JP4284304B2 - ヒートポンプ給湯機及びその運転方法、冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Description
図2は、スクロール圧縮機1aを含む冷凍サイクルを表し、特に圧縮機1aのチャンバ内における冷媒圧力の概略を示す図である。スクロール圧縮機1bのチャンバ内についても図2と同様である。
そして、歯底には4個のバイパス穴102cが設けられる。ここでバイパス穴102cを設けた理由は、圧縮室103の圧力が吐出圧以上になった場合に、このバイパス穴102cから冷媒ガスを抜くためである。図8において、このバイパス穴102cを覆うようにリード弁板であるバイパス弁板104およびその弁板104の開口度を制限するリテーナ104aをバイパスねじ105で固定する。中央近くには吐出穴102dが開口している。
図9、図10において弁穴102hを開け、弁シール面102iを設ける。そして、この弁穴102hの側面からR溝102mと通じる吸込側導通路102kを設ける。図10において、前記弁穴102hに弁体108aと差圧弁ばね108bを入れ、ばね位置決具108cに前記差圧弁ばね108bの一端を挿入した状態で弁キャップ108dを前記弁穴102hよりも直径の大きい弁キャップ挿入部102lに圧入し、差圧制御弁108を形成する。
先ず、左端に示す給湯運転状態において、中間圧Pbは吐出圧Pdと吸込圧Psの中間にあり、中間圧Pbと吸込圧Psの差圧、すなわち背圧△Pは圧縮室103の密閉性を十分に維持できる値である。また、圧縮機1a、1bの吸引作用によりPs≦Ps’となっており前記逆止弁107は開放されているが、運転停止すると逆止弁107は閉止し、Pd、Pb、Psは徐々にバランスして低圧Psは高くなる。更に時間が経過して図1の圧縮機、冷媒開閉弁、冷媒側伝熱管、冷媒調整弁、蒸発器のサイクルを通じてヒートポンプ回路全体の圧力がバランスすると、ほぼPd=Pb=Ps=Pd’=Ps’となり逆止弁は開放される。なお、圧力がバランスしたTaの間は、グラフ上の各圧力線は一本に重ねて表示している。
図7において、先ずヒートポンプ給湯機を設置した後、給水金具9、減圧弁10、給水水量センサ11、水逆止弁12、水冷媒熱交換器3、湯水混合弁13、流量調整弁14、台所出湯金具15の給水回路で給湯機内の台所給湯側の水回路を満水状態にしておき、台所蛇口16が開放されて給湯使用される度にヒートポンプ運転を行い直接出湯により給湯するものである。
2…冷媒開閉弁A
3…水冷媒熱交換器
3a、3b…冷媒側伝熱管
3c、3d…給水側伝熱管
4…冷媒開閉弁B
5…風呂用熱交換器
5a…風呂用冷媒管
5b…風呂用水配管
6a、6b…冷媒調整弁
7a、7b…蒸発器
8a、8b…圧力センサ
9…給水金具
10…減圧弁
11…給水水量センサ
11a…給水サーミスタ
12…水逆止弁
13…湯水混合弁
13a…給湯サーミスタ
14…流量調整弁
15…台所出湯金具
16…台所蛇口
17…風呂注湯弁
18…フロースイッチ
19…風呂循環ポンプ
20…水位センサ
21…入出湯金具
22…風呂循環アダプター
23…浴槽
24…風呂出湯金具
25…風呂蛇口
30…ヒートポンプ冷媒回路
40…給湯回路
50…運転制御手段
51…台所リモコン
52…風呂リモコン
101…旋回スクロール
101a…鏡板
101b…スクロールラップ
101c…旋回軸受
101d…軸受保持部
101e…旋回オルダム溝
102…固定スクロール
102a…非旋回基準面
102b…周囲溝
102c…バイパイ弁
102d…吐出穴
102e…吸込掘込
102f…吸込堀込
