JP4244105B2 - 画像処理方法および装置並びに記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルカメラやスキャナ等により取得されたデジタルのカラー画像データに対して濃度や階調を変更する画像処理を施す画像処理方法および装置並びに画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタル電子スチルカメラ(以下デジタルカメラとする)において取得したデジタル画像データや、フイルムに記録された画像を読取ることにより得られたデジタル画像データを、プリント等のハードコピーとしてあるいはディスプレイ上にソフトコピーとして再現する画像処理システムが提案されている。また、このような画像処理システムにおいて、デジタル画像データをCD−Rなどの記録媒体に記録して提供することも行われている。このように、デジタルカメラやスキャナ等により取得した画像をプリントする場合、ネガフイルムからプリントされた写真と同様の高品位な画質を有するものとすることが期待されている。
【0003】
このため、デジタル画像データに対して濃度や階調を補正する画像処理を施した後にプリントすることが行われている。とくに人物を含む画像においては、肌色が非常に重要な色であることから、肌色が適切な濃度あるいは階調となるように画像データに対して画像処理を施している。例えば、ストロボを用いて撮影した画像においては、人物の肌色が明るすぎることがあるため、画像の濃度を上げる方向にシフトすることにより、肌色を暗くすることができる。また、逆光撮影時の暗い肌色を明るくする場合には濃度を低くすることにより、肌色を明るくすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像の濃度を上げると肌色を暗くすることはできるものの、彩度が低下してしまい、肌色の色味が冴えないものとなってしまう。また、階調を変換するための階調曲線を下に凸となるようにして濃度を低くすると、肌色がシアンがかったものとなり、肌色の色味としては冴えないものとなる。このように、画像の濃度や階調を変更すると、画像が冴えない色味を再現するものとなってしまう場合がある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、濃度および/または階調を変更しつつも、画像中の特定色の色味を維持できる画像処理方法および装置並びに画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による第1の画像処理方法は、カラー画像データに対して濃度および/または階調を変更する画像処理を施して処理済み画像データを得る画像処理方法において、
第1の色空間において、前記カラー画像データにより表される画像の前記濃度および/または階調を変更するとともに、
前記第1の色空間とは異なる第2の色空間において、前記画像における特定色の彩度および/または色相を変更して前記処理済み画像データを得ることを特徴とするものである。
【0007】
本発明による第2の画像処理方法は、カラー画像データに対して濃度および階調を変更する画像処理を施して処理済み画像データを得る画像処理方法において、
第1の色空間において、前記カラー画像データにより表される画像の前記濃度を変更した後に階調を変更するとともに、
前記第1の色空間とは異なる第2の色空間において、前記階調の変更に伴う前記画像における特定色の彩度および/または色相の変化を補正して前記処理済み画像データを得ることを特徴とするものである。
【0008】
なお、本発明による第2の画像処理方法においては、前記特定色の彩度および/または色相が、前記濃度を変更した後の前記画像における特定色の彩度および/または色相となるように前記補正を行うことが好ましい。
【0009】
ここで、「濃度を変更する」とは、カラー画像データの全データ値に対して一律の値を乗算または加減算することにより、データ値を一律にシフトすることをいう。なお、カラー画像データが光量により表される場合には一律の値を乗算し、カラー画像データが濃度により表される場合には一律の値を加減算する。また、「階調を変更する」とは、データ値の入力値と出力値との関係を表す階調変換曲線(直線)の傾きを種々変更してデータ値を変更する、上に凸または下に凸とした非線形となる階調変換曲線によりデータ値を変更する、データ値を一律にシフトするとともにハイライト部および/またはシャドー部を非線形なものとした階調変換曲線によりデータ値を変更する等、カラー画像データの全データ値に対して一律の値を乗算あるいは加減算する以外の方法によりデータ値を変更することをいう。
