JP6003319B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
図1は、第1の実施形態による冷凍サイクルの一例としての空気調和装置1の全体構成を示す概略図である。本実施例の空気調和装置1の冷媒サイクルは、圧縮機10と、凝縮器20と、膨張手段40と、蒸発器50とが冷媒配管により順次接続されている。また、圧縮機10と凝縮器20とを接続する吐出側配管81と、圧縮機10とがそれぞれ後述する配管を介してレシーバ70に接続されている。
図2は、第1の実施形態による圧縮機10とレシーバ70と吐出側配管81および吸入側配管82との関係を示す断面図である。圧縮機10は、制御手段60により回転数が制御されるモータ(例えば、三相ブラシレスモータ)によって駆動される能力可変型圧縮機10である。本実施例では、内部低圧型のスクロール圧縮機を例として説明する。ただし、本発明は内部低圧型であればこれに限定されず、例えば、ロータリ圧縮機等の他の形式の圧縮機であってもよい。圧縮機10は、図示しない室外機筐体内に縦置きされる円筒状の密閉容器11(シェル)を備える。密閉容器11は、円筒状の胴部11aと、胴部11aの上端側に一体的に被せられる上蓋11bと、胴部11aの底部を塞ぐ底蓋11cとから構成され、通常、胴部11aは鋼板を円筒形状に加工したもので、上蓋11bと底蓋11cは鋳物製である。密閉容器11内には、冷媒の圧縮機構部12と、圧縮機構部12を駆動する電動機13とが収納されているが、スクロール圧縮機の場合、圧縮機構部12が上部に配置され、電動機13は圧縮機構部12の下部に配置される。
図2において、レシーバ70は、底面が圧縮機10の底面と同一面上となるように併設された密閉容器である。レシーバ70は、上面に第1上面開口部71と第2上面開口部72とを有し、底面近傍に底面開口部73を有している。第1上面開口部71は加圧管91を介して吐出側配管81に接続され、第2上面開口部72は圧力バランス管92を介して第1圧縮機開口部16接続されている。底面開口部73は油移動管93を介して第2圧縮機開口部17を通過し圧縮機10内の給油口13d近傍に接続されている。上述した加圧管91、圧力バランス管92および油移動管93にはそれぞれ制御手段60により開閉制御される第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103が設けられている。また、油移動管93には減圧手段110が設けられている。
減圧手段110は、油移動管93に接続されている。キャピラリチューブ等が用いられ、冷凍機油15が油移動管93を通過する際に減圧と流量制御を行う。
次にオイル濃度検知手段120について説明する。冷凍機油15の濃度は、圧縮機10内の冷凍機油15が存在する部分の圧力と、その温度とにより一義的に決まる。したがって、本実施例のオイル濃度検知手段120は、圧縮機10の機外で冷凍機油15貯留部に対応する位置に配置され、密閉容器11の胴部11aを介して冷凍機油15の温度を検出する温度センサ121と、吸入側配管82に設けられ、圧縮機10に吸入される冷媒の蒸発圧力を検出する圧力センサ122と、制御手段60に含まれ、温度センサ121と圧力センサ122との検出値から圧縮機10内のオイル濃度を推定するオイル濃度推定部123とから構成されている。ここで求めた値に基づいて、第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103の制御を行う。
図1において、制御手段60は、主に圧縮機10や室内ファン30の回転数を制御し、さらに、後述するオイル濃度推定部123を含み、第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103の開閉制御を行う。
まず、圧縮機10内の冷凍機油15をレシーバ70に回収する際の制御手段60による第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103の開閉制御について、図2を用いて説明する。
次に、レシーバ70に回収した冷凍機油15を圧縮機10に供給する際の制御手段60による第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103の開閉制御について説明する。
従来、圧縮機10の起動時に圧縮機10からの冷凍機油15の吐出による油面低下を防ぐため、圧縮機10起動直後の回転数を低い値に保ち、段階的に要求回転数まで上昇させることにより、圧縮機10から冷凍サイクルに吐出される冷凍機油15の量を抑制するとともに、圧縮機10外へ吐出された冷凍機油15を圧縮機10内へ回収するまでの時間を稼ぐようにしている。しかし、これは過酷な条件で安全率を見込んで予め定められたものであり、起動時の条件によっては実際の油面に余裕があっても必要以上に能力が抑制される場合がある。
図3は、本実施例のオイル濃度検知手段120に基づいた圧縮機10の回転数制御のフローチャートである。ST1で圧縮機10を起動した後、ST2でオイル濃度検知手段120によりオイル濃度推定値ΔTを推定し、ΔTを初期値ΔT0に設定する。ST3でΔT<Bの場合、ST4に進み、第1開閉弁101と第3開閉弁103が閉じているか判定し、閉じていたらST5に進み、第1開閉弁101と第3開閉弁103を開制御して冷凍機油15の供給動作を開始する。その後ST6で圧縮機10の回転数(RPMcomp)と室内ファン30の回転数(RPMfan)とをその時点でのそれぞれの回転数にホールドする。一方、ST3でΔT≧Bだった場合はST7に進み、圧縮機10の回転数(RPMcomp)と要求された回転数(RPMcomps)とを比較し、RPMcomp<RPMcompsであった場合、ST8へ進み、以下の圧縮機10の回転数制御を開始する。
