JP4514168B2 - Image processing system and image processing method - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル的に画像データを生成し、プリント出力するときの出力画像の品位を向上させる画像処理方法、および画像処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このようなシステムとして図16に示すようなものが知られている。これはホストコンピューター101を用いてDTPなどのページレイアウト文書やワープロ、グラフィック文書などを作成してレーザービームプリンターやインクジェットプリンターなどによりハードコピー出力するシステムのだいたいの構成を示している。102はホストコンピューター上で動作するアプリケーションで、代表的なものとしてMicrosoft社のワード(R)のようなワープロソフトや、Adobe社のPageMaker(R)のようなページレイアウトソフトが有名である。これらのソフトウェアで作成されたデジタル的な文書は図示しないコンピューターのオペレーティングシステム(OS)を介してプリンタードライバ103に受け渡される。
【0003】
上記デジタル文書は通常、ひとつのページを構成する図形や文字などをあらわすコマンドデータの集合として表されており、これらのコマンドを103に送ることになる。画面を構成する一連のコマンドはPDL(ページ記述言語)と呼ばれる言語体系として表現されており、PDLの代表例としてはGDI(R)やPS(R)(ポストスクリプト)などが有名である。プリンタードライバー103は送られてきたPDLコマンドをラスターイメージプロセッサー104内のラスタライザー105に転送する。105はPDLコマンドで表現されている文字、図形などを実際にプリンター出力するための2次元のビットマップイメージに展開する。ビットマップイメージは2次元平面を1次元のラスター(ライン)のくり返しとして埋め尽くすような画像となるため105のことをラスタライザーと呼んでいる。展開されたビットマップイメージは画像メモリー106に一時的に格納される。
【0004】
ホストコンピューター上で表示されている文書画像111はPDLコマンド列112としてプリンタードライバー経由でラスタライザーへ送られ、ラスタライザーは113のように2次元のビットマップイメージを画像メモリー上に展開する。展開された画像データはカラープリンター107へ送られる。107には周知の電子写真方式やインクジェット記録方式の画像形成ユニット108が利用されており、これらを用いて用紙上に可視画像を形成してプリント出力される。画像メモリー中の画像データは画像形成ユニットを動作させるために必要な図示しない同期信号やクロック信号、あるいは特定の色成分信号の転送要求などと同期して転送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したような従来例において、出力に利用される画像形成ユニットについて考えてみると、種々の問題点が生じてくることが明かになっている。
【0006】
例えば、通常、カラープリンターはプリント出力上にカラー画像を形成するため、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)という、4色のトナー、またはインクを用いて、いわゆる減法混色の原理に基づいて画像形成を行う。一方、ホストコンピューターのアプリケーションが画像を表示する際にはカラーモニターを利用するのが普通であり、カラーモニターはレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)という加法混色の3原色を用いて色を表示する。従って文書を構成する文字や図形の色、あるいは写真などをスキャナーで読みこんでレイアウトした画像、などの色はすべてR,G,Bをある割合で混合した色として表現されている。
【0007】
すなわちラスタライザーはPDLとしてR,G,Bで定義されてホストコンピューターから転送されてくる色情報をなんらかの手段でC,M,Y,Kに変換した後、ビットマップイメージを生成してプリンターに送出する必要がある。ところがRGBをCMYKに変換する方法は一義的に決まっているものではなく、最適な変換方法というのはPDLで定義されている図形の属性によって異なってくる。例えば図17の例を参照すると、114の部分はスキャナーなどで読み込まれた自然画像、115は円形、長方形といった電子的に発生させたグラフィック画像、116は文字(TEXT)画像、といったそれぞれ異なる属性を持っている。
【0008】
ここで116のTEXTの色をR=G=B=0の黒色として定義してあった場合、これに対する最適なCMYK信号は8ビットの濃度信号で表すとC=M=Y=0、かつK=255となる。つまり黒い文字はプリンターの4色のトナーのうち黒トナーのみで再現するのが好ましい。一方114の自然画像の特定ピクセルの画素値がR=G=B=0であった場合、上記文字データと同様にC=M=Y=0、かつK=255に変換してしまうと、本来、自然画像中のもっとも濃度の高い部分を表現すべきなのが黒トナーのみで再現されるため、絶対濃度が不足してしまう。
【0009】
従って、この場合はC=M=Y=100、K=255といった値に変換して絶対濃度を高くした方が好ましい結果が得られる。このような問題を解決するため、ラスタライザーはCMYKへの変換を行わずRGBの値を用いてビットマップ画像に展開するようにし、画像形成ユニット側で送られてくるRGBのビットマップ画像中から周知の像域分離手法を用いて文字画像領域を検出し、検出された文字画像領域とそれ以外の領域とでRGBからCMYKへの変換方法を切り替えてCMYKデータを生成して出力する、という方法も考えられている。
【0010】
しかしこの場合、像域分離手法というものが文字領域を100%検出できるとは限らず、また自然画像領域の中にも誤って文字領域として検出してしまう場合もあるため、信頼性に欠けるという不具合がある。また、他の例として画像形成ユニットが2値のドットしか再現できないような場合も考えられる。この場合、ラスタライザーがY,M,C,Kの多値のビットマップイメージを画像メモリーに展開するのであるが、それを受け取った画像形成ユニットは誤差拡散法やディザ処理といった周知の2値化処理をおこなって多値画像信号を2値画像信号に変換した後プリント出力する、という構成となる。
【0011】
このとき、最適な2値化手法というものは画像の属性によって変わることになる。すなわち文字や図形などのグラフィックはディザのマトリックスサイズを小さくして解像度を重視した2値化が好ましいし、また写真のような自然画像はマトリックスサイズを大きくして階調再現性を重視した方が好ましい。また、この場合も画像メモリーから転送される多値のビットマップイメージに対し像域分離処理をおこなってディザマトリックスのサイズを適応的に切り替えるという方法も考えられるが、前述と同様の不具合を防止することはできない。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明においては、描画する画像の特性に対して適切な品質の画像処理を実行する画像処理システム及び画像処理方法を提供することを目的とする。
【0013】
上記課題を解決し、その目的を達成するべく、本発明にかかる画像処理システム及びその方法は主に以下の構成からなることを特徴とする。
【0014】
すなわち、本発明にかかる画像処理システムは、ホストコンピュータと、ラスタイメージプロセッサと、画像処理部と、を有する画像処理システムであって、
前記ホストコンピュータは、
ダイアログ画面を表示させ、前記ダイアログ画面を介して入力された指示により、カラーのビットマップは色属性として、RGB各色の色情報のレベルの差が所定のレベル以下の場合は白黒属性として、オブジェクトの画質を指定する指定手段と、
アプリケーションが生成した、画像を構成する要素が文字オブジェクトまたはグラフィックオブジェクトまたはビットマップオブジェクトであることを示す情報と、それぞれのオブジェクトの色情報と、を含むコマンドを出力する出力手段と、を有し、
前記ラスタイメージプロセッサは、
前記出力手段により出力された前記コマンドを画像形成ユニットで解釈可能な2次元ビットマップデータに変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された前記2次元ビットマップデータの各画素が前記文字オブジェクトまたは前記グラフィックオブジェクトから生成されたか、または前記ビットマップオブジェクトから生成されたかを示す情報と、前記2次元ビットマップデータの各画素がカラーであるか白黒であるかを示す情報と、を前記2次元のビットマップデータの各画素と対応づける属性マップを、前記指定手段の前記指定に従って作成する作成手段と、を有し、
前記画像処理部は、
前記属性マップに従って、前記変換手段により変換された前記2次元ビットマップデータを、画像形成ユニットで出力可能な画像データにするための画像処理を行う画像処理手段を有することを特徴とする。
【0015】
また、本発明にかかる画像処理方法は、ホストコンピュータと、ラスタイメージプロセッサと、画像処理部と、を有する画像処理システムで実行される画像処理方法であって、
