JP4471810B2 - Air conditioner - Google Patents
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Description
本発明は、室外ユニットと複数台の室内ユニットを有し、複数台の室内ユニットを同時に冷房運転もしくは暖房運転可能とし、または、これらの暖房運転と冷房運転を混在して実施可能とする空気調和装置に関する。 The present invention has an outdoor unit and a plurality of indoor units, and allows the plurality of indoor units to perform cooling operation or heating operation at the same time, or to perform a mixture of these heating operation and cooling operation. Relates to the device.
一般に、複数台の室内ユニットを同時に冷房運転もしくは暖房運転可能とし、または、これらの暖房運転と冷房運転を混在して実施可能とする空気調和装置が知られている(特許文献1参照)。この種の空気調和装置では、圧縮機及び室外熱交換器を備えた室外ユニットと、室内熱交換器及び室内膨張弁を備えた複数台の室内ユニットとがユニット間配管より接続されている。そして、上記室外熱交換器の一端が、圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに択一に分岐して接続され、ユニット間配管が、上記冷媒吐出管に接続された高圧ガス管と、上記冷媒吸込管に接続された低圧ガス管と、上記室外熱交換器の他端に接続された液管とを有して構成されている。そして、室内熱交換器の一端が高圧ガス管及び低圧ガス管に、それぞれ高圧ガス分岐管及び低圧ガス分岐管を介して接続され、他端が液管に液分岐管を介して接続され、高圧ガス分岐管及び低圧ガス分岐管にそれぞれ第1開閉弁及び第2開閉弁が設けられている。
この種のものでは、室内ユニットの暖房運転を停止したときには、室内熱交換器に高圧のガス冷媒が残存する。この状態から運転モードを変更する場合、室内熱交換器の内部圧力を低圧に戻す必要がある。このため、従来、低圧ガス分岐管の第2開閉弁に並列にバランス弁を設け、このバランス弁を開くことにより、高圧と低圧とをバランスさせて、室内熱交換器内を低圧に戻していた。
In this type, when the heating operation of the indoor unit is stopped, the high-pressure gas refrigerant remains in the indoor heat exchanger. When the operation mode is changed from this state, it is necessary to return the internal pressure of the indoor heat exchanger to a low pressure. For this reason, conventionally, a balance valve is provided in parallel with the second on-off valve of the low-pressure gas branch pipe, and by opening this balance valve, the high pressure and the low pressure are balanced, and the interior of the indoor heat exchanger is returned to a low pressure. .
しかしながら、従来のものでは、室内ユニットの暖房運転を停止、もしくは、冷房運転に変更する場合に、第1開閉弁を閉じるとともに、いきなりバランス弁を開いて、高圧の冷媒と低圧の冷媒との圧力のバランスをとるため、室内熱交換機内の高圧のガス冷媒が低圧ガス管に一気に流れ込むことにより、バランス弁を通過する際に冷媒音及び振動が発生するという問題があった。 However, in the conventional system, when the heating operation of the indoor unit is stopped or changed to the cooling operation, the first on-off valve is closed and the balance valve is opened suddenly, so that the pressure between the high-pressure refrigerant and the low-pressure refrigerant is increased. In order to balance the above, there is a problem that the high-pressure gas refrigerant in the indoor heat exchanger flows into the low-pressure gas pipe all at once, so that refrigerant noise and vibration are generated when passing through the balance valve.
本発明は、室内ユニットの暖房運転を停止、もしくは、冷房運転に変更する場合に、冷媒音及び振動の発生を抑制することができる空気調和装置を提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the air conditioning apparatus which can suppress generation | occurrence | production of a refrigerant | coolant sound and a vibration, when stopping the heating operation of an indoor unit or changing to a cooling operation.