次に、ST7で圧縮機10の回転数(RPMcomp)と要求された回転数(RPMcomps)とを比較し、RPMcomp≧RPMcompsであった場合、ST13へ進み、凝縮器20の温度を検出する図示しない凝縮器温度センサで検出した室内機温度(Ti)が室内機温度設定値(Ts)を超えたら、ST14へ進み室内ファン30を起動し、ST15へ進む。なお、Ti≦Tsであった場合は、ST2まで戻る。ST15で、室内ファン30の回転数(RPMfan)が要求された回転数(RPMfans)より低い場合、ST16に進み、以下の室内ファン30の回転数制御を開始する。
第1開閉弁101と第3開閉弁103とが開いているか判定する。冷凍機油15の供給動作で開制御していた場合、ST20に進み、第1開閉弁101と第3開閉弁103とを閉制御し、その後通常運転を行う。なお、ST19で第1開閉弁101と第3開閉弁103とが閉じていた場合、そのまま通常運転に切り替わる。
上述した圧縮機10の回転数制御で回転数を上昇させると、圧縮機10からの吐油量が上昇する。すると、レシーバ70に貯留した冷凍機油15の油量では圧縮機10の起動時の供給量を十分に確保できなくなるという問題が発生する。したがって、圧縮機10から吐出された冷凍機油15をレシーバ70に戻す必要があり、その構成を以下に説明する。
圧縮機10内の冷凍機油15をレシーバ70に回収する際の制御手段60による第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103の開閉制御については、第1の実施例と同じであるため省略する。
次に、レシーバ70に回収した冷凍機油15を圧縮機10に供給する際の制御手段60による電磁第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103の開閉制御について説明する。
10 圧縮機
11 密閉容器
11a 胴部
11b 上蓋
11c 底蓋
12 圧縮機構部
13 電動機
13a ステータコア
13b ロータ
13c 出力軸
13d 給油口
14 冷媒吸入ポート
15 冷凍機油
16 第1圧縮機開口部
17 第2圧縮機開口部
20 凝縮器
30 室内ファン
40 膨張手段
50 蒸発器
60 制御手段
70 レシーバ
71 第1上面開口部
72 第2上面開口部
73 底面開口部
81 吐出側配管
82 吸入側配管
83 冷媒配管
84 冷媒配管
91 加圧管
92 圧力バランス管
93 油移動管
101 第1開閉弁
102 第2開閉弁
103 第3開閉弁
110 減圧手段
120 オイル濃度検知手段
121 温度センサ
122 圧力センサ
123 オイル濃度推定部
130 トラップ
131 トラップ下部
Claims (5)
- 内部低圧型の圧縮機と、凝縮器と、膨張手段と、蒸発器とが冷媒配管により順次接続された冷凍サイクルを備えた空気調和装置において、
底面が前記圧縮機の底面と同一の高さの面となるように併設され、冷凍機油を貯留できるレシーバと、
前記レシーバと前記圧縮機の吐出側配管とを接続し前記レシーバに高圧冷媒を供給する加圧管と、
前記レシーバと前記圧縮機の運転停止時において前記冷凍機油が浸からない位置とを接続し前記レシーバと前記圧縮機とを均圧する圧力バランス管と、
前記レシーバの底面近傍と前記圧縮機の給油口近傍とを接続し冷凍機油を流通させる油移動管と、
前記加圧管と前記圧力バランス管と前記油移動管とにそれぞれ設けられた第1開閉弁と第2開閉弁と第3開閉弁と、
制御手段と、前記制御手段に含まれ、前記圧縮機内の前記冷凍機油の濃度を検出するオイル濃度検知手段とを備え、
前記圧縮機の運転中は、前記オイル濃度検知手段により検出された検出値が予め設定した設定値A以上の場合、前記第2開閉弁を開けて前記圧力バランス管内を流通可能にすることで前記圧縮機と前記レシーバとを均圧にし、さらに前記第3開閉弁を開けて前記油移動管内を流通可能にすることで前記圧縮機内の前記冷凍機油の一部を前記圧縮機と前記レシーバとの油面レベル差によって前記レシーバへ溜め込み、
前記圧縮機の運転停止中は、前記第1開閉弁と前記第2開閉弁と前記第3開閉弁とを閉め、
前記圧縮機の起動時は、第3開閉弁を開けて前記油移動管内を流通可能にすることで前記レシーバに貯留した高濃度の前記冷凍機油を前記圧縮機の圧力と前記レシーバ内の圧力との差圧によって前記圧縮機に供給することを特徴とした空気調和装置。 - 前記圧縮機の起動時、前記オイル濃度検知手段により検出された検出値が予め設定した設定値B以下となったら第3開閉弁を開けて油移動管を連通させることで、前記レシーバに貯留した高濃度の冷凍機油を前記圧縮機内の圧力と前記レシーバ内の圧力との差圧によって前記圧縮機に供給し、前記圧縮機内の圧力と前記レシーバ内の圧力とが均圧となった後、前記オイル濃度検知手段により検出された検出値が前記設定値Bを超えなかったら第1開閉弁を開けて加圧管を流通可能にすることで前記レシーバを加圧し、前記レシーバに貯留した高濃度の前記冷凍機油を前記圧縮機の圧力と前記レシーバ内の圧力との差圧によって前記圧縮機に供給することを特徴とした請求項1に記載の空気調和装置。
- 前記圧縮機の起動時、前記オイル濃度検知手段の検出値が予め設定した設定値B以下となったら、第1開閉弁を開けて加圧管内を流通可能にすることで前記レシーバを加圧し、第3開閉弁を開けて油移動管内を流通可能にすることで前記レシーバに貯留した高濃度の冷凍機油を前記圧縮機内の圧力と前記レシーバ内の圧力との差圧によって前記圧縮機に供給することを特徴とした請求項1に記載の空気調和装置。
- 加圧管は圧縮機の吐出側配管に設けられたトラップの下部に接続されていることを特徴とした請求項3に記載の空気調和装置。
- 油移動管に減圧手段を設けたことを特徴とした請求項1ないし4に記載の空気調和装置。
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