Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP4201603B2 - トリミングに適したガラスの作製方法、それにより得られるガラスおよび該ガラスのトリミング方法 - Google Patents

トリミングに適したガラスの作製方法、それにより得られるガラスおよび該ガラスのトリミング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4201603B2
JP4201603B2 JP2002589415A JP2002589415A JP4201603B2 JP 4201603 B2 JP4201603 B2 JP 4201603B2 JP 2002589415 A JP2002589415 A JP 2002589415A JP 2002589415 A JP2002589415 A JP 2002589415A JP 4201603 B2 JP4201603 B2 JP 4201603B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
protective layer
temporary protective
ophthalmic
trimming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002589415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005505427A (ja
Inventor
パスカル ラカン
ドミニク コント
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EssilorLuxottica SA
Original Assignee
Essilor International Compagnie Generale dOptique SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=8863407&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP4201603(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Essilor International Compagnie Generale dOptique SA filed Critical Essilor International Compagnie Generale dOptique SA
Publication of JP2005505427A publication Critical patent/JP2005505427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4201603B2 publication Critical patent/JP4201603B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/34Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
    • C03C17/42Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions at least one coating of an organic material and at least one non-metal coating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C2217/00Coatings on glass
    • C03C2217/70Properties of coatings
    • C03C2217/76Hydrophobic and oleophobic coatings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C2218/00Methods for coating glass
    • C03C2218/30Aspects of methods for coating glass not covered above
    • C03C2218/355Temporary coating
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T83/00Cutting
    • Y10T83/04Processes
    • Y10T83/0405With preparatory or simultaneous ancillary treatment of work
    • Y10T83/0443By fluid application

