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JP4420942B2 - 足場用金具の保護部材 - Google Patents

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Description

本発明は、ビル等の建造物の壁面に埋め込んだ足場用金具の使用可能状態を維持するための足場用金具の保護部材に関するものである。
従来、ビルやマンション等の建築工事においては、建物の周囲に工事用の仮設足場を周設し、建物の壁面にアンカを打ち込み、仮設足場と連結することにより、仮設足場の倒壊を防止している。建築工事が終了し、仮設足場を解体する際には、壁面に打ち込んだアンカはパテやモルタルで埋め込み、新たなタイルを張ることにより修復している。
また、ビルやマンション等の建築物を保守するためには、概ね10〜15年毎に仮設足場の用いる大規模修繕工事を行う必要がある。この場合には、その都度壁面にアンカを打ち込む必要がある。
また、コンクリート電柱などにおいては、特許文献1のように電柱に金属製の足場ボルト用ナットを埋め込み、必要に応じてナットに足場ボルトを螺合して足場として使用している。この場合には、使用後には足場ボルトを取り外しておけば、繰り返しての使用が可能となる。
実開昭58−177499号公報
しかしながら、補修等に際して建築物の壁面全面に多数のアンカを打ち込む作業は極めて大きな労力を必要とし、大規模修繕工事の度に壁面の同じ目的の穴部を多数設けることは無駄である。また、大規模修繕工事の度に壁面に多数の穴部を穿けると、壁面の強度の低下が懸念される。
また、特許文献1の足場ボルト用ナットは建築物への適用が可能であるが、穴の穿いたままナットを放置すると美観が悪く、土砂等が詰まったり、腐蝕が生じたりして、長年に渡って使用可能状態を維持することは困難である。
本発明の目的は、建造物の壁面に埋め込んだ足場用金具の使用可能状態を維持し、建造物の美観を損なわない足場用金具の保護部材を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る足場用金具の保護部材は、建造物の壁面に設けた埋設穴に埋め込み、足場ボルトを螺合して足場を形成するための円筒状の足場用金具を覆う保護部材であって、前記足場用金具の内面に形成したねじ溝に、頭部に設けた操作孔を用いて螺合により取り付けた覆いボルトと、板体状の蓋部材の裏側から突設したピンの先端に球状部を設け、該球状部を挿入スリーブの球状の軸受部に挿入することにより前記挿入スリーブに対し前記蓋部材を回動自在に連結した表装ピンとから成り、割り溝を設けた前記挿入スリーブの先端を前記操作孔に弾性的に挿し込むことにより前記表装ピンを前記覆いボルトに取り付け、前記蓋部材により前記埋設穴を覆うことを特徴とする。
本発明に係る足場用金具の保護部材によれば、一旦、足場用金具を壁面に埋め込むと、仮設足場を必要とする場合に、足場ボルトを容易に取り付け可能となり、その使用可能状態を長年に渡って維持できる。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施例における足場用金具とその保護部材の分解斜視図を示している。金属体から成る円筒状の足場用金具1の後端には、長手方向に数本のスリット1aが設けられており、前端の内面には覆いボルト2と螺合するねじ溝1bが刻設されている。また、足場用金具1の外面には後述する壁面の埋設穴に挿入した際に抜け難くするためのローレット溝1cが刻設されている。更に、スリット1a側の足場用金具1内には、先端を細くしたテーパ形状を有する金属製の円錐部材3が嵌合されている。
また、ステンレス等から成りねじ溝1bに螺合する覆いボルト2の先端には、足場用金具1の径とほぼ同径の頭部2aが設けられ、頭部2aの頂部には螺着及び螺着解除のための六角レンチなどが適合する操作孔2bが設けられている。この操作孔2bの奥は更に袋部が形成され、表装ピン4の挿入スリーブが挿入可能とされている。覆いボルト2の頭部2a寄りのねじ部2c側には、足場用金具1内に水の浸入を防止するための合成ゴム等から成るリング状のシール部材5が挿着されている。
図2は覆いボルト2に取り付けられる表装ピン4の分解側面図を示している。覆いボルト2の頭部2aとほぼ同径の例えば金属製板体から成る蓋部材4aの裏面には、先端に球状部4bを有するピン4cが設けられており、この球状部4bは合成樹脂製の挿入スリーブ4dに挿入されるようになっている。挿入スリーブ4dの前部には球状部4bを受け入れる球状の軸受部4fが形成され、後部には覆いボルト2の操作孔2b内において抜け難くするための弾発作用する割り溝4gが設けられている。また、蓋部材4aの表面は、足場用金具1を埋め込む建物の外壁と同様の色彩・模様が塗装されている。
