JP4200467B1 - 総分岐鎖アミノ酸測定用液状試薬 - Google Patents
総分岐鎖アミノ酸測定用液状試薬 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】還元型色素を主成分とする第一試液と、ロイシンデヒドロゲナーゼを主成分とする第二試液とからなる総分岐鎖アミノ酸測定用試薬。好ましくは、第一試液がpH6.0〜8.0かつ、第一試液と第二試液の混合時のpHがpH7.5以上である。
【選択図】なし
Description
(1)液状試薬中での保存中の還元系色素の非特異的発色を抑制する。
(2)高精度測定が可能である。
(3)生体試料中のアスコルビン酸や乳酸デヒドロゲナーゼ(以下、LDH)の影響を回避する。
(4)還元系色素と生体試料中の蛋白質の影響を回避する。
一方、臨床検査施設では、多項目を測定し検体数も多いため、凍結乾燥品の溶解作業が負担になることが多く、使用時に試薬の調製が不要な溶液状態で長期間安定な測定用試薬の開発が望まれている。BTR測定用試薬に関しても同様であり溶液状態で長期間安定な測定用試薬の開発が望まれている。
特許文献1には、本願請求項3の一般式(1)に含有される化合物について開示されている。
特許文献2には、本願請求項3の一般式(1)に含有される化合物を用いた活性酸素の測定法について開示されている。
特許文献3には、テトラゾリウム化合物を予め前処理液に添加しておくことで生体試料中の還元物質の影響を回避すること、テトラゾリウム化合物は生体試料中の還元物質の影響を回避する目的に利用することが開示されている。
特許文献4には、テトラゾリウムから生じるホルマザンを予め前処理液に添加しておくことで生体試料中の還元物質の影響を回避することが開示されている。
これら、特許文献3および4は、テトラゾリウム塩を生体試料の前処理目的で使用するものであり、生体試料中の特定成分の発色定量用途に用いる本発明とは明らかに異なっている。
特許文献5には、テトラゾリウム塩をpH8.5〜11.0(好ましくは9.5〜10.5)の範囲で被検試料と接触させて使用することが開示されている。
特許文献6には、実施例にpHが記されており、実施例中にあるようにテトラゾリウム塩を含む試薬のpHをpH10.0とすることが開示されている。
特許文献5、6においては、テトラゾリウム塩を含有する試薬のpHがpH8.5以上であり、該pH溶液中でテトラゾリウム塩を保存した場合、保存中にテトラゾリウム塩の経日的な非特異的発色が顕著になることを本発明者らは確認している。
特許文献7および8には、テトラゾリウム塩を用いた乾式試薬について開示されているが、液状試薬におけるテトラゾリウム塩の安定性についえては言及されていない。また、実施形態についても乾式試薬であり、本発明の液状試薬とは明らかに異なっている。
特許文献9には、テトラゾリウム塩を用いた測定系において、試薬にアルブミンを添加することでヘモグロビンを含有する生体試料の影響を回避する方法について開示されている。
これら何れの文献においても、テトラゾリウム塩の液状試薬中での保存中の非特異的発色については、記載されていない。
(1)保存中に経日的に試薬ブランクが上昇する。
(2)生体試料中の成分の影響を受け易い。
(1)においては、吸光度測定における、感度低下、測定レンジ上限の低下等の問題が生じるため、測定に際し、毎回標準物質を測定し検量線を引き(以下キャリブレーションと言う)、非特異的に発色した色素の吸光量を差し引いておく必要性が生じる。また、測定感度が低下することにより生体試料中に微量しか存在しない測定対象物については、測定が困難になる。
(2)においては、テトラゾリウム塩を用いる酸化還元反応測定系では、特に、アスコルビン酸やグルタチオン、蛋白などの還元物質や、乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)などの酸化還元酵素の影響を受けることが大きな問題となっている。
すなわち、本発明は、以下の構成からなる。
[項1]
還元型色素を主成分とする第一試液と、ロイシンデヒドロゲナーゼを主成分とする第二試液とからなることを特徴とする総分岐鎖アミノ酸測定用試薬。
[項2]
第一試液がpH6.0〜8.0かつ、第一試液と第二試液の混合時のpHがpH7.5以上であることを特徴とする、項1記載の総分岐鎖アミノ酸測定用試薬。
[項3]
還元系色素が、一般式(1)で表される還元系色素である、項1または2に記載の総分岐鎖アミノ酸測定用試薬。
(式中、R1は水素、ニトロ基、または、メトキシ基、R2は水素またはニトロ基、R3はハロゲン、ニトロ基または、以下の式(2)で表されるアゾ化合物、R4は水素またはスルホ基、R5は水素または、スルホ基、R6は水素、ニトロ基、またはスルホ基、R7は水素または、スルホ基を示す。)
[項4]
還元系色素を含む第一試液に、アスコルビン酸オキシダーゼを含有する項1〜3のいずれかに記載の総分岐鎖アミノ酸測定用試薬。
[項5]
還元系色素を含む第一試液に、電子受容体を含有する項1〜4のいずれかに記載の総分岐鎖アミノ酸測定用試薬。
[項6]
還元系色素を含む第一試液に、電子受容体およびアスコルビン酸オキシダーゼを含有する項1〜5のいずれかに記載の総分岐鎖アミノ酸測定用試薬。
[1]精製水あるいは、生理食塩水と、
[2]1水準以上の濃度の標準物質または、標準溶液により行うのが好ましい。
本発明においては、保存による試薬ブランクの吸光度上昇による誤差を許容できる感度を有することが好ましい。より具体的には、保存によるブランク上昇度が、感度に対して10%以内であることが好ましい。
また、試薬の状態としては、凍結乾燥試薬(液状で不安定な酵素などを凍結乾燥しておき、使用時に溶解液と混合して用いる試薬)、ドライケミストリー試薬(分析に必要な全ての試薬が乾燥状態で用意されている試薬)、液状試薬が好適に用いられるが、特に液状試薬であることが好ましい。
すなわち、2ないし4のパーツで構成される液状試薬であることが好ましい。好ましくは2つのパーツで構成される液状試薬がよい。
本発明で用いられる酵素濃度としては、好ましくは、反応液中、0.01〜200U/L、さらには0.05〜100U/Lの濃度で用いられることがより好ましい。
具体的には、ニコチンアミド補酵素としては、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH:還元型、NAD:酸化型、以下同様)、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドホスフェイト(NADPH、NADP)、アセチルピリジンアデニンジヌクレオチド、アセチルピリジンアデニンジヌクレオチドホスフェイト、ニコチンアミドヒポキサンチンジヌクレオチド、あるいはニコチンアミドヒポキサンチンジヌクレオチドホスフェイト等が具体的に挙げられる。また、チオニコチンアミド補酵素としては、チオニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(チオNADH、チオNAD)、チオニコチンアミドアデニンジヌクレオチドホスフェイト(チオNADPH、チオNADP)、チオニコチンアミドヒポキサンチンジヌクレオチド、あるいはチオニコチンアミドヒポキサンチンジヌクレオチドホスフェイト、ニコチンアミド1,N6−エテノアデニンジヌクレオチド、ニコチンアミド1,N6−エテノアデニンジヌクレオチドホスフェイト、ピロロキノリンキノンおよび、フラビン化合物であるFAD、FMN等が挙げられる。
