Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP4295451B2 - 人体用害虫忌避組成物 - Google Patents

人体用害虫忌避組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP4295451B2
JP4295451B2 JP2001198029A JP2001198029A JP4295451B2 JP 4295451 B2 JP4295451 B2 JP 4295451B2 JP 2001198029 A JP2001198029 A JP 2001198029A JP 2001198029 A JP2001198029 A JP 2001198029A JP 4295451 B2 JP4295451 B2 JP 4295451B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pest repellent
repellent composition
human body
composition
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001198029A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003012414A (ja
Inventor
克好 加百
輝樹 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Earth Chemical Co Ltd filed Critical Earth Chemical Co Ltd
Priority to JP2001198029A priority Critical patent/JP4295451B2/ja
Publication of JP2003012414A publication Critical patent/JP2003012414A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4295451B2 publication Critical patent/JP4295451B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用感がよく、N,N−ジエチル−m−トルアミド(以下、ディートとも言う)の害虫忌避効果を持続させた人体用害虫忌避組成物に関する。
【0002】
【従来技術】
蚊やブヨなどの刺咬性害虫からの被害を防ぐために、ディートを含有させた人体用害虫忌避組成物が開発されている。ところがディートは揮発しやすいことから、人体に施した場合に害虫忌避効果が持続しないという欠点があった。
そこで害虫忌避効果を持続させるために、シリコーン油や脂肪酸等を用いることが知られている。しかしディートと共に用いて人体に施した際に、施した部位が油っぽい、べたつく等の問題があり、使用感が悪く改良の余地があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記のような状況に鑑みて、使用感がよく、ディートの害虫忌避効果を持続させた人体用害虫忌避組成物(以下、害虫忌避組成物とも言う)を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、ディートと共にラウリン酸ヘキシルを用いることが有効であることを見出し本発明に至った。すなわち本発明は、以下の構成により達成されるものである。
(1)N,N−ジエチル−m−トルアミドとラウリン酸ヘキシルとを含有させたことを特徴とする人体用害虫忌避組成物。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられるラウリン酸ヘキシルは、組成物全量に対して0.05〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%となるように含有させればよい。0.05重量%より少ない量では、ディートの害虫忌避効果を充分に得ることができず、一方、10重量%より多い量では、油っぽく、べたつきが生じることがあるので好ましくない。
【0006】
本発明の効果を充分に発揮させるには、重量比でラウリン酸ヘキシルをディート1に対して0.1〜1、好ましくは0.1〜0.5の割合で含有させるのがよい。
本発明に用いられるディートは、組成物全量に対して0.5〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%となるように含有させればよい。
【0007】
本発明の害虫忌避組成物は、スプレー(エアゾールやポンプ)、ローション、クリーム、ロールオン、ウェットティッシュ、タオル、塗布栓等の形態に調製して用いることができる。この他にも、噴射剤と害虫忌避組成物とを別々にしておき、使用時その噴射圧で組成物を噴射する隔離式噴射装置とすることもできる。これらのなかで好ましい形態としてはスプレーが挙げられる。例えばエアゾールとするには、本発明の害虫忌避組成物を噴射剤と共にエアゾール容器に加圧充填すればよい。噴射剤としては、液化石油ガス、プロパン、プロピレン、n−ブタン、イソブタン、n−ブチレン、イソブチレン、ブタジエン、n−ペンタン、イソペンタン、ジメチルエーテル、炭酸ガス、窒素ガス、圧縮ガス、フロン代替ガス、等が例示できる。そして1.5〜10kg/cm2程度の圧力を加えて容器に充填することができる。またポンプとするには、汎用のポンプディスペンサーに本発明の害虫忌避組成物を収納すればよい。
【0008】
本発明の害虫忌避組成物を上記の各種形態のものとして調製するには、適切な担体、各種成分等を目的とする形態に合わせて単独又は2種以上を選択して用いて行う。
【0009】
具体的には、水、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、各種変性アルコール、エーテル類、パラフィン類、イソ−又はノルマル−ペンタン、ヘキサン、シリコーン、等の液体;ソルビタントリオレート、ポリオキシエチレンモノオレート、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、トリポリオキシエチレンアルキルエーテル、1,3−ブチレングリコール、デカグリセリンモノオレート、ジオレイン酸プロピレングリコール、ポリオキシエチレンステアリン酸アミド、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、グリセリン脂肪酸エステル、ステアリルアルコール、ポリビニルピロリドン、ラノリン脂肪酸、等の界面活性剤;ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、ケイソウ土、セリサイト、マイカ、カオリン、モンモリナイト、クレー、タルク、ベントナイト、バーミキュライト、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、窒化ホウ素、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、低次酸化チタン、タングステン酸金属塩、ハイドロキシアパタイト、ゼオライト、セラミックスパウダー、クロルヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、塩基性臭化アルミニウム、塩基性ヨウ化アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウムジルコニウム、硫酸亜鉛、塩基性乳酸アルミニウム亜鉛、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ベンカラ、黒酸化鉄、黄酸化鉄、酸化クロム、水酸化クロム、カラミン、カーボンブラック、ナイロン、ポリエチレン、シリコーン、シルクパウダー、アルケニルコハク酸デンプン、さらにはこれらの複合体、等の粉体;等が例示できる。
【0010】
この他にも本発明の害虫忌避組成物には、必要に応じて、2−エチル−1,3−ヘキサジオール、ブチル3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−オキソ−2H−ピラン−6−カルボキシレート、n−ヘキシルトリエチレングリコールモノエーテル、メチル6−n−ペンチル−シクロヘキセン−1−カルボキシレート、ジメチルフタレート、ユーカリプトール、α−ピネン、ゲラニオール、シトロネラール、カンファー、リナロール、テルペノール、カルボン、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジブチル、ナフタレン、桂皮、樟脳、レモングラス、クローバ、タチジャコウソウ、ジェラニウム、ベルガモント、月桂樹、松、アカモモ、ベニーロイアル、ユーカリ、インドセダン、等の害虫忌避成分;天然ピレトリン、ピレトリン、アレスリン、フタルスリン、レスメトリン、フラメトリン、フェノトリン、ペルメトリン、シフェノトリン、プラレトリン、エトフェンプロックス、エンペントリン、トランスフルトリン、等のピレスロイド系殺虫化合物;メントール、ハッカオイル、ミントオイル、等の香料成分;フェノール、パラオキシ安息香酸エステル、サリチル酸及びその塩、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、等の殺菌・防腐成分;ソルビット、グリセリン、プロピレングリコール、モモエキス、アロエエキス、ヘチマエキス、等の保湿成分;パラアミノ安息香酸エチル、シノキサート、オキシベンゼン、等の紫外線吸収・遮断成分;クロルヒドロキシアルミニウム、アルミニウム・ジルコニウムクロルヒドレート、等の制汗・消臭成分;色素成分;制汗成分;等を含有してもよい。
【0011】
【実施例】
以下に実施例によって本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0012】
使用感の評価
表1に記載した害虫忌避組成物(エアゾール)を調製し、モニター10名の腕に約5秒間噴射し、使用感を5段階(5:非常に良い、4:良い、3:ふつう、2:悪い、1:非常に悪い)で評価した。ただし、ベタツキ感は少ないほど使用感が良いものとする。
【0013】
【表1】
Figure 0004295451
【0014】
試験の結果は表2に示したとおり、ラウリン酸ヘキシルを含有させた本発明の害虫忌避組成物を用いた実施例1〜3は、ミリスチン酸イソプロピルを用いた比較例1〜2と比べて、各評価項目及び総合評価において評価点が高く使用感に優れていた。
【0015】
【表2】
Figure 0004295451
【0016】
忌避効果の評価
表1に記載した実施例3の組成物をモニターの前腕5cm×5cmに約5秒間噴射塗布した。そしてヒトスジシマカ雌成虫50匹を入れた60cm×60cm×45cmのケージに前腕を入れ、腕にランディングしたヒトスジシマカの数を観察した。その結果に基づいて、A;コントロール(エアゾールを塗布しない場合)のランディング数、B;実施例3のランディング数、として次式により忌避率(%)を算出した。
【0017】
【数1】
忌避率(%)=(A−B)÷A×100
【0018】
また比較例3として、実施例3の組成物からラウリン酸ヘキシルを除いた害虫忌避組成物を用いて同様の試験を行った。
【0019】
試験の結果は表3に示したとおり、ラウリン酸ヘキシルを用いることにより、ディートによる忌避効果が持続することが明らかとなった。
【0020】
【表3】
Figure 0004295451
【0021】
【発明の効果】
本発明によって、使用感がよく、ディートの害虫忌避効果を持続させた人体用害虫忌避組成物を提供することができる。

Claims (1)

  1. N,N−ジエチル−m−トルアミドとラウリン酸ヘキシルとを含有させたことを特徴とする人体用害虫忌避組成物。
JP2001198029A 2001-06-29 2001-06-29 人体用害虫忌避組成物 Expired - Fee Related JP4295451B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001198029A JP4295451B2 (ja) 2001-06-29 2001-06-29 人体用害虫忌避組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001198029A JP4295451B2 (ja) 2001-06-29 2001-06-29 人体用害虫忌避組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003012414A JP2003012414A (ja) 2003-01-15
JP4295451B2 true JP4295451B2 (ja) 2009-07-15

Family

ID=19035540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001198029A Expired - Fee Related JP4295451B2 (ja) 2001-06-29 2001-06-29 人体用害虫忌避組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4295451B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022920A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Suzuki Yushi Kogyo Kk 害虫忌避剤組成物
JP4666514B2 (ja) * 2006-07-20 2011-04-06 リンテック株式会社 シート剥離装置及び剥離方法
JP5344333B2 (ja) * 2007-01-09 2013-11-20 アース製薬株式会社 エアゾール組成物
JP6078424B2 (ja) * 2013-06-24 2017-02-08 ピアス株式会社 害虫忌避用組成物
JP7261058B2 (ja) * 2019-03-28 2023-04-19 株式会社ダイゾー 発泡性エアゾール組成物
JP2023103650A (ja) 2022-01-14 2023-07-27 フマキラー株式会社 人体用害虫忌避剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003012414A (ja) 2003-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6078229B2 (ja) 圧縮ガスエアロゾルとして投与するのに適した溶媒和活性剤を含有する組成物
EP1744632B1 (en) Insecticidal compositions and methods of using same
JP4295451B2 (ja) 人体用害虫忌避組成物
JP4402348B2 (ja) エアゾール組成物
JP3920452B2 (ja) 害虫忌避エアゾール
JP4339436B2 (ja) 殺ダニ剤及び殺ダニスプレー
JP4731036B2 (ja) 殺ダニ用精油混合物、殺ダニ剤及び殺ダニスプレー
JP4338272B2 (ja) 腹足類駆除剤
JP4247505B2 (ja) 害虫忌避組成物
JP4627634B2 (ja) 屋内塵性ダニ忌避剤
JP6214135B2 (ja) 人体用害虫忌避エアゾール剤、及びこれを用いた害虫忌避並びに冷感の付与方法。
JP2003160413A (ja) 人体用害虫忌避組成物
JP3405833B2 (ja) 人体用害虫忌避組成物
JP4340015B2 (ja) 害虫忌避剤
JP2003040703A (ja) 人体用害虫忌避剤
JP3934193B2 (ja) 害虫忌避エアゾール
US2952584A (en) Treatment of cattle
JPH11315003A (ja) 害虫忌避組成物
JP3877384B2 (ja) 粉体含有スプレー組成物
JP2000281509A (ja) 蒸散性殺ダニ剤
JP2000119107A (ja) 殺ダニ剤
JP2004143085A (ja) 害虫忌避エアゾール
JP2003192503A (ja) 人体用害虫忌避組成物及び人体用害虫忌避エアゾール組成物
JP2003026523A (ja) 吸血害虫から体表を保護する方法及び吸血害虫の忌避方法
JPH11302102A (ja) 害虫忌避組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060313

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20081222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090410

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4295451

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150417

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees