JP4505963B2 - 膜分離装置の設計方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、精密濾過(MF)膜分離装置、限外濾過(UF)膜分離装置、逆浸透(RO)膜分離装置などの膜分離装置の設計方法に関する。詳しくは膜モジュールを並列設置した膜ユニットを有する膜分離装置の設計方法であって、この膜モジュール及び膜ユニットの数が適切に選定された膜分離装置の設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
膜分離装置に用いられる膜モジュールとして、集水管の外周に分離膜を巻回したスパイラル型膜モジュールがある。
【0003】
図4は従来のスパイラル型膜モジュールの構造を示す一部分解斜視図である。
【0004】
集水管1の外周に複数の袋状の分離膜2がメッシュスペーサ3を介して巻回されている。
【0005】
集水管1には管内外を連通するスリット状開口が穿設されている。分離膜2は袋状のものであり、その中央部が集水管1をくるんでいる。この袋状分離膜2の内部にはメッシュスペーサ等よりなる流路材4が挿入されており、この袋状分離膜(袋状膜)2の内部が透過水流路となっている。
【0006】
袋状膜2の巻回体5の両端にトップリング6とエンドリング7とが設けられ、その外周にブラインシール8が周設されている。
【0007】
原水は、巻回体5の前端面から袋状膜2同士の間の原水流路に流入し、そのまま巻回体5の長手方向に流れ、巻回体5の後端面から濃縮水として流出する。この原水流路を流れる間に水が袋状膜2を透過してその内部に入り、集水管1内に流入し、該集水管1の後端側からモジュール外に取り出される。
【0008】
上記従来のスパイラル型膜モジュールには、次のような解決すべき課題があった。
▲1▼ 集水管1内の透過水流量を多くするためには該集水管1を大径化する必要があるが、そのようにするとスパイラル型膜モジュールの径も大きくなってしまう。
▲2▼ 袋状膜2内に透過してきた透過水は、該袋状膜2内をスパイラル状に回りながら集水管1まで流れるため、袋状膜2内の流通抵抗が大きい。しかも、袋状膜2内から集水管1に流れ込む集水管スリット部付近での流通抵抗も大きい。
▲3▼ 原水流路を流れる原水流量は、下流側になるほど減少する。(原水が濃縮される分だけ原水流量が減る。)このため、原水流路下流域では原水流速が小さくなり、汚れが付着し易くなる。
【0009】
本発明者は、上記従来の問題点を解決し、集水管が不要であり、透過水流通抵抗が小さいスパイラル型膜モジュールとして、袋状膜をシャフトに巻回して巻回体とし、該巻回体の一端面から原水が供給され、透過水が巻回体の他端面から取り出されるようにしたスパイラル型膜モジュールを特開平10−272342号等にて提案している。
【0010】
図5〜8は同号公報に記載のスパイラル型膜モジュールを示すものであり、図5(a)はスパイラル型膜モジュールの袋状膜及び該袋状膜が巻き付けられるシャフトの斜視図、図5(b),(c)はそれぞれ図5(a)のB−B線、C−C線に沿う断面図である。図6はシャフトの周りに袋状膜を巻き付ける方法を示す断面図、図7は巻回体とソケットとの係合関係を示す斜視図、図8はスパイラル型膜モジュールの側面図である。
【0011】
この袋状膜10は、正方形又は長方形状のものであり、第1の辺部11、第2の辺部12、第3の辺部13及び第4の辺部14を有している。この袋状膜10は、長い一枚の分離膜フィルムを第2の辺部12の部分で二つに折り返し、第1の辺部11及び第3の辺部13において折り重なった分離膜フィルム同士を接着剤等によって接着し、第4の辺部14の一部については接着を行うことなく開放部とした袋状のものである。
【0012】
第4の辺部14の途中から第3の辺部13にかけて袋状膜10の分離膜フィルム同士が接着されておらず、透過水流出用の開放部30となっている。また、この第4の辺部14の該途中から第1の辺部11にかけては、袋状膜10の分離膜フィルム同士が接着されており、透過水の流出を阻止する閉鎖部31となっている。
【0013】
