JP4119030B2 - 眼科撮影装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検眼の眼底、角膜内皮、角膜断面等の撮影部位を撮影する眼科撮影装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、被検眼の眼底、角膜内皮、角膜断面等の撮影部位を撮影する眼科撮影装置が知られている。この種の眼科撮影装置、例えば、眼底を撮影する眼底カメラでは、眼底の全体に対する部分としての撮影すべき各部位を観察部位(アライメント画像、眼底像)としてモニタの画面上に動画で表示し、この画面上に表示された各観察部位を観察しつつそれぞれ撮影して、この撮影により得られた撮影すべき各部位を静止画としてスチルビデオレコーダー等に記録し、この撮影により得られた各静止画を相互に関連づけてパノラマ画像として画面に表示するようにしている。
【0003】
この種の眼科撮影装置では、各眼底部位を関連づけてモニタの画面上に静止画として表示するものとしたとき、得られた各静止画を関連づけて貼り合わせて合成する作業が煩わしく、各静止画を間違って関連づけるおそれもあり、被検眼の全体を広い範囲で検査する場合に問題になっている。
【0004】
そこで、被検眼の撮影すべき撮影部位を選択する撮影位置選択手段を設け、撮影部位を撮影して静止画として記録する際に、その撮影位置情報とともに静止画を記録する記録手段を設け、撮影された各静止画をその撮影位置情報に基づきパノラマ画像として画面に表示させる構成とした眼科撮影装置が提案されている(例えば、特開平9−173298号公報参照)。この眼科撮影装置によれば、得られた各静止画を関連づけて貼り合わせて合成する作業に煩わされることなく、また、各静止画を間違って関連づけるおそれもない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この特開平9−173298号公報に開示のものでは、被検眼を観察しているときには、既に撮影の終わっている撮影部位が画面上に表示されず、画面上にはこれから撮影しようとする撮影部位が動画で表示されるのみであるので、これから撮影しようとする撮影部位を観察しているときに既に撮影が終わっている撮影部位との相互関係を直感的に把握しにくいという問題がある。
【0006】
また、このような眼科撮影装置において、医者が次の撮影部位を看護婦などの被指示撮影者に的確に指示しても、被指示撮影者はときとして左右方向を間違って操作する場合が見受けられる。これは、患者の左右方向とモニタ画面上での左右方向とが逆転していることに起因する。
【0007】
通常、医者が撮影者として撮影を行った場合、医者は、常に患者の立場での「右左方向の逆転」に対して配慮を加え、モニタ画面上で「右方向」に変更して撮影を行いたい場合には、患者に対して左右方向の逆転に配慮を加え、「固視標の提示方向を左方向へ変更する」旨伝え、それと同時に固視標の方向を左に切り換える切換ボタンなどの撮影方向指示手段を操作して、眼科撮影装置の撮影方向を「左方向」に切り換える。
【0008】
これに対して、看護婦などの被撮影指示者を介して医者が撮影指示者として被撮影指示者(看護婦や専任のフォトグラファ)に向かって指示をして撮影した場合には、医者は同様に、患者の立場に立って右左方向の逆転に配慮を加え、モニタ画面上での「右方向」に変更して撮影を行いたい場合には、看護婦(フォトグラファ)及び患者に対して「固視標の方向を左方向へ変更して撮影を行う」旨伝える。
【0009】
ここで、被指示撮影者としての専任のフォトグラファ(又は慣れた看護婦)は、医者の「左方向の撮影指示」に対して、医者と患者との左右関係が逆転していることを知っているので、医者の「左方向の撮影指示」に対して、モニタ画面上では「右方向」に撮影方向指示手段を操作させて撮影を行うので、問題は生じない。
【0010】
しかしながら、被撮影指示者としての操作に慣れていない看護婦は、このような左右方向が逆転することに十分に慣れていないので、医者の「左方向の撮影指示」に対して、モニタ画面上における「左方向」への撮影操作(撮影方向指示手段を左方向撮影に指示する操作)を行ってしまう場合がある。医者は、慣れていない看護婦のために、左右方向の逆転を配慮して指示することも可能であるが、この場合には、患者に対しての固視標の指示方向の左右が逆転する。それゆえ、操作に慣れていない看護婦が被指示撮影者の場合には、患者及び看護婦の双方に対して配慮を加えて指示を行うことができなかった。
【0011】
また、間に看護婦などの被指示撮影者を介して撮影をする場合には、モニタ画面を見ている医者(撮影指示者)は、しばしば、この患者と被指示撮影者(看護婦など)とで左右方向が逆転している旨の事実を忘れて、単にモニタ画面上での自分の観察したい方向を「右方向」として指示する場合がある。
【0012】
この場合、被指示撮影者(看護婦)は、モニタ画面での左右方向が患者の左右方向とは逆転していることを知っているので、医者(撮影指示者)の「右方向」の指示に対して、固視標の提示方向が、患者に対して「左方向」となるように撮影方向指示手段を操作する。しかしながら、患者は、医者(撮影指示者)の右方向との指示により「右方向」に固視標が提示されるものとして「右方向」に固視標を探すことになるが、実際には固視標は「左方向」に移動されて提示される。このような場合には、医者(撮影指示者)の指示する方向と被指示撮影者(看護婦)が撮影方向指示手段を操作する方向とが一致せず、同様にトラブルの原因となる。
【0013】
それゆえ、その眼科撮影装置の操作に習熟した専用の被指示撮影者がいる場合には、問題とはならないが、従来は、撮影指示者としての医者が指示する方向に特別の配慮を加えるか、指示された状況に従い看護婦などの被指示撮影者が指示された方向に特別の配慮を払って撮影を行うことにより問題を回避している。
【0014】