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Description

本発明は、ガラス特には眼科用ガラスのトリミングに関する。
眼科用ガラスは、該ガラスの凹凸両光学表面の形状を決定する成形および/または表面仕上げ/バフ仕上げの一連の工程と、それに次ぐ適切な表面処理とにより得られる。
眼科用ガラスの最終仕上げ工程は、嵌め込もうとするガラスフレームにガラスを適合させるための所定寸法にあわせてガラスのエッジもしくは縁を機械加工することからなるトリミング工程である。
トリミングは一般的に、上述したような機械加工工程を行うダイアモンド研磨ホイールを含む研磨機を用いて行われる。
ガラスはそのような工程の間、軸方向に作動するクランプ要素によって保持される。
研磨ホイールに対するガラスの相対的な動きは、所望の形状が得られるように、通常デジタル制御される。
当然、その動作の間、ガラスは堅固に保持されていることが不可欠である。
従って、どのようなトリミング工程の前であっても、ガラスの保持工程が行われる、すなわち保持手段またはエーコン要素(どんぐりのはかま状保持部分)がガラスの凸表面上に取り付けられる。
接着剤付きステッカーなどの保持パッド、たとえば両面接着ステッカーが、エーコン要素とガラスの凸表面との間に配置される。
そのように準備されたガラスは、上記軸方向作動クランプ部材の一方の上に置かれ、他方の軸方向作動クランプ要素が、その凹面上にあるガラスを、通常エラストマー製の接合部により挟む。
機械加工工程の間、ガラス保持システムが不十分であると、ガラス上で接線方向にトルク応力が発生し、ガラスをエーコン要素に追従して回転させることがある。
ガラス保持の有効性は、主に、保持パッドとガラスの凸面との界面の接着が良好かどうかによって決定される。
最新世代の眼科用ガラスは、そのほとんどが反射防止膜とともに、疎水性および/または撥油性の防汚表面被膜を有する。
これらの多くは、粘着性の油脂汚れを防ぎ、取り除きやすいようにするための表面エネルギーを低減させるフッ化シラン系材料である。
この種の表面被膜により生じる課題の1つは、疎水性および/または撥油性が強い被膜ほど、パッド/凸表面の界面における接着力を変える作用が強いことである。
従ってトリミング工程を十分に行うことはより一層難しくなり、特にポリカーボネートガラスにおいてはそのトリミングが他の材料に比べて重大なストレスとなる。
トリミング工程が適切に実施されないと、ガラスは完全に破壊する。
本発明の目的の1つは、疎水性および/または撥油性の表面被膜を有するガラスのトリミング操作の実施を可能にする方法であって、ガラスの製造工程に組み込み可能であり、トリミング操作を行う作業者が容易に実行しうる方法を提供することである。
このような技術的課題は、ガラスに少なくとも15mJ/m相当の表面エネルギーを付与する仮の保護層を、疎水性および/または撥油性の表面被膜を有するガラス上に被覆する本発明により解決される。
それによれば、当技術分野において従来用いられているパッドであっても、保持パッド/ガラス界面における十分な接着力を得ることができる。
眼科用ガラスに仮の層を被覆することは既に以前から提唱されていたが、それは主に、取り扱い時に生じることのある傷および破損から確実に保護することを目的とするものであった。たとえば、後で溶解可能な保護層を設けて、予めその表面が保護された光学フィルムの積層により複合製品を製造する方法に関する特許出願WO00/68326がこの例である。
本願で「ガラス」という用語は、それが1または複数種類の被覆を有するか、また露出したままであるかといった処理がなされているかいないかに関わらず、いかなる有機もしくは無機のガラス基板をも意味する。
ガラスが1または複数の表面被覆を有する場合には、「ガラスを被覆する」という表現は、ガラスの最外被覆上に層が加えられることを意味する。
表面エネルギーは、以下の文献に記載のオーウェンズ-ウェント(Owens−Wendt)の方法によって算出される:「ポリマーの表面力エネルギーの計測(Estimation of the Surface force energy of polymers)」Owens D.K.、Wendt R.G.(1969)J.APPL.POLYM.SCI、13、1741−1747。
本発明の方法によって処理されるガラスは、疎水性および/または撥油性の表面被膜を有し、好ましくは単層または複数層の反射防止膜、その上に積層された疎水性および/または撥油性の表面被膜層の両方を有する。
実際、特に無機質材料での疎水性および/または撥油性の被膜は、特に反射防止膜の油脂付着に対して汚れやすい傾向を軽減するために、一般的に反射防止膜を有するガラス上に設けられる。
既に述べたように、疎水性および/または撥油性の被膜は、反射防止膜上にガラスの表面エネルギーを低減する化合物を適用することによって得られる。
このような成形材料は、従来技術、たとえば以下の明細書、米国特許第4410563号、ヨーロッパ特許第203730号、ヨーロッパ特許第749021号、ヨーロッパ特許第844265号およびヨーロッパ特許第933377号中に、詳細に記載されている。
フッ素含有基、特にペルフルオロカーボナート基またはペルフルオロポリエーテル基を含有するシラン系化合物がよく用いられる。
上記のように1または複数のフッ素含有基を含むものの一例として、シラザン、ポリシラザンまたはシリコーン化合物を挙げることができる。
フッ素含有基と、Rが-OH基またはその前駆基、好ましくはアルコキシ基であるSi-R基とを含む化合物を、反射防止膜上に堆積することは公知の方法である。このような化合物は、反射防止膜表面上に、直接的に、または加水分解、重合および/または架橋反応の後に適用することができる。
ガラスの表面エネルギーを低減する化合物の適用は、前記化合物を液体中に浸漬することにより、遠心分離により、または蒸気相中堆積などにより従来と同様の方法でなされる。疎水性および/または撥油性の被膜の厚さは、一般的に10nm未満、好ましくは5nm未満である。
本発明は、好ましくは、14mJ(ジュール)/mより小さい、より好ましくは12mJ/mより小さい表面エネルギーを与える疎水性および/または撥油性の表面被膜を有するガラスに実施する。
仮の保護膜は、上記ガラスの表面エネルギーを少なくとも15mJ/mの値に至るまで増加させる。