本発明試薬における、電子受容体の添加配置は、特に限定されないが、第一試液であることがより好ましい。
本発明で用いられる電子受容体としては、好ましくは、反応液中、0.01〜50mmol/L、さらには0.05〜10mmol/Lの濃度で用いられることがより好ましい。
テトラゾリウムおよびその化合物は、その主骨格である五環状中の窒素間の二重結合を形成するπ電子同士の結合が開裂することにより、ホルマザンへと導かれ、その際に生じる励起波長により発色する。
すなわち、本発明に用いられるテトラゾリウムおよびその化合物は、2−ベンゾチアゾチアゾリル−3−(4−カルボキシ−2−メトキシフェニル)−5−[4−(2−スルフォエチルカルバモイル)フェニル]−2H−テトラゾリウム、2,2’−ジベンゾチアゾリル−5,5’−ビス[4−ジ(2−スルホエチル)カルバモイルフェニル]−3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレン)ジテトラゾリウム、ジナトリウム塩、2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩、2−(4−ヨードフェニル)−3−(2,4−ジニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩、2−(4−ニトロ、2−メトキシフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩、3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフェニル−2H−テトラゾリウム塩、2−(4−ニトロフェニル)−5−フェニル−3−[4−(4−スルホフェニルアゾ)−2−スルホフェニル]−2H−テトラゾリウム塩、2,5−ジ(4−ニトロフェニル)−3−[4−(4−スルホフェニルアゾ)−2−スルホフェニル]−2H−テトラゾリウム塩、2−(4−ニトロフェニル)−5−(2−スルホフェニル)−3−[4−(4−スルホフェニルアゾ)−2−スルホフェニル]−2H−テトラゾリウム塩であることが好ましい。
これらは反応液中、0.01〜50mmol/L、好ましくは0.05〜10mmol/Lの濃度で用いられることが好ましい。
該緩衝剤のpHは5〜10の範囲で調整されるが、還元系色素を含有する試薬のpHをpH5.5〜8.0、さらに好ましくはpH6.0〜8.0にすることが、還元系色素の非特異的発色抑制において好ましい。
還元系色素の発色の原理は、テトラゾリウムおよびその化合物の主骨格である五環状中の窒素間の二重結合を形成するπ電子同士の結合が開裂することにより、ホルマザンへと導かれ、その際に生じる励起波長により発色するという原理である。
非特異的発色における発色機構も同様であるが、本発明により、還元系色素を含有する試薬のpHをpH8.0未満、好ましくはpH6.0〜8.0、さらに好ましくはpH6.0〜7.5にすることにより、テトラゾリウムおよびその化合物の主骨格である五環状中の窒素間の二重結合を形成するπ電子同士の非特異的開裂を抑制し、それにより経時的な非特異的発色を抑制することが可能となる。
また、色素の安定化剤として、硫酸カリクスアレン(6)、硫酸カリクスアレン(8)等のカリクスアレン誘導体、およびG1αCD、G2αCD、G1βCD、G2βCD等のデキストリン類を使用する場合、非特異的発色抑制のために、還元系色素を含有する試薬とは別配置に添加することが好ましい。
キット1(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアー、LDH阻害剤を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素を含有する試薬
キット2(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアーを含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素、LDH阻害剤を含有する試薬
キット3(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、LDH阻害剤を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素、電子キャリアーを含有する試薬
キット4(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアー、LDH阻害剤を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素、電子受容体を含有する試薬
キット5(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼを含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素、電子キャリアー、LDH阻害剤を含有する試薬
キット6(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子キャリアー、アスコルビン酸オキシダーゼを含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素、電子受容体、LDH阻害剤を含有する試薬
キット7(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼ、LDH阻害剤を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素、電子受容体、電子キャリアーを含有する試薬
キット8(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼを含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素、電子キャリアー、LDH阻害剤、電子受容体を含有する試薬
キット9(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアー、LDH阻害剤、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する酵素を含有する試薬
