JP4450678B2 - 防火−パッキンを製造するための熱により膨張自在のグラファイト−内位添加化合物の使用方法およびその製造方法 - Google Patents
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Description
温度プログラム: (25℃において5分間回路接続された等温相を持つ)ダイナミック法(Modus)
加熱率: 毎分10℃
温度範囲: 25℃-500℃
分析ガス: 合成の空気
フロー率: 毎分50ml
荷重: 0.06 N
サンプル容器: 150μlのコランダムるつぼ + 150μlのスチール製るつぼ(蓋として)
[式1]
として定義付けられており、そこにおいて、△Lは温度変化△Tに起因して起こるサンプルの縦方向の変化に象徴している。
Claims (47)
- 少なくとも1種の熱により膨張自在のグラファイト−インターカレート化合物の使用であって、成分が、A)Fe、Al、Sb、Zn、Y、CrおよびNiの少なくとも1種の元素の金属ハロゲン化物、およびB)一般式CH3(CH2)nNO2により表される少なくとも1種のニトロアルカンであり、式中nは0から10までのある値を持つ整数を示すものであり、ならびにそれらの構造異性体または混合物を備え、ポリマーマトリックスを用いた発泡性の防火添加剤として、建物の壁、床および/または天井に空けられる突破口、敷設部およびその他の開口用としての発泡性の防火−パッキンを製造するための使用。
- 前記グラファイト−インターカレート化合物は、C)H2SO4、CH3COOHおよびHNO3を含む群の少なくとも1種の酸の成分をインターカレート化合物として追加して備えることを特徴とする、請求項1記載の使用。
- 前記グラファイト−インターカレート化合物は、FeCl3、AlCl3、SbCl5、ZnCl2、YCl3、CrCl3およびNiCl2の少なくとも1種の金属ハロゲン化物の少なくとも1種の水化物を、グループA)のインターカレート化合物として備えることを特徴とする、請求項1または2記載の使用。
- 前記グラファイト−インターカレート化合物は、グループA)のインターカレート化合物として、FeCl3・5H2O、FeCl3・6H2O、FeCl3・7H2O、FeCl3・12H2Oおよび/または一般式が〔FeCln(H2O)6−n〕Cl3−n・nH20の加水分解されたFeCl3・ヘキサ水化物であって、式中、nは1から3までのある値を持つ整数を示すものを含有することを特徴とする、請求項3記載の使用。
- 前記グラファイト−インターカレート化合物は、グループB)のニトロアルカンとして、ニトロメタン、ニトロエタンおよび1−ニトロプロパンまたはこれらの混合物を含有することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項記載の使用。
- 前記グラファイト−インターカレート化合物は、H2SO4/HNO3、H2SO4/CH3COOHおよび/またはCH3COOH/HNO3をグループC)の酸として備えることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項記載の使用。
- 前記グラファイト−インターカレート化合物は、100から1500μmまでの粒子サイズを持つことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項記載の使用。
- 前記グラファイト−インターカレート化合物は、125から1000μmまでの粒子サイズを持つことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項記載の使用。
- 前記ポリマーマトリックスは、環境温度時に塑弾性であり、および/または≦+120℃のガラス転移温度を所有することを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項記載の使用。
- 前記ポリマーマトリックスはポリマーとして、ポリウレタン、塑弾性ポリウレタン、ポリビニルアセテート、ポリビニルエーテル、ポリビニルプロピオネート、ポリスチロール、天然または合成のゴム、シリコン、ポリ〔(メタ)アクリレート〕および、(メタ)アクリレート、アクリルニトリル、ビニルエステル、ビニルエーテル、塩化ビニルおよび/またはスチロールに基づくホモポリマーおよびコポリマーを含む群ならびにハイブリッドポリマーの少なくとも1種の成分を含有することを特徴とする、請求項9記載の使用。
- 前記ポリマーマトリックスはポリマーとして、ポリ(メタアクリル酸アルキルエステル)、ポリ(アクリル酸アルキルエステル)、ポリ(メタアクリル酸アリルエステル)、ポリ(アクリル酸アリルエステル)、および/またはn−ブチルアクリレートおよび/またはスチロールを有するそれらのコポリマーを含有することを特徴とする、請求項10記載の使用。
- 前記ポリマーマトリックスは水性の重合体分散液D)と低分子量であって持続的塑性を持つ液体ポリマーE)を、6:1から1:2.5までの重量比で混合されることを特徴とする、請求項9記載の使用。
- 前記ポリマーマトリックスは水性の重合体分散液D)と低分子量であって持続的塑性を持つ液体ポリマーE)を、4:3から3:4までの重量比で混合されることを特徴とする、請求項9記載の使用。
- 前記水性の重合体分散液D)は、ポリウレタン、ポリビニルアセテート、ポリビニルエーテル、ポリビニルプロピオネート、ポリスチロール、天然または合成のゴム、ポリ〔(メタ)アクリレート〕および、(メタ)アクリレート、アクリルニトリル、ビニルエステル、ビニルエーテル、塩化ビニルおよび/またはスチロールに基づくホモポリマーおよびコポリマーを含む群の少なくとも1種の成分をポリマーとして含有することを特徴とする、請求項12または13記載の使用。
- 前記水性の重合体分散液D)は、ポリ(メタアクリル酸アルキルエステル)、ポリ(アクリル酸アルキルエステル)、ポリ(メタアクリル酸アリルエステル)、ポリ(アクリル酸アリルエステル)および/または、n−ブチルアクリレート、ビニルアセテートおよび/またはスチロールを有するそれらのコポリマーをポリマーとして含有することを特徴とする、請求項14記載の使用。
- 前記水性の重合体分散液D)の含水量は、5から60重量%までを持つことを特徴とする、請求項12乃至15のいずれか1項記載の使用。
- 前記水性の重合体分散液D)の含水量は、20から40重量%までを持つことを特徴とする、請求項12乃至15のいずれか1項記載の使用。
- 前記水性の重合体分散液D)にはこのような量のマトリックス質量が含有されているために、該ポリマーマトリックス中の水の割合は0.5から25重量%までになることを特徴とする、請求項12乃至17のいずれか1項記載の使用。
- 前記水性の重合体分散液D)にはこのような量のマトリックス質量が含有されているために、該ポリマーマトリックス中の水の割合は1から10重量%までになることを特徴とする、請求項12乃至17のいずれか1項記載の使用。
- 前記低分子量であって持続的塑性を持つ液体ポリマーE)は、ISO 1628−1に従って9から50までのK−値または、それから導出された250.000から5.000.000までの分子量を有しており、また、23℃のエチルアセテート・50%溶液中でDIN ISO 3219に従って測定された40から350までのmPa・sの粘性を持つことを特徴とする、請求項12乃至19のいずれか1項記載の使用。
- 前記低分子量であって持続的塑性を持つ液体ポリマーE)は、ポリウレタン、ポリビニルアセテート、ポリビニルエーテル、ポリビニルプロピオネート、ポリスチロール、天然または合成のゴム、ポリ〔(メタ)アクリレート〕、アクリルニトリル、ビニルエステル、ビニルエーテル、塩化ビニルおよび/またはスチロールに基づくホモポリマーおよびコポリマーを含む群の少なくとも1種の成分を含有することを特徴とする、請求項12乃至20のいずれか1項記載の使用。
- 前記低分子量であって持続的塑性を持つ液体ポリマーE)は、ポリ(メタアクリル酸アルキルエステル)、ポリ(アクリル酸アルキルエステル)、ポリ(メタアクリル酸アリルエステル)、ポリ(アクリル酸アリルエステル)、および/またはn−ブチルアクリレート、ビニルアセテートおよび/またはスチロールを持つそれらのコポリマーをポリマーとして含有することを特徴とする、請求項21記載の使用。
- 前記グラファイト−インターカレート化合物は、1重量%から75重量%までの量で前記ポリマーマトリックス中へ取り込まれることを特徴とする、請求項1乃至22のいずれか1項記載の使用。
- 前記グラファイト−インターカレート化合物は、3重量%から30重量%までの量で前記ポリマーマトリックス中へ取り込まれることを特徴とする、請求項1乃至22のいずれか1項記載の使用。
- 前記ポリマーマトリックスに追加して通常の添加剤F)が通常の量含有されることを特徴とする、請求項1乃至24のいずれか1項記載の使用。