近年、眼底カメラ用のテレビカメラの高感度化などが急激に進み、無散瞳で手軽に撮影できる眼科撮影装置が普及されつつある。これは、糖尿病検査などの循環器疾患検査の重要性が増加してきたのに加え、眼底が血管を撮影する簡易な手法であることに起因する。このような状況下で、眼底撮影は、被検眼の中心部(いわゆる後極部)に限らず、固視標を移動させて眼底周辺部を撮影するパノラマ撮影などの撮影が普及するに従い社会的重要性が増大している。それゆえ、このような眼科撮影装置は、眼科専門医のみならず、内科などの他科分野の医者にも容易に使用できることが好ましくなりつつある。
【0015】
このような状況下で、撮影指示者としての医者や被指示撮影者としての看護婦などの特別の配慮ばかりに頼っていては、眼科撮影装置の普及の障害となる。また、実際に、左右の指示系統の取り違いは、撮影時間を増大させて、しいては患者の負担が増大する。パノラマ撮影などの眼底周辺部の撮影は、撮影枚数が多いので、撮影時間が長くなり、患者の負担が一層大きくなるので、改善が望まれる。
【0016】
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、医者が次の撮影部位を指示する際に、撮影指示者、被指示撮影者、患者ともに指示方向について特別の配慮を払わなくてもよい眼科撮影装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、被検眼をモニタの画面上に動画で表示し、この画面上に表示された被検眼の観察すべき部位を変更しながら、表示部位を観察しつつそれぞれの表示部位を撮影する眼科撮影装置において、
前記被検眼に向けて固視標を投影することにより左右方向を含む撮影すべき複数の撮影部位に向けて被検眼を誘導する固視標投影光学系と、前記固視標の提示位置を少なくとも左右方向に変更する提示位置変更手段と、前記撮影方向を指示する撮影方向指示手段の指示方向を左右方向が対称となるように切り換える撮影方向切換手段と、を備えることを特徴とする眼科撮影装置である。
【0018】
このように構成すれば、撮影方向切換手段により撮影方向を指示する撮影方向指示手段の指示方向を逆転して切り換えることができるので、眼科撮影装置の左右方向に関しての多様性が増大する。これにより、患者と撮影者としての医者又は被指示撮影者としての看護婦との左右方向が逆転する場合には、この撮影方向指示手段の指示方向を左右対称に切り換えることにより、被指示者としての看護婦の左右方向が逆転することがなくなり、このような場合に、撮影指示者、被指示撮影者、患者ともに撮影指示方向について左右の逆転に付き特別の配慮を払う必要がなくなる。
【0019】
また、この撮影指示方向は、撮影方向切換手段により切換可能であるので、従来の眼科装置に慣れている使用者は、従来と同様な指示系統に基づき指示できる。これにより、医者(撮影指示者又は撮影者)、看護婦(撮影者又は撮影指示者)は、それぞれの立場が変わった場合にも、自分の慣れた環境での指示により撮影を行っても、常に同じ環境で撮影でき、順調な撮影を行うことができる。また、これにより、眼科撮影装置の多様化を図ることができる。
【0020】
請求項2に記載の発明は、前記撮影方向切換手段は、固視標の提示方向を左右方向が対称となるように切り換える固視標提示方向切換手段を備えた請求項1に記載の眼科撮影装置である。
【0021】
このように構成すれば、固視標提示方向切換手段により固視標の提示方向が左右方向を逆転して切り換えられるので、被指示撮影者としての看護婦による左右方向の逆転がなくなるので、撮影指示者、被指示撮影者、患者ともに撮影指示方向について左右の逆転に付き特別の配慮を払う必要がなくなる。
【0022】
請求項3に記載の発明は、前記撮影方向切換手段は、前記モニタ画面上の画像の左右方向を対称となるように切り換えて表示する画像切換手段を備えた請求項1に記載の眼科撮影装置である。
【0023】
このように構成すれば、画像切換手段によりモニタ画面上の画像の左右方向を逆転して切り換え表示すれば、患者と撮影者としての医者又は被指示撮影者としての看護婦との左右方向の逆転がなくなるので、撮影指示者、被指示撮影者、患者ともに撮影指示方向について左右の逆転に付き特別の配慮を払う必要がなくなる。
【0024】
この撮影方向切換手段は、前記モニタ画面上での機器の初期設定画面上で設定されるように構成すれば、医者が看護婦に指示をして装置を操作することが多い場合や医者が自ら装置を操作することが多い場合など、使用環境が固定されている場合に、その使用環境に合わせて初期設定で切り換えられるので、眼科撮影装置による撮影をするたびに切換を確認する必要がなく、日常のトラブルを起こすことがない。
【0025】
換言すれば、左右方向の指示トラブルは、眼科撮影装置を使用する使用者(検者、撮影指示者、被指示撮影者)の問題であるので、これらの間違いが起こらないように予めその眼科装置の初期設定の段階において、それを使用する使用者(検者、撮影指示者、被指示撮影者)が好む状態で初期設定できれば、眼科撮影装置の多様性が増大することになる。
【0026】
また、この撮影方向切換手段に基づく撮影方向切換状況は、前記モニタ画面上に表示させることにより、使用者は、撮影方向切換状況を常に把握することができる。
【0027】
また、請求項4に記載の発明は、前記眼科撮影装置は、前記被検眼の全体に対する部分としての撮影すべき複数の撮影部位を静止画撮影するとともに、この静止画撮影により撮影された複数の静止画を相互に関連づけてパノラマ画像として画面に表示できるパノラマ画像処理手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置である。
【0028】
請求項1に記載の眼科撮影装置は、パノラマ画像処理手段を備えた眼科撮影装置の多様性を増大させることにより、内科医などの眼科以外の分野の使用者への多様性を拡大させることができる。
【0029】
このように構成することにより、パノラマ撮影などの撮影枚数が多い場合の患者の負担を一層軽減できる。また、眼科撮影装置を使用者の立場に立って多様化させることにより、専門医のみならず、広い範囲の検者が使用できるように構成することにより、パノラマ撮影などの周辺部を撮影できる眼科撮影装置を普及させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る眼科撮影装置の一例としての無散瞳タイプの眼底カメラの外観図を示す。この図1において、符号1Aはベース、符号1Bは架台、符号1Cは装置本体、符号2は顎受け、符号3は額当て、符号4は外部固視灯、符号5Aはジョイスティック、符号5Bは撮影スイッチ、符号5Cは架台1Bの上面に設けられた操作パネル、符号5Dは合焦ハンドル、符号6はテレビカメラである。
【0031】
この眼科撮影装置は、ジョイスティック5A、撮影スイッチ5B、操作パネル5C上の各種ボタン又はスイッチ、合焦ハンドル5Dにより操作される他、マウス(不図示)などによるモニタ画面80からの操作、などに基づき操作可能とされている。以下、これらの操作を総称して操作手段5という。
【0032】
このテレビカメラ6は、撮影用テレビカメラ6A及び観察用テレビカメラ6Bとを有し、撮影用テレビカメラ6Aは、画像記録機器としてのスチルビデオレコーダー7を介してモニタ8に接続され、また制御装置9に接続されている。また、観察用テレビカメラ6Bは制御装置9を介してモニタ8に接続されている。
【0033】
一方、装置本体1Cの内部には、図2に示すように、被検眼Eの眼底Efを照明するための照明光学系10と眼底Efを撮影する撮影光学系20と、眼底Efを観察する観察光学系30と、被検眼Eに対する装置本体1Cの位置合わせを行うためのアライメント光学系40と、眼底Efに固視標を投影して被検眼Eを固視させるための内部固視標投影光学系50とを備えている。
【0034】
この照明光学系10は、観察時には赤外光により眼底Efを照明し、撮影時には可視光により眼底Efを照明する光学系であり、対物レンズ11と、孔開きミラー12と、リレーレンズ13と、反射ミラー14と、リレーレンズ15と、被検眼Eの瞳孔Eaと共役関係に保たれたリング開口16Aを有するリング開口板16と、撮影光源としてのキセノンランプ17aと、IRフィルター18と、コンデンサレンズ19と、観察照明光源としてのハロゲンランプ17bとを有している。また、被検眼Eと対物レンズ11との距離Wは、適正作動距離に配置された場合には、孔開きミラー12は被検眼Eの角膜Cと共役な位置に配置されている。
【0035】
この照明光学系10の光路には、ピント指標投影光学系190の一部を構成する棒ミラー190aが被検眼Eの眼底Efと光学的に共役な位置に挿脱可能に挿入されている。このピント指標投影光学系190の詳細は、例えば特開平9−66032号公報に開示されている。
【0036】
このピント指標投影光学系190は、ピント指標板(不図示)と眼底Efとが常に光学的に共役となるように、観察光学系30及び撮影光学系20の合焦レンズ21(後述)と連動して照明光学系10の光軸方向に移動するようになっている。このピント指標投影光学系190には、プリズム、2孔絞り板などを有し、眼底Efとピント指標とが共役となっていないと、図3に示すように、このピント指標像191が二つに分離して見え、一つに揃えることにより、簡単にピント合わせが行えるように構成されている。これにより、モニタ画面80にはピント指標投影光学系190に基づく指標像191が表示され、この指標像191が一致された場合には、合焦されたと判断されて撮影が可能となる。検者は、この指標像191を見ながらピント調整できる。なお、このピント合わせ機構は、他の方法でもよく、例えば、特公昭61−91号公報に開示されている方法が例示される。
【0037】
撮影光学系20は、照明光学系により照明された眼底Efを静止画像として撮影するための光学系であり、対物レンズ11と、孔開きミラー12、合焦レンズ21と、結像レンズ22と、反射ミラー23と、フィールドレンズ24と、反射ミラー25と、リレーレンズ26と、撮影用テレビカメラ6Aとを有し、撮影用テレビカメラ6Aの撮像素子6aは、眼底Efと光学的に共役関係に維持されている。
【0038】
また、観察光学系30は照明光学系10により照明された眼底Efを観察するための光学系であり、撮影光学系20の光路の途中からクイックリターンミラー33により分岐して構成され、反射ミラー35、リレーレンズ36、観察用テレビカメラ6Bを有し、この観察用テレビカメラ6Bは、クイックリターンミラー33に対して撮像素子6a(撮影用テレビカメラ6A)と光学的に共役な位置に配置されている。
【0039】
アライメント指標投影手段40は、アライメント指標を被検眼に向けて投影するためのもので、アライメント光源としてのLED41、そのLED41の発光光を導くライトガイド42、ライトガイド42から射出された光を反射させ2孔絞り43に導く反射鏡44、リレーレンズ45、撮影光学系20からの分岐用のハーフミラー46、穴あきミラー12、対物レンズ11を有する。
【0040】
この2孔絞り43はリレーレンズ45に近接されて配置され、図4に示すように、眼底Efの中央位置指定用の2孔絞り430と、眼底Efの周辺位置指定用の2孔絞り430とが不図示のソレノイドなどによる2孔絞り切換手段47の切換操作により光路に切換挿入可能とされている。
【0041】
それぞれの2孔絞り430(又は431)は、光軸O1に関して対称位置に形成された一対の孔部43a、43bを有するが、周辺部用の2孔絞り431の孔部43a、43bは、眼底周辺部の指定位置をアライメントするために光軸01から少し離間されている。これにより、眼底Ef中部と周辺部との離間距離が設定される。また、この周辺位置指定用の2孔絞り431は、光路に挿入された状態で、光軸01を回転中心として両矢印方向に回転可能とされている。
【0042】
アライメント指標投影手段40は、この2孔絞り431を回転させる回転角度θの指定により、眼底Ef中心部から等距離を保った状態で偏角方向のみを指定してアライメント指標を被検眼Eに向けて投影できるように構成されている。この回転角度θは、この実施の形態では、45度単位で回転されるように設定されているが、この回転角度(設定角度)θは後述する固視光源の位置に対応して自由に設定可能である。
【0043】
また、ハーフミラー46は、波長760nmの光束を約半分透過し、それ以外の波長域の光束をほぼ100%透過させる透過特性Tを有し、眼底Efからの反射光束の光量がこのハーフミラー46の存在により低下することが抑止されている。
【0044】
LED41は中心波長が760nmの近赤外光を出射する特性を有する。ライトガイド42の射出端42aはリレーレンズ45の光軸O1(撮影光学系20の光軸O)上に位置するように配置されている。2孔絞り43は、作動距離Wが適正位置からずれたときにアライメント光束に基づくアライメント像421を分離して被検眼Eに投影するための光学手段である。
【0045】
ライトガイド42の射出端42aから出射されたアライメント光束は反射鏡44により反射されて2孔絞り43に導かれ、2孔絞り43の孔部43a、43bを通ったアライメント光束はリレーレンズ45に導かれる。リレーレンズ45を通過したアライメント光束はハーフミラー46により穴あきミラー12に向けて反射される。リレーレンズ45はライトガイド42の射出端(アライメント指標)42aを穴あきミラー12の穴部12aの中央位置(撮影光学系20の光軸O1上の位置)Xにいったん中間結像する。その穴部12aの中央位置Xに形成されたアライメント指標を形成する一対のアライメント光束は、対物レンズ11を介して被検眼Eの角膜Cに導かれる。
【0046】
観察光学系30の光路の途中から赤外光を透過し、可視光を反射する特性を有するダイクロイックミラー53により分岐されて内部固視標投影光学系50が配置されている。この固視標投影光学系50は、被検眼Eの中心部(いわゆる後極部)とその周辺部に誘導させるための固視標を投影する光学系であり、発光ダイオードなどの固視光源51と、この固視光源51に対向して設けられたマスク板52と、ダイクロイックミラー53とを有する。
【0047】
固視光源51は、例えば図5に示すように、中央に配置された固視光源510と、この固視光源510を中心とした円周上に等間隔で配置された8個の固視光源511〜518とを有する。中央の固視光源510は、眼底Efの黄斑部を中心とする観察・撮影用であり、固視光源510R、510Lは、被検眼Eの左右に応じて「老人保健法」で定められた範囲を撮影するためのものである。また、周辺の固視光源511〜518は眼底Efの周辺観察・撮影用であり、マスク板52には、図6に示すように、各固視光源510(510R、510L)〜518に対向して、ピンホール520(520R、520L)〜528が設けられている。また、これらの固視光源51の点灯に連動して2孔絞り431が回転される。
【0048】
この固視光源51(510〜518)の光はマスク板52の各ピンホール520〜528を通過して、ハーフミラー53、結像レンズ22、合焦レンズ21、対物レンズ11を介して眼底Efにピンホール像を固視標として投影する。これにより眼底Efにピンホール像が結像され被検眼Eに固視標が提示される。被検者はこの固視標を視認することにより固視が固定される。
【0049】
固視光源510及び511〜518のいずれかを点灯させるかによって、撮影光学系20の光軸Oに対する被検者の固視の方向が切り換えられ、これにより眼底Efの観察・撮影すべき部位が変更できる。この固視光源51は、十文字、縦横など一線、三角形、五角形、正一六角形など、その固視標の個数及び配置は自由に設定できる。
【0050】
例えば、固視光源510〜518が順次点灯される場合、すなわち、固視光源510を中心に周辺部に8個(八角形)の固視光源(511〜518)が点灯される場合には、2孔絞り431が45度単位で回転される。また、固視光源51を十文字に点灯させる場合には、2孔絞り431は90度単位で回転され、一線(例えば、固視光源510、513、517)を点灯させる場合には、この2孔絞り431は、180度単位で回転される。
【0051】
また、この固視光源51(510〜518)の点灯に連動して、モニタ画面80上には、アライメント像基準位置マーク54(540〜548)が表示されるように構成されている。周辺を示すアライメント基準位置マーク541〜548は、眼底周辺部を撮影する際に、角膜頂点Cfが撮影光軸Oと外れた位置になるために、撮影光軸Oからずれたアライメント指標像の結像位置を予め検者に示唆するものである。これにより、検者は、周辺部の撮影時にもそのアライメント調整を容易に行うことができる。したがって、このアライメント基準位置マーク54は、提示位置変更手段(後述する表示枠61又はボタン76〜78により操作される固視標位置選択手段)による固視標の提示位置の切換に対応してモニタ画面80における表示位置が切り換えられている。
【0052】
この提示位置変更手段(固視光源510〜518の点灯位置の制御)は、どこにあってもよいが、この実施の形態では、観察時及び撮影時のモニタ画面80の操作又は操作パネル上での操作による。
【0053】
そのモニタ画面80には、図3に示すように、眼底Efの全体に対する部分としての撮影すべき部位が画面中央に眼底像Erとして表示される。この眼底像Erは動画又は静止画である。この図3では、被検眼E(左眼)が「老人保健法」指定の固視光源510Lを固視しているものとして、モニタ画面80にはその中央部(後極部)に対応する撮影すべき部位が眼底像Er0として動画で表示されている。なお、固視光源510Lと固視光源510Rは、以下の説明では単に固視光源510として説明することがある。
【0054】
また、このモニタ画面80には、眼底像Erとして表示された動画とともにそのモニタ画面80の一部、例えば左下に、眼底Efの全体に対する部分としての観察中の部位(又は撮影部位)を表示する表示枠(撮影方向指示手段を兼用)61や、照明光源の輝度情報枠(輝度調整仮想スライドツマミを兼用)62、撮影光量、患者情報等に関する情報枠63等が適宜配置されており、これらの配置は、眼科撮影装置の初期設定又は任意の段階で変更可能とされている。
【0055】
その表示枠61は、図7に示すように、9個の升目610〜618から構成され、中央の升目610は中央の固視光源510(又は510R、510L)に対応し、上(時計で12時方向)の升目611は固視光源511に対応し、右上(時計で1時半方向)の612升目は固視光源512に対応し、右(時計で3時方向)の升目613は固視光源513に対応する。同様にして升目61…は固視光源51…に対応し、左上(時計で10時半)の升目618は固視光源618に対応する。検者は、マウスなどの操作により表示枠61中の各升目610〜618を選択することにより、固視標の提示位置、すなわち、眼底Efの全体に対する撮影すべき部位の位置を選択することができる。なお、この表示枠61には、眼底Efの模様を模式的に表す模式図(認識パターン)が描かれていてもよい。
【0056】
この表示枠61は、パノラマ撮影では、撮影済みの部位と、撮影が行われようとしている部位と、まだ撮影されていない部位とが視認により区別されるように構成されているのがよい。この区別は、輝度又は彩度などが変更されてもよく、現在撮影すべき部位の輝度又は彩度がその他の部位に比べて相対的に高輝度若しくは低輝度又は彩度が変化してもよく、又は現在撮影すべき部位が点滅(ブリンクル)されて、その他の部位と比較して視認できるように構成されてもよい。
【0057】
この図7において、撮影済みの部位61Aは、「白又は白抜き」を表す斜線部で示され、撮影が行われようとしている部位61Bは「点滅」を表す横線部で示され、まだ撮影されていない部位61Cは、「低輝度又は黒」を表す無印として区別されている。また、この各升目610〜618には、各部位において撮影された静止画の数を「アラビア数字」(1,2…)により表している。
【0058】
なお、中央の升目610は、光軸中心の場合は「c」、「老人保健法」指定位置の場合は被検眼Eの左右眼に応じて「R」、「L」の表示にしてもよい。
【0059】
これにより、現在撮影を行おうとしている撮影部位は、点滅(横線)している升目613(61B)であり、この升目613では、既に1枚の撮影済みであることを示している。また、升目610、611,612(61A)は白又は白抜き(斜線)であるので、既に数字で示された枚数の静止画撮影が完了されいることを示し、升目614〜618は、低輝度又は黒(無印)でありまだ撮影されていないことを表している。
【0060】
このように、現在撮影が行われようとしている部位61Bと、まだ撮影されていない部位61Cと、撮影済みの部位61Aとを、目標とするパノラマ画像全体像の部分として各升目に表示させることにより、検者(撮影者)は、パノラマ画像として今どの箇所を撮影(又は観察)しているのか、これから、どの部位を撮影すべきなのかが一目瞭然に理解される。
【0061】
この表示枠61上での操作は、マウスにより各升目610〜618をクリックすることにより、それぞれに対応した固視光源510〜518が点灯されて固視すべき位置(観察又は撮影すべき位置)が固定されることにより実行可能である。また、この固視光源の点灯位置(又は撮影・観察すべき位置)は、操作パネルによる操作でも行えるが、その詳細は、操作パネルの説明とともに後述される。
【0062】
次いで、制御装置9の接続関係を図8により説明する。
【0063】
この制御装置9は、パソコンなどの演算部及び記憶部を含むもので、眼科撮影装置本体に内蔵されたり、また、外部のパソコンなどの制御装置と連動されていてもよい。この制御装置9は、モニタ8、スチルビデオレコーダ7、撮影用テレビカメラ6A、観察用テレビカメラ6Bに接続されている。この例では、モニタ8は本体に内蔵されているが、同時に外部モニタと併用されていてもよく、この外部モニタは、外部のパソコン(制御装置9の一部)に接続されていてもよい。
【0064】
また、この制御装置9は、各種の操作手段5と接続され、それぞれの操作手段5の指示により、予め定められたプログラムにしたがって操作されてもよい。これらの操作手段5としては、例えば、ジョイスティック5A、撮影スイッチ5B、操作パネル5C、合焦ハンドル5D、不図示のマウス、その他の電源、操作スイッチなどである。xyz方向の各種アライメント検出・補正回路、合焦検出回路及びそれらの制御回路、駆動回路などに接続されているが、その詳細は省略されている。制御回路9は、これらの操作手段からの各種入力信号により、スチルビデオレコーダ7、モニタ8を予め設定されたプログラムにしたがって制御する。
【0065】
例えば、この発明の眼科撮影装置は、撮影方向指示手段100としての固視光源54の点灯位置を制御する固視方向指示手段を備えており、この固視方向指示手段は、上述したとおり、2孔絞り431の回転制御、アライメント基準位置マーク54の選択手段などと連動して制御される。また、この撮影方向指示手段100(固視方向指示手段)は、撮影方向切換手段110としての固視標提示方向切換手段によりその撮影指示方向(固視標の提示位置)を左右方向が対称となるようにより切り換えられる。
【0066】
モニタ画面80上の画像の左右方向が対称となるように切り換えて表示する画像切換手段を備える構成の眼科撮影装置では、この撮影方向切換手段110は、その画像切換手段の画像表示方向を左右に対称に切り換える画像方向切換手段であってもよい。
【0067】
このような撮影方向の切換は、制御手段9を介して行われることができるほか、電気的な切換手段により撮影方向が左右対称となるように固視方向指示手段や画像方向指示手段を切り換えてもよい。この実施の形態では、図8に示すように、便宜的にすべての指示手段は制御手段9に接続され、各駆動手段はこの制御手段9による指示により制御されている。
【0068】
操作パネル5Cは、図9に示すように、ジョイスティック5Aを中心に左側操作パネル70、右側操作パネル75とから構成され、左側操作パネル70には、顎受け2を上下する一対のボタン71下矢印,71上矢印(人マーク付き)、メニュウマーク(mマーク)の付されたメニュウボタン72、雷マーク及びL、M、Hマークの付された選択ボタン72L,72M,72H、太陽マークの付された照明光源の光量調整ボタン73+、73−とを有する。
【0069】
一方、右側操作パネル75の中央には撮影すべき位置選択用(撮影方向指示手段であり、撮影方向切換手段でもある。)の3つのボタンが並んでいる。中央のボタン76は固視標をセンター(中央部)に戻すボタン(固視標510に相当する。)であり、左矢印の付されたボタン77は固視標の提示位置を左方向へ移動させるボタンであり、右矢印の付されたボタン78は固視標の提示位置を右方向(時計方向)へ移動させるボタンである。なお、中央のボタン76で、固視標を「老人保健法」の位置510Rから510Lに戻すようにしてもよい。また、符号79は蛍光タイマーなどの蛍光撮影の際のスイッチである。
【0070】
これらの操作ボタン76〜78は、パノラマ撮影などの場合には、予めプログラムされた方法により順次固視標が移動されるなどの機能を付されていてもよい。例えば、これらの操作ボタン76〜78は、パノラマモード選択ボタンとして機能され、ボタン76によりセンターでの撮影が終了した後に、ボタン77又は78を押すことにより、周辺部の撮影用に切り換えられ、周辺部撮影用の2孔絞り431が挿入され、升目611に相当する位置の眼底Efの撮影が可能となる。次いで、ボタン77又は78の選択により、2孔絞り431が右回りに回転されるか、左回りに回転されるかにより、固視標の提示位置が順次変更される。これとともに、基準位置マーク54の位置選択手段によりアライメント基準位置マーク54が連動してモニタ画面80の所定位置に表示されるように変更され、目標とする撮影すべき部位が、眼底像Er1〜8として観察・撮影可能とされる。
【0071】
これにより、眼底Ef極部を撮影するときには、中央に位置する固視光源510が点灯されて、被検眼Eにそれに対応したピンホール520の固視標が提示され、中央の撮影すべき部位(例えば眼底Ef後極部)が眼底像Er0として撮影可能とされる。
【0072】
また、眼底周辺部Ef´を撮影するときには、撮影したい眼底周辺部の撮影に応じてそれに対応する右、左、上、下等の固視光源511〜518が点灯されて、被検眼Eにそれらに対応したピンホール521〜528の固視標が提示される。また、モニタ画面80上において、眼底Efを表す動画とともに、ピント指標像191、目標とする位置に相当するアライメント基準位置マーク54、アライメント像421とが表示される。
【0073】
検者は、この指標像191を調整したり、アライメント基準位置マーク54の中央位置にアライメント像421が一つになるようにアライメント調整を行うことにより、合焦、アライメント調整を行う。
【0074】
作動距離W(z方向)及び上下左右方向(xy方向:光軸Oに直交する方向)の位置が適正であるときには、図10に示すように、眼底像Erとともに出射端42aの像421が、アライメント基準位置マーク54の中央に合致してモニタ画面80に表示される。また、アライメントが適正位置からずれているときには、図3に示すように出射端42aの像421が分離して形成され、したがって、検者はこのアライメント光束に基づくアライメント像421の合致・分離を視認することによりアライメント調整を行うことができる。
【0075】
以上のように構成された眼底カメラを用いた観察及び撮影手順の一例について述べる。
[眼底カメラの初期設定]
撮影に先立ち、検者は、この眼底カメラの初期設定を行うことができる。この初期設定は、モニタ画面80における操作により行える。例えば、メニュウボタン72を押すことにより、メニュウ画面が表示される。このメニュウ画面には、通常の眼底カメラの初期設定と同様に、必要な情報と不要な情報とを区分けしたり、モニタ画面80の表示範囲の設定するなどの表示操作、撮影光量の基準値の設定、接続する外部記憶装置や撮影装置の選択(タイミングなどの信号方式の選択)などが設定される。また、固視を内部固視又は外部固視の選択、内部固視を用いる場合の内部固視の個数の選択が階層的に表示可能に設定される。
【0076】
ボタン72L、72Hは、メニュウが選択されている場合には、メニュウ画面80のカーソルを上下させる操作手段5に変更されるように設定されている。このボタン72L,72Hを操作することにより、目的の位置にカーソルを移動させ、確定ボタン72Mを押すことによりそのメニュウが選択される。このメニュウの選択により、撮影方向切換画面を選択する。
【0077】
図11は、この撮影方向切換画面が表示されたモニタ画面80の一例を示す。この図11では、撮影方向の切換「有り」が選択(有りが反転されている。)され、その選択手段としての「固視標提示方向切換」が反転されて固視標提示方向切換手段がリバース側に選択される状態を示している。この固視標提示方向切換手段(撮影方向の切換)の選択、非選択により、固視標の提示方向の左右が逆転される。また、画像方向切換を選択することにより、画面上での画像の左右方向が逆転されて表示される。この画像方向切換手段は、このモニタ画面80で設定されていなくてもよい。外部のパソコンを使用する場合には、その画像設定画面での切換を行ってもよい。
[眼底Efの観察及び眼底Ef中央部の撮影]
構成が公知であるので、その詳細は省略されているが、通常の無散瞳眼底カメラは、瞳孔径Pdを観察するための瞳像の観察が行える構成となっている。そこで、眼底像Erを観察及び撮影するためには、眼底カメラと被検眼Eとの距離wが眼底Ef撮影用に適正距離を保つように光学調整されてから眼底Ef観察が行われる。
【0078】
眼底Ef観察の場合、眼底Efには照明光学系10により赤外光が照明される。同一光源を用いる場合には、この照明光学系10に適宜の光学フィルターを挿脱させることにより赤外光だけを選択してもよい。この例では、IRフィルター18が挿入された状態で観察光源としてのハロゲンランプ17bが点灯されている。
【0079】