この袋状の膜10内に透過水流路材(例えばメッシュスペーサ等よりなる。)15が挿入配置されている。なお、袋状膜10としては、長い一枚のフィルムを第2の辺部12部分で二つに折り返したものに限らず、二枚の分離膜フィルムを重ね合わせ、第1の辺部11、第2の辺部12、第3の辺部13及び第4の辺部14の一部を接着するようにしたものであっても良い。
【0014】
この袋状膜10の一方の面には、接着剤16が付着されると共に他方の面には接着剤17,18が付着され、この袋状膜10がシャフト20の周りに巻き付けられる。接着剤16は第1の辺部11に沿って付着され、接着剤17は第3の辺部13に沿って付着されている。接着剤18は第4の辺部14の長手方向の前記途中箇所から第3の辺部13にかけて、透過水流出用の開放部30に沿って付着されている。
【0015】
複数枚の袋状膜10をシャフト20の周囲に巻き付けることにより、重なり合った袋状膜10同士は接着剤17,18の部分において水密的に接合される。これにより、袋状膜10,10同士の間には原水(及び濃縮水)が流れる原水流路が構成される。接着剤18が硬化することにより、巻回体の後端面には、内周側に原水(濃縮水)の流出用の開放部が形成され、外周側に原水流出阻止用の閉鎖部が形成される。
【0016】
第4の辺部14のうち透過水流出用の開放部30と透過水流出阻止用の閉鎖部31との境界部分から、巻回体の後方に向ってフィン19が延設されている。このフィン19は、例えば合成樹脂フィルム又はシートよりなり、袋状膜10に対し接着等により接合されるのが好ましい。
【0017】
袋状膜10をシャフト20の周りに図6の如く原水流路材(メッシュスペーサ)29を介して巻き付けることにより、図7に示すように巻回体24が形成される。この巻回体24の後端面からは、フィン19が延出する。各袋状膜10の第4の辺部14において同一箇所にフィン19を設けておくことにより、フィン19は巻回体24の軸心から等半径位上に位置し、フィン19が重なり合うことによりフィン19がリング状の突出部を形成することになる。このリング状の突出部内に円筒状のソケット25の後端を挿入し、該ソケット25とフィン19を接着剤等により接合する。なお、ソケット25をフィン19に外嵌めしても良い。また、フィン19に沿って巻回体24の後端面に旋盤で切込み溝を付け、該溝にソケット25の端部を埋め込むようにしても良い。
【0018】
このようにソケット25とフィン19とを接合することにより、巻回体24の後端面の外周側の透過水流出領域とソケット25の内周側の濃縮水流出領域とが区画される。
【0019】
なお、袋状膜10をシャフト20の周りに巻き付けるに際しては、図6に示すように、袋状膜10同士の間に原水流路材(メッシュスペーサ)29を介在させておく。これらのメッシュスペーサ29を介在させることにより、原水流路が構成される。
【0020】
図8に示すように、巻回体24の前縁及び後縁にそれぞれトップリング26及びエンドリング27を合成樹脂モールド等により形成し、トップリング26の外周にブラインシール28を周設する。
【0021】
このように構成されたスパイラル型膜モジュールにおいては、図8に示すように、巻回体24の前端面から原水が袋状膜10同士の間の原水流路に流入する。この原水は、巻回体24の軸心線と略平行方向に原水流路を流れ、巻回体24の後端のソケット25の内側の端面から取り出される。そして、このように原水が原水流路を流れる間に、水が袋状膜10内に透過し、透過水は巻回体24の後端面のうちソケット25の外周側から流出する。
【0022】
このスパイラル型膜モジュールにあっては、透過水が袋状膜10内を巻回体24の軸心線と平行方向に流れて後端面から取り出されるため、従来のスパイラル型膜モジュールに用いられていた集水管が不要である。このため、袋状膜から集水管内に流れ込む際の流通抵抗が無くなり、透過水流通抵抗が著しく小さくなる。
【0023】
なお、集水管を省略しており、その分だけ袋状膜10の巻回方向の長さを大きくとることができ、膜面積を大きくとることが可能である。袋状膜の巻回方向の長さを大きくしても、透過水流通抵抗は増大せず、透過水量を多くすることができる。
【0024】
