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JP4420987B2 - 画像編集装置 - Google Patents

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JP4420987B2
JP4420987B2 JP00186597A JP186597A JP4420987B2 JP 4420987 B2 JP4420987 B2 JP 4420987B2 JP 00186597 A JP00186597 A JP 00186597A JP 186597 A JP186597 A JP 186597A JP 4420987 B2 JP4420987 B2 JP 4420987B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体上の画像ファイル(音声情報などを含んでもよい)を編集する画像編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータなどを用いたディジタル画像処理の発展により、記録媒体上の画像ファイルを編集する画像編集装置が実用化されている。
【0003】
この種の画像編集装置としては、いくつかの画像ファイルを手動操作により連結し、一つの映像作品を制作するものが一般に知られている。
一般に、このような編集作業では、まず、操作者が、複数の画像ファイルを制作意図に応じていくつかのシーンに分類する。次に、画像編集装置を用いて、これらの画像ファイルを個々のシーンごとに連結する。このようにシーンごとに作成された中間段階の画像ファイルをさらに連結することにより、最終的な映像作品が完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようなケースでは、中間段階の画像ファイルが多数作成されるため、画像編集装置は、大容量の記録媒体を備えなければならないという問題点があった。
特に、画像編集装置を電子カメラなどと一体に構成する場合を仮に想定すると、装置全体の携帯性や可搬性が要望されるため、大容量の記録媒体などを備えることが困難となる。そのため、電子カメラなどと一体に構成される画像編集装置については、大容量の画像ファイルの編集機能を付加することが困難であると想定される。
【0005】
また、記録媒体の使用容量を節約するために、中間段階の画像ファイルを作成した時点で、元の画像ファイルを逐次消去する方策も考えられる。
しかしながら、このような方策では、元の画像ファイルが消去されるため、編集作業のやり直しなどが困難になるという問題点があった。また、一つの画像ファイルを複数のシーンで使い回すなどの編集作業に柔軟に応えられないという問題点もあった。
【0006】
そこで、請求項1〜3に記載の発明は、上述した問題点を解決するために、記録媒体の記録容量を効率的に使用しつつ、複数の画像ファイルを柔軟に編集できる画像編集装置を提供することを目的とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1の目的と併せて、シナリオファイルの内容に矛盾点がある場合においても、画像ファイルを支障なく編集することができる画像編集装置を提供することを目的とする。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項1の目的と併せて、画像編集の途中においても、画像編集の結果を即座に確認することができる画像編集装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
図1は、請求項1〜3に記載の発明に対応する原理ブロック図である。
【0011】
請求項1に記載の発明は、複数の画像ファイルと、画像ファイルの再生順もしくは再生形態を予め定められたファイル形式で収録してなるシナリオファイルとが記録可能な記録媒体1と、記録媒体1からシナリオファイルを取り込み、ファイル形式に基づいて再生順もしくは再生形態を判別するシナリオ判別手段2と、シナリオ判別手段2により判別された再生順もしくは再生形態に従って、記録媒体1から取り込まれた画像ファイルを編集する編集手段3とを備える。
この編集手段は、下記の手段を備える。
(1)シナリオ判別手段により判別された再生順もしくは再生形態に従って、編集対象とすべき画像ファイルを記録媒体から取り込み、画像伸張を施す手段
(2)シナリオ判別手段により判別された再生順もしくは再生形態に従って、画像伸張後の画像ファイルを編集し、編集用のメモリに蓄積する手段
(3)編集結果が前記編集用のメモリ内に所定時間蓄積されるたびに画像圧縮して、編集済みの画像圧縮された画像ファイルを新規に作成する手段
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像編集装置において、記録手段を備える。この記録手段は、新規に作成された編集済みの画像圧縮された画像ファイルを、編集前の画像ファイルが記録されていた記録媒体とは別の記録媒体に、記録する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像編集装置において、シナリオファイルには、再生形態として、画像ファイルの再生速度,画像ファイルの再生の繰り返し回数,画像ファイルの再生範囲,画像ファイルの再生に付加する特殊効果,画像ファイルに付随する音声の再生形態,のいずれか一つが少なくとも収録されてなることを特徴とする。
