JP4218774B2 - Pachinko ball lifting and polishing equipment - Google Patents
Pachinko ball lifting and polishing equipment Download PDFInfo
- Publication number
- JP4218774B2 JP4218774B2 JP36642397A JP36642397A JP4218774B2 JP 4218774 B2 JP4218774 B2 JP 4218774B2 JP 36642397 A JP36642397 A JP 36642397A JP 36642397 A JP36642397 A JP 36642397A JP 4218774 B2 JP4218774 B2 JP 4218774B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- abrasive
- vibration
- lifting
- pachinko
- pachinko ball
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技場で使用されるパチンコ玉を揚送研磨、すなわち、低いところから高いところへ持ち上げながら研磨するための装置に関するものであって、より詳しくは、研磨のために循環使用する研磨材を効率よく循環させるように構成したパチンコ玉の揚送研磨装置(以下、「揚送研磨装置」と略称する)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
これまでの揚送研磨装置として、特公平5−6473号公報に開示されたもの(以下、「第1の従来装置」という)が知られている。第1の従来装置は、揚送パイプ内に入れたパチンコ玉と研磨材とをスクリュー状の揚送螺旋体により撹拌混合することにより揚送研磨するようになっている。揚送されたパチンコ玉と研磨材は、揚送パイプの上端出口に設けられている分離手段により分離され、パチンコ玉は補給樋へ、研磨材は研磨材循環パイプへ、それぞれ流れ下るようになっており、これにより研磨材循環系が形成されている。研磨材は、ポリ、ペレット、研磨粒等とも呼ばれ、ナイロン等の合成樹脂製のものが使用され、その大きさは、直径1〜2ミリメートル、長さ2〜数ミリメートル程度であり、重さは0.5グラム以下の軽いものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した合成樹脂製の研磨材は、摩擦電気系列における序列の差が比較的大きい金属製のパチンコ玉と撹拌混合されるため、静電気をたいへん帯びやすい。研磨材自体はとても軽いものであるから、静電気により生じる吸引力の働きにより研磨材は互いに寄り集まって固まりを形成し、この固まりが塩化ビニル等を材料とする研磨材循環パイプ内の内壁に付着(停滞)し、内部の循環を妨げることがある。循環が妨げられると、次々と流れ下ってくる後続の研磨材が固まりの上に積み重なり、やがて、分離装置内に研磨材が溢れてしまうことさえある。研磨材が溢れるとパチンコ玉と研磨材との分離が行われなくなり、研磨材がパチンコ玉とともに補給樋を介して遊技機等に流れ込む。流れ込んだ研磨材は、遊技機等の機械部分に入り込むと、故障を引き起こす場合がある。各請求項に記載した発明が解決しようとする課題は、上述した研磨材の固まりを取り除いたり、研磨材が固まりを形成しないようにすることにより、研磨材を効率よく循環させ、ひいては、研磨材を原因とする遊技機等の故障を未然にふせぐことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために先行技術を調査した発明者は、研磨材循環パイプにバイブレータを取り付けて振動を与え、内部の研磨材を流下しやすくしたもの(特開平5−15658号公報、以下、「第2の従来装置」という)、研磨材を洗浄するための洗浄媒液の乾燥具合を調整して乾燥を防ぎ、残留湿度により、静電気を生じにくくしたもの(特開平7−148336号公報、以下、「第3の従来装置」という)を発見した。
【0005】
しかし、第2の従来装置の方法では、研磨材循環パイプの形態やバイブレータの振動数によっては、進行波と後退波との干渉により定常振動が生じることがあり、この定常振動が生じると振動の腹や節の位置が変化しないので、効率よく研磨材を流下させることができない場合が考えられる。さらに、第3の従来装置の方法は、洗浄媒体の乾燥具合を調整するという消極的な手段であり、洗浄媒体と乾燥用ブロアとを備えない揚送研磨装置には適用することができない。そこで、発明者は、研磨材循環パイプに振動を与えることは研磨材の固まりを取り除くために効果的であるとの認識の下に、研磨材循環パイプに定常波が生じないような措置を講じた。さらに、研磨材の乾燥具合を調整することにより静電気の発生を抑えることにより、研磨材が固まりを形成しにくくした。本発明は、これらの方法を単独で、または、組み合わせて用いたものである。その詳しい構成と作用については、項を改めて説明する。
【0006】
請求項1に記載した発明の構成