このスパイラル型膜モジュールにあっては、原水流路の出口部分をソケット25の内側だけに設けており、原水流路の出口(最下流部)を絞った構成としているため、原水流路の下流側においても原水(濃縮水)の流速が十分に大きなものとなり、原水流路下流域における汚れの付着を防止することができる。なお、ソケット25の内側の面積と外側の面積(接着剤18の辺部14方向の長さ)は、このスパイラル型膜モジュールの水回収率に応じて決めるのが好ましい。
【0025】
また、このスパイラル型膜モジュールにあっては、ソケット25をフィン19を用いて巻回体24に接続しており、ソケット25と巻回体24との接続強度が高い。そして、このソケット25によって原水の流入側と濃縮水の流出側とが水密的に区画分離される。
【0026】
膜分離装置の膜モジュールの洗浄は、通水運転により膜面に付着したSS成分の除去を短い間隔(例えば数分〜数十分に1回)にて実施する逆洗と長い間隔(例えば数日ないし十数日に1回)にて実施する薬品洗浄(薬液を通水する洗浄)で実施されている。
【0027】
この薬品洗浄(薬液洗浄)を行っている間には当該膜モジュールからは膜濾過水が得られないので、膜濾過水の生産が中断しないようにするために、複数の膜モジュールを並列に配置し、1個又は1グループの膜モジュールを洗浄している間に他の膜モジュールで濾過水の生産を行うようにした所謂メリーゴーランド方式の膜モジュールの運転方法が行われることがある(特開平7−24265号、同11−24265号、同11−70325号)。
【0028】
従来、この種のメリーゴーランド方式の膜分離装置の膜モジュールの数を決定するには次のようにしている。
【0029】
即ち、必要とされる生産水量P(m3)に対し、1個の膜モジュールの単位時間当りの定格生産能力a(m3/h)
P≦a×n’
を満たす最小値n’を求め、膜分離装置の膜モジュールの数nを
n=n’+1
として決定する。そして、常時n個の膜モジュールに通水運転し、その間に1個の膜モジュールを薬品洗浄する。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにして決定されたn個の膜モジュールよりなるメリーゴーランド方式の膜分離装置が長期の使用に耐えるか否かについては、需要先の現場にテストプラントを設置し、長期にわたり通水して試験している。
【0031】
上記のnが多過ぎるときには、膜モジュールへの原水連続通水時間が過度に長くなり、生産能力継続時間Tを超え、薬品洗浄が不十分となる。そして、このため、膜モジュールの生産能力が次第に低下し、原水供給圧をかなり高くしなければa(m3/h)を得ることができないようになり、遂には限界水圧にまで原水圧を高めても生産水量がa(m3/h)に達しないようになる。従来では、このような回復不良が生じないことを長期(例えば数ヶ月以上)の現場通水試験で確認する必要があり、膜分離装置の受注から納品までの納期が著しく長くなっていた。
【0032】
本発明は、このような長期の通水試験を行うことなく適正数の膜モジュールを有した膜分離装置が提供されるようにすることを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1)の膜分離装置の設計方法は、並列に設置された複数の生産能力a(単位時間当りの生産水量。単位は例えばm3/h)の膜モジュールを有すると共に、一部の膜モジュールを薬品洗浄する間に他の膜モジュールに原水を通水するように原水及び洗浄薬液を各膜モジュールに切り替えて通水させる通水切替手段を有してなる膜ユニットを備えた膜分離装置の設計方法であって、該膜ユニットの数Nと、膜ユニットにおける膜モジュールの数nとが最適化された膜分離装置の設計方法に関する。
【0034】
本発明では、原水を該膜モジュールに試験通水することにより、生産能力a(m3/h)が継続する時間Tと、生産能力a(m3/h)を回復させるのに必要な薬液洗浄時間tとを予め求めておき、T/t≧mを満たす最大整数mを求める。また、仮想ユニット生産水量Q(m3/h)をQ=(m−1)・aより求める。そして、この仮想ユニット生産水量Qが該膜分離装置の必要生産水量P(m3/h)よりも大きいときにはn=m、N=1と決定する。
【0035】