キット10(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアー、生体試料の特定成分のBCAAに作用する脱水素酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する酵素、LDH阻害剤を含有する試薬
キット11(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、LDH阻害剤、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する酵素、電子キャリアーを含有する試薬
キット12(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアー、LDH阻害剤、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する酵素、電子受容体を含有する試薬
キット13(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する酵素、電子キャリアー、LDH阻害剤を含有する試薬
キット14(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子キャリアー、アスコルビン酸オキシダーゼ、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する酵素、電子受容体、LDH阻害剤を含含有する試薬
キット15(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼ、LDH阻害剤、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する酵素、電子受容体、電子キャリアーを含有する試薬
キット16(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼ、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する酵素、電子キャリアー、LDH阻害剤、電子受容体を含有する試薬
キット17(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアー、LDH阻害剤、生体試料中のBCAAに作用する酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素を含有する試薬
キット18(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアー、生体試料中のBCAAに作用する酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、LDH阻害剤を含有する試薬
キット19(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、LDH阻害剤、生体試料中のBCAAに作用する酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、電子キャリアーを含有する試薬
キット20(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアー、LDH阻害剤、生体試料中のBCAAに作用する酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、電子受容体を含有する試薬
キット21(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、生体試料中のBCAAに作用する酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、電子キャリアー、LDH阻害剤を含有する試薬を含有する試薬
キット22(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子キャリアー、アスコルビン酸オキシダーゼ、生体試料中のBCAAに作用する酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素電子受容体、LDH阻害剤を含有する試薬
キット23(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼ、LDH阻害剤、生体試料中のBCAAに作用する酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、電子受容体、電子キャリアーを含有する試薬
キット24(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼ、生体試料中のBCAAに作用する酵素を含有する試薬
第二試液
生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、電子キャリアー、LDH阻害剤、電子受容体を含む試薬を含有する試薬
キット25(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアー、LDH阻害剤、生体試料中のBCAAに作用する酵素、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素を含有する試薬
第二試液
第一試液と第二試液の混合時のpHがpH7.5以上となるように調整された緩衝剤を含む試薬
キット26(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアー、生体試料中のBCAAに作用する酵素、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素を含有する試液
第二試薬
LDH阻害剤を含有する試薬
キット27(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、LDH阻害剤、生体試料中のBCAAに作用する、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水酵素を含有する試薬
第二試液
電子キャリアーを含有する試薬
キット28(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアー、LDH阻害剤、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、生体試料中のBCAAに作用する酵素を含有する試薬
第二試液
電子受容体を含有する試薬
キット29(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、生体試料中のBCAAに作用する酵素を含有する試薬
第二試液
電子キャリアー、LDH阻害剤を含有する試薬を含有する試薬