前記ホストコンピュータで実行される工程は、
指定手段が、ダイアログ画面を表示させ、前記ダイアログ画面を介して入力された指示により、カラーのビットマップは色属性として、RGB各色の色情報のレベルの差が所定のレベル以下の場合は白黒属性として、オブジェクトの画質を指定する指定工程と、
出力手段が、アプリケーションにより生成された、画像を構成する要素が文字オブジェクトまたはグラフィックオブジェクトまたはビットマップオブジェクトであることを示す情報と、それぞれのオブジェクトの色情報と、を含むコマンドを出力する出力工程と、を有し、
前記ラスタイメージプロセッサで実行される工程は、
変換手段が、前記出力工程で出力された前記コマンドを画像形成ユニットで解釈可能な2次元ビットマップデータに変換する変換工程と、
作成手段が、前記変換工程で変換された前記2次元ビットマップデータの各画素が前記文字オブジェクトまたは前記グラフィックオブジェクトから生成されたか、または前記ビットマップオブジェクトから生成されたかを示す情報と、前記2次元ビットマップデータの各画素がカラーであるか白黒であるかを示す情報と、を前記2次元のビットマップデータの各画素と対応づける属性マップを、前記指定工程での前記指定に従って作成する作成工程と、を有し、
前記画像処理部で実行される工程は、
画像処理手段が、前記属性マップに従って、前記変換工程で変換された前記2次元ビットマップデータを、画像形成ユニットから出力する画像データにするための画像処理を行う画像処理工程を有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1に本発明にかかる画像処理システムを最もよく表すブロック図である。
【0018】
10は、ホストコンピュータ。11は、ホストコンピュータ内で用いられるワープロ、ドロー系のソフト、グラフィックのソフト等のアプリケーション、12は、アプリケーションから文字やグラフィックやBitmap画像をプリンタに出力する際にプリンタとのインターフェースを司るプリンタドライバ、13は、プリンタドライバを通した出力を展開して画像データにするためのラスターイメージプロセッサで、該13内には、ラスタライザ14及び画像データ15を記憶しておくための画像メモリ、及び属性マップメモリ16を含む。
【0019】
20は、属性マップにより高度な情報を付加するための外部処理手段であり、20で得られた結果に基づいて属性マップメモリ16は書き換えられる。
【0020】
17は、画像メモリに蓄えられた画像データをより高品質な画像にするため及び後述の画像形成ユニット19で出力可能な画像データにするための画像処理部である。18は、カラープリンタで、プリンタ18は、電子データである画像データを紙などの媒体にプリントするための画像形成ユニット19を含む。画像形成ユニット19は、電子写真方式のユニットであったり、インクジェットのユニットなどであり、画像形成ユニット19を通して最終的な出力結果を得る。
【0021】
属性マップについては、後で詳しく述べる。
【0022】
本実施形態では、カラープリンタ18として説明を進めるが、白黒プリンタでも容易に適用可能であることは言うまでもない。
【0023】
また、説明をわかりやすくするために、画像メモリ15と属性マップメモリ16を別々のブロックで書き表しているが、1つの記憶媒体に画像データおよび属性マップデータが読み出し可能なように記憶させておくことも可能である。
【0024】
アプリケーションで作成されるデジタル文書は、従来例で説明されたようにPDLというコマンド体系により表現されており、該コマンドは大きく分けて、3つのオブジェクトから構成される。1つは、文字オブジェクト、2つ目は、図形や自由曲線などのベクトルデータなどのグラフィックオブジェクト、3つ目は、スキャナーなどで写真や印刷物を読みとったものや画像データなどのBitmapオブジェクトである。
【0025】
オブジェクトは、文字であれば、どの文字であるかを識別するための文字コード、文字の形を定義したフォント、文字の大きさを現すサイズ情報、文字の色を現す色情報などのデータからなり、そのままでは、画像形成ユニットで解釈できる情報ではない。プリンタドライバ12は、プリンタとのインターフェースを司り、最終段である画像形成ユニット19で適正な画像が出力できるように同期をとるなどの役割をしながら、ラスタライザ13に文字、グラフィック、Bitmapなどのオブジェクトを現すコマンド列を送る。ラスタライザ14は、受け取ったコマンド列を画像形成ユニットで適正な解釈が可能な2次元のBitmapデータに変換すると同時に、本発明の特徴である属性マップを出力する。属性マップとは、各画素のもつ属性情報を各画素ごとに持たせて2次元の情報としたもので、属性マップメモリ16に、画素ごとの対応づけが該2次元画像データと該属性マップとで可能なように格納する。
【0026】
20は、属性マップをより高度な情報とするための外部処理手段で、本実施形態では、文字判定処理手段とする。
【0027】
図4は、属性マップのフォーマットの1例である。0bit目のみの1bit情報をもち、0bit目は、Bitmapフラグである。1ならBitmapオプジェクトから生成された画素、0ならvectorオブジェクトから生成された画素、つまり、文字またはグラフィック画像を示す。ラスタライザは、オブジェクトを2次元のBitmapデータに変換する際に、最終的に文字、グラフィック、自然画像のどのオブジェクトから生成されたのかを各画素ごとに判断して属性マップに2次元画像データと対応づけが可能なように格納する。
【0028】
図5は、各画素ごとに対応づけられた属性マップ情報の1例である。ビットマップオブジェクト上に文字オブジェクトである数字の“1”を重ねた画像を現している。2次元bitmapに変換する際に、属性マップのフォーマットにのっとって、各画素ごとにVector(文字もしくはグラフィックオブジェクト)で生成された画素であれば1、Bitmapオブジェクトであれば0を出力し、図5のような属性マップを生成する。
【0029】
ここで、図4とは、属性マップの情報が逆転していることに注意されたい。フォーマットの作り方次第で、図4のように、Bitmapなら1、Vector(文字 or グラフィック)なら0としてもよいし、図5のように、Bitmapなら0、Vector(文字 or グラフィック)なら1のようにしてもよい。
【0030】
属性マップは、各画素ごとに対応がつけられるように格納されれば、どのように構成されてもよい。例えば、図5のような属性マッププレーンとして、画像データは、画像メモリ15に記憶し、属性マップ情報は、属性マップメモリ16に記憶するように構成してもよいし、同じ記憶媒体に記憶するのであれば、図6の(A)のように、RGBの各プレーンに属性マップのプレーンを付加してやったり、図6の(B)のように、RGBデータが1画素内に構成される場合、各画素のRGBの情報に付加する形で埋め込んでもよい。また、データ量を増やさないように構成するために、図6(C)のように、RGB各プレーンのうちのいずれか1つの面もしくは複数の面の画素ごとの下位bitに属性マップ情報を埋め込むように構成したり、図6(D)のようにRGBデータが1画素内に構成される際に、各画素ごとのRED,GREEN,BLUE各8bitの情報のうちのいずれか1つもしくは複数の色情報の下位bitに属性マップを埋め込むように構成してもよい。
【0031】
この図6(D)では、BLUEの情報の8bitのうち、下位3bitに属性マップを埋め込んだ例を示している。
【0032】
(対応する図が無い部分の説明)
フォーマット解釈部105は、上記のように埋め込まれた属性マップ情報を取り出して、属性マップのフォーマットにのっとって、該画像メモリ104に蓄えられた画像データと該画像データに画素ごとに対応づけられた属性マップをもとに各画素の属性を判断し、該画像処理部106で、画像処理の切り替えを行い、画像の属性ごとに最適な画像処理を施す。
【0033】
例えば、属性マップの情報を用いると以下のようなことが可能になる。図17の例を参照すると、114の部分はスキャナーなどで読み込まれた自然画像、115は円形、長方形といった電子的に発生させたグラフィック画像、116は文字(TEXT)画像、といったそれぞれ異なる属性を持っている。
【0034】
ここで、画像形成ユニットが2値のドットしか再現できないような場合も考えられる。この場合、ラスタライザーがY,M,C,Kの多値のビットマップイメージを画像メモリーに展開するのであるが、それを受け取った画像形成ユニットは誤差拡散法やディザ処理といった周知の2値化処理をおこなって多値画像信号を2値画像信号に変換した後プリント出力する、という構成となる。このとき、やはり最適な2値化手法というものは画像の属性によって変わることになる。すなわち文字や図形などのグラフィックはディザのマトリックスサイズを小さくして解像度を重視した2値化が好ましいし、また写真のような自然画像はマトリックスサイズを大きくして階調再現性を重視した方が好ましい。
【0035】
本発明の属性マップ情報を用いて、図4のフォーマットにのっとると、116の文字画像、115のグラフィック画像は、属性マップの0bit目が0であり、114の自然画像(Bitmap)は、属性マップの0bit目が1の画素であるため、画素ごとに、自然画像と、文字画像、グラフィック画像の切り分けが簡単にできる。
【0036】
