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JP4578454B2 - データベース生成方法および情報処理装置 - Google Patents

データベース生成方法および情報処理装置 Download PDF

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Description

この発明は、電子ファイルを管理するためのファイル管理技術に関し、特にファイルに関する情報を表示する際に参照するデータベースの生成技術に関する。
近年のパーソナルコンピュータや、HDD(Hard Disc)レコーダ、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、あるいはゲーム機器などに代表される情報処理装置は、ハードディスク装置やDVD装置などの記憶装置を備え、あるいはその外部にUSB(Universal Serial Bus)などを介して、記憶装置が接続される。これらの記憶装置には、ユーザによって作成され、あるいは録画、録音、撮影されたさまざまな電子ファイル(以下、単にファイルともいう)が記録される。
GUI(Graphical User Interface)を採用する情報処理装置では、ファイルをディスプレイ上に表示する際に、そのファイルに付随するメタデータを、ファイルのアイコンとともに表示する場合がある。メタデータは、たとえば、そのファイルが音楽ファイルであれば、アーティスト名、ジャンル名、アルバム名などであり、そのファイルが画像ファイルであれば、作成年月、作成者等である。
ディスプレイ上に、ファイルのメタデータを表示する場合、各ファイルを表示するごとに、そのファイルにアクセスしてメタデータを取得すると、ファイルアクセスに時間を要するため、ディスプレイへの表示が滞ってしまう。さらに、ファイルの格納先が、ハードディスクではなく、より転送速度が遅い外部記憶媒体である場合、さらに表示に要する時間が長くなる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的のひとつは、ファイルに関する情報を、ディスプレイ上に短時間で表示可能な情報処理装置の提供にある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様によれば、ファイルに関する情報を表示する際に参照されるデータベースの生成方法が提供される。このデータベース生成方法では、所定の記憶媒体に含まれるファイルのうち、現在ディスプレイに表示すべきディレクトリに含まれるファイルを優先してスキャンする。スキャンの結果検出されたファイルのメタデータを取得して、ひとつのファイルをひとつのレコードとし、メタデータをフィールドとするテーブル形式のデータベースを生成する。
この態様によれば、ファイルに関する情報を、ファイルそのものではなく、データベースを参照して表示できるため、表示に要する時間を短縮でき、さらに、表示される可能性の高いファイルから順にスキャンが進行し、データベースが生成されていくため、表示すべきファイルに関する情報が、データベースに登録されるまでの時間が短くなり、ファイルに関する情報を表示するのに要する時間を短縮することができる。
本発明によれば、ディスプレイ上に表示すべきファイルに関する情報を、短時間でデータベースに登録することができる。
はじめに、本発明の実施の形態に係るファイルの管理方法の概要について説明する。本実施の形態に係るファイル管理技術は、情報処理装置、たとえば、音楽、動画、静止画などの電子ファイルを再生するマルチメディア再生装置に利用することができる。マルチメディア再生装置は、パーソナルコンピュータ、HDDレコーダ、DVDレコーダ、ゲーム機器などが例示される。
本発明のある実施の形態では、管理対象のファイルに関するデータベースの生成方法が提供される。この生成方法は、所定の記憶媒体に含まれるファイルをスキャンする第1ステップと、ファイルごとのメタデータを取得して、ひとつのファイルをひとつのレコードとし、メタデータをフィールドとするテーブル形式のデータベースを生成する第2ステップと、を備える。第1ステップは、現在ディスプレイに表示すべきディレクトリに含まれるファイルを優先してスキャンし、第2ステップは、第1ステップにおいて検出されたファイルのレコードをデータベースに順次登録する。
この実施の形態によると、表示される可能性が高いファイルから順にスキャンが進行し、データベースが生成されていくため、表示すべきファイルに関する情報が、データベースに登録されるまでの時間が短くなる。ファイルに関する情報を、このデータベースから取得することにより、ファイルに関する情報を表示するのに要する時間を短縮することができる。
第1ステップは、現在表示中のあるディレクトリに含まれるファイルをスキャン中に、表示すべきディレクトリが切り替えられると、それまでのディレクトリに含まれるファイルのスキャンを停止し、切り替え後のディレクトリに含まれるファイルのスキャンを開始してもよい。
この場合、ディレクトリが切り替えられると、ただちに次のディレクトリ内のファイルがスキャンの対象に切り替えられるため、ファイルに関する情報を表示するのに要する時間を、より短縮することができる。
記憶媒体は、本生成方法が実行される情報処理装置に対して着脱可能であって、記憶媒体の接続を検出すると、第1、第2ステップを開始してもよい。外部記憶媒体は、ファイルのアクセス速度が遅い場合が多いため、表示に必要なファイルからデータベースを生成することによる効果、利益をより享受できる。
この場合、外部記憶媒体が情報処理装置に接続されるたびに、データベースの生成を開始してもよい。外部記憶媒体には、この情報処理装置以外で新たなファイルが追加、削除されたり、あるいはファイルが修正される可能性がある。したがって、接続のたびにデータベースを作成することにより、誤りのないファイル情報の表示が可能となる。
また、第2ステップは、生成したデータベースを、メモリに格納してもよい。アクセス速度が速いメモリにデータベースを格納することにより、データのアクセス速度が遅いという外部記憶媒体の欠点を補うことができる。
別の観点から、第2ステップは、生成したデータベースをメモリに格納し、記憶媒体が外されると、データベースが格納されていた領域を解放してもよい。