【0010】
「第1の色空間」としては、例えばRGB色空間、CMY色空間のように、特定色については定義することが困難であるが、単に画素値をシフトしたり画素値にある値を乗算することにより、画像全体の濃度や階調を変更することが容易な色空間が挙げられる。また、「第2の色空間」としては、例えばL*a*b*色空間あるいはL*u*v*色空間のように、特定色について定義することが容易であり、彩度や色相を制御しやすい色空間が挙げられる。ここで、RGB色空間やCMY色空間においては、デジタル画像データの1単位当たりの変化量は全色領域において均等であるが、L*a*b*色空間やL*u*v*色空間においては、デジタル画像データの1単位当たりの変化量は色領域に応じて異なるものとなる。すなわち、ある色領域においては1単位当たりの変化量が非常に大きく、他の色領域においては1単位当たりの変化量が非常に小さくなったりする。このため、L*a*b*色空間やL*u*v*色空間において濃度や階調を変化させようとしても、色領域に応じて変化量が異なるため、例えば1単位当たりの変化量が大きい色領域と小さい色領域とにおいて濃度のシフト量や階調の変化の程度が異なり、全色に亘って一律に濃度や階調を変化させようとすると、処理済み画像に破綻を生じてしまう。このため、本発明においては、濃度および/または階調を変更する際にはRGB色空間、CMY色空間などの第1の色空間において行い、彩度および/または色相を変更する際にはL*a*b*色空間、L*u*v*色空間などの第2の色空間において行うようにしたものである。
【0011】
なお、本発明においては、濃度および/または階調の変更、並びに彩度および/または色相の変更を演算式に基づいて行ってもよく、予め作成されたルックアップテーブルを参照することにより行ってもよい。
【0012】
また、本発明においては、濃度および/または階調を変更した後に一旦中間的な画像データ(濃度および/または階調が変更されたもの)を得、この中間的な画像データに対して彩度および/または色相を変更する処理を施して処理済み画像データを得るようにしてもよい。また、ルックアップテーブルを用いて濃度および/または階調の変更並びに彩度および/または色相の変更を同時に行うことが好ましい。このように、濃度および/または階調の変更並びに彩度および/または色相の変更をルックアップテーブルを用いて行うことにより、演算時間を短縮することができる。また、濃度および/または階調の変更並びに彩度および/または色相の変更を演算式を用いてそれぞれ別個に行った場合、中間画像データがある一定値以上あるいは一定値以下となってクリップされると、クリップされた部分については、彩度および/または色相を適切に変更することができないこととなる。しかしながら、ルックアップテーブルを用いて濃度および/または階調の変更並びに彩度および/または色相の変更を同時に行えば、中間画像データが生成されないことからクリップが生じることが無くなり、これにより適切な彩度および/または色相を有する画像を再現可能な処理済み画像データを得ることができる。
【0013】
本発明による第1の画像処理装置は、カラー画像データに対して濃度および/または階調を変更する画像処理を施して処理済み画像データを得る画像処理装置において、
第1の色空間において、前記カラー画像データにより表される画像の前記濃度および/または階調を変更する第1の変更手段と、
前記第1の色空間とは異なる第2の色空間において、前記画像における特定色の彩度および/または色相を変更して前記処理済み画像データを得る第2の変更手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】
なお、本発明による第1の画像処理装置においては、前記第1および第2の変更手段を共通の手段としてもよい。
【0015】
本発明による第2の画像処理装置は、カラー画像データに対して濃度および階調を変更する画像処理を施して処理済み画像データを得る画像処理装置において、
第1の色空間において、前記カラー画像データにより表される画像の前記濃度を変更した後に階調を変更する第1の変更手段と、
前記第1の色空間とは異なる第2の色空間において、前記階調の変更に伴う前記画像における特定色の彩度および/または色相の変化を補正して前記処理済み画像データを得る第2の変更手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】