キット30(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子キャリアー、アスコルビン酸オキシダーゼ、生体試料中のBCAAに作用する酵素、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素を含有する試薬
第二試液
電子受容体、LDH阻害剤を含有する試薬
キット31(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼ、LDH阻害剤、生体試料中のBCAAに作用する酵素を含有する試薬、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素を含有する試薬
第二試液
電子受容体、電子キャリアーを含有する試薬
キット32(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼ、生体試料中のBCAAに作用する酵素、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素を含有する試薬
第二試液
電子キャリアー、LDH阻害剤、電子受容体を含む試薬を含有する試薬
キット33(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアー、LDH阻害剤を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する酵素、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素を含有する試薬
キット34(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアーを含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、LDH阻害剤を含有する試薬
キット35(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼ、LDH阻害剤を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、キャリアーを含有する試薬
キット36(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼ、電子キャリアー、LDH阻害剤を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、電子受容体を含有する試薬
キット37(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子受容体、アスコルビン酸オキシダーゼを含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、電子キャリアー、LDH阻害剤を含有する試薬を含有する試薬
キット38(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、電子キャリアー、アスコルビン酸オキシダーゼを含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、電子受容体、LDH阻害剤を含有する試薬
キット39(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼ、LDH阻害剤を含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、電子受容体、電子キャリアーを含有する試薬
キット40(第一試液と第二試液混合時のpH:pH7.5以上)
第一試液(pH6.0〜8.0)
テトラゾリウム塩、アスコルビン酸オキシダーゼを含有する試薬
第二試液
生体試料中のBCAAに作用する脱水素酵素、生体試料のBCAAの派生物に作用する脱水素酵素、電子キャリアー、LDH阻害剤、電子受容体を含む試薬を含有する試薬
[2]1水準以上の濃度の標準物質または、標準溶液により行うのが好ましい。
[1]1ポイント法;試薬を添加し、一定時間後の吸光度を測定するエンドポイント法
[2]2ポイント法;測光ポイントを変えて2回測定し、差の吸光度を求めるエンドポイント法
[3]レート法;指定された測光ポイント間の単位時間あたりの吸光度変化を求める方法
本実施例で用いる酵素としては、以下が挙げられるが、これに限定されるものではない。
ロイシンデヒドロゲナーゼとしては、Bacillus SP、Bacillus stearothermophilus由来のものが、東洋紡社、ユニチカ社より入手できる。ジアホラーゼとしては、起源として、例えばClostridium SP、Bacillus stearothermophilusがあげられ、東洋紡社、ユニチカ社より入手できる。また、本発明では生体試料中のアスコルビン酸の影響を回避する目的で、アスコルビン酸オキシダーゼを含有してよく、Cucumis SPやCucuribita SP由来のものが、東洋紡社、ロシュ社、旭化成社より入手できる。
下記組成からなる総分岐鎖アミノ酸(以下BCAA)測定試薬を調製した(比較例6のみ1,5−アンヒドロ−D−グルシトール(1,5−AG)測定試薬)。
第一試薬(pH6.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 20g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH6.5)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 10g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(ロシュ社製) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスル
ホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社) 15g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(日本油脂株式会社) 25g/L
ジアホラーゼ(ユニチカ社製) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(日本油脂株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.5)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ナカライテスク株式会社)5g/L
1−M−PMS 0.1μmol/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ナカライテスク株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH8.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ナカライテスク株式会社)5g/L
1−M−PMS 0.1μmol/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ナカライテスク株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH8.2)
Bicine緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンp−t−オクチルフェニルエーテル(ナカライテスク株式会社) 20g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH8.2)
Bicine緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンp−t−オクチルフェニルエーテル(ナカライテスク株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 100U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンp−t−オクチルフェニルエーテル(ナカライテスク株式会社) 20g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬(pH8.2)
Bicine緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンp−t−オクチルフェニルエーテル(ナカライテスク株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 100U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ナカライテスク株式会社)1g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬(pH8.5)
Bicine緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ナカライテスク株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 100U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
N,N−Bis(3−D−gluconamidopropyl)cholamide(同仁化学株式会社) 20g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
N,N−Bis(3−D−gluconamidopropyl)cholamide(同仁化学株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 100U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
n−Octanoyl−N−methyl−D−glucamine(同仁化学株式会社) 20g/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
第ニ試薬(pH9.5)
CHES緩衝液 150mmol/L
n−Octanoyl−N−methyl−D−glucamine(同仁化学株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 100U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第一試薬(pH6.8)
緩衝液
ADP依存性ヘキソキナーゼ 3U/mL
ジアホラーゼ 9U/mL
アデノシン−5’−二リン酸(ADP) 0.4mmol/L
酸化型NADP+ 9.2mmol/L
第ニ試薬(pH8.7)
緩衝液
AG−6−リン酸デヒドロゲナーゼ 80U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
日立7180形自動分析機を用いた。試料1.8μL(比較例6のみ2.0μL)に第一試薬 120μL添加し37℃にて5分間インキュベーションし第一反応とした。その後第二試薬を40μL添加し5分間インキュベーションし第二反応とした。第一反応および第二反応の吸光度を液量補正した各吸光度の差をとる2ポイントエンド法で測定波長は、実施例1〜6および比較例1〜6試薬全て主波長450nmにおける吸光度を測定した。
還元系色素が第一試液に含まれる実施例1〜6では試薬ブランクの上昇が18mABS以下であったのに対し、還元系色素が第二試液に含まれる比較例1〜6では40mABS以上であった。(特に、実施例3と比較例4では、第一試液、第二試液のpHが同じ条件で比較している。)
下記組成からなる総分岐鎖アミノ酸(以下BCAA)測定試薬を調製した。
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 20g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH8.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 10g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(ロシュ社製) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスル
ホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH8.5)
TAPS緩衝液 160mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社) 15g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 160mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(日本油脂株式会社) 25g/L
ジアホラーゼ(ユニチカ社製) 10U/mL
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 154mmol/L
ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル(日本油脂株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ナカライテスク株式会社)5g/L
1−M−PMS 0.1μmol/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ナカライテスク株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ナカライテスク株式会社)5g/L
1−M−PMS 0.1μmol/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.5)
CHES緩衝液 141mmol/L
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ナカライテスク株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 10g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(ロシュ社製) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスル
ホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH10.0)
CAPSO緩衝液 133mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 10g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(ロシュ社製) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスル
ホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH10.0)
CAPSO緩衝液 118mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 10g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(ロシュ社製) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスル
ホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH7.5)
TES緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 10g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(ロシュ社製) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社製DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスル
ホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH8.0)
TAPS緩衝液 154mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
標準液の感度(mABS)=標準液の吸光度(mABS)−試薬ブランクの吸光度(mABS)
日立7180形自動分析機を用いた。試料1.8μLに第一試薬 120μL添加し37℃にて5分間インキュベーションし第一反応とした。その後第二試薬を40μL添加し5分間インキュベーションし第二反応とした。第一反応および第二反応の吸光度を液量補正した各吸光度の差をとる2ポイントエンド法で測定波長は、実施例7〜14および、比較例6、7試薬全て主波長450nmにおける吸光度を測定した。
第一試薬と第二試薬の混合時のpHが7.5以上である実施例7〜14では、感度が150mABS以上であったのに対し、第一試薬と第二試薬の混合時のpHが7.5未満である比較例7、8では感度が140mABS程度以下であった。
また、第一試薬と第二試薬の混合時のpHが7.5を越えて高くなるにつれて、感度がより高くなった。
表3における実施例1〜6および比較例1〜6は、表1のそれと同じである。
表3にはさらに、上記結果から求められる、感度に対する試薬ブランク上昇度の数値を記載した。
本発明において、ノンキャリブレーション測定での高精度かつ安定な測定を実現するためには、保存によるブランク上昇度が、感度に対して10%以内であることが好ましい。
表3からわかるように、還元系色素が第一試液に配置されている実施例1〜6では、保存によるブランク上昇度が感度に対して10%以内であるのに対し、還元系色素が第二試液に配置されている比較例1〜6では、感度に対する保存ブランクの上昇度が18〜72%と高い。比較例1〜6に代表される様に、35℃・7日間の保存において、保存ブランクの上昇度が感度に対して10%を上回る試薬組成においては、ノンキャリブレーション測定においても35℃・7日保存と同様に経日的にブランク上昇が起こり、保存ブランクの上昇度が許容できなくなる。
第一試薬と第二試薬の混合時のpHについては、表2および図2のところで述べたように、pHが7.5を越えて高くなるにつれて、感度がより高くなった。
一方、データの記載はしていないが、反応pHがpH7.5以下、特にpH7.0以下である場合には、還元系色素の感度が下がり、かつ本発明で用いられるロイシンデヒドロゲナーゼの酵素活性が低下し、本発明における(式(3))で表される反応が遅くなる。そのため、測定の安定性、高精度性が損なわれる。
よって、第一試液と第二試液の混合時のpH、つまり反応時のpHとしては、pH7.5以上、より好ましくは、pH7.5〜pH10.0、さらに好ましくはpH7.5〜pH9.5、さらに好ましくは、pH8.0〜9.5であることが好ましい。
また、pH5.5未満では、緩衝能のすぐれたグッドバッファーが存在しないため、長期保存における酵素、色素の安定性が問題となる。
また、本発明で好適に用いられる電子キャリアーとしてジアホラーゼがあるが、該酵素を還元系色素を含有する試液中に保存する場合、pH6.0未満では、著しく保存安定性が低下する。また、本発明において、生体試料中のアスコルビン酸の影響を回避する目的で好適に用いられるアスコルビン酸オキシダーゼは、還元系色素を含有する第一試液に添加することが好適であるが、pH6.0未満においては、液状での保存安定性が著しく低下する。
よって、本発明において、還元系色素の非特異的発色による試薬ブランクの上昇を抑制するためには、還元系色素を含有する第一試薬のpHがpH5.5〜8.0、好ましくは、pH6.0〜8.0であることが好ましい。
下記組成からなる総分岐鎖アミノ酸(以下BCAA)測定試薬を調製した。
(実施例15)反応pH8.0
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 10g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 10g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
[1]酵素試薬BR1
1−メトキシ−5−メチルフェナジウムメチルサルフェイト
ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド
[2]酵素溶解液BR1
トリス−塩酸緩衝液(pH7.5)
[3]酵素試薬BR2
ロイシンデヒドロゲナーゼ
[4]酵素溶解液BR2
3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフェニル−2Hテトラゾリウムブロミド
第一試薬:[1]を[2]で溶解した試液(pH7.5)
第二試薬:[3]を[4]で溶解した試薬
日立7180形自動分析機を用いた。試料1.8μL(比較例10は1.7μL)に第一試薬を120μL添加し、37℃にて5分間インキュベーションし第一反応とした。その後第二試薬を40μL(比較例10は30μL)添加し5分間インキュベーションし第二反応とした。第一反応および第二反応の吸光度を液量補正した各吸光度の差をとる2ポイントエンド法を用い、測定波長は、実施例15および比較例9の両試薬については、主波長450nmにおける吸光度を、比較例10は主波長570nmにおける吸光度を測定した。
比較例9、10は経時的に非特異的発色による試薬ブランクの上昇が見られ、10週間目の段階で、非特異的発色による試薬ブランク上昇度は、スタート時と比較し比較例9では98.9mABS、比較例10では20.1mABSであるのに対し、実施例15は経時的な非特定的発色は見られず、10週間目の段階での非特異的発色による試薬ブランク上昇度もスタート時と比較し3.6mABS程度と良好であり、本法の有用性が示された。
下記組成からなる総分岐鎖アミノ酸(以下BCAA)測定試薬を調製した。
なお、実施例15と16、比較例9と11、比較例10と12は同じ試薬である。
(実施例16)
第一試薬(pH7.0)反応pH8.0
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社)20g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社)1g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社)20g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
[1]酵素試薬BR1
1−メトキシ−5−メチルフェナジウムメチルサルフェイト
ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド
[2]酵素溶解液BR1
トリス−塩酸緩衝液(pH7.5)
[3]酵素試薬BR2
ロイシンデヒドロゲナーゼ
[4]酵素溶解液BR2
3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフェニル−2Hテトラゾリウムブロミド
第一試薬:[1]を[2]で溶解した試液(pH7.5)
第二試薬:[3]を[4]で溶解した試薬
日立7180形自動分析機を用いた。試料1.8μL(比較例12は1.7μL)に第一試薬を120μL添加し、37℃にて5分間インキュベーションし第一反応とした。その後第二試薬を40μL(比較例12は30μL)添加し5分間インキュベーションし第二反応とした。第一反応および第二反応の吸光度を液量補正した各吸光度の差をとる2ポイントエンド法を用い、測定波長は、実施例16および比較例11の両試薬については、主波長450nmにおける吸光度を、比較例12は主波長570nmにおける吸光度を測定した。
精製水、500μmol/L L−イソロイシン水溶液を2重測定し、500μmol/L L−イソロイシン水溶液測定吸光度から精製水測定吸光度を差引いた吸光度(感度)を算出し、補正を行った。
比較例11は還元系色素の経日的な非特異的発色の影響により、血清測定値が上昇していく。一方、凍結乾燥品である比較例12については、4週目までは、還元系色素の経日的な非特異的発色の影響により血清測定値が上昇し、その後、酵素の保存安定性が低下するため、血清測定値が低下する。
実施例16については経時的な血清値の変動は見られず、ノンキャリブレーションでの高精度かつ長期安定な測定が可能であることを示している。
(実施例17)反応pH8.0
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 1g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 5g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 10g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社)15g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社)20g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社)30g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社) 1g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社) 5g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社) 10g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社)15g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社)20g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社)30g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本油脂株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 1g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 5g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 10g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社)15g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社)20g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社)30g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社) 1g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 1U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm)0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社) 1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
日立7180形自動分析機を用いた。試料1.8μLに第一試薬 120μL添加し37℃にて5分間インキュベーションし第一反応とした。その後第二試薬を40μL添加し5分間インキュベーションし第二反応とした。第一反応および第二反応の吸光度を液量補正した各吸光度の差をとる2ポイントエンド法で測定波長は、実施例17〜34および比較例13の何れの試薬とも主波長450nmにおける吸光度を測定した。
結果より、テトラゾリウム塩を含有する試薬に界面活性剤を添加しない場合(比較例13)においては、真値に対して測定値が低値化するのに対して、テトラゾリウム塩を含有する試薬に界面活性剤を含有する試薬(実施例17〜34)では、真値に対し、良好な測定値であった。測定値の低下は、還元系色素と試料中のアルブミン等のタンパク質との作用により還元系色素の発色吸光度が低下することに起因している。実施例17〜34に示したように、ホルマザン色素と試料中のアルブミン等の蛋白質の作用による吸光度の低下を抑制するために、本発明においては、還元系色素を含む試薬に界面活性剤を0.1重量%以上、好ましくは0.5重量%以上含有させることが好ましい。
したがって、還元系色素への生体試料中の蛋白質の作用による吸光度低下を抑制するために、還元系色素を含有する試液への界面活性剤の添加濃度としては、0.1〜5.0重量%、好ましくは、0.1〜3.0重量%、さらに好ましくは0.5〜3.0重量%、さらに好ましくは1.0〜3.0重量%であることが好ましい。
下記組成からなる総分岐鎖アミノ酸(以下BCAA)測定試薬を調製した。
(実施例35)反応pH8.0
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社)20g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
QAPトロールIIX(シスメックス社):L−イソロイシン溶液(5000μmol/L)=9:1の混合溶液に、アスコルビン酸を試料中に終濃度0mg/dL、20mg/dL、40mg/dL、60mg/dL、80mg/dL、100mg/dLとなるように添加した試料。
日立7180形自動分析機を用いた。試料1.8μLに第一試薬 120μL添加し37℃にて5分間インキュベーションし第一反応とした。その後第二試薬を40μL添加し5分間インキュベーションし第二反応とした。第一反応および第二反応の吸光度を液量補正した各吸光度の差をとる2ポイントエンド法で測定波長は、主波長450nmにおける吸光度を測定した。
試料中のL−イソロイシン濃度を以下のキャリブレーション法の結果より算出した。
試料中のイソロイシン濃度(μmol/L)=(試料の測定吸光度)/(500μmol/L L−イソロイシン水溶液の測定吸光度)×(500μmol/L)
精製水、500μmol/L L−イソロイシン水溶液を2重測定し、500μmol/L L−イソロイシン水溶液測定吸光度から精製水測定吸光度を差引いた吸光度(感度)を算出し、補正を行った。
下記組成からなる総分岐鎖アミノ酸(以下BCAA)測定試薬を調製した。
(実施例36)
反応pH8.0
第一試薬(pH7.0)
PIPES緩衝液 50mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社)20g/L
アスコルビン酸オキシダーゼ(東洋紡社製ASO−311) 5U/mL
酸化型NAD 10mmol/L
ジアホラーゼ(東洋紡社性DAD−301) 10U/mL
オキサミド酸ナトリウム 10mM
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩(λmax=438nm) 0.5mmol/L
第ニ試薬(pH9.0)
TAPS緩衝液 150mmol/L
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(花王株式会社)1g/L
ロイシンデヒドロゲナーゼ(東洋紡社製LED−201) 70U/mL
L−イソロイシン(500μmol/L)と乳酸(20mM)を含む混合溶液に、乳酸デヒドロゲナーゼを試料中に終濃度0u/L、2000u/L、4000u/L、6000u/L、8000u/L、10000u/Lとなるように添加した試料。
日立7180形自動分析機を用いた。試料1.8μLに第一試薬 120μL添加し37℃にて5分間インキュベーションし第一反応とした。その後第二試薬を40μL添加し5分間インキュベーションし第二反応とした。第一反応および第二反応の吸光度を液量補正した各吸光度の差をとる2ポイントエンド法で測定波長は、主波長450nmにおける吸光度を測定した。
試料中のL−イソロイシン濃度を以下のキャリブレーション法の結果より算出した。
試料中のイソロイシン濃度(μmol/L)=(試料の測定吸光度)/(500μmol/L L−イソロイシン水溶液の測定吸光度)×(500μmol/L)
精製水、500μmol/L L−イソロイシン水溶液を2重測定し、500μmol/L L−イソロイシン水溶液測定吸光度から精製水測定吸光度を差引いた吸光度(感度)を算出し、補正を行った。
Claims (4)
- 2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩とジアホラーゼを含む第一試液と、ロイシンデヒドロゲナーゼを含む第二試液とからなり、第一試液がpH6.0〜8.0かつ、第二試液がpH8.0〜10.0であり、さらに第一試液と第二試液の混合時のpHがpH7.6〜9.5であることを特徴とする自動分析機用総分岐鎖アミノ酸測定用試薬。
- 2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩を含む第一試液に、アスコルビン酸オキシダーゼを含有する請求項1に記載の総分岐鎖アミノ酸測定用試薬。
- 2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩を含む第一試液に、電子受容体を含有する請求項1〜2のいずれかに記載の総分岐鎖アミノ酸測定用試薬。
- 2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−(2,4−ジスルホフェニル)−2H−テトラゾリウム塩を含む第一試液に、電子受容体およびアスコルビン酸オキシダーゼを含有する請求項1〜3のいずれかに記載の総分岐鎖アミノ酸測定用試薬。
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