データベースを、外部記憶媒体が接続されるたびに生成する場合、不揮発性のメモリやハードディスクにデータベースを残す必要がないため、揮発性メモリの高速性の利益を享受しつつ、ハードディスク等の容量を節約することができる。
着脱可能な記憶媒体が、外部において書き換えられることが想定されない媒体であって、本情報処理装置に接続された際にその媒体を特定できる媒体である場合、該記憶媒体が初めて接続されたときに、第1、第2ステップを開始してデータベースを生成し、不揮発性の記憶装置に格納してもよい。
この場合、着脱可能な記憶媒体であっても、外部において書き換えられない場合には、一旦生成したデータベースを、次回以降有効に利用することができる。
ある実施の形態において、データベースを、記憶媒体ごとに生成してもよい。この場合、情報処理装置の内部の記憶媒体のデータベースを、不揮発性の記憶装置に格納し、情報処理装置の外部に着脱可能に接続される記憶媒体のデータベースを、揮発性の記憶装置に格納してもよい。
第1ステップは、切り替え可能な第1、第2のモードでファイルのスキャンを実行し、第1モードでは、現在ディスプレイに表示すべきディレクトリに含まれるファイルを優先してスキャンし、第2モードでは、あらかじめ定められたディレクトリに含まれるファイルを優先してスキャンしてもよい。
たとえば、ある外部機器が、外部記憶媒体にファイルを書き込む際に、あらかじめ決められたディレクトリを使用する場合がある。この場合に、情報処理装置が、その外部機器が使用するディレクトリを把握している場合、そこを優先してスキャンすることにより、高速にデータベースを生成できる。
本発明の別の実施の形態によれば、ファイルに関する情報を表示する際に参照されるデータベースを生成する情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、所定の記憶媒体に含まれるファイルをスキャンし、ファイルごとのメタデータを取得して、ひとつのファイルをひとつのレコードとし、メタデータをフィールドとするテーブル形式のデータベースを生成するデータベース管理部と、データベースを参照して、記憶媒体に含まれるファイルに関する情報を、ディレクトリごとにディスプレイに表示する表示制御部と、を備える。表示制御部は、現在表示すべきディレクトリを、データベース管理部に通知し、データベース管理部は、通知されたディレクトリに含まれるファイルを優先してスキャンし、検出したファイルのレコードをデータベースに登録する。
この実施の形態によっても、表示される可能性が高いファイルに関する情報が、データベースに登録されるまでの時間を短縮することができる。
情報処理装置は、それに対して着脱可能な記憶媒体の接続を検出する検出部をさらに備えてもよい。データベース管理部は、検出部により記憶媒体の接続が検出されたことを契機として、データベースの生成を開始してもよい。
表示制御部は、現在ディスプレイに表示すべきファイルを抽出するための検索条件を、データベース管理部に通知し、データベース管理部は、データベースに登録したファイルが検索条件に合致するとき、そのファイルを表示制御部に通知し、表示制御部は、データベース管理部から通知されたファイルに関する情報を、ディスプレイに表示してもよい。
所定の条件を満たすファイルのみを表示したい場合に、それを検索条件としてデータベース管理部に通知することにより、データベース管理部は、スキャンの結果検出したファイルに対するレコードを登録する際に、検索条件に合致するかを即座に判定することができる。その結果、表示制御部が、わざわざデータベースにアクセスする必要がなくなり、高速なファイル情報の表示が実現できる。
表示制御部は、ファイルに関する情報を表示する際のソート条件をデータベース管理部に通知し、データベース管理部は、表示制御部に検索条件に合致するファイルを通知する際に、データベースを参照することにより、前記ソート条件にもとづくファイルのソート順位を判定し、判定したソート順位を表示制御部に通知してもよい。
この場合、データベースにあらたなレコードを登録するたびに、そのレコードに対応するファイルのソート順位が決定されるため、表示制御部は、適切な位置に、適切なファイル情報を表示することができる。
なお、以上の処理、手順、構成要素の任意の組合せ、あるいは、処理、手順、構成要素を、方法、プログラム、プログラムの記憶媒体、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の実施の形態として有効である。
以下、本発明の実施の形態に係るファイル管理用のデータベース生成方法およびそれを利用したマルチメディア再生装置について、図面を参照しつつ説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、実施の形態に係るマルチメディア再生装置100の構成を示すブロック図である。マルチメディア再生装置100は、たとえば、パーソナルコンピュータやDVDプレイヤ、ゲーム機器などであって、音楽、動画、静止画等の再生機能を有する情報処理装置である。本実施の形態では、マルチメディア再生装置100がゲーム機器である場合について説明する。このゲーム機器は、本来のゲーム機器としての機能に加えて、音楽や動画を再生する機能を有する。
マルチメディア再生装置100は、主記憶装置であるメモリ10、補助記憶装置であるハードディスク12、メニュー管理部20、操作部22、I/O(Input-Output)部14、再生処理部16、出力部18、を備える。
マルチメディア再生装置100は、ハードウエア的には、CPU(Central Processing Unit)、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、描画回路などの構成で実現でき、ソフトウエア的にはデータ入力機能、データ保持機能、画像処理機能、描画機能などの諸機能を発揮するプログラムで実現されるが、図1ではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによって様々な形で実現できる。
図1のブロック図には、実施の形態に係るデータベース生成機能を実現するために必要なブロックを中心に示しており、その他の機能を実行するブロックは省略している。各ブロックの詳細について説明する前に、マルチメディア再生装置100全体の概略を説明する。各ブロック間は、内部バス2を介して接続され、データの送受信が可能に構成される。
