JP4236642B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
〔1〕手ぶれ補正処理回路の構成
図1は、デジタルカメラに設けられた手ぶれ補正処理回路の構成を示している。
画像復元フィルタ計算部2は、角速度センサ1a,1bによって検出された角速度データ(手ぶれ信号)を動きベクトルに変換する手ぶれ信号/動きベクトル変換処理部21、手ぶれ信号/動きベクトル変換処理部21によって得られた動きベクトルを、画像のボケを表す手ぶれ関数(PSF:Point Spread Function)に変換する動きベクトル/手ぶれ関数変換処理部22および動きベクトル/手ぶれ関数変換処理部22によって得られた手ぶれ関数を一般逆フィルタ(画像復元フィルタ)に変換する手ぶれ関数/一般逆フィルタ変換処理部23を備えている。
手ぶれの元データは、撮影開始から撮影終了までの間の角速度センサ1a、1bの出力データである。角速度センサ1a、1bを用いてカメラの露光時期と同期させることで、撮影開始と共に所定のサンプリング間隔dt[sec] でパン方向およびチルト方向の角速度を計測し、撮影終了までのデータを得る。サンプリング間隔dt[sec] は、たとえば、1msecである。
y=dy (Y/24)=rtanθy (Y/24)…(8)
y=rtan{(L/KSf)DLy}Y/24…(10)
手ぶれを空間フィルタを使って表すことができる。図5の左側の図で示される手ぶれの軌跡(カメラがぶれたときに画像上である一点が描いた軌跡、画像のぶれ量)に合わせて、オペレータの要素に重みを加え空間フィルタ処理を行うと、フィルタリング過程において画素の濃淡値が手ぶれの軌跡に応じた近傍画素の濃淡値のみを考慮するようになるので、手ぶれ画像を作成することができる。
(b)動きベクトルの垂直方向の位置を確認し、この垂直方向位置が前のドットの垂直方向位置に比べて1より大きくなった場合にはドット位置の垂直方向を1つ増やす。
(c)再び動きベクトルの水平方向の要素を1つ増やす。
画像は水平方向にNx 画素、垂直方向にNy 画素の解像度でデジタル化されているものとする。水平方向にi番目、垂直方向にj番目の位置にある画素の値をp(i,j)で表す。空間フィルタによる画像の変換とは、注目画素の近傍画素の畳み込みによって変換をモデル化するものである。畳み込みの係数をh(l,m)とする。ここで、簡単のため、−n<l,m<nとすると、注目画素の変換は次式(11)によって表現することができる。また、h(l,m)自身を空間フィルタと呼んだり、フィルタ係数と呼んだりする。変換の性質はh(l,m)の係数値によって決まる。
画像復元処理部3は、図1に示すように、フィルタ処理部31、フィルタ処理部32、リンギング除去処理部33およびアンシャープマスキング処理部34を備えている。フイルタ処理部31はメディアンフィルタを用いてフィルタ処理を行う。フイルタ処理部32は、画像復元フィルタ計算部2によって得られた画像復元フィルタを用いてフィルタ処理を行う。
リンギング除去処理部33は、図8に示すように、エッジ強度算出部61、加重平均係数算出部62および加重平均処理部63を備えている。
dv=v11 +v21 +v31 −v13 −v23 −v33 …(17)
If v _edge≦ th then k=v _edge/th …(19)
撮影シーン検出部4は、撮影シーンを自動的に検出する。撮影シーンを自動的に検出する方法としては、例えば、特開2003−274280号公報に開示された手法を用いることができる。
人物を撮影する場合、他の撮影シーンと比較して被写体距離は短く(近く)なる。さらに、近くの被写体をやや望遠することによって大きく写すことが多いので、撮影の際に焦点距離の設定がやや大きくなる。また、撮影は明るい所で行われる確率が高いとともに、光源は昼光色または室内光(自然光に近い照明光)である確率が高い。また、被写体は止まっていることが多い。