ただし、自然画像として属性マップに割り当てられるBitmapオブジェクトの中には、イメージスキャナ等の読み取りデバイスを用いて原稿から読み取られた画像で、写真や印刷物などのいわゆる自然画像の他に文字画像を読み取っている場合がある。この場合、今まで説明してきた属性マップによれば、全て一律に自然画像として情報を記憶してしまい、階調再現性を重視した2値化処理が全面に施されることになり、Bitmapオブジェクトに読み込まれてあった文字画像は、解像度が低く読み取りにくい画像となってしまう。
【0037】
図12は、イメージスキャナ等読み取りデバイスを用いて原稿から読み取られた画像内に文字画像が入っていた場合を想定した図である。図12の画像には、数字の“2”がbitmapオブジェクトのデータとして読み込まれているとする。図12の画像は、読み取り画像であるため、属性マップの0bit目は、図13のように全て1のBitmap属性であるとして作成される。本実施形態では、外部処理である文字判定手段を用いて文字画像領域を検出する。文字判定手段は、各画素ごとに文字部であるか、文字部以外であるかを判定するための手段で、既知の手法が様々に提案されており、本発明の本質と関係がないためここでは詳しい説明は省略する。
【0038】
文字判定手段により検出された文字画像領域は、属性マップの0bit目が1であったものを、属性マップの0bit目を0と書き換える。図14は、上記方法により書き換えられた属性マップデータである。数字の“2”を構成する画素が1から0に書き換えられていることがわかる。
【0039】
こうすることで、Bitmapオブジェクトが一律にBitmap属性になるわけではなく、Bitmapオブジェクトに含まれる文字画像データに関しては、文字あるいはグラフィックのVector属性をもたせるといったことが可能になる。このように、ラスタライザが展開する際に、属性マップを作成するだけでなく、外部処理の結果に応じて、1つ以上の属性マップデータが作成される、もしくは書き換えられることで、より高度な画像品質を実現可能なシステムが構築できる。
【0040】
属性マップで0bit目が0だったものには、図2のディザマトリクスを用いる。また、属性マップで0bit目が1だったものには、図3のディザマトリクスを用いる。ここで本実施形態で用いる多値データは8bit、0〜255レベルとして、図2、図3のディザマトリクスの各セルの閾値よりも各画素の多値データの値のほうが大きい場合、ドットをONして、各セルの閾値以下の場合ドットをOFFする。
【0041】
図2は、3x3のサイズのディザマトリクスであり、1画素を600dpiと仮定すると、200dpiの解像度で再現可能で、階調数は、10階調である。よって、階調数は少ないが、高解像に画像再現が可能である。図3は8x8のサイズのディザマトリクスであり、1画素を600dpiと仮定すると、75dpiであり、階調数は65階調である。低解像ながら、階調数が多く、自然画像を図2に比べて、高品貿に再現できる。このように属性マップにより、各画素ごとにディザマトリクスを切り替えることで、自然画像で階調性を保ちながら、文字やグラフィックは解像度の高く再現することが可能で、高品質な画像を提供することが可能になる。
【0042】
また、自然画像の中において、文字が存在した場合にも、上記のように属性マップを外部処理、すなわち文字判定手段によって書き換えることで、解像度を高く表現することができ、さらに高品質な画像を再現することができる。
【0043】
また、本実施形態では、既に作成されている属性マップを書き換えることで、本発明を実現するように構成したが、新たな属性マップ情報として、図11のように付加することも可能である。図11でbit0が1ならばbitmap(自然画像)で、0ならばvector(文字 or グラフィック)、bit1が1ならば、bitmap(自然画像)中の文字で、0ならばそれ以外を示す。
【0044】
本実施形態を説明するために、外部処理手段として、文字判定手段を用いて書かれているが、展開時に割り当てられる属性以外の情報を得られる外部処理であれば、他の処理手段でよいことはいうまでもない。
【0045】
(第2の実施形態)
図7(a)は、アプリケーションで作成された書類の1例であり、文字オブジェクト、グラフィックオブジェクト、自然画像オブジェクトがそれぞれ存在する。7−aは自然画像オブジェクトで、カラーのビットマップで作成されているが、白黒の文字の入った画像であったとする。7−bは自然画像オブジェクトで、カラーのビットマップで作成されており、白黒で出力されるべき画像でないとする。
【0046】
カラーのビットマップにおいては、白黒情報であった場合、RとGとBがほぼ同じくらいのレベルで表わされ、プリントする際にほぼ同じくらいのレベルのC,M,Yデータに変換され出力される。また、プリントアウトの際、RGBのデータは、CMYKの4色のデータに変換されることが多い。Kは黒のことで、いわゆるUCRと呼ばれる処理をもって生成される信号である。文字や線画像などで、黒い画像を生成する場合、CMYを組み合わせて黒データを生成すると、プリンタで各色によって画像の書き出す位置がずれて、色がにじんで見えてしまったり、色のバランスが悪く赤っぽい黒や青っぽい黒となり画質を著しく損ねてしまうことがある。また、黒でプリントすることでCMYの3色でプリントするよりもトナーの消費量を抑えるといったメリットもある。ただし、自然画像に黒でプリントされる割合が増えると彩度がおちた見栄えの悪い画像となってしまうといったデメリットがある。
【0047】
そこで、自然画像は、彩度よく出力するために黒を用いないでCMYの3色で構成されるような色変換処理を、文字、グラフィックなど、黒を品質のよい黒で再現したり色ずれの影響が少ないように再現するために黒の量を増やす色変換処理を用いることでより高品質な画像を得ることが可能となる。これは従来通りの属性マップを用いれば可能な処理である。
【0048】
しかし、7−aは、従来通りの属性マップの作成方法をとると、カラーでかつ自然画像であるといった属性が割り当てられる。自然画像であった場合、前述のように、彩度がおちた見栄えの悪い画像とならないようにCMYの3色で生成されるため、白黒の文字が書かれているのにも関わらず、黒の品質が悪く(赤っぽくなったり)、色ずれに対しても色がにじんでしまい画質が劣化するといった状態になってしまう。これを防ぐために、本実施形態では、図8のように画像処理システムを構成する。
【0049】
10は、ホストコンピュータ。11は、ホストコンピュータ内で用いられるワープロ、ドロー系のソフト、グラフィックのソフト等のアプリケーション、12は、アプリケーションから文字やグラフィックやBitmap画像をプリンタに出力する際にプリンタとのインターフェースを司るプリンタドライバ、13は、プリンタドライバを通した出力を展開して画像データにするためのラスターイメージプロセッサで、13内には、14ラスタライザ及び15画像データを記憶しておくための画像メモリ、及び16属性マップメモリを含む。
【0050】
21は、操作者が欲する属性マップとなるように指定するための属性マップ指定手段であり、21で指示された結果に基づいて16属性マップメモリは書き換えられる。17は、画像メモリに蓄えられた画像データをより高品質な画像にするため及び後述の19画像形成ユニットで出力可能な画像データにするための画像処理部、18は、カラープリンタで、18プリンタは、電子データである画像データを紙などの媒体にプリントするための19画像形成ユニットを含む。19画像形成ユニットは、電子写真方式のユニットであったり、インクジェットのユニットなどであり、19画像形成ユニットを通して最終的な出力結果を得る。
【0051】
図15は、本実施形態で用いる属性マップのフォーマットである。
【0052】
bit0が0ならVector属性(文字、グラフィックオブジェクト)、1ならBitmap属性(Bitmapオブジェクト(自然画像))であり、bit1が0なら白黒画像、1ならカラー画像の属性を表わしている。
【0053】
操作者者は、属性マップ指定手段21を用いて指定する。
【0054】
図7(b)は、属性マップ指定手段21を実現するためにホストコンピュータに実装したプログラムの対話的な画面の1例である。図7(b)では、図7(a)の7−aに対応する部分をマウスなどのポインティングデバイスを用いて指定して選択し、7−aが反転表示されている。ポップアップされたダイアログが表示され、属性マップは、Bitmap属性でかつカラー属性であると指定されている。
【0055】
図9は、図7(b)のダイアログだけ抜き出した図である。マウスなどでbit1を白黒に指定してOKをクリックすることで、、図8の属性マップ16の情報を書き換えて、図7(a)の7−aはbit0が1、bit1が0すなわちBitmap属性かつ白黒属性にすることができる。7−bは、何も指定せず、Bitmap属性かつカラー属性のままにしておくとすると、7−aは、白黒ということで、黒の信号に置きかえられ、色ずれすることなく高品質な黒画像として出力され、7−bは、カラーのビットマップとして彩度の高い高品質な画像として出力することが可能になる。
【0056】
操作者からの指定は、以下のようにプリンタドライバに指定することでも実現できる。
【0057】
プリンタドライバから属性マップの作成方法を指定するための1例を図10に示す。
【0058】
