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JP4322686B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電気的書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)に関する。
NAND型フラッシュメモリでは通常、1ブロックが消去単位となり、1ページが読み出し及び書き込みの単位となる。ここで、1ブロックは、ワード線を共有するNANDセルユニットの集合として定義され、1ページは1ワード線に沿って配列されるメモリセルの集合として定義される。
NAND型フラッシュメモリにおいて、あるブロックにデータをオーバーライトする場合には、そのブロックを消去した後に、1ページずつデータを書き込む。従ってブロック内の一部のデータのみを書き換えたい場合には、保存したい相当数ページのデータを他の既に消去されているブロック(スペアブロック)に待避させることが必要になる。そのためには、1ページずつデータを読み出してこれを他のブロックに書き込むページコピーを行う(例えば、特許文献1参照)。
一方、ページコピーを繰り返すと、読み出しや書き込み毎に非選択セルにディスターブがかかるために、データが一部反転するおそれがある。その対策のためには、ページコピーの読み出し時に読み出しデータのエラー検出と訂正を行うためのECC回路を備えることが必要となる。
特開2003−233992公報
具体的に例えば、NAND型フラッシュメモリの1ページが、2KByteのノーマルデータ領域と64Byteの冗長領域からなるものとする。冗長領域には、不良セル置換のためやECCデータを記憶するためのスペアセルが配置されている。ページコピーのためのセルアレイからページバッファへのデータ読み出しは1ページ単位で行われるが、ページバッファからI/O端子への読み出しデータ出力は、例えば1バイトずつシリアルに行われる。従って、1ページのコピー動作のためには、2112回の出力動作、エラー検出,訂正の動作及びページバッファへの書き戻し動作が必要になる。エラー出現頻度がそれほど高くないとすれば、ページコピー動作におけるエラーチェックと訂正のための時間が大きな無駄になる。
この発明は、読み出しデータが十分なマージンを持っているか否かを判定することができる読み出し方式を採用した不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
この発明の一態様による不揮発性半導体記憶装置は、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列されたセルアレイと、前記セルアレイのビット線の電圧変化を検出することによりそのビット線に接続された選択メモリセルのデータを読み出すセンスアンプ回路と、前記センスアンプ回路の読み出しデータについてエラーチェックと訂正を行うように制御されるECC回路とを備え、前記センスアンプ回路は、前記セルアレイのビット線とセンスノードの間を選択的に接続して、ビット線電圧のクランプ動作とビット線電圧をセンスノードに転送する動作を行う第1のトランジスタと、前記センスノードに接続されてセンスノードとビット線のプリチャージを行う第2のトランジスタと、前記センスノードに転送されたビット線電圧を検出して読み出しデータをラッチするデータラッチと、前記データラッチから転送された読み出しデータを一時保持するデータ記憶回路と、前記データ記憶回路が保持する第1の読み出しデータと、この第1の読み出しデータに遅れて読み出されて前記データラッチが保持する第2の読み出しデータとを比較し、データ反転を検出した場合に警告信号を出力するしきい値マージン判定回路とを有すると共に、前記選択メモリセルのデータに応じて前記ビット線の電圧が変化する期間内の複数タイミングでデータ読み出しを行い、連続する2回のデータ読み出しによる読み出しデータを比較して前記選択メモリセルのしきい値マージンを判定するように構成され、前記ECC回路は、前記警告信号が出力された場合のみ読み出しデータについてエラーチェックと訂正を行うことを特徴とする。
また、本発明の別の一態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列されたセルアレイと、前記セルアレイのビット線の電圧変化を検出することによりそのビット線に接続された選択メモリセルのデータを読み出すセンスアンプ回路と、前記センスアンプ回路の読み出しデータについてエラーチェックと訂正を行うように制御されるECC回路とを備え、前記センスアンプ回路は、前記セルアレイのビット線とセンスノードの間を選択的に接続して、ビット線電圧のクランプ動作とビット線電圧をセンスノードに転送する動作を行う第1のトランジスタと、前記センスノードに接続されてセンスノードとビット線のプリチャージを行う第2のトランジスタと、前記センスノードに転送されたビット線電圧を検出して読み出しデータをラッチするデータラッチと、前記データラッチから転送された読み出しデータを一時保持するデータ記憶回路と、前記データ記憶回路が保持する第1の読み出しデータと、この第1の読み出しデータに遅れて読み出されて前記データラッチが保持する第2の読み出しデータとを比較し、データ反転を検出した場合に警告信号を出力するしきい値マージン判定回路とを有すると共に、前記選択メモリセルのデータに応じて前記ビット線の電圧が変化する期間内の複数タイミングでデータ読み出しを行い、連続する2回のデータ読み出しによる読み出しデータを比較して前記選択メモリセルのしきい値マージンを判定するように構成され、前記セルアレイのあるページのデータを読み出して、他のページに書き込むページコピー機能を有し、前記ECC回路は、コピー元ページの読み出しデータについて前記警告信号が出力された場合のみエラーチェックと訂正を行うように制御されことを特徴とする。