請求項1に記載した発明に係る揚送研磨装置(以下、「請求項1の揚送研磨装置」という)は、複数のパチンコ遊技機を設置してなる島から回収した遊技済みのパチンコ玉に、パチンコ玉より小径の研磨材を混入(注入)する研磨材混入手段と、この研磨材混入手段内の前記研磨材及びパチンコ玉を揚送しながら研磨する揚送研磨手段と、揚送されたパチンコ玉から前記研磨材を分離する分離手段と、分離された研磨材を前記研磨材混入手段へ流下させる研磨材循環系と、を備える点において従来の揚送研磨装置と共通する。請求項1の揚送研磨装置の特徴は、前記研磨材循環系は、研磨材の固まりを検知して検知信号を出力する検知手段と、前記研磨材に対して振動を加えて固まりを解消するために研磨材流下方向に沿って配した複数の加振手段と、前記検知信号を受けて前記加振手段を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置が、加振手段各々を、研磨材流下方向に沿った順に互いに異なるタイミングで起動させるように構成してあることにある。
【0007】
請求項1に記載した発明の作用
請求項1の揚送研磨装置の作用は、次の通りである。複数のパチンコ遊技機を有する島から回収した遊技済みパチンコ玉は研磨材混入手段2内に送り込まれ、これに研磨材が混入される。研磨材が混入された遊技済みパチンコ玉は、揚送されながら研磨され、分離手段8に送られる。分離手段8は、研磨済みパチンコ玉から研磨材を分離する。分離された研磨材は、研磨材循環系14を介して研磨材混入手段2に再利用のために流下させられる。各加振手段17,18は研磨材循環系14内の研磨材に直接間接に振動を加える。加振手段の制御は、制御装置が検知手段が出力する検知信号を受けて行う。このとき、各加振手段17,18の各々の起動タイミングが互いに異なるので、複数ある加振手段の振動が干渉し合うことによる定常波の発生可能性が低くなり、これにより、研磨材の固まり(詰まり)が解消される。
【0008】
請求項2に記載した発明の構成
請求項2に記載した発明に係る揚送研磨装置(以下、「請求項2の揚送研磨装置」という)は、請求項1の揚送研磨装置の構成に加え、前記各加振手段18,19は、各々の振動周波数が互いに相違する、という構成を有している。振動周波数だけを相違させてもよいし、他の振動仕様とともに相違させてもよい。
【0009】
請求項2に記載した発明の作用
請求項2の揚送研磨装置は、請求項1の揚送研磨装置の作用に加え、各加振手段18,19の各々の振動周波数を相違させることにより、研磨材循環系14内部において振動腹や節の位置を変化させる、という作用を奏する。
【0010】
請求項3に記載した発明の構成
請求項3に記載した発明に係る揚送研磨装置(以下、「請求項3の揚送研磨装置」という)は、請求項1又は2の揚送研磨装置の構成に加え、各加振手段18,19の各々の振動周波数を相違させることにより、研磨材循環系14内部において振動腹や節の位置を変化させる、という作用を奏する。振動位相だけ相違させてもよいし、振動位相と振動周波数等と相違させてもよい。
【0011】
請求項3に記載した発明の作用
請求項3の揚送研磨装置は、請求項1又は2の揚送研磨装置の作用に加え、各加振手段18,19の各々の振動位相を相違させることにより、研磨材循環系14内部において振動腹や節の位置を変化させる、という作用を奏する。
【0012】
用語の意義
特許請求の範囲に記載した主要用語の意義を、説明する。「研磨材循環系」は、分離手段から流れ下ってくる研磨材を混入手段へ導くための通路のことをいい、そのようなものとして、一般的には、パイプ材のように研磨材が散乱しないような非開放状のものが用いられる。「循環系」と表現したのは、たとえば、研磨材を循環させるのは、先に例として挙げたパイプ材だけであるということを必ずしも意味するものではなく、パイプ材の他にも何らかの循環に寄与する部材が存在するときにこの部材を含む、という趣旨である。「加振手段」は、研磨材循環系内に振動を与えられるあらゆる手段のことをいい、そのようなものとして、たとえば、バイブレータのようにそのもの自体が振動するものや研磨材循環系の一部分を叩いて衝撃を与えるものなどがある。さらに、研磨材循環系の内部に突出したり、その内部を撹拌したりするもの等も、この加振手段に含まれる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、各図を参照しながら、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という)について説明する。図1は、パチンコ遊技場に回収樋を介して連結された揚送研磨装置を、部分的に破断して示す概略図であり、図2は、電気的構成を示す図である。図3乃至5は本実施形態の作用を示すフローチャートである。
【0014】
揚送研磨装置の基本構造