前記ガラスの両表面の少なくとも片面の全面を覆う領域を被覆してもよく、あるいは前記ガラスの保持パッドと接触させようとする領域のみに被覆してもよい。
より具体的には、通常、保持パッドはエーコン要素とともにガラスの凸表面上に配置される。従って凸表面全体に、あるいはマスキングもしくは他の適当な技術を用いて、凸表面の中心部のみに選択的に保護膜層を被覆することができる。
堆積物は対応する領域を均一に被覆することができ、すなわちそれは連続構造であるが、それは織目状などの不連続構造であってもよい。
このような場合には断続的な堆積が形成されるが、その表面でも、保持パッドとの所望の接着性を十分に満たす。
不連続構造の被覆は、タンポグラフィにより得られる。
仮の保護層を被覆することにより、トリミングに適したガラスが得られる。
すなわち本発明に従ったトリミング後、ガラスは、挿入しようとするフレームにぴったり挿入できるような所望の寸法となるであろう。
より具体的には、トリミングの間、ガラスの中心ずれを最大で2°とすることにより、このような結果が得られる。
最適なトリミングを行うことができるのは、中心ずれが1°以下のガラスである。
上記保護層は、疎水性および/または撥油性特性の表面エネルギーを増加させ、かつ、トリミング工程の後続の作業中に取り除くことができる材料であれば、いかなる材料でも形成される。
もちろんその材料は、疎水性および/または撥油性の被膜の表面特性を全く変えることなく、取り除かれた後、光学特性およびガラス表面特性が、保護膜を被覆する前のガラスのものと全体的に同一であるものとすべきである。
好ましくは、仮の保護層は無機質層、具体的にはフッ化物または、金属フッ化物の混合物、酸化物、または金属酸化物の混合物である。
フッ化物の例として、フッ化マグネシウムMgF、フッ化ランタンLaF、フッ化アルミニウムAlFまたはフッ化セリウムCeFが挙げられる。
有用な酸化物として、チタニア、アルミナ、ジルコニアもしくは酸化プラセオジムがある。
酸化アルミニウムおよび酸化プラセオジムの混合物が望ましい。
特に望ましい市販材料はレイボールド(Leybold)社のPAS02である。
保護層はいかなる従来の適切な方法を用いて被覆してもよい。
一般的に、反射防止、疎水性および/または撥油性の被覆はバキュームベル内で蒸着によりなされ、同技術で仮の保護膜を被覆することが望ましい。2つの工程間で不要にガラスを取り扱うことなく、全作業を連続して行うことができるからである。
保護層が無機質材料であるとき、その厚さは50nmより薄いことが好ましく、通常1〜50nmの範囲であって、より好ましくは5〜50nmの範囲である。
一般に、保護層の厚さが薄すぎると、表面エネルギーを十分に変えられないおそれがある。
一方保護層の厚さが厚すぎると、特に本質的に無機質層の場合に、機械的ストレスが層内で発生しやすく、所望の特性に対して有害となることがあることを本発明者は見出した。
仮の保護層をガラス表面の片面全面に被覆するとき、前方焦点距離測定器でそのガラスの通常どおりの機能測定を実施しうるために、特にその材料はいくらか透過性であることが好ましい。
従って、本発明に係るトリミングに適したガラスの、ISO8980/3基準に従う透過率は、好ましくは少なくとも18%、さらに好ましくは少なくとも40%である。
無機質性の上記材料に代わるものとして、多重焦点光学ガラスのマーキングに、従来型インクおよび/またはそのインク接着剤を形成する樹脂を用いることができる。
その場合には、純無機質層の場合よりもさらに厚く被覆することができる。
その場合、所定厚みは5〜150ミクロンの範囲とすることができる。
アルキド系樹脂が特に望ましい。
本発明の方法によるトリミングに適したガラスには、最終工程で仮の保護層を取り除く必要があること以外は、従来と同じトリミング作業を施してよい。
従って本発明は、疎水性および/または撥油性の表面特性を有する、トリミングされたガラスを得るための方法に関し、該方法は以下の工程を含むことを特徴とする:
1)本発明に係るトリミングに適したガラスを選択し、
2)前記ガラスをエーコン要素によって保持し、
3)前記ガラスをトリミングし、
4)前記ガラスからエーコン要素を外し、
5)それによりトリミングされたガラスを回収し、そして
6)ガラスに疎水性および/または撥油性の表面特性を復元させるために仮の保護層を除去する。
上述のように、適切なトリミング工程3)は当業者にとって慣例的であり公知である。
それゆえ詳細には記載しない。
しかし好ましく用いられる保持パッドは、両面自己接着性ステッカー、たとえば3M製の接着テープを挙げることができる。
仮の保護層の除去工程は、液状媒体中で、または乾式拭取り、または両方法の継続的な適用のいずれかにより行うことができる。
液状媒体による除去工程は、好ましくは酸性溶液、特には正燐酸溶液をモル濃度0.01〜1Nの範囲で用いて行われる。
酸性溶液は、アニオン性、カチオン性、または両性のいずれかの界面活性剤をさらに含んでもよい。
除去工程を行う温度は可変であるが、除去工程は通常室温で行う。
仮の保護層の除去は、機械的作用、好ましくは超音波を用いることによっても促進される。
一般的に、酸性溶液などの液状媒体を用いた処理、乾式拭取りによる処理、もしくはそれらの組み合わせによる処理の後、除去工程は、pHがほぼ7である水性溶液を用いる洗浄工程を含む。
仮の保護層を除去した時点で、ガラスは疎水性および/または撥油性被膜を有する当初のガラスのそれと同程度の、外見上も同一の光学および表面特徴を有する。
本発明による利点は多数ある。
本発明に係る方法は、利用が容易である。
具体的には、当業者は、従来型研磨機およびトリミング方法を、改良したり、もしくは極端な方法に限定されることなく、利用することが可能である。
仮の保護層の除去工程は迅速である。
本発明に係るトリミングに適したガラス、特には無機質材料からなる仮の保護層を有するガラスは、当業者が一般的に用いている多重焦点ガラス用の様々なインクを用いてマーキングを施してよい。
実施例
以下に本発明を実施例により説明する。
1.1 疎水性および撥油性被膜を有するガラスの作製
基板上に、耐磨耗、反射防止、疎水性/撥油性の順で被覆された3つの被膜を有する有機ガラスを用意する。
グリコールジエチレンジアリルカーボナート(CR 39TM モノマー)の重合により得られ、−2.00の屈折度数を有するORMATM有機ガラスに、本出願人による特許出願EP−614,957の実施例3に対応するポリシロキサン型耐磨耗被覆を形成して、乾燥室内で、100℃で3時間加熱する。