この発明によれば、読み出しデータが十分なマージンを持っているか否かを判定することができる読み出し方式を採用した不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
[実施の形態1]
図1は、一実施の形態によるNAND型フラッシュメモリのメモリチップ10のブロック構成を示している。セルアレイ11は、後に説明するように、NANDセルユニットを配列して構成される。ロウデコーダ15は、セルアレイ11のワード線を選択駆動するもので、ワード線ドライバを含む。セルアレイ11のビット線に接続されるセンスアンプ回路12は、1ページ分の読み出しデータをセンスし、書き込みデータを保持するページバッファを構成している。
ページバッファ12とデータバス14の間には、カラムデコーダ16により制御されるカラム選択ゲート回路13が設けられている。これにより、ページバッファ12に読み出された1ページ分のデータは、例えば1バイトずつデータバス14を介して外部I/O端子にシリアル出力される。書き込みデータも同様に、1バイトずつデータバス14をシリアル転送されて、ページバッファ12にロードされる。
外部CPU26から供給されるコマンドは、コマンドデコーダ20によりデコードされる。コントローラ18は、そのコマンドにより指示されて、書き込み及び消去のシーケンス制御を行い、読み出しの動作制御を行う。外部からアドレスバッファ21を介して供給されるロウ及びカラムアドレスは、それぞれロウデコーダ15及びカラムデコーダ16に転送される。外部システムのI/O線とメモリチップ10の間には、バッファメモリ25が配置されている。
この実施の形態では、データの入出力を行うデータバッファ22とデータバス14の間に、読み出しデータのエラーチェックと訂正を行うためのECC回路23が配置されている。
更にこの実施の形態では、ページバッファ12には、後に説明するように、読み出されるデータのしきい値マージンを判定するためのしきい値マージン判定回路がセンスユニット毎に配置され、その各判定回路の出力端を共通接続する共通信号線DETが配設されている。モニター回路17は、この信号線DETの信号を監視して、読み出しデータのしきい値マージンが小さいときに警告信号“WARN”を出力するようになっている。コントローラ18は、この警告信号WARNを受け取ると、ステータスレジスタ24をセットして、チップ外部にも警告信号を出力できるようになっている。
図2は、セルアレイ11の具体的な構成を示している。複数のメモリセル(図の場合16個のメモリセル)MC0−MC15は直列接続されて、NANDセルユニットNUを構成し、複数のNANDセルユニットNUがマトリクス配列される。各メモリセルMCiは、電荷蓄積層として例えばフローティングゲートを持つ、積層ゲート構造のMOSトランジスタであって、フローティングゲートの電荷蓄積状態で決まるしきい値電圧をデータとして不揮発に記憶する。セルデータは、フローティングゲートへの電子注入動作とその蓄積電荷の放出動作により、電気的書き換えが可能である。
NANDセルユニットNUの一端は、選択ゲートトランジスタSG1を介してビット線BLに接続され、他端は選択ゲートトランジスタSG2を介して共通ソース線CELSRCに接続される。NANDセルユニットNU内の各メモリセルMCiの制御ゲートは異なるワード線WLiに接続される。選択ゲートトランジスタSG1,SG2のゲートはそれぞれ、ワード線WLiと並行する選択ゲート線SGD,SGSに接続される。
1ワード線に沿って配列されるメモリセルの集合として定義される1ページが、データ読み出し及び書き込みの単位となる。また、ワード線を共有するNANDセルユニットの集合として定義されるブロックがデータ消去の単位となる。通常、図示のように、ビット線BLの方向に複数のブロックBLKj(j=0,1,…)が配置される。1ページは、例えば図2に示すように、2KByteのノーマルデータ領域11aと、64Byteの冗長領域11bとからなる。冗長領域11bは、ECCデータおよびデータ管理情報(論理番地等)の記憶領域を含む。
図3は、ページバッファ12を構成するセンスユニットの構成を示している。センスノードNsenとビット線BLの間に配置されたNMOSトランジスタMN1は、ビット線BLのプリチャージ電圧をクランプする働きと、ビット線電圧を増幅するプリセンスアンプとしての働きをする。センスノードNsenには、プリチャージ用PMOSトランジスタMP3が接続され、また必要に応じて電荷保持用のキャパシタC1が接続される。
センスノードNsenは、転送用NMOSトランジスタMN3を介してデータラッチ31の一方のデータノードN1に接続されている。データラッチ31は、データノードN1,N2の間に逆向きに並列接続されたクロックトインバータCI1,CI2により構成されている。
データノードN1とセンスノードNsenの間には、読み出しデータを一時記憶するためのデータ記憶回路32が設けられている。ドレインが電源端子Vddに接続されたNMOSトランジスタMN7のゲートがデータ記憶ノードNRである。データ記憶ノードNRには好ましくは、電荷保持用キャパシタC2が設けられる。この記憶ノードNRとデータラッチ31のデータノードN1の間に、データ転送用NMOSトランジスタMN9が配置されている。また記憶ノードNRが保持するデータに応じて、センスノードNsenに電源電圧Vddを与えるために、NMOSトランジスタMN7とセンスノードNsenの間にNMOSトランジスタMN8が配置されている。