図1において符号1は、垂直方向に延びる揚送パイプを、符号2は、パチンコ玉に研磨材を混入しながら移送するための移送パイプ(研磨材混入手段)2を、それぞれ示している。移送パイプ2と揚送パイプ1は、両者ともに塩化ビニル系のものを用いている。揚送パイプ1の下端は、移送パイプ2の一端につないで、両者がL字状を形成するように構成している。移送パイプ2内にはその一端に移送モータ3を連結した水平螺旋体4を、揚送パイプ1内にはその下端に揚送モータ5(電動駆動手段)を連結した揚送螺旋体6(揚送研磨手段)を、それぞれ自由に回転できるように設けている。移送モータ3と揚送モータ5の駆動は、駆動電源27から電力を供給して行わせる。駆動の制御方法は、改めて説明する。揚送パイプ1の上端部に排出口7を設け、ここから揚送されたパチンコ玉と研磨材を揚送パイプ1外へ排出させ、排出されたパチンコ玉から研磨材を分離するように構成している。この分離は、上端排出口7の側方に設けた分離装置8(分離手段)が行う。なお、揚送研磨装置は複数のパチンコ遊技機を設置してなる所謂、島(図示省略)内に備えられ、研磨の対象となる遊技済みパチンコ玉はパチンコ遊技機の下方位置で回収樋9から回収されるようになっている。
【0015】
移送パイプ2と揚送パイプ1
移送パイプ2は、玉流入口10を備えており、回収樋9が回収したパチンコ玉をこの玉流入口10から移送パイプ2内に流入させるようになっている。さらに、移送パイプ2の上部に位置する研磨材収納庫11から研磨材の供給を受け、パチンコ玉とともに、水平螺旋体4の回転により、撹拌混合させながら水平方向(図1の左から右方向)に移送するように構成している。移送されたパチンコ玉と研磨材は、やがて揚送パイプ1の下端に到着する。揚送パイプ1の下端に到着したパチンコ玉は、揚送螺旋体6の回転と研磨材の働きにより揚送パイプ1を通ってパチンコ遊技機よりも上方位置まで揚送されながら研磨されるようになっている。
【0016】
分離装置
分離装置8は、傾斜した網目状の分離樋12を二段に折り返したものと、これらの分離樋12の下方に位置する研磨材受皿13を備えている。研磨材が混入したパチンコ玉は分離樋12の上に送り出され、このときパチンコ玉より小径の研磨材は分離樋12の隙間から落下し、これにより両者が分離する。分離樋12の網目の大きさは、使用する研磨材の形態に応じて決定する。研磨材受皿13は、受けた研磨材を循環パイプ14の中に滑り込ませられるように、傾斜させておく。分離樋12を通過したパチンコ玉は、補給樋15に案内されて再びパチンコ遊技機に補給されるようになっている。なお、循環パイプ14の途中に研磨材を補給するための研磨材補給装置16を取り付け、目減りした研磨材を適宜補給するように構成している。研磨材補給装置16は、内部の研磨材の湿度を検知するための湿度センサ25(後述)を備えている。
【0017】
加振装置
次に、加振装置について説明する。加振装置は、循環パイプ14に振動を加えて、循環パイプ14内に付着(停滞)する研磨材の固まりを解消するためのものである。このため、なるべく固まりが形成され易い個所を選んで設置すると効果的である。本実施形態においては、図1に示すような循環パイプ14の蛇行する部分や、他から研磨材が補給される部分の2個所の外壁に、それぞれ上部加振装置17と下部加振装置18を取り付けてある。この他にも、研磨材が詰まり易い部分、たとえば、直径が絞られて細くなった部分や、屈曲する部分を循環パイプ14が有しているのであれば、それらの部分にも加振装置を取り付けるようにするとよい。上部加振装置17と下部加振装置18は、両者ともにそれ自体が振動するバイブレータであって、両者は、定常波が生じにくいように、互いに異なる振動仕様を備えさせ、本実施形態では異なる振動数で振動するように構成している。ここで、「振動数が異なる」とは、上部加振装置17の振動数をf1とし下部加振装置18の振動数をf2とすると、f1とf2が等しくない(同一性の範囲にない)ことをいい、さらに好ましくは、f1がf2(f2がf1)の整数倍の関係にないことをいう。整数倍の関係にあると、f1とf2が共鳴して定常波が生じ易くなってしまうからである。加振装置17,18の循環パイプ14への取付方法は、どのような方法でもよいが、振動により自然に外れるものでない限り、取付位置の交換やメンテナンスの便宜のために取り外しが容易に行なえるものが好ましい。
【0018】
センサ(検知手段)
循環パイプ14は、さらに、研磨材が固まりを形成したときに、これを検知して検知信号を出力するためのセンサを、その上端部と下端部に備えている。本実施形態は、上述した上端センサ19と下端センサ20の2個だけであるが、必要に応じて、1個だけでもよいし、3個以上としてもよい。本実施形態における検知方法は、上端センサ19(下端センサ20)に静電容量形の近接センサを採用した。たとえば、アクチュエータを循環パイプ14内に突出させて、これで研磨材の固まりを検知させる物理的な検地方法も考えられる。しかし、先に説明したように研磨材は非常に軽いものなので、たとえ固まりといえどもアクチュエータを動かすために十分な作動力を得られない場合が考えられる。そこで、研磨材が誘導体であることを利用した電気的方法を採用し、これにより、より確実な検知を実現させている。
【0019】
湿気注入装置
循環パイプ14の途中に取り付けた研磨材補給装置16は、湿気注入装置21(湿気注入手段)を備えており、この研磨材補給装置16内の研磨材に湿気注入装置21から湿気(水分)を注入した後に、循環パイプ14内の研磨材に混入させ、混入後の研磨材全体の湿気量を増加させるようになっている。本実施形態の湿気注入装置21は、バルブ22の開閉により水分を滴下する形式になっている。