図3は足場用金具1を建物の壁面に埋め込み、仮設足場を固定した状態の断面図を示している。先ず、壁部11に足場用金具1を埋め込むために、ドリル等を用い足場用金具1とほぼ同径で有底の埋設穴12を穿孔し、円錐部材3を仮嵌合した足場用金具1を挿入する。そして、ハンマ等を用いて足場用金具1を埋設穴12内に打ち込むと、足場用金具1に円錐部材3が嵌まり込んでゆくことにより、スリット1aによって足場用金具1の先端の径が拡がり、足場用金具1が埋設穴12内に密着し固定される。
なお、足場用金具1にはその前面に、覆いボルト2、表装ピン4を取り付けることを考慮して、壁面13よりも若干奥に取り付ける必要がある。また、埋設穴12の奥部に図示しない接着剤を注入することにより、更に足場用金具1を壁部11内に強固に固定することができる。なお、この足場用金具1は埋設穴12を形成するのではなく、建築時のコンクリート打設時に壁部11内に埋め込むこともできる。
上述の方法により、壁部11内に固定した足場用金具1のねじ溝1bに、金属製の足場ボルト14を螺合する。これにより、この足場ボルト14を基に建築時或いは補修時に仮設足場を設けることができる。
図4は建築或いは補修が終了し、足場用金具1に覆いボルト2、表装ピン4を取り付けた状態の断面図を示している。先ず、仮設足場を固定するために用いた足場ボルト14を足場用金具1から取り外し、足場用金具1のねじ溝1bに覆いボルト2を、頭部2aに設けた操作孔2bに例えば六角レンチを作用させて螺合する。この際に、足場用金具1と覆いボルト2の間にシール部材5を介在することにより、シール部材5が圧迫、拡径されることによって、足場用金具1内や埋設穴12の内部に雨水等が浸入することが防止される。
覆いボルト2の固定後に、覆いボルト2に設けた操作孔2b内に、蓋部材4aを取り付けた挿入スリーブ4dを挿入する。これにより、蓋部材4aが埋設穴12を覆うことにより、蓋部材4aは壁部11と同様の色彩・模様が塗装されているので、足場用金具1を埋め込んだ位置をカモフラージュすることができる。
また、蓋部材4aは挿入スリーブ4dに対して回動自在としたことにより、壁面13に対して向きを調整することが可能となり、壁部11に足場用金具1を埋め込む際に、足場用金具1が壁面13に対して多少、斜めに埋め込まれても、蓋部材4aの向きを調整することにより修正することができる。
このようにして、カモフラージュされた壁部11は、間近で観察しない限り、蓋部材4aを認識することはない。また、仮設足場を必要とする大規模修繕工事等においては、表装ピン4及び覆いボルト2を足場用金具1から取り外すことにより、足場ボルト14を用いて仮設足場を構設することができる。
なお実施例においては、蓋部材4aは埋設穴12内に入り込むようにしているが、その径を埋設穴12の径よりも大きくして、埋設穴12の周囲までも覆うようにすると、埋設穴12への水等の浸入は更に軽減される。
本発明においては、建物の壁面を用いて説明したが、建物以外にも電柱等の建造物においても適用することができる。
足場用金具と覆いボルトと表装ピンの斜視図である。 蓋部材付き表装ピンの側面図である。 足場用金具を壁部に埋め込み、足場ボルトを取り付ける状態の断面図である。 足場用金具を壁部に埋め込み、表装ピンを取り付けた状態の断面図である。
符号の説明
1 足場用金具
1a スリット
1b ねじ溝
2 覆いボルト
2a 頭部
2b 操作孔
3 円錐部材
4 表装ピン
4a 蓋部材
4b 球状部
4c ピン
4d 挿入スリーブ
5 シール部材
11 壁部
12 埋設穴
13 壁面
14 足場ボルト

Claims (3)

  1. 建造物の壁面に設けた埋設穴に埋め込み、足場ボルトを螺合して足場を形成するための円筒状の足場用金具を覆う保護部材であって、前記足場用金具の内面に形成したねじ溝に、頭部に設けた操作孔を用いて螺合により取り付けた覆いボルトと、板体状の蓋部材の裏側から突設したピンの先端に球状部を設け、該球状部を挿入スリーブの球状の軸受部に挿入することにより前記挿入スリーブに対し前記蓋部材を回動自在に連結した表装ピンとから成り、割り溝を設けた前記挿入スリーブの先端を前記操作孔に弾性的に挿し込むことにより前記表装ピンを前記覆いボルトに取り付け、前記蓋部材により前記埋設穴を覆うことを特徴とする足場用金具の保護部材。
  2. 前記覆いボルトを前記足場用金具に螺合する際に、両者の間にシール部材を介在させることを特徴とする請求項1に記載の足場用金具の保護部材。
  3. 前記蓋部材の表面に前記建造物の壁面と同様の色彩、模様を付したことを特徴とする請求項1又は2に記載の足場用金具の保護部材。
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