この実施の形態では、後述するように読み出される1ページデータの各ビット対応セルのしきい値マージンが十分にあるか否かを判定して、もししきい値マージンが不十分である場合には、警告を発するという読み出し動作を行う。その様なしきい値マージンの判定のために、この実施の形態では、読み出し時、選択セルによるビット線放電が開始された後のデータセンス動作を複数のタイミングで行い、それらのうち引き続く2回のデータセンスの結果の比較を行う。
データ記憶回路32は、上述した複数のビット線データセンスの結果の比較のために利用される。データ記憶回路32はまた、書き込みベリファイの結果に応じて書き込み不十分なセルにのみ書き込みバイアスを与えるデータをデータラッチ31に書き戻すための書き戻し回路としても用いられる。
データノードN2には、上述した複数のビット線データセンス結果に基づきしきい値マージンを判定するマージン判定回路33が設けられている。データノードN2にゲートが接続されたNMOSトランジスタMN4と、センスノードNsenにゲートが接続されたNMOSトランジスタMN5が、ノードNDと接地電位Vssの間に直列接続されている。ノードNDには、プリチャージ用PMOSトランジスタMP1が接続されている。このトランジスタMP1は、しきい値マージン判定時にそのゲートCHGに“L”が与えられてオンし、ノードNDがVddに設定されるようになっている。更に、ゲートがノードNDにより制御されるPMOSトランジスタMP2のドレインが、1ページ分のセンスユニットに共通の検出信号線DETに接続されている。センスノードNsenにはリセット用NMOSトランジスタMN10が接続されている。
後に具体的に説明するが、読み出しデータのしきい値マージンの判定は、連続する2回のビット線データセンス結果に応じて、NMOSトランジスタMN4,MN5が同時にオンするか否かを検出することで行われる。検出信号線DETには、データマージンが十分でない場合に、警告信号が発生されることになる。
このしきい値マージン判定回路33は、書き込みや消去時のベリファイ判定回路としても用いられる。即ちベリファイ読み出し終了後、チェック信号CHGにより、書き込みや消去が完了したか否かをチェックする回路である。
図4は、この実施の形態のNAND型フラッシュメモリが二値記憶を行う場合のデータのしきい値分布を示している。しきい値が負の状態がデータ“1”(消去状態)であり、しきい値が正の状態がデータ“0”(狭義の書き込み状態)である。データ“0”書き込みは、選択されたメモリセルの浮遊ゲートにチャネルからFNトンネリングにより電子を注入する動作として行われる。
具体的に1ページ分のデータ書き込みは、ビット線から各NANDセルの選択セルのチャネルに書き込みデータ“0”,“1”に対応して、Vss,Vdd−Vth(Vthは選択ゲートトランジスタSG1のしきい値)を転送し、選択されたワード線に書き込み電圧Vpgm(例えば20V)を与えて行われる。このとき、“0”データが与えられたメモリセルでは、浮遊ゲートとチャネル間に大きな電界がかかって、浮遊ゲートに電子が注入される(“0”書き込み)。“1”データが与えられたメモリセルでは、チャネルが容量カップリングにより電位上昇して、浮遊ゲートに電子注入が生じない(書き込み禁止)。
データ書き込みは実際には、書き込みパルス電圧印加動作とその書き込み状態を確認する読み出し動作(書き込みベリファイ)を、1ページ分の書き込みデータが全て書き込まれるまで繰り返すことにより、行われる。
データ消去は、選択ブロックの全ワード線に0Vを与え、選択ゲート線SGD,SGS、全ビット線BL及び共通ソース線CELSRCをフローティングとして、セルアレイが形成されたp型ウェルに消去電圧Vera(=20V)を与える。これにより、選択ブロックの全メモリセルの浮遊ゲートの電子がチャネルに放出され、しきい値が負の消去状態(データ“1”)が得られる。
次に、この実施の形態のフラッシュメモリの読み出し動作を説明する。図5は、一つのNANDセルユニットに着目して、読み出し時のバイアス条件を示している。読み出し時、ビット線BLは、電源電圧Vddより低い電圧VBLにプリチャージされる。その後、選択ワード線(図の場合、WL1)に0V、残りのワード線には、セルデータによらずセルがオンする、図4に示すようなパス電圧Vreadを与え、選択ゲート線SGD,SGSにもパス電圧Vreadを与える。このバイアス条件で、選択ワード線WL1に沿ったメモリセルのデータが“1”であれば、ビット線BLが放電され、“0”であれば、ビット線BLは放電されない。このセルデータに応じて異なるビット線放電状態を検出することにより、データを判定することができる。
図6は、読み出し動作のシーケンス制御フローを示し、図7は図3のセンスユニットに着目して読み出し動作タイミングを示している。これらの図に示すように、この実施の形態では、ビット線放電動作の開始(タイミングt1)から、ビット線放電動作が続く間に、3回のデータセンスSENSE1(ステップS5)、SENSE2(ステップS8)、SENSE3(ステップS13)が行われる。そしてこれらのセンス結果に基づいて、選択セルのデータ状態が安定しているか否か、言い換えればデータマージン(しきい値マージン)が十分であるか否かの判定が行われる。以下、具体的に説明する。
読み出しのアドレス及びコマンドを受けると、コントローラ18はまず読み出しセットアップを行う(ステップS1)。読み出しセットアップでは、高電圧発生回路19が駆動されて、必要な内部高電圧が発生される。次にワード線WLやビット線BLの充電動作を開始する(ステップS2)。図5に示したように、選択ワード線には0Vが、非選択ワード線にはVreadが与えられる。選択ゲート線SGS,SGDには非選択ワード線と同時にVreadが与えられるが、但しビット線側の選択ゲート線SGDは、ビット線の放電開始までは、0Vを保つ。
ビット線プリチャージ動作は、図7に示すように、タイミングt0でトランジスタMN1のゲート端子CLAMPにVBL+Vth(VthはNMOSトランジスタのしきい値電圧)を、トランジスタMP3のゲート端子PREに“L”(=Vss)を与えることにより、行われる。センスノードNsenは、プリチャージ用トランジスタMP3により、Vddに、ビット線BLは、プリチャージ用トランジスタMP3及びクランプ用トランジスタMN1により、VBL(<Vdd)にそれぞれプリチャージされる。
センスノードNsenのプリチャージ動作を継続しながら、タイミングt1でビット線プリチャージ動作を停止し、ビット線BLをVBLにプリチャージされたフローティング状態にする(ステップS3)。同時に選択ゲート線SGDにVreadを与えると、ビット線BLは、選択セルのデータに応じて放電される。図7に示すように、ビット線BLは、選択セルデータが“1”のときは、セル電流により放電されてレベル低下し(実線)、“0”のときは、リークによりわずかなレベル低下はあるものの、ほぼプリチャージ電圧VBLを保つ(破線)。図7では典型的なデータ“0”,“1”のビット線放電カーブを示しているが、実際には選択セルのデータ状態(しきい値状態)に応じて、種々の放電カーブを描く。
ビット線放電開始から一定時間T1の待機(ステップS4)の後、第1回目のビット線データセンスSENSE1を行う(ステップS5)。即ち、図7に示すように、ゲートPREに“H”(=Vdd)を与えてプリチャージ用トランジスタMP3をオフにした後、クランプ用トランジスタMN1のゲートCLAMPにセンス用電圧Vsen+Vth(Vsen<VBL)を与える(タイミングt2−t3)。セルデータが“0”であれば、トランジスタMN1はオフを保ち、センスノードNsenは“H”レベルを保つ。セルデータが“1”でビット線BLが十分低レベルに放電されていれば、トランジスタNN1はオンして、センスノードNsenはビット線BLとの電荷分配により電圧が低下する。具体的にセンスノードNsenに比べてビット線BLの容量が十分に大きければ、この電荷分配によりセンスノードNsenはほぼビット電圧までレベル低下する。これによりビット線電圧は増幅されて、センスノードNsenに転送される。
ビット線データセンスの結果は、ゲートBLCに“H”(=Vdd)を与えて転送トランジスタMN3をオンにすることにより、データラッチ31に転送されて保持される(タイミングt4)。実際にはデータラッチ31のクロックトインバータCI1,CI2は順次活性化されて、データ保持を行うが、図7のタイミング図ではその詳細動作は省略している。
データラッチ31にセンスデータを転送する間に、ビット線BLは再度フローティングにされて放電動作を続ける。またデータ転送後、センスノードNsenは改めてトランジスタMP3をオンにしてVddにプリチャージする(ステップS6)。このセンスノードNsenのプリチャージ動作の間、ゲートDTGに“H”(=Vdd)を与えて、転送トランジスタMN9をオンにして、データラッチ31のセンスデータを記憶ノードNRに転送する(タイミングt5)。
そして、一定の時間T2の待機(ステップS7)の後、再度クランプ用トランジスタMN1のゲートCLAMPにセンス用電圧Vsen+Vthを与えて(タイミングt6−t7)、2回目のビット線データセンスSENSE2を行う(ステップS8)。このビット線データセンスの結果は、転送トランジスタMN3をオンにして、データラッチ31に転送し保持する(タイミングt8)。
データラッチ31にセンスデータを転送している間、ビット線放電動作を再開し、またセンスノードNsenのプリチャージを行う(ステップS9)。但し実際にセンスノードNsenのプリチャージ動作が開始される前に、1回目のセンスSENSE1の結果と、2回目のセンスSENSE2の結果のデータ比較を行う(ステップS10)。これら2回のセンスSENSE1,SENSE2の間でデータが反転している場合(即ち最初のセンス結果が“0”であり、次のセンス結果が“1”の場合)、コントローラはこれを検知してステータスレジスタ24に警告フラグをセットする(ステップS11)。
具体的に2回のセンス結果の比較は、図3に示すセンスユニット内のしきい値マージン判定回路33による各ビット線毎のしきい値マージン判定により行われる。即ち、DCHG=“H”(=Vdd)によりリセット用トランジスタMN10をオンにすると同時に、CHG=“L”(=Vss)によりチェック用トランジスタMP1をオンにして、センスノードNsenをVssに、ノードNDをVddにそれぞれ設定し(タイミングt9)。次いでREG=“H”(=Vdd)によりトランジスタMN8をオンにして、記憶ノードNRのデータをセンスノードNsenに転送する(タイミングt10)。
前回のデータセンスSENSE1により得られた記憶ノードNRのデータと、今回のデータセンスSENSE2の結果によるデータノードN2のデータと異同によって、しきい値マージン判定回路33のトランジスタMN4,MN5のオンオフが決定され、従ってノードNDが放電されるか否かが決定される。このノードNDのレベル変化を受けて、検出信号線DETに信号が発生する。その詳細な動作説明は、後に行う。
一定の時間T3の待機(ステップS12)の間にセンスノードNsenを再度プリチャージしながら、タイミングt11で転送トランジスタMN9をオンにして、データラッチ31のセンスデータを記憶ノードNRに転送する。そして、センスノードNsenのプリチャージ動作を停止した後、クランプ用トランジスタMN1のゲートCLAMPにセンス用電圧Vsen+Vthを与えて(タイミングt12−t13)、3回目のビット線データセンスSENSE3を行う(ステップS13)。このビット線データセンスの結果は、転送トランジスタMN3をオンにして、データラッチ31に転送し保持する(タイミングt14)。
2回目のデータセンスSENSE2の結果と、3回目のデータセンスSENSE3の結果の比較を行い(ステップS14)、コントローラはこれらのセンス結果が異なる場合に警告フラグをステータスレジスタ24にセットする(ステップS15)。
以上の3回のデータセンスSENSE1,SENSE2,SENSE3のうち、第2回のデータセンスSENSE2のタイミングが従来の読み出し法でのそれと同じであるとする。この実施の形態では、この2回目のデータセンスSENSE2の結果を読み出しデータとしてページバッファ12に保存する(ステップS16)。具体的には、記憶ノードNRのデータをトランジスタMN8,MN3をオンにして、データラッチ31に書き戻す。そして、ワード線及びビット線を放電して(ステップS17)、読み出し動作を終了する。この後、外部から読み出しイネーブル信号を入力することにより、ページバッファ12が保持するページデータは、1バイトずつシリアル出力される。
図8は、以上のデータセンス動作を、ビット線BLとセンスノードNsenのみに着目して示している。クランプ用トランジスタMN1に与えられるセンス用電圧Vsenは、図8に示すように、一定のビット線放電動作の後のビット線BLの“H”レベル(データ“0”)と“L”レベル(データ“1”)の間に設定される。1回目のデータセンスSENSE1と2回目のデータセンスSENSE2を比べると、前者の方が“1”データに対するマージンが小さい読み出し動作となる。つまり、1回目のデータセンスSENSE1では、“1”データセルのしきい値が十分に低くなければ、センス結果が“0”となる可能性がある。一方、2回目のデータセンスSENSE2と3回目のデータセンスSENSE3を比べると、後者の方が0”データに対するマージンが小さい。従って、3回目のデータセンスSENSE3では、“0”データセルのしきい値が十分に高くなく、リークが大きいと、センス結果が“1”となる可能性がある。
即ち、選択セルのしきい値マージンが十分に大きい場合、言い換えれば“0”データセルのリークが十分に小さくかつ、“1”データセルの放電が十分に大きい場合には、3回のセンス結果は同じになるが、“0”,“1”データのいずれかのマージンが小さいと、3回のデータセンスのどこかで、センス結果が“0”から“1”に変化する。より具体的に言えば、“1”データセルの放電カープが緩い場合には、1回目のセンスSENSE1で“0”、2回目のセンスSENSE2で“1”になる可能性がある。一方、“0”データセルのリークが大きい場合には、2回目のセンスSENSE2では“0”であるが、3回目のセンスSENSE3で“1”(誤データ)になる可能性がある。
この様な引き続く2回のデータセンスの間でのデータ反転(論理反転)を判定するのが、上述のステップS10及びS14である。このセンスデータの変化によるしきい値マージン判定の動作を、具体的に図9〜図11を参照して説明する。図9〜図11は、図3のセンスユニットのしきい値マージン判定動作時の状態を示している。
図9は、先行するデータセンスによるデータが“0”(記憶ノードNR=“H”)であり、続くデータセンスによるデータが“0”(データノードN1=“H”)の場合である。センスノードNsenは、トランジスタMN10をオンにすることにより、予めVssにリセットされる。この状態で、トランジスタMN8のゲートREGに“H”レベルを与えると、記憶ノードNRが“H”であるから、トランジスタMN7,MN8が共にオンして、破線で示すように、VddがセンスノードNsenを介して、トランジスタMN5のゲートに与えられる。これにより、トランジスタMN5がオンする。しかしこのとき、データノードN2(=“L”)により駆動されるトランジスタMN4はオフであり、プリチャージされたノードNDは、放電されることなく、“H”レベルを保つ。
図10は、先行するデータセンスによるデータが“0”(記憶ノードNR=“H”)であり、続くデータセンスによるデータが“1”(データノードN1=“L”)の場合である。このとき、トランジスタMN8のゲートREGに“H”レベルを与えると、トランジスタMN7,MN8が共にオンして、破線で示すように、VddがセンスノードNsenを介して、トランジスタMN5のゲートに与えられ、トランジスタMN5がオンする。また、データノードN2の“H”により制御されてトランジスタMN4もオンする。この結果、ノードNDは放電されて、“L”レベルになる。
図11は、先行するデータセンスによるデータが“1”(記憶ノードNR=“L”)であり、続くデータセンスによるデータが“1”(データノードN1=“L”)の場合である。このとき、トランジスタMN7がオフであるから、トランジスタMN8をオンにしても、VddはトランジスタMN5のゲートに転送されない。従って、トランジスタMN4はオンするが、トランジスタMN5はオフを保ち、プリチャージされたノードNDは放電されずに“H”レベルを保つ。
以上のようにして、3回のビット線データセンスの間にセンスデータの“0”から“1”への変化があると、センスユニットのしきい値マージン判定回路33のノードNDはレベル低下する。これにより、トランジスタMP2がオンして、共通信号線DETに“H”レベル信号が発生する。即ち1ページ分の読み出しデータのなかに一つでもしきい値マージンが低いものがあると、共通信号線DETに警告信号が出力される。図1のDETモニター回路17はこの信号線DETをモニターして、データマージンが低いときに警告信号“WARN”を発生し、コントローラ18に送る。コントローラ18はこれを受けて、ステータスレジスタ24に警告信号をセットする。
なおしきい値マージン判定回路33は、前述のように書き込み或いは消去時のベリファイ判定回路としても用いられる。例えば書き込み時は、CPU26から書き込みコマンド及びアドレスが入力される。これを受けて内部コントローラ18の制御により、書き込み電圧印加動作とベリファイ読み出し動作からなる書き込みサイクルが、1ページの全“0”書き込みビットの書き込みが完了するまで繰り返される。書き込みが完了すると、ベリファイ判定回路33が“Pass”フラグを出力し、コントローラ18はこれを受けて、書き込みシーケンスを終了する。
規定回数の書き込みとベリファイを繰り返しても書き込みがパスしないときは、コントローラ18は、ステータスレジスタ24に“Fail”フラグをセットして、書き込みシーケンスを終了する。CPU26は、このステータスレジスタ24の情報に基づいて、書き込みのフェイル/パスを知ることができる。
以上のようにこの実施の形態の読み出し方式によれば、読み出しデータのマージン判定が可能になる。この様な読み出し方式を適用すれば、ステータスレジスタ24の情報に基づいて、読み出したデータにビットエラーがある可能性について判断が可能である。即ち、ステータスレジスタ24に警告信号がセットされているときには、読み出しデータにエラービットがある可能性が高く、その場合にはエラーチェックと訂正を行い、警告信号が出力されていない場合には、エラーチェックと訂正を行わない、という制御が可能になる。
具体的に、上述した読み出し方式をページコピー動作に適用した例を次に説明する。図12は、コントローラ18により制御されるページコピーの動作フローを示している。外部からコピー元のページアドレスとコマンドを入力すると、上述した読み出し方式で、コピー元ページのデータをページバッファ12に読み出す(ステップS21)。この読み出し動作後、内部コントローラ18は、ステータスレジスタ24に警告フラグがセットされているかどうかのチェックを行う(ステップS22)。警告フラグが出力されていない場合には、外部からコピー先アドレスを入力することにより、コントローラ18は、ページバッファ12に読み出されたデータをそのまま、コピー先ページに書き込む動作を実行する(ステップS27)。
警告フラグがセットされている場合には、ECC計算フェーズに移る。即ち、コントローラ18の制御により、ページバッファ12の読み出しデータを1バイトずつシリアル転送して、ECC回路23に入力し、エラービットがあるかどうかを検出する(ステップS23)。前述のように、しきい値マージン判定の結果である警告フラグは、しきい値マージンが十分ではないことを示すものであり、必ずしも読み出しデータにエラーがあるとは限らない。エラービットが検出されなければ、ページバッファ12の読み出しデータをそのまま、コピー先ページに書き込む(ステップS27)。
エラービットが検出されたときは、ECC回路23によるエラー訂正(ステップS25)、訂正されたデータのページバッファ12への書き戻しが行われる(ステップS26)。このデータ書き戻しは、1ページ全体でもよいが、訂正ビットを含む1バイト分のみをオーバーライトしてもよい。そして、ページバッファ12に保存された訂正されたページデータがコピー先ページに書き込まれる(ステップS27)。
以上のようにこの実施の形態によると、ページコピー動作において、エラー出現の可能性が高い場合のみ、エラーチェックと訂正を実行するという制御が行われる。前述のように1ページデータのエラーチェック及び訂正のためには、読み出しデータを1バイトずつECC回路に入力することが必要であり、長い時間を必要とする。この実施の形態によると、エラー出現の可能性が低いときにはその様なエラーチェック及び訂正の動作を省くことができ、これにより、高速のページコピーが可能になる。
[実施の形態2]
図1に示した実施の形態では、ECC回路23がメモリチップ10の内部に搭載されている。この場合には、ページコピーの読み出しデータに対するECC計算やエラー訂正を行うか否かは、内部コントローラ18がステータスレジスタ21の情報を参照して自ら判断する。
これに対して、図13に示すように、ECC回路23をメモリチップ10の外に配置する場合もある。この場合のページコピー動作は、次のようになる。
コピー元ページのデータをページバッファ12に読み出す動作は、上記実施の形態と同様である。ページバッファ12において、読み出し時のその読み出しデータのしきい値マージンが十分であるか否かの判定がなされる。しきい値マージンが小さい場合には、モニター回路17から発生される警告フラグ“WARN”が、コントローラ18を介することなく、ステータスレジスタ24に直接セットされる。
外部CPU26は、ECC回路23の活性化に先立って、ステータスレジスタ24の情報に基づいてECC計算が必要か否かを判定する。必要がない場合には、CPU26がコピー先ページアドレスを入力することにより、ページバッファ12が保持する読み出しデータをそのままコピー先ページに書き込む動作が行われる。その書き込みシーケンス制御は、先の実施の形態と同様、内部コントローラ18により行われる。
ECC計算が必要である場合には、CPU26は読み出しイネーブル信号をメモリチップ10に供給する。これにより、ページバッファ12が保持するデータはシリアル出力されて、ECC回路23に入力され、ECC計算及びエラー訂正が行われる。そして訂正データをページバッファ12にロードした後、コピー先ページへの書き込みが行われる。訂正データのロードは、先の実施の形態と同様に、訂正ビットを含む1バイトのみでよい。
この実施の形態によっても、先の実施の形態と同様の効果が得られる。
[実施の形態3]
次に、上記各実施の形態による不揮発性半導体記憶装置或いはメモリシステムを搭載した電子カードと、その電子カードを用いた電子装置の実施の形態を説明する。
図14は、この実施の形態による電子カードと、この電子カードを用いた電子装置の構成を示す。ここでは電子装置は、携帯電子機器の一例としてのディジタルスチルカメラ101を示す。電子カードは、ディジタルスチルカメラ101の記録媒体として用いられるメモリカード61である。メモリカード61は、先の各実施の形態で説明した不揮発性半導体装置或いはメモリシステムが集積化され封止されたICパッケージPK1を有する。
ディジタルスチルカメラ101のケースには、カードスロット102と、このカードスロット102に接続された、図示しない回路基板が収納されている。メモリカード61は、カードスロット102に取り外し可能に装着される。メモリカード61は、カードスロット102に装着されると、回路基板上の電気回路に電気的に接続される。
電子カードが例えば、非接触型のICカードである場合、カードスロット102に収納し、或いは近づけることによって、回路基板上の電気回路に無線信号により接続される。
図15は、ディジタルスチルカメラの基本的な構成を示す。被写体からの光は、レンズ103により集光されて撮像装置104に入力される。撮像装置104は例えばCMOSイメージセンサであり、入力された光を光電変換し、アナログ信号を出力する。このアナログ信号は、アナログ増幅器(AMP)により増幅された後、A/Dコンバータによりディジタル変換される。変換された信号は、カメラ信号処理回路105に入力され、例えば自動露出制御(AE)、自動ホワイトバランス制御(AWB)、及び色分離処理を行った後、輝度信号と色差信号に変換される。
画像をモニターする場合、カメラ信号処理回路105から出力された信号はビデオ信号処理回路106に入力され、ビデオ信号に変換される。ビデオ信号の方式としては、例えばNTSC(National Television System Committee)を挙げることができる。ビデオ信号は、表示信号処理回路107を介して、ディジタルスチルカメラ101に取り付けられた表示部108に出力される。表示部108は例えば液晶モニターである。
ビデオ信号は、ビデオドライバ109を介してビデオ出力端子110に与えられる。ディジタルスチルカメラ101により撮像された画像は、ビデオ出力端子110を介して、例えばテレビジョン等の画像機器に出力することができる。これにより、撮像した画像を表示部108以外でも表示することができる。撮像装置104、アナログ増幅器(AMP)、A/Dコンバータ(A/D)、カメラ信号処理回路105は、マイクロコンピュータ111により制御される。
画像をキャプチャする場合、操作ボタン例えばシャッタボタン112を操作者が押す。これにより、マイクロコンピュータ111が、メモリコントローラ113を制御し、カメラ信号処理回路105から出力された信号がフレーム画像としてビデオメモリ114に書き込まれる。ビデオメモリ114に書き込まれたフレーム画像は、圧縮/伸張処理回路115により、所定の圧縮フォーマットに基づいて圧縮され、カードインタフェース116を介してカードスロット102に装着されているメモリカード61に記録される。
記録した画像を再生する場合、メモリカード61に記録されている画像を、カードインタフェース116を介して読み出し、圧縮/伸張処理回路115により伸張した後、ビデオメモリ114に書き込む。書き込まれた画像はビデオ信号処理回路106に入力され、画像をモニターする場合と同様に、表示部108や画像機器に映し出される。
なおこの構成では、回路基板100上に、カードスロット102、撮像装置104、アナログ増幅器(AMP)、A/Dコンバータ(A/D)、カメラ信号処理回路105、ビデオ信号処理回路106、メモリコントローラ113、ビデオメモリ114、圧縮/伸張処理回路115、及びカードインタフェース116が実装される。
但しカードスロット102については、回路基板100上に実装される必要はなく、コネクタケーブル等により回路基板100に接続されるようにしてもよい。
回路基板100上には更に、電源回路117が実装される。電源回路117は、外部電源、或いは電池からの電源の供給を受け、ディジタルスチルカメラの内部で使用する内部電源電圧を発生する。電源回路117として、DC−DCコンバータを用いてもよい。内部電源電圧は、上述した各回路に供給される他、ストロボ118、表示部108にも供給される。
以上のようにこの実施の形態の電子カードは、ディジタルスチルカメラ等の携帯電子機器に用いることが可能である。更にこの電子カードは、携帯電子機器だけでなく、図16A−16Jに示すような他の各種電子機器に適用することができる。即ち、図16Aに示すビデオカメラ、図16Bに示すテレビジョン、図16Cに示すオーディオ機器、図16Dに示すゲーム機器、図16Eに示す電子楽器、図16Fに示す携帯電話、図16Gに示すパーソナルコンピュータ、図16Hに示すパーソナルディジタルアシスタント(PDA)、図16Iに示すヴォイスレコーダ、図16Jに示すPCカード等に、上記電子カードを用いることができる。
この発明の実施の形態によるNAND型フラッシュメモリのブロック構成を示す図である。 同フラッシュメモリのセルアレイ構成を示す図である。 同フラッシュメモリのセンスユニット構成を示す図である。 同フラッシュメモリのデータしきい値分布を示す図である。 同フラッシュメモリの読み出し時のバイアス条件を示す図である。 同フラッシュメモリの読み出し動作フローを示す図である。 同フラッシュメモリの読み出し動作タイミング図である。 同フラッシュメモリの読み出し時のビット線とセンスノードの電圧変化を示す図である。 同フラッシュメモリのセンスユニットによるしきい値判定の動作を説明するための図である。 同フラッシュメモリのセンスユニットによるしきい値判定の動作を説明するための図である。 同フラッシュメモリのセンスユニットによるしきい値判定の動作を説明するための図である。 同フラッシュメモリのページコピー動作フローを示す図である。 他の実施の形態によるNAND型フラッシュメモリのブロック構成を示す図である。 ディジタルスチルカメラに適用した実施の形態を示す図である。 同ディジタルスチルカメラの内部構成を示す図である。 ビデオカメラに適用した実施の形態を示す図である。 テレビジョンに適用した実施の形態を示す図である。 オーディオ機器に適用した実施の形態を示す図である。 ゲーム機器に適用した実施の形態を示す図である。 電子楽器に適用した実施の形態を示す図である。 携帯電話に適用した実施の形態を示す図である。 パーソナルコンピュータに適用した実施の形態を示す図である。 パーソナルディジタルアシスタント(PDA)に適用した実施の形態を示す図である。 ヴォイスレコーダに適用した実施の形態を示す図である。 PCカードに適用した実施の形態を示す図である。
符号の説明
10…メモリチップ、11…セルアレイ、11a…ノーマルデータ領域、11b…冗長領域、12…センスアンプ回路(ページバッファ)、13…カラム選択ゲート回路、14…データバス、15…ロウデコーダ、16…カラムデコーダ、17…DETモニター回路、18…コントローラ、19…高電圧発生回路、20…コマンドデコーダ、21…アドレスバッファ、22…データバッファ、23…ECC回路、24…ステータスレジスタ、25…バッファメモリ、26…CPU、31…データラッチ、32…データ記憶回路、33…しきい値マージン判定回路、MC0−MC15…メモリセル、SG1,SG2…選択ゲートトランジスタ、WL0−WL15…ワード線、BL0−BLn−1…ビット線、SGD,SGS…選択ゲート線、CELSRC…共通ソース線。

Claims (3)

  1. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列されたセルアレイと、
    前記セルアレイのビット線の電圧変化を検出することによりそのビット線に接続された選択メモリセルのデータを読み出すセンスアンプ回路と、
    前記センスアンプ回路の読み出しデータについてエラーチェックと訂正を行うように制御されるECC回路と
    を備え、
    前記センスアンプ回路は、
    前記セルアレイのビット線とセンスノードの間を選択的に接続して、ビット線電圧のクランプ動作とビット線電圧をセンスノードに転送する動作を行う第1のトランジスタと、
    前記センスノードに接続されてセンスノードとビット線のプリチャージを行う第2のトランジスタと、
    前記センスノードに転送されたビット線電圧を検出して読み出しデータをラッチするデータラッチと、
    前記データラッチから転送された読み出しデータを一時保持するデータ記憶回路と、
    前記データ記憶回路が保持する第1の読み出しデータと、この第1の読み出しデータに遅れて読み出されて前記データラッチが保持する第2の読み出しデータとを比較し、データ反転を検出した場合に警告信号を出力するしきい値マージン判定回路と
    を有すると共に、前記選択メモリセルのデータに応じて前記ビット線の電圧が変化する期間内の複数タイミングでデータ読み出しを行い、連続する2回のデータ読み出しによる読み出しデータを比較して前記選択メモリセルのしきい値マージンを判定するように構成され、
    前記ECC回路は、前記警告信号が出力された場合のみ読み出しデータについてエラーチェックと訂正を行う
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列されたセルアレイと、
    前記セルアレイのビット線の電圧変化を検出することによりそのビット線に接続された選択メモリセルのデータを読み出すセンスアンプ回路と、
    前記センスアンプ回路の読み出しデータについてエラーチェックと訂正を行うように制御されるECC回路と
    を備え、
    前記センスアンプ回路は、
    前記セルアレイのビット線とセンスノードの間を選択的に接続して、ビット線電圧のクランプ動作とビット線電圧をセンスノードに転送する動作を行う第1のトランジスタと、
    前記センスノードに接続されてセンスノードとビット線のプリチャージを行う第2のトランジスタと、
    前記センスノードに転送されたビット線電圧を検出して読み出しデータをラッチするデータラッチと、
    前記データラッチから転送された読み出しデータを一時保持するデータ記憶回路と、
    前記データ記憶回路が保持する第1の読み出しデータと、この第1の読み出しデータに遅れて読み出されて前記データラッチが保持する第2の読み出しデータとを比較し、データ反転を検出した場合に警告信号を出力するしきい値マージン判定回路と
    を有すると共に、前記選択メモリセルのデータに応じて前記ビット線の電圧が変化する期間内の複数タイミングでデータ読み出しを行い、連続する2回のデータ読み出しによる読み出しデータを比較して前記選択メモリセルのしきい値マージンを判定するように構成され、
    前記セルアレイのあるページのデータを読み出して、他のページに書き込むページコピー機能を有し、
    前記ECC回路は、コピー元ページの読み出しデータについて前記警告信号が出力された場合のみエラーチェックと訂正を行うように制御され
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記セルアレイは、複数のNANDセルユニットを配列して構成され、各NANDセルユニットは、制御ゲートがそれぞれ異なるワード線に接続された複数個直列接続されたメモリセルと、その一端をビット線に接続するための第1の選択ゲートトランジスタと、他端を共通ソース線に接続するための第2の選択ゲートトランジスタとを有しかつ、ビット線方向にそれぞれ1ワード線を共有するNANDセルユニットの集合として定義される複数のブロックを有する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の不揮発性半導体記憶装置。
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