なお、本発明による第2の画像処理装置においては、前記第2の変更手段は、前記特定色の彩度および/または色相が、前記濃度を変更した後の前記画像における特定色の彩度および/または色相となるように前記補正を行う手段であることが好ましい。
【0017】
また、本発明による第2の画像処理装置においても、前記第1および第2の変更手段を共通の手段からなるものとしてもよい。
【0018】
なお、本発明による第1および第2の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、濃度および/または階調については第1の色空間において変更するようにしたため、画像に破綻を来すことなくカラー画像データの濃度および/または階調を変更することができる。また、画像中の特定色の彩度および/または色相については第2の色空間において変更するようにしたため、特定色については所望とする彩度および/または色相となるように変更することができる。したがって、処理済み画像データを再生することにより得られる再生画像を所望とする濃度および/または階調を有し、かつ特定色においては所望とする彩度および/または色相すなわち色味を有するものとすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0021】
図1は本発明の第1の実施形態による画像処理装置の構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態による画像処理装置は、デジタルカメラにより撮像された、あるいはスキャナにより読取られた、R,G,Bの色データR0,G0,B0からなる画像データS0に対して画像処理を施して処理済み画像データS5(R5,G5,B5)を得るものであり、画像データS0が記録されたメディアから画像データS0を読み出す、あるいはネットワークを介して転送された画像データS0を読み出す読出手段1と、画像データS0を対数変換してCMY色空間の濃度値C1,M1,Y1からなる画像データS1を得る対数変換手段2と、対数変換された画像データS1に対して階調を変換する処理を施して画像データS2を得る階調変換手段3と、画像データS2に対して濃度を変更する処理を施して画像データS3を得る濃度変換手段4と、画像データS3を逆対数変換してRGB色空間の色データR4,G4,B4からなる画像データS4を得る逆対数変換手段5と、画像データS4を構成するR,G,Bの色データR4,G4,B4を明度L*、彩度C*および色相角HAを表すデータL4,C4,H4に変換するLCH変換手段6と、データL4,C4,H4に対して色味を補正する処理を施して処理済みデータL5,C5,H5を得る色味補正手段7と、処理済みデータL5,C5,H5をRGB色空間に変換して色データR5,G5,B5からなる処理済み画像データS5を得るRGB変換手段8とを備える。
【0022】
なお、第1の実施形態は、階調変換手段3において後述する基本階調曲線により階調を変換することにより得られる肌色の色味と、基本階調曲線により階調を変更するとともに、濃度変換手段4によって濃度を変更することにより得られる肌色の色味との変化量を求め、その変化量を色味補正手段7において補正するものである。
【0023】
したがって、本実施形態における濃度変換手段4が本発明の第1の変更手段に対応し、色味補正手段7が第2の変更手段に対応する。
【0024】
階調変換手段3は例えば図2に示す基本階調変換曲線により、濃度値C1,M1,Y1からなる画像データS1を変換して濃度値C2,M2,Y2からなる画像データS2を得る。この階調変換曲線はS字状のカーブを有し、かつ中間濃度域において1.5の傾きを有するものである。
【0025】
濃度変換手段4には、画像全体の濃度D、C(シアン)、M(マゼンタ)およびY(イエロー)の各色の濃度を補正するためのDCMYキー4Aが接続されており、このDCMYキー4Aを操作することにより、キーを押下した回数に応じて画像全体の濃度、C、M、Yの各色の濃度が変更されることとなる。
【0026】
濃度変換手段4においては例えば図3に示すように階調変換済みの画像データS2の各濃度値C2,M2,Y2に一律の値を加減算する。すなわち各濃度値C2,M2,Y2をシフトして線形に濃度が変更され、濃度値C3,M3,Y3からなる画像データS3が得られる。例えば、画像データS0により表される画像が暗い場合、画像を明るくするために濃度を図3の下方にシフトする。この処理は真数空間において下記の式(1)により表すことができる。
【0027】
R3=αR2
G3=αG2 (1)
B3=αB2
但し、αはキーを押下した回数に応じて定められる係数(α>1)、R2,G2,B2は濃度値C2,M2,Y2の、R3,G3,B3は濃度値C3,M3,Y3の真数値である。