その後ガラスを、電子銃およびジュール効果蒸着源を備えるレイボールド(Leybold)1104型真空処理装置内に置く。
第2の真空は、ガラスを加熱することなく、ポンプ作用により作られる。
電子銃により、4つの高指数(HI)/低指数(BI)/HI/BI反射防止光学層が連続して蒸着される:ZrO、SiO、ZrO、SiO
ダイキン(DAIKIN)社から市販されているOPTOOL DSXブランド名の製品(ペルフルオロプロピレン類を含む混合物)の蒸着により、疎水性および撥油性の被覆を行う。
液体状の製品を銅カプセル内に注ぎ、該液体を室温、大気圧で乾燥させる。
銅カプセルをジュール効果るつぼ内に置く。
第2の真空により製品の蒸着が生じる。
被覆された層の厚さは10nm未満である。
被覆の厚さの確認は水晶計量器を用いてなされる。
1.2) 仮の保護層の被覆
仮の保護層は蒸着被覆される。
レイボールド社から市販されている酸化アルミニウムおよび酸化プラセオジムの混合物であるPASO 2と同じ材料を、電子銃を用いて蒸着させる。
蒸着は非反応性(酸素なしで)である。
被覆された保護層の物理的厚さは25nmである。
被覆の厚さの確認は水晶計量器を用いてなされる。
周囲を加熱した後ガラスを回収し、次いで処理チャンバ雰囲気下に置く。
1.3) トリミング
工程1.2により得られたガラスに、エシロール社の研磨機によって従来同様のトリミング処理を施す。
保持パッドとして、直径25mmの3M製自己接着型ステッカーおよび同径のエシロール社製エーコン要素を用いる。
プラスチック:ポリカーボネートプリフォーム研磨機は、直径155mmであり、2850tpmで作動する。
トリミング処理における、ガラスの中心ずれは1°未満である。
この段階で、回収されたトリミング後のガラスを、それが挿入されるように意図されたフレームに直接挿入し、その後下記工程1.4に従い処理を行ってもよいし、あるいは上記フレーム内に挿入する前に工程1.4に従って処理を行ってもよい。
1.4) 保護層の除去
この工程ではB2200 E2ブランソン(BRANSON)モデルの超音波小容器を用いる。
超音波出力:60ワット。
超音波周波:47kHz/−6kHz。
工程1.3で得られたガラスを、0.1Nに希釈された正燐酸溶液中に室温で2分間浸し(加熱は行わず、超音波を用いて)、その後、水またはイソプロピルアルコールですすぎ、拭く。
得られたガラスは、優れた疎水性および撥油性とともに優れた光学的特徴を示す。
実施例1の工程1.1、1.2および1.4を、ORMATMCR39TM基板と同様の材料からなる平面ブレード上で行うことを除いて、同様に再現する。
本方法のいくつかの段階で接触角を計測する。
平面ブレードを用いることにより、これら計測がより容易となる。
接触角は以下で計測する:
空調室中:室温T°=21°±1℃、相対湿度Rh=55%±5%。
脱イオン水、グリセロールおよび二ヨウ化メタンの3つの液体を用いるGBX型デジドロップ(Degidrop)ゴニオメーターを用いる。
表面エネルギーは、GBXインストゥルメンテイションズサイエンティフィック社のDGD/ファースト60デバイスによって、ウィンドロップ(Windrop)ソフトウェアを用いて、2成分オーウェン-ウェントモデルに従って算出される。
得られた結果を以下の表に示す:
Figure 0004201603
Paso 2系仮の保護層があると、表面エネルギーが高いことがわかる:従ってこのような材料により形成される眼科用ガラスは、トリミング可能で、使用可能な接着ステッカーの選択範囲およびガラスマーキング用インクの選択範囲を広くする。
Paso 2保護層を除去した後に得られる表面エネルギーは、再び元の反射防止膜と疎水性および撥油性被膜層とを有する当初のガラスで示されるそれと略同程度に戻る。
その疎水性および撥油性の表面特性は保持される。
反射防止、疎水性および撥油性の特性を有するガラスを得るために、−2.00の屈折度数を有するORMATMガラスを、実施例1、工程1.1の方法に従って処理する。
その後前記ガラスを半面ずつ処理する:半面の一方に実施例1の工程1.2に記載の手順に従って処理した保護層を被覆し、他の半面には金属マスクをして保護層を被覆しない。
その後、保護層で被覆したガラス部分を実施例1、工程1.4の手順に従って、酸浴中に浸す処理を行う。
以下の作業をガラスの各半面に対して行う。
・ISO/WD 8980-4基準による可視光反射率Rv計測および平均反射率Rm計測
・ツァイス分光光度計(角度15°)を用い、CIEラボ1964システム(L*、a*、b*)により算出された着色角度hおよび色度Cの比色分析
得られた結果を以下の表2に示す。
Figure 0004201603
Paso 2層が被覆され、次いで除去された後に得られる比色値は、Paso2被覆が施されていないガラス部分のそれらと略同等である:Paso2保護層およびその化学的除去は、反射防止膜の比色特性を変えない。
この実施例では、仮の保護層をタンポグラフィにより被覆する。ORMATMからなり、−2.00の負屈折度数を有し、実施例1の工程1.1で得られるものと同様のガラスに被覆する。
参照番号:03XH622 2030のインクが用いられる。
希釈液4909
製造者:タイフレックス(Tiflex) 住所:B.P.3.01450.PONCIN.フランス.
溶液粘度を調整するために、初期インク配合物に10%の希釈液を加える。
MTHV2型のタンポグラフィ装置が用いられる。
(製造者:オートメーション アンド ロボティクス(Automation&Robotics))
シリコーン(Silicone)製バッファを用いる。
エッチング(深さ10〜20μm)され、スクリーニング(20〜40%の充填率)されたプレート。
タンポグラフィによってインクをガラスに塗布する。
乾燥は、室温または50℃の乾燥室中で5分間以上行われる。
その結果、不連続インク層(スクリーン)が得られ、そのガラス表面への接着性は搬送中に損なわれない程度の十分なものである。
その後、3M製両面自己接着性ステッカーをインク層上に配置して、このように被覆されたガラスのトリミングを行う。
それにより得られるガラスはトリミングに適しており、トリミング後、フレームに挿入できる。
比較例は、仮の保護層を何も有さないガラスについてなされる。
ガラスは、トリミング作業中、中心が大きくずれ、対応するフレームに挿入できない。
得られた結果を表3に示す。
Figure 0004201603