上記目的を達成するために、本発明は、圧縮機、室外熱交換器及び室外膨張弁を備えた室外ユニットと、室内熱交換器及び室内膨張弁を備えた複数台の室内ユニットとがユニット間 配管により接続され、室外熱交換器の一端が、圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに択一に分岐して接続され、ユニット間配管が、冷媒吐出管に接続された高圧ガス管と、冷媒吸込管に接続された低圧ガス管と、室外熱交換器の他端に接続された液管とを有して構成され、室内熱交換器の一端が高圧ガス管及び低圧ガス管に、それぞれ高圧ガス分岐管及び低圧ガス分岐管を介して接続され、他端が液管に液分岐管を介して接続され、高圧ガス分岐管及び低圧ガス分岐管にそれぞれ開閉弁が設けられ、低圧ガス分岐管の開閉弁に並列にバランス弁が設けられ、複数台の室内ユニットを同時に冷房運転若しくは暖房運転可能とし、または、これらの冷房運転と暖房運転を混在して実施可能とするよう構成され、いずれかの室内ユニットの暖房運転を停止、もしくは、冷房運転に変更する場合、前記高圧ガス分岐管に設けられた開閉弁、前記低圧ガス分岐管に設けられた開閉弁及びバランス弁を閉弁し、前記室内膨張弁を開弁するとともに、前記室内熱交換器に向けて室内ファンを運転し、この状態を所定時間保持して前記室内熱交換器内を液冷媒で満たした後、前記室内膨張弁を閉弁するとともに前記低圧ガス分岐管に設けられたバランス弁を開弁する運転変更前処理手段を備えることを特徴とする。
In order to achieve the above object, the present invention provides an outdoor unit including a compressor, an outdoor heat exchanger and an outdoor expansion valve, and a plurality of indoor units including an indoor heat exchanger and an indoor expansion valve. A high-pressure gas pipe connected to the refrigerant discharge pipe and a refrigerant suction pipe of the compressor, and one end of the outdoor heat exchanger is connected to the refrigerant discharge pipe. A low pressure gas pipe connected to the refrigerant suction pipe and a liquid pipe connected to the other end of the outdoor heat exchanger, and one end of the indoor heat exchanger is connected to the high pressure gas pipe and the low pressure gas pipe, Each is connected via a high-pressure gas branch pipe and a low-pressure gas branch pipe, the other end is connected to a liquid pipe via a liquid branch pipe, and an open / close valve is provided in each of the high-pressure gas branch pipe and the low-pressure gas branch pipe. A balance valve is provided in parallel with the open / close valve of the branch pipe. The indoor unit can be cooled or heated at the same time, or the cooling operation and the heating operation can be performed together, and the heating operation of any of the indoor units is stopped or the cooling operation is performed. When opening and closing, the on-off valve provided on the high-pressure gas branch pipe, the on-off valve and balance valve provided on the low-pressure gas branch pipe are closed , the indoor expansion valve is opened, and the indoor heat exchange is performed. The indoor fan is operated toward the chamber, this state is maintained for a predetermined time, and the indoor heat exchanger is filled with liquid refrigerant. Then, the indoor expansion valve is closed and the low-pressure gas branch pipe is provided. An operation change pre-processing means for opening the balance valve is provided.
この場合において、所定時間は、液管内の液冷媒が室内熱交換器内に流入するのに十分な時間として予め設定された時間である構成としても良い。 In this case, the predetermined time may be a time set in advance as a time sufficient for the liquid refrigerant in the liquid pipe to flow into the indoor heat exchanger.
本発明によれば、室内ユニットの暖房運転を停止、もしくは、冷房運転に変更する場合に、冷媒音及び振動の発生を抑制することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, when heating operation of an indoor unit is stopped or it changes into cooling operation, generation | occurrence | production of a refrigerant | coolant sound and a vibration can be suppressed.