- 前記ポリマーマトリックスに、追加した通常の添加剤F)としてセラミック化作用のある防火添加剤F1)、溶融作用のある防火添加剤F2)、膨張する防火添加剤F3)および/または火炎を抑制する防火添加剤F4)が含有されることを特徴とする、請求項25記載の使用。
- 前記ポリマーマトリックスは、セラミック化作用のある防火添加剤F1)として、粉末ガラス、半融のガラス原料、ガラス繊維、ポリリン酸アンモニウム、ホウ酸亜鉛、カオリン、粘土および/またはベントナイトが含まれ、溶融作用のある防火添加剤F2)として、水酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム・トリ水化物、ベーマイト(AlO(OH))、水酸化マグネシウム、ホウ酸亜鉛および/または硫酸カルシウムが含まれ、膨張する防火添加剤F3)として、ひる石、ホウケイ酸ナトリウム、カプセル詰めされたホウケイ酸ナトリウム、ポリリン酸メラミン、シアヌール酸メラミン、リン酸エチレンジアミン、グアニジン、ヒドラジンおよび/またはトリス−2−シアヌール酸ヒドロキシエチルが含まれ、および/または火炎を抑制する防火添加剤F4)として、臭素化されたリン酸エステル、(シクロ)脂肪族の臭素化合物、芳香族の臭素化合物および/またはリン酸エステルを含有することを特徴とする、請求項26記載の使用。
- 前記ポリマーマトリックスは、追加された通常の添加剤として水、安定化剤、色素および/または充填剤を含有することを特徴とする、請求項25記載の使用。
- 前記発泡性の防火−パッキンは、硬化する成形可能な防火材として、または帯状、環状またはプレート状の既製品の成形対象物として存在することを特徴とする、請求項1乃至28のいずれか1項記載の使用。
- 熱により膨張自在のグラファイト−インターカレート化合物の製造方法であって、前記化合物が請求項1乃至29のいずれか1項記載のものであり、a)前記グループA)の少なくとも1種の無水金属ハロゲン化物または1種の金属ハロゲン化物・水化物を、前記グループB)の少なくとも1種のニトロアルカンの存在下に、グラファイト中へインターカレートし、次いで必要に応じて、H 2 SO 4 、CH 3 COOHおよびHNO 3 を含む群の少なくとも1種のインターカレート化合物C)をコ・インターカレートし、またはb)熱により膨張自在のグラファイト−インターカレート化合物で、H 2 SO 4 、CH 3 COOHおよびHNO 3 を含む群の少なくとも1種の酸C)がインターカレートされるものに、少なくとも1種の金属ハロゲン化物・水化物A)を、必要に応じてグループB)の少なくとも1種のニトロアルカンの存在下にコ・インターカレートすることを特徴とする、方法。
- グラファイト−インターカレート化合物の前記コ・インターカレートのために、前記グループC)の少なくとも1種の酸がE o >0.55Vの酸化還元電位を持つ酸化剤の使用の下にインターカレートされることを特徴とする、請求項30記載の製造方法。
- グラファイト−インターカレート化合物の前記コ・インターカレートのために、前記グループC)の少なくとも1種の酸が、過酸化水素、硝酸、臭化アルカリ金属、ヨウ化アルカリ金属または過マンガン酸アルカリ金属、酸化マンガン(IV)、Ce(IV)の塩および/またはペルオキソ二硫酸アルカリ金属の酸化剤としての使用の下にインターカレートされることを特徴とする、請求項31記載の製造方法。
- グラファイト−インターカレート化合物の前記コ・インターカレートのために、グループC)の少なくとも1種の酸が前記グループC)の酸に対する酸化剤のモル比として、0.001から10までのモル比の適用の下にインターカレートされることを特徴とする、請求項31または32記載の製造方法。
- グラファイト−インターカレート化合物の前記コ・インターカレートのために、グループC)の少なくとも1種の酸が前記グループC)の酸に対する酸化剤のモル比として、0.01から1までのモル比の適用の下にインターカレートされることを特徴とする、請求項31または32記載の製造方法。
- グラファイト−インターカレート化合物の前記コ・インターカレートのために、前記グループA)の少なくとも1種の無水金属ハロゲン化物あるいは金属ハロゲン化物・水化物および/または前記グループC)の少なくとも1種の酸が有機溶剤の使用の下にインターカレートされることを特徴とする、請求項33または34記載の製造方法。