【0020】
電気的な構成
図2に基づいて、本実施形態の電気的構成について説明する。CPU25(Central Processing Unit、中央演算装置)は、ROM26(Read Only Memory、読み出し専用の記憶装置)に記憶されているプログラムにより作動し、これに接続した上部加振装置17と下部加振装置18の制御を行うようになっている。さらに、上端センサ19と下端センサ20が出力する検知信号の有無により循環パイプ14内の研磨材の流下状況を、湿気センサ25により研磨材補給装置16内の研磨材の湿度を、それぞれCPU25に監視させている。CPU25は、さらに研磨材の流下状況に応じて駆動電源27の断続を行い、移送モータ3と揚送モータ5の制御をも行うとともに、湿気注入装置21のバルブ22の開閉を制御するようになっている。なお、符号28と29は、CPU25が出力する制御信号をドライブするためのドライバ28、29であり、符号30は、揚送研磨装置の作動状態を操作する者に示すためのモニタである。
【0021】
本実施形態の作用
図3乃至5に示すフローチャートを参照しながら、本実施形態の作用を説明する。まず、図3に基づいてメインルーチンについて説明する。CPU25が駆動電源27に指令を送り、移送モータ3と揚送モータ5を駆動させ(S1,S3)、揚送研磨を開始する。揚送研磨が開始した後、上部センサ18又は下部センサ20からの検知出力の有無を確認する(S5)。S5において、何れかのセンサから検知信号、すなわち、研磨材の固まりを検知した旨の信号を受けたときは、湿度センサ25から受けた研磨材の湿度情報により、研磨材に振動を加える加振サブルーチン(S9)と、研磨材に湿気を注入する湿気注入サブルーチン(S11)のうち何れかを選択する(S5)。すなわち、研磨材補給装置16内の研磨材の湿度Hが設定値Nより大きいとき(乾燥の度合いが低いとき)には加振サブルーチンを選択し、湿度Hが設定値Nより小さいとき(乾燥の度合いが高く静電気が生じ易いとき)には湿気注入サブルーチンを選択する。加振サブルーチン(S9)又は湿気注入サブルーチン(S11)の何れかを終了しメインルーチンに復帰したときに、上端センサ19(下端センサ20)からの出力信号の有無を再度確認する(S13)。
【0022】
S13において上端センサ19(下端センサ20)からの出力がなくなっていたら、すなわち、研磨材の固まりが解消されていたら、S5に戻り上端センサ19(下端センサ20)から再び信号が出力される場合に備えて待機する。一方、S13において上端センサ19(下端センサ20)からの信号を受けたとき、つまり、研磨材の固まりが解消されていなかった場合は、このまま、揚送研磨を続けると循環パイプ14から研磨材が溢れかねないので上部加振装置17と下部加振装置18を停止させ(S15,S17)、点検のために移送モータ3と揚送モータ5を停止させる(S19,S21)。上部加振装置17(下部加振装置19)を停止させておくのは、点検を終了して揚送研磨装置を再駆動させたときに、不必要な駆動をさせないためである。最後に移送モータ3と揚送モータ5を停止させた旨をモニタに表示し、点検が必要であることを操作する者に伝え注意を喚起する(S23)。なお、S7では加振サブルーチンを実行するのか湿気注入サブルーチンを実行するのかを、湿度センサ25の湿度情報に基づいて自動的に選択するように構成しているが、この判断を操作する者の判断に委ねるように、すなわち、この選択を操作する者が手動により切り替えるように構成してもよい。手動切換できるようにすれば、選択の判断要素を研磨材の乾燥度だけに限らずに状況に応じた柔軟な対応を図れるようになる。さらに、操作する者の好み(勘)に合わせて優先順位を定め、これに基づいて加振と湿気注入を順番に行うように構成してもよい。
【0023】
次に、図4を参照しながら加振サブルーチンについて説明する。メインルーチンのS9において加振サブルーチンが選択された場合は、まず、上部加振装置17を周波数f1で発振させ、循環パイプ14内の研磨材に振動を加える(S31)。振動を加えたら、上端センサ19(下端センサ20)からの信号の有無で、研磨材の固まりが解消されたかされていないかを確認する(S33)。S33において固まりの解消を確認したときは、メインルーチンに戻り、このプログラムを終了する。一方、S33において、センサからの信号があり研磨材の固まりが解消されていないことを確認したときは、現在振動している上部加振装置17を停止させた後に下部加振装置18を周波数f2で発信させ研磨材に振動を加える(S35,S37)。下部加振装置18の加振後に、再び上端センサ19(下端センサ20)からの信号の有無を確認し、信号がなければプログラムを終了し、信号があればS41へ進む。S41では再び上部加振装置17を周波数f1で発振させ(すなわち、この状態で両加振装置が発振している)、湿気注入装置21のバルブ22を開いて研磨材補給装置16内に湿気を注入し、補給しようとする研磨材に湿気を与え静電気の消滅を図る(S43)。湿気を注入したところで、メインルーチンに復帰する。なお、S37において上部加振装置17を停止させた後に下部加振装置18を振動させるようにしたのは、両振動が干渉し合って定常波が生じる可能性を低くするためである。