なお、この仮想ユニット生産水量Q(m3/h)が必要生産水量P(m3/h)よりも小さいときには、NをP/Q≦Nを満たす最小整数として決定し、nについては、必要生産水量P(m3/h)をNで除した膜ユニット割当水量P/Nに対しP/N≦a×(n−1)を満たす最小値として決定する。
【0037】
なお、上記の水量の単位m3,m3/hは一例であり、本発明ではこれ以外の水量の単位(例えばm3/day,リットル/分)が用いられてもよいことは明らかである。
【0038】
前記の通り、膜分離装置の膜モジュールの洗浄は、通水運転により膜面に付着したSS成分の除去を短い間隔(例えば数分〜数十分に1回)にて実施する逆洗と長い間隔(例えば数日ないし十数日に1回)にて実施する薬品洗浄(薬液を通水する洗浄)で実施されている。本発明では、現場通水試験において、定格生産水量a(m3/h)の継続時間Tと、定格生産水量を回復させるのに必要な薬液洗浄時間tとを求めるだけでよい。なお、膜モジュールの生産水量a(m3/h)は、膜モジュールに対して供給する原水圧を高めることにより増大する。そして、膜モジュールの洗浄が不十分であったとしても、通水再開後の原水圧を高めることにより定格生産水量a(m3/h)を得ることはできる。ただし、このように通水再開時の原水圧を初期圧(新品の膜モジュールに通水したときに定格生産水量a(m3/h)を得るのに必要な給水圧)よりも高くしなければならないということは、薬液洗浄が不十分ということであり、この不十分な薬液洗浄が繰り返されていくと、遂には原水圧を限界まで高めても定格生産水量a(m3/h)を得ることはできない。
【0039】
本発明では、原水圧を初期圧としても定格生産水量a(m3/h)を得ることができるようになる十分な薬液洗浄を行う時間を薬液洗浄時間tとして求める。
【0040】
この薬液洗浄時間tは、通水と薬液洗浄とのサイクルを数回行えば確認することができる。そのため、本発明では、現場での通水試験は1週間ないし長くても数週間行えば十分であり、数ヶ月以上かかる従来例に比べ格段に短くて足りる。また、通水試験において、定格生産水量aを現場の水質に応じて設定し直すこともできる。
【0041】
このように定められた生産のための通水時間Tと薬液洗浄時間tとに基づいて決定された数の膜モジュール及び膜ユニットを有する本発明の膜分離装置によれば、著しく長期にわたり確実に必要生産水量Pを得ることができる。
【0042】
本発明の膜分離装置は、上記の特開平10−272342号公報のスパイラル型膜モジュール、即ち、袋状膜の内部に透過水流路材が配置され、袋状膜同士の間には原水流路材が配置されているスパイラル型膜モジュールであって、該袋状膜は第1、第2、第3及び第4の辺部を有した略方形であり、該第1、第2及び第3の辺部は封じられ、該第4の辺部は一部が開放部となり残部が閉鎖部となっており、前記第4の辺部と直交する第1の辺部をシャフトに当てて袋状膜を巻回して巻回体とし、前記第4の辺部を該巻回体の後端面に臨ませ、該第4の辺部に対向する第2の辺部を該巻回体の前端面に臨ませ、該袋状膜同士の間の原水流路は、該第3の辺部の全体が封じられると共に、第4の辺部にあっては前記袋状膜の開放部と重なる箇所が閉鎖部となっており、且つ前記袋状膜の閉鎖部と重なる箇所が開放部となっているものに特に好適に適用できる。
【0043】
このタイプのスパイラル型膜モジュールは、繰り返し逆洗が施されても破損しにくく、また逆洗が容易であり且つ逆洗により透過水量が回復し易い。
【0044】
本発明で用いる膜モジュールは、膜孔径が1μm以上例えば1〜100μm、特に2〜10μmとりわけ2〜5μm程度のMF膜モジュールが好ましい。孔径が1μm未満の膜は、透過水量が少ない。
【0045】
本発明では、原水としては井水、表流水、工場排水などが例示されるが、これに限定されるものではない。
【0046】
原水中に色度成分、フミン質、フミン状物質などの除去すべき有機物質が含まれているときには、無機凝集剤を添加してもよいが、通常は無機凝集剤の添加は不要である。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1(a)は本発明の実施の形態に係る膜分離装置の系統図である。