Claims (37)

  1. 眼科用ガラスをトリミングする方法であって、
    (a)トリミングすべき眼科用ガラスを取得し、この眼科用ガラスは
    (i)仮の被膜が設けられる前の初期表面エネルギーが14mJ/m以下で、ガラスをトリミングするに不適合な疎水性および/または撥油性の表面被膜と、
    (ii)疎水性および/または撥油性の表面被膜上に設けられ、眼科用ガラスの表面に、接着性保持パッドと眼科用ガラスの表面との十分な接着を可能にする15mJ/m以上の表面エネルギーを付与する仮の保護層とを含み、
    (b)眼科用ガラスを保持装置に、接着性保持パッドへの接着を介して固定し、
    (c)眼科用ガラスをトリミングし、このトリミング工程はガラスフレームに眼科用ガラスを適合させるための所定寸法に合わせてガラスのエッジもしくは縁を機械加工することを含み、
    (d)仮の保護層を除去する
    ことを含むことを特徴とする方法。
  2. 接着性保持パッドが接着剤付きステッカーであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 接着性保持パッドが両面接着ステッカーであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 接着性保持パッドがエーコン要素とガラス表面との間に配置されることを特徴とする請求項1、2または3に記載の方法。
  5. 疎水性および/または撥油性の表面被膜の表面エネルギーが12mJ/m以下であることを特徴とする請求項1、2または3に記載の方法。
  6. 仮の保護層が眼科用ガラスの2面のうちの少なくとも一方の全体を覆うように設けられることを特徴とする請求項1、2または3に記載の方法。
  7. 仮の保護層が接着性保持パッドの接触を受容するべく構成された領域にのみ設けられることを特徴とする請求項1、2または3に記載の方法。
  8. 仮の保護層が連続構造を有することを特徴とする請求項1、2または3に記載の方法。
  9. 仮の保護層が不連続構造を有することを特徴とする請求項1、2または3に記載の方法。
  10. 仮の保護層がスクリーン状であることを特徴とする請求項1、2または3に記載の方法。
  11. 仮の保護層が無機質層であることを特徴とする請求項1、2または3に記載の方法。
  12. 仮の保護層が1種以上の金属フッ化物または1種以上の金属酸化物を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 仮の保護層が1種以上の金属フッ化物を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. 仮の保護層を除去する工程が乾式拭き取り工程を含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 仮の保護層がMgF、LaF、AlFまたはCeFを含むことを特徴とする請求項13または14に記載の方法。
  16. 仮の保護層がチタニア、アルミナまたはジルコニアを含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  17. 仮の保護層の厚さが1〜50nmの範囲であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  18. 疎水性および/または撥油性の表面被膜の厚さが10nm未満であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  19. 仮の保護層が眼科用ガラス用のマーキングインク、該インクの結合剤を構成するポリマー、またはアルキド樹脂であることを特徴とする請求項1、2または3に記載の方法。
  20. 仮の保護層の厚さが少なくとも5ミクロンであることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 仮の保護層が設けられる前の初期表面エネルギーが14mJ/m以下の疎水性および/または撥油性の表面被膜と、疎水性および/または撥油性の表面被膜上に設けられた仮の保護層とを含む眼科用ガラスであって、ガラスフレームにガラスを適合させるための所定寸法に合わせてガラスのエッジもしくは縁を機械加工することを含むトリミング工程の際に、仮の保護層が眼科用ガラスの表面に、接着性保持パッドと眼科用ガラスの表面との十分な接着を可能にする15mJ/m以上の表面エネルギーを付与することを特徴とするガラス。
  22. 疎水性および/または撥油性の表面被膜の初期表面エネルギーが12mJ/m以下であることを特徴とする請求項21に記載のガラス。
  23. 仮の保護層が眼科用ガラスの2面のうちの少なくとも一方の全体を覆うように設けられることを特徴とする請求項21または22に記載のガラス。
  24. 仮の保護層が保持パッドの接触を受容するべく構成された領域にのみ設けられることを特徴とする請求項21または22に記載のガラス。
  25. 仮の保護層が連続構造を有することを特徴とする請求項21または22に記載のガラス。
  26. 仮の保護層が不連続構造を有することを特徴とする請求項21または22に記載のガラス。
  27. 仮の保護層がスクリーン状であることを特徴とする請求項21または22に記載のガラス。
  28. 仮の保護層が1種以上の金属フッ化物または1種以上の金属酸化物を含むことを特徴とする請求項21または22に記載のガラス。
  29. 仮の保護層がMgF、LaF、AlFまたはCeFを含むことを特徴とする請求項28に記載のガラス。
  30. 仮の保護層がチタニア、アルミナまたはジルコニアを含むことを特徴とする請求項29に記載のガラス。
  31. 仮の保護層の厚さが1〜50nmの範囲であることを特徴とする請求項28に記載のガラス。
  32. 疎水性および/または撥油性の表面被膜の厚さが10nm未満であることを特徴とする請求項28に記載のガラス。
  33. 仮の保護層が眼科用ガラス用のマーキングインク、該インクの結合剤を構成するポリマー、またはアルキド樹脂からなることを特徴とする請求項21または22に記載のガラス。
  34. 仮の保護層の厚さが少なくとも5ミクロンであることを特徴とする請求項33に記載のガラス。
  35. 反射防止膜が無機材料からなることを特徴とする請求項34に記載のガラス。
  36. 反射防止膜が複数の層を含むことを特徴とする請求項34に記載のガラス。
  37. 基板がポリカーボネートからなることを特徴とする請求項21または22に記載のガラス。
JP2002589415A 2001-05-17 2002-05-17 トリミングに適したガラスの作製方法、それにより得られるガラスおよび該ガラスのトリミング方法 Expired - Lifetime JP4201603B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0106534A FR2824821B1 (fr) 2001-05-17 2001-05-17 Procede de preparation d'un verre apte au debordage, verre ainsi obtenu et procede de debordage d'un tel verre
PCT/FR2002/001688 WO2002092524A1 (fr) 2001-05-17 2002-05-17 Procede de preparation d'un verre apte au debordage, verre ainsi obtenu et procede de debordage d'un tel verre.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005505427A JP2005505427A (ja) 2005-02-24
JP4201603B2 true JP4201603B2 (ja) 2008-12-24

Family

ID=8863407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002589415A Expired - Lifetime JP4201603B2 (ja) 2001-05-17 2002-05-17 トリミングに適したガラスの作製方法、それにより得られるガラスおよび該ガラスのトリミング方法

Country Status (14)

Country Link
US (4) US8252368B2 (ja)
EP (1) EP1392613B1 (ja)
JP (1) JP4201603B2 (ja)
KR (3) KR100845789B1 (ja)
CN (1) CN1226216C (ja)
AT (1) ATE301623T1 (ja)
AU (1) AU2002313077B2 (ja)
BR (1) BR0205388B1 (ja)
CA (1) CA2447530C (ja)
DE (1) DE60205479T2 (ja)
ES (1) ES2245403T3 (ja)
FR (1) FR2824821B1 (ja)
PT (1) PT1392613E (ja)
WO (1) WO2002092524A1 (ja)

Families Citing this family (70)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2824821B1 (fr) 2001-05-17 2003-08-29 Essilor Int Procede de preparation d'un verre apte au debordage, verre ainsi obtenu et procede de debordage d'un tel verre
FR2834712B1 (fr) * 2002-01-14 2004-12-17 Essilor Int Procede de traitement d'un verre ophtalmique
FR2847346B1 (fr) * 2002-11-15 2005-02-18 Essilor Int Procede d'obtention d'un marquage sur une lentille ophtalmique a basse energie de surface
FR2856056B1 (fr) * 2003-06-13 2009-07-03 Essilor Int Procede de traitement d'un verre apte au debordage.
FR2860306B1 (fr) 2003-09-26 2006-09-01 Essilor Int Lentille ophtalmique recouverte d'un film electrostatique et procede de debordage d'une telle lentille
DE102004044441B3 (de) * 2004-09-14 2006-06-01 Rodenstock Gmbh Verbesserung des Einschleif- und Anstempelverhaltens von Brillengläsern mit hydrophober Beschichtung
PT1864181T (pt) 2005-03-01 2016-10-06 Carl Zeiss Vision Australia Holdings Ltd Revestimentos para elementos de lentes oftálmicas
JP4896004B2 (ja) * 2005-03-03 2012-03-14 株式会社ニコン・エシロール 眼鏡用レンズ及び眼鏡用レンズの加工方法
DE102005014031A1 (de) * 2005-03-23 2006-09-28 Leybold Optics Gmbh Beschichtetes Substrat mit einer temporären Schutzschicht sowie Verfahren zu seiner Herstellung
US20070141358A1 (en) * 2005-12-19 2007-06-21 Essilor International Compagnie Generale D'optique Method for improving the edging of an optical article by providing a temporary layer of an organic material
EP1984146B1 (en) * 2006-02-17 2011-09-07 Essilor International (Compagnie Generale D'optique) Process for edging optical lenses
WO2007111465A1 (en) * 2006-03-27 2007-10-04 Essilor International (Compagnie Generale D'optique) Edging process of lens using transparent coating layer for protecting lens
FR2901552B1 (fr) * 2006-05-26 2008-07-11 Essilor Int Article d'optique comportant un revetement externe hydrophobe et/ou oleophobe revetu d'une couche temporaire
US7294731B1 (en) 2006-08-28 2007-11-13 3M Innovative Properties Company Perfluoropolyether silanes and use thereof
US7553514B2 (en) * 2006-08-28 2009-06-30 3M Innovative Properties Company Antireflective article
FR2907915B1 (fr) * 2006-10-31 2009-01-23 Essilor Int Article d'optique comportant un revetement anti-salissure
FR2913006B1 (fr) * 2007-02-22 2011-04-15 Essilor Int Emballage pour lentille ophtalmique
FR2921162B1 (fr) 2007-09-14 2010-03-12 Essilor Int Article d'optique comportant un revetement temporaire bicouche
FR2921161B1 (fr) * 2007-09-14 2010-08-20 Essilor Int Procede de preparation de la surface d'une lentille comportant un revetement anti-salissures en vue de son debordage
ES2368678T3 (es) 2008-06-26 2011-11-21 Satisloh Ag Procedimiento para fabricar lentes para gafas según una prescripción.
FR2938255B1 (fr) * 2008-11-13 2011-04-01 Essilor Int Procede de traitement au moyen d'un film adhesif d'une lentille optique comportant un revetement antisalissure en vue de son debordage
US8691331B2 (en) * 2009-02-09 2014-04-08 Prashant D. Santan Surface modification of hydrophobic and/or oleophobic coatings
US9120277B2 (en) 2011-02-10 2015-09-01 Essilor International (Compagnie Generale D'optique) Process of drilling organic glasses using a thermoplastic film protecting against cracking and crazing
WO2012108866A1 (en) 2011-02-10 2012-08-16 Essilor International (Compagnie Generale D'optique) Process of drilling organic glasses using a thermoplastic film protecting against cracking and crazing
WO2012153072A1 (fr) 2011-05-12 2012-11-15 Essilor International (Compagnie Generale D'optique) Article d'optique comportant un revetement precurseur d'un revetement antibuee et une couche temporaire le rendant apte au debordage
US10543662B2 (en) 2012-02-08 2020-01-28 Corning Incorporated Device modified substrate article and methods for making
FR2996163B1 (fr) 2012-10-03 2016-02-05 Essilor Int Procede d'impression d'un motif par jet d'encre sur une surface
FR2997943B1 (fr) 2012-11-09 2014-12-26 Essilor Int Article d'optique comportant un revetement precurseur d'un revetement antibuee et une couche temporaire a base de fluorures metalliques ou de composes comprenant du magnesium et de l'oxygene
CN103105632A (zh) * 2012-11-09 2013-05-15 江苏淘镜有限公司 真空镀膜方法得到的超防水保护膜
US9340443B2 (en) 2012-12-13 2016-05-17 Corning Incorporated Bulk annealing of glass sheets
TWI617437B (zh) 2012-12-13 2018-03-11 康寧公司 促進控制薄片與載體間接合之處理
US10014177B2 (en) 2012-12-13 2018-07-03 Corning Incorporated Methods for processing electronic devices
US10086584B2 (en) 2012-12-13 2018-10-02 Corning Incorporated Glass articles and methods for controlled bonding of glass sheets with carriers
MX368324B (es) * 2012-12-28 2019-09-27 Essilor Int Método para producir un artículo óptico con propiedades mejoradas contra la suciedad.
FR3000568B1 (fr) * 2012-12-28 2015-03-13 Essilor Int Lentille ophtalmique apte au debordage comprenant une bicouche hydrophobe et une couche temporaire de fluorure metallique
EP2939061B1 (en) * 2012-12-28 2019-09-11 Essilor International Method for the production of an optical article with improved anti-fouling properties
JP6257897B2 (ja) 2013-01-30 2018-01-10 イーエイチエス レンズ フィリピン インク 光学物品およびその製造方法
US9274253B2 (en) 2013-05-08 2016-03-01 Essilor International (Compagnie Générale d'Optique) Process of drilling organic glasses
US10510576B2 (en) 2013-10-14 2019-12-17 Corning Incorporated Carrier-bonding methods and articles for semiconductor and interposer processing
FR3014210B1 (fr) * 2013-12-03 2016-01-01 Satisloh Ag Article d'optique comportant un revetement precurseur d'un revetement antibuee ayant des proprietes antisalissure
WO2015112958A1 (en) 2014-01-27 2015-07-30 Corning Incorporated Articles and methods for controlled bonding of thin sheets with carriers
CN106457758B (zh) 2014-04-09 2018-11-16 康宁股份有限公司 装置改性的基材制品及其制备方法
US10436949B2 (en) 2014-05-20 2019-10-08 Essilor International Optical lens coated with a patterned removable film and method for edging such a lens
FR3023381B1 (fr) * 2014-07-03 2016-08-12 Essilor Int Lentille ophtalmique ayant des proprietes antisalissure differenciees sur ses deux faces et procedes de fabrication
EP2963458B1 (en) 2014-07-05 2022-02-02 Satisloh AG Lens blank having a temporary grip coating for a method for manufacturing spectacle lenses according to a prescription
FR3024673B1 (fr) * 2014-08-05 2016-09-09 Essilor Int Procede pour diminuer ou eviter la degradation d'une couche antisalissure d'un article d'optique
JP6637030B2 (ja) 2014-09-04 2020-01-29 エシロール アンテルナショナルEssilor International 除去可能な保護フィルムを含む光学レンズ
DE102014112822B4 (de) * 2014-09-05 2021-10-21 Arcon Flachglas-Veredlung Gmbh & Co. Kg Beschichtete Glasscheibe und Verfahren zu deren Herstellung
CN107635769B (zh) 2015-05-19 2020-09-15 康宁股份有限公司 使片材与载体粘结的制品和方法
CN117534339A (zh) 2015-06-26 2024-02-09 康宁股份有限公司 包含板材和载体的方法和制品
TW202216444A (zh) 2016-08-30 2022-05-01 美商康寧公司 用於片材接合的矽氧烷電漿聚合物
TWI810161B (zh) 2016-08-31 2023-08-01 美商康寧公司 具以可控制式黏結的薄片之製品及製作其之方法
EP3312662B1 (de) 2016-10-21 2019-07-17 Carl Zeiss Vision International GmbH Brillenglas und verfahren zu dessen herstellung
EP3311994B1 (de) 2016-10-21 2020-01-08 Carl Zeiss Vision International GmbH 3d-druckverfahren zur herstellung eines brillenglases
EP3339940B1 (de) 2016-12-22 2020-11-04 Carl Zeiss Vision International GmbH Verfahren zur erzeugung einer beschichtung auf einem brillenglas und brillenglas
JP7260523B2 (ja) 2017-08-18 2023-04-18 コーニング インコーポレイテッド ポリカチオン性高分子を使用した一時的結合
WO2019118660A1 (en) 2017-12-15 2019-06-20 Corning Incorporated Method for treating a substrate and method for making articles comprising bonded sheets
EP3531195A1 (de) 2018-02-27 2019-08-28 Carl Zeiss Vision International GmbH Brillenglas umfassend wenigstens eine nanostrukturierte und/oder mikrostrukturierte schicht
EP3543003A1 (de) 2018-03-23 2019-09-25 Carl Zeiss Vision International GmbH Brillenglasrohling sowie verfahren und vorrichtung zum herstellen eines brillenglases aus einem brillenglasrohling
EP3542956A1 (en) 2018-03-23 2019-09-25 Carl Zeiss Vision International GmbH Method for manufacturing spectacle lenses according to a prescription
EP3561581A1 (de) 2018-04-24 2019-10-30 Carl Zeiss Vision International GmbH Brillenglas mit photochromer beschichtung und verfahren zur herstellung desselben
EP3561576A1 (de) 2018-04-24 2019-10-30 Carl Zeiss Vision International GmbH Brillenglas umfassend wenigstens ein dünnstglas und verfahren zu dessen herstellung
CN108646322A (zh) * 2018-06-28 2018-10-12 江苏万新光学有限公司 一种止滑膜树脂镜片及其生产工艺
EP3812142A1 (de) 2019-10-23 2021-04-28 Carl Zeiss Vision International GmbH Verfahren zur herstellung eines brillenglases sowie ein erzeugnis umfassend ein brillenglas
WO2021232216A1 (en) 2020-05-19 2021-11-25 Carl Zeiss Vision International Gmbh Transparent article, in particular a spectacle lens, with antibacterial and/or antiviral properties and method for manufacturing thereof
WO2021232218A1 (en) 2020-05-19 2021-11-25 Carl Zeiss Vision International Gmbh Spectacle lens with antifogging properties
EP3928966A1 (en) 2020-06-26 2021-12-29 Carl Zeiss Vision International GmbH Method for manufacturing a coated lens
WO2022016482A1 (en) 2020-07-24 2022-01-27 Carl Zeiss Vision International Gmbh Spectacle lens with antibacterial and/or antiviral properties and method for manufacturing the same
WO2022099592A1 (en) 2020-11-13 2022-05-19 Carl Zeiss Vision International Gmbh Spectacle lens with antibacterial and/or antiviral properties and method for manufacturing thereof
WO2024219214A1 (ja) * 2023-04-17 2024-10-24 株式会社ニコン・エシロール 積層体、眼鏡レンズの製造方法

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2392768A (en) * 1942-06-18 1946-01-08 Libbey Owens Ford Glass Co Temporary protective coatings
US2536075A (en) * 1945-08-08 1951-01-02 Samuel W Macnutt Method for removing baked magnesium fluoride films from optical glass
SE435297B (sv) * 1975-08-22 1984-09-17 Bosch Gmbh Robert Optiska reflektorer framstellda genom att reflektorytan belegges med ett skyddsskikt
US4079739A (en) * 1976-12-27 1978-03-21 Kimberly-Clark Corporation Die-cut contoured catamenial napkin of multi-layered construction
JPS56138701A (en) * 1980-03-31 1981-10-29 Minolta Camera Co Ltd Antireflection film
US4410563A (en) 1982-02-22 1983-10-18 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Repellent coatings for optical surfaces
JPS60135167A (ja) 1983-12-24 1985-07-18 Masato Nishikata レンズの表面処理方法
DE3688604T2 (de) 1985-04-30 1993-10-28 Toray Industries Optisches Gerät und Verfahren zu dessen Herstellung.
GB8513794D0 (en) 1985-05-31 1985-07-03 Keene Int Ltd Fuel filter
FR2613275B1 (fr) 1987-03-30 1989-06-09 Essilor Int Procede et appareil pour coller un film protecteur sur une face d'une serie de lentilles ophtalmiques
US5328768A (en) * 1990-04-03 1994-07-12 Ppg Industries, Inc. Durable water repellant glass surface
JPH0458003A (ja) 1990-06-25 1992-02-25 Toshiba Corp タービン制御装置
US5680013A (en) * 1994-03-15 1997-10-21 Applied Materials, Inc. Ceramic protection for heated metal surfaces of plasma processing chamber exposed to chemically aggressive gaseous environment therein and method of protecting such heated metal surfaces
FR2722493B1 (fr) * 1994-07-13 1996-09-06 Saint Gobain Vitrage Vitrage hydrophobe multicouches
US5582907A (en) * 1994-07-28 1996-12-10 Pall Corporation Melt-blown fibrous web
DE69626891T2 (de) 1995-06-15 2004-02-05 Sumitomo Chemical Co., Ltd. Antireflex-Filter
US6183872B1 (en) * 1995-08-11 2001-02-06 Daikin Industries, Ltd. Silicon-containing organic fluoropolymers and use of the same
US6149750A (en) * 1995-09-18 2000-11-21 3M Innovative Properties Company Lens blank surface protection film
US5919563A (en) * 1995-09-18 1999-07-06 Minnesota Mining And Manufacturing Company Conformable tape for bonding a thermoplastic lens blocking material
JPH09258003A (ja) * 1996-03-22 1997-10-03 Sumitomo Chem Co Ltd 防汚性レンズ
JP3760528B2 (ja) * 1996-11-07 2006-03-29 ソニー株式会社 表示素子用フィルター
US5945462A (en) * 1997-10-02 1999-08-31 Loctite Corporation Temporary protective coatings for precision surfaces
JP4733798B2 (ja) 1998-01-31 2011-07-27 凸版印刷株式会社 防汚剤、防汚層の形成方法、光学部材、反射防止光学部材、光学機能性部材及び表示装置
FR2781491B1 (fr) * 1998-07-21 2002-12-20 Rhodia Chimie Sa Utilisation d'une composition silicone fonctionnalisee pour la realisation de revetement et/ou d'impregnation hydrophobe et/ou oleophobe, a faible energie de surface
US6296604B1 (en) * 1999-03-17 2001-10-02 Stereotaxis, Inc. Methods of and compositions for treating vascular defects
US6761784B1 (en) 1999-05-05 2004-07-13 Vision-Ease Lens, Inc. Temporary protective layer on polymeric articles
US6849328B1 (en) * 1999-07-02 2005-02-01 Ppg Industries Ohio, Inc. Light-transmitting and/or coated article with removable protective coating and methods of making the same
US6921579B2 (en) * 2000-09-11 2005-07-26 Cardinal Cg Company Temporary protective covers
FR2824821B1 (fr) 2001-05-17 2003-08-29 Essilor Int Procede de preparation d'un verre apte au debordage, verre ainsi obtenu et procede de debordage d'un tel verre
EP1401634B1 (en) * 2001-05-29 2006-10-04 Essilor International Compagnie Generale D'optique Method for transferring from a mold a hydrophobic top coat onto an optical substrate
US7196212B2 (en) 2001-10-05 2007-03-27 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Perfluoropolyether-modified silane, surface treating agent, and antireflection filter
US6884432B2 (en) * 2002-04-25 2005-04-26 Mayo Foundation For Medical Education And Research Blend, cross-linkable poly(propylene fumarate) for immobilization and controlled drug delivery

Also Published As

Publication number Publication date
FR2824821B1 (fr) 2003-08-29
CA2447530C (fr) 2011-07-12
KR100845789B1 (ko) 2008-07-11
BR0205388A (pt) 2003-06-10
US20080271844A1 (en) 2008-11-06
US7838068B2 (en) 2010-11-23
JP2005505427A (ja) 2005-02-24
US20030049370A1 (en) 2003-03-13
CA2447530A1 (fr) 2002-11-21
KR100845790B1 (ko) 2008-07-11
FR2824821A1 (fr) 2002-11-22
KR100845791B1 (ko) 2008-07-11
US20110033616A1 (en) 2011-02-10
US9278885B2 (en) 2016-03-08
AU2002313077B2 (en) 2007-08-30
US8962141B2 (en) 2015-02-24
DE60205479D1 (de) 2005-09-15
CN1463258A (zh) 2003-12-24
ATE301623T1 (de) 2005-08-15
PT1392613E (pt) 2005-11-30
EP1392613A1 (fr) 2004-03-03
US20120272800A1 (en) 2012-11-01
WO2002092524A1 (fr) 2002-11-21
CN1226216C (zh) 2005-11-09
KR20060116258A (ko) 2006-11-14
KR20070087006A (ko) 2007-08-27
ES2245403T3 (es) 2006-01-01
BR0205388B1 (pt) 2010-11-03
DE60205479T2 (de) 2006-05-18
EP1392613B1 (fr) 2005-08-10
KR20030023706A (ko) 2003-03-19
US8252368B2 (en) 2012-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4201603B2 (ja) トリミングに適したガラスの作製方法、それにより得られるガラスおよび該ガラスのトリミング方法
KR101764280B1 (ko) 향상된 내구성을 갖는 일시적 김서림-방지 코팅을 포함하는 광학 제품
KR101234691B1 (ko) 코팅된 광학렌즈의 초기 최외각 코팅층을 교체하거나 그위에 다른 코팅층을 침적시키는 방법
JP4495463B2 (ja) 眼用レンズの処理方法
KR101125627B1 (ko) 정전기 필름으로 피복된 안과용 렌즈 및 상기 렌즈를 에징하는 방법
CN103597377A (zh) 用于获得具有超级耐磨损特性的光学物品的方法,以及根据这样的方法制备的涂覆物品
KR20100054151A (ko) 렌즈를 에징하기 위해 오염-방지 코팅을 포함하는 렌즈의 표면을 처리하는 방법
FR2860303A1 (fr) Lentille ophtalmique recouverte d'un film electrostatique et procede de debordage d'une telle lentile.
US9625742B2 (en) Optical article comprising a precursor coating of an anti-fog coating and a temporary layer made of metal fluorides or compounds including magnesium and oxygen
CN106575048B (zh) 在其两面上具有不同的防污特性的眼镜片及制造方法
WO2024219214A1 (ja) 積層体、眼鏡レンズの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070410

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070628

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080916

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4201603

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term