ハードディスク12には、音楽、映画あるいはユーザがデジタルビデオカメラによって撮影した動画、デジタルカメラによって撮影した静止画像などのさまざまなマルチメディアコンテンツのファイル(以下、コンテンツファイルFCという)が格納される。
また、このマルチメディア再生装置100には、外部記憶媒体130が接続される。外部記憶媒体130は、たとえばフラッシュメモリ、USBメモリなどの不揮発性のメモリであってもよいし、あるいは、外付けのハードディスク装置、光ディスク装置、あるいはその他の光学、磁気記録媒体であってもよい。I/O部14は、マルチメディア再生装置100の内部のブロックと外部記憶媒体130との間のデータの送受信を実行する。外部記憶媒体130には、ハードディスク12と同様に、マルチメディア再生装置100が管理対象とするコンテンツファイルFCが格納される。
ユーザは、ハードディスク12、あるいは外部記憶媒体130に格納されたコンテンツファイルFCから、所望のファイルを選択し、マルチメディア再生装置100に対して、再生などの処理を指示する。ユーザが直感的にコンテンツファイルFCを操作できるように、マルチメディア再生装置100は、GUIを提供する。GUIでは、ディスプレイ110に、コンテンツファイルFCを象徴するアイコンやサムネイル画像のオブジェクトが表示され、ユーザは、再生などの処理の対象となるコンテンツファイルFCを示すアイコンを選択する。マルチメディア再生装置100は、アイコンの選択動作を介して、処理対象となるコンテンツファイルFCを識別し、ユーザによって指示された処理を実行する。
操作部22は、上、下、左、右の4方向のいずれかに関する指示をユーザによるコントローラ(不図示)の操作を介して取得し、また、操作部22は、コンテンツの再生、再生停止、メニュー画面呼び出し、アイコンの選択などの指示をユーザによるコントローラの操作を介して取得する。
メニュー管理部20は、ディスプレイ110上に表示するメニュー画面に関する処理を実行するブロックであり、メニュー画面を生成し、操作部22からの指示信号にもとづいて、メニュー画面を更新する。メニュー管理部20は、メニュー制御部24、データベース管理部30、表示制御部40を含む。
メニュー制御部24は、メニュー管理部20を統括的に管理するブロックであり、操作部22からユーザの指示に応じた信号を受け、表示制御部40にメニュー画面の更新などを指示する。表示制御部40は、ディスプレイ110に出力すべきメニュー画面を生成する。具体的には、メニュー画面に表示すべきコンテンツファイルFCに関する情報、たとえば、ファイルの種類、作成年月日などを取得し、これをGUI上にアイコンとともに表示する。なお、本実施の形態では、アイコンに関する情報も、コンテンツファイルFCに関する情報として扱うものとする。
表示制御部40が、GUI上に、コンテンツファイルFCに関する情報を表示する際、その情報を取得するために、ハードディスク12もしくは外部記憶媒体130に格納されるコンテンツファイルFCに毎回アクセスすると、メニュー画面の更新が滞る。そこで、データベース管理部30は、コンテンツファイルFCに関する情報を蓄積したデータベースを生成し、これを利用してコンテンツファイルFCに関する情報を表示する。
さらに、メニュー管理部20は、ユーザが選択したコンテンツファイルFCおよび処理内容を再生処理部16へと通知する。再生処理部16は、ハードディスク12に格納されたコンテンツファイルFCを読み出し、ユーザによって指示された処理を実行する。コンテンツファイルFCが動画データや音楽データである場合、再生処理部16は、所定の復号処理を実行し、それを再生する。再生処理部16は、ゲームプログラムの実行なども行う。
出力部18は、画像出力部62、音声出力部64を含む。画像出力部62には、メニュー管理部20により生成されたメニュー画面のデータ、あるいは、再生処理部16によって再生された動画、静止画のデータが入力される。画像出力部62は、これらのデータを、ディスプレイ110に対して出力する。画像出力部62は、グラフィックプロセッサ(不図示)、フレームバッファ(不図示)やディスプレイドライバ(不図示)を含んで構成される。フレームバッファは、ディスプレイ110に表示すべき画像のデータなどが格納されるメモリである。グラフィックプロセッサは、描画に関する処理を実行するユニットであり、メニュー管理部20により生成されたメニュー画面のデータや、再生処理部16により生成された画像データを、フレームバッファに書き込む。ディスプレイドライバは、フレームバッファに書き込まれたデータを読み出し、ディスプレイ110へと出力する。
音声出力部64には、再生処理部16がコンテンツファイルFCを再生して得られた音楽データや、図示しないブロックが生成したビープ音や効果音のデータが入力される。音声出力部64は、入力された音声データを、スピーカやヘッドホンなどの音声出力装置120に出力する。
以上がマルチメディア再生装置100の全体構成である。以下、マルチメディア再生装置100が、コンテンツファイルFCに関する情報が蓄積されるデータベースを生成する方法およびそのための構成について説明する。
まず、本実施の形態における管理対象となるコンテンツファイルFCについて説明する。コンテンツファイルFCには、ファイル名や、そのファイルの実質的な内容を含むデータに加えて、そのファイルのメタデータを有している。メタデータは、コンテンツファイルの種類ごとに設定されていてもよく、コンテンツファイルの種類ごとのメタデータは、その値にもとづいて、複数のファイルを包括するグループが形成できるように設定されるのが好ましい。たとえば、コンテンツファイルが音楽データである場合、音楽の「ジャンル名」、「アーティスト名」、「アルバム名」がメタデータに設定される。コンテンツファイルが写真などの静止画である場合、「撮影年」、「撮影年月」、「撮影者」などがメタデータに設定される。さらに、これらのコンテンツファイルFCを象徴するアイコンに関する情報が、メタデータとして設定される。これらのメタデータの値は、各コンテンツファイルFCのメタデータとして、そのファイル内、あるいは、別のファイルに記録される。
