JP4125091B2 - 眼科撮影装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼科医院や集団検診等で使用される眼科撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、被検眼を所望の撮影部位に誘導するための光源を設け、被検眼にこの光源を固視させることによって、被検眼の所望部位を撮影する眼底カメラが、例えば特開平8−252224号公報等で知られている。
【0003】
図6は従来の眼底カメラの構成を示し、被検眼Eと対向している対物レンズ1の背後の光路上には、中央部に開口を有する孔あきミラー2、フォーカスレンズ3、撮影レンズ4、回動可能なミラー5が配列されている。ミラー5の上方は固視光学系であり、リレーレンズ6、被検眼を固視させるための多数の液晶素子を配列した液晶シャッタ7、光源8が配置されている。
【0004】
ミラー5の後方には、フィールドレンズ9、視野絞り10、結像レンズ11、撮像手段12が配置されている。また、孔あきミラー2の入射方向の光路上には、レンズ13、リング絞り14、光源15が配置されている。制御手段16には、撮像手段12、テレビモニタ17、撮影スイッチ18、固視標移動スイッチ19がそれぞれ接続されている。
【0005】
検者は被検眼の所望部位を撮影するために、液晶シャッタ7の所望位置の液晶素子を点灯し被検者に提示する。液晶シャッタ7の位置情報は電気信号に変換され、その情報に基づいた位置にキャラクタCを発生させ、図7に示すように観察画面上に合成して被検者に目視させている。
【0006】
また、所望部位を変更する場合には、例えば十字キー等から成る固視標移動スイッチ19を作用させ、液晶シャッタ7の点灯位置を移動させると、観察画面上のキャラクタCも液晶シャッタ7の移動に連動して画面上を移動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述の従来例においては、特に散瞳剤を使用しない無散瞳撮影の場合に、固視誘導は暗い中に輝点を提示して固視させており、このとき固視を安定させるために輝点を小さくしている場合が一般的である。しかしながら、固視安定のための大きさのままで、輝点を移動して所望の位置に被検眼を誘導するには、輝点が小さくて見難く、更には被検者が輝点を見失い易いという問題点がある。
【0008】
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、固視標の移動中に固視標の大きさを変え、所望の位置で再度固視標を元の大きさに戻すことができる眼底カメラを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る眼科撮影装置は、被検眼の固視を誘導するための固視標を提示する固視標提示手段と、前記固視標の提示位置を指示する提示位置変更手段とを備え、前記固視標提示手段は前記指示された固視標提示位置に前記固視標を移動中に、提示する固視標の大きさを変更することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明を図1〜図5に図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1において、被検眼Eと対向している対物レンズ21の背後の光路上には、中央部に開口を有する孔あきミラー22、フォーカスレンズ23、撮影レンズ24、回動可能な回動ミラー25、フィールドレンズ26、視野絞り27、結像レンズ28、撮像手段29が配列されている。ミラー25の上方には、被検眼Eの固視光学系として、結像レンズ30、液晶シャッタ31、光源32が配列されている。
【0011】
また、孔あきミラー22の入射方向の光路上には、レンズ33、リング絞り34、観察光源35が配列され、リング絞り34はレンズ33に関して孔あきミラー22と略共役に配置されている。
【0012】
撮像手段29の出力は制御手段41に接続され、制御手段41にはテレビモニタ42、撮影スイッチ43、固視標移動スイッチ44、結像レンズ28の位置検出器45がそれぞれ接続され、制御手段41は液晶シャッタ31に対する固視灯制御機能をも有している。
【0013】
観察に際して、観察光源35を発した光束は、リング絞り34の開口部、レンズ33を通り、孔あきミラー22のミラー部により左方に反射され、対物レンズ21を介して被検眼Eの眼底Erを照明する。眼底Erでの反射光束は、瞳孔Ep、対物レンズ21、孔あきミラー22の開口部、フォーカスレンズ23、撮影レンズ24、フィールドレンズ26を通り、視野絞り27の近傍に眼底像として一旦結像し、結像レンズ28を介して撮影手段29に再度結像する。撮影手段29に結像した眼底像Prはビデオ信号に変換され、制御手段41を介してテレビモニタ42に映出される。
【0014】
撮影者はこのテレビモニタ42に映出されている眼底動画像を観察し、フォーカスレンズ23を調整して眼底像Prの照準を合わせ、更に被検眼Eの所望部位を撮影するために固視標移動スイッチ44を操作する。このときの様子は、図7で示した従来例のテレビモニタ17の画面と同様である。
【0015】
回動ミラー25を上昇し、光源32により照明された液晶シャッタ31の像を結像レンズ30、回動ミラー25を介して対物レンズ21により被検眼Eに提示する。撮影者は液晶シャッタ31により被検眼Eを所望部位に誘導した後に撮影スイッチ43を押し、観察光源35を発光させて眼底像を制御手段41内部の記憶手段に静止画像として記録する。図2はこのときの液晶シャッタ31の開口部31aと遮光部31bの位置関係を示している。
【0016】
図3(a)〜(c)は固視標移動時の開口部31aと遮光部31bの様子である。図3(a)は移動前の固視提示位置、(b)は移動途中、(c)は移動後の固視提示位置を示している。固視標移動スイッチ44を操作して、固視標の位置を(a)から(c)に移動させる場合に、移動途中状態である(b)では、開口部31aの数を増加させて固視標を大きくし、移動後は(c)に示すように開口部31aの数を減少させて固視標を小さくし被検眼Eに提示する。このとき、テレビモニタ42上には固視標位置表示キャラクタCも、図4に示すCa、Cb、Ccのような変化をさせるようにすると、検者にとっても見易くなり好ましい。
【0017】
図5はその固視標提示位置を変更する際の制御のフローチャート図である。ステップS1でイニシャライズを行い、ステップS2で固視標移動スイッチ44の入力を行う。次のステップS3では、固視標移動スイッチ44の操作を受けて、固視標の開口部31aの開口部数を多くして移動を行う。
【0018】
ステップS4では固視標移動終了の判定を行う。移動終了の場合はステップS6で固視標開口部31aの開口部数を減らして、移動前と同じ開口部数にする。ステップS4で移動終了ではない場合、つまり移動継続の場合には、ステップS5で移動終了まで開口部数が多いままの状態にする。そして移動終了後は、ステップS6で移動前と同じ開口部数にする。その後に、ステップS7で所望位置であればステップS8で撮影を行い、そうでない場合には再度ステップS2に戻り、所望位置に被検眼Eを誘導して撮影を行う。
【0019】
なお、本実施の形態では、固視標提示装置に液晶シャッタ31を用いているが、例えば複数個のLED光源等を用いて、点灯する光源の数を制御することにより、固視標の大きさに変化を与えてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る眼科撮影装置は、固視標の提示位置移動中に固視標の大きく提示し、所望部位で小さく提示するため、被検者が固視標を見失うことなく、かつ安定した固視を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】構成図である。
【図2】固視標の説明図である。
【図3】固視標提示の説明図である。
【図4】被検眼観察画面の説明図である。
【図5】動作のフローチャート図である。
【図6】従来例の構成図である。
【図7】従来例の被検眼観察画面の説明図である。
【符号の説明】
21 対物レンズ
22 孔あきミラー
25 回動ミラー
29 撮像手段
31 液晶シャッタ
32、35 光源
41 制御手段
42 テレビモニタ
43 撮影スイッチ
44 固視標移動スイッチ
45 位置検出器
Claims (4)
- 被検眼の固視を誘導するための固視標を提示する固視標提示手段と、前記固視標の提示位置を指示する提示位置変更手段とを備え、前記固視標提示手段は前記指示された固視標提示位置に前記固視標を移動中に、提示する固視標の大きさを変更する特徴とする眼科撮影装置。
- 被検眼を撮像する撮像手段と、前記固視標提示手段の固視標提示位置を電気信号に変換する変換手段と、前記撮像手段により撮像した被検眼像と前記電気信号に変換した前記固視標提示位置とを合成して表示する表示手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
- 前記固視標提示手段は前記固視標提示位置及び大きさを制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科撮影装置。
- 前記固視標提示手段は前記指示された固視標提示位置に前記固視標を移動中に、提示する固視標の大きさを変更することを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
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