遠景を撮影する場合、被写体距離は大きく(遠く)なる。さらに、全体を撮影するために広角側で撮影することが多いので、撮影の際に焦点距離の設定は小さくなる。また、撮影は明るい屋外で行われ、光源は昼光色である確率が高い。また、被写体は止まっていることが多い。
夜景を撮影する場合、被写体距離は大きく(遠く)なる。さらに、全体を撮影するために広角側で撮影することが多いので、撮影の際に焦点距離の設定は小さくなる。また、撮影は暗い状態で行われ、光源は蛍光灯、ネオン管、ナトリウム管などの器具による照明光が多くなる。
動いている被写体を撮影する場合、被写体距離は大きく(遠く)なることが多い。さらに、高速で移動している被写体を画面内に収めるために、被写体を遠くから撮影することが多くなるので、撮影の際に焦点距離の設定は大きくなる。また、撮影は明るい所で行われ、光源は昼光色または室内光(自然光に近い照明光)である確率が高い。また、被写体は動いている。
2 画像復元フィルタ計算部
3 画像復元処理部
4 撮影シーン検出部
5 補正強度パラメータ制御部
5A 閾値制御部
5B パラメータ制御部
21 手ぶれ信号/動きベクトル変換処理部
22 動きベクトル/手ぶれ関数変換処理部
23 手ぶれ関数/一般逆フィルタ変換処理部
31 フィルタ処理部
32 フィルタ処理部
33 リンギング除去処理部
34 アンシャープマスキング処理部
61 エッジ強度算出部
62 加重平均係数算出部
63 加重平均処理部
Claims (8)
- 撮影シーンを自動的に検出する撮影シーン検出手段、
入力画像に対して手ぶれ補正処理を行う手ぶれ補正手段、ならびに
撮影シーン検出手段によって検出された撮影シーンに基づいて、手ぶれ補正手段による手ぶれ補正の強度を制御する制御手段、
を備え、
手ぶれ補正手段は逆フィルタを用いて手ぶれ補正を行うものであり、制御手段は撮影シーン検出手段によって検出された撮影シーンに基づいて、逆フィルタを生成する際に用いられる正則化係数を制御するものであることを特徴とする撮像装置。 - 撮影シーンを自動的に検出する撮影シーン検出手段、
入力画像に対して手ぶれ補正処理を行う手ぶれ補正手段、
手ぶれ補正手段によって得られた復元画像からリンギングを除去するためのリンギング除去手段、ならびに
撮影シーン検出手段によって検出された撮影シーンに基づいて、リンギング除去手段によるリンギング除去の強度を制御する制御手段、
を備え、
リンギング除去手段は、手ぶれ補正前の入力画像の画素毎のエッジ強度を算出するエッジ強度算出手段、エッジ強度算出手段によって算出された画素毎のエッジ強度と、エッジ強度に対する加重加算係数との関係とに基づいて、画素毎に加重加算係数を求める係数算出手段、および画像毎に求められた加重加算係数を用いて、入力画像と、手ぶれ補正手段によって得られた復元画像とを画素毎に加重加算する加重平均手段を備えており、
エッジ強度と加重加算係数とは、エッジ強度が閾値以下ではエッジ強度が大きくなるほど復元画像の加重比率が高くなり、エッジ強度が閾値以上になると復元画像の加重比率が100%となるような関係にあり、
制御手段は撮影シーン検出手段によって検出された撮影シーンに基づいて、上記閾値を制御するものであることを特徴とする撮像装置。 - 撮影シーンを自動的に検出する撮影シーン検出手段、
入力画像に対して手ぶれ補正処理を行う手ぶれ補正手段、
手ぶれ補正手段によって得られた第1画像からリンギングを除去するためのリンギング除去手段、
リンギング除去手段によって得られた第2画像に対してエッジ強調処理を行うためのアンシャープマスキング処理手段、ならびに
撮影シーン検出手段によって検出された撮影シーンに基づいて、アンシャープマスキング処理手段によるエッジ強調幅およびエッジ強調の度合いのうちの少なくとも一方を制御する制御手段、
