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JP4478484B2 - 自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺 - Google Patents

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JP4478484B2 JP2004064907A JP2004064907A JP4478484B2 JP 4478484 B2 JP4478484 B2 JP 4478484B2 JP 2004064907 A JP2004064907 A JP 2004064907A JP 2004064907 A JP2004064907 A JP 2004064907A JP 4478484 B2 JP4478484 B2 JP 4478484B2
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Sekisui Jushi Corp
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Description

本発明は、自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺に関する。
実開昭48−10465号公報 特公昭63−21121号公報 従来、自立性合成樹脂製巻き尺としては、実開昭48−10465号公報にはガラス繊維を基材とし、可撓性を有するエポキシ樹脂を結合材として表面に目盛りを施したことを特徴とする巻き尺が記載されている。又、本発明者は特公昭63−21121号公報にガラス繊維からなる芯材に熱硬化性ポリエステル樹脂を含浸して巻き尺素材を作製し、該巻き尺素材を所定の曲率半径の描く円の円周の1/3以上の円弧長さとなる如く幅方向に弯曲成型すると共に芯材に含浸した熱硬化性ポリエステル樹脂を硬化させることを特徴とする自立性ガラス繊維補強熱硬化性ポリエステル樹脂巻き尺を提案している。
しかしながら上記の如き実開昭48−10465号公報に記載されている巻き尺に於いてはクリープ、応力緩和などにより短期間で巻き尺の断面方向のアールが平板状に戻り、特に巻き尺をケースに引き出し自在に巻収した際には巻き尺の断面方向のアールがほぼ完全に消失すると共に渦巻きバネ状の巻き癖が生じ巻き尺の直進性が得られないという問題があった。又、特公昭63−21121号公報に提案した自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺においては、直進性については改良されたものの表面にガラス繊維織布の凹凸が顕れて外観に稍難があった。
そこで本発明者は従来の欠点に鑑み鋭意研究の結果、表面が美麗で、直進性に優れた自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺を提供するものである。
本発明請求項1記載の自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺はガラス繊維を平織りして作製されたガラスクロスに熱硬化性ポリエステルが含浸され、円弧状に弯曲成形されると共に熱硬化性ポリエステル樹脂が熱硬化されて、巻き尺素材となされ、この巻き尺素材の表面にポリウレタンが被覆されて被覆層となされ、この被覆層に目盛りが印刷された自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺であって、前記ガラスクロスは糸外径が0.2mm以上のガラス糸が縦横に交差してそれぞれ糸密度20本/25mm以上で平織りして作製され、前記被覆層は0.06mm以下であることを特徴とするもので、巻き尺の表面が被覆層に覆われているので表面が美麗であり、ガラス繊維の太さと被覆層の薄さが相まって直進性に優れる。
上述の如く、本発明請求項1記載の自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺はガラス繊維を平織りして作製されたガラスクロスに熱硬化性ポリエステルが含浸され、円弧状に弯曲成形されると共に熱硬化性ポリエステル樹脂が熱硬化されて、巻き尺素材となされ、この巻き尺素材の表面にポリウレタンが被覆されて被覆層となされ、この被覆層に目盛りが印刷された自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺であって、前記ガラスクロスは糸外径が0.2mm以上のガラス糸が縦横に交差してそれぞれ糸密度20本/25mm以上で平織りして作製され、前記被覆層は0.06mm以下であることを特徴とするもので、巻き尺の表面が被覆層に覆われているので表面が美麗であり、ガラス繊維の太さと被覆層の薄さが相まって直進性に優れるので、使いやすい。
以下、図面を参照しながら本発明に付いて説明する。
図1は本発明自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺の実施形態の一例を示す断面図である。図に於いて、1はガラスクロスであり、このガラスクロス1に熱硬化性ポリエステル2が含浸熱硬化されて巻き尺素材aとなされている。本発明におけるガラスクロス1とはフィラメントを多数本撚った単糸を縦横に互いに交差させて平織りにしたものである。
次に実施例1として本発明の一例を示す。巻き尺素材aは、直径9μmのフィラメントを約500本撚り合わせて外径0.21mmとした単糸を縦横各25本/25mmの密度で平織りし、厚さ0.26mmとしたクロスに不飽和ポリエステルにジアリルフタレートを混合したものを含浸させ、円弧状に弯曲させて加熱し、ポリエステルの熱硬化により、断面円弧状の巻き尺素材aとなされる。
次に、巻き尺素材aにウレタン樹脂が0.06mm被覆されて被覆層3となされ、厚さ0.33〜0.38mmの断面円弧状とし、この円弧の内面に目盛りを印刷して自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺となされる。
次に上記の例に対して比較例1として、直径9μmのフィラメントを約500本撚り合わせて外径0.21mmとした単糸を縦25本/25mmの密度で横19本/25mmの密度で平織りし、厚さ0.26mmとしたクロスに不飽和ポリエステルにジアリルフタレートを混合したものを含浸させ、円弧状に弯曲させて加熱し、ポリエステルの熱硬化により、断面円弧状の巻き尺素材となされる。
次に、巻き尺素材にウレタン樹脂を0.06mm被覆し、厚さ0.33〜0.38mmの断面円弧状とし、この円弧の内面に目盛りを印刷して自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺とした。
次に比較例2として、直径9μmのフィラメントを約500本撚り合わせて外径0.21mmとした単糸を縦横各25本/25mmの密度で平織りし、厚さ0.26mmとしたクロスに不飽和ポリエステルにジアリルフタレートを混合したものを含浸させ、円弧状に弯曲させて加熱し、ポリエステルの熱硬化により、断面円弧状の巻き尺素材となされる。
次に、巻き尺素材にウレタン樹脂を0.08mm被覆し、厚さ0.33〜0.38mmの断面円弧状とし、この円弧の内面に目盛りを印刷して自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺となされる。
実施例1及び比較例1,1の巻き尺を直径40mmのローターに3mを巻き、常温で3ヶ月保管した後直立性を測定したところ、実施例の巻き尺に於いては直立性は115cmであり、比較例1では直立性は85cmであり、比較例2では直立性は93cmであった。 この種の自立性巻き尺に於いては直立性は1m位は必要であるので、本発明によればこの要求性能を発揮することが確認された。
本発明自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺の実施形態の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 ガラスクロス
2 熱硬化性ポリエステル
a 巻き尺素材
3 被覆層

Claims (1)

  1. ガラス繊維を平織りして作製されたガラスクロスに熱硬化性ポリエステルが含浸され、円弧状に弯曲成形されると共に熱硬化性ポリエステル樹脂が熱硬化されて、巻き尺素材となされ、この巻き尺素材の表面にポリウレタンが被覆されて被覆層となされ、この被覆層に目盛りが印刷された自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺であって、前記ガラスクロスは糸外径が0.2mm以上のガラス糸が縦横に交差してそれぞれ糸密度20本/25mm以上で平織りして作製され、前記被覆層は0.06mm以下であることを特徴とする自立性ガラス繊維補強ポリエステル樹脂製巻き尺。
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