図10は、プリンタドライバで属性マップの作成方法を指定するためのダイアログを起動した図で、上の項目が指定されれば、カラービットマップは全て色属性として、UCRのないCMY3色で生成され、真ん中の項目が指定されれば、RGBの各色の差が10レベル以下の場合黒属性で置き換えるように生成される。また下の項目が指定されればデフォルトモードとして、予め定められたUCRを用いて処理をする。操作者は、プリンタドライバからこれらのうちのどれかを指定することで、好みの画質を得ることが可能となる。
【0059】
このように、属性マップを操作者が指定する手段を備えることで、より自由度が高く高度な画像処理方法の切り替えが可能となり、高品質な画像を提供することができる。
【0060】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0061】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0062】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0063】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先の説明に対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、画像を構成する個々の要素の属性を定義するためのコマンドに基づく属性マップとしてのビットマップイメージに、コマンド以外の外部の画像処理信号を反映して、印刷するべき画像に適した画質を定義する属性マップを生成して画像処理を行なうことを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を最もよく表わす画像処理システムのブロック図である。
【図2】実施形態1の説明に用いられるディザマトリクスの1例である。
【図3】実施形態1の説明に用いられるディザマトリクスの1例である。
【図4】実施形態1の説明に用いられる属性マップのフォーマットの1例である。
【図5】実施形態1の説明に用いられる属性マップの1例である。
【図6】画像データと属性マップ情報を同じ記憶媒体に記憶する場合の属性マップの格納方法の例である。
【図7】図7(a)は第2の実施形態を説明するためのアプリケーションで作成された書類の図であり、図7(b)は第2の実施形態で属性マップの指定方法を説明するための図である。
【図8】第2の実施形態を最もよく表わす画像処理システムのブロック図である。
【図9】第2の実施形態で属性マップの指定方法を説明するための図である。
【図10】第2の実施形態でプリンタドライバから属性マップを指定する方法を示した図である。
【図11】第1の実施形態で属性マップを外部からの信号で情報を付加した例を示した図である。
【図12】第1の実施形態の説明に用いられる読み取り画像を示した図である。
【図13】図12の属性マップを示した図である。
【図14】第1の実施形態での効果により、図12の属性マップを書き換えた後の属性マップを示した図である。
【図15】本実施形態で用いる属性マップのフォーマットである。
【図16】従来技術を説明するための図である。
【図17】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ
11 アプリケーション
12 プリンタドライバ
13 ラスターイメージプロセッサ
14 ラスタラーザー
15 画像メモリ−
16 属性マップメモリー
17 画像処理部
19 画像形成ユニット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image processing method and an image processing system for improving the quality of an output image when image data is digitally generated and printed out.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, such a system as shown in FIG. 16 is known. This shows a general configuration of a system that uses a
[0003]
The digital document is usually represented as a set of command data representing figures, characters, etc. constituting one page, and these commands are sent to 103. A series of commands constituting the screen is expressed as a language system called PDL (page description language), and GDI (R) and PS (R) (postscript) are well known as typical examples of PDL. The
[0004]
The document image 111 displayed on the host computer is sent as a
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional example described above, it is clear that various problems arise when the image forming unit used for output is considered.
[0006]
For example, in general, a color printer uses a four-color toner or ink of cyan (C), magenta (M), yellow (Y), and black (K) to form a color image on a print output. Image formation is performed based on the so-called subtractive color mixing principle. On the other hand, when a host computer application displays an image, it is common to use a color monitor. The color monitor uses three additive primary colors of red (R), green (G), and blue (B). Display the color. Accordingly, the colors of characters and graphics constituting the document, or the image obtained by reading out a photograph or the like with a scanner and the like are all expressed as colors in which R, G, and B are mixed at a certain ratio.
[0007]
In other words, the rasterizer defines PDL as R, G, B and converts the color information transferred from the host computer into C, M, Y, K by some means, then generates a bitmap image and sends it to the printer There is a need to. However, the method of converting RGB to CMYK is not uniquely determined, and the optimum conversion method differs depending on the graphic attributes defined in PDL. For example, referring to the example of FIG. 17, the
[0008]
If the 116 TEXT colors are defined as black with R = G = B = 0, the optimal CMYK signal for this is expressed as an 8-bit density signal, C = M = Y = 0, and K = 255. That is, it is preferable to reproduce black characters using only black toner among the four colors of toner of the printer. On the other hand, if the pixel value of a specific pixel of the