【0024】
最後に、図5を参照しながら湿気注入サブルーチンについて説明する。メインルーチンのS9において湿気注入サブルーチンが選択された場合は、まず、湿気注入装置21のバルブを開いて研磨材補給装置16内に湿気を注入し、補給しようとする研磨材に湿気を与え静電気の消滅を図る(S51)。ここで、上端センサ19(下端センサ20)からの信号がなくならない場合は、上部加振装置17を周波数f1で発信させ(S55)、さらに、信号の有無を確認する(S57)。それでも信号がなくならない場合は、下部加振装置18を周波数f2で発振させる(S61)。この時点で両加振装置が振動している。ここで、上端センサ19(下端センサ20)からの信号がなくなったことを確認した場合は、メインルーチンに復帰する(S61)。一方、S53、S57及びS61において信号が無くなったことを確認した場合は、メインルーチンに復帰する。本実施形態においては、まず、湿気注入装置21を作動させて、これにより研磨材の固まりが解消しない場合に加振装置19,20を振動させるように構成したが、湿気注入装置21の作動により解消しない場合に、たとえば、S19へ進んでモータを停止させるように構成してもよい。
【0025】
【発明の効果】
請求項1乃至3の揚送研磨装置を使用すれば、研磨材循環系における研磨材の固まりを取り除いたり、研磨材が固まりを形成しないようにすることにより、研磨材を効率よく循環させることができる。さらに、研磨材を原因とする遊技機等の故障を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機に連結された揚送研磨装置を、部分的に破断して示す概略図である。
【図2】 電気的構成を示す図である。
【図3】 本実施形態の作用を示すフローチャートである。
【図4】 本実施形態の作用を示すフローチャートである。
【図5】 本実施形態の作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 揚送パイプ
2 研磨材混入手段
5 電動駆動手段
6 揚送研磨手段
8 分離手段
14 研磨材循環系
17 加振手段
18 加振手段
19 検知手段
20 検知手段
21 湿気注入手段
25 断続制御手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for lifting and polishing a pachinko ball used in a pachinko amusement park, that is, an apparatus for polishing while lifting from a low place to a high place, and more specifically, circulatingly used for polishing. The present invention relates to a pachinko ball lift polishing apparatus (hereinafter abbreviated as “lift polishing apparatus”) configured to efficiently circulate an abrasive.
[0002]
[Prior art]
As a conventional lift polishing apparatus, one disclosed in Japanese Patent Publication No. 5-6473 (hereinafter referred to as “first conventional apparatus”) is known. In the first conventional apparatus, the pachinko balls and the abrasives placed in the pumping pipe are agitated and mixed by a screw-shaped pumping spiral body to carry out pumping polishing. The lifted pachinko balls and the abrasive are separated by the separating means provided at the upper end outlet of the lift pipe, so that the pachinko balls flow down to the replenishment trough and the abrasive flows down to the abrasive circulation pipe. As a result, an abrasive circulation system is formed. Abrasives are also called poly, pellets, abrasive grains, etc., and those made of synthetic resin such as nylon are used. The size is about 1 to 2 millimeters in diameter and 2 to several millimeters in length. Is generally lighter than 0.5 grams.