JP4202461B2 - 医用画像表示装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は医用画像表示装置に係り、特に医用画像診断装置に適用され、医師，放射線技師等の操作者が選択画面を参照して表示したい一連の画像を選択し、選択した一連の画像をモニタ画面に表示させる医用画像表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
病院でＸ線検査装置やＣＴ装置等によって撮影された画像は、画像観察装置に送られて磁気ディスク等の記録装置に記録される。記録された画像は、操作者が選択することによって、記録装置から読み出されてモニタ画面に表示される。
【０００３】
１つの撮影手順で撮影された一連の画像を表示させる際には、前記モニタ画面に表示された選択画面上で、複数の一連の画像から１つを選択する。この選択画面には、図１４に示すように、各一連の画像の撮影した日付や撮影方法などの文字情報の一覧１０１が表示され、操作者はこれらの情報を基に表示させたい一連の画像を選択していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記文字情報からだけでは、各一連の画像の十分な情報が得られず特徴が捉えにくいという欠点があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、各一連の画像の特徴を容易に捉えることができる医用画像表示装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、医用画像を記憶する記憶手段と、前記医用画像を表示する表示手段と、前記医用画像への操作を指示するための入力を受け付ける入力手段と、を備え、前記記憶手段は、代表画像を含む複数の画像から成る画像セットとを少なくとも一つ記億し、前記表示手段は、少なくとも一つの前記代表画像を表示するとともに、前記入力手段によって選択された前記代表画像を含む前記画像セットの内の少なくとも一つの画像を表示し、前記画像セットに含まれる画像の中から前記代表画像を選択する手段を有し、前記記憶手段は、前記代表画像を前記画像セットと関連づけて記憶する医用画像表示装置において、前記表示手段は、読影画像と読影レポート作成画面を表示し、前記選択する手段は、前記読影画像を前記代表画像として選択することを特徴とする。
【０００６】
また、前記画像セットに含まれる画像の中から前記代表画像を選択する手段を有し、前記記憶手段は、前記代表画像を前記画像セットと関連づけて記憶することを特徴とする。
【０００７】
本発明によれば、複数の一連の画像をそれぞれ代表する少なくとも一つの代表画像が代表画像表示手段によって表示される。前記表示された少なくとも一つの代表画像を参照して、表示したい一連の画像を選択手段によって選択すると、前記選択手段によって選択された一連の画像が表示される。このように、選択画面に各一連の画像の代表画像を表示することによって、各一連の画像の特徴を容易に捉えることができる。
【０００８】
また、前記記憶手段から記憶した代表画像を読み出すことによって、さらに各一連の画像の特徴を捉える操作が操作者にとって容易に行えるようになる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る医用画像表示装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図１は、ある患者に関する一連画像を選択する選択画面の画面構成図である。この選択画面は表示装置２０１に表示され、選択画面の上部にはＰａｔｉｅｎｔＮａｍｅ（患者名）とＰａｔｉｅｎｔ ＩＤ（患者ＩＤ）とが表示され、画面中央には各一連画像の文字情報の一覧１０１が表示される。この一覧１０１は、各一連画像のＳｔｕｄｙ Ｄａｔｅ（撮影日），Ｍｏｄａｌｉｔｙ（撮影方法），及びＩｍａｇｅｓ（画像数）から構成される。例えば、Ｎｏ．１の一連画像のＳｔｕｄｙ Ｄａｔｅは１９９６年０５月２０日であり、ＭｏｄａｌｉｔｙはＣＴ，Ｉｍａｇｅｓは１である。但し、前記一覧１０１に表示する内容は上記のものに限定されない。
【００１０】
本発明では、前記文字情報の一覧１０１の下方に、各一連画像の特徴を表す又は参照したい可能性の高い代表画像の一覧１０２が表示され、これらの代表画像によって、各一連画像の特徴を容易に捉えることができる。
【００１１】
前記文字情報又は各代表画像をマウスなどの座標指示装置でクリックして表示したい一連画像を選択し、表示ボタン１０３をクリックすると、選択した一連画像が表示される。選択した一連画像を表示させない場合は、キャンセルボタン１０４をクリックして該一連画像の選択を解除する。
【００１２】
例えば、Ｎｏ．３の一連画像を選択して表示すると、先ず、図２に示すように、選択された一連画像の代表画像３０１が表示される。この代表画像３０１の下方には、次画像ボタン３０３と前画像ボタン３０２と終了ボタン３０４とが表示され、次画像ボタン３０３をクリックすると一連画像の表示されている画像の次の画像が表示され、前画像ボタン３０２をクリックすると前の画像が表示される。終了ボタン３０４をクリックすると、この一連画像の表示が終了される。
尚、最初に表示される画像は代表画像３０１に限定されず、選択された一連画像のどの画像でもよい。
【００１３】
また、一画面に表示される画像数は１つに限定されず、複数でもよい。例えば、図３に示すように、ＣＲＴに一連の画像のうち６つの画像４０１〜４０６を表示してもよい。表示された画像４０１〜４０６のうち先頭の画像４０１が代表画像となっている。また、図４に示すように、表示された画像４０１〜４０６のうち中央の１つ前の画像４０３を代表画像としてもよく、図５に示すように、表示された画像４０１〜４０６のうち中央の１つ後の画像４０３を代表画像としてもよい。さらに、図６に示すように、ＣＲＴに一連の画像のうち９つの画像５０１〜５０９を表示し、中央の画像を代表画像としてもよい。このように、一画面に表示する画像数と代表画像の位置を好みに応じて設定することによって、代表画像をすばやく参照することができる。
【００１４】
図７は、医用画像表示装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
同図に示すように、この医用画像表示装置は、主としてＣＲＴなどの表示装置２０１と，メニュー選択指令を入力するためのキーボードなどの手操作入力４６と，各種の操作指令や位置指令を入力するためのマウスなどの座標指示装置４７と，ＭＰＵ２０４と，メモリ２０５と，磁気ディスクなどの外部記憶装置２０６と，これらの各構成要素を接続するシステムバス２０７とから構成されている。
【００１５】
ＭＰＵ２０４は、メモリ２０５の内容を作業領域として全体の制御を行う。外部記憶装置２０６には、画像データなどの各種データが格納され、表示装置２０１には、画像が表示されると共に、各種文字情報，アイコンと呼ばれるメニュー情報等が表示されている。
【００１６】
図８は、読影レポート作成時のＣＲＴ２０１の画面構成図である。
ＣＲＴ２０１には、読影する画像８０１と読影レポートの作成画面８０２とが表示され、読影レポート作成画面８０２に読影レポートが作成される。
【００１７】
読影レポート作成画面８０２の下方には終了ボタン８０３とキャンセルボタン８０４とが表示され、終了ボタン８０３をマウス２０１でクリックすると読影レポートの作成が終了され、キャンセルボタン８０４をクリックすると読影レポートの作成が中止される。
【００１８】
図９は、読影レポート作成時の処理手順を示すフローチャートである。
まず、ＭＰＵ２０４では、読影レポートの作成画面８０２で操作者がレポートを作成するときに読影レポート作成処理を実行する（ステップ９０１）。
【００１９】
終了ボタン８０３又はキャンセルボタン８０４が座標指示装置２０３によって選択されたかを判断し（ステップ９０２）、ステップ９０２で終了ボタン８０３が選択されたと判断すると、表示中の画像８０１を代表画像として外部記憶装置２０６に登録する（ステップ９０３）。表示中の画像８０１が登録されたら、作成された読影レポートを外部記憶装置２０６に登録して（ステップ９０４）終了する。
【００２０】
一方、ステップ９０２でキャンセルボタン８０４が選択されたと判断すると、レポート作成を中止し、作業内容を保存せずに終了する。
尚、本実施の形態では、読影レポート作成時に表示している画像８０１を代表画像として登録しているが、読影レポートに限らず任意の処理を実行時に表示している画像を代表画像として登録してもよいし、表示しているいくつかの画像の中から操作者に選択させて代表画像として登録してもよい。
【００２１】
例として、ＲＯＩ（関心領域）設定実行時に代表画像を登録する方法について説明する。図１０は、ＲＯＩ設定時のＣＲＴ２０１の画面構成図である。同図に示すように、ＣＲＴ２０１にはＲＯＩ設定画像１００１とマウスポインタ１００２とが表示され、ＲＯＩ設定画像１００１の下方には終了ボタン１００３とキャンセルボタン１００４とが表示されている。
【００２２】
図１１は、医用画像表示装置のＲＯＩ設定時の処理手順を示すフローチャートである。
まず、操作者が、図１１に示すように、ＲＯＩ設定画像１００１上でマウスポインタ１００２を移動させることによって、ＭＰＵ２０４でＲＯＩ設定処理を行う（ステップ１２０１）。
【００２３】
終了ボタン１００３とキャンセルボタン１００４とがクリックされたかを判断し（ステップ１２０２）、終了ボタン１００３がクリックされたと判断すると、表示中の画像１００１を代表画像として外部記憶装置２０６に登録する（ステップ１２０３）。続いて、設定されたＲＯＩも外部記憶装置２０６に登録して（ステップ１２０４）終了する。
【００２４】
一方、キャンセルボタン１００４がクリックされたと判断すると、ＲＯＩ設定処理が中止され、作業内容を保存せずに終了する。
【００２５】
尚、画像や各種保存データは図２に示す外部記憶装置２０６に登録したが、図１３に示すように画像保存装置を別個に設け、画像観察装置と画像保存装置と画像診断装置とをネットワークで接続してもよい。一連画像や代表画像の選択，表示，読影レポート作成操作，関心領域（ＲＯＩ）設定操作などは画像観察装置で行い、画像，画像の検索情報，代表画像の設定情報，読影レポート，関心領域設定情報などは画像保存装置に保存する。また、任意の装置の組み合わせにより同様の操作や情報の保管を行ってもよい。
【００２６】
図１に示す選択画面に表示される代表画像は、一連の画像を外部記憶装置２０６に記憶させると同時に、オリジナル画像データを間引きして作成され、外部記憶装置２０６の選択画面表示用の領域に記憶される。
また、図１に示す選択画面は患者毎に表示されたが、これに限定されず、複数の患者に関する選択画面を表示してもよい。
【００２７】
さらに、図１では選択画面を一連の画像を表示する表示装置２０１に表示したが、これに限定されず、選択画面を表示装置２０１とは別の表示装置に表示させてもよい。
また、図１に示す選択画面では、文字情報の一覧１０１と代表画像の一覧１０２とを同時に表示しているが、代表画像の一覧１０２のみを表示してもよい。
【００２８】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、選択画面に複数の一連の画像のうちの前記各一連の画像を代表する代表画像を表示することによって、各一連の画像の特徴を容易に捉えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ある患者に関する一連画像を選択する選択画面の画面構成図。
【図２】一連の画像のうちの１つの画像が表示されたＣＲＴの画面構成図。
【図３】一連の画像のうちの６つの画像が表示されたＣＲＴの画面構成図。
【図４】一連の画像のうちの６つの画像が表示されたＣＲＴの画面構成図。
【図５】一連の画像のうちの６つの画像が表示されたＣＲＴの画面構成図。
【図６】一連の画像のうちの９つの画像が表示されたＣＲＴの画面構成図。
【図７】医用画像表示装置のハードウェア構成を示すブロック図。
【図８】読影レポート作成時のＣＲＴの画面構成図。
【図９】画像表示装置の読影レポート作成時の処理手順を示すフローチャート。
【図１０】関心領域（ＲＯＩ）設定開始時のＣＲＴの画面構成図。
【図１１】画像表示装置の関心領域（ＲＯＩ）設定時の処理手順を示すフローチャート。
【図１２】関心領域（ＲＯＩ）設定中のＣＲＴの画面構成図。
【図１３】画像保存装置を画像観察装置と別個に設けた医用画像表示装置の構成図。
【図１４】従来の画像表示装置のＣＲＴの画面構成図。
【符号の説明】
１０１ 文字情報の一覧
１０２ 代表画像の一覧
１０３ 表示ボタン
２０１ 表示装置
２０２ 手操作入力
２０３ 座標指示装置
２０４ ＭＰＵ
２０５ メモリ
２０６ 外部記憶装置
２０７ システムバス
【発明の属する技術分野】
本発明は医用画像表示装置に係り、特に医用画像診断装置に適用され、医師，放射線技師等の操作者が選択画面を参照して表示したい一連の画像を選択し、選択した一連の画像をモニタ画面に表示させる医用画像表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
病院でＸ線検査装置やＣＴ装置等によって撮影された画像は、画像観察装置に送られて磁気ディスク等の記録装置に記録される。記録された画像は、操作者が選択することによって、記録装置から読み出されてモニタ画面に表示される。
【０００３】
１つの撮影手順で撮影された一連の画像を表示させる際には、前記モニタ画面に表示された選択画面上で、複数の一連の画像から１つを選択する。この選択画面には、図１４に示すように、各一連の画像の撮影した日付や撮影方法などの文字情報の一覧１０１が表示され、操作者はこれらの情報を基に表示させたい一連の画像を選択していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記文字情報からだけでは、各一連の画像の十分な情報が得られず特徴が捉えにくいという欠点があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、各一連の画像の特徴を容易に捉えることができる医用画像表示装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、医用画像を記憶する記憶手段と、前記医用画像を表示する表示手段と、前記医用画像への操作を指示するための入力を受け付ける入力手段と、を備え、前記記憶手段は、代表画像を含む複数の画像から成る画像セットとを少なくとも一つ記億し、前記表示手段は、少なくとも一つの前記代表画像を表示するとともに、前記入力手段によって選択された前記代表画像を含む前記画像セットの内の少なくとも一つの画像を表示し、前記画像セットに含まれる画像の中から前記代表画像を選択する手段を有し、前記記憶手段は、前記代表画像を前記画像セットと関連づけて記憶する医用画像表示装置において、前記表示手段は、読影画像と読影レポート作成画面を表示し、前記選択する手段は、前記読影画像を前記代表画像として選択することを特徴とする。
【０００６】
また、前記画像セットに含まれる画像の中から前記代表画像を選択する手段を有し、前記記憶手段は、前記代表画像を前記画像セットと関連づけて記憶することを特徴とする。
【０００７】
本発明によれば、複数の一連の画像をそれぞれ代表する少なくとも一つの代表画像が代表画像表示手段によって表示される。前記表示された少なくとも一つの代表画像を参照して、表示したい一連の画像を選択手段によって選択すると、前記選択手段によって選択された一連の画像が表示される。このように、選択画面に各一連の画像の代表画像を表示することによって、各一連の画像の特徴を容易に捉えることができる。
【０００８】
また、前記記憶手段から記憶した代表画像を読み出すことによって、さらに各一連の画像の特徴を捉える操作が操作者にとって容易に行えるようになる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る医用画像表示装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図１は、ある患者に関する一連画像を選択する選択画面の画面構成図である。この選択画面は表示装置２０１に表示され、選択画面の上部にはＰａｔｉｅｎｔＮａｍｅ（患者名）とＰａｔｉｅｎｔ ＩＤ（患者ＩＤ）とが表示され、画面中央には各一連画像の文字情報の一覧１０１が表示される。この一覧１０１は、各一連画像のＳｔｕｄｙ Ｄａｔｅ（撮影日），Ｍｏｄａｌｉｔｙ（撮影方法），及びＩｍａｇｅｓ（画像数）から構成される。例えば、Ｎｏ．１の一連画像のＳｔｕｄｙ Ｄａｔｅは１９９６年０５月２０日であり、ＭｏｄａｌｉｔｙはＣＴ，Ｉｍａｇｅｓは１である。但し、前記一覧１０１に表示する内容は上記のものに限定されない。
【００１０】
本発明では、前記文字情報の一覧１０１の下方に、各一連画像の特徴を表す又は参照したい可能性の高い代表画像の一覧１０２が表示され、これらの代表画像によって、各一連画像の特徴を容易に捉えることができる。
【００１１】
前記文字情報又は各代表画像をマウスなどの座標指示装置でクリックして表示したい一連画像を選択し、表示ボタン１０３をクリックすると、選択した一連画像が表示される。選択した一連画像を表示させない場合は、キャンセルボタン１０４をクリックして該一連画像の選択を解除する。
【００１２】
例えば、Ｎｏ．３の一連画像を選択して表示すると、先ず、図２に示すように、選択された一連画像の代表画像３０１が表示される。この代表画像３０１の下方には、次画像ボタン３０３と前画像ボタン３０２と終了ボタン３０４とが表示され、次画像ボタン３０３をクリックすると一連画像の表示されている画像の次の画像が表示され、前画像ボタン３０２をクリックすると前の画像が表示される。終了ボタン３０４をクリックすると、この一連画像の表示が終了される。
尚、最初に表示される画像は代表画像３０１に限定されず、選択された一連画像のどの画像でもよい。
【００１３】
また、一画面に表示される画像数は１つに限定されず、複数でもよい。例えば、図３に示すように、ＣＲＴに一連の画像のうち６つの画像４０１〜４０６を表示してもよい。表示された画像４０１〜４０６のうち先頭の画像４０１が代表画像となっている。また、図４に示すように、表示された画像４０１〜４０６のうち中央の１つ前の画像４０３を代表画像としてもよく、図５に示すように、表示された画像４０１〜４０６のうち中央の１つ後の画像４０３を代表画像としてもよい。さらに、図６に示すように、ＣＲＴに一連の画像のうち９つの画像５０１〜５０９を表示し、中央の画像を代表画像としてもよい。このように、一画面に表示する画像数と代表画像の位置を好みに応じて設定することによって、代表画像をすばやく参照することができる。
【００１４】
図７は、医用画像表示装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
同図に示すように、この医用画像表示装置は、主としてＣＲＴなどの表示装置２０１と，メニュー選択指令を入力するためのキーボードなどの手操作入力４６と，各種の操作指令や位置指令を入力するためのマウスなどの座標指示装置４７と，ＭＰＵ２０４と，メモリ２０５と，磁気ディスクなどの外部記憶装置２０６と，これらの各構成要素を接続するシステムバス２０７とから構成されている。
【００１５】
ＭＰＵ２０４は、メモリ２０５の内容を作業領域として全体の制御を行う。外部記憶装置２０６には、画像データなどの各種データが格納され、表示装置２０１には、画像が表示されると共に、各種文字情報，アイコンと呼ばれるメニュー情報等が表示されている。
【００１６】
図８は、読影レポート作成時のＣＲＴ２０１の画面構成図である。
ＣＲＴ２０１には、読影する画像８０１と読影レポートの作成画面８０２とが表示され、読影レポート作成画面８０２に読影レポートが作成される。
【００１７】
読影レポート作成画面８０２の下方には終了ボタン８０３とキャンセルボタン８０４とが表示され、終了ボタン８０３をマウス２０１でクリックすると読影レポートの作成が終了され、キャンセルボタン８０４をクリックすると読影レポートの作成が中止される。
【００１８】
図９は、読影レポート作成時の処理手順を示すフローチャートである。
まず、ＭＰＵ２０４では、読影レポートの作成画面８０２で操作者がレポートを作成するときに読影レポート作成処理を実行する（ステップ９０１）。
【００１９】
終了ボタン８０３又はキャンセルボタン８０４が座標指示装置２０３によって選択されたかを判断し（ステップ９０２）、ステップ９０２で終了ボタン８０３が選択されたと判断すると、表示中の画像８０１を代表画像として外部記憶装置２０６に登録する（ステップ９０３）。表示中の画像８０１が登録されたら、作成された読影レポートを外部記憶装置２０６に登録して（ステップ９０４）終了する。
【００２０】
一方、ステップ９０２でキャンセルボタン８０４が選択されたと判断すると、レポート作成を中止し、作業内容を保存せずに終了する。
尚、本実施の形態では、読影レポート作成時に表示している画像８０１を代表画像として登録しているが、読影レポートに限らず任意の処理を実行時に表示している画像を代表画像として登録してもよいし、表示しているいくつかの画像の中から操作者に選択させて代表画像として登録してもよい。
【００２１】
例として、ＲＯＩ（関心領域）設定実行時に代表画像を登録する方法について説明する。図１０は、ＲＯＩ設定時のＣＲＴ２０１の画面構成図である。同図に示すように、ＣＲＴ２０１にはＲＯＩ設定画像１００１とマウスポインタ１００２とが表示され、ＲＯＩ設定画像１００１の下方には終了ボタン１００３とキャンセルボタン１００４とが表示されている。
【００２２】
図１１は、医用画像表示装置のＲＯＩ設定時の処理手順を示すフローチャートである。
まず、操作者が、図１１に示すように、ＲＯＩ設定画像１００１上でマウスポインタ１００２を移動させることによって、ＭＰＵ２０４でＲＯＩ設定処理を行う（ステップ１２０１）。
【００２３】
終了ボタン１００３とキャンセルボタン１００４とがクリックされたかを判断し（ステップ１２０２）、終了ボタン１００３がクリックされたと判断すると、表示中の画像１００１を代表画像として外部記憶装置２０６に登録する（ステップ１２０３）。続いて、設定されたＲＯＩも外部記憶装置２０６に登録して（ステップ１２０４）終了する。
【００２４】
一方、キャンセルボタン１００４がクリックされたと判断すると、ＲＯＩ設定処理が中止され、作業内容を保存せずに終了する。
【００２５】
尚、画像や各種保存データは図２に示す外部記憶装置２０６に登録したが、図１３に示すように画像保存装置を別個に設け、画像観察装置と画像保存装置と画像診断装置とをネットワークで接続してもよい。一連画像や代表画像の選択，表示，読影レポート作成操作，関心領域（ＲＯＩ）設定操作などは画像観察装置で行い、画像，画像の検索情報，代表画像の設定情報，読影レポート，関心領域設定情報などは画像保存装置に保存する。また、任意の装置の組み合わせにより同様の操作や情報の保管を行ってもよい。
【００２６】
図１に示す選択画面に表示される代表画像は、一連の画像を外部記憶装置２０６に記憶させると同時に、オリジナル画像データを間引きして作成され、外部記憶装置２０６の選択画面表示用の領域に記憶される。
また、図１に示す選択画面は患者毎に表示されたが、これに限定されず、複数の患者に関する選択画面を表示してもよい。
【００２７】
さらに、図１では選択画面を一連の画像を表示する表示装置２０１に表示したが、これに限定されず、選択画面を表示装置２０１とは別の表示装置に表示させてもよい。
また、図１に示す選択画面では、文字情報の一覧１０１と代表画像の一覧１０２とを同時に表示しているが、代表画像の一覧１０２のみを表示してもよい。
【００２８】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、選択画面に複数の一連の画像のうちの前記各一連の画像を代表する代表画像を表示することによって、各一連の画像の特徴を容易に捉えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ある患者に関する一連画像を選択する選択画面の画面構成図。
【図２】一連の画像のうちの１つの画像が表示されたＣＲＴの画面構成図。
【図３】一連の画像のうちの６つの画像が表示されたＣＲＴの画面構成図。
【図４】一連の画像のうちの６つの画像が表示されたＣＲＴの画面構成図。
【図５】一連の画像のうちの６つの画像が表示されたＣＲＴの画面構成図。
【図６】一連の画像のうちの９つの画像が表示されたＣＲＴの画面構成図。
【図７】医用画像表示装置のハードウェア構成を示すブロック図。
【図８】読影レポート作成時のＣＲＴの画面構成図。
【図９】画像表示装置の読影レポート作成時の処理手順を示すフローチャート。
【図１０】関心領域（ＲＯＩ）設定開始時のＣＲＴの画面構成図。
【図１１】画像表示装置の関心領域（ＲＯＩ）設定時の処理手順を示すフローチャート。
【図１２】関心領域（ＲＯＩ）設定中のＣＲＴの画面構成図。
【図１３】画像保存装置を画像観察装置と別個に設けた医用画像表示装置の構成図。
【図１４】従来の画像表示装置のＣＲＴの画面構成図。
【符号の説明】
１０１ 文字情報の一覧
１０２ 代表画像の一覧
１０３ 表示ボタン
２０１ 表示装置
２０２ 手操作入力
２０３ 座標指示装置
２０４ ＭＰＵ
２０５ メモリ
２０６ 外部記憶装置
２０７ システムバス
Claims (4)
- 医用画像を記憶する記憶手段と、前記医用画像を表示する表示手段と、前記医用画像への操作を指示するための入力を受け付ける入力手段と、を備え、
前記記憶手段は、代表画像を含む複数の画像から成る画像セットとを少なくとも一つ記億し、前記表示手段は、少なくとも一つの前記代表画像を表示するとともに、前記入力手段によって選択された前記代表画像を含む前記画像セットの内の少なくとも一つの画像を表示し、
前記画像セットに含まれる画像の中から前記代表画像を選択する手段を有し、
前記記憶手段は、前記代表画像を前記画像セットと関連づけて記憶する医用画像表示装置において、
前記表示手段は、読影画像と読影レポート作成画面を表示し、前記選択する手段は、前記読影画像を前記代表画像として選択することを特徴とする医用画像表示装置。 - 請求項１に記載の医用画像表示装置において、
前記表示手段は、前記画像セットの代表画像と他の１以上の画像を表示することを特徴とする医用画像表示装置。 - 請求項１記載の医用画像表示装置において、前記表示手段は、前記画像セットを表す文字情報を画像セット毎に表示することを特徴とする医用画像表示装置。
- 請求項３記載の医用画像表示装置において、前記入力手段により前記文字情報が選択されると、前記表示手段は、前記選択された文字情報に対応する画像セットの代表画像を表示することを特徴とする医用画像表示装置。
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| JPH11290279A JPH11290279A (ja) | 1999-10-26 |
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| JP11286898A Expired - Fee Related JP4202461B2 (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 医用画像表示装置 |
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