JP4466206B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
操舵トルクセンサ1は、ステアリング軸(図示せず)にかかる操舵トルクTsを検出するセンサである。ここで、ステアリングホイールに連結されたステアリング軸は、トーションバーを備えている。このトーションバーに操舵トルクセンサ1が取り付けられている。そして、ステアリングホイールが回転することによりトーションバーに回転力が加わり、その加わった回転力に応じてトーションバーが捻れる。このトーションバーの捻れに対応したステアリング軸にかかる操舵トルクが、操舵トルクセンサ1により検出される。車速センサ2は、車両の走行速度Vsを検出するセンサである。この車速センサ2は、車両の前輪に取り付けられている。
目標電流設定部5は、まず、操舵トルクセンサ1により検出された操舵トルクTs及び車速センサ2により検出された車速Vsを入力する。そして、入力された操舵トルクTsの位相補償処理を行う。この位相補償処理が行われた操舵トルクTsと入力された車速Vsとに基づき、アシスト電動機16に供給する目標電流Itを設定する。この目標電流Itの設定は、予め記憶された操舵トルクTs及び車速Vsに対する目標電流Itの関係を示す目標電流マップに基づき行われる。
第1比例・積分ゲイン設定部6は、操舵角速度strに基づく第1比例ゲインKsp及び第1積分ゲインKsiを設定する。なお、第1比例ゲインKsp及び第1積分ゲインKsiは、後述する比例制御部9の比例要素の比例ゲイン及び積分制御部10の積分要素の積分ゲインに相当する。
第2比例・積分ゲイン設定部7は、絶対操舵角Sθに基づく第2比例ゲインKap及び第2積分ゲインKaiを設定する。なお、第2比例ゲインKap及び第2積分ゲインKaiは、後述する比例制御部9の比例要素の比例ゲイン及び積分制御部10の積分要素の積分ゲインに相当する。
減算器8は、目標電流設定部5にて設定された目標電流Itから後述する電動機電流検出部17にて検出された電動機電流Idを減算された偏差電流(偏差)ΔI(=It−Id)を算出する。
比例制御部9は、減算器8にて算出された偏差電流ΔIを入力し、入力された偏差電流ΔIに比例要素の比例ゲインKpを乗算して得られる比例要素電流Ipを算出する。なお、比例ゲインKpが大きく設定された場合には、電動機電流Idを目標電流Itに速やかに収束させることができる。ここで、比例制御部9は、比例要素の比例ゲインKpを算出するために、第1比例・積分ゲイン設定部6及び第2比例・積分ゲイン設定部7にて設定された第1比例ゲインKsp及び第2比例ゲインKapを入力する。この入力された第1比例ゲインKsp及び第2比例ゲインKapに基づき、数1に示すように、比例ゲインKpを算出する。
積分制御部10は、減算器8にて算出された偏差電流ΔIを入力し、入力された偏差電流ΔIに積分ゲインKiで積分制御を行った積分要素電流Iiを算出する。なお、積分要素の積分ゲインKiが大きく設定された場合には、電動機電流Idを目標電流Itに速やかに収束させることができる。ここで、積分制御部10は、積分要素の積分ゲインKiを算出するために、第1比例・積分ゲイン設定部6及び第2比例・積分ゲイン設定部7にて設定された第1積分ゲインKsi及び第2積分ゲインKaiを入力する。この入力された第1積分ゲインKsi及び第2積分ゲインKaiに基づき、数2に示すように、積分ゲインKiを算出する。
加算器11は、比例制御部9にて算出された比例要素電流Ipと積分制御部10にて算出された積分要素電流Iiとを加算して、比例積分電流Ipi(=Ip+Ii)を算出する。
反転検出部12は、絶対操舵角センサ4により検出された絶対操舵角Sθを入力する。そして、入力された絶対操舵角Sθに基づき、ステアリングホイールの中立位置からの回転方向の反転を検出する。この回転方向の反転とは、ステアリングホイールの中立位置から回転方向が、右回転から左回転へ、若しくは、左回転から右回転へ操舵された場合である。つまり、絶対操舵角Sθが、正の値から負の値に、若しくは、負の値から正の値に変化した場合である。そして、反転検出部12は、ステアリングホイールの回転方向の反転を検出した場合には、後述するフィルタ部13に反転検出信号を出力している。
フィルタ部13は、加算器11により算出された比例積分電流Ipi及び反転検出部12により検出された反転検出信号を入力する。そして、反転検出信号が入力された場合に、比例積分電流Ipiをフィルタリングしている。つまり、反転検出信号が入力されない場合には、加算器11から入力された比例積分電流Ipiがそのまま後述する制御信号発生部14に出力している。