【0048】
この実施の形態では、5個の膜モジュール40が並列された膜ユニット200,300が並設されている。原水は、原水ライン60から分岐した配管によって各膜モジュール40に分配供給可能とされ、各膜モジュール40からの生産水(透過水)は透過水取出ライン83に合流して取り出される。
【0049】
各膜モジュール40の原水流入側の配管と透過水取出側の配管とには、それぞれ弁が設けられている。また、図面を簡明とするために図示はしないが、各膜モジュール40に逆洗水の供給手段及び排出手段と、洗浄薬液の供給手段及び排出手段とがそれぞれ接続されている。
【0050】
膜ユニット200,300は、いずれも、5個の膜モジュール40のうちいずれか1個を薬液洗浄に供し、残りの4個にて透過水の生産を行っている。
【0051】
図1では、ドットを付した各ユニット200,300の最上位の膜モジュール40が薬液洗浄中であり、残りの4個の膜モジュール40が透過水生産中である。
【0052】
この膜ユニット及び各膜ユニットにおける膜モジュールの数の決定法について実例に即して説明する。
【0053】
この膜モジュールは、定格生産水量aが8.3m3/hである。需要家の必要生産水量Pは60m3/hであった。
【0054】
この膜モジュールを需要家現場に持ち込んでテストプラントを組み、現場通水試験を行った。即ち、需要家から排出される半導体洗浄排水を膜モジュールに通水し、定格生産水量継続時間Tと、初期圧にて定格生産水量を得ることができるようにするために必要な薬液洗浄時間tとを求めたところ、約1週間の通水試験の結果、定格生産水量継続時間Tは30h、薬液洗浄時間は4hであることが確認された。このデータより、
T/t=30/4=7.5
であるので、T/t≧mを満たす最大整数は7であった。このm=7は、1回の継続時間T=30hの間に7本の膜モジュールを薬液洗浄することができることを示す。即ち、7×4(h)=28(h)<30(h)である。
【0055】
この結果、1つの仮想ユニットにおいては7個の膜モジュールを備え、そのうちの1個で薬液洗浄する間に他の6個(m−1=6)で透過水生産するメリーゴーランド方式を組むことが可能である。この仮想ユニットの生産水量Q(m3/h)は、
と算出される。
【0056】
このQ=49.8m3/hは、必要生産水量P=60m3/hよりも小さいので、1個の膜ユニットではP=60m3/hを賄えず、2基以上の膜ユニットが必要である。
【0057】
であるので、P/Q≦Nを満たす最小整数はN=2となり、膜ユニットを2基用いることが決定される。
【0058】
各膜ユニットの膜モジュールの数nは、各膜ユニットに対する割当生産水量が
と算定されるので
P/N≦a×(n−1)
に各値を代入し、この関係を満たす最小値として求められる。
30≦8.3×(n−1)
(n−1)≧3.6
n≧4.6
であるので、n=5として決定された。
【0059】
従って、図1の通り、a=8.3m3/hの膜モジュール40が5個並列された膜ユニットを2基並設する。各ユニットの生産能力は8.3×4=33.2m3/hであり、2ユニットの合計の生産能力は33.2×2=66.4m3/hとなり、必要生産水量P=60m3/hを上回る。
【0060】
また、この場合の通水・薬液洗浄パターンは図1(b)の通りとなる。Wは薬液洗浄時間帯、Fは生産時間帯を示す。この図1(b)から明らかな通り、この図1の膜分離装置では、いずれの膜ユニットも16時間原水通水、4時間薬液洗浄のパターンとなり、限界となる30時間よりも前に余裕をもって薬液洗浄されるので、薬液洗浄により生産水量が確実に回復する。
【0061】
〔比較例〕
比較のために、上記の膜モジュール40を用いた場合の従来の設計手法を適用した場合について説明する。
【0062】
この場合、必要生産水量P=60m3/hであり、
となり、P=60m3/hを得るには、同時に8個の膜モジュールを運転する必要があることが分る。従って、全膜モジュールの数は、この8個に対し、薬液洗浄中の待機膜モジュールの数1を加え9本として決定される。
【0063】