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Since the above-mentioned abrasive made of synthetic resin is stirred and mixed with a metal pachinko ball having a relatively large difference in order in the triboelectric series, it is very likely to be charged with static electricity. Since the abrasive itself is very light, the abrasives gather together to form a mass due to the action of the attraction generated by static electricity, and this mass adheres to the inner wall of the abrasive circulation pipe made of vinyl chloride or the like. (Stagnation) and may hinder internal circulation. When circulation is hindered, subsequent abrasives flowing down one after another can accumulate on the mass, and eventually the abrasive can overflow into the separator. When the abrasive material overflows, the pachinko balls and the abrasive material are not separated, and the abrasive material flows into the gaming machine or the like through the replenishment bowl together with the pachinko balls. When the abrasive material that has flowed in enters a machine part such as a gaming machine, it may cause a failure. The problem to be solved by the invention described in each claim is that the abrasive can be efficiently circulated by removing the above-mentioned abrasive lump or preventing the abrasive from forming a lump. It is to prevent a malfunction of a gaming machine or the like caused by the problem.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The inventor who investigated the prior art in order to solve the above-mentioned problem attached a vibrator to an abrasive circulation pipe to give vibration to make the internal abrasive easy to flow down (Japanese Patent Laid-Open No. 5-15658, hereinafter , Referred to as “second conventional apparatus”), which adjusts the drying condition of the cleaning medium liquid for cleaning the abrasives to prevent drying and makes it difficult to generate static electricity due to residual humidity (Japanese Patent Laid-Open No. 7-148336) Hereafter referred to as “third conventional device”).