[0009]
Therefore, in this case, it is preferable that the absolute density is increased by converting into values such as C = M = Y = 100 and K = 255. In order to solve such a problem, the rasterizer develops a bitmap image using RGB values without performing conversion to CMYK, and from among the RGB bitmap images sent on the image forming unit side. A method of detecting a character image region using a known image region separation method, and generating and outputting CMYK data by switching a conversion method from RGB to CMYK in the detected character image region and other regions. Is also considered.
[0010]
However, in this case, the image area separation method is not always capable of detecting 100% of the character area, and may be detected as a character area by mistake in the natural image area. There is a bug. As another example, there may be a case where the image forming unit can reproduce only binary dots. In this case, the rasterizer develops a multi-value bitmap image of Y, M, C, and K in an image memory. The image forming unit that receives the raster image is a well-known binarization method such as an error diffusion method or a dither process. The multi-valued image signal is converted into a binary image signal after processing, and then printed out.
[0011]
At this time, the optimum binarization method changes depending on the attribute of the image. In other words, graphics such as characters and figures are preferably binarized by reducing the dither matrix size and emphasizing resolution. For natural images such as photographs, it is better to increase the matrix size and emphasize tone reproducibility. preferable. Also in this case, a method of adaptively switching the dither matrix size by performing image area separation processing on the multi-valued bitmap image transferred from the image memory is possible, but the same problem as described above is prevented. It is not possible.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
Accordingly, an object of the present invention is to provide an image processing system and an image processing method for executing image processing with appropriate quality for the characteristics of an image to be drawn.
[0013]
In order to solve the above problems and achieve the object, an image processing system and method according to the present invention are mainly characterized by the following configurations.
[0014]
That is,An image processing system according to the present invention includes a host computer, a raster image processor, and an image processing unit.An image processing system,
The host computer
A dialog screen is displayed, and according to an instruction input via the dialog screen, the color bitmap is set as a color attribute, and when the level difference of the color information of each RGB color is equal to or less than a predetermined level, the color bitmap is set as A designation means for designating image quality;
Application generated,Configure the imageEssentialElementaryContains information indicating that is a text object, graphic object, or bitmap object, and color information for each objectcommandOutput means for outputting
The raster image processor
Conversion means for converting the command output by the output means into two-dimensional bitmap data interpretable by an image forming unit;
Information indicating whether each pixel of the two-dimensional bitmap data converted by the conversion means is generated from the character object or the graphic object, or generated from the bitmap object; and the two-dimensional bitmap data Creation means for creating information indicating whether each pixel is color or black and white, and an attribute map that associates each pixel of the two-dimensional bitmap data with the designation of the designation means; ,
The image processing unit
In accordance with the attribute map, the image processing means performs image processing for converting the two-dimensional bitmap data converted by the conversion means into image data that can be output by an image forming unit.It is characterized by that.
[0015]
Also,An image processing method according to the present invention is executed by an image processing system having a host computer, a raster image processor, and an image processing unit.An image processing method comprising:
The steps executed by the host computer include
The designation unit displays a dialog screen, and according to an instruction input via the dialog screen, the color bitmap has a color attribute, and if the difference in the level of color information of each RGB color is equal to or less than a predetermined level, the monochrome attribute As a specification process to specify the image quality of the object,
The output means is generated by the application,Configure the imageEssentialElementaryContains information indicating that is a text object, graphic object, or bitmap object, and color information for each objectcommandAn output process for outputting
The steps executed by the raster image processor include:
A converting step for converting the command output in the output step into two-dimensional bitmap data interpretable by an image forming unit;
Information indicating whether each pixel of the two-dimensional bitmap data converted in the conversion step is generated from the character object or the graphic object, or generated from the bitmap object; A creation step of creating an attribute map that associates each pixel of the bitmap data with color or black and white and each pixel of the two-dimensional bitmap data according to the designation in the designation step And having
The steps executed by the image processing unit are:
The image processing means includes an image processing step for performing image processing for converting the two-dimensional bitmap data converted in the conversion step into image data output from the image forming unit according to the attribute map.It is characterized by that.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
FIG. 1 is a block diagram that best represents an image processing system according to the present invention.
[0018]
10 is a host computer.
[0019]
[0020]
[0021]
The attribute map will be described in detail later.
[0022]
In the present embodiment, the description will be made as the color printer 18, but it goes without saying that the present invention can be easily applied to a monochrome printer.
[0023]
Further, for easy understanding, the
[0024]
A digital document created by an application is expressed by a command system called PDL as described in the conventional example, and the command is roughly composed of three objects. One is a character object, the second is a graphic object such as vector data such as a figure or a free curve, and the third is a Bitmap object such as a photograph or printed matter read by a scanner or image data.
[0025]
If an object is a character, it consists of data such as a character code to identify which character it is, a font that defines the character shape, size information that represents the size of the character, and color information that represents the color of the character. As it is, the information cannot be interpreted by the image forming unit. The
[0026]
[0027]
FIG. 4 is an example of an attribute map format. It has 1-bit information of only the 0th bit, and the 0th bit is a Bitmap flag. 1 indicates a pixel generated from a Bitmap object, and 0 indicates a pixel generated from a vector object, that is, a character or graphic image. When converting an object into 2D Bitmap data, the rasterizer determines for each pixel whether it was finally generated from a character, graphic, or natural image object, and corresponds to the 2D image data in the attribute map. Store it so that it can be attached.
[0028]
FIG. 5 is an example of attribute map information associated with each pixel. An image in which the number “1”, which is a character object, is superimposed on the bitmap object is shown. When converting to a two-dimensional bitmap, according to the format of the attribute map, 1 is output for each pixel generated by a Vector (character or graphic object) for each pixel, and 0 is output for a Bitmap object. Generate an attribute map like
[0029]
Here, it should be noted that the attribute map information is reversed from FIG. Depending on how to create the format, as shown in Fig. 4, it may be 1 for Bitmap, 0 for Vector (character or graphic), or 0 for Bitmap and 1 for Vector (character or graphic) as shown in Fig. 5. May be.
[0030]
The attribute map may be configured in any way as long as the attribute map is stored so as to be associated with each pixel. For example, as an attribute map plane as shown in FIG. 5, the image data may be stored in the
[0031]
FIG. 6D shows an example in which an attribute map is embedded in the lower 3 bits of 8 bits of BLUE information.
[0032]
(Explanation of the part without corresponding figure)
The format interpreter 105 extracts the attribute map information embedded as described above, and associates the image data stored in the
[0033]
For example, the use of attribute map information enables the following. Referring to the example of FIG. 17, the
[0034]
Here, there may be a case where the image forming unit can reproduce only binary dots. In this case, the rasterizer develops a multi-value bitmap image of Y, M, C, and K in an image memory. The image forming unit that receives the raster image is a well-known binarization method such as an error diffusion method or a dither process. The multi-valued image signal is converted into a binary image signal after processing, and then printed out. At this time, the optimum binarization method also changes depending on the attribute of the image. In other words, graphics such as characters and figures are preferably binarized by reducing the dither matrix size and emphasizing resolution. For natural images such as photographs, it is better to increase the matrix size and emphasize tone reproducibility. preferable.
[0035]
According to the format of FIG. 4 using the attribute map information of the present invention, the
[0036]
However, among the Bitmap objects that are assigned to the attribute map as natural images, images that are read from the original using a reading device such as an image scanner can read character images in addition to so-called natural images such as photographs and printed materials. There may be. In this case, according to the attribute map described so far, all the information is uniformly stored as a natural image, and binarization processing with an emphasis on gradation reproducibility is performed on the entire surface, so that the Bitmap object The character image read in is an image with low resolution and difficult to read.
[0037]
FIG. 12 is a diagram assuming a case where a character image is included in an image read from a document using a reading device such as an image scanner. It is assumed that the number “2” is read as data of the bitmap object in the image of FIG. Since the image in FIG. 12 is a read image, the 0th bit of the attribute map is created assuming that all Bitmap attributes are as shown in FIG. In the present embodiment, the character image area is detected by using character determination means that is an external process. The character determination means is a means for determining whether each pixel is a character portion or other than a character portion. Various known methods have been proposed and are not related to the essence of the present invention. Then, detailed explanation is omitted.
[0038]
In the character image area detected by the character determination unit, the 0th bit of the attribute map is rewritten as 0 by replacing the 0th bit of the attribute map with 1. FIG. 14 shows attribute map data rewritten by the above method. It can be seen that the pixels constituting the number “2” have been rewritten from 1 to 0.
[0039]
By doing so, the Bitmap object does not have the Bitmap attribute uniformly, and the character image data included in the Bitmap object can have a character attribute or a graphic Vector attribute. In this way, when the rasterizer is expanded, not only an attribute map is created, but also one or more attribute map data is created or rewritten according to the result of external processing, thereby enabling a more advanced image. A system that can realize quality can be constructed.
[0040]
The dither matrix shown in FIG. 2 is used when the 0th bit of the attribute map is 0. Further, the dither matrix shown in FIG. 3 is used for the attribute map in which the 0th bit is 1. Here, the multi-value data used in this embodiment is 8 bits, 0 to 255 level, and when the value of the multi-value data of each pixel is larger than the threshold value of each cell of the dither matrix in FIGS. Then, if it is less than the threshold value of each cell, the dot is turned off.
[0041]
FIG. 2 is a dither matrix having a size of 3 × 3. If one pixel is assumed to be 600 dpi, it can be reproduced with a resolution of 200 dpi, and the number of gradations is 10. Therefore, although the number of gradations is small, high-resolution image reproduction is possible. FIG. 3 shows a dither matrix having a size of 8 × 8. If one pixel is assumed to be 600 dpi, the dither matrix is 75 dpi, and the number of gradations is 65 gradations. Although the resolution is low, the number of gradations is large, and natural images can be reproduced with high quality compared to FIG. In this way, by switching the dither matrix for each pixel by the attribute map, it is possible to reproduce characters and graphics with high resolution while maintaining gradation in natural images, and provide high-quality images Is possible.
[0042]
In addition, even when characters exist in a natural image, the attribute map can be rewritten by external processing, that is, character determination means as described above, so that the resolution can be expressed higher, and a higher quality image can be obtained. Can be reproduced.
[0043]
In the present embodiment, the present invention is realized by rewriting an already created attribute map. However, new attribute map information can be added as shown in FIG. In FIG. 11, if bit0 is 1, it indicates a bitmap (natural image), if it is 0, it indicates a vector (character or graphic), and if bit1 is 1, it indicates a character in the bitmap (natural image).
[0044]
In order to explain the present embodiment, the character determination means is written as the external processing means, but other processing means may be used as long as the external processing can obtain information other than the attribute assigned at the time of expansion. Needless to say.
[0045]
(Second Embodiment)
FIG. 7A is an example of a document created by an application, and there are a character object, a graphic object, and a natural image object. Reference numeral 7-a denotes a natural image object, which is created with a color bitmap, but is an image containing black and white characters. Reference numeral 7-b denotes a natural image object, which is created by a color bitmap and is not an image to be output in black and white.
[0046]
In the color bitmap, when black and white information is used, R, G, and B are represented at approximately the same level, and are converted to C, M, and Y data at approximately the same level when printed. Is done. Further, RGB data is often converted into CMYK four-color data at the time of printout. K is black and is a signal generated by a process called UCR. When generating a black image using characters, line images, etc., if CMY is combined to generate black data, the position where the image is written out by the printer will be misaligned and the color may appear blurred, or the color balance will be poor. It may become reddish black or bluish black, and the image quality may be significantly impaired. In addition, there is an advantage that printing in black suppresses toner consumption compared to printing in three colors of CMY. However, there is a demerit that if the ratio of printing in black on a natural image increases, the image will look poor with low saturation.
[0047]
Therefore, in order to output natural images with high saturation, color conversion processing that consists of three colors of CMY without using black is used to reproduce black or black with high quality such as characters and graphics. It is possible to obtain a higher quality image by using a color conversion process that increases the amount of black in order to reproduce the image so as to reduce the influence of the image. This is a process that is possible using a conventional attribute map.
[0048]
However, 7-a is assigned an attribute such as a color and a natural image when the conventional attribute map creation method is employed. In the case of a natural image, as described above, it is generated in three colors of CMY so that it does not become a poor-looking image with reduced saturation, so black and white characters are written in spite of black and white characters being written. The quality of the image is poor (redish), and the color blurs due to the color shift and the image quality deteriorates. In order to prevent this, in this embodiment, an image processing system is configured as shown in FIG.
[0049]
10 is a host computer.
[0050]
[0051]
FIG. 15 shows the format of the attribute map used in this embodiment.
[0052]
If bit0 is 0, it indicates the Vector attribute (character, graphic object), if it is 1, it indicates the Bitmap attribute (Bitmap object (natural image)), and if bit1 is 0, it indicates the monochrome image attribute.
[0053]
The operator designates using the attribute map designation means 21.
[0054]
FIG. 7B is an example of an interactive screen of a program installed on the host computer in order to realize the attribute
[0055]
FIG. 9 shows only the dialog shown in FIG. 7B. By designating bit1 to black and white with a mouse or the like and clicking OK, the information in the
[0056]
The designation from the operator can also be realized by designating to the printer driver as follows.
[0057]
An example for designating a method for creating an attribute map from the printer driver is shown in FIG.
[0058]
FIG. 10 is a diagram in which a dialog for specifying an attribute map creation method in the printer driver is activated. If the above items are specified, all color bitmaps are generated as CMY three colors without UCR as color attributes. If the middle item is designated, it is generated so as to be replaced with a black attribute when the difference between the RGB colors is 10 levels or less. If the lower item is designated, processing is performed using a predetermined UCR as a default mode. The operator can obtain desired image quality by designating any of these from the printer driver.
[0059]
As described above, by providing the means for the operator to specify the attribute map, it is possible to switch the image processing method with a higher degree of freedom and to provide a high-quality image.
[0060]
[Other Embodiments]
Note that the present invention can be applied to a system including a plurality of devices (for example, a host computer, an interface device, a reader, and a printer), and a device (for example, a copying machine and a facsimile device) including a single device. You may apply to.
[0061]
Another object of the present invention is to supply a storage medium (or recording medium) in which a program code of software that realizes the functions of the above-described embodiments is recorded to a system or apparatus, and the computer (or CPU or CPU) of the system or apparatus. Needless to say, this can also be achieved by the MPU) reading and executing the program code stored in the storage medium. In this case, the program code itself read from the storage medium realizes the functions of the above-described embodiments, and the storage medium storing the program code constitutes the present invention. Further, by executing the program code read by the computer, not only the functions of the above-described embodiments are realized, but also an operating system (OS) running on the computer based on the instruction of the program code. It goes without saying that a case where the function of the above-described embodiment is realized by performing part or all of the actual processing and the processing is included.
[0062]
Furthermore, after the program code read from the storage medium is written into a memory provided in a function expansion card inserted into the computer or a function expansion unit connected to the computer, the function is determined based on the instruction of the program code. It goes without saying that the CPU or the like provided in the expansion card or the function expansion unit performs part or all of the actual processing and the functions of the above-described embodiments are realized by the processing.
[0063]
When the present invention is applied to the above-described storage medium, the program code corresponding to the above description is stored in the storage medium.
[0064]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, an external image processing signal other than the command is reflected in the bitmap image as the attribute map based on the command for defining the attribute of each element constituting the image, It is possible to generate an attribute map that defines image quality suitable for an image to be printed and to perform image processing.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of an image processing system that best represents the present invention.
FIG. 2 is an example of a dither matrix used in the description of the first embodiment.
FIG. 3 is an example of a dither matrix used in the description of the first embodiment.
FIG. 4 is an example of an attribute map format used in the description of the first embodiment.
