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JP4409303B2 - 光レセプタクル及びそれを用いた光モジュール - Google Patents

光レセプタクル及びそれを用いた光モジュール Download PDF

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本発明は、光通信用モジュール等に使用される光レセプタクル及びそれを用いた光モジュールに関するものである。
光信号を電気信号に変換するための光モジュールは、半導体レーザーやフォトダイオード等の光素子をケース内に収納し、レンズ等を介して、光ファイバに光信号を導入又は導出するような構造となっている。この様な光モジュールのうちコネクタを接続するようにした光モジュールの例として図3に示す。図3に示すレセプタクル型の光モジュールは光レセプタクル9の後端面に光素子ユニット21を接続するとともに、先端面とプラグフェルール7の先端面が接続するものである。
光レセプタクル9は、ステンレス鋼の母材を切削加工もしくは射出成形した有底カップ状のホルダ4の底面中央に、貫通孔40を形成するとともに、この貫通孔40に中心に光ファイバ2が接着保持されたセラミック製のファイバスタブ1の後端側が圧入保持されている。そして、そのファイバスタブ1の先端側をスリーブ3の一方側の開口から嵌め込み、このスリーブ3の抜け防止のためにホルダ4から露出するスリーブ3を覆う円筒状のシェル(ケース)5をホルダ4の側壁面に対して圧入する構造となっている。
ここで、シングルモードの光ファイバへの高効率な光結合が要求される光レセプタクルにおいて、中心に光ファイバ8が接着保持されたプラグフェルール7を繰り返してスリーブ3内に着脱しても高精度な位置決めが要求されるため、スリーブ3の材質として高精度加工が可能であり、かつ、耐摩耗性に優れたセラミックを用いることも多い。
ところで、近年、インターネット等の普及に伴い、データ通信においても光伝送が一般的になり、そのキーデバイスである光通信用送受信器は高速化と、小型化、低コスト化を同時に実現することが求められている。
しかしこのままの構造で小型化をすると、プラグフェルール7の挿入する長さや、ファイバスタブ1の挿入長さが短くなっていくことから、光レセプタクルにおけるスリーブ3の保持力が低下し、プラグフェルール7に固定されている光ファイバ8のコードの自重や張力による横荷重によってプラグフェルール7内のファイバ8の位置にズレが発生し、光出力が低下したり、着脱再現性が得られなかったりするといった問題が発生していた。
そこで、光レセプタクルの保持力を強化するために、図4の様にスリーブ3内にファイバスタブ1全長を嵌め込み、その嵌め込んだスリーブ3の位置にホルダ4の貫通孔に圧入し、さらに、シェル5の後端側の開口部にホルダ4を圧入することで、シェル4の後端側の開口部がホルダ4を介してスリーブ3、ファイバスタブ1を保持し、ファイバスタブ1の保持をスリーブ3、ホルダ4の共通の位置で保持させてレセプタクルを小型化する技術や(特許文献1参照)、図5の様に貫通孔にファイバスタブ1を保持させたホルダ4のスリーブ3が接する面にも段部等を設けることでホルダ4のみでファイバスタブ1を保持するので、小型に形成できるとともにスリーブ3の把持を安定させる構造のものを提案したりしていた(特許文献2参照)。
特開平10−332988号公報 特開平2002−350693号公報
しかしながら、従来の光レセプタクルの図4の様にファイバスタブ1をスリーブ3とホルダ4との共通の位置で保持する構造の光レセプタクルの場合、ファイバスタブ1に対して、プラグフェルール7は、光学損失なく接続するには、継続的な荷重をかけたり、脱着の際の瞬間的な荷重がかかったりしても、これに耐えうる圧入力にする必要がある一方、高すぎる圧入力はスリーブ3を変形又は破壊されるので、ファイバスタブ1を保持するスリーブ3、ホルダ4、シェル5の後端側の開口部の径を高精度に加工する必要がある。
即ち、シェル5の内径をスリーブ3と同等とするか小さくすることでスリーブ3をシェル5の内径に密着させて傾きを制限しようとした場合、ホルダ4のファイバスタブ1を挿入する貫通孔40とシェル5を嵌め込む外形、若しくは貫通孔40の同軸度、スリーブ3の内径と外形の同軸度、シェル5内径と外形の同軸度、シェル5内径のホルダ4を嵌め合う内径とシェル5のスリーブ3嵌め合う内径の偏芯量を全て高精度に加工するだけでなく、ファイバスタブ1の外形中心とシェル5の内径中心を高精度に、又傾き無く合わせる必要があり、部品コストが上がるだけでなく歩留まりが悪いという問題点を有している。
また、プラグフェルール7へ横荷重がかった場合に、スリーブ3の挿入端側が広がることがあり、ファイバスタブ1の保持側が同じ位置で保持されているので、光ファイバのズレが発生しやすく、その場合は損失が大きくなる問題があった。
図5のようにホルダ4側がスリーブ3の端部を保持する構造においても、プラグフェルール7への横荷重によってスリーブ3の挿入端側が広がってしまい、光ファイバのズレが発生しやすく損失が大きくなる問題があった。また、シェル5自体もプラグフェルール7の無理な抜き差しにより保持される位置が安定せず、抜けた場合にはスリーブ3を保護できないという問題点を有していた。
上記の課題に鑑みて本発明の光レセプタクルは、フェルールの中心に光ファイバ固定されたファイバスタブと、該ファイバスタブの後端部を保持するホルダと、一方側がファイバスタブの先端部を保持するとともに他方側がファイバスタブの先端面に接続されるプラグフェルールを保持るスリーブと、該スリーブを収納するとともに後端部が前記ホルダに保持されるケースとからなる光レセプタクルであって、前記ケースは、前記後端部の外周面に鍔部を有しており、該鍔部の後端面が前記ホルダに当接されるとともに、前記鍔部の先端側の面が前記ホルダに嵌合された把持部材に当接されて保持されていることを特徴とする。
記ホルダを有底カップ状に形成するとともに、前記ケースの鍔部を前記ホルダの底面に当接させ、前記把持部材を記ホルダの側壁内周面と記ケース外周面の間に配置しことを特徴とする。
前記ホルダは筒状に、前記把持部材は筒状に形成するとともに、一端に筒の内壁から突出する突起部を形成し、前記把持部材の内周面と前記ホルダの側壁外周面とを嵌合させるとともに、前記ホルダと前記突起部とが前記鍔部に当接されていることを特徴とする。

記ケースは、前記スリーブに前記プラグフェルールが挿入されたときの前記スリーブの外径に対してクリアランスを有する内径を備えていることを特徴とする。
そして、本発明の光モジュールは、上述の光レセプタクルの後端側に光素子を収納した光学ケースを取り付けたものである。
本発明の光レセプタクルによれば、ケースは、後端部の外周面に鍔部を有しており、この鍔部の後端面がホルダに当接されるとともに、鍔部の先端側の面がホルダに嵌合された把持部材に当接されて保持されていることから、横荷重をかけた際のスリーブの更なる広がりや傾きによる動きを把持部材ホルダとによって保持されたケースによって抑制させることが可能となり、しかも、ファイバスタブの後端部はホルダで固定されているため、安定したプラグフェルールとの接続が実現でき、横荷重特性の優れた光レセプタクル及びそれを用いた光モジュールを提供できる。従って、小型化したとしても、充分な把持力が得られることが可能な光レセプタクル及び光モジュールを提供できる。

以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。なお、従来技術と同じ構成の部材については同じ符号を用いて説明する。図1、図2は本発明の光レセプタクルの一実施形態を示すための中央断面図である。
図1に示すように、本発明の光レセプタクルは、ファイバスタブ1、ファイバスタブ1の後端部を固定するホルダ4、一方側はファイバスタブ1の先端部を保持し、他方側はファイバスタブ1の先端面に接続されるプラグフェルール7を保持してなるスリーブ3及びスリーブ3を収納した状態でホルダ4に固定するシェル5(ケース)とから構成されている。
そして、本発明の特徴とすることは、ホルダ4から直接又は間接的にファイバスタブ1の先端部の外周面がスリーブ3を介してシェル5で把持される把持部材6を有したことにある。
ファイバスタブ1は、ジルコニア、アルミナ等のセラミック材料等からなるフェルール1aの中央にファイバ貫通孔1bを形成してなり、ファイバ貫通孔1bに石英ガラス等からなる光ファイバ2を挿入し、接着固定して得られる。ファイバスタブ1の先端面を球状に研磨処理され、先端面を球状に形成したプラグフェルール7との接続が確実に行えるように構成されている。また、後端面は傾斜面にカットされており、後述のように光モジュールとして組み込んだ際のレーザ光の戻り光が直接、レーザ素子に戻るのを防止している。
ホルダ4は、有底カップ状に形成されており、その底面中央に、貫通孔40を形成するとともに、この貫通孔40にファイバスタブ1の後端側が圧入保持されている。材料としてはSUS304等の耐食性と溶接性に優れたステンレス材が用いられるが、鉄、ニッケルなどの溶接が可能な材料を用いても構わない。
スリーブ3は、りん青銅やセラミック材料等からなる円筒を縦全体にスリット加工した割りスリーブが用いられている。
シェル5は円筒状に形成され、スリーブ3の他方側から挿入されるプラグフェルール7により広がったスリーブ3の外径より、1〜20μm程度大きい内径を持ち、材料としては防錆性に優れた金属や樹脂から構成されており、スリーブ3の全体が収納されている。そして、シェル5の後端側の外周部には鍔部50が形成されており、ホルダ4内に鍔部50が入り込める寸法としている。
把持部材6は、リング状に形成されたもので、防錆性に優れた金属や樹脂等が用いられている。把持部材6はホルダ4に嵌合されており、ホルダ4の側壁内周とシェル5の外周との間に所定のクリアランスを有して配置されており、プラグフェルール7を挿入した状態においては、ファイバスタブ1の先端部の外周面がスリーブ3を介してシェル5で間接的に把持されるように構成されている。
これにより、プラグフェルール7の挿入の際のスリーブ3の広がりまでは制限せずに、挿入時の広がりに余裕ができ、また、把持部材6によりプラグフェルール7の挿入後の傾きを有効に制限することのみが可能な構造であり、光接続がなされているプラグフェルール7やファイバスタブ1の両方の光ファイバ端を中心に僅かに傾くだけで光接続損失は小さいレベルでしか発生しない。
また、シェル5の外周面と鍔部50とで形成される段差領域Rに把持部材6が係合している。これにより、接着剤でシェル5をホルダ4に固定する場合においても、シェル5の段差領域Rを係合する構造とすることにより、接着材が劣化してもシェル5が抜けにくく、又、鍔部50の底面をホルダ4に当てることで傾きが制限出来る。
なお、本発明に用いられる把持部材6の構造としては上述のリング状の構造に限定されるものではなく、例えば、図2の様に、円筒状の把持部材6にホルダ4を圧入する方法によって、ファイバスタブ1の先端部の外周面がスリーブ3を介してシェル5で直接的に把持されるように構成してもよい。この際、把持部材6の内径は、プラグフェルール7を挿入する前はシェル5を拘束することがないクリアランスを設けてあり、ホルダ4とシェル5はクリアランス内の自由な位置で固定可能であり、プラグフェルール7を挿入した後は上述のように直接、シェル5でスリーブ3を介して把持される。
これにより、従来構造の図4や図5において、シェル5の内径をスリーブ3の外径と同等もしくは小さくすることだけでスリーブ3の傾きを制限しようとした場合、ホルダ4のファイバスタブ1を挿入する貫通孔40とシェル5を嵌め込む外形、若しくは貫通孔40の同軸度、スリーブ3の内径と外形の同軸度、シェル5のホルダ4を嵌め合う内径と、シェル5のスリーブ3嵌め合う内径の偏芯量を全て高精度に加工するだけでなく、ファイバスタブ1の外形中心とシェル5の内径中心を高精度に、又傾き無く合わせる必要があり、実現が困難であったが、ファイバスタブ1の後端部をホルダ4の貫通孔40で固定し、ファイバスタブ1の先端部を、ホルダ4から直接又は間接的にスリーブ3を介してシェル5で把持される把持部材6を有したために、そのような高精度に加工しなくてもプラグフェルール1の傾きによる挿入損失の悪化を容易に阻止することができるので実現可能となった。
望ましい構成としては、ファイバスタブ1やスリーブ3をジルコニアセラミックス形成する。特にセラミックスの材料には、ZrO2を主成分とし、Y、CaO、MgO、CeO、Dyなどの少なくとも一種を安定化剤として含み、正方晶の結晶を主体とする部分安定化ジルコニアセラミックスを用いることが好ましく、このような部分安定化ジルコニアセラミックスは、優れた耐摩耗性を有するとともに、適度に弾性変形することから、弾性を利用してプラグフェルール7やファイバスタブ1を保持するスリーブ3や、ファイバスタブ1の様に圧入によって固定する際にも有利である。
セラミックの加工方法としては、先ず、例えばジルコニアセラミックスから形成する場合、予め射出成形、プレス成形、押出成形等の所定の成形法によって円柱状もしくは直方体形状の成形体を得、その後、該成形体を1300〜1500℃で焼成し、所定の寸法に切削加工または研磨加工を施す。なお、成形体に切削加工等によって予め所定の形状を形成しておき、その後焼成を行ってもよい。また、表面荒さは挿入性を考慮して、算術平均粗さ(Ra)0.2μm以下が望ましい。ファイバスタブ1のプラグフェルール側端面は、光コネクタとの接続損失を低減させるため曲率半径5〜30mm程度の曲面状に加工されている。さらに、光素子側の端面は出射された光が光ファイバの端面で反射して光素子に戻る反射光を防止するため4〜10°程度の傾斜面に鏡面研磨されている。
このファイバスタブ4を用いた構造では、上述のように反射戻り光を防止するために後端面を斜め研磨しているので、特に反射に弱い光素子を使用する場合に有効である。
ファイバスタブ1とホルダ4の圧入においては、プラグフェルール7からの継続的な荷重や、瞬発的な荷重に対して十分余裕がある保持力とするため、圧入力を高く設定しておくだけでなく、シェル5と高精度に嵌め合うため、圧入によって傾きが発生しないように十分な注意が必要である。
スリーブ3においては、プラグフェルール7を挿入して対空気との屈折率差による損失がなく、光ファイバ2、8同士が光接続する荷重が得られるように、プラグフェルール7を保持する際に適正な保持力になる必要がある。
シェル5や把持部材6についてはプラグフェルール7対して横方向に大きな荷重がかかった場合、スリーブ3を通して直接にシェル5を傾けようとする方向に力が働くため、強度と耐久性が必要であり、防錆性に優れた金属、例えばステンレスやニッケルメッキをした金属や、樹脂においては信頼性の観点から耐熱性があり熱膨張を極力抑えたものを使用することが望ましい。また、シェル5によってスリーブ3自体を固定せず、プラグフェルール7を挿入したときに、20um以下のクリアランスを持つ様なシェル5の内径とすることで、プラグフェルール7の傾きを制限し、スリーブ3のプラグフェルール7に対する保持力のバラツキが少なく、プラグフェルール7の脱着再現性が良いレセプタクルとなる。
この様に、本発明の光レセプタクルでは、プラグフェルール7を光レセプタクルに接続した後、プラグフェルール7に対して横方向に大きな荷重がかかってもスリーブ3が大きく開いたり、傾いたりすることなく、結果として大きな接続損失とならない。従って、図6に示すように、図1の光レセプタクルの後端側に光素子を収納した光学ケースを取り付けることにより、図3の光レセプタクルモジュールに比べて光ファイバコードの自重や張力による横荷重に対して損失が少ない良好な光モジュールが提供できる。
本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明実施例として図1に示す光レセプタクルを作製した。なお光レセプタクルに接続される光コネクタはLCコネクタとした。ファイバスタブ1となる円筒状のセラミックはジルコニアからなり、押し出し成形によって円筒状のセラミックス成形体を得て焼成工程で焼き固め、切削加工を行った。
こうして得られた円筒状のセラミックのファイバ貫通孔1bに光ファイバ2を挿入接着固定し、先端部を曲率半径10mm程度の曲面に鏡面研磨し、反対側をLD素子等の光素子から出射された光が、光ファイバ先端部で反射して光素子に戻る反射光を防止するため、8°の傾斜面に鏡面研磨を行い、ファイバスタブ1とした。
また、防錆性、溶接性に優れたSUS304からなるホルダ4へファイバスタブ1を圧入するには圧力センサー付きハンドプレス(不図示)にて、十分な荷重を確認しつつ圧入した。このとき、このサンプルの固定位置付近での圧入強度は120N程度あった。
従って、それ以下の荷重であればファイバスタブ1が動くことが無いため、プラグフェルール7による押し圧や着脱時の衝撃に対して十分強度があることになる。
