一にガスが流れている。プレート上に載置された案内板は、必要な場合には、液体を前記の進路で案内し、プレート作用効率にとって有用な蒸気と液体との間の相対流動を生み出している。
【0012】
バブルキャップの形状及び配置に応じて、例えば円形バブルキャッププレート(流出部位、チムニー及びバブルキャップは円形である)、トールマンプレート(Thormann Boeden)(流出部位、チムニー及びバブルキャップは、長方形であり、各プレートは、順に並んで配置されているが、この場合、長方形の長辺は、液体の流動方向に対して垂直になっている)及びトンネルプレート(トールマンプレートと同じだが、しかし、長方形の長辺は、液体の流動方向に対して並行に調節されている)に区別される。
【0013】
代表的な方法では、堅固な凝集状態で存在する触媒に接して、分子状の酸素を用いるアクリル酸のC−前駆物質の不均一触媒処理された気相部分酸化のアクリル酸を含有する生成物ガス混合物は、以下のように構成されている:
アクリル酸 1〜30質量%、
分子状の酸素 0.05〜10質量%、
水 1〜30質量%、
酢酸 <5質量%、
プロピオン酸 <3質量%、
マレイン酸及び/又は無水マレイン酸 <1質量%、
アクロレイン <2質量%、
ホルムアルデヒド <1質量%、
フルフラール <1質量%、
ベンズアルデヒド <0.5質量%、
プロペン <1質量%及び
残量としての不活性ガス、例えば窒素、一酸化炭素、二酸化炭素、メタン又はプロパン。
【0014】
気相酸化自体は、公知技術水準において説明されているように実施することができる。プロパンから出発して、気相酸化は、例えば欧州特許出願公開第700714号明細書及び同第700893号明細書に記載されているように、例えば2つ続く酸化段階で実施することができる。勿論あるいはまた、ドイツ連邦共和国特許出願公開第19740253号明細書並びに同第19740252号明細書中で引用された気相酸化を使用することもできる。
【0015】
通常、気相酸化を後にする生成物ガス混合物の温度は、150〜350℃、多くの場合200〜300℃である。急冷システム1において、熱い生成物ガス混合物を、好ましい場合には、まず、直接冷却によって100〜180℃の温度に冷却し、その後、分別凝縮の目的で、本発明により使用すべき分離塔の最下層部分に供給する。塔中で主要な作動圧は、通常、0.5〜5バール、多くの場合、0.5〜3バール、更に多くの場合、0.5〜2バールである。
【0016】
急冷装置1としては、公知技術水準でこの目的のために公知の全ての装置(例えば噴射スクラバー、ベンチュリースクラバー、泡鐘塔又は散水された表面を有するその他の装置)を使用することができるが、この場合、有利にベンチュリースクラバー又は噴霧冷却器が使用される。
【0017】
急冷液1としては、例えば本発明による分別凝縮からの塔底液を使用することができる。好ましくは、急冷の際に蒸発していない急冷液1を、場合により間接冷却熱交換器を介して、回路に供給する。回路に供給された急冷液の一部を、高沸点排出物として、有効な方法で連続的に除去する。必要な場合には、排出物中に含まれ、ミヒャエル付加反応によって可逆的方法で形成されたアクリル酸オリゴマーを、高められた温度(130〜250℃)の作用によって、場合により酸性もしくは塩基性の分割触媒の添加下に減圧でアクリル酸にすることができる。この場合に蒸気状の流出するアクリル酸を、好ましくは凝縮し、急冷液1の循環に返送する。
【0018】
本発明により使用すべき分離塔中への接触気相酸化の急冷された生成物ガス混合物の導入部位は、好ましくは、最下層の二系統流プレートの下側に存在している。原理的には、分別凝縮は、塔の内部で自体公知の方法で間接冷却及び/又は加熱によって行うことができる。しかしながら、好ましくは分別凝縮は、以下のようにして行われる。
【0019】
導入部位の上側及び最下層の二系統流プレートの下側に取り付けられた第一の捕集プレート上では、急冷された生成物ガス混合物の上昇の際に形成及び/又は凝縮される、アクリル酸よりも難揮発性の物質が取り出される。取り出された高沸点画分の一部を、塔から取り出された塔底液と混合して急冷液1として使用することができる。取り出された高沸点画分のその際の残りの部分量を、間接熱交換器中で冷却又は加熱し、第一の捕集プレートの上側、あるいは、塔の下半分に取り付けられた第二の捕集プレートの下側で塔に返送する。第二の捕集プレートを介して、側方排出口において、中くらいの沸点の画分として、通常、≧95質量%の純度を有する粗製アクリル酸が取り出される。好ましくは、アクリル酸を更に蒸留及び/又は結晶化の精製工程に供給し、蒸留及び/又は結晶化の範囲内で生じる塔底液及び/又は母液の少なくとも一部を、第二の捕集プレートの下側、あるいは、第一の捕集プレートの上側で塔の中に返送する。また、このために、塔底液及び/又は母液の返送を、一方が、第二の捕集プレートの下側、あるいは、第一の捕集プレートの上側及び他方は、第二の捕集プレートの上側で塔の中に返送される2つの部分流に分割して行うこともできる。この2つの部分流の後者は、通常、全返送量に対して、35質量%までになる。塔頂部で流出する低沸点ガス流を、好ましくは直接冷却によって、組み込み部材を有していないか又は組み込み部材を有している空間で、第二の急冷液(本願明細書中では、区別するために急冷液2と記載する)を用いて、主として水並びに水よりも難揮発性の成分を凝縮する。その際取得された凝縮液を、酸性水と記載する。この酸性水の一部を、有効な方法で、分離効率の向上のために、塔頂部で同じく返送する。該酸性水の他の部分を、好ましくは除去し、廃棄処理(例えば焼却)し、該酸性水の残りの部分を、通常、外部熱交換器中で間接的に冷却し、急冷液2として使用する。