<第1実施形態>
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す回路図である。この空気調和装置1は、複数台(例えば2台)の室外ユニット2A、2Bと、複数台(例えば2台)の室内ユニット3A、3Bとを備えている。室外ユニット2A、2Bと室内ユニット3A、3Bとを接続するユニット間配管5は、低圧ガス管6と、高圧ガス管7と、液管8とから構成され、空気調和装置1は、室内ユニット3A、3Bを同時に冷房運転若しくは暖房運転可能とし、または、これらの冷房運転と暖房運転とを混在して実施可能としている。
<First Embodiment>
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a circuit diagram showing an embodiment of an air conditioner according to the present invention. The
室外ユニット2Aは、能力可変型の圧縮機(DCインバータ圧縮機)20Aと、能力一定型の圧縮機(AC圧縮機)20B1、20B2と、室外熱交換器21と、室外膨張弁22と、レシーバタンク23等から概略構成されている。以下、各圧縮機20A、20B1、20B2を特に区別する必要がない場合は、圧縮機20と表記する。
The
この室外ユニット2Aにおいて、各圧縮機20A、20B1、20B2は並列接続され、各圧縮機20A、20B1、20B2の吸込口に共通接続された冷媒吸込管30が、アキュムレータ24を介して低圧ガス管6に接続される。また、各圧縮機20A、20B1、20B2の吐出口に接続された冷媒吐出管31は、オイルセパレータ25を介して2つに分岐し、一方の冷媒吐出分岐管31Aが高圧ガス管7に接続され、他方の冷媒吐出分岐管31Bが室外熱交換器21に接続される。
In the
ここで、上記冷媒吐出分岐管31Bには、切換弁40が設けられ、この切換弁40を開けると圧縮機20の吐出冷媒が室外熱交換器21に供給される。さらに、この冷媒吐出分岐管31Bには、上記切換弁40と室外熱交換器21との間に四方弁41が設けられ、この四方弁41は、室外熱交換器21から見て、室外熱交換器21の一端を、上記切換弁40につながる冷媒吐出分岐管31B及び冷媒吐出分岐管31A、又は圧縮機20の吸込管30につながる暖房経路用配管32のいずれか一方に選択的に切り換える切換弁として機能する。
Here, the refrigerant
室外熱交換器21の他端は、室外熱交換器21に供給する冷媒流量を調整するための室外膨張弁26、レシーバタンク23、トラップ管27を介して液管8と配管接続される。レシーバタンク23は、室外ユニット2Aと室内ユニット3A、3Bとの間の液状冷媒を蓄えて各ユニット間の冷媒需給の調整を図るものである。
The other end of the
また、オイルセパレータ25には、このオイルセパレータ25に溜められたオイル量が所定量以上の場合に、余剰のオイル量を圧縮機20の冷媒吸込管に戻すための冷媒戻し管45と、当該オイルセパレータ25と他の室外ユニット2Bのオイルセパレータ25とを接続するためのオイルバランス管46とが接続される。このオイルバランス管46は、オイル管47を介して他の室外ユニット2Bのオイルセパレータ25と接続され、このオイルバランス管46及びオイル管47を介して、各室外ユニット2A、2Bのオイルセパレータ25間をオイルが行き来し、各オイルセパレータ25に貯留されるオイル量のバランスが確保される。
The
また、室外ユニット2Aは、室外熱交換器21の出入口温度を検出する温度センサ、圧縮機20の吸込圧を検出する圧力センサSA1及び圧縮機20の吐出圧を検出する圧力センサSB1〜SB3等の各種センサ、複数の逆止弁、各種センサの検出結果を入力して室外ユニット2A全体を制御する室外制御装置100等を備える。なお、室外ユニット2Bは、室外ユニット2Aと同一の構成であるため、同一の部分には同一の符号を付して示し、重複する説明は省略する。ここで、各室外ユニット2A、2Bのいずれか1つが親機として機能し、親機の室外制御装置100(運転変更前処理手段)は、図示を省略したリモートコントローラを介して入力したユーザ指示に基づいて、他の室外制御装置100や室内制御装置と通信し、この空気調和装置1全体の運転制御を行う。
The
室内ユニット3Aは、室内熱交換器10と室内膨張弁11とを備えて構成され、この室内熱交換器10の一端は、室内膨張弁11を設けた液分岐管18を介して液管8に接続される。また、室内熱交換器10の他端には、分岐管12が接続され、この分岐管12は、高圧ガス分岐管12Aと低圧ガス分岐管12Bとに分岐する。高圧ガス分岐管12Aは第1開閉弁13を介して高圧ガス管7に接続され、低圧ガス分岐管12Bは第2開閉弁14を介して低圧ガス管6に接続される。また、この低圧ガス分岐管12Bには、第2開閉弁14をバイパスするバイパス管15が並列接続されており、このバイパス管15には、キャピラリチューブ16及び第3開閉弁17(バランス弁)が設けられている。なお、本実施形態において、上記第1開閉弁13、第2開閉弁14及び第3開閉弁17は、電磁弁キット19に配置されている。
The
また、室内ユニット3Aには、室外熱交換器21の出入口温度や室温を検出する温度センサ、室内熱交換器21内の冷媒圧力を検出する圧力センサ等が配置される他、これら各センサの検出結果を入力してこの室内ユニット3Aの制御を行う室内制御装置(図示せず)を備えている。なお、室内ユニット3Bは、室内ユニット3Aと略同一の構成であるため、同一の部分に同一の符号を付して示し、重複する説明は省略する。
The
次に、空気調和装置1の運転動作を説明する。
全ての室内ユニット3A、3Bを同時に冷房運転する場合、各室外ユニット2A、2Bでは、切換弁40が開くと共に四方弁41が実線位置に切換制御され、また、各室内ユニット3A、3Bでは第1開閉弁13が閉じ、第2開閉弁14及び第3開閉弁17が開く。この場合、図1に実線矢印で示すように、圧縮機20の吐出冷媒が、オイルセパレータ25を介して室外熱交換器21に供給され、ここで放熱・凝縮して液冷媒となり、レシーバタンク23及び補助冷却回路28を経て液管8に供給される。
Next, the operation of the
When all the
そして、室内ユニット3A、3Bにおいては、液管8を介して液冷媒が膨張弁11を介して室内熱交換器10に供給され、ここで吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となり、第2開閉弁14及び第3開閉弁17を介して低圧ガス管6に供給される。この低圧ガス管6に供給されたガス冷媒は、室外ユニット2A、2Bの吸込管30を介して圧縮機20で再び圧縮される。これによって、全ての室内ユニット3A、3Bで同時に冷房運転が可能になる。
In the
一方、全ての室内ユニット3A、3Bを同時に暖房運転する場合、各室外ユニット2A、2Bでは、切換弁40が閉じると共に四方弁41が破線位置に切換制御され、各室内ユニット3A、3Bでは第1開閉弁13が開き、第2開閉弁14及び第3開閉弁15が閉じる。この場合、図1に破線矢印で示すように、圧縮機20が吐出した高温高圧のガス冷媒が、オイルセパレータ25を介して高圧ガス管7に供給される。
On the other hand, when all the
そして、室内ユニット3A、3Bにおいては、高圧ガス管7を介してガス冷媒が室内熱交換器10に供給され、ここで、放熱・凝縮して液冷媒となった後、膨張弁11を介して液管8に供給される。この液管8に供給された液冷媒は、室外ユニット2A、2Bの冷媒配管33及びレシーバタンク23を介して室外熱交換器21に供給され、ここで、吸熱・蒸発し、ここで低温低圧のガス冷媒となり、吸込管30を介して圧縮機20で再び圧縮される。これによって、全ての室内ユニット3A、3Bで同時に暖房運転が可能になる。
In the
また、暖房運転と冷房運転の混在運転を行う場合、例えば、室内ユニット3Aを暖房運転し、室内ユニット3Bを冷房運転する場合、室外ユニット2A、2Bが上記同時暖房運転の場合と同様に制御される一方、室内ユニット3Aにおいては、第1開閉弁13が閉じ、第2開閉弁14及び第3開閉弁17が開き、室内ユニット3Bにおいては、第1開閉弁13が開き、第2開閉弁14及び第3開閉弁17が閉じる。この場合、各室外ユニット2A、2Bから高温高圧のガス冷媒が高圧ガス管7に供給され、室内ユニット3Aにおいては、高圧ガス管7を介してガス冷媒が室内熱交換器10に供給され、ここで放熱・凝縮して液冷媒となった後、膨張弁11を介して液管8に供給される。この液管8に供給された液冷媒の一部は室外ユニット2A、2Bへ戻り、室外熱交換器21で吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となる。
Further, when performing a mixed operation of heating operation and cooling operation, for example, when the
一方、液管8に供給された液冷媒の残りは、室内ユニット3Bの室内熱交換器10に供給され、ここで吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となった後、第2開閉弁14及び第3開閉弁17を介して低圧ガス管6に供給される。そして、この低圧ガス管6に供給された冷媒は、室外熱交換器21を経た上記ガス冷媒と共に、吸込管30を介して圧縮機20で再び圧縮される。これによって、室内ユニット3A、3B毎に暖房運転と冷房運転とが可能になる。
On the other hand, the remainder of the liquid refrigerant supplied to the
次に、室内ユニット3A、3Bの暖房運転を冷房運転に変更する場合における運転変更前処理の動作について説明する。この運転変更前処理動作とは、所定の条件下において、第1乃至第3開閉弁13、14、17及び室内膨張弁11の開閉を制御することにより、冷媒音や振動の発生を抑制するためのものである。図2は、この動作を示すフローチャートである。
Next, the operation of the operation change preprocessing when the heating operation of the
まず、制御装置100は、いずれかの室内ユニット3A、3Bに暖房運転を停止、もしくは、冷房運転に変更する指令が出力されているか否かを判別する(ステップS1)。上記指令が出力されている場合には、制御装置100は、該当する室内ユニット(例えば室内ユニット3B)の第1開閉弁13を閉じるとともに、室内ユニット3Bの室内膨張弁11の開度を強制的に全閉まで閉じる(ステップS2)。
First, the
ここで、暖房運転中においては、第2開閉弁14及び第3開閉弁17は閉じられているため、ステップS2の閉弁操作により、室内熱交換器10の周囲の弁はすべて閉じられることとなり、室内熱交換器10内には、高温高圧のガス冷媒が密封されることとなる。
Here, since the second on-off
続いて、制御装置100は、タイマ(図示せず)をON作動させるとともに(ステップS3)、室内熱交換器10内に密封された高温高圧のガス冷媒を冷却する(ステップS4)。具体的には、室内ファン(不図示)を運転することにより、室内空気とガス冷媒との熱交換を促進させて、このガス冷媒を冷却する。
Subsequently, the
続いて、制御装置100は、上記タイマのカウント値から第1の所定時間(所定時間)が経過したか否を判断する(ステップS5)。ここで、第1の所定時間は、ステップS4における冷却によって、室内熱交換器10内の冷媒の圧力が室内の雰囲気温度における冷媒の飽和圧力と略同一の圧力まで低下するのに十分な時間であり、本構成では、第1の所定時間は、実験に基づいて1分30秒に設定されている。
Subsequently, the
続いて、制御装置100は、ステップS5における第1の所定時間が経過すると、第3開閉弁17を開くように操作する(ステップS6)。すると、室内熱交換器10内の冷媒の圧力は、低圧ガス管6内の冷媒の圧力(低圧)に比べて高いため、この室内熱交換器10内の冷媒が上記第3開閉弁17を通じて低圧ガス管6に流入して圧力のバランスが図られる。
Subsequently, when the first predetermined time in step S5 has elapsed, the
しかし、この場合であっても、ステップS4によって、上記室内熱交換器10内に密封された冷媒は冷却され、この冷媒の圧力は、室内の雰囲気温度における冷媒の飽和圧力まで低下しているため、室内熱交換器10内の冷媒と低圧ガス管6内の冷媒との圧力差は小さくなっている。これによれば、従来のように高圧のガス冷媒と低圧のガス冷媒とを一気にバランスさせる場合に比べて、第3開閉弁17を通過する際に発生する冷媒音や振動を抑えることができる。
However, even in this case, the refrigerant sealed in the
続いて、制御装置100は、ステップS3におけるタイマのカウント値から第2の所定時間が経過したか否かを判別する(ステップS7)。この第2の所定時間は、室外熱交換器10内の冷媒と低圧ガス管6内の冷媒とをバランスさせるのに十分な時間であり、本構成では、1分30秒に設定されている。この第2の所定時間が経過すると、制御装置100は、第2開閉弁14を開くとともに、室内膨張弁11を所定開度に調整して(ステップS8)、室内ユニット3Bの冷房運転を開始する(ステップS9)。
Subsequently, the
本実施形態によれば、室内ユニット3A、3Bの暖房運転を冷房運転に変更する場合に、第1乃至第3開閉弁13、14、17を閉じるとともに、室内膨張弁11の開度を全閉と制御することにより、室内熱交換器10内に高圧のガスが密封される。そして、この状態を予め定められた第1の所定時間保持することにより、室内熱交換器10内のガス冷媒が冷却され、この冷媒の圧力は、室内の雰囲気温度における冷媒の飽和圧力まで低下する。このように室内熱交換器10内の冷媒の圧力を低下させた状態で、第3開閉弁17を開くため、冷却後の室内熱交換器10内の冷媒の圧力は、従来のように、高圧の冷媒と低圧の冷媒とを一気にバランスさせる場合に比べて、低圧との圧力差が小さいことにより、バランスさせる際に発生する冷媒音、振動を小さく抑えることができる。
