JP4134454B2 - 感圧センサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート座部に搭載され、着座者の着座状態を検出する感圧センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、着座者の着座状態を検出するためのセンサとして、シート座部に搭載される面状の感圧センサがある。この感圧センサによりシート座部における圧力分布を検出し、シートに人が座っているかどうか、あるいはシートに座っているのが大人であるか子供であるか等を判断することができる。
【0003】
このような感圧センサは、配線部と複数のセンサ部とが面状に形成されており、人がシートに座ることによってシート座部に生ずる圧力の変化を抵抗値の変化として検出している。
【0004】
通常、センサ部は、接点を構成する電極部および導電部と、これらの間に隙間(接点ギャップ)を形成するスペーサ部とから構成される。図5は感圧センサの構成を示しており、感圧センサJ20は、配線部J22および電極部J21aが形成された下側フィルムJ23と、スペーサ部J21bが形成されたスペーサフィルムJ24と、導電部J21cが形成された上側フィルムJ25とが順に積層された構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記感圧センサJ20の構成では、下側フィルムJ23、スペーサフィルムJ24、上側フィルムJ25のそれぞれを、感圧センサ完成品の大きさでシート状材料から切り取って製造されることになる。従って、シート状材料のうち無駄となる部分が多く、感圧センサの製造コストアップにつながっていた。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑み、積層構造を有する感圧センサにおいて、コストダウンを図ることができる構成を持つ感圧センサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両シートの座部本体(13)とシート表皮(14)との間に配置され、乗員の着座状態を判断するための感圧センサであって、下側フィルム(23)、スペーサフィルム(24)、上側フィルム(25)の3層からなる積層構造であり、配線部(22)と複数の感圧部(21)とが面状に形成されてなり、配線部(22)は、下側フィルム(23)に形成され、感圧部(21)は、下側フィルム(23)に形成された導電部(21c)と、スペーサフィルム(24)に形成されたスペーサ部(21b)と、上側フィルム(25)に形成された電極部(21a)とが積層されて構成され、下側フィルム(23)およびスペーサフィルム(24)は、配線部(22)と感圧部(21)とに対応する大きさに形成されており、上側フィルム(25)は、感圧部(21)単体に対応する大きさに形成されていることを特徴としている。
【0008】
このように、上側フィルム(25)を、感圧部(21)単体に対応する大きさに形成することによって、必要形状部分のみに小型化することになる。すなわち、感圧センサ全体を積層構造とするのではなく、感圧センサの一部のみを積層構造とすることにより、材料費を軽減することができ、感圧センサのコストダウンを図ることができる。なお、このとき、下側フィルム(23)と上側フィルム(25)の間に、配線部(22)と感圧部(21)とに対応する大きさのスペーサフィルム(24)が積層されていてもよい。
【0013】
なお、上記発明において「感圧部(21)単体に対応する大きさ」には、感圧部(21)単体とほぼ同じ大きさである場合と、感圧部(21)単体より若干大きい場合が含まれる。
【0014】
また、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の感圧センサの取付構造を車両用シートに適用した実施形態について図1から図5に基づいて説明する。この車両用シートに取り付けた感圧センサは、乗員の着座状態を判断し、例えば、シートに人が着座していない場合には、エアバッグの作動を防止したり、あるいは乗員が大人か子供かを判断して、エアバッグ作動時のエアバッグの展開エネルギを制御するためのセンサとして用いられる。
【0016】
図1は車両用シート10の構成を示している。シート10は、シート背もたれ部11およびシート座部12とから構成されている。シート座部12は、座部本体13と座部本体13を覆うシート表皮14とから構成されている。座部本体13とシート表皮14との間には、乗員の着座状態を検出するための感圧センサ20が配置されている。
【0017】
図2は感圧センサ(メンブレン状体重センサ)の積層構造を示している。感圧センサ20は、複数のセンサ部(感圧部)21および配線部22が枝状に形成された構成となっている。センサ部21は面状に配置されており、個々のセンサ部21はそれぞれに加えられた圧力に応じた電気信号を出力する。これにより、シート座部のどの位置にどのぐらいの圧力が加えられたかを検出することができる。
【0018】
感圧センサ20は、下側フィルム23、スペーサフィルム24および上側フィルム25が積層された構造となっている。下側フィルム23およびスペーサフィルム24は、面状に形成されたセンサ部21および配線部22に対応して、感圧センサ20完成品の大きさに形成されており、上側フィルム25は、必要形状部分であるセンサ部21単体に対応した大きさに形成されている。上側フィルム25は、センサ部21とほぼ同じ大きさか、あるいはセンサ部21より若干大きく形成されていればよい。
【0019】
図3はセンサ部の積層構造を示している。感圧センサ20のセンサ部21は、電極部21a、スペーサ部21bおよび導電部材(導電部)21cが積層された構成となっている。電極部21aと導電部材21cは接点を構成し、スペーサ部21bは、電極部21aと導電部材21cの間に配置され接点ギャップを形成している。電極部21aは、配線部22とともに下側フィルム23に形成され、スペーサ部21bはスペーサフィルム24に形成され、導電部21cは上側フィルム25に形成されている。
【0020】
図4は、上記感圧センサ20のシート座部12への取り付け工程を示している。図4(a)に示すように、感圧センサ20を座部本体13上に粘着材等を利用して取り付ける。感圧センサ20を座部本体13に取り付けた後、図4(b)に示すように座部本体13にシート表皮14を被せることで、感圧センサ20のシート座部12への組み付け作業を終了する。
【0021】
以上のように、上側フィルムをシート状部材として感圧センサ完成品の大きさに形成するのではなく、必要形状部分のみに小型化して形成することにより、材料費を軽減することができ、感圧センサのコストダウンを図ることができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の感圧センサの取付構造を示す斜視図である。
【図2】感圧センサの積層構造を示す斜視図である。
【図3】センサ部の積層構造を示す斜視図である。
【図4】感圧センサをシート座部に取り付ける工程を示す断面図である。
【図5】従来の感圧センサの積層構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…シート、11…シート背もたれ部、12…シート座部、20…感圧センサ、21…センサ部、21a…電極部、21b…スペーサ部、21c…導電部材、22…配線部、23…下側フィルム、24…スペーサフィルム、25…上側フィルム。
Claims (1)
- 車両シートの座部本体(13)とシート表皮(14)との間に配置され、乗員の着座状態を判断するための感圧センサであって、
下側フィルム(23)、スペーサフィルム(24)、上側フィルム(25)の3層からなる積層構造であり、配線部(22)と複数の感圧部(21)とが面状に形成されてなり、
前記配線部(22)は、前記下側フィルム(23)に形成され、
前記感圧部(21)は、前記下側フィルム(23)に形成された導電部(21c)と、前記スペーサフィルム(24)に形成されたスペーサ部(21b)と、前記上側フィルム(25)に形成された電極部(21a)とが積層されて構成され、
前記下側フィルム(23)および前記スペーサフィルム(24)は、前記配線部(22)および前記感圧部(21)とに対応する大きさに形成されており、
前記上側フィルム(25)は、前記感圧部(21)単体に対応する大きさに形成されてていることを特徴とする感圧センサ。
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JP23887099A Expired - Fee Related JP4134454B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 感圧センサ |
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JP (1) | JP4134454B2 (ja) |
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1999
- 1999-08-25 JP JP23887099A patent/JP4134454B2/ja not_active Expired - Fee Related
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