【0020】
低沸点流の水よりも易揮発性の成分を、通常、主としてガス状で排出させ、場合により、希釈ガスとして気相酸化に返送する。
【0021】
また、酸性水急冷を、分別凝縮のための塔の中にまとめることもできる。この場合、もう1つの捕集プレートを介して、塔の上方部分で水性還流液を除去し、熱交換器中で間接的に冷却し、廃棄処理すべき排出分になるまで部分的に塔頂部及び部分的に捕集プレートの下側で返送する。場合により気相酸化に返送すべき排ガスは、この場合、塔頂部で塔を離れる。
【0022】
好ましくは、本発明による方法の場合に、二系統流プレートが、分離塔中で少なくとも粗製アクリル酸の側方排出口まで延在していなければならない。しかし、有利に、二系統流プレートは、本発明による方法の場合では、分離塔中で、還流液のアクリル酸含量が、塔頂部に向かって観察して、還流液の質量に対して、≦20質量%である分離塔中の横断面にまでほぼ延在している。二系統流プレートの個数は、本発明による分離法では、通常、5〜60個、有利に20〜40個である。二系統流プレートの開口比は、更に好ましくは、10〜25%、有利に12〜20%である。流出部位として、本発明により使用すべき二系統流プレートは、通常、円形の穴を有しており、その口径は、通常、5〜50mm、多くの場合、10〜20mmである。多くの場合、分離塔中では、下から上に向かって口径が小さくなる及び/又は穴の個数が少なくなる。本発明による方法にとって、使用した二系統流プレートの個数が、約8〜20個、多くの場合約10〜15個の理論的分離段に相応する場合に重要である。
【0023】
二系統流プレートに接続する水圧密閉された向流プレートの個数は、通常、5〜60個、多くの場合、15〜40個になる。好ましくは、これらのプレートは、プレートを介する液体の良好な強制運搬のための運搬スリットを有している。本発明により使用すべき向流プレートの開口比は、通常、5〜25%、多くの場合、10〜20%になる(該開口比は、全横断面積における平均横断面積の%での割合を再現している)。通常、本発明による方法のための水圧密閉された向流プレートの個数は、約10〜30個、多くの場合、約15〜25個の理論的分離段に相応するよう定められている。有利に、本発明による方法には、トールマン・プレートが使用される。酸性水急冷を、塔中で分別凝縮のためにまとめてある場合には、分離塔のこれらの領域(下から上に向かって還流液中のアクリル酸含量は、通常、≦10質量%が観察される)には、本発明による方法のための分離作用のある部材として、原理的に精留技術から公知の全ての部材のタイプが該当する。即ち、分離塔の前記領域では、向流プレート並びに逆流プレートあるいはまた充填物及びパターン化されたパッキングも使用できる。有利な実施態様は、バルブプレートとして記載される向流プレートである。バルブプレートは、例えば蒸気流出開口部の大きさをそれぞれの塔負荷量に合わせてある、行程を制限されたプレートバルブ、バラストバルブ又はリフティングバルブ(フローティングフラップ)を有するプレート穴を有している。上昇する蒸気流は、方向転換させられ、プレートに対して並行に堰き止められた還流液の中に流動し、発泡層を形成する。強化された排出管は、還流をプレートからプレートへと案内する。プレート液が流出してしまうので、蒸気速度は、構造に応じた負荷の下限を下回ってはならない。
【0024】
本発明による方法の重合抑制は、本質的に、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第19909923号明細書中に記載されているように実施することができる。即ち、例えば凝縮塔の塔頂部でフェノチアジン又はN−オキシル基と、ヘテロ原子を介して芳香環で結合した2個の置換基及び少なくとも1個の移動性水素を有しているベンゾール化合物とからなる混合物を添加することによって、この重合抑制を行うことができる。
【0025】
重合抑制の有用な態様は、専ら、N−オキシル基(例えば欧州特許出願公開第765956号明細書中に挙げられている)を用いて行うことによって特徴付けられる。これは、少なくとも1個の基−N−O・を有する化合物である。
【0026】
本発明による有利なN−オキシル基は、ピロリジン−1−オキシルタイプ及びピペリジン−1−オキシルタイプである。例えば、4,4′,4″−トリス−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル)亜燐酸塩、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル(TEMPO)、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル(4−OH−TEMPO)、4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル(4−オキソ−TEMPO)、4−ジメチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル、4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル、4−エタノイル−オキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル、2,2,5,5−テトラメチルピロリジン−1−オキシル及び3−アミノ−2,2,5,5−テトラメチルピロリジン−1−オキシルが挙げられる。N−オキシル抑制剤は、有利に水及び/又は酸性水中の0.1から2質量%の溶液として使用される。N−オキシル抑制剤水溶液の添加は、好ましくは、凝縮塔の4分の1上及び/又は酸性水急冷において行われる。この水溶液は、1個のみのN−オキシル基又はN−オキシル基の混合物を有していてもよい。十分な抑制は、既に、専ら4−OH−TEMPOのみを重合抑制剤として含有する水溶液の添加によって達成できる。
【0027】
使用すべきN−オキシル抑制剤の添加量は、好ましくは、塔から取り出された高沸点画分及び塔底液が、N−オキシル抑制剤を、高沸点画分の質量に対して1〜1000質量ppm含有する程度に計量する。塔から取り出された高沸点画分及び塔底液は、急冷液1として用いられるので、急冷システム1は、自動的に同時安定化する。必要な場合には、急冷システム1を、フェノチアジン化合物の添加によって同時安定化させることができる。この種のフェノチアジン化合物としては、例えばフェノチアジン(PTZ)自体、ビス−(α−メチルベンジル)フェノチアジン、3,7−ジオクチルフェノチアジン及びビス(α−ジメチルベンジル)フェノチアジンが該当するが、これらの中では、フェノチアジンが有利である。これは、殊に4−OH−TEMPOを凝縮塔の安定化のために一緒に使用するか又は単独で使用する場合に当てはまる。この種のフェノチアジン添加物は、急冷液1の質量に対して、1〜500質量ppmであってもよい。好ましくは、フェノチアジン化合物のかかる添加は、アクリル酸、有利に側方排出口を介して取り出された粗製アクリル酸中に溶解して行われる(例えば0.1〜2質量%)。
【0028】
要求のあまり厳しくない酸性水安定化、即ち、急冷システム2の安定化を、代わりに実施するか又はヘテロ原子を介して芳香環で結合した2個の置換基及び少なくとも1個の移動性水素を有する少なくとも1種のベンゾール化合物(例えば欧州特許出願公開第765856号明細書中に挙げられている)、例えばフェノール化合物の水溶液(例えば0.1〜2質量%の溶液)と組み合わせて実施することによって、重合抑制のために必要とされるN−オキシル基の量を低下させることができる。この種のフェノール化合物としては、例えばヒドロキノン又はメトキノン(p−メトキシフェニル=MEHQ)が該当するが、これらの中では、後者が有利である。これは、殊に塔頂領域において、専ら、4−OH−TEMPOが使用され、急冷システムがPTZで補助的に安定化される場合に当てはまる。通常、かかる酸性水抑制のために、酸性水の質量に対して、少なくとも1種のフェノール化合物を1〜500質量ppm使用する。
【0029】
選択的な重合抑制は、凝縮塔の塔頂部でMEHQの水溶液を添加すること及び、酸性水抑制を、同様に水及び/又は酸性水中のMEHQの溶液の添加によって実施することにある。付加的に、凝縮塔の中央部分並びに場合により生成物ガス混合物急冷(急冷1)において、アクリル酸(例えば粗製アクリル酸)中のPTZの溶液を添加する。
【0030】
前記のように、急冷システム1は、凝縮塔の安定化により自動的に同時安定化され、必要な場合には、フェノチアジン及び/又はメトキノンの添加によって補助的に安定化させることができる。
【0031】
この場合に達成された急冷液1の重合抑制は、通常、本発明による方法に組み込まれた分割の際に、望ましくないラジカルポリマー形成に対する急冷液の放出物の十分な安定性を保証するのにも十分である。これとは異なり、分割の範囲内でガス状で流出しアクリル酸を含有する蒸気の凝縮の際には、凝縮器表面は、好ましくは特に抑制される(急冷液1中に含有される抑制剤は、通常、一緒に蒸発しない)。凝縮器表面の重合抑制を、有利に、凝縮塔の抑制のためにも使用及び/又は推奨されたのと同じ重合抑制剤を用いて行う。
【0032】
凝縮塔及び酸性水急冷の安定化のために、例えば専ら4−OH−TEMPOを使用する場合には、凝縮器表面を、専ら、好ましくは粗製アクリル酸中に溶解した4−OH−TEMPOを用いて行うことが重要である。あるいはまた勿論、凝縮器表面を、PTZ、MEHQ及び/又はヒドロキノンを用いて補助安定化又は専ら安定化させることもできる。
【0033】
通常、組み込まれた分割は、≦1バールの圧力及び130から250℃の温度で実施される。
【0034】
有利に、分割のための圧力は、25から600ミリバール、有利に100から300ミリバールである。分割温度は、好ましくは140から230℃、有利に160から200℃である。分割を連続的に実施する(本発明による方法を、有利に連続的に実施する)場合には、分割反応器中での滞留時間は、約0.5から3時間でなければならない。簡単な方法で、本発明により組み込むべき分割を、加熱可能な撹拌反応器中で実施することができる。米国特許第5733075号明細書並びにドイツ連邦共和国特許出願公開第4101879号明細書中に記載されているように、急冷システム1の放出物中に含まれるアクリル酸オリゴマーの分割は、特殊な酸性又は塩基性の分割触媒を添加せずに実施することができる。しかしながら有利に、分割を、分割触媒の存在下で実施する。この種の分割触媒としては、例えばドデシルベンゾールスルホン酸、p−トルオールスルホン酸、硫酸又は特開平3−178949号公報の固形酸性触媒が該当する。
【0035】
殊に、N−オキシル基を用いる重合抑制の場合、就中、4−OH−TEMPOを単独の重合抑制剤としてか又は急冷システム1の補助安定化剤として使用する場合には、例えばドイツ連邦共和国特許第2407236号が推奨しているように、分割を、ブレンステッド強酸の水溶液への添加により水溶液のpH値をアルカリ性に移動する無機塩の添加によって実施することは好ましい。急冷液1の放出物の分割を施すべき量II対して、塩基性の分割触媒の添加すべき量は、通常、0.1〜5質量%になる。本発明による適当な分割触媒の例は、KOH、KCO,KHCO、NaOH、NaCO、NaHCO、LiOH、LiCO及びCaCOである。即ち、適当な分割触媒は、殊に無機又は有機のブレンステッド弱酸、例えば燐酸、ホウ酸、炭酸、ギ酸又は酢酸のアルカリ塩及び/又はアルカリ土類金属塩である。
【0036】
従って、換言すれば、分割触媒としては、就中、アルカリホスフェート、アルカリボラート、アルカリカルボネート、アルカリ炭化水素、アルカリギ酸塩及びアルカリ酢酸塩及び/又はアルカリ土類金属ホスフェート、アルカリ土類金属ボラート、アルカリ土類金属カルボネート、アルカリ土類金属炭化水素、アルカリ土類金属ギ酸塩及びアルカリ土類金属酢酸塩が適している。
【0037】
有利に、分割条件下で、急冷液1の放出物中に可溶性であるように分割触媒を選択する。米国特許第4293347号明細書によれば、ジアルキルフタレートの存在も、有利に、適切な分割に影響を及ぼす。
【0038】
分割反応器中に残留する難揮発性残分を、本発明による方法では、規則的に、その廃棄処理、例えば焼却する。
【0039】
この場で更に、急冷液1に、必要な場合には、アクリル酸よりも高沸点で急冷液1の液性を保持する不活性有機液を添加することができることに留意せねばならない。かかる高沸点不活性有機液としては、殊にドイツ連邦共和国特許出願公開第2136396号明細書及び同第4308087号明細書中で推奨されている全ての高沸点不活性有機液が該当する。これらは、本質的に液体であり、その沸点は、標準圧力で160℃を上回っている。例えば、エチルヘキサン酸、N−メチルピロリドン、パラフィン蒸留からの中油画分、ジフェニルエーテル、ジフェニル又は前記の液体の混合物、例えばジフェニルエーテル70〜75質量%とジフェニル25〜30質量%とからなる混合物が挙げられる。ジフェニルエーテル70〜75質量%とジフェニル25〜30質量%とからなる混合物と、該混合物に対してo−ジメチルフタレート0.1〜25質量%とからなる混合物の使用が有用である。
【0040】
前記の場合、分割の際に、一緒に使用した不活性有機液の少なくとも一部の量が一緒に蒸発する。該有機液の一部の量が分割残分中に残留している場合には、同じ1つの処理に供給することができ、そこで、一緒に使用した溶剤を、例えば留去し、急冷1に返送する。残留している高沸点物は廃棄処理する。
【0041】
急冷装置1としては、この目的のために公知技術水準において知られている全ての装置(噴射スクラバー、ベンチュリースクラバー、泡鐘塔又は散水された表面を有するその他の装置)を使用することができるが、この場合、本発明によれば有利にベンチュリースクラバー又は噴霧冷却器が使用される。
【0042】
急冷液1の間接的冷却又は昇温のためには、通常の全ての熱伝達装置又は熱交換器が適している。管束型熱交換器、プレート型熱交換器及び空気冷却器が有利なものとしてあげられる。急冷液1の温度は、熱交換器を離れた後では、通常、70〜200℃、多くの場合、100〜150℃である。適当な冷却媒体は、相応する空気冷却器の場合には空気であり、他の冷却装置の場合には、冷却液、殊に水である。側方排出口を介して取り出された粗製アクリル酸は、通常、更に、それぞれ、粗製アクリル酸の質量に対して、
酢酸 0.1 〜2質量%、
水 0.5 〜5質量%、
低分子量のアルデヒド 0.05 〜1質量%、
マレイン酸及び/又はその無水物 0.001〜1質量%並びに
重合抑制剤 1 〜500質量ppm
を含有している。塔底部での温度は、典型的には、90〜130℃であり、他方で、塔頂部温度は、通常、40〜80℃、多くの場合、50〜70℃である。粗製アクリル酸の取り出し温度は、多くの場合、80〜110℃である。高沸点物の返送温度は、塔への入口で、典型的には95〜115℃である。塔への酸性水の返送温度は、通常、25〜35℃である。原理的には、急冷システム2は、急冷システム1と同様に構成されていてもよい。勿論、本発明によれば、粗製アクリル酸の取り出しは、短い間隔で連続する複数の捕集プレートによって行うこともできる。
【0043】
中沸点画分として取り出された粗製アクリル酸を、更に精製する目的で、例えば結晶化に供給してもよい。この場合、通常、溶剤を添加せず、殊に有機溶剤を添加せずに作業する。使用すべき結晶化法は、制限されていない。結晶化は、連続的又は非連続的に、一段階又は他段階でほとんど任意の純度になるまで実施することができる。必要な場合には、結晶化により精製すべき粗製アクリル酸に、結晶化の前に水を添加することもできる(アクリル酸の含有量に対して10質量%までか又はそれ以上、有利に5質量%)。酢酸が、水の存在下に、アクリル酸結晶体の中に少量組み込まれているので、かかる添加により、粗製アクリル酸中に副生成物として含有されている酢酸の分離が容易になる。更に、水の存在は、固化の傾向を少なくする。