According to the present embodiment, when the heating operation of the
本実施形態では、室内熱交換器10内の冷媒の圧力が室内の雰囲気温度における冷媒の飽和圧力と略同一の圧力まで低下するのに十分な時間として予め設定された第1の所定時間をカウントし、この第1の所定時間が経過した場合には、第3開閉弁17を開いて低圧ガス管6内の冷媒の圧力とバランスさせる構成としているが、これに限らず、室内熱交換器10内の冷媒温度を検出し、この冷媒温度が室内ユニット3A、3Bの配置される室内の雰囲気温度と略同一の温度まで低下した場合には、上記第3開閉弁17を開いて低圧ガス管6内の冷媒の圧力とバランスさせる構成としても良い。
<第2実施形態>
In the present embodiment, the first predetermined time set in advance as a time sufficient for the pressure of the refrigerant in the
<Second Embodiment>
図3は、第2実施形態にかかる空気調和装置1において、室内ユニット3A、3Bの暖房運転を冷房運転に変更する場合における運転変更前処理の動作を示すフローチャートである。なお、この第2実施形態において、空気調和装置1の構成は上記第1実施形態のものと同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
FIG. 3 is a flowchart showing the operation change pre-processing when the heating operation of the
まず、制御装置100は、いずれかの室内ユニット3A、3Bに暖房運転を停止する、もしくは、冷房運転に変更する指令が出力されているか否かを判断する(ステップS11)。上記指令が出力されている場合には、制御装置100は、該当する室内ユニット(例えば室内ユニット3B)の第1開閉弁13を閉じるとともに、室内ユニット3Bの室内膨張弁11の開度を強制的に全開まで開く(ステップS12)。
First, the
ここで、暖房運転中においては、第2開閉弁14及び第3開閉弁17は閉じられているため、ステップS12により、第1乃至第3開閉弁13、14、17は閉じられ、室内膨張弁11が開かれるという状態となる。
Here, since the second on-off
続いて、制御装置100は、タイマ(図示せず)をON作動させるとともに(ステップS13)、室内熱交換器10内に存在する高温高圧のガス冷媒を冷却する(ステップS14)。具体的には、室内ファン(不図示)を運転することにより、室内空気とガス冷媒との熱交換を促進させて、このガス冷媒を冷却する。すると、冷却されたことにより室内熱交換器10内のガス冷媒の圧力は、液管8内の液冷媒の圧力よりも低下するため、この液冷媒の圧力と室内熱交換器10内の冷媒の圧力との圧力差によって、液管8内の液冷媒が室内熱交換器10内部へと流入し、この室内熱交換器10の内部は液冷媒で満たされる。
Subsequently, the
続いて、制御装置100は、上記タイマのカウント値から第3の所定時間が経過したか否を判断する(ステップS15)。ここで、第3の所定時間は、ステップS14にて冷却されることにより、液管8内の液冷媒が室内熱交換器10内に流入するのに十分な時間であり、本構成では、実験に基づいて1分に設定されている。
Subsequently, the
続いて、制御装置100は、ステップS15における第3の所定時間が経過すると、室内膨張弁11の開度を強制的に全閉まで閉じるとともに、第3開閉弁17を開く(ステップS16)。すると、室内熱交換器10内に流入した高圧の液冷媒が、第3開閉弁17を通じて、低圧ガス管6内の冷媒の圧力とバランスするように低圧ガス管6内に流入する。
Subsequently, when the third predetermined time in step S15 has elapsed, the
しかし、この場合であっても、液冷媒はガス冷媒よりも密度が高いため、第3開閉弁17及び低圧ガス分岐管12Bを流れる液冷媒の流速は、ガス冷媒の流速よりも遅くなる。このように室内熱交換器10内に液冷媒を流入させた状態で、第3開閉弁17を開くため、高圧の冷媒と低圧の冷媒とをバランスさせる際に、液冷媒の方がガス冷媒に比べて流速が遅くなるため、ガス冷媒が流れる場合に比べて冷媒音、振動を小さく抑えることができる。