【0028】
一方、画像データS0により表される画像が明るい場合、画像を暗くするために濃度を図3の上方にシフトする。この処理は上記式(1)においてα<1とすることに相当する処理である。なお、上記式(1)においては真数値の色データR2,G2,B2に係数αを乗算することにより濃度をシフトしているが、これは後述の説明を容易にするためであり、濃度値C2,M2,Y2で表した場合には、係数αに対応する濃度シフト量が濃度値C2,M2,Y2に加減算されて濃度がシフトされる。
【0029】
なお、階調変換手段3および濃度変換手段4ではCMY色空間にて全ての処理が行われるものである。
【0030】
LCH変換手段6は画像データS3を逆対数変換することにより得られる画像データS4をRGB色空間からL*a*b*色空間に変換するとともに、明度L*、彩度(クロマ値)C*および色相角HAを表すデータL4,C4,H4を得るものである。以下、この変換について説明する。読出手段1において読み出される画像データS0は、ITU−R BT.709(REC.709)に準拠しているものとすると、下記の式(2)から(4)に基づいて画像データS4を構成する色データR4,G4,B4がCIE1931三刺激値X,Y,Zに変換される。
【0031】
Pr=R4/255
Pg=G4/255 (2)
Pb=B4/255
R4′=((Pr+0.099)/1.099)2.222
G4′=((Pg+0.099)/1.099)2.222 (Pr,Pg,Pb≧0.081) (3)
B4′=((Pb+0.099)/1.099)2.222
R4′=Pr/4.5
G4′=Pg/4.5 (Pr,Pg,Pb<0.081) (3′)
B4′=Pb/4.5
X R4′
Y =|A|・ G4′ (4)
Z B4′
ここで、マトリクス|A|は、色データR4′,G4′,B4′を三刺激値X,Y,Zに変換するためのマトリクスであり、例えば以下のような値を用いることができる。
【0032】
なお、マトリクス|A|に代えて、ルックアップテーブルにより三刺激値X,Y,Zを求めるようにしてもよい。
【0033】
次に、三刺激値X,Y,Zから下記の式(6)〜(8)によりCIE1976L*(=L4)、クロマ値C*(=C4)および色相角HA(=H4)を求める。
【0034】
a*=500{f(X/Xn)−f(Y/Yn)}
b*=200{f(Y/Yn)−f(Z/Zn)} (6)
L*=116(Y/Yn)1/3−16(Y/Yn>0.008856のとき)
L*=903.25(Y/Yn)(Y/Yn≦0.008856のとき)
ここで、
X/Xn,Y/Yn,Z/Zn>0.008856のとき
f(a/an)=(a/an)1/3(a=X,Y,Z)
X/Xn,Y/Yn,Z/Zn≦0.008856のとき
f(a/an)=7.787(a/an)+16/116
なお、Xn,Yn,Znは白色に対する三刺激値であり、CIE−D65(色温度が6500Kの光源)に対応する三刺激値により代用することができる。
【0035】
C*=(a*2+b*2)1/2 (7)
HA=tan-1(b*/a*) (8)
ここで、上記式(1)による濃度シフト前の画像データS2(階調のみが変換されたもの)を式(2)から(4)により変換することによって得られる三刺激値をX2,Y2,Z2、濃度シフト後の三刺激値をX3,Y3,Z3とすると、
X3 R4′ R2 X2
Y3=|A|・ G4′=α|A|・G2=α・Y2 (9)
Z3 B4′ B2 Z2
となる。したがって、係数αを用いて式(6)に基づいてクロマ値C*を求めると(但しX/Xn,Y/Yn,Z/Zn>0.008856とする)、
a*=500{(αX/Xn)1/3−(αY/Yn)1/3}
=α1/3500{(X/Xn)1/3−(Y/Yn)1/3}
b*=200{(αY/Yn)1/3−(αZ/Zn)1/3} (10)
=α1/3200{(Y/Yn)1/3−(Z/Zn)1/3}
となる。したがって、
C*=α1/3(a*2+b*2)1/2 (11)
となる。
【0036】
式(11)により、RGB空間において濃度をシフトさせて画像を明るくするあるいは暗くすることは、同時にクロマ値を上げるあるいは下げることに対応する。例えば、画像を明るくする場合にはα>1となることからクロマ値は上がるため、彩度が上がって知覚される。逆に、画像を暗くする場合にはα<1となることから、クロマ値は下がるため彩度が下がって知覚される。
【0037】