次にスリーブ3は割りスリーブが用いられ、ジルコニアセラミックス製で全長が5mmとし、ホルダ4の貫通孔40にファイバスタブ1を挿入する。ファイバスタブ1をホルダ4の端面まで突き当てた後、防錆性に優れたSUS304からなる鍔部50を有する図のように所定の形状に形成した円筒状シェル5にスリーブ3を嵌め込む。このときのシェル5の内径はプラグフェルール7が挿入されたときのスリーブ3の最大外径に対して4μmのクリアランスがあるようにした。その後、シェル5の鍔部50をホルダ4の底面部まで突き当て、その後、防錆性に優れたSUS303の把持部材6をホルダ4に圧入しながらシェル5の鍔部50を挟み込み固定する。これにより長さ寸法7.5mmの光レセプタクルとすることが出来た。
また、比較の為、シェル5の鍔部50がなくホルダ4に圧入する従来構造とし、シェル5の内径もプラグフェルール7が挿入されたときのスリーブ3の最外径に対して100μmのクリアランスである以外は同等の光レセプタクルとして試作した。
横荷重の比較測定としては、それぞれ本発明と従来構造のレセプタクルを図6に示すように光レセプタクルにLD素子を有する光学ケースを調芯溶接固定したモジュール化したもので行った。電源にて一定の光を出力し、プラグフェルール7を差し込みコネクタ接続した後、その光出力を光出力測定器にて測定する。そして、横荷重の加える前の光出力を基準に、横荷重に対する光出力を測定するという方法で実施した。
この実験方法にて本発明の光レセプタクルと、把持部材6の無い従来構造の光レセプタクルにおいてプラグフェルール7を差した状態で、割スリーブをシェル側に当て付けファイバスタブ側を0.2mm浮いた状態にしものとで横荷重の比較測定をした結果を図7に示す。
横荷重の測定は図7に示すように、これより本発明が優れており、小型で横荷重の特性に対して優位性があることが確認出来た。特に、横荷重が大きくなったとしても挿入損失が悪化することがなく安定させることが可能となるのが理解できる。
本発明は、光通信用モジュール等に使用されるだけでなく、センサー用途の光モジュールにおいても適用可能である。
本発明の光レセプタクルの一実施形態を示す断面図である。 本発明の光レセプタクルの一実施形態を示す断面図である。 従来の光レセプタクルの一実施形態を示す断面図である。 従来の光レセプタクルモジュールの一実施形態を示す断面図である。 従来の光レセプタクルの一実施形態を示す断面図である。 横荷重に対する接続損失の測定方法を説明する断面図である。 本発明と従来例の横荷重に対する接続損失を示すグラフである。
符号の説明
1:ファイバスタブ
2:光ファイバ
3:スリーブ
4:ホルダ
5:シェル
6:把持部材
7:プラグフェルール
8:光ファイバ
9:光レセプタクル
21:光学ユニット
40:貫通孔

Claims (5)

  1. フェルールの中心に光ファイバが固定されたファイバスタブと、該ファイバスタブの後端部を保持するホルダと、一方側がファイバスタブの先端部を保持するとともに他方側がファイバスタブの先端面に接続されるプラグフェルールを保持するスリーブと、該スリーブを収納するとともに後端部が前記ホルダに保持されるケースとからなる光レセプタクルであって、前記ケースは、前記後端部の外周面に鍔部を有しており、該鍔部の後端面が前記ホルダに当接されるとともに、前記鍔部の先端側の面が前記ホルダに嵌合された把持部材に当接されて保持されていることを特徴とする光レセプタクル。
  2. 前記ホルダを有底カップ状に形成するとともに、前記ケースの鍔部を前記ホルダの底面に当接させ、前記把持部材を前記ホルダの側壁内周面と前記ケース外周面との間に配置したことを特徴とする請求項1に記載の光レセプタクル。
  3. 前記ホルダは筒状に、前記把持部材は筒状に形成するとともに、一端に筒の内壁から突出する突起部を形成し、前記把持部材の内周面と前記ホルダの側壁外周面とを嵌合させるとともに、前記ホルダと前記突起部とが前記鍔部に当接されていることを特徴とする請求項1に記載の光レセプタクル。
  4. 前記ケースは、前記スリーブに前記プラグフェルールが挿入されたときの前記スリーブの外径に対してクリアランスを有する内径を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光レセプタクル。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光レセプタクルの後端側に光素子を収納した光学ケースを取り付けたことを特徴とする光モジュール。
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