図2は、コンテンツファイルFCのデータ構造の一例を示す図である。図2は、コンテンツファイルFCが音楽データの場合を示しており、ファイル名データd1、音楽データd2、メタデータdi1〜di4を含む。ファイル名データd1は、コンテンツファイルFCの名称を示す。音楽データd2は、楽曲自体のデータであり、所定の方式で圧縮された、あるいは非圧縮の音楽のデータが含まれる。ファイル名データd1および音楽データd2は、コンテンツファイルFCの基本データとなる。さらに、コンテンツファイルFCは、メタデータとして、アイコンもしくはサムネイル画像のデータを保持していてもよい。
第1〜第4のメタデータdi1〜di4は、それぞれの値として、楽曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル名が格納される。アーティスト名、アルバム名、ジャンル名は、それにもとづいて、音楽データのコンテンツファイルFCをグループ化し、表示単位とすることができる。ファイル名データd1、メタデータdi1〜di4については、値をユーザが自由に入力し、修正することができる。コンテンツファイルFCを音楽配信サーバーから取得した場合、これらのデータがあらかじめ入力されている場合もある。また、CD(Compact Disc)から、楽曲をハードディスク12に取り込んだ場合、インターネット上のサーバにアクセスして、アルバム名や楽曲名、ジャンル名を取得することが可能であり、マルチメディア再生装置100は自動的に各データの値を設定する。これは、公知技術を利用して実現可能である。
データベースファイル50は、コンテンツファイルFCに関する情報を登録したデータベースであり、メニュー管理部20のデータベース管理部30によって生成される。データベースファイル50は、記憶装置あるいは記憶媒体ごとに生成され、本実施の形態においては、ハードディスク12内のコンテンツファイルFCと、外部記憶媒体130内のコンテンツファイルFCとに対して、別個に生成される。
図3は、データベースファイル50のデータ構造を示す図である。データベースファイル50は、テーブル構造を有しており、コンテンツファイルFCごとのレコードRECを保持している。図3では、行が1レコードに対応し、列がフィールドを示す。フィールドF1〜F7としては、コンテンツファイルFCに関する情報をGUIによってディスプレイ上に表示する際に必要であり、あるいはその際に有用なデータを設定するのが好ましい。
マルチメディア再生装置100のデータベース管理部30は、コンテンツファイルFCごとに識別子を付与し、データベースファイル50の識別子フィールドF1に、この識別子を格納する。マルチメディア再生装置100は、コンテンツファイルFCの管理に、ファイル名ではなく、識別子フィールドF1に入力された識別子を利用する。ファイル名フィールドF2には、図2のファイル名データd1の値が格納され、その他のフィールドF3〜F5には、コンテンツファイルFCのメタデータが格納される。たとえば、フィールドF3〜F5には、コンテンツファイルFCのメタデータdi2〜di4の値であるアーティスト名、アルバム名、ジャンル名を格納してもよい。
さらに、アイコンフィールドF6には、コンテンツファイルFCがGUI上で表示される際に、そのコンテンツファイルFCを象徴するアイコンもしくはサムネイル画像(以下、アイコン等という)に関するデータが格納される。アイコン等のデータは、マルチメディア再生装置100の内部において生成し、あるいは、インターネット上のサーバにアクセスして取得してもよい。アイコン等のデータの生成、取得は、データベースファイル50の生成と同時並行的に行ってもよい。また、アイコン等のデータが、コンテンツファイルFCに含まれる場合、これを取得してもよい。本実施の形態では、生成あるいは取得したアイコン等のデータを、図1のメモリ10あるいはハードディスク12に格納し、アイコンフィールドF6には、アイコン画像データへのリンク情報を格納する。ある記憶媒体のコンテンツファイルFCのデータベースファイル50がメモリ10に格納される場合、アイコン等のデータをメモリ10に格納し、データベースファイル50がハードディスク12に格納される場合、アイコン等のデータをハードディスク12に格納するのが好ましい。
さらに、データベース管理部30は、ファイル位置フィールドF7の欄に、コンテンツファイルFCの格納位置を示すリンク情報を書き込む。マルチメディア再生装置100の内部では、識別子が与えられれば、データベースファイル50のファイル位置フィールドF7を参照することにより、識別子に対応するコンテンツファイルFCにアクセスすることができ、フィールドF3〜F5に格納されたメタデータ以外のメタデータや曲情報を取得できる。
データベース管理部30は、所定のタイミングごとにデータベースファイル50を更新する。本実施の形態において、所定のタイミングは、外部記憶装置と内部記憶媒体とで異なっている。
1.内部記憶装置(ハードディスク)の場合
この場合、データベースファイル50は、ハードディスク12に新たなコンテンツファイルFCが格納され、あるいはハードディスク12からコンテンツファイルFCが削除されるタイミングで更新される。ハードディスク12に新たなコンテンツファイルFCが書き込まれると、データベース管理部30は、ハードディスク12内のコンテンツファイルFCをスキャンし、新たなコンテンツファイルFCに対応するレコードを、データベースファイル50に追加する。この際に、新たな識別子が付与され、この値が識別子フィールドF1に書き込まれる。さらに、データベース管理部30は、図2に示すデータを参照し、取得可能なデータを利用していくつかのフィールドF2〜F7に値を書き込む。
ハードディスク12からコンテンツファイルFCが削除されると、データベース管理部30は、削除されたコンテンツファイルFCに対応するレコードを図3のデータベースファイル50から削除する。この処理により、データベースファイル50は、ハードディスク12内に格納されるすべてのコンテンツファイルFCに関する情報が登録された状態に維持される。
2. 外部記憶媒体の場合
この場合、外部記憶媒体130がマルチメディア再生装置100に接続されるたびに、データベースファイル50の生成を開始する。外部記憶媒体130の場合、マルチメディア再生装置100以外の機器で、新たなコンテンツファイルFCが追加、削除されたり、データが修正されることが想定されるため、接続されるごとにデータベースファイル50を生成することにより、確実に外部記憶媒体130内のコンテンツファイルFCの情報を、メニュー画面に表示することが可能となる。ただし、一般に、外部記憶媒体130は、ハードディスクなどの内部記憶装置と比べて、データの伝送速度が低く、ファイルアクセスの速度が制限される。そこで、効率的なデータベースファイル50の生成が必要不可欠となる。以下では、外部記憶媒体130内のコンテンツファイルFCに関するデータベースファイル50を生成するための技術について詳細に説明する。
図4は、図1のマルチメディア再生装置100の一部、特にメニュー管理部20の構成を詳細に示すブロック図である。図4において、「S」から始まる符号は、以下の括弧内処理に利用される信号を示している。
データベース管理部30は、スキャン部32、データベース生成部34、判定部36、接続検出部38を含む。スキャン部32は、外部記憶媒体130に含まれるコンテンツファイルFCをスキャンする。接続検出部38は、外部記憶媒体130が新たに接続されるたびに、その接続を検出し、スキャン部32に対して通知する(S2)。スキャン部32は、接続が通知されると、スキャンを開始する。
スキャン部32は、スキャンの結果検出したコンテンツファイルFCの情報(S6)をデータベース生成部34に通知する。データベース生成部34は、コンテンツファイルFCごとのメタデータを取得して、ひとつのファイルをひとつのレコードとし、メタデータをフィールドとする図3に示したテーブル形式のデータベースを生成する(S8)。あるディレクトリ内のコンテンツファイルFCのスキャンがすべて完了すると、そのディレクトリに対するスキャン処理が完了する。
本実施の形態では、生成したデータベースファイル50を、ハードディスク12ではなく、揮発性のメモリ10に格納する。一般に、メモリ10は、ハードディスク12よりも高速にデータを読み書きできるため、データベースファイル50の生成に要する時間を短縮できるとともに、このデータベースファイル50を参照してディスプレイにファイル情報を表示するのに要する時間も短縮することができる。さらに、本実施の形態では、外部記憶媒体130に対応するデータベースファイル50は、外部記憶媒体130が接続されるたびに生成されるため、不揮発性の記憶媒体に保持しておく必要がなく、この点でも、データベースファイル50をメモリ10に格納することは合理的である。
表示制御部40は、第1、第2モードの異なる2つのモードにて動作する。第1モード(以下、物理表示モードという)では、ユーザに指定された外部記憶媒体130のディレクトリのコンテンツファイルFCを表示する。物理表示モードでは、ユーザが外部記憶媒体130内のさまざまなディレクトリを指定して、そのファイルにアクセスすることができる。
第2モード(以下、論理表示モードという)では、ユーザの指定とは無関係に、あらかじめ定められたディレクトリに含まれるコンテンツファイルFCを表示する。たとえば、外部記憶媒体130が、デジタルカメラの記憶媒体として利用される場合、デジタルカメラは、外部記憶媒体130内に、所定のフォルダすなわちディレクトリを生成し、そのディレクトリに、撮影した画像ファイルを保存する。したがって、マルチメディア再生装置100側でユーザが外部記憶媒体130にコンテンツファイルFCの作成、保存を行った機器のファイル保存先ディレクトリを認識していれば、無関係のディレクトリを参照せずとも、表示すべきコンテンツファイルFCに、直接アクセスすることができる。ユーザは、デジタルカメラによってファイルが記録された外部記憶媒体の画像を閲覧したい場合、論理表示モードに設定することにより、撮影した画像を簡易に閲覧できる。
また、表示制御部40は、検索条件を設定し、この検索条件を満たすコンテンツファイルFCに関する情報のみをメニュー画面に表示することができる。たとえば、検索条件は、ファイルの種類や、より詳細なファイルの作成年月などの項目が設定可能である。この検索条件は、各コンテンツファイルFCのメタデータに対して設定される。さらに、表示制御部40は、コンテンツファイルFCに関する情報を、メニュー画面に表示する際に、ソート条件にもとづいてソートして表示することも可能である。ソート条件も、ファイル名、作成年月などコンテンツファイルFCのメタデータに対して設定され、昇順、降順などの切り替えも可能となっている。
表示制御部40は、ディレクトリ取得部42、表示処理部44、表示条件設定部46、ソート条件設定部48、モード設定部49を含む。
表示処理部44は、データベース管理部30によって生成されたデータベースファイル50にアクセスし(S10)、メニュー画面の表示処理を実行する(S12)。ディレクトリ取得部42は、ユーザが現在、表示を指示しているディレクトリを、メニュー制御部24と協調して取得する。ディレクトリ取得部42は、現在表示しようとしているディレクトリ情報(S14)を、スキャン部32に通知する。表示条件設定部46は、メニュー画面に表示すべきコンテンツファイルFCを抽出するための検索条件を設定する。表示条件設定部46は、設定した条件(S16)を判定部36へと出力する。また、ソート条件設定部48は、表示する際に使用されるソート条件(S18)を判定部36に通知する。モード設定部49は、メニュー制御部24と協働し、ユーザが設定した現在のモード(S20)を取得し、それをスキャン部32に通知する。
スキャン部32は、モード設定部49から通知されたモード(S20)に応じて異なったファイルスキャンを実行する。まず、物理表示モードにおけるスキャン処理について説明する。接続検出部38から外部記憶媒体130の接続検出の通知を受けると、ディレクトリ取得部42から通知された現在ディスプレイに表示すべきディレクトリに含まれるファイルを優先してスキャンする。外部記憶媒体130には、その内部のファイルおよびディレクトリに関するテーブル52(ファイルアロケーションテーブル)が格納されている。スキャン部32は、このテーブル52を参照しながら、表示すべきディレクトリ内のファイルをスキャンし、データベース生成部34は、データベースファイル50に、スキャン部32が検出したファイルのレコードを登録していく。
なお、上述したコンテンツファイルFCごとのアイコンあるいはサムネイル画像のデータの生成、取得についても、現在ディスプレイに表示すべきディレクトリに含まれるコンテンツファイルFCから優先して実行するのが好ましい。これにより、表示すべきファイルのアイコン等が優先的に用意されるため、高速な表示処理が実現できる。
ユーザが、表示すべきディレクトリを切り替える操作を実行すると、操作部22がこの操作を検出し、メニュー制御部24に通知する。メニュー制御部24は、切り替えた後のディレクトリを、ディレクトリ取得部42に通知する。ディレクトリ取得部42は、切り替え後のディレクトリ(S14)を、スキャン部32に通知する。
スキャン部32は、現在表示中のあるディレクトリに含まれるコンテンツファイルFCをスキャン中に、ディレクトリが切り替えられると、それまでのディレクトリに含まれるコンテンツファイルFCのスキャンを停止し、切り替え後のディレクトリに含まれるコンテンツファイルFCのスキャンを開始する。
スキャン処理は、CPUの負荷を増大させるため、最小限に抑えたい場合がある。この場合、途中でスキャンを停止したディレクトリについては、スキャン処理を完全に破棄する。このディレクトリについては、改めて表示対象となったときに、再度、スキャン処理を実行する。
データベース生成部34は、あらたなコンテンツファイルFCを検出してデータベースファイル50にレコードを登録するたびに、判定部36にそのコンテンツファイルFCの情報(S22)を通知する。判定部36は、そのレコードが、表示条件設定部46から通知された検索条件(S16)に合致するかを判定し、合致する場合、そのレコードの識別子を表示処理部44に送出する(S24)。表示処理部44は、その識別子に対応するデータベースファイル50のレコードにアクセスし、そのコンテンツファイルFCに関する情報を、メニュー画面に表示する。すなわち、表示処理部44は、表示すべきコンテンツファイルFCが検出されたときに、データベースファイル50にアクセスすることになり、無駄な処理を省くことができる。
判定部36には、表示条件設定部46からの検索条件(S16)に加えて、ソート条件設定部48からソート条件(S18)が入力される。判定部36は、表示処理部44に通知する識別子に対応したレコードを、通知されたソート条件下で他のレコードと比較し、ソート順位を算出する。算出したソート順位(S26)は表示処理部44に通知される。表示処理部44は、このソート順位にもとづいて、通知された識別子に対応するコンテンツファイルFCに関する情報を表示する位置を決定する。
以上が、物理表示モードにおけるメニュー管理部20の処理である。
論理表示モードにおいて、スキャン部32は、現在表示すべきディレクトリとは無関係に、あらかじめ定められたディレクトリに含まれるファイルを優先してスキャンする。論理表示モードでは、あらかじめ定められたディレクトリ内のスキャンがすべて完了した時点で処理を終了する。スキャン部32は、あるディレクトリをスキャンしている最中に、モードの切り替えが通知されると、切り替え後のスキャン方式に直ちに切り替える。
図5は、実施の形態に係るデータベース生成方法を示すフローチャートである。
まず、外部記憶媒体の接続を監視する(S100)。その結果、外部記憶媒体の接続を検出したとき(S100のY)、スキャン対象のディレクトリを決定する(S110)。スキャン対象のディレクトリは、物理表示モードでは、現在表示すべきディレクトリであり、論理表示モードでは、所定のディレクトリである。
続いて、スキャン対象となるディレクトリ内のファイルをスキャンする(S120)。スキャンの結果、ファイルが検出されなければ(S130のN)処理S120にもどり、スキャンを継続する。ファイルが検出されると(S130のY)、データベースファイル50に検出したファイルに関するレコードを登録する(S140)。
続いて、検出したファイルを表示すべきかどうかを判定する(S150)。この判定は、レコードのフィールドが、検索条件に合致するかによって行われる。その結果、検索条件と合致した場合、そのファイルはディスプレイに表示すべきファイルであるため、表示する位置を決定するために、ソート条件と照らして、ソート順位を算出する(S160)。ソート順位が決定されると、その順位に対応した表示領域に、ファイルに関する情報を表示する(S170)。処理S150において、検索条件に合致しない場合(S150のN)、そのファイルはディスプレイに表示する必要はないため、処理S160、S170はスキップされる。
続いて、検出したファイルが、そのディレクトリ内の最後のファイルかどうかを判別し(S180)、最後のファイルの場合(S180のY)、データベースの生成を終了する。ほかにもファイルが存在する場合(S180のN)、処理S110に戻り、スキャン処理を継続する。なお、図5のフローチャートにおいて、いくつかの処理の順序が入れ替え可能であることは当業者には容易に理解される。
本実施の形態に係るマルチメディア再生装置100によれば、表示すべきファイルが存在するディレクトリ内のファイルから優先してデータベースが構築されていくため、そのディレクトリ内のファイルの情報を、短時間で表示することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、データベースの完成を待たずに、ファイルが検出されるごとにそのファイルを表示すべきか判定し、表示すべきファイルを順に表示していくことができるため、ファイルに関する情報がディスプレイに表示されるまでの時間をさらに短縮できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、その各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について述べる。
実施の形態では、外部記憶媒体130内のコンテンツファイルFCのデータベースを生成する場合について説明したが、これをハードディスク12内のコンテンツファイルFCに適用することも可能である。
実施の形態では、生成したデータベースファイル50を揮発性のメモリに格納する場合について説明したが、本発明はこれには限定されない。ハードディスクにデータベースファイル50を格納した場合であっても、そのアクセス速度が、ファイルに関する表示処理のボトルネックとならない場合、ハードディスク、あるいはその他の記録媒体に格納してもよい。
また、データベースファイル50をメモリに格納する場合と、ハードディスクに格納する場合とで、レコードに異なるフィールドを設定してもよい。メモリ10の容量は、ハードディスク12の容量より小さいため、テーブルのレコード数が多くなるとメモリ空間を圧迫するおそれがある。そこで、データベースファイル50をメモリ10に格納する場合には、最低限のフィールドを設定し、ハードディスク12に格納する場合には、付加的な情報に関するフィールドを追加してもよい。たとえば、コンテンツファイルFCが音楽データの場合、メモリ10の場合に格納する際には、「アルバム名」、「アーティスト名」、「ジャンル名」に対応するフィールドとして用意する。また、ハードディスク12に格納する場合には、これらのメタデータに加えて、曲の詳細な情報、たとえば「言語」、「国名」、「曲調」、さらにメモリ容量を必要とする「曲の解説や批評」、「ユーザが入力したテキスト情報」などのメタデータに対応するフィールドを用意し、データベースファイル50を生成してもよい。
また、ある記憶媒体に対するデータベースファイル50を、メモリ10とハードディスク12の両方に分割して格納してもよい。たとえば、記憶媒体内のコンテンツファイルFCの数量が膨大である場合、メモリ10にデータベースファイル50を格納すると、メモリ空間を圧迫するおそれがある。このような場合に、データベースファイル50の一部をハードディスク12に格納することは有効である。なお、データベースファイル50を分割する際には、(1)すべてのレコードのうち一部をメモリ10に、残りをハードディスク12に格納してもよいし、(2)一部のフィールドをメモリ10に、残りのフィールドをハードディスク12に格納してもよい。
さらに、一旦生成したデータベースファイル50を、外部記憶媒体130が一旦外された後に再度接続された場合に、これを利用できるように、揮発性のメモリから外部記憶媒体130自体、あるいはハードディスク12に待避して保存しておいてもよい。外部記憶媒体130が、マルチメディア再生装置100以外で修正された場合、修正された部分についてのみ、ファイルスキャンを実行して、レコードを追加、修正すればよい。この処理は、最後に修正された日付をタイムスタンプとして管理することにより実現できる。
また、外部記憶媒体130のうち、CD−ROM(Road Only Memory)やDVD−ROMであって、情報処理装置100に接続された際に、その媒体を特定できる場合には、その記憶媒体のデータベースを、不揮発性の記憶装置であるハードディスク12に格納してもよい。CD−ROM、DVD−ROM等は、外部において書き換えられることが想定されないため、一旦、データベースファイル50を生成してハードディスク12に記録しておけば、次に外部記憶媒体130に接続、挿入された際に、そのデータベースファイル50を再度利用することができ、あらためてコンテンツファイルFCのメタデータを取得してデータベースファイル50を生成する必要がなくなるとともに、ファイルに関する情報を高速に表示することが可能となる。
たとえば、CD−ROMには、その媒体に固有の識別子(ID)が付加されている場合がある。そこで、このCD−ROMがはじめてマルチメディア再生装置100に接続された際に、以下の手順によって、CD−ROM内のコンテンツファイルFCのメタデータを取得し、データベースファイル50を生成してもよい。以下は、音楽CDの場合の処理である。
まず、ディスクのIDを取得する。次いで、取得したIDのデータベースファイル50がすでにメモリ10もしくはハードディスク12に存在するかを判定する。判定の結果、データベースファイル50が存在しなければ、インターネット上のサーバーにアクセスし、取得したIDに対応する音楽CDのメタデータを取得する。そして、取得したメタデータを利用してデータベースファイル50を生成し、不揮発性記憶媒体であるハードディスク12に格納する。もし、取得したIDのデータベースファイル50が存在していた場合、あらたにデータベースファイル50を生成することなく、すでに生成されたデータベースファイル50を参照し、ファイルに関する情報を表示する。なお、あるIDに対応する音楽CDの情報がサーバーから複数提示される場合には、ユーザがいずれかを選択してもよい。また、すでにデータベースファイル50が生成された音楽CDと同一のIDを有する別の音楽CDが挿入された場合には、ユーザの指示に従い、再度データベースファイル50を生成してもよい。
実施の形態に係るマルチメディア再生装置の構成を示すブロック図である。 コンテンツファイルのデータ構造の一例を示す図である。 データベースファイルのデータ構造を示す図である。 図1のマルチメディア再生装置の一部の構成を詳細に示すブロック図である。 実施の形態に係るデータベース生成方法を示すフローチャートである。
符号の説明
FC コンテンツファイル、 10 メモリ、 12 ハードディスク、 14 I/O部、 16 再生処理部、 18 出力部、 20 メニュー管理部、 22 操作部、 24 メニュー制御部、 30 データベース管理部、 32 スキャン部、 34 データベース生成部、 36 判定部、 38 接続検出部、 40 表示制御部、 42 ディレクトリ取得部、 44 表示処理部、 46 表示条件設定部、 48 ソート条件設定部、 49 モード設定部、 50 データベースファイル、 62 画像出力部、 64 音声出力部、 100 マルチメディア再生装置、 110 ディスプレイ、 120 音声出力装置、 130 外部記憶媒体。

Claims (12)

  1. ファイルに関する情報を表示する際に参照されるデータベースの生成方法であって、
    演算処理装置が、所定の記憶媒体に含まれるファイルのうち、現在ディスプレイに表示すべきディレクトリに含まれるファイルを優先してスキャンすることによりスキャンにより検出された各ファイルのメタデータを取得するとともに、スキャンにより検出された各ファイルを象徴する画像データを生成もしくは取得し、当該画像データを所定の記憶装置に格納する第1ステップと、
    演算処理装置が、スキャンにより検出されたファイルそれぞれについて、そのメタデータを格納するための第1のフィールドと、そのファイルを象徴する画像データへのリンク情報を格納するための第2のフィールドを有するレコードを生成し、前記所定の記憶装置に格納されるテーブル形式のデータベースに順次登録する第2ステップと、
    を備え
    前記第1ステップにおいて演算処理装置は、スキャンにより検出されたファイルを象徴する画像データがそのファイル内に保持されていないとき、ネットワーク上のサーバにアクセスして取得することを特徴とするデータベース生成方法。
  2. 前記第1ステップにおいて、演算処理装置は、現在表示すべきディレクトリに含まれるファイルをスキャン中に、表示すべきディレクトリが切り替えられると、それまでのディレクトリに含まれるファイルのスキャンを停止し、切り替え後のディレクトリに含まれるファイルのスキャンを開始することを特徴とする請求項1に記載のデータベース生成方法。
  3. 前記記憶媒体は、本生成方法が実行される情報処理装置に対して着脱可能であって、演算処理装置は、前記記憶媒体の接続を検出すると、前記第1、第2ステップを開始することを特徴とする請求項1に記載のデータベース生成方法。
  4. 前記第2ステップにおいて演算処理装置は、生成したデータベースをメモリに格納し、前記記憶媒体が外されると、前記データベースが格納されていた領域を解放することを特徴とする請求項3に記載のデータベース生成方法。
  5. 着脱可能な前記記憶媒体が外部において書き換えられることが想定されない媒体であって、本情報処理装置に接続された際にその媒体を特定できる媒体である場合、
    演算処理装置は、該記憶媒体が初めて接続されたときに、前記第1、第2ステップを開始して前記データベースを生成して不揮発性の記憶装置に格納し、次にその記憶媒体が接続された際には、前記第1、第2ステップを行わずに、すでに生成したデータベースファイルを再度利用することを特徴とする請求項3に記載のデータベース生成方法。
  6. 前記第1ステップにおいて演算処理装置は、切り替え可能な第1、第2のモードでファイルのスキャンを実行し、前記第1モードでは、現在ディスプレイに表示すべきディレクトリに含まれるファイルを優先してスキャンし、前記第2モードでは、あらかじめ定められたディレクトリに含まれるファイルを優先してスキャンすることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のデータベース生成方法。
  7. ファイルに関する情報を表示する際に参照されるデータベースを生成する情報処理装置であって、
    所定の記憶媒体に含まれるファイルをスキャンすることによりスキャンにより検出された各ファイルのメタデータを取得するとともに、スキャンにより検出された各ファイルを象徴する画像データを生成もしくは取得し、当該画像データを所定の記憶装置に格納し、スキャンにより検出されたファイルそれぞれについて、そのメタデータを格納するための第1のフィールドと、そのファイルを象徴する画像データへのリンク情報を格納するための第2のフィールドを有するレコードを生成し、前記所定の記憶装置に格納されるテーブル形式のデータベースに順次登録するデータベース管理部と、
    前記データベースを参照して、前記記憶媒体に含まれるファイルに関する情報を、ディレクトリごとにディスプレイに表示する表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、現在表示すべきディレクトリを、前記データベース管理部に通知し、
    前記データベース管理部は、通知されたディレクトリに含まれるファイルを優先してスキャンし、検出したファイルのレコードを前記データベースに登録し、
    前記データベース管理部は、スキャンにより検出されたファイルを象徴する画像データがそのファイル内に保持されていないとき、ネットワーク上のサーバにアクセスして取得することを特徴とする情報処理装置。
  8. 本情報処理装置に対して着脱可能な前記記憶媒体の接続を検出する検出部をさらに備え、
    前記データベース管理部は、前記検出部により前記記憶媒体の接続が検出されたことを契機として、前記データベースの生成を開始することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記表示制御部は、現在ディスプレイに表示すべきファイルを抽出するための検索条件を、前記データベース管理部に通知し、
    前記データベース管理部は、前記データベースに登録したファイルが前記検索条件に合致するとき、そのファイルを前記表示制御部に通知し、
    前記表示制御部は、前記データベース管理部から通知された前記ファイルに関する情報を、前記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記表示制御部は、ファイルに関する情報を表示する際のソート条件を前記データベース管理部に通知し、
    前記データベース管理部は、前記表示制御部に前記検索条件に合致するファイルを通知する際に、前記データベースを参照することにより、前記ソート条件にもとづく前記ファイルのソート順位を判定し、判定したソート順位を前記表示制御部に通知することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  11. 記憶媒体に格納されたファイルを扱うコンピュータに、
    現在ディスプレイに表示すべき前記記憶媒体のディレクトリを判別する第1ステップと、
    現在ディスプレイに表示すべき前記記憶媒体のディレクトリに含まれるファイルを優先してスキャンすることにより、スキャンにより検出された各ファイルのメタデータを取得するとともに、スキャンにより検出された各ファイルを象徴する画像データを生成もしくは取得し、当該画像データを所定の記憶装置に格納する第2ステップと、
    スキャンにより検出されたファイルそれぞれについて、そのメタデータを格納するための第1のフィールドと、そのファイルを象徴する前記画像データへのリンク情報を格納するための第2のフィールドを有するレコードを生成し、前記所定の記憶装置に格納されるテーブル形式のデータベースに順次登録する第3ステップと、
    を実行させ
    前記第2ステップにおいて、スキャンにより検出されたファイルを象徴する画像データがそのファイル内に保持されていないとき、前記画像データをネットワーク上のサーバから取得させるステップを実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記憶した記憶媒体。
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