これを補正するために、色味補正手段7においては、図4に示すようにL*a*b*空間の肌色領域において、肌色の周辺部すなわち肌色から離れるほど値が小さくなり、中心部すなわち肌色に近いほど値が大きくなるような肌色強度関数W(a*,b*)(但し0≦W(a*,b*)≦1)を定義しておき、下記の式(12)に基づいて肌色領域のクロマ値を変更して変更クロマ値C1*(=C5)を得る。
【0038】
C1*=(α1/3−1)・C*・W(a*,b*)+C* (12)
ここで、整数値として設定されたa*,b*に対する肌色強度関数(a*,b*)を予め求めておき、上記式(6)により算出された値a*,b*を整数化し、整数化されたa*,b*に対応する肌色強度関数W(a*,b*)を選択するようにしてもよい。また、任意の値a*,b*に応じた肌色強度関数W(a*,b*)を予め求めておき、実際に式(6)により算出された値a*,b*に基づいて、予め求められたW(a*,b*)に対して補間演算を施すことにより、算出された値a*,b*に対する肌色強度関数W(a*,b*)求めるようにしてもよい。
【0039】
RGB変換手段8は、変更クロマ値C1*(=C5)および色相角HA(ここでは変更されていないがHA=H5となる)に基づいて、上記式(7)、(8)を逆に解くことにより変更後のa*,b*を求め、この変更後のa*,b*およびL*に基づいて、式(6)を逆に解くことにより変更後の三刺激値X5,Y5,Z5を求める。
【0040】
そして、下記の式(13)により三刺激値X5,Y5,Z5を色データR5′,G5′,B5′に変換する。
【0041】
R5′ X5
G5′=|A|-1・Y5 (13)
B5′ Z5
さらに、下記の式(14)により色データR5,G5,B5を得、これを処理済み画像データS5とする。
【0042】
R5=255×(1.099R5′0.45−0.099)
G5=255×(1.099G5′0.45−0.099)(0.018≦R5′,G5′,B5′≦1)
B5=255×(1.099B5′0.45−0.099)
R5=255×4.500R5′
G5=255×4.500G5′ (0≦R5′,G5′,B5′<0.018)
B5=255×4.500B5′ (14)
なお、上記第1の実施形態においては、濃度変換手段4において濃度を一律にシフトすることにより線形に濃度を変更しているが、濃度変換手段4において濃度を非線形となるように変更するすなわち階調を変更するようにしてもよい。例えば、画像データS0により表される画像が暗い場合、図5に示すようにハイライト部とシャドー部とを固定して下に凸の非線形となるように階調を変更することにより、画像を明るくすることができる。一方、上に凸の非線形となるように階調を変更すれば、画像を暗くすることができる。この処理により、肌色は真数空間において下記の式(15)により表すことができる。
【0043】
R3=αR2
G3=βG2 (15)
B3=γB2
但し、α、β、γはキーを押下した回数に応じて定められる係数であり、γ>β>α>1(画像を明るくする場合)となる。すなわち、CMY色空間において肌色の色バランスは概ねC>M>Yであり、階調を下に凸となるように変更した場合は、CMY各色の変化量は図5の矢印に示すようにC<M<Yとなるため、γ>β>α>1となる。逆に、画像を暗くする場合には、0<γ<β<α<1となる。
【0044】
このように階調を非線形となるように変更した場合、上記(7)において求められるクロマ値C*が階調の変更量に応じて一律に変化しないものとなる。また、クロマ値C*のみでなく、式(8)により算出される色相角HAも変化する。したがって、階調を非線形となるように変更した場合には、階調変更前の三刺激値X,Y,Zと変更後の三刺激値X,Y,Zとに基づいて上記式(6)から(8)を用いて肌色の各画素毎にクロマ値C*および色相角HAの変化量ΔCおよびΔHAを算出し、下記の式(16)、(17)に示すように、これを肌色強度関数W(a*,b*)と乗算して変更クロマ値C1*(=C5)および変更色相角HA1(=H5)を求めればよい。
【0045】
C1*=ΔC・W(a*,b*)+C* (16)
HA1=ΔHA・W(a*,b*)+HA (17)
しかしながら、肌色の各画素毎に変化量ΔCおよびΔHAを算出するには、濃度シフトの前後においてクロマ値および色相角を算出する必要があるため演算負荷が非常に大きい。このため、階調変更による濃度の変化量をΔDとし、この変化量ΔDに依存した変化量ΔCおよびΔHAのテーブルを肌色領域内に作成し、このテーブルを参照して補正量を求めることが好ましい。これを式で表すと下記の式(18)、(19)となる。
【0046】
C1*=fc(ΔD)・W(a*,b*)+C* (18)
HA1=fh(ΔD)・W(a*,b*)+HA (19)
但し、fc(ΔD):肌色領域内のクロマ値の変化量ΔC
fh(ΔD):肌色領域内の色相角の変化量ΔHA
そして、このようにして算出された変更クロマ値C1*(=C5)および変更色相角HA1(=H5)に基づいて、RGB変換手段8において上記式(7)、(8)を逆に解くことにより変更後のa*,b*を求め、この変更後のa*,b*およびL*に基づいて、式(6)を逆に解くことにより変更後の三刺激値X5,Y5,Z5を求める。そして、上記式(13)および(14)に基づいて色データR5,G5,B5を算出し、これを処理済み画像データS5とする。
【0047】
次いで、第1の実施形態の動作について説明する。図6は本実施形態の動作を示すフローチャートである。まず、読出手段1において画像データS0が読み出されて対数変換手段2に入力される(ステップS1)。対数変換手段2においては画像データS0が対数変換されて画像データS1が得られる(ステップS2)。画像データS1は階調変換手段3において階調変換が施されて画像データS2が得られる(ステップS3)。画像データS2は濃度変換手段4において濃度が変更されて画像データS3が得られる(ステップS4)。なお、濃度変換手段4において階調を変更してもよい。画像データS3は逆対数変換手段5において逆対数変換されて画像データS4が得られる(ステップS5)。
【0048】
画像データS4はLCH変換手段6において明度、彩度、色相に変換され(ステップS6)、色味補正手段7においてその色味が補正される(ステップS7)。そして色味が補正された明度、彩度、色相データはRGB変換手段8においてRGBに変換されて処理済み画像データS5が得られ(ステップS8)、処理を終了する。
【0049】
このように、本実施形態においては、濃度および/または階調についてはCMY色空間(真数値で考えた場合にはRGB色空間)において変更するようにしたため、画像に破綻を来すことなく画像データS0の濃度を変更することができる。また、画像中の肌色の彩度および/または色相についてはL*a*b*色空間において変更するようにしたため、肌色については所望とする彩度および/または色相となるように変更することができる。したがって、処理済み画像データS5を再生することにより得られる再生画像において、所望とする濃度および/または階調を有し、かつ特定色においては所望とする色味を有するものとすることができる。
【0050】
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。図7は本発明の第2の実施形態による画像処理装置の構成を示す概略ブロック図である。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成については同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。第1の実施形態においては、濃度変換手段4において、図3に示すように濃度をシフトする、あるいは図5に示すように階調を変更するようにしているが、第2の実施形態においては、図3に示すように濃度をシフトした後、図8に示すように階調を変更する濃度変換手段14を備えた点が第1の実施形態と異なるものである。
【0051】
このため、第2の実施形態における濃度変更手段14は、図3に示すように画像データS2に対して濃度をシフトする処理を施して画像データS2aを得る濃度シフト手段14Aと、画像データS2aに対して図8に示すように階調を変更する処理を施して画像データS3を得る階調変更手段14Bとを備える。なお、図3における縦軸の画像データS3は第2の実施形態においては、画像データS2aに読み替えるものとする。
【0052】
なお、第2の実施形態は、濃度シフト手段14Aにおいて濃度をシフトした後の肌色の色味と、濃度シフト後に階調変更手段14Bにおいてさらに階調を変更することにより得られる肌色の色味との変化量を求め、その変化量を色味補正手段7において補正するものである。
【0053】
濃度シフト手段14Aにおいては、画像データS2の濃度値C2,M2,Y2をシフトして濃度が変更されて濃度値C2a,M2a,Y2aからなる画像データS2aが得られる。この処理は、真数空間において下記の式(20)により表すことができる。
【0054】
R2a=αR2
G2a=αG2 (20)
B2a=αB2
ここで、αはDCMYキー4Aを押下した回数に応じて定められる係数であって、濃度を図3の下方にシフトする場合はα>1、上方にシフトする場合はα<1となる。なお、R2a,G2a,B2aは濃度値C2a,M2a,Y2aの真数値である。
【0055】
階調変更手段14Bにおいては、図8に示すように画像データS2の各濃度値C2a,M2a,Y2aのハイライト部(低濃度域)が非線形となるように階調を変更する。この処理により、肌色は真数空間において下記の式(21)により表すことができる。
【0056】
R3=α′R2a
G3=β′G2a (21)
B3=γ′B2a
但し、α′、β′、γ′はDCMYキー4Aを押下した回数に応じて定められる係数であり、γ′>β′>α′>1(ハイライト部を明るくする場合)となる。逆に、ハイライト部を暗くする場合には、0<γ′<β′<α′<1とすればよい。
【0057】
このように階調を非線形となるように変更した場合、図5に示すように階調を非線形となるように変更する場合と同様に、上記(7)において求められるクロマ値C*が階調の変更量に応じて一律に変化しないものとなる。また、クロマ値C*のみでなく、式(8)により算出される色相角HAも変化する。したがって、階調を非線形となるように変更した場合には、階調変更前の三刺激値X,Y,Z(画像データS2aから求められるもの)と変更後の三刺激値X,Y,Z(画像データS3から求められるもの)とに基づいて上記式(6)から(8)を用いて肌色の各画素毎にクロマ値C*および色相角HAの変化量ΔCおよびΔHAを算出し、上記の式(16)、(17)に示すように、これを肌色強度関数W(a*,b*)と乗算して変更クロマ値C1*(=C5)および変更色相角HA1(=H5)を求めればよい。
【0058】
また、画像データS2aと画像データS3との階調変更による濃度の変化量をΔDとし、この変化量ΔDに依存した変化量ΔCおよびΔHAのマップを作成し、このマップを参照して上記式(18)、(19)に示すように補正量を求めることが好ましい。
【0059】
そして、このようにして算出された変更クロマ値C1*(=C5)および変更色相角HA1(=H5)に基づいて、RGB変換手段8において上記式(7)、(8)を逆に解くことにより変更後のa*,b*を求め、この変更後のa*,b*およびL*に基づいて、式(6)を逆に解くことにより変更後の三刺激値X5,Y5,Z5を求める。そして、上記式(13)および(14)に基づいて色データR5,G5,B5を算出し、これを処理済み画像データS5とすればよい。
【0060】
なお、上記第1および第2の実施形態においては、LCH変換手段6においては、画像データS4をL*a*b*空間に変換しているが、L*u*v*空間に変換し、色味補正手段7にてL*u*v*空間において彩度および色相を補正するようにしてもよい。
【0061】
また、上記第1および第2の実施形態においては、画像データS0に対して、対数変換手段2、階調変換手段3、濃度変換手段4,14、逆対数変換手段5、LCH変換手段6、色味補正手段7およびRGB変換手段8においてそれぞれ上述した処理を行っているが、各手段における処理を同時に行うためのルックアップテーブルを予め作成しておき、画像データS0をこのルックアップテーブルを参照して変換することにより、処理済み画像データS5を得るようにしてもよい。このように、ルックアップテーブルを参照して画像データS0を変換することにより、演算量を低減して処理を高速に行うことができる。この場合、図9の第3の実施形態による画像処理装置に示すように、上記各手段に代えて、上記各手段における処理を同時に行うための演算手段20のみを設ければよいため、装置の構成を簡易なものとすることができる。
【0062】
さらに、上記第1および第2の実施形態においては肌色の色味を補正しているが、空の色や樹木の緑色を特定色として、肌色の場合と同様に色味を補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による画像処理装置の構成を示す概略ブロック図
【図2】濃度シフトを説明するための図
【図3】階調変換曲線を示す図
【図4】L*a*b*空間における肌色強度関数を示す図
【図5】濃度シフトの他の例を説明するための図
【図6】本実施形態の動作を示すフローチャート
【図7】本発明の第2の実施形態による画像処理装置の構成を示す概略ブロック図
【図8】第2の実施形態における階調変換曲線を示す図
【図9】本発明の第3の実施形態による画像処理装置の構成を示す概略ブロック図
【符号の説明】
1 読出手段
2 対数変換手段
3 階調変換手段
4,14 濃度変換手段
5 逆対数変換手段
6 LCH変換手段
7 色味補正手段
8 RGB変換手段
20 演算手段
Claims (3)
- 第1の色空間において、カラー画像データの全データ値を一律にシフトすることにより画像の濃度を変更し、
前記第1の色空間において、データの入力値と出力値との関係が前記カラー画像データにより表される画像のハイライト側において非線形となる階調変換曲線により、前記濃度が変更されたカラー画像データの階調を変更し、
前記濃度が変更されたカラー画像データおよび前記階調が変更されたカラー画像データを前記第1の色空間とは異なる第2の色空間のカラー画像データに変換し、
該第2の色空間において、前記濃度が変更されたカラー画像データと前記階調が変更されたカラー画像データとの彩度および/または色相の変化量である彩度変化量および/または色相変化量を算出し、
前記第2の色空間において、前記彩度変化量および/または前記色相変化量を、前記画像における特定色に近いほど値が大きくなる関数により重み付けし、該乗算後の前記彩度変化量および/または前記色相変化量を、前記濃度が変更されたカラー画像データの彩度および/または色相と加算して、変更彩度および/または変更色相を算出し、
前記変更彩度および/または前記変更色相に基づいて、前記階調が変更されたカラー画像データの彩度および/または色相を補正し、
前記彩度および/または前記色相が補正されたカラー画像データを前記第2の色空間から前記第1の色空間に変換して処理済み画像データを得ることを特徴とする画像処理方法。 - 第1の色空間において、カラー画像データの全データ値を一律にシフトすることにより画像の濃度を変更する濃度シフト手段と、
前記第1の色空間において、データの入力値と出力値との関係が前記カラー画像データにより表される画像のハイライト側において非線形となる階調変換曲線により、前記濃度が変更されたカラー画像データの階調を変更する階調変更手段と、
前記濃度が変更されたカラー画像データおよび前記階調が変更されたカラー画像データを前記第1の色空間とは異なる第2の色空間のカラー画像データに変換し、該第2の色空間において、前記濃度が変更されたカラー画像データと前記階調が変更されたカラー画像データとの彩度および/または色相の変化量である彩度変化量および/または色相変化量を算出し、前記第2の色空間において、前記彩度変化量および/または前記色相変化量を、前記画像における特定色に近いほど値が大きくなる関数により重み付けし、該乗算後の前記彩度変化量および/または前記色相変化量を、前記濃度が変更されたカラー画像データの彩度および/または色相と加算して変更彩度および/または変更色相を算出し、前記変更彩度および/または前記変更色相に基づいて、前記階調が変更されたカラー画像データの彩度および/または色相を補正する色味補正手段と、
前記彩度および/または前記色相が補正されたカラー画像データを前記第2の色空間から前記第1の色空間に変換して処理済み画像データを得る変換手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 第1の色空間において、カラー画像データの全データ値を一律にシフトすることにより画像の濃度を変更する手順と、
前記第1の色空間において、データの入力値と出力値との関係が前記カラー画像データにより表される画像のハイライト側において非線形となる階調変換曲線により、前記濃度が変更されたカラー画像データの階調を変更する手順と、
前記濃度が変更されたカラー画像データおよび前記階調が変更されたカラー画像データを前記第1の色空間とは異なる第2の色空間のカラー画像データに変換する手順と、
該第2の色空間において、前記濃度が変更されたカラー画像データと前記階調が変更されたカラー画像データとの彩度および/または色相の変化量である彩度変化量および/または色相変化量を算出する手順と、
前記第2の色空間において、前記彩度変化量および/または前記色相変化量を、前記画像における特定色に近いほど値が大きくなる関数により重み付けし、該乗算後の前記彩度変化量および/または前記色相変化量を、前記濃度が変更されたカラー画像データの彩度および/または色相と加算して、変更彩度および/または変更色相を算出する手順と、
前記変更彩度および/または前記変更色相に基づいて、前記階調が変更されたカラー画像データの彩度および/または色相を補正する手順と、
前記彩度および/または前記色相が補正されたカラー画像データを前記第2の色空間から前記第1の色空間に変換して処理済み画像データを得る手順とを有することを特徴とする画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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