を備えていることを特徴とする撮像装置。 - アンシャープマスキング処理手段は、ガウシアンフィルタを用いて第2画像の平滑化画像を生成し、第2画像と第2画像の平滑化画像との差分に補正強度パラメータを乗算することによってエッジ強度画像を生成し、第2画像にエッジ強度画像を足し合わせることによりエッジが強調された画像を得るものであり、
制御手段は、撮影シーン検出手段によって検出された撮影シーンに基づいて、平滑化画像を生成するために用いられる二次元ガウス関数中の分散を表すパラメータと、エッジ強調画像を生成するために用いられる上記補正強度パラメータとのうちの少なくとも一方を制御するものであることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 撮影シーンを設定するための撮影シーン設定手段、
入力画像に対して手ぶれ補正処理を行う手ぶれ補正手段、ならびに
撮影シーン設定手段によって設定された撮影シーンに基づいて、手ぶれ補正手段による手ぶれ補正の強度を制御する制御手段、
を備え、
手ぶれ補正手段は逆フィルタを用いて手ぶれ補正を行うものであり、制御手段は撮影シーン設定手段によって設定された撮影シーンに基づいて、逆フィルタを生成する際に用いられる正則化係数を制御するものであることを特徴とする撮像装置。 - 撮影シーンを設定するための撮影シーン設定手段、
入力画像に対して手ぶれ補正処理を行う手ぶれ補正手段、
手ぶれ補正手段によって得られた復元画像からリンギングを除去するためのリンギング除去手段、ならびに
撮影シーン設定手段によって設定された撮影シーンに基づいて、リンギング除去手段によるリンギング除去の強度を制御する制御手段、
を備え、
リンギング除去手段は、手ぶれ補正前の入力画像の画素毎のエッジ強度を算出するエッジ強度算出手段、エッジ強度算出手段によって算出された画素毎のエッジ強度と、エッジ強度に対する加重加算係数との関係とに基づいて、画素毎に加重加算係数を求める係数算出手段、および画像毎に求められた加重加算係数を用いて、入力画像と、手ぶれ補正手段によって得られた復元画像とを画素毎に加重加算する加重平均手段を備えており、
エッジ強度と加重加算係数とは、エッジ強度が閾値以下ではエッジ強度が大きくなるほど復元画像の加重比率が高くなり、エッジ強度が閾値以上になると復元画像の加重比率が100%となるような関係にあり、
制御手段は撮影シーン設定手段によって設定された撮影シーンに基づいて、上記閾値を制御するものであることを特徴とする撮像装置。 - 撮影シーンを設定するための撮影シーン設定手段、
入力画像に対して手ぶれ補正処理を行う手ぶれ補正手段、
手ぶれ補正手段によって得られた第1画像からリンギングを除去するためのリンギング除去手段、
リンギング除去手段によって得られた第2画像に対してエッジ強調処理を行うためのアンシャープマスキング処理手段、ならびに
撮影シーン設定手段によって設定された撮影シーンに基づいて、アンシャープマスキング処理手段によるエッジ強調幅およびエッジ強調の度合いのうちの少なくとも一方を制御する制御手段、
を備えていることを特徴とする撮像装置。 - アンシャープマスキング処理手段は、ガウシアンフィルタを用いて第2画像の平滑化画像を生成し、第2画像と第2画像の平滑化画像との差分に補正強度パラメータを乗算することによってエッジ強度画像を生成し、第2画像にエッジ強度画像を足し合わせることによりエッジが強調された画像を得るものであり、
制御手段は、撮影シーン設定手段によって検出された撮影シーンに基づいて、平滑化画像を生成するために用いられる二次元ガウス関数中の分散を表すパラメータと、エッジ強調画像を生成するために用いられる上記補正強度パラメータとのうちの少なくとも一方を制御するものであることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
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