【0014】
図2は、原理ブロック図である。
【0015】
図3は、原理ブロック図である。
【0016】
図4は、請求項4に記載の発明に対応する原理ブロック図である。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像編集装置において、シナリオファイルに沿って複数の画像ファイルを再生する際の矛盾を検出し、予め定められた優先順位もしくは外部からの修正指示に応じて、この矛盾を修正する修正手段9を備えたことを特徴とする。
【0017】
図5は、請求項5に記載の発明に対応する原理ブロック図である。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像編集装置において、シナリオ判別手段2により判別された再生順もしくは再生形態に従って、記録媒体1から取り込まれた画像ファイルを再生する再生手段10を備えたことを特徴とする。
【0018】
(作用)
請求項1にかかわる画像編集装置では、シナリオ判別手段2が、記録媒体1からシナリオファイルを読み出す。このシナリオファイルには、画像ファイルの再生順もしくは再生形態が、予め定められたファイル形式で収録されている。
シナリオ判別手段2は、このファイル形式に基づいて再生順もしくは再生形態を判読する。
【0019】
編集手段3は、シナリオ判別手段2で判別された再生順もしくは再生形態に従って、記録媒体1上の画像ファイルを編集する。
この編集手段は、下記の処理により画像編集を行う。
(処理1)シナリオ判別手段により判別された再生順もしくは再生形態に従って、記録媒体から編集対象とすべき画像ファイルを取り込み、画像伸張を施す。
(処理2)シナリオ判別手段により判別された再生順もしくは再生形態に従って、画像伸張後の画像ファイルを編集する。
(処理3)編集された結果を画像圧縮して、編集済みの画像圧縮された画像ファイルを新規に作成する。
請求項2にかかわる画像編集装置は、新規に作成された編集済みの画像圧縮された画像ファイルを、編集前の画像ファイルが記録されていた記録媒体とは別の記録媒体に記録する。
請求項3にかかわる画像編集装置では、上記の再生形態として、画像ファイルの再生速度,画像ファイルの再生の繰り返し回数,画像ファイルの再生範囲,画像ファイルの再生に付加する特殊効果,画像ファイルに付随する音声の再生形態,のいずれかがシナリオファイルに収録される。
【0022】
請求項4にかかわる画像編集装置では、予め定められた優先順位もしくは外部からの修正指示に従って、シナリオファイルの矛盾を修正する。
請求項5にかかわる画像編集装置では、再生手段10は、シナリオ判別手段2で判別された再生順もしくは再生形態に従って、記録媒体1上の画像ファイルを再生する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明における実施の形態を説明する。
図6は、実施形態(請求項1〜に対応)の機能ブロック図である。
図7は、本実施形態の外観を説明する図である。
図6,図7において、画像編集装置11内には、ディスクドライブ部12が配置され、ディスクドライブ部12には、光磁気記録媒体13が外部から装着される。
【0024】
ディスクドライブ部12は、共通バス14aを介してマイクロプロセッサ14に接続される。
その他、共通バス14aには、画像圧縮伸長部15,画像メモリ16および表示ドライバ部17などが接続される。
表示ドライバ部17の画像出力は、画像編集装置11の正面に配置された液晶表示部18に接続される。この液晶表示部18には、指やペンなどの押圧を感知するためのタッチパネル18aが貼り付けられ、タッチパネル18aの出力は、タッチパネル検出回路19に接続される。このタッチパネル検出回路19の出力は、マイクロプロセッサ14に入力される。
【0025】
また、画像編集装置11の側面には、カメラ部11aが着脱自在に設けられ、カメラ部11aの正面には、撮影レンズ21が装着される。撮影レンズ21の結像面には、撮像素子22の受光部が配置され、撮像素子22の光電出力は、A/D変換部23を介して、γ補正や色信号処理などを行う信号処理部24に接続される。信号処理部24の出力は、カメラ部11aと画像編集装置11との接続部を介して、画像メモリ16に入力される。
【0026】
また、画像編集装置11の筐体には、スピーカー11d,イヤホンジャック11eなどが配置され、内部の音声用出力アンプ(図示せず)などにそれぞれ接続される。
なお、請求項1〜3に記載の発明と本実施形態との対応関係については、記録媒体1は光磁気記録媒体13に対応し、シナリオ判別手段2はディスクドライブ部12およびマイクロプロセッサ14の「シナリオファイルのデータ構造を判読する機能」に対応し、編集手段3はディスクドライブ部12,画像圧縮伸長部15およびマイクロプロセッサ14の「シナリオファイルに基づいて複数の画像ファイルを編集する機能」に対応し、記録手段4は、ディスクドライブ部12およびマイクロプロセッサ14の「連結編集された画像ファイルを記録する機能」に対応する。
【0029】
請求項4に記載の発明と本実施形態との対応関係については、修正手段9が、マイクロプロセッサ14の「シナリオファイルのデータを修正する機能」に対応する。
請求項5に記載の発明と本実施形態との対応関係については、再生手段10が、表示ドライバ部17,液晶表示部18およびマイクロプロセッサ14の「シナリオファイルに基づいて複数の画像ファイルを再生する機能」に対応する。
【0030】
図8は、本実施形態の動作を説明する状態遷移図である。
図9〜14は、本実施形態の動作を説明する流れ図である。
図15〜図22は、本実施形態の表示画面を示す図である。
以下、本実施形態の動作を、液晶表示部18の表示画面の遷移に合わせて説明する。
【0031】
(初期画面)
まず、電源が投入されると、マイクロプロセッサ14は、表示ドライバ部17を介して初期画面(図15)を液晶表示部18に表示する。初期画面には、再生操作を受け付けるための子ウィンドウ30が表示され、子ウィンドウ30の上半分には、サムネイル画像31が一覧表示される。
【0032】
このサムネイル画像31は、例えば、光磁気記録媒体13に記録された画像ファイルの先頭フレームを縮小表示した画像である。
このサムネイル画像31の中には、シナリオファイル識別マーク32を付与した画像が一緒に表示される。この画像は、シナリオファイルであることを示すサムネイル画像31であり、例えば、このシナリオファイルに関連付けられた画像ファイルの先頭フレームなどが縮小表示される。
【0033】
これらのサムネイル画像31の下側には、画面外のサムネイル画像31をスクロールするためのスクロール釦33が表示される。このスクロール釦33の下側には、再生操作を指示するための再生釦34などが表示される。
また、再生釦34の下側には、編集釦35が表示される。この編集釦35を指などでクリックすると、タッチパネル18aは、その押圧動作を感知する。
【0034】
タッチパネル検出回路19は、タッチパネル18aから押圧箇所の位置座標を取得してマイクロプロセッサ14に伝達する。マイクロプロセッサ14では、押圧箇所の位置座標に対応して、「編集釦35がクリックされた」旨のメッセージを表示ドライバ部17に伝達する。
表示ドライバ部17では、「編集釦35がクリックされた」旨のメッセージに従って、液晶表示部18の表示画面を、次の編集画面Aに変更する。
【0035】
(編集画面A)
図16は、編集画面Aを示す図である。
この編集画面Aでは、上記の初期画面における再生釦34および編集釦35の替わりに、シナリオ編集釦40,ビデオ編集釦41およびOK釦42が表示される。
【0036】
この画面上で、OK釦42がクリックされると、表示ドライバ部17は、表示画面を初期画面に戻す。
一方、この画面上でビデオ編集釦41がクリックされると、マイクロプロセッサ14は、光磁気記録媒体13上の画像ファイルを実際に連結するなどのビデオ編集モードに移行する。
【0037】
また、この画面上でシナリオ編集釦40がクリックされると、表示ドライバ部17は、表示画面を次の編集画面Bに変更する。
(編集画面B)
図17は、編集画面Bを示す図である。
この編集画面Bでは、画面右上にOK釦45およびビデオ編集釦45aが表示され、画面中段には、サムネイル画像46が横列に表示される。
【0038】
また、画面の右下にパレット領域48が表示され、画面の左下には、サムネイル画像46の列表示をスクロールするためのスクロール釦49が表示される。
以下、図9に示す流れ図に基づいて、編集画面Bにおける実施形態の動作を説明する。
まず、表示ドライバ部17は、編集画面Bを液晶表示部18に表示する(図9S1)。
【0039】
このような状態で、サムネイル画像46がクリックされると(図9S2)、マイクロプロセッサ14は、まず、サムネイル選択された画像ファイルを判別する。次に、マイクロプロセッサ14は、この判別された画像ファイルに関連付けられた「再生形態を定義するシナリオファイル」の一覧データを取得して、メニュー47内に表示する(図9S3)。
【0040】
ここで、メニュー47の一つがクリックされると(図9S4)、表示ドライバ部17は、表示画面を編集画面Cに変更する(図9S5)。
一方、編集画面Bにおいて、メニュー47の項目またはサムネイル画像46が、パレット領域48にドラッグ&ドロップされると(図9S6)、マイクロプロセッサ14は、「再生順を定義するシナリオファイル」を光磁気記録媒体13の記録領域上に新規作成する(図9S7)。
【0041】
ここで、「再生順を定義するシナリオファイル」のデータ構造を図23(a)に示す。このデータ構造では、ポインタpbが示すデータの先頭から、次のデータが順番に格納される。
【0042】
1)シナリオファイル名
2)先頭の画像ファイル名もしくはシナリオファイル名
3)2番目の画像ファイル名もしくはシナリオファイル名


N+1)N番目の画像ファイル名もしくはシナリオファイル名
N+2)終了コード
マイクロプロセッサ14は、パレット領域48にサムネイル画像46またはメニュー47が続けてドロップされる度に、対応する画像ファイル名もしくはシナリオファイル名を上記のシナリオファイルのデータに追加する(図9S8)。
【0043】
また、編集画面Bにおいて、パレット領域48がダブルクリックされると(図9S9)、表示ドライバ部17は、表示画面を編集画面Eに変更する(図9S11)。
さらに、編集画面Bにおいて、ビデオ編集釦45aがクリックされると(図9S12)、表示ドライバ部17は、表示画面をビデオ編集画面に変更する(図9S13)。
【0044】
マイクロプロセッサ14は、これらの一連の動作をOK釦45が押されるまで繰り返し実行する。
一方、編集画面Bにおいて、OK釦45がクリックされると(図9S14)、表示ドライバ部17は、表示画面を編集画面Aに戻す(図9S15)。
上述したように、編集画面Bでは、「再生順を定義するシナリオファイル」の新規作成が主として行われる。
【0045】
(編集画面C)
図18は、編集画面Cを示す図である。
この編集画面Cでは、「編集画面Bにおいてメニュー選択されたシナリオファイル」のサムネイル画像51が画面の左上に表示される。このサムネイル画像51の下側には、モーションREC釦52およびOK釦53が表示される。
【0046】
また、画面の右上には、特殊効果チェックボックス54が縦列に表示され、特殊効果チェックボックス54の下側には、繰り返し回数エディットボックス55が表示される。
以下、図10に示す流れ図に基づいて、編集画面Cにおける実施形態の動作を説明する。
【0047】
まず、表示ドライバ部17は、表示画面に編集画面Cを表示する(図10S16)。
マイクロプロセッサ14は、編集画面Bにおいてメニュー選択された「再生形態を定義するシナリオファイル」を光磁気記録媒体13から読み出す(図10S17)。
【0048】
なお、編集画面B(図17)において「追加」欄がメニュー選択されていた場合、マイクロプロセッサ14は、「再生形態を定義するシナリオファイル」を新規作成する。
ここで、「再生形態を定義するシナリオファイル」のデータ構造を図23(b)に示す。このデータ構造では、ポインタpaが示すデータの先頭から、次のデータが順番に格納される。
【0049】
1)シナリオファイル名
2)関連元の画像ファイル名
3)再生開始時点
4)再生終了時点
5)再生速度(ポーズ,逆再生,早送りなどを時系列に記憶する)
6)再生繰り返し回数
7)特殊効果(フェードイン,ワイプインなど)
8)音声の再生形態(音量などを時系列に記憶する)
マイクロプロセッサ14は、特殊効果チェックボックス54および繰り返し回数エディットボックス55が変更される度に、シナリオファイル内の対応するデータを更新する(図10S18)。
【0050】
一方、編集画面Cにおいて、モーションREC釦52がクリックされると(図10S19)、表示ドライバ部17は、表示画面に編集画面Dを表示する(図10S20)。
マイクロプロセッサ14は、これらの一連の動作をOK釦53が押されるまで繰り返し実行する。
【0051】
一方、編集画面Cにおいて、OK釦53がクリックされると(図10S21)、表示ドライバ部17は、表示画面を編集画面Bに戻す(図10S22)。
上述したように、編集画面Cでは、「再生形態を定義するシナリオファイル」のデータ更新が主として行われる。
(編集画面D)
図19は、編集画面Dを示す図である。
【0052】
この編集画面Dでは、画面左側に再生画面60が表示され、再生画面60の下側には、左側から順番に、逆早送り釦62,逆再生釦61,停止釦63,ポーズ釦64,再生釦65および早送り釦66が表示される。
また、画面右上にはOK釦67が配置され、画面右側の中段には、開始設定釦68,終了設定釦69および確認釦70が表示される。
【0053】
さらに、画面右下には、再生時間を表示する時間表示ボックス71と、再生音量を調節する音量調整バー72とが表示される。
以下、図11に示す流れ図に基づいて、編集画面Dにおける実施形態の動作を説明する。
まず、表示ドライバ部17は、表示画面に編集画面Dを表示する(図11S25)。
【0054】
この編集画面Dにおいて、マイクロプロセッサ14は、再生釦65などに対する手動の再生操作を取り込む。
ここで、マイクロプロセッサ14は、「編集画面Bにおいてメニュー選択されたシナリオファイル」の関連元の画像ファイルを光磁気記録媒体13から読み出す。
【0055】
このように読み出された画像ファイルは、画像圧縮伸長部15において画像伸長され、画像メモリ16に順次記憶される。
一方、表示ドライバ部17は、マイクロプロセッサ14から与えられた再生操作のメッセージに従って、画像メモリ16から画像を再生する。
例えば、早送り釦66が押された場合、表示ドライバ部17は、画像メモリ16から数フレームおきに画像を読み出して、再生画面60に順次表示する。
【0056】
また、ポーズ釦64が押された場合、表示ドライバ部17は、画像メモリ16から1フレーム分の画像を繰り返し読み出し、再生画面60に表示する。
このような再生期間中に、開始設定釦68がクリックされると、マイクロプロセッサ14は、再生画面60に現時点で表示されている画像のフレーム番号をシナリオファイル内の再生開始時点のデータ領域に書き込む。
【0057】
この時点から、マイクロプロセッサ14は、再生速度の変化をシナリオファイル内の再生速度のデータ領域に書き込む。
また、マイクロプロセッサ14は、音量調整バー72が操作されると、再生音量の変化をシナリオファイル内の音声再生形態のデータ領域に書き込む。
【0058】
ここで、終了設定釦69がクリックされると、マイクロプロセッサ14は、再生画面60に現時点で表示されている画像のフレーム番号をシナリオファイルの再生終了時点のデータ領域に書き込む(図11S26)。
マイクロプロセッサ14は、これらの一連の動作をOK釦67が押されるまで繰り返し実行する。
【0059】
一方、編集画面Dにおいて、OK釦67がクリックされると(図11S27)、表示ドライバ部17は、表示画面を編集画面Cに戻す(図11S28)。
上述した動作により、編集画面Cでは、手動の再生操作がシナリオファイルに自動記録される。
(編集画面E)
図20は、編集画面Eを示す図である。
【0060】
編集画面Eでは、画面右上にOK釦76が表示され、画面の中段には、サムネイル画像75が数列にわたって表示される。
また、画面左下には、サムネイル画像75の列表示をスクロールするためのスクロール釦77と、確認用の再生操作釦78とが表示される。
以下、図12に示す流れ図に基づいて、編集画面Eにおける実施形態の動作を説明する。
【0061】
まず、表示ドライバ部17は、表示画面に編集画面Eを表示する(図12S30)。
次に、マイクロプロセッサ14は、編集画面Bのパレット領域48などを用いて作成されたシナリオファイルを取り込む。表示ドライバ部17は、このシナリオファイルに定義された再生順に従って、サムネイル画像75を列表示する(図12S31)。
【0062】
ここで、一つのサムネイル画像75がドラッグ操作されると、表示ドライバ部17は、そのサムネイル画像75をドラッグ操作の動きに追従して変位させる。
さらに、このサムネイル画像75が、2つのサムネイル画像の間にドロップされると、その間にサムネイル画像75を挿入して、全体の表示位置を並べ替える(図12S32)。
【0063】
マイクロプロセッサ14は、このサムネイル画像75の配列順に等しく、シナリオファイル内の再生順を示すデータを並べ替える(図12S33)。
マイクロプロセッサ14は、これらの一連の動作をOK釦76が押されるまで繰り返し実行する。
一方、編集画面Eにおいて、OK釦76がクリックされると(図12S34)、表示ドライバ部17は、表示画面を編集画面Bに戻す(図12S35)。
【0064】
上述した編集動作により、編集画面Eでは、シナリオファイル内の再生順を示すデータを簡便に変更することができる。
なお、上述した編集動作の最中に、図19に示された確認用の再生操作釦78が操作されると、マイクロプロセッサ14は、再生画面用の子ウィンドウを生成し、その子ウィンドウ内に、現時点の再生順に沿った画像ファイルを順番に再生する。
【0065】
(再生動作)
図21は、再生時の表示画面を示す図である。
画面上には、再生画面80が大きく表示され、再生画面80の下側には、再生操作釦82が表示される。
以下、図13に示す流れ図に基づいて、実施形態の再生動作を説明する。
【0066】
まず、表示ドライバ部17は、再生画面80の画面枠を表示する(図13S41)。
次に、マイクロプロセッサ14は、初期画面においてサムネイル選択されたファイルが、画像ファイルまたはシナリオファイルのどちらかを判別する(図13S42)。
【0067】
ここで、画像ファイルがサムネイル選択されている場合、マイクロプロセッサ14は、ディスクドライブ部12を介して光磁気記録媒体13から画像ファイルを読み出す(図13S43)。
画像圧縮伸長部15は、この画像ファイルのデータを伸長して、画像メモリ16に順次格納する。表示ドライバ部17は、画像メモリ16内の画像情報を再生画面80に順次表示する(図13S44)。
【0068】
表示ドライバ部17は、上記の画像ファイルの再生完了後に、表示画面を初期画面に戻す(図13S45)。
一方、ステップS42において、シナリオファイルがサムネイル選択された場合、マイクロプロセッサ14は、シナリオファイルのデータ構造に基づいて、再生順もしくは再生形態のどちらを定義したものかを判別する(図13S46)。
【0069】
ここで、再生形態を定義したシナリオファイルの場合、マイクロプロセッサ14は、ディスクドライブ部12を介して光磁気記録媒体13から、シナリオファイルと関連元の画像ファイルとを読み出す(図13S47)。
次に、マイクロプロセッサ14は、シナリオファイルのデータ構造から再生開始時点および再生終了時点のデータを取得して、画像圧縮伸長部15にこれらのデータを転送する。
【0070】
画像圧縮伸長部15は、画像ファイルのデータを、再生開始時点のフレーム前後から伸長して、画像メモリ16に順次格納する。
表示ドライバ部17は、画像メモリ16内の画像のフレーム番号をマイクロプロセッサ14に伝達する。
マイクロプロセッサ14では、このフレーム番号に従って、シナリオファイル内の再生速度,音声の再生形態,特殊効果などの対応データを表示ドライバ部17に伝達する。
【0071】
表示ドライバ部17は、これらの対応データに同期して、フレーム表示の時間間隔,画像ファイルに含まれる音声データの再生形態,特殊効果などを変更する(図13S48)。
画像圧縮伸長部15は、再生終了時点のフレームを伸長すると共に、画像ファイルの伸長処理を終了する。表示ドライバ部17は、画像メモリ16内の画像の再生完了後に、表示画面を初期画面に戻す(図13S49)。
【0072】
一方、ステップS46において、再生順を定義したシナリオファイルであると判別された場合、マイクロプロセッサ14は、ディスクドライブ部12を介して光磁気記録媒体13からシナリオファイルを読み出す。
ここで、マイクロプロセッサ14は、再生順を階層的に辿り、マイクロプロセッサ14内部のメモリ上に再生順のデータを展開する(図13S50)。
【0073】
すなわち、図24に示すような場合、シナリオファイルAには、
(画像ファイルB→シナリオファイルC→画像ファイルD)
のデータが記録される。そこで、マイクロプロセッサ14は、再生順を定義したシナリオファイルCを階層的に辿って読み出す。
このシナリオファイルCには、
(画像ファイルE→画像ファイルF→シナリオファイルG)
のデータが記録される。ここでシナリオファイルGは、再生形態を定義したものなので、これ以上に再生順を辿らない。
【0074】
その結果、メモリ上に展開される再生順は、
(画像ファイルB→画像ファイルE→画像ファイルF→シナリオファイルG→画像ファイルD)
となる。
ここで、マイクロプロセッサ14は、再生形態を定義したシナリオファイル同士の連結箇所を探索し、その連結箇所の特殊効果などに矛盾が生じるか否かを、予め定められた対照表などに基づいて判別する(図13S51)。
【0075】
例えば、フェードアウトとワイプインなどが相互に定義されている場合は、矛盾が発生すると判断する。
このような矛盾が生じる場合、マイクロプロセッサ14は、先行するシナリオファイルの特殊効果を優先するために、後のシナリオファイルの該当データを消去する(図13S52)。
【0076】
マイクロプロセッサ14は、修正済みのシナリオファイルを光磁気記録媒体13に上書きする(図13S53)。
このように矛盾が解消された状態で、マイクロプロセッサ14,画像圧縮伸長部15および表示ドライバ部17は、メモリ上に展開された再生順に従って、画像ファイルもしくはシナリオファイルを順番に再生する(図13S54)。
【0077】
表示ドライバ部17は、画像メモリ16内の画像の再生完了後に、表示画面を初期画面に戻す(図13S55)。
(ビデオ編集画面)
図22は、ビデオ編集画面を示す図である。
画面上には、主画面84が大きく表示され、主画面84の右脇には、OK釦85,ファイルメニュー86および特殊効果メニュー87が表示される。この特殊効果メニュー87をクリックすることにより、トリミング調整,特定の画面枠の付加,色調調整などの選択メニューが表示される。
【0078】
この特殊効果メニュー87の下側には、シナリオファイルの一覧表示を行うファイルリスト88が表示される。
また、主画面84の右下には、特殊効果メニュー87による画面効果を確認するための副画面89が表示される。主画面84の左下には、記録釦90および再生釦91が表示される。
【0079】
この再生釦91は、前述した再生画面(図21)における再生操作釦82と同様の機能を果たす。
以下、図14に示す流れ図に基づいて、記録釦90にかかわる動作の説明を行う。
まず、マイクロプロセッサ14は、ディスクドライブ部12を介してシナリオファイルのファイル名を取得し、ファイルリスト88内に一覧表示する(図14S61)。
【0080】
次に、マイクロプロセッサ14は、タッチパネル18aを介してファイルリスト88の手動選択を取得する(図14S62)。
このような動作を記録釦90が押されるまで繰り返す。なお、この期間中に、特殊効果メニュー87や再生釦91などが操作された場合、マイクロプロセッサ14は、それぞれの対応動作を実行する。
【0081】
ここで、記録釦90が押されると(図14S63)、マイクロプロセッサ14は、選択されたシナリオファイルが再生順もしくは再生形態のどちらを定義したものかをデータ構造に基づいて判別する(図14S64)。
ここで、再生形態を定義したシナリオファイルの場合、マイクロプロセッサ14は、ディスクドライブ部12を介して光磁気記録媒体13から、シナリオファイルと関連元の画像ファイルとを読み出す(図14S65)。
【0082】
次に、マイクロプロセッサ14は、シナリオファイルのデータ構造から再生開始時点および再生終了時点のデータを取得して、画像圧縮伸長部15にこれらのデータを転送する。
画像圧縮伸長部15は、画像ファイルのデータを、再生開始時点のフレーム前後から伸長して、画像メモリ16に順次格納する。
【0083】
表示ドライバ部17は、画像メモリ16内の画像のフレーム番号をマイクロプロセッサ14に伝達する。
マイクロプロセッサ14では、このフレーム番号に従って、シナリオファイル内の再生速度,音声の再生形態,特殊効果などの対応データを表示ドライバ部17に伝達する。
【0084】
表示ドライバ部17は、これらの対応データに同期して、フレーム表示の時間間隔,画像ファイルに含まれる音声データの再生形態,特殊効果などを変更する。
このようにシナリオファイルに基づいて加工された画像データは、主画面84に再生表示されると共に、画像メモリ16内に順次蓄積される(図14S66)。
画像メモリ16内に、加工された画像データが所定時間蓄積されるたびに、画像圧縮伸長部15は、上記の伸長動作を一旦中断して、この画像データを画像圧縮する。
【0085】
ディスクドライブ部12は、光磁気記録媒体13上に画像ファイルを新規作成し、この圧縮後の画像データを画像ファイル内に逐次格納する(図14S67)。
画像圧縮伸長部15は、再生終了時点の伸長動作が完了すると、画像ファイルの伸長処理を終了する。表示ドライバ部17は、画像データの格納が完了するのを待って、表示画面を初期画面に戻す(図14S68)。
【0086】
一方、ステップS64において、再生順を定義したシナリオファイルであると判別された場合、マイクロプロセッサ14は、ディスクドライブ部12を介して光磁気記録媒体13からシナリオファイルを読み出す。
ここで、マイクロプロセッサ14は、図24に示したように再生順を階層的に辿り、マイクロプロセッサ14内部のメモリ上に再生順のデータを展開する(図14S69)。
【0087】
ここで、マイクロプロセッサ14は、再生形態を定義したシナリオファイル同士の連結箇所を探索し、その連結箇所の特殊効果などに矛盾が生じるか否かを、予め定められた対照表などに基づいて判別する(図14S70)。
ここで矛盾が生じた場合、マイクロプロセッサ14は、先行するシナリオファイルの特殊効果を優先するために、後のシナリオファイルの該当データを消去する(図14S71)。
【0088】
マイクロプロセッサ14は、修正済みのシナリオファイルを光磁気記録媒体13に上書きする(図14S72)。
このように矛盾が解消された状態で、マイクロプロセッサ14は、ディスクドライブ部12を介して、画像ファイルを再生順に従って読み出す。
このようにシナリオファイルに基づいて順番に読み出された画像ファイル内の画像データは、画像メモリ16上で順次に連結されると共に、主画面84に再生表示される(図14S73)。
【0089】
このように連結された画像データは、画像圧縮伸長部15を介して逐次に画像圧縮された後に、ディスクドライブ部12へ逐次に出力される。
ディスクドライブ部12は、光磁気記録媒体13上に画像ファイルを新規作成し、この連結された画像データを画像ファイル内に逐次格納する(図14S74)。
表示ドライバ部17は、連結された画像データの格納が完了した後に、表示画面を初期画面に戻す(図14S75)。
【0090】
(本実施形態の効果など)
以上説明したように、本実施形態では、シナリオファイルを階層的に辿って、再生順を再構成するので、一つ一つのシナリオファイルについてはファイル構造を単純にすることができる。
また、シナリオファイルに、編集済みのシナリオファイルをそのまま組み込むことができる。したがって、編集作業中に中間段階の画像ファイルを作成する必要がなくなる。その結果、記録媒体の容量を無駄なく効率的に使用することが可能となる。
【0091】
さらに、手動による再生操作を自動記録してシナリオファイルを作成するので、シナリオファイルの作成を簡単に行うことが可能となる。
また、高度な編集操作に基づいてシナリオファイルを作成することができるので、手動の再生操作では指定することのできない複雑な編集事項をシナリオファイルに含ませることができる。
【0092】
さらに、シナリオファイルの矛盾点が、予め定められた優先順位に従って、自動的に修正されるので、シナリオファイルに沿った画像ファイルの編集作業に支障をきたすおそれがない。
また、本実施形態では、再生形態と再生順とを定義するシナリオファイルを別個にしているので、シナリオファイルのデータ構造が単純になり、データ構造の解釈に要する情報処理の負荷を軽減することが可能である。
【0093】
さらに、本実施形態では、シナリオファイルを判読して画像ファイルの再生を行うことができるので、編集結果を逸早く確認しつつ、編集作業を行うことができる。
また、本実施形態では、被写体像を撮影して画像ファイルを生成するカメラ部11aを備える。このような構成により、カメラ部11aで撮影した画像ファイルについて、その撮影直後にシナリオファイルを作成することが可能となる。したがって、時間経過した後に撮影内容を思い出しながら編集作業を行う不便を解消することができる。
【0094】
なお、上述した実施形態では、再生形態と再生順とを定義するシナリオファイルとを別個にしているが、両方のデータ構造を一つのシナリオファイルに含ませてもよい。
また、上述した実施形態では、画像ファイルとシナリオファイルとを別個にしているが、シナリオファイルを画像ファイル内の一部に記録できるようにしてもよい。
【0095】
さらに、上述した実施形態では、記録媒体1として光磁気記録媒体13を採用しているが、本発明は記録媒体1の材質や形状構造に限定されるものではなく、画像情報を記録できる記録媒体1であればよい。例えば、光記録媒体,磁気記録媒体や半導体記録媒体でもよい。
【0096】
また、上述した実施形態では、画像ファイルとシナリオファイルとが一つの記録媒体に記録されている場合について述べているが、この説明に限定されるものではない。シナリオファイルと画像ファイルとが、複数の記録媒体に分けて記録されていてもよい。
さらに、上述した実施形態では、編集後の画像ファイルを、元の画像ファイルが入っている記録媒体に記録する場合について述べているが、この説明に限定されるものではない。編集後の画像ファイルが記録される記録媒体は、元の画像ファイルが記録された記録媒体と別のものでもよい。
【0097】
また、上述した実施形態では、シナリオファイルが矛盾点を有する場合、先行する画像再生を自動的に優先しているが、それに限定されるものではない。例えば、後続する画像再生を自動的に優先してもよいし、矛盾点の種類ごとに優先する側を予め細かく設定しておいてもよい。また、矛盾の発生時にタッチパネル18aを介して外部からの優先指示を受け付けるようにしてもよい。
【0098】
さらに、上述した実施形態では、再生時やビデオ編集時にシナリオファイルの矛盾点を自動修正しているが、本発明は、それに限定されるものではない。例えば、図24に示したような編集動作中に、シナリオファイルの矛盾点を自動修正したり、矛盾点を操作者に警告してもよい。このような構成では、シナリオファイルの編集中に矛盾点を迅速に見つけ、素早くかつ簡易に矛盾点を修正することが可能となる。
【0099】
また、上述した実施形態では、再生形態(特殊効果も含む)のいくつかの例について述べたが、これに限定されるものではない。一般的に、ここでいう再生形態とは、再生時において画面や音声に表れる形態を指すものであればよい。
さらに、カメラ部11aなどでこれから撮影される画像ファイル(その時点では存在しない画像ファイル)を仮定し、このような仮定の画像ファイルを既存の画像ファイルと同等に扱うファイル管理手段を請求項1に記載の発明に付加してもよい。
【0100】
このようなファイル管理手段を付加することにより、これから撮影されるべき画像ファイルを、シナリオファイル内の再生順のデータなどに予め組み込むことが可能となる。
したがって、絵コンテなどの撮影計画に従って、予めシナリオファイルを作成することが可能となる。また、予めシナリオファイルを準備することにより、一連の撮影が完了すると同時に、あらかた編集済みの映像作品を完成させることが可能となる。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発明は、シナリオファイル内の再生順もしくは再生形態に従って、画像ファイルの自動編集が行われる。
通常、このようなシナリオファイルは、再生順もしくは再生形態のデータを中心に構成されるので、画像情報そのものを含む画像ファイルに比べて小さな情報量で済む。したがって、記録媒体の記録容量を効率的に使用することができる。
【0102】
特に、操作者による編集作業は、シナリオファイルの新規作成やデータ更新により行えば足りる。その結果、編集中において中間段階の画像ファイルを逐一作成して保存する必要が少なくなる。したがって、編集作業の迅速化が図れると共に、記録媒体の記録容量を無駄なく効率的に使用することが可能となる。
【0105】
請求項4に記載の発明は、シナリオファイルの矛盾点が、予め定められた優先順位や修正指示に従って、自動的に修正される。したがって、シナリオファイルに矛盾点があっても、支障のない程度に画像編集を行うことができる。
請求項5に記載の発明は、シナリオファイルの段階で、編集完了後の画像ファイルをおおよそ確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1〜3に記載の発明に対応する原理ブロック図である。
【図2】理ブロック図である。
【図3】理ブロック図である。
【図4】 請求項4に記載の発明に対応する原理ブロック図である。
【図5】 請求項5に記載の発明に対応する原理ブロック図である。
【図6】 実施形態(請求項1〜に対応)の機能ブロック図である。
【図7】 本実施形態の外観を説明する図である。
【図8】 本実施形態の動作を説明する状態遷移図である。
【図9】 編集画面Bにおける動作を示す流れ図である。
【図10】 編集画面Cにおける動作を示す流れ図である。
【図11】 編集画面Dにおける動作を示す流れ図である。
【図12】 編集画面Eにおける動作を示す流れ図である。
【図13】 再生モードにおける動作を示す流れ図である。
【図14】 ビデオ編集画面における動作を示す流れ図である。
【図15】 初期画面を示す図である。
【図16】 編集画面Aを示す図である。
【図17】 編集画面Bを示す図である。
【図18】 編集画面Cを示す図である。
【図19】 編集画面Dを示す図である。
【図20】 編集画面Eを示す図である。
【図21】 再生モード時の表示画面を、ディスプレー上の中間調画像と組み合わせて示す図である。
【図22】 ビデオ編集画面を示す図である。
【図23】 シナリオファイルのデータ構造を説明する図である。
【図24】 再生順の階層構造を説明する図である。

Claims (5)

  1. 複数の圧縮された画像ファイルと、前記画像ファイルの再生順もしくは再生形態を予め定められたファイル形式で収録してなるシナリオファイルとが記録可能な記録媒体と、
    前記記録媒体から前記シナリオファイルを取り込み、前記ファイル形式に基づいて前記再生順もしくは前記再生形態を判別するシナリオ判別手段と、
    前記シナリオ判別手段により判別された前記再生順もしくは前記再生形態に従って、記録媒体から取り込まれた前記画像ファイルを編集する編集手段とを備え、
    前記編集手段は、
    前記シナリオ判別手段により判別された前記再生順もしくは前記再生形態に従って、編集対象とすべき前記画像ファイルを前記記録媒体から取り込み、画像伸張を施す手段と、
    前記シナリオ判別手段により判別された前記再生順もしくは前記再生形態に従って、画像伸張後の前記画像ファイルを編集し、編集用のメモリに蓄積する手段と、
    前記画像ファイルの編集結果が前記編集用のメモリ内に所定時間蓄積されるたびに画像圧縮して、編集済みの画像圧縮された画像ファイルを新規に作成する手段とを備えた
    ことを特徴とする画像編集装置。
  2. 請求項1に記載の画像編集装置において、
    新規に作成された編集済みの画像圧縮された前記画像ファイルを、編集前の前記画像ファイルが記録されていた前記記録媒体とは別の記録媒体に、記録する記録手段を備えた
    ことを特徴とする画像編集装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像編集装置において、
    前記シナリオファイルには、
    前記再生形態として、前記画像ファイルの再生速度,前記画像ファイルの再生の繰り返し回数,前記画像ファイルの再生範囲,前記画像ファイルの再生に付加する特殊効果,前記画像ファイルに付随する音声の再生形態,のいずれか一つが少なくとも収録されてなる
    ことを特徴とする画像編集装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像編集装置において、
    前記シナリオファイルに沿って前記複数の画像ファイルを再生する際の矛盾を検出し、予め定められた優先順位もしくは外部からの修正指示に応じて、前記矛盾を修正する修正手段を備えた
    ことを特徴とする画像編集装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像編集装置において、
    前記シナリオ判別手段により判別された前記再生順もしくは前記再生形態に従って、記録媒体から取り込まれた画像ファイルを再生する再生手段を備えた
    ことを特徴とする画像編集装置。
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