[0005]
However, in the method of the second conventional apparatus, steady vibration may occur due to interference between the traveling wave and the backward wave depending on the form of the abrasive circulation pipe and the vibration frequency of the vibrator. Since the position of the belly or the node does not change, there may be a case where the abrasive cannot flow down efficiently. Furthermore, the method of the third conventional apparatus is a passive means of adjusting the drying condition of the cleaning medium, and cannot be applied to a lift polishing apparatus that does not include a cleaning medium and a drying blower. Therefore, the inventor took measures to prevent a standing wave from being generated in the abrasive circulation pipe, recognizing that applying vibration to the abrasive circulation pipe is effective for removing the abrasive lump. . Furthermore, by controlling the drying condition of the abrasive, the generation of static electricity was suppressed, making it difficult for the abrasive to form a mass. The present invention uses these methods alone or in combination. The detailed configuration and operation will be described later.
[0006]
1. Structure of the Invention as described in
[0007]
Operation of the invention described in
[0008]
Configuration of the invention according to
[0009]
Operation of the invention described in
[0010]
Structure of the invention described in
[0011]
Operation of the invention described in
[0012]
Meaning of Terms The meanings of the main terms described in the claims will be explained. The “abrasive circulation system” is a passage for guiding the abrasive flowing down from the separating means to the mixing means, and as such, generally, the abrasive is scattered like a pipe material. A non-open type is used. The expression “circulation system” does not necessarily mean, for example, that the abrasive material is circulated only by the pipe material mentioned above as an example. This means that this member is included when a contributing member is present. “Vibration means” refers to any means that can vibrate within the abrasive circulation system. For example, a vibrator such as a vibrator itself or a part of the abrasive circulation system may be used. There are things that strike and impact. Further, those that protrude into the abrasive circulation system and that stir the interior are also included in this vibration means.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention (hereinafter referred to as “present embodiments”) will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic view partially showing a lifting and polishing apparatus connected to a pachinko amusement hall via a recovery basket, and FIG. 2 is a diagram showing an electrical configuration. 3 to 5 are flowcharts showing the operation of this embodiment.
[0014]
Basic Structure of Lifting Polishing Device In FIG. 1,
[0015]
The
[0016]
The separating device separating device 8 includes a slanted mesh-
[0017]
Vibrating device will now be described vibrating device. The vibration exciter is for applying vibration to the
[0018]
Sensor (detection means)
The
[0019]
The
[0020]
Electrical configuration The electrical configuration of the present embodiment will be described with reference to FIG. The CPU 25 (Central Processing Unit) is operated by a program stored in the ROM 26 (Read Only Memory), and the
[0021]
With reference to the flowchart shown in operational view 3-5 of the present embodiment, functions of this embodiment are described. First, the main routine will be described with reference to FIG. The
[0022]
If the output from the upper end sensor 19 (lower end sensor 20) has disappeared in S13, that is, if the lump of abrasive has been eliminated, the process returns to S5 and the signal is output again from the upper end sensor 19 (lower end sensor 20). Prepare and wait. On the other hand, when the signal from the upper end sensor 19 (lower end sensor 20) is received in S13, that is, when the abrasive lump has not been eliminated, if the polishing is continued as it is, the abrasive is removed from the
[0023]
Next, the vibration subroutine will be described with reference to FIG. When the vibration subroutine is selected in S9 of the main routine, first, the
[0024]
Finally, the moisture injection subroutine will be described with reference to FIG. When the moisture injection subroutine is selected in S9 of the main routine, first, the valve of the
[0025]
【The invention's effect】
If the lift polishing apparatus according to
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a schematic view partially showing a lift polishing apparatus coupled to a pachinko gaming machine.
FIG. 2 is a diagram showing an electrical configuration.
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of the present embodiment.
FIG. 4 is a flowchart showing the operation of the present embodiment.