図2(a)は、この従来の設計方法によって設計された膜分離装置の系統図である。1個の膜モジュール(図2の場合、最も上位のもの)が薬液洗浄している間に残りの8個の膜モジュールで透過水を生産するので、
8.3(m3/h)×8=66.4(m3/h)
の総生産水量が得られる。
【0064】
ところが、この場合、図2(b)に示すように、各膜モジュールは、4時間の薬液洗浄時間帯と32時間の生産時間帯とを繰り返すことになり、生産時間帯が限界の30時間を2時間だけオーバーしている。4時間の薬液洗浄では除去しきれないこの2時間分の余分の汚れが膜モジュールに少しずつ堆積することになり、数ヶ月〜1年程度経過すると、原水供給圧を許容上限まで高めても必要生産水量P=60m3/hを確保できなくなってしまう。
【0065】
〔好ましい膜ユニットの構成例〕
次に、本発明で採用するのに好適な膜ユニットの構成例について図3を参照して説明する。
【0066】
なお、図3では、図面を簡明にするために4個の膜モジュール40A〜40Dが並設されているが、5個あるいは他の数の膜モジュールが並設される場合も同様に構成される。
【0067】
前記図5〜8の構造のスパイラル型膜モジュール40A,40B,40C,40Dが円筒状の耐圧ベッセル50A,50B,50C,50D内に収容されている。ベッセル50A〜50Dの前端面の原水ポート51A,51B,51C,51Dには、弁61A,61B,61C,61Dを有した原水ライン60A,60B,60C,60Dを介して集合原水ライン60が接続されている。各弁61A〜61Dと原水ポート51A〜51Dとの間の原水ライン60A〜60Dは、逆洗水取出用の弁63A,63B,63C,63Dを介して逆洗排水取出ライン62に接続されている。
【0068】
ベッセル50A〜50Dの後端面の中央の濃縮水ポート52A,52B,52C,52Dには前記ソケット25が内嵌している。この濃縮水ポート52A〜52Dは、弁71A,71B,71C,71Dを介して濃縮水ライン70に接続されている。
【0069】
ベッセル50A〜50Dの後端面の周辺側に位置する透過水ポート53A,53B,53C,53Dは、透過水ライン80A,80B,80C,80D、タンク81A,81B,81C,81D及び弁82A,82B,82C,82Dを介して集合透過水ライン83に接続されている。また、タンク81A〜81Dと、弁82A〜82Dとの間の透過水ライン80A〜80Dには、気体ライン84及び弁85A,85B,85C,85Dを介してコンプレッサ等の加圧空気源から空気が供給可能とされている。
【0070】
この膜モジュール40A〜40Dを洗浄薬液で洗浄するために、2個の薬液タンク91,92が各ベッセル50A〜50Dに接続されている。
【0071】
薬液タンク91にはポンプ101を有した配管93が接続されており、この配管93は弁93A,93B,93C,93Dを介して各ベッセル50A〜50Dの濃縮水ポート52A〜52Dに接続されている。
【0072】
薬液タンク92にはポンプ102を有した配管98が接続されており、この配管98は弁98A,98B,98C,98Dを介して各ベッセル50A〜50Dの原水ポート51A〜51Dに接続されている。
【0073】
膜モジュール40A〜40Dを薬液で洗浄した後にリンス(すすぎ)を行うが、このリンス排水を排出するために各ベッセル50A〜50Dの濃縮水ポート52A〜52Dは弁94A,94B,94C,94Dを介してリンス排水排出ライン94に接続されている。
【0074】
なお、ポンプ101,102を迂回するように配管93,98から分岐した配管95,105がタンク91,92の上部に引き回され、この配管95,105に弁96,106が設けられている。これらの弁96,106は膜モジュールの薬品洗浄のときに必要に応じ開とされる。ポンプ101,102も膜モジュールの薬品洗浄のときに必要に応じ作動される。
【0075】
このように構成された膜分離装置にあっては、いずれか1個の膜モジュールを薬品洗浄又は休止状態とし、残りの3個の膜モジュールで定常濾過運転を行う。
【0076】
例えば、膜モジュール40Aがこの定常濾過運転状態にある場合、弁61A,71A,82Aは開、弁63A,98A,93A,94A,85Aは閉とされる。原水は、ライン60,60Aからベッセル50A内に流入し、膜モジュール40Aによって膜分離処理される。透過水はポート53Aからライン80A,83を介して取り出され、濃縮水はポート52Aからライン70を介して取り出される。他の膜モジュールが定常濾過運転状態とされる場合も、同様に原水、透過水及び濃縮水が流れる。
【0077】
なお、この定常濾過運転中に短いインターバルにて膜モジュールの逆洗が行なわれる。膜モジュール40Aを逆洗する場合、弁61A,98A,71A,82A,93A,94Aは閉、弁63A,85Aは開とされる。これにより、加圧空気源からの空気圧がタンク81Aに印加され、タンク81A内の透過水がポート53Aを介してベッセル50A内に逆流し、膜モジュール40Aの透過水側(2次側)から原水又は濃縮水側(1次側)に透過水が逆流し、膜モジュール40Aが逆洗される。なお、タンク81A内の透過水がすべて流出した後は空気が膜モジュール40Aの2次側から1次側に流れ、空気逆洗が行なわれる。
【0078】
この逆洗排水は、ライン62を介して排出される。この透過水或いはさらに空気による逆洗は、短いインターバル(例えば、数分ないし数十分に1回)の割合で行なわれる。この逆洗は、定常濾過運転の一部として行なわれるものであり、当然ながら後述の薬品洗浄とは異なる。
【0079】
なお、この実施の形態では透過水をタンク81A〜81Dに貯留させておき、透過水によって膜モジュールを逆洗しているが、タンク81A〜81Dを省略し、実質的に空気のみで逆洗するようにしてもよい。
【0080】
逆洗排水ライン62から流出した逆洗排水の一部又は全量を原水として利用しても良い。
【0081】
この定常濾過運転を継続していると、逆洗を所定インターバルで実施していても、膜モジュールの膜透過差圧が次第に増大してくる。この膜透過差圧が許容値に達する寸前となるタイミングにて膜モジュールを薬品洗浄工程におき、それまで薬品洗浄状態又は休止状態にあった膜モジュールを定常濾過運転工程に復帰させる。例えば、膜モジュール40Aを定常濾過運転から薬品洗浄又は休止状態とし、入れ替わりに膜モジュール40Dを定常濾過運転に復帰させる。
【0082】
この薬品洗浄工程の操作手順について、膜モジュール40Aを薬品洗浄する場合を例にとって次に説明する。
【0083】
弁61A,63A,94A,71A,85A,82Aは閉とされる。また、弁96も閉とされ、弁106が開とされる。弁93A,98Aは開とされる。
【0084】
この状態でポンプ101が作動され、タンク91内の薬液が配管93からポート52Aを介して膜モジュール40Aの1次側に供給される。膜モジュール40Aの1次側を通り抜けた薬液は、ポート51Aから配管105を介してタンク92に導入される。
【0085】
所定時間タンク91側からタンク92側へ膜モジュール40Aに薬液を流通した後、薬液の流れを逆にしてタンク92内の薬液をタンク91側へ向って膜モジュール40Aに流通させる。即ち、ポンプ101を停止し、弁96を開とし、弁106を閉とし、ポンプ102を作動させる。これにより、タンク92側からタンク91側へ膜モジュール40Aの1次側流路内を薬液が流通する。
【0086】
このように薬液をタンク91からタンク92に流し再度タンク92からタンク91へ戻す往復動作を必要に応じ複数回繰り返し、膜モジュール40Aの1次側を薬液洗浄する。
【0087】
必要な回数だけ薬液が往復し、タンク92側からタンク91へ戻った後、膜モジュール40Aをリンス(すすぎ)する。この実施の形態では、リンス用水として原水を用いる。即ち、このリンスを行うには、弁98A,93Aを閉、弁61A,94Aを開とする。弁63A,71A,82Aは閉のままである。これにより、原水がライン60,60A及びポート51Aを介して膜モジュール40Aの1次側に流通し、この1次側及びベッセル50A内に残っていた洗浄用薬液がライン94を介して排出される。リンスに必要にして十分な量の原水を流した後、弁94Aを閉とする。これにより、膜モジュール40Aの薬液洗浄とリンスとが終了する。
【0088】