眼底Efからの反射光束(赤外光)は観察光学系30により観察用テレビカメラ6Bに眼底像Erを結像する。そして、この画像情報は、制御回路9を介してモニタ画面80に眼底像Erを白黒の動画として表示される。
【0080】
検者は、モニタ画面80により、アライメント調整、ピント合わせを行いつつ、眼底Efを観察する。撮影を行う場合に、検者は、撮影スイッチ5Bを押すと、この撮影スイッチ5Bの操作に基づき、同期して、撮影光源であるキセノンランプ17a(可視光)が発光され、眼底Efからの反射光が撮影光学系20により、カラーの静止画としての眼底像Erが撮影用テレビカメラ6Aの撮像素子(撮像管)6aに結像される。
【0081】
この撮影用テレビカメラ6Aに結像された眼底像Erは必要な画像情報とともにスチルビデオレコーダ7に記録されるとともにモニタ画面80に静止画像Erを表示する。ここで、必要な画像情報とは、患者名、撮影日、撮影時刻、撮影者名などの他、パノラマ画像再現のための必要な撮影位置情報、撮影部位における設営枚数に関する情報などの画像情報を含んでもよい。
【0082】
眼底Ef中央部の観察・撮影ではボタン76が選択されて、升目610が点滅(図では横線)され、これにより、眼底Ef中央部が観察中又は撮影すべき部位として選択されていることが視認できる(図3)。アライメントなど完了後の撮影が必要な状態のときに、撮影スイッチ5Bを押すことにより、眼底Ef中央の後極部付近の静止画像Er0が撮影用テレビカメラにより受像されて、図10に示すように、静止画像Er0として表示される。これにより、検者は、撮影が確実に行われたことが確認でき、次の観察、撮影に移ることができる。また、この静止画像Er0はスチルビデオレコーダ7に画像番号(例えば、00)を付してその他の画像情報とともに記録される。また、升目610には撮影済みの枚数「1」が表示される。再び撮影スイッチ5Bを押すことにより、動画が表示される。
【0083】
なお、観察画像(動画)と撮影画像(静止画)とは、白黒かカラーかの相違であり、モニタ画面80では明らかであるが、図面においては、略同一でよいので、この発明の実施の態様の説明では同一図面に同一番号を付して説明する。
[眼底Efの周辺又はパノラマ撮影]
眼底Ef中央部の撮影が終了した時点で、検者が、周辺部の撮影を行うか、又はパノラマ撮影モードを選択すると、制御装置9は、その選択に応じた眼底像Erをモニタ画面80の中央に表示させる。この周辺部の撮影は、表示枠61の位置をマウスなどによる選択によってもよい。
【0084】
通常、中央の部位の眼底像Er0がモニタ画面80に動画として表示されている状態(図10の状態)で、パノラマ撮影モード又はボタン77又は78が選択される。パノラマ撮影モード又はボタン77又は78が選択されると、固視標の提示位置は、眼底Efの12時方向を提示する固視標511が点灯され、モニタ画面80の下方(6時方向)には、図12に示すように、アライメント基準位置マーク541が表示される。升目611は、撮影に供される位置であることを示すために、点滅されて図面では横線で示される。一方、升目610は撮影済みであるので「白」(斜線)で表され、その升目610には、撮影済み枚数を示す数字「1」が表示される。
【0085】
アライメント及びピント合わせが完了されると、検者は、この眼底像Er1の撮影を行うことができる。撮影スイッチ5Bを操作することにより撮影を実行すると、撮影光学系20により静止画像Er1が撮影用テレビカメラ6Aにより受像されて、スチルビデオレコーダ7に画像番号(例えば、11)とともに必要な画像情報が記録され、升目611には、数字「1」が表示される。
【0086】
このとき静止画像Er1がモニタ画面80に表示されるが、この像は解像度が適切でなかったので、検者は再度撮影を行う。再度の撮影は、升目611をマウスによりクリックしてモニタ画面80に動画を表示し、アライメントなどの必要な操作を行った後に、撮影ボタン5Bを押すことにより行える。静止画像Er1が撮影用テレビカメラにより受像されて、スチルビデオレコーダ7に画像番号が「1」インクリメントされて、例えば、「12」として必要な画像情報とともに記録される。このとき、升目611には、「1」インクリメントされて数字「2」が表示され、これによりこの升目611に対応する部位では2枚の撮影が行われたことが、確認できる。
【0087】
検者は、次の撮影部位を撮影するために、ボタン78を操作すると、固視標は時計回りに回転され、患者に対して右上(1時半)の固視光源512が点灯される。これにより、患者に対して右上を固視する方向(眼底Efに対して10時半の方向)の眼底Efが、図13に示すように、モニタ画面80の中央に動画Er2として表示される。このとき、画面右下(4時半の位置)にアライメント位置基準マーク542が表示され、升目612が点滅(横線)され、次の撮影箇所が眼底像Er2であることを検者は認識できる。同時に升目610及び611は白く(斜線)なり撮影が終了されたことが確認される。
【0088】
検者は、アライメント基準位置マーク542の中央にアライメント像421を合致させてアライメント調整を行い、ピント合わせを終了後、撮影スイッチ5Bを操作することにより撮影を実行する。静止画像Er2が撮影用テレビカメラにより受像されて、スチルビデオレコーダ7に画像番号(例えば、21)やその他の必要な画像情報とともに記録される。
【0089】
検者は、次の撮影のために升目613をクリックすると、固視光源513が点灯され、患者は、右側に表示された固視標を固視する。これにより、モニタ画面80には、図14に示すように、患者に対して3時の方向の動画Er3(9時方向の眼底Ef)が表示される。検者は、画面右側(3時方向)に表示されたアライメント基準位置マーク543の中央にアライメント像421を合致させてアライメント調整を行い、ピント合わせ終了後に、撮影スイッチ5Bを操作することにより、撮影を実行することができる(図15)。
【0090】