制御信号発生部14は、フィルタ部13から出力される比例積分電流Ipiに基づきPWM信号を算出して、電動機駆動部15に出力する。そして、電動機駆動部15は、制御信号発生部14から出力されたPWM信号に基づき、アシスト電動機16に電流が供給される。このアシスト電動機16に電流が供給されることにより、操舵補助力を発生させる。なお、アシスト電動機16は、例えば、ブラシレス直流モータなどである。電動機電流検出部17は、アシスト電動機16に流れる電動機電流Idを検出して、検出した電動機電流Idを減算器8に出力する。
上述した電動パワーステアリング装置によれば、絶対操舵角Sθの絶対値が小さいときに比例ゲインKp及び積分ゲインKiを大きくしている。これにより、ステアリングホイールの中立位置付近における操舵追従性が非常に良好となり、良好な操舵フィーリングが得られる。これは、低車速の場合であっても高車速の場合であっても同様である。さらに、絶対操舵角Sθの絶対値が大きいときには比例ゲインKp及び積分ゲインKiを小さくしている。これにより、ステアリングホイールの絶対操舵角Sθが最大操舵角付近の場合、すなわち車輪を操向させる部材とメカエンド部材との当接位置付近において、操舵追従性が低下する。その結果、車輪を操向させる部材とメカエンド部材とが当接した場合であっても、ステアリングホイールへの衝撃が低減する。また、操舵角速度strが大きいほど比例ゲインKp及び積分ゲインKiを大きくしているので、急操舵時の操舵追従性が良好となる。
フィルタ部13は、図8に示すような構成としてもよい。このフィルタ部13は、図8に示すように、ローパスフィルタ部131と、第2フィルタ切替部134とから構成される。ローパスフィルタ部131は、上記実施例のローパスフィルタ部131と同様である。
Claims (6)
- 操舵力を補助するアシスト電動機と、
ステアリング軸にかかる操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、
前記操舵トルクに基づき前記アシスト電動機に供給する目標電流を設定する目標電流設定手段と、
前記アシスト電動機に流れる電動機電流を検出する電動機電流検出手段と、
前記目標電流と前記電動機電流との偏差に基づき比例要素及び積分要素の少なくとも何れか一方を含む比例積分制御手段と、
前記比例積分制御手段の出力に基づき前記アシスト電動機を駆動する電動機駆動手段と、
を備えた電動パワーステアリング装置において、
さらに、ステアリングホイールの絶対操舵角を検出する絶対操舵角検出手段と、
前記絶対操舵角検出手段により検出された前記絶対操舵角と前記絶対操舵角が小さいほど前記比例要素の比例ゲイン及び前記積分要素の積分ゲインの少なくとも何れか一方が大きくなる絶対操舵角−ゲイン関係とに基づき、前記比例ゲイン及び前記積分ゲインの少なくとも何れか一方を変更して設定する絶対操舵角ゲイン設定手段と、
を備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - さらに、前記ステアリングホイールの操舵角速度を検出する操舵角速度検出手段と、
前記操舵角速度に基づき前記比例ゲイン及び前記積分ゲインの少なくとも何れか一方を変更して設定する操舵角速度ゲイン設定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。 - 前記操舵角速度ゲイン設定手段は、前記操舵角速度が大きくなるにつれて前記比例ゲイン及び前記積分ゲインの少なくとも何れか一方が大きくなる操舵角速度−ゲイン関係に基づき、前記比例ゲイン及び前記積分ゲインの少なくとも何れか一方を変更して設定することを特徴とする請求項2記載の電動パワーステアリング装置。
- さらに、前記絶対操舵角に基づき前記ステアリングホイールの中立位置からの回転方向の反転を検出する回転方向反転検出手段と、
前記回転方向の反転を検出した場合に前記比例積分制御手段の出力をフィルタリングするフィルタ手段と、を備え、
前記電動機駆動手段は、前記フィルタ手段によりフィルタリングされた前記比例積分制御手段の出力に基づき前記アシスト電動機を駆動することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電動パワーステアリング装置。 - 前記フィルタ手段は、前記回転方向の反転を検出したときから所定時間経過するまでの間前記比例積分制御手段の出力をフィルタリングすることを特徴とする請求項4記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記フィルタ手段は、前記回転方向の反転を検出したときから前記電動機電流が所定閾値を下回るまでの間前記比例積分制御手段の出力をフィルタリングすることを特徴とする請求項4記載の電動パワーステアリング装置。
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