FIG. 5 is a flowchart showing the operation of the present embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
この研磨材混入手段内の前記研磨材及びパチンコ玉を揚送しながら研磨する揚送研磨手段と、
揚送されたパチンコ玉から前記研磨材を分離する分離手段と、
分離された研磨材を前記研磨材混入手段へ流下させる研磨材循環系と、を備えるパチンコ玉の揚送研磨装置において、
前記研磨材循環系は、研磨材の固まりを検知して検知信号を出力する検知手段と、前記研磨材に対して振動を加えて固まりを解消するために研磨材流下方向に沿って配した複数の加振手段と、前記検知信号を受けて前記加振手段を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置が、加振手段各々を、研磨材流下方向に沿った順に互いに異なるタイミングで起動させるように構成してある
ことを特徴とするパチンコ玉の揚送研磨装置。Abrasive material mixing means for mixing a pachinko ball with a smaller diameter than a pachinko ball into a pachinko ball that has been collected from an island where a plurality of pachinko machines are installed,
A lifting and polishing means for polishing while lifting the abrasive and pachinko balls in the abrasive mixing means,
Separating means for separating the abrasive from the pachinko balls that have been lifted;
In a pachinko ball lifting polishing apparatus comprising an abrasive circulation system for flowing the separated abrasive to the abrasive mixing means,
The abrasive circulation system includes a detecting means for outputting a detection signal by detecting the mass of abrasive, arranged along the abrasive flow-down direction in order that solve the mass by applying vibration to the abrasive A plurality of vibration means, and a control device that receives the detection signal and controls the vibration means ,
Wherein the controller, means each excitation, the abrasive flow down configured to activate at different timings in the order along the direction pachinko balls of pumped polishing apparatus characterized by Ru tare.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36642397A JP4218774B2 (en) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | Pachinko ball lifting and polishing equipment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36642397A JP4218774B2 (en) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | Pachinko ball lifting and polishing equipment |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11179043A JPH11179043A (en) | 1999-07-06 |
JP4218774B2 true JP4218774B2 (en) | 2009-02-04 |
Family
ID=18486756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36642397A Expired - Fee Related JP4218774B2 (en) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | Pachinko ball lifting and polishing equipment |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4218774B2 (en) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5800754B2 (en) * | 2012-05-16 | 2015-10-28 | 株式会社ニューギン | Lift polishing machine |
JP5800755B2 (en) * | 2012-05-16 | 2015-10-28 | 株式会社ニューギン | Lift polishing machine |
JP5945498B2 (en) * | 2012-11-19 | 2016-07-05 | 株式会社ニューギン | Lift polishing machine |
JP6010486B2 (en) * | 2013-03-04 | 2016-10-19 | 株式会社ニューギン | Polishing equipment and amusement machine island |
JP6121884B2 (en) * | 2013-11-15 | 2017-04-26 | 株式会社ニューギン | Lift polishing machine |
JP6121883B2 (en) * | 2013-11-15 | 2017-04-26 | 株式会社ニューギン | Lift polishing machine |
JP5997680B2 (en) * | 2013-11-15 | 2016-09-28 | 株式会社ニューギン | Lift polishing machine |
JP5997681B2 (en) * | 2013-11-15 | 2016-09-28 | 株式会社ニューギン | Lift polishing machine |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP36642397A patent/JP4218774B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11179043A (en) | 1999-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0509931B1 (en) | Washing method by a continuous washing machine | |
JP4218774B2 (en) | Pachinko ball lifting and polishing equipment | |
CN102061589B (en) | Washing machine | |
KR101431899B1 (en) | Pipe type countinuous washer | |
RU2300594C2 (en) | Drum-type washing machine | |
US9051676B2 (en) | Apparatus and method for utilizing a venturi effect in a dispenser | |
CN104233694A (en) | Washer | |
CN103492628B (en) | Washing machine | |
JP2006297059A (en) | Washing machine having feeding device for rinsing agent and control method | |
CN102560957B (en) | Washing machine and control method thereof | |
CN108691152B (en) | Washing machine | |
KR200464231Y1 (en) | Apparatus for ultrasonic washing of soil | |
JPH11319379A (en) | Detergent supplier for washing machine | |
JP4010862B2 (en) | Washing machine | |
JP2005095890A (en) | Apparatus for separating organic material from inorganic material | |
KR20190035249A (en) | Stirring device for liquid abrasive and cleanning method thereof | |
CN113330154B (en) | Washing machine | |
JP4007243B2 (en) | Washing machine | |
CN101479418A (en) | Method for introducing detergents and associated washing machine | |
JP3734097B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2011083466A (en) | Washing machine | |
JP2004209109A (en) | Washing machine | |
JP3001729B2 (en) | Washing machine | |
JPH07334004A (en) | Wet type image forming device | |
CN111411485A (en) | Clothes treatment device and washing machine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041004 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080314 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080321 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080421 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081105 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081105 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |