JP4294835B2 - 樹脂成形品の製法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、樹脂成形品の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図15、図16に示すような外径約30mm程度の合成樹脂製のカラー1'がある。このカラー1'を射出成形により製作する場合、次の問題がある。カラー1'の中心部には、中心軸線O−Oを中心して高精度を要求される穴2を形成することが要求されている。しかし、図16において、該穴2の近傍外側には厚肉部1aがあり、厚さが寸法tの大きさで、一定であるが、この厚肉部1aのさらに外側は厚さが一定ではない。
【0003】
例えば、図15において、中心軸線O−Oを中心として、任意の方向O−Bでは穴3があるため該中心軸線上での厚さがゼロになる。また、他の任意の方向O−Cでは肉抜き用の凹部4があるため厚さが薄くなり、外縁部近傍で再び厚さが寸法tの大きさになっている。他の任意の方向についても、穴5、凹部4等があるため、肉厚が一定ではない。
【0004】
このような製品の形状特性から、該カラー1'を1回の射出により成形すると、ヒケが発生して穴2の内径部について、真円度、垂直度等の寸法精度が出ないという問題がある。因みに、真円度に関しては穴2がいびつになるし、垂直度に関しては、穴2が中膨らみの太鼓状の形状となる。
【0005】
また、注湯方向が中心軸線O―Oと直交する2方向からであるため、各方向からの樹脂の合流部に樹脂の結合によるウエルドラインが発生する。このウエルドラインは、穴2の内径部にも発生するため、該カラー1'の穴2を機械装置等の軸に圧入すると圧入強度の不足からウエルドラインに沿って割れてしまうという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、製品の形状特性に因る、ヒケによって穴の内径部について寸法精度がでないという問題を解消し、高精度で強度を有する樹脂成形品を得ることのできる樹脂成形品の製法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、以下の構成とした。
(1). 高精度を要求される内径部をもつ穴を有し、該穴の近傍外側には該穴の中心軸線方向に厚みを有する厚肉部があり、この厚肉部の該中心軸線方向での厚さが該中心軸線を中心とする任意の方向で肉厚が一定ではない最終成形品を樹脂成形するにあたり、この最終成形品を内側層と外側層の2つに分かち、
前記内側層を、前記穴を含みヒケによる変形の少ない形状特性を有する筒状とし、
前記外側層を、該内側層の外側に形成されて前記内側層とは異なり該中心軸線を中心とする半径方向上の肉厚が全方位で不均一な部分を有する筒状とし、
前記内側層を先に成形固化させた後、該内側層の外側に前記外側層を、前記内側層と一体成形して前記最終成形品を得る樹脂成形品の製法とした(請求項1)。
(2). (1)記載の樹脂成形品の製法において、
軸部を第1の型で包囲して該軸部の軸長手方向から全周にわたり注湯して該軸部のまわりに筒状の前記内側層を形成した後、該軸部及び前記内側層を第2の型で包囲し、この内側層と前記第2の型との間の空隙部に樹脂を射出して前記内側層と一体的な前記外側層を形成して最終成形品を得ることとした(請求項2)。
(3). (2)記載の樹脂成形品の製法において、
前記第1の型が前記軸部の中心軸線方向と直交する方向で開閉し、
前記第2の型が前記軸部の中心軸線方向に開閉することとした(請求項3)。
(4). (1)乃至(3)の何れかに記載の樹脂成形品の製法において、
前記内側層が固化した後、前記外側層の射出を行なうこととした(請求項4)。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する例は、最終製品の形状が図15、図16に示すものであるが、本発明の実施にあたっては、この例に限ることはない。要は、筒状の内側層と、該内側層の外側に形成される外側層とに分けることができるような最終製品であれば、広く本発明を適用することができる。
【0009】
[1]本発明の基本原理
図1は前記図15、図2は前記図16にそれぞれ対応する。図1、図2に示すようにカラー1の外観形状及び寸法は、図15、図16に示したものと全く同じである。よって、主要な形状上の特徴部分には図1、図2におけるものと同じ符号を付してある。
【0010】
異なる点は、カラ−1が2つの部分から成る点である。その一つは、中心軸線O−Oを中心とする半径方向上の該中心軸線方向上での肉厚が全方位で均一な内側層6の部分であり、他の一つは内側層6と一体的な外側層7である。外側層7は内側層6の外側に形成されていて、内側層6とは異なり、中心軸線O−Oを中心とする半径方向上の該中心軸線方向上で肉厚が一定でない部分を含んでいる。
【0011】
本発明では、ヒケを生じないように中心軸線方向上での肉厚の変化がない形状部分をカラ−1から切り出して内側層6として構成し、残りの部分を外側層7とした。その上で、先ず一次射出として内側層を樹脂成形し、固化したのち、この内側層6と一体的に外側層7を二次射出により成形するのである。
【0012】
内側層6はこれを単品で成形した場合、その形状上の特性により、ヒケは生じない。よって、内側層6が固化してからその外側に一体的に外側層7を成形した場合、内側層6に対して外側層7の寸法精度の歪が及ぶことはない。
【0013】
従って、内側層6を成形後、固化してから外側層7を内側層6と一体的に成形すれば、最終製品としての形状上の特徴は維持したままで、寸法精度の良好なカラー1を得ることができる。また、従来問題となっていたウエルドラインの発生については、内側層6の軸長手方向から筒状の内側層の全周にわたり注湯することで、問題を解決した。
【0014】
なお、内側層6と外側層7とは完全に一体に融合することは保証できないので、中心軸線O―Oを中心とする回転モーメントが作用すると、内側層6と外側層7との間でずれが発生するおそれがある。
【0015】
そこで、内側層6については、その外周部に等間隔に6箇所の部位に突状部6aを形成した。突状部6aは中心軸線O―O方向に長さを有し、前記回転モーメントに対して内側層6と外側層7とのずれを阻止するように作用する。
【0016】
[2]金型の構成
図1に示したような内側層6と外側層7とからなるカラー1を成形するための金型の構成を説明する。金型を、使用する順に列挙すると、内側層6を成形する手段として第1の型および外側層7を成形するための第2の型と、これら第1の型、第2の型にそれぞれ組合わせて用いられる軸部により全体の型が構成される。
【0017】
2−1.第1の型
例えば図4に示すように、符号14で示す第1の型は一次固定側キャビティ10と、一次可動側キャビティ11と、一次サイドスライダー12からなる。軸部としての可動コアーピン13は第1の型と組合わせて使用される。
【0018】
図4乃至図8において、一次固定側キャビティ10に対向して一次可動側キャビティ11が配置されている。一次可動側キャビティ11の、一次固定側キャビティ11との対向面部には一次サイドスライダー12が位置している。一次固定側キャビティ10にはテーパのついた細長い穴からなる注湯用のゲート部10aが形成されている。
【0019】
可動コアピン13及びゲート部10aの各中心軸線は合致しており、図2に示した中心軸線O−Oとも一致する。そこで、図4においてこれら可動コアピン13及びゲート部10aの各中心軸線を符号O―Oで示した。
【0020】
図4において、紙面上、中心軸線O―O方向と平行な方向をy方向とし、y方向と直交する方向をx方向とする。これら、x、y方向は図5乃至図14においても共通の方向として図示した。
【0021】
可動コアピン13はy方向に可動である。可動コアピン13はテーパ部13aと、このテーパ部13aの上端部よりもよりも小径で一次固定側キャビティ10側に隣接した軸部13bを有する。この軸部13bは図2における内側層6の厚さと同じ寸法tを有している。さらに軸部13bに隣接した部位にはテーパ状をした、湯の導入部13cが形成されている。
【0022】
一次サイドスライダー12は、x方向上、左右に分割された右型12Rと、左型12Lとからなる。右型12R、左型12Lは、軸線O―Oを間にしてx方向上、互いにから遠ざかる向きと、近づく向きに移動することができる。図4には、右型12R、左型12Lが互いに遠ざかる向きに移動して停止した状態が示されている。この状態を一次サイドスライダー12の開位置という。
【0023】
右型12R、左型12Lにはそれぞれ凹部12R1、凹部12L1が形成されている。右型12R、左型12Lを開位置から互いに近づく向きに移動させ両者を密着させた状態を閉じ位置という。閉じ位置において、凹部12R1と凹部12L1とはテーパ部13aの周面に密着する。この状態を図5に示す。
【0024】
図4において、凹部12R1に隣接して凹部12R2、凹部12L1に隣接して凹部12L2がそれぞれ形成されている。閉じ位置において凹部12R2と凹部12L2とは軸部13bを包囲し、図2における内側層6に相当する空隙部を形成する。この空隙部を図5において符号14で示す。
【0025】
図5において、空隙部14の底部はテーパ部13aと軸部13bとの境界の段部で密閉されている。空隙部14の上部にはゲート部10aの下部が、円形をした全周部分で連通している。この連通部に相当するゲート部10aの下端部はテーパ状に絞られて絞り部10a1を形成している。
【0026】
2−2.第2の型
例えば図9に示すように、符号16で示す第2の型は二次固定側キャビティ17と、二次可動側キャビティ18とからなる。軸部としての可動コアーピン13は第2の型と組合わせて使用される。
【0027】
二次固定側キャビティ17には、中心軸線O―O上に可動コアーピン13の導入部13cを嵌入させるための穴17hが形成されている。また、二次固定側キャビティ17の下面には中心軸線O―Oを中心にして、図2に示した外側層7を成形するための上型17cが形成されている。さらに、この上型17cの領域内には、中心軸線O―Oを間にして対称の位置にテーパのついた細長い穴からなる注湯用のゲート部17a、17bの下端部が開口している。
【0028】
二次可動側キャビティ18には、中心軸線O―O上に可動コアーピン13を案内する穴18aが形成されている。穴18aに隣接した上方には可動コアーピン13と密着することのできるテーパ状の穴18bが形成されている。
【0029】
穴18bの上部であって二次可動側キャビティ18の上面に相当する位置には、上型17cと協働して図2に示した外側層7を成形するための所定形状の凹形をした下型18cが形成されている。
【0030】
中心軸線O―Oを中心とする対称の位置であって、下型18cの領域内には、2つのエジェクターピン18d、18eがy方向に突出可能に設けられている。
【0031】
[3]成形手順
以下にカラー1の成形手順を説明する。
(手順1)一次側型開き状態:図4参照
この一次型開き状態では全ての型は開かれた状態にある。図4において、一次固定側キャビティ10に対して一次可動側キャビティ11は離間しており、また、一次サイドスライダー12は開位置にある。
【0032】
(手順2)一次側型閉じ工程:図5参照
この一次側型閉じ工程では、図1、図2、図3に示した内側層6を成形するための型が構成される。具体的には、図4に示した状態から、図5に示すように一次サイドスライダー12を閉じ位置に移動させた上で、一次可動側キャビティ11を一次サイドスライダー12と一体的にy方向上、矢視の向きに移動させて、PL面(型の分割面)を閉じ、内側層6に相当する空隙部14を形成することにより一次側型閉じ状態を得ることができる。
【0033】
(手順3)一次射出工程:図6参照
図5に示した一次側型閉じ状態のもとで、図6に示すように、ゲート部10aを介して空隙部14に高温の樹脂20を射出する。この射出に際しては、ゲート部10aの下端部で同芯状に導入部13cが位置しているので、溶融している樹脂20aは導入部13cの全周を包むようにして空隙部14に進入する。よって、従来技術で問題とされたウエルドラインは生じない。
【0034】
(手順4)一次型開き工程:図7参照
一次射出後、10〜15sec後に樹脂は冷却固化する。このような冷却固化の構成ののち、型開き動作を行なう。図7に示すように一次可動側キャビティ11を一次サイドスライダー12と共にy方向矢印の向きに移動させてPL面を開く。このとき、絞り部10a1で絞られた樹脂の部位(ゲート部10aと内側層6との境界部)が切断されてゲート部10aの固化した樹脂20b(スプールゲート)と内側層6とが分離した状態となる。次いで、一次サイドスライダー12を開くことにより図7に示したように、可動コアーピン13上に内側層6を得る。
【0035】
(手順5)可動コアーピン後退工程:図8参照
中心軸線O―O上で可動コアピン13をy方向で矢印の向きに後退させる。これは、可動コアピン13を第2の型16上に移動する際に第1の型15や第2の型16に可動コアピン13が干渉するのを避けるためである。
【0036】
或いは、第1の型15に代えて第2の型16を可動コアピン13上に移動させる作業をする際に、これらの型と可動コアーピン13とが干渉するのを防止するためである。
【0037】
(手順6)可動コアピンと第2の型との位置合わせ工程:図9参照
図8に示すように可動コアピン13を退避状態におき、可動コアピン13を移動して、或いは第1の型15及び第2の型16を移動することにより、図9に示すように、可動コアピン13の中心軸O―O上、可動コアピン13から離間した位置に第2の型16を位置させる。このとき、図9に示すように、二次固定側キャビティ17と二次可動側キャビティ18とは離間しており、第2の型16は型開きの状態にある。
【0038】
(手順7)可動コアピン前進工程:図10参照
図9において退避状態にある可動コアピン13を二次可動側キャビティ18内に移動させる。移動後の位置は可動コアピン13における内側層6の下端部(テーパ部13aと軸部13bとの境界部)が下型18cの底と同レベルとなる位置である。
【0039】
(手順8)可動コアピン前進工程:図11参照
図11に示すように、可動コアピン13と一体化された二次可動側キャビティ18を中心軸O―O上、二次固定側キャビティ17側に移動して、PL面(型の分割面)を閉じ、内側層6を第2の型16で包囲する。これにより、内側層6のまわりには、上型17cと下型18cによる外側層7相当の空隙部21が形成される。この空隙部21に連通するようにして、注湯用のゲート部17a、17bが設けられている。
【0040】
(手順9)二次射出工程:図12参照
図11に示した二次側型閉じ状態のもとで、図11に示した内側層6が固化してから、図12に示すようにゲート部17a、17bを介して空隙部21に高温の樹脂20aを射出する。樹脂20aは内側層6を包囲して外側層7が形成される。
【0041】
(手順10)二次側型開き工程:図13参照
手順9における二次射出の時点から外側層7が冷却するまでの適宜の時間、例えば、10〜15sec経過後、二次可動側キャビティ18を二次固定側キャビティ17から離間する向きに移動させてPL面を開く。さらに、二次固定側キャビティ17から固化した樹脂20b(スプールゲート)をゲート部17a、17bから抜く。
【0042】
ゲート部17a、17bの下端部はテーパ状に絞ってあるので、固化した樹脂20bは外側層7の表面部で切断され、外側層7と樹脂20bとは容易に分割される。
【0043】
(手順11)最終成形品突き出し工程:図14参照
外側層7の部位に接している2つのエジェクターピン18d、18eを突き出すことにより、下型18cの外側へ最終製品としてのカラー1を突き出す。こうして、内側層6の寸法精度が高精度に出ている最終製品を得る。
【0044】
【発明の効果】
請求項1、2記載の発明では、変形の少ない形状の内側層を先に形成し固化してからこの内側層の外側に外側層を一体的に形成して最終製品とするので、該外側層のヒケによる変形があってもその影響が内側層に及ばず、内側層の内径部について精度の高い最終製品を得ることができる。
【0045】
請求項3記載の発明では、第1の型を軸部の中心軸線方向と直交する方向で開閉するようにしたので、筒状の内側層を損なうことなく型開きが可能であり、第2の型を軸部の中心軸線方向に開閉するようにしたので、中心軸線方向と直交する方向に半径方向を有する外側層を損なうことなく型開きが可能である。
【0047】
請求項4記載の発明では、単体として精度に狂いの生じない内側層が固化により安定した状態となった後で、精度の狂いを生じるおそれのある外側層の射出を行ない内側層と一体的に最終製品を成形するのであるから、外側層に精度の狂いを生じても、その影響は内側層に及ばず、必要部分について高精度を維持した最終成形品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】最終成形品を内側層と外側層とに分けて示した正面図である。
【図2】図1におけるE―E矢視断面図である。
【図3】図1、図2における内側層の斜視図である。
【図4】第1の型を型開き状態で示した断面図である。
【図5】第1の型を型閉じ状態で示した断面図である。
【図6】第1の型に注湯する状態を示した断面図である。
【図7】第1の型を型開き状態で示した断面図である。
【図8】可動コアーピンを退避位置に位置させた状態を型開き状態の第1の型と共に示した断面図である。
【図9】注湯前の型開き状態で第2の型を示した断面図である。
【図10】第2の型を型開き状態で示した断面図である。
【図11】第2の型を型閉じ状態で示した断面図である。
【図12】第2の型に注湯する状態を示した断面図である。
【図13】注湯後の型開き状態で第2の型を示した断面図である。
【図14】型開き状態の第2の型を最終成形品取り出し状態で示した断面図である。
【図15】最終成形品を単体で示した正面図である。
【図16】図15におけるA―A矢視断面図である。
【符号の説明】
6 内側層
7 外側層
13 軸部としての可動コアーピン
15 第1の型
16 第2の型
O―O 中心軸線方向
Claims (4)
- 高精度を要求される内径部をもつ穴を有し、該穴の近傍外側には該穴の中心軸線方向に厚みを有する厚肉部があり、この厚肉部の該中心軸線方向での厚さが該中心軸線を中心とする任意の方向で肉厚が一定ではない最終成形品を樹脂成形するにあたり、この最終成形品を内側層と外側層の2つに分かち、
前記内側層を、前記穴を含みヒケによる変形の少ない形状特性を有する筒状とし、
前記外側層を、該内側層の外側に形成されて前記内側層とは異なり該中心軸線を中心とする半径方向上の肉厚が全方位で不均一な部分を有する筒状とし、
前記内側層を先に成形固化させた後、該内側層の外側に前記外側層を、前記内側層と一体成形して前記最終成形品を得ることを特徴とする樹脂成形品の製法。 - 請求項1記載の樹脂成形品の製法において、
軸部を第1の型で包囲して該軸部の軸長手方向から全周にわたり注湯して該軸部のまわりに筒状の前記内側層を形成した後、該軸部及び前記内側層を第2の型で包囲し、この内側層と前記第2の型との間の空隙部に樹脂を射出して前記内側層と一体的な前記外側層を形成して最終成形品を得ることを特徴とする樹脂成形品の製法。 - 請求項2記載の樹脂成形品の製法において、
前記第1の型が前記軸部の中心軸線方向と直交する方向で開閉し、
前記第2の型が前記軸部の中心軸線方向に開閉することを特徴とする樹脂成形品の製法。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の樹脂成形品の製法において、
前記内側層が固化した後、前記外側層の射出を行なうことを特徴とする樹脂成形品の製法。
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