102g…流通溝
102h…弁穴
102i…弁シール面
102k…吸込側導通路
102l…弁キャップ挿入部
102m…R溝
103…圧縮室
104…バイパス弁板
104a…リテーナ
105…バイパスねじ
106…吸込パイプ
107…吸込側逆止弁
107a…弁体
107b…逆止弁ばね
108…差圧制御弁
108a…弁体
108b…差圧弁ばね
108c…ばね位置決突起
108d…弁キャップ
109…フレーム
109a…固定取付面
109b…旋回はさみこみ面
109c…フレームオルダム溝
109d…軸シール
109e…主軸受
109f…シャフトスラスト面
109h…流通溝
110…オルダムリング
110a…フレーム突起部
110b…旋回突起部
111…シャフト
111a…シャフト給油孔
111b…主軸受給油孔
111c…軸シール給油孔
111d…副軸受給油孔
111e…偏心部
112…モータ
112a…ロータ
112b…ステータ
113…副軸受
114…副軸受支持板
114a…通気孔
114b…導油孔
115…副軸ハウジング
116…吸込口
117…固定背面室
118…モータ室
119…潤滑油
120…吐出パイプ
121…貯油室
122…密閉容器
123…中間圧室
124…給油パイプ
125…油分離板
Claims (14)
- 圧縮機と、給水された水と冷媒との熱交換を行う水冷媒熱交換器と、冷媒調整弁と、大気と冷媒との熱交換を行う蒸発器とを、冷媒配管を介して順次接続したヒートポンプ冷媒回路と、
前記圧縮機を制御する運転制御手段とを備えたヒートポンプ給湯機であって、
前記運転制御手段は、運転開始時には圧縮機を所定の短時間運転して冷媒を蒸発器側から吸い込み且つ水冷媒熱交換器側へ吐出する動作を行い、一旦停止後、所定時間内に圧縮機を再度運転して冷媒を蒸発器側から吸い込み且つ水冷媒熱交換器側へ吐出する動作を再開するヒートポンプ給湯機。 - 前記圧縮機は、固定スクロール、旋回スクロール、逆止弁、フレームを有し、
少なくとも、前記旋回スクロール及び前記フレームで形成される背圧室内の圧力である第一圧力と、前記固定スクロール、前記旋回スクロール及び前記逆止弁で形成される吸込室内の圧力である第二圧力との差圧で、前記旋回スクロールを前記固定スクロールに押圧させることにより圧縮室を形成するスクロール形圧縮機である請求項1記載のヒートポンプ給湯機。 - 前記圧縮機の短時間の運転開始時から、前記所定時間内に圧縮機の運転が行われるまでの時間が1分以内である請求項1記載のヒートポンプ給湯機。
- 前記運転制御手段は、前記圧縮機の回転数を制御するものであって、
運転開始時には圧縮機を短時間中速で運転し、一旦停止後、所定時間内に圧縮機の中速運転を行い、その後更に高速運転を行って、
前記水冷媒熱交換器で加熱した水を、使用端末へ直接出湯する請求項1記載のヒートポンプ給湯機。 - 少なくとも前記所定時間内に圧縮機の運転が行われるまでの間の前記使用端末への給湯量を補助するための貯湯タンクを有する請求項1記載のヒートポンプ給湯機。
- 逆止弁を内蔵したスクロール圧縮機と、給水された水とCO2冷媒との熱交換を行う水冷媒熱交換器と、電動膨張弁と、大気と冷媒との熱交換を行う蒸発器とを、冷媒配管を介して順次接続したヒートポンプ冷媒回路と、
貯湯タンクと、
給湯要求がなされた場合には、前記スクロール圧縮機の運転開始時に冷媒を蒸発器側から吸い込み且つ水冷媒熱交換器側へ吐出する動作を40秒以内で行い、一旦停止後10秒以上経過しても前記給湯要求が継続されているときには、前記スクロール圧縮機を再度運転して冷媒を蒸発器側から吸い込み且つ水冷媒熱交換器側へ吐出する動作を再開するように前記スクロール圧縮機の回転数を制御する運転制御手段と、
前記水冷媒熱交換器で加熱された水を、使用端末へ直接出湯する直接給湯回路と、
少なくとも、前記給湯要求がなされてから前記スクロール圧縮機の運転が再開されるまでの間、前記貯湯タンクからの出湯によっての前記使用端末への給湯を補助するためのタンク給湯回路と、
を有するヒートポンプ給湯機。 - 前記運転制御手段は、
前記スクロール圧縮機の40秒以内の運転は中速回転数で行い、一旦停止後、運転再開後の運転は中速回転数で行い、その後、中速回転数から高速回転数へと回転数を上げるよう前記スクロール圧縮機の回転数を制御する請求項6記載のヒートポンプ給湯機。 - 給湯要求がある間、圧縮機を制御することでCO2冷媒を循環させ、熱交換器で水を加熱し給湯するヒートポンプ給湯機の運転方法において、
前記圧縮機が30分以上停止している状態から給湯要求があった場合、
前記給湯要求に応じて前記圧縮機の運転を開始して冷媒を蒸発器側から吸い込み且つ水冷媒熱交換器側へ吐出する動作を行い、所定時間が経過した後運転を停止し、
前記圧縮機の運転を停止してから所定時間が経過した後においても前記給湯要求が継続されているときには、当該給湯要求に応じて前記圧縮機を再度運転して冷媒を蒸発器側から吸い込み且つ水冷媒熱交換器側へ吐出する動作を再開し、
前記熱交換器で加熱した水を直接出湯するヒートポンプ給湯機の運転方法。 - 前記ヒートポンプ給湯機は、湯を貯湯する貯湯タンクを備え、
少なくとも前記給湯要求があった時から前記圧縮機運転の再開するまでの間は、前記貯湯タンクから出湯することで、給湯を補助することを特徴とする請求項8記載のヒートポンプ給湯機の運転方法。 - 前記圧縮機の運転開始から停止までの時間が40秒以内であり、
前記圧縮機の運転停止から再開までの時間が20秒以内であることを特徴とする請求項8記載のヒートポンプ給湯機の運転方法。 - 前記給湯要求から前記圧縮機の運転開始までが5秒以上であることを特徴とする請求項8記載のヒートポンプ給湯機の運転方法。
- スクロール圧縮機と、熱交換器と、冷媒調整弁と、蒸発器とを、配管を介して順次接続した冷凍サイクル回路と、
前記圧縮機を制御する運転制御手段とを備えた冷凍サイクル装置であって、
前記運転制御手段は、運転開始時には圧縮機を所定の短時間運転して冷媒を蒸発器側から吸い込み且つ水冷媒熱交換器側へ吐出する動作を行い、一旦停止後、所定時間内に前記圧縮機を再度運転して冷媒を蒸発器側から吸い込み且つ水冷媒熱交換器側へ吐出する動作を再開する冷凍サイクル装置。 - 前記圧縮機は、固定スクロール、旋回スクロール、逆止弁、フレームを有し、
少なくとも、前記旋回スクロール及び前記フレームで形成される背圧室内の圧力である第一圧力と、前記固定スクロール、前記旋回スクロール及び前記逆止弁で形成される吸込室内の圧力である第二圧力との差圧で、前記旋回スクロールを前記固定スクロールに押圧させることにより圧縮室を形成するスクロール形圧縮機である請求項12記載の冷凍サイクル装置。 - 前記圧縮機の短時間の運転開始時から、前記所定時間内に圧縮機の運転が行われるまでの時間が1分以内である請求項12記載の冷凍サイクル装置。
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JP2005177120A JP4284304B2 (ja) | 2005-06-17 | 2005-06-17 | ヒートポンプ給湯機及びその運転方法、冷凍サイクル装置 |
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