【0044】
エステル化する粗製アクリル酸を、既に、1つの結晶化段階によって達成することができることは驚異的である。好ましくは、この結晶化段階を、懸濁結晶化として実施する。このため、結晶体としては、拭き取った冷却プレート(冷却媒体が内部を貫流している)が順に並んで懸吊して配置されているトラフを有利に使用する。冷却プレートの拭き取りによって、積層結晶の形成が抑制される。粗製アクリル酸を、始めから終わりまで連続的に晶出装置に導通させる(ポンプ輸送又はオーバーフロー調節する)。この場合、単相粗製アクリル酸は、固相としての二相アクリル酸結晶体を含有する懸濁液になるまで濃縮される。これに関して特に適する晶出装置は、冷却板式晶出器(Cooling Disk Crystallizer)のタイプのGMF Gouda社(オランダ)の晶出装置である。好ましくは、前記の懸濁液から形成された結晶体は、遠心分離器を用いて分離され(例えばSiebtechnik社のもの、円錐スクリーンドラムを有する往復遠心分離器(Schubzentrifuge)SHSのタイプ)、必要な場合には、既に更に精製された粗製アクリル酸と一緒に洗浄し及び/又は後に記載の発汗法を施す。あるいはまた、懸濁結晶体の分離及び洗浄は、例えば欧州特許出願公開第97405号明細書、米国特許第3872009号明細書、欧州特許出願公開第98637号明細書、同第305316号明細書、道第105524号明細書及び国際公開番号WO84/00118号明細書中に記載されているように、有利に洗浄塔の中で実施することができる。次に、結晶体を、通常、有利に相応する方法で精製した既に溶融したアクリル酸結晶体の一定量を含有する容器の中に入れる。必要な場合には、この溶融したアクリル酸は、付加的に重合抑制剤を添加されて含有している(例えばMEHQ、PTZ又は4−ヒドロキシ−TEMPO)。しかしながら、通常、結晶体中に残留する抑制剤残分は、十分な抑制を保証するのに十分である。間接的な昇温によって、引き続き、取得されたアクリル酸結晶体を溶融させる。こうして得られたアクリル酸溶融液は、通常、≧98質量%の純度を有しており、エステル化に適するアクリル酸として直接市場で取り引きすることができる。
【0045】
懸濁結晶化の代わりに、積層結晶化、例えば欧州特許出願公開第616998号明細書中に純粋なアクリル酸の取得のために記載されている流下薄膜式結晶化を使用することもできる。この場合、液状冷却媒体/加熱媒体としては、例えば水/メタノール、水/エタノール及び水/エチレングリコールの混合物が該当する。
【0046】
特に高い純度(「純粋アクリル酸」)の取得のためには、結晶化を、好ましくは、分別結晶化として実施する。通常、分別結晶化は、供給された溶融液よりも純粋である結晶体が製造される全ての段階を、精製段階とする。他の全ての段階を、分離段階とする。好ましくは、多段階法を、向流原理により実施し、その際、結晶化後に、各段階で、結晶体を母液から分離し、その結晶体を、すぐ隣のより高い純度を有する各段階に供給し、その一方で、結晶化残分を、すぐ隣のより低い純度を有する各段階に供給する。
【0047】
有利に、結晶化の間の溶液の温度は、+5℃から+14℃の間、殊に+8℃から+12℃の間である。晶出装置中の固体含量は、有利に全質量100g当たりに、固体0〜80gである。懸濁結晶化の場合には、固体含量は、全質量100g当たりに、固体15〜35gであり、積層結晶化の場合には、全質量100g当たりに、固体50〜80gである。
【0048】
本発明の1つの可能な態様において、結晶化は、装置壁面の冷却及び/又は真空中での溶液の蒸発によって行われる。冷却による結晶化の場合、熱は、撹拌釜又は攪拌機のない容器と接続されている掻き取り式冷却器(Kratzkuehler)を介して排出される。この場合、結晶体懸濁液の循環は、ポンプによって保証されている、このほか、熱を、壁面付近に攪拌機を有する撹拌釜の壁面を介して排出させることも可能である。冷却結晶化のもう1つの実施態様は、例えばGouda社(オランダ)によって製造されているような冷却板式晶出器の使用である。冷却による結晶化のためのもう1つの適当な変法の場合、従来の熱交換器(有利に管束型又は平板型の熱交換器)を介して熱を放出している。これらの装置は、掻き取り式冷却器、壁面付近に攪拌機を有する撹拌釜又は冷却板式晶出器とは異なり、熱交換面の上に結晶体層の回避のための装置を有していない。結晶体形成による熱通過抵抗が、高すぎる値をとる状態を作動中に達成する場合には、第二の装置への切り替えが行われる。第二の装置の作動時間の間に、第一の装置を再生させる(有利に、結晶体層の溶融除去又は溶融した結晶体を用いる装置の洗浄)。第二の装置中で、高すぎる熱通過抵抗が達成される場合には、再度、第一の装置に切り換えるなど。この変法は、2つ以上の装置を用いて交互に作動させることもできる。更に、結晶化を、真空中での溶液の従来の蒸発によって行うこともできる。本発明のもう1つの態様において、結晶化は、結晶体が結晶化装置中で冷却された面において成長、即ち、装置中に固着させる装置中で行われる(例えばSulzer Chemtech社(スイス共和国)の積層結晶化法(例えば欧州特許出願公開第61698号明細書参照)又はBEFS PROKEM社(フランス共和国)の静的結晶化法(例えばフランス共和国特許出願公開第2668946号明細書参照))。
【0049】
得られたアクリル酸結晶体は、既に記載したように残留母液から分離される。積層結晶化又は静的結晶化の場合には、結晶体が装置中に固着しており、母液が装置からの流出によって除去できるので、晶出装置自体の中で母液からの結晶体の分離を行うことができる。晶出装置からの結晶体の分離は、結晶体の溶融及び引き続く溶融液の流出によって行われる。懸濁結晶化の場合には、固−液分離の全ての公知の方法が適している。本発明の1つの有利な実施態様において、結晶体は、母液の濾過及び/又は遠心分離によって分離される。有利に、濾過又は遠心分離には、例えばハイドロサイクロンによる懸濁液の予備濃縮が先行させられている。遠心分離には、非連続的又は連続的に作業する全ての公知の遠心分離器が適している。一段階又は多段階で作動させることができる往復遠心分離器を使用するのが最も有利である。これ以外に、渦巻き型スクリーン遠心分離器又は渦巻き型搬出遠心分離器(デカンタ)も適している。濾過は、有利に、攪拌機を有するか又は有していない非連続的又は連続的に作動させられる吸引濾過器又はバンドフィルターを用いて行われる。一般に、濾過は、加圧下又は減圧下に行うことができる。
【0050】
固−液分離の間及び/又は後に、結晶体もしくは結晶体ケーキの純度の増大のために他の処理工程を実施することもできる。本発明の特に有利な態様において、母液からの結晶体の分離後に、結晶体又は結晶体ケーキの一段階又は多段階の洗浄及び/又は発汗を引き続き行う。洗浄の際に、洗浄液量は、結晶体100g当たりに、洗浄液0〜500g、有利に結晶体100g当たりに、洗浄液30〜200gである。使用した洗浄液は、制限されることはない。しかしながら、純粋な生成物、即ち、洗浄すべき結晶体ケーキの純度と同じか又はそれ以上に高い純度のアクリル酸を含有する液体を用いて洗浄するのた有利である。これ以外に、水を用いる洗浄も可能である。洗浄は、洗浄のための通常の装置中で行うことができる。
【0051】
有利に、母液の分離及び洗浄を装置中で行う洗浄塔例えばNiro Process Technology B.V.社、s’Hertogenbusch(NL)在のもの)又は水力式床運搬装置を有するもの(例えばTNO社、Apeldoorn(NL)在のもの)、一段階又は多段階に作動させることができる遠心分離器又は吸引濾過又はバンドフィルターを使用する。洗浄は、遠心分離器又はバンドフィルターにより一段階又は多段階で実施することができる。この場合、洗浄液は、結晶体ケーキに対して向流で供給してもよい。
【0052】
発汗とは、汚染された領域の局所的溶融除去のことである。有利に、発汗量は、発汗前の結晶体100g当たりに、溶融除去された結晶体0〜80g、有利に結晶体100g当たりに、溶融除去された結晶体5〜35gである。遠心分離器又はバンドフィルター並びに結晶体を晶出装置中に固着させる(例えば積層結晶体)晶出装置による発汗の実施は、特に有利である。また、1つの装置中での洗浄と発汗とからなる組合せの実施も適していることがある。
【0053】
固−液分離及び場合による更なる洗浄及び/又は発汗によるアクリル酸結晶体は、この方法からの精製された酸である。得られた結晶体の純度は、通常、アクリル酸97〜99.99質量%、殊にアクリル酸98.5〜99.9質量%である。この方法により製造された結晶体は、もはや極僅少量の汚染物質、例えば酢酸、プロピオン酸及び/又はジアクリル酸を含有しているにすぎない。
【0054】
要約すれば、結晶化を、本発明により原理的に懸濁結晶化及び/又は積層結晶化として(析出された結晶体が晶出装置中に固着して)実現できることが改めて確認される。後者の結晶化法としては、例えば流下薄膜式結晶化(例えば欧州特許出願公開第616998号明細書中に記載されている)、完全貫流管中での結晶化(例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第2606364号明細書)又は静的結晶化が該当する。
【0055】
懸濁結晶化の場合、冷却を直接(例えば真空中での蒸発)及び/又は冷却された面を用いて間接的に実現することができる。晶出装置としては、この種の懸濁結晶化用のものが該当する:壁面付近に攪拌機を有する撹拌釜、掻き取り式冷却器、Gouda社の冷却板式晶出装置並びに熱交換器を用い、結晶層形成の回避のための装置を用いない循環結晶化。
【0056】
望ましい場合には、適当な酸を、公知の方法の後にエステル化するか又は公知の方法の後に更に精製してもよい。
【0057】
アクリル酸の収量の増大のためには、結晶化の終了後に残留する母液を、少なくとも部分的に、例えば冒頭に記載したようにして、分離塔に返送するのがごく一般的である。返送された母液の割合は、0より多く100質量%まで、有利に80〜100質量%である。母液の返送により、同時に結晶化の際に分離された重合抑制剤の返送が保証される。これは、重合抑制剤の最小の使用の際に、完全に満足のいく重合抑制を保証する。
【0058】
必要な場合には、本発明によれば、付加的に生成物混合物に対して更に任意の方法で分子状の酸素又は分子状の酸素を含有する不活性ガス流を分離塔に導通させることができる。これは、添加すべき重合抑制剤の作用を増強する。
【0059】
本願明細書において記載した方法に対応する方法で、勿論、前記方法に相当するメタクリル酸の製造のための方法を、抑制及び実施することができる。
【0060】
この場合、気相酸化のための可能な出発化合物は、イソブテン、メチル−第三ブチルエーテル、イソブタン、イソ酪酸、第三ブタノール、イソブチルアルデヒド又はメタクロレインである。その他の点では、これらに関しては、ドイツ連邦共和国特許出願公開第19740253号明細書及び同第19740252号明細書中の記載が該当する。
【0061】
前記のように、重合抑制は、本発明による方法では、塔頂部でMEHQ水溶液を入れ、塔の中央部でPTZの溶液をアクリル酸に添加するように行うこともできる。この後、酸性水急冷は、同様にMEHQ水溶液を用いて安定化される。
【0062】
実施例
例 1
(この実施例中で使用した符号は、本願明細書に添付の図面に関するものである)
不均一触媒処理した気相酸化物から、270℃の温度を有する以下の組成:
アクリル酸 11.5 質量%、
酢酸 0.3 質量%、
プロピオン酸 30 質量ppm、
無水マレイン酸 0.09 質量%、
アクロレイン 0.01 質量%、
ホルムアルデヒド 0.1 質量%、
フルフラール 30 質量ppm、
ベンズアルデヒド 0.001質量%、
プロペン 0.3質量%、
酸素 3.4質量%、
水 5.3質量%、
酸化炭素 1.2質量%、
及び残量としてN
の生成物ガス混合物(1)を得た。
【0063】
この生成物ガス混合物(3600g/h)を、噴霧冷却器(2)中で136℃の温度に冷却した。噴霧液として、全部で7000g/hのうちの750g/h(7)を捕集プレート(5)(100℃の温度)を介して分離塔(3)から取り出した高沸点画分(6)を使用した(塔底液4は、生じなかった)。熱媒油を有する前記の管束型熱交換器(8)を介して、噴霧液を循環に供給した。高沸点物40g/hを、この循環から連続的に取り出した(9)。
【0064】
136℃の温度に冷却した生成物ガス混合物を、分離塔の捕集プレート(5)の下側に供給した(10)。
【0065】
この塔は、下から上に向かって見て、まず25個の二系統流プレート、引き続き、50個のバブルキャッププレート(プレート1個当たりにバブルキャップ1個)を有するプレート塔であった。プレート直径は、49mmであった。二系統流プレートは、プレート1個当たりに6個の穴を有していた。最初の5個の二系統流プレートの口径は、9.5mmであった。その上に続く10個のプレートは、9mmの口径を有しており、最後の5個の二系統流プレートの口径は8.7mmであった。プレート(15)の上のプレートは、別の捕集プレート(11)として構成されていた。その上で、
アクリル酸 97.3質量%
酢酸 0.8質量%
プロピオン酸 600 質量ppm
フルフラール 700 質量ppm
無水マレイン酸 40 質量ppm
ベンズアルデヒド 200 質量ppm
MIS 1.3質量%
を含有する97℃の温度を有する粗製アクリル酸(12)の1800g/hを取り出し、懸濁晶出器(13)に供給した。取り出した高沸点画分(14)の一部(6250g/h)を、熱媒油を有する前記の管束型熱交換器中で105℃に昇温させ、5番目のプレートの上で塔に返送した(16)。
【0066】
晶出装置は、らせん型攪拌機を有する撹拌容器(内部容量3 l)であった。晶出熱を、容器の二重ジャケットを介して放出した。溶液の平衡温度は9.7℃であった。晶出の際に生じた懸濁液(固体含量約25質量%)を、遠心分離器により毎分2000回転(遠心分離器直径300mm)及び3分間の遠心分離時間で非連続的に結晶体及び母液に分離した。引き続き、結晶体を、溶融した(事前に成長させた)結晶体(80g)と一緒に20秒間に亘って毎分2000回転で洗浄した。母液を、洗浄液と一緒に、15番目のプレートの上で分離塔に返送した(28)。
【0067】
結晶体(370g/h)の分析により、以下の内容:
アクリル酸 99.5 質量%
酢酸 0.2 質量%
プロピオン酸 200 質量ppm
無水マレイン酸 20 質量ppm
フルフラール 20 質量ppm
ベンズアルデヒド 5 質量ppm
水 0.06質量%
が明らかになった。
【0068】
塔頂部において、ガス状の混合物(17)を取り出し、噴霧冷却器(18)中で部分凝縮を施した。その際生じた酸性水480g/hを、塔頂部で30℃の温度で同じく返送した(26)。酸性水220g/hを、連続的に取り出した(この酸性水は、アクリル酸を3質量%及び酢酸を2.6質量%含有していた。取り出された酸性水90g/hに、MEHQ(22)を添加し、0.5質量%の安定化剤水溶液(21)として、酸性水の残分(23)と一緒に、水で冷却された管束型熱交換器(24)により18℃に冷却して噴霧液(25)として使用した。取り出された酸性水の別の一部を用いて、4−ヒドロキシ−TEMPOの0.5質量%の水溶液を製造し、これを、先の温度で、18g/hの量で分離塔の85番目のプレートの上に返送した(27)。
【0069】
前記の分離装置を、記載するに足るポリマー形成もなく40日間作動させることができた。
【0070】
比較例 1
(この例で使用した符号は、本願明細書に添付の図面に関するものである)
不均一触媒処理された気相酸化から、以下の組成:
アクリル酸 11.5 質量%、
酢酸 0.3 質量%、
プロピオン酸 30 質量ppm
無水マレイン酸 0.09質量%、
アクロレイン 0.1 質量%、
ホルムアルデヒド 0.1 質量%、
フルフラール 30 質量ppm、
ベンズアルデヒド 0.01質量%、
プロペン 0.3 質量%、
酸素 3.4 質量%、
水 5.3 質量%、
酸化炭素 1.7 質量%
及び残分としてのN
の270℃の温度を有する生成物ガス混合物が得られた。
【0071】
この生成物ガス混合物(3600g/h)を、噴霧冷却器(2)を、136℃の温度に冷却した。噴霧液として、全部で7000g/hのうちの750g/h(7)を捕集プレート(5)(100℃の温度)を介して分離塔(3)から取り出した高沸点画分(6)を使用した(塔底液4を一緒に用いなかった)。熱媒油で作動させた管束型熱交換器(8)を介して、噴霧液を循環に供給した。高沸点物40g/hを循環から連続的に取り出した(9)。
【0072】
136℃の温度に冷却した生成物ガス混合物を、分離塔の捕集プレート(5)の下側に供給した(10)。
【0073】
この塔は、75個の二系統流プレートを有するプレート塔であった。プレート(15)の上側のプレートは、別の捕集プレート(11)として構成されていた。その上で、
アクリル酸 96.6質量%
酢酸 1.9質量%
プロピオン酸 430 質量ppm
フルフラール 470 質量ppm
無水マレイン酸 40 質量ppm
ベンズアルデヒド 300 質量ppm
水 1.2質量%
を含有する、92℃の温度を有する疎水アクリル酸(12)1620g/hを取り出し、懸濁晶出器(13)に供給した。取り出した高沸点画分(14)の一部(7400g/h)を、熱媒油を有する前記の管束型熱交換器中で100℃に昇温させ、5番目のプレートの上で塔に返送した(16)。
【0074】
晶出装置は、らせん型攪拌機を有する撹拌容器(内部容量3 l)であった。晶出熱を、容器の二重ジャケットを介して放出した。溶液の平衡温度は9.7℃であった。晶出の際に生じた懸濁液(固体含量約22質量%)を、遠心分離器により毎分2000回転(遠心分離器直径300mm)及び3分間の遠心分離時間で非連続的に結晶体及び母液に分離した。引き続き、結晶体(360g/h)を、溶融した(事前に成長させた)結晶体(80g)と一緒に20秒間に亘って毎分2000回転で洗浄した。母液を、洗浄液と一緒に、15番目のプレートの上で分離塔に返送した(28)。
【0075】
結晶体(330g/h)の分析により、以下の内容:
アクリル酸 99.0 質量%
酢酸 0.5 質量%
プロピオン酸 160 質量ppm
無水マレイン酸 20 質量ppm
フルフラール 60 質量ppm
ベンズアルデヒド 30 質量ppm
水 0.25質量%
が明らかになった。
【0076】
塔頂部において、ガス状の混合物(17)を取り出し、噴霧冷却器(18)中で部分凝縮を施した。その際生じた酸性水690g/hを、塔頂部で30℃の温度で同じく返送した(26)。酸性水270g/hを、連続的に取り出した(この酸性水は、アクリル酸を7.9質量%及び酢酸を0.84質量%含有していた。取り出された酸性水90g/hに、MEHQ(22)を添加し、0.5質量%の安定化剤水溶液(21)として、酸性水の残分(23)と一緒に、水で冷却された管束型熱交換器(24)により18℃に冷却して噴霧液(25)として使用した。取り出された酸性水の別の一部を用いて、4−ヒドロキシ−TEMPOの0.5質量%の水溶液を製造し、これを、先の温度で、18g/hの量で分離塔の85番目のプレートの上に返送した(27)。
【0077】
比較例 2
比較例1と同様に処理した。しかしながら、分別凝縮のための塔は、75個のバブルキャッププレートを有するプレート塔であった。26日後に、ポリマーによる閉塞の結果として、前記の分離装置の運転を中断しなければならなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による方法を実施するための装置の1つの実施態様を示す図。
【符号の説明】
1 生成物ガス混合物、2 噴霧冷却器、3 分離塔、5 捕集プレート、6 高沸点画分、7 噴霧冷却液、8 管束型熱交換器、9 高沸点物の取り出し、10 生成物ガス混合物の供給、11 捕集プレート、12 粗製アクリル酸、13 懸濁晶出器、14 高沸点画分、15 プレート、16 返送、17 ガス状混合物、18 噴霧冷却器、21 安定化剤水溶液、22 MEHQ、23 酸性水、24 管束型熱交換器、25 噴霧液、26、27、28 返送

Claims (2)

  1. 水圧密閉された向流プレートを分離作用を有する部材として有する分離塔中での分子状の酸素を用いる、アクリル酸のC−前駆物質の不均一触媒処理した気相部分酸化の、アクリル酸を含有する生成物ガス混合物の分別凝縮の方法において、分離塔として、下から上に向かって、まず二系統流プレート、これに引き続き水圧密閉された向流プレートを分離作用を有する部材として収容しているものを使用することを特徴とする、アクリル酸を含有する生成物ガス混合物の分別凝縮の方法。
  2. 分離作用を有する部材として、下から上に向かって、まず、二系統流プレート、これに引き続き水圧密閉された向流プレートを有する、分離塔。
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