FIG. 5 is an example of an attribute map used for explaining the first embodiment.
FIG. 6 is an example of an attribute map storage method when image data and attribute map information are stored in the same storage medium.
FIG. 7A is a diagram of a document created by an application for explaining the second embodiment, and FIG. 7B is a diagram for explaining a method for specifying an attribute map in the second embodiment. It is a figure for doing.
FIG. 8 is a block diagram of an image processing system that best represents the second embodiment.
FIG. 9 is a diagram for explaining a method for specifying an attribute map in the second embodiment;
FIG. 10 is a diagram illustrating a method for designating an attribute map from a printer driver in the second embodiment.
FIG. 11 is a diagram illustrating an example in which information is added to the attribute map using an external signal in the first embodiment.
FIG. 12 is a view showing a read image used for explaining the first embodiment.
13 is a diagram showing the attribute map of FIG. 12. FIG.
FIG. 14 is a diagram showing an attribute map after rewriting the attribute map of FIG. 12 due to the effect of the first embodiment.
FIG. 15 is a format of an attribute map used in the present embodiment.
FIG. 16 is a diagram for explaining a conventional technique.
FIG. 17 is a diagram for explaining a conventional technique.
[Explanation of symbols]
10 Host computer
11 Application
12 Printer driver
13 Raster image processor
14 Raster Laser
15 Image memory
16 Attribute map memory
17 Image processing section
19 Image forming unit
Claims (2)
前記ホストコンピュータは、
ダイアログ画面を表示させ、前記ダイアログ画面を介して入力された指示により、カラーのビットマップは色属性として、RGB各色の色情報のレベルの差が所定のレベル以下の場合は白黒属性として、オブジェクトの画質を指定する指定手段と、
アプリケーションが生成した、画像を構成する要素が文字オブジェクトまたはグラフィックオブジェクトまたはビットマップオブジェクトであることを示す情報と、それぞれのオブジェクトの色情報と、を含むコマンドを出力する出力手段と、を有し、
前記ラスタイメージプロセッサは、
前記出力手段により出力された前記コマンドを画像形成ユニットで解釈可能な2次元ビットマップデータに変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された前記2次元ビットマップデータの各画素が前記文字オブジェクトまたは前記グラフィックオブジェクトから生成されたか、または前記ビットマップオブジェクトから生成されたかを示す情報と、前記2次元ビットマップデータの各画素がカラーであるか白黒であるかを示す情報と、を前記2次元のビットマップデータの各画素と対応づける属性マップを、前記指定手段の前記指定に従って作成する作成手段と、を有し、
前記画像処理部は、
前記属性マップに従って、前記変換手段により変換された前記2次元ビットマップデータを、画像形成ユニットで出力可能な画像データにするための画像処理を行う画像処理手段を有する
ことを特徴とする画像処理システム。 And a host computer, an image processing system comprising a raster image processor, an image processing unit, a
The host computer
A dialog screen is displayed, and according to an instruction input via the dialog screen, the color bitmap is set as a color attribute, and when the level difference of the color information of each RGB color is equal to or less than a predetermined level, the color bitmap is set as A designation means for designating image quality;
Yes application generates, and information indicating that elements that make up an image is a character object or graphic object or bitmap objects, and color information for each object, and an output means for outputting a command including the And
The raster image processor
Conversion means for converting the command output by the output means into two-dimensional bitmap data interpretable by an image forming unit;
Information indicating whether each pixel of the two-dimensional bitmap data converted by the conversion means is generated from the character object or the graphic object, or generated from the bitmap object; and the two-dimensional bitmap data Creation means for creating information indicating whether each pixel is color or black and white, and an attribute map that associates each pixel of the two-dimensional bitmap data with the designation of the designation means; ,
The image processing unit
An image processing system comprising image processing means for performing image processing for converting the two-dimensional bitmap data converted by the conversion means into image data that can be output by an image forming unit in accordance with the attribute map. .
前記ホストコンピュータで実行される工程は、
指定手段が、ダイアログ画面を表示させ、前記ダイアログ画面を介して入力された指示により、カラーのビットマップは色属性として、RGB各色の色情報のレベルの差が所定のレベル以下の場合は白黒属性として、オブジェクトの画質を指定する指定工程と、
出力手段が、アプリケーションにより生成された、画像を構成する要素が文字オブジェクトまたはグラフィックオブジェクトまたはビットマップオブジェクトであることを示す情報と、それぞれのオブジェクトの色情報と、を含むコマンドを出力する出力工程と、を有し、
前記ラスタイメージプロセッサで実行される工程は、
変換手段が、前記出力工程で出力された前記コマンドを画像形成ユニットで解釈可能な2次元ビットマップデータに変換する変換工程と、
作成手段が、前記変換工程で変換された前記2次元ビットマップデータの各画素が前記文字オブジェクトまたは前記グラフィックオブジェクトから生成されたか、または前記ビットマップオブジェクトから生成されたかを示す情報と、前記2次元ビットマップデータの各画素がカラーであるか白黒であるかを示す情報と、を前記2次元のビットマップデータの各画素と対応づける属性マップを、前記指定工程での前記指定に従って作成する作成工程と、を有し、
前記画像処理部で実行される工程は、
画像処理手段が、前記属性マップに従って、前記変換工程で変換された前記2次元ビットマップデータを、画像形成ユニットから出力する画像データにするための画像処理を行う画像処理工程を有する
ことを特徴とする画像処理方法。 An image processing method executed by an image processing system having a host computer, a raster image processor, and an image processing unit ,
The steps executed by the host computer include
The designation unit displays a dialog screen, and according to an instruction input via the dialog screen, the color bitmap has a color attribute, and if the difference in the level of color information of each RGB color is equal to or less than a predetermined level, the monochrome attribute As a specification process to specify the image quality of the object,
Output means, is generated by the application, and outputs information indicating that elements that make up an image is a character object or graphic object or bitmap objects, and color information for each object, the command including an output And having a process
The steps executed by the raster image processor include:
A converting step for converting the command output in the output step into two-dimensional bitmap data interpretable by an image forming unit;
Information indicating whether each pixel of the two-dimensional bitmap data converted in the conversion step is generated from the character object or the graphic object, or generated from the bitmap object; A creation step of creating an attribute map that associates each pixel of the bitmap data with color or black and white and each pixel of the two-dimensional bitmap data according to the designation in the designation step And having
The steps executed by the image processing unit are:
The image processing means includes an image processing step for performing image processing for converting the two-dimensional bitmap data converted in the conversion step into image data output from an image forming unit according to the attribute map. Image processing method.
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