However, even in this case, since the liquid refrigerant has a higher density than the gas refrigerant, the flow rate of the liquid refrigerant flowing through the third on-off valve 17 and the low-pressure
続いて、制御装置100は、ステップS13におけるタイマのカウント値から第4の所定時間が経過したか否かを判別する(ステップS17)。この第4の所定時間は、室内熱交換器10内の冷媒圧力と、低圧ガス管6内の冷媒圧力とのバランスが取れるのに十分な時間であり、本第2実施形態では、上記第4の所定時間は1分30秒に設定されている。この第4の所定時間が経過する場合には、制御装置100は、第2開閉弁14を開くとともに、室内膨張弁11を所定開度に調整して(ステップS18)、室内ユニット3Bの冷房運転を開始する(ステップS19)。
Subsequently, the
第2の実施形態によれば、室内ユニット3A、3Bの暖房運転を冷房運転に変更する場合に、第1乃至第3開閉弁13、14、17を閉じるとともに、室内膨張弁11の開度を全開に制御し、この状態を予め定められた第3の所定時間保持することにより、室内熱交換器10内のガス冷媒が冷却され、このガス冷媒の圧力は、液管6内の液冷媒の圧力よりも低下する。このため、室内熱交換器10内は、液冷媒が流入して液冷媒で満たされた状態となる。そして上記第3の所定時間が経過すると、第3開閉弁17を開いて高圧の冷媒と低圧の冷媒とをバランスさせるが、液冷媒はガス冷媒よりも密度が高いため、第3開閉弁17及び低圧ガス分岐管12Bを流れる液冷媒の流速は、ガス冷媒の流速よりも遅くなる。このように室内熱交換器10内に液冷媒を流入させた状態で、第3開閉弁17を開くため、高圧の冷媒と低圧の冷媒とをバランスさせる際に、液冷媒の方がガス冷媒に比べて流速が遅くなるため、ガス冷媒が流れる場合に比べて冷媒音、振動を小さく抑えることができる。
According to the second embodiment, when the heating operation of the
なお、上記第1及び第2の実施形態では、暖房運転を冷房運転に変更する場合における運転変更前処理動作について説明したが、この処理動作は、暖房運転を停止する場合にも適用することが可能である。この場合、図2に示すフローチャートでは、ステップS1〜ステップS6の処理を行い終了する。また、図3に示すフローチャートでは、ステップS11〜ステップS16の処理を行い終了する。 In the first and second embodiments, the pre-operation change processing operation in the case where the heating operation is changed to the cooling operation has been described. However, this processing operation can also be applied when the heating operation is stopped. Is possible. In this case, in the flowchart shown in FIG. 2, the process of step S1 to step S6 is performed and the process ends. Moreover, in the flowchart shown in FIG. 3, the process of step S11-step S16 is performed, and it complete | finishes.
1 空気調和装置
2A、2B 室外ユニット
3A、3B 室内ユニット
5 ユニット間配管
6 低圧ガス管
7 高圧ガス管
8 液管
10 室内熱交換器
11 室内膨張弁
12A 高圧ガス分岐管
12B 低圧ガス分岐管
13 第1開閉弁
14 第2開閉弁
17 第3開閉弁(バランス弁)
18 液分岐管
20 圧縮機
21 室外熱交換器
30 冷媒吸込管
31 冷媒吐出管
100 制御装置(運転変更前処理手段)
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18 Liquid Branch Pipe 20
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