- グラファイト−インターカレート化合物の前記コ・インターカレートのために、前記グループA)の少なくとも1種の無水金属ハロゲン化物あるいは金属ハロゲン化物・水化物および/または、前記グループC)の少なくとも1種の酸が、クロロホルム、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ピリジン、酢酸、トリフルオロ酢酸および/またはトルオールの有機溶剤としての使用の下にインターカレートされることを特徴とする、請求項35記載の製造方法。
- グラファイト−インターカレート化合物の前記コ・インターカレートのため、前記グループA)の少なくとも1種の無水金属ハロゲン化物あるいは金属ハロゲン化物・水化物が固体反応によりおよび/または1種または複数種類の有機溶剤の存在下にインターカレートされることを特徴とする、請求項30記載の製造方法。
- グラファイト−インターカレート化合物の前記コ・インターカレートのため、四塩化炭素、塩化チオニル、一般式CH 3 (CH 2 ) n NO 2 のニトロアルカンで、式中、nは0から10までのある値を示す整数であり、ならびにその構造異性体、またはニトロメタン、ニトロエタンおよび/または1−ニトロプロパン、またはそれらの混合物の有機溶剤としての使用の下に生産されることを特徴とする、請求項37記載の製造方法。
- 前記コ・インターカレートを溶剤の存在下で実行することを特徴とする、請求項30乃至38のいずれか1項記載の製造方法。
- 前記グループC)の酸をコ・インターカレートする際、溶剤としてクロロホルム、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ピリジン、酢酸、トリフルオロ酢酸および/またはトルオールを用い、および前記グループA)の金属ハロゲン化物・水化物をコ・インターカレートする際、溶剤として四塩化炭素、塩化チオニルおよび/または一般式CH 3 (CH 2 ) n NO 2 のニトロアルカンで、式中、nは0から10までのある値を示す整数であり、ならびにそれらの構造異性体、またはニトロメタン、ニトロエタンおよび/または1−ニトロプロパン、またはそれらの混合物を使用することを特徴とする、請求項33記載の製造方法。
- 最初の段階では、それ自体普通の酸化およびグラファイト中への硫酸のインターカレートにより、必要に応じて、それに適切な溶剤中で、熱により膨張自在のグラファイト−硫酸−インターカレート化合物を作り、および第二段階では、入手された熱によって膨張自在のそのグラファイト−硫酸−インターカレート化合物をFeCl 3 水化物と分離し、または分離せずに、それに適切な溶剤中で置換し、および次いで硫酸およびFeCl 3 水化物および溶剤をインターカレート化合物として含有する熱により膨張自在のグラファイト・インターカレート化合物を分離し、洗浄し、および乾燥することを特徴とする、請求項30乃至40のいずれか1項記載の製造方法。
- 溶剤で洗うという洗浄を行うことを特徴とする、請求項41記載の製造方法。
- 洗浄液として、水または有機溶剤、または四塩化炭素、クロロホルム、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ピリジン、酢酸、トリフルオロ酢酸、トルオールおよび/または塩化チオニル、一般式CH 3 (CH 2 ) n NO 2 のニトロアルカンで、式中、nは0から10までのある値を示す整数であり、ならびにそれらの構造異性体、またはニトロメタン、ニトロエタンおよび/または1−ニトロプロパンまたはそれらの混合物を用いることを特徴とする、請求項42記載の製造方法。
- FeCl 3 ・水化物による前記置換は、−10℃から100℃までの範囲内の温度の際に、3分間から72時間までにわたり行うことを特徴とする、請求項41乃至43のいずれか1項記載の製造方法。
- FeCl 3 ・水化物による前記置換は、10℃から50℃までの範囲内の温度の際に、3分間から72時間までにわたり行うことを特徴とする、請求項41乃至43のいずれか1項記載の製造方法。
- FeCl 3 ・水化物による前記置換は、3分間から72時間までに代えて5から48時間までにわたり行うことを特徴とする、請求項44または45記載の製造方法。
- 硫酸あるいはFeCl 3 ・水化物を1モルのグラファイト当たり1.0×10 −4 から20モルまでの量を使用することを特徴とする、請求項41乃至46のいずれか1項記載の製造方法。
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