このリンス終了後、膜モジュール40Aを休止状態(S)としても良い。即ち、弁94Aを閉としたままベッセル50A内(及び膜モジュール40Aの1次側)に原水を保有させておき、次回の定常濾過運転復帰を待つ。定常濾過運転復帰に際しては、弁82Aを開とするだけでよく、ベッセル内及び膜モジュール1次側が原水で満たされているので直ちに定常濾過運転が開始する。
【0089】
なお、逆洗効率を高めるためには、膜モジュール40A〜40Dをシャフト軸心方向が上下方向となるように縦置きするのが好ましい。
【0090】
上記実施の形態においては、ソケット25の外周側に透過水流出部を配置し、ソケット25の内側に濃縮水流出部を配置しているが、逆にソケット25の内側を透過水流出部とし、ソケット25の外周側を濃縮水流出部とするように構成しても良い。
【0091】
本発明は図5〜8の膜モジュール以外の膜モジュールを備えた膜分離装置の洗浄にも適用できる。また、膜ユニットを3基又は4基以上並列に設けてもよい。
【0092】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると膜分離装置から長期にわたり確実に必要量の生産水を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)図は実施の形態に係る膜分離装置を示す通水系統図、(b)図はその運転スケジュール図である。
【図2】(a)図は従来例の通水系統図、(b)図はその運転スケジュール図である。
【図3】実施の形態に係る膜ユニットの系統図である。
【図4】従来のスパイラル型膜モジュールの構造を示す一部分解斜視図である。
【図5】(a)図はスパイラル型膜モジュールの袋状膜の斜視図、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図、(c)図は(a)図のC−C線に沿う断面図である。
【図6】図5のスパイラル型膜モジュールの袋状膜の巻き付け方法を示す断面図である。
【図7】図5の膜モジュールの巻回体とソケットとの係合関係を示す斜視図である。
【図8】図5のスパイラル型膜モジュールの側面図である。
【符号の説明】
10 袋状膜
11 第1の辺部
12 第2の辺部
13 第3の辺部
14 第4の辺部
15 流路材
16,17,18 接着剤
19 フィン
20 シャフト
24 巻回体
25 ソケット
29 メッシュスペーサ
30 透過水流出用の開放部
31 透過水流出阻止用の閉鎖部
40 膜モジュール
40A,40B,40C,40D スパイラル型膜モジュール
50A,50B,50C,50D ベッセル
60,60A,60B,60C,60D 原水ライン
62 逆洗排水取出ライン
70 濃縮水ライン
80A,80B,80C,80D 透過水ライン
81A,81B,81C,81D 透過水タンク
83 透過水取出ライン
84 気体ライン
91,92 薬液タンク
94 リンス排水排出ライン
101,102 ポンプ
200,300 膜ユニット
Claims (2)
- 並列に設置された複数の生産能力a(単位時間当りの生産水量)の膜モジュールを有すると共に、一部の膜モジュールを薬品洗浄する間に他の膜モジュールに原水を通水するように原水及び洗浄薬液を各膜モジュールに切り替えて通水させる通水切替手段を有してなる膜ユニットを備えた膜分離装置の設計方法であって、
該膜ユニットの数をN、膜ユニットにおける膜モジュールの数をnとし、
原水を該膜モジュールに試験通水することにより予め求められている生産能力aが継続する時間Tと、生産能力aを回復させるのに必要な薬液洗浄時間tとから、
T/t≧m
を満たす最大整数mを求め、
仮想ユニット生産水量Qを
Q=(m−1)・a
より求め、この仮想ユニット生産水量Qが該膜分離装置の必要生産水量Pよりも大きいときにはn=m、N=1と決定することを特徴とする膜分離装置の設計方法。 - 請求項1において、前記仮想ユニット生産水量Qが必要生産水量Pよりも小さいときには、Nを
P/Q≦N
を満たす最小整数として決定し、
nについては、必要生産水量PをNで除した膜ユニット割当水量P/Nに対し
P/N≦a×(n−1)
を満たす最小値として決定することを特徴とする膜分離装置の設計方法。
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