以上の操作を繰り返すことにより、順次611〜618の升目に対応した静止画像がスチルビデオレコーダ7に必要な画像情報とともに記録される。この間、検者は、絶えずモニタ画面80上で撮影の行われている部位61B、撮影の行われていない部位61C、撮影が行われた部位61Aとその撮影枚数を視認しながらパノラマ撮影を行うことができる。これにより、検者は、被検眼を観察しているときには、既に撮影の終わっている撮影部位61Aの位置表示とともに、これから撮影しようとする撮影部位61Bとともにその動画Erを表示できるので、これから撮影しようとする撮影部位61Bを観察しているときに既に撮影が終わっている撮影部位61Aとの相互関係を直感的に把握することができる。
【0091】
左回りに撮影したい場合には、ボタン78に代えてボタン77を操作すればよい。また、撮影中の撮影部位の回転方向は、ボタン77,78の選択によることができる。
【0092】
以上の操作では、検者の左右方向とモニタ画面80での画像の左右方向が逆転しているので、間に看護婦などの被指示撮影者が介在した場合には、医者が撮影方向の逆転を指示した場合など、看護婦が間違えて、左右方向を逆に操作することがある。このような場合は、看護婦が左右の逆転に慣れていないので、予め初期設定に基づき、ボタン77とボタン78との操作の方向を逆に操作されるように撮影方向切換手段により切り換えることにより防ぐことができる。
【0093】
同様に、モニタ画面80の画像の左右方向が切り換えられる眼科撮影装置又はモニタによれば、モニタ画面80における画像の左右方向は患者の左右方向と同一となるので、画面に基づき単純に右、左を指示しても患者、検者、看護婦、撮影指示者ともに混乱することなく撮影を遂行することができる。なお、このような、画像の左右の反転は、外部のパソコンにより画像を操作する場合には、公知の画像処理ソフトを用いて反転させることができる。
【0094】
このため、予め、間違いが生じることが予想される場合には、図11に示すメニュウ画面により、固視標の提示方向を切り換えるか、画像の左右方向を切り換えるかの選択を実行させることにより、事前にトラブルを防ぐことができる。
【0095】
また、モニタ画面80の画像の左右を切り換えることにより、医者(撮影指示者)、看護婦(被指示撮影者)、患者(被検者)ともに、左右方向に配慮を払う必要もなくなる。すなわち、医者(撮影指示者)は、モニタ画面80に従って左を撮影したい場合には、単に「左方向」を指示することになり、被指示撮影者(看護婦)は、画面上で「左方向」の撮影を行えばよい。これにより、固視標は患者に対して「左方向」に提示されることになり、患者は医者の指示に従い、左方向を探すことにより左方向に提示された固視標を間違いなく探し出すことができる。このように、看護婦などの撮影被指示者が間に介在された場合と医者自らが撮影者となる場合とで、医者、看護婦、患者はこの切換スイッチを利用すれば、特別の配慮をすることなく、指示方向が混乱することがない。
【0096】
これにより、医者(撮影指示者又は撮影者)、看護婦(撮影者又は撮影指示者)は、それぞれの立場が変わった場合にも、自分の慣れた環境での指示により撮影を行っても、常に同じ環境で撮影でき、順調な撮影を行うことができる。
【0097】
このように、眼科撮影装置を使用者の立場に立って多様化させることにより、専門医のみならず、広い範囲の検者が使用できるように構成することにより、パノラマ撮影などの周辺部を撮影できる眼科撮影装置を普及させることができる。[パノラマ画像の形成]
各撮影すべき部位Er0〜Er8の撮影終了後に操作手段5によりパノラマ画像の形成を操作すると、モニタ画面80には図16に示すように静止画Er0〜Er8により眼底像が全体像(パノラマ画像)として表示される。ここで、各静止画Er0〜Er8の輝度を見較べてみて、非常に輝度の高い静止画、あるいは、低い静止画があったとする。
【0098】
その場合には、その輝度の高い静止画、あるいは、低い静止画をマウス等の操作手段5によりカーソルを移動させてカーソルの位置する画像上でクリックして指定する。すると、その指定された静止画がモニタ画面80の表面に現れると同時に、モニタ画面80に輝度調整仮想スライドツマミ62が表示される。
【0099】
操作手段5により輝度調整仮想スライドツマミ62を画面上で操作して隣り合う静止画の輝度と違和感のない輝度とすることができ、違和感無く各静止画を連続的につなげて全体の被検眼像を合成できる。
[パノラマ画像からの撮影の継続]
パノラマ画像から、モニタ画面80上で所望の静止画(ここでは、Er1)を呼出し指定をすると、静止画Er1が拡大表示されるとともに表示枠(又は認識パターン)61が表示される(図10)。これにより、モニタ画面80には図16に示すパノラマ画像から、その一部が拡大表示された静止画Er1として示される。この状態で撮影スイッチ5Bを操作するとモニタ画面80上は、静止画Er1と相対位置を保った状態での眼底像Er1を観察すべく固視光源511が点灯されて、モニタ画面80には、図10に示す眼底像Er1が動画として再度表示される。これにより、モニタ画面80上には、静止画と関連づけて観察部位が動画で表示され、制御装置9はこれらを制御する表示制御手段としても機能する。
【0100】
この状態で、アライメント調整後に再び撮影スイッチ5Bを操作することにより、眼底撮影部位Er1の撮影を再び実行することができる。これにより、再度撮影された静止画Er1は、画像番号を1インクリメントしてその他の画像情報とともにスチルビデオレコーダー7に記録される。
【0101】
これにより、パノラマ画像を形成後に、得られた静止画Erの一部が他の静止画との対比で、位置ズレ、ピントズレなどで不明瞭な場合に、そのパノラマ画像を観察しながら、直ちに必要とする部位の撮影を、その全体画像との関連付けを視認しながら実行することができる。
【0102】
このような、パノラマ画像からの撮影の継続場面では、撮影指示者と被指示撮影者、患者との間で、撮影指示者、被撮影指示者が患者との関係で左右が逆転していることを忘れる場合や、また、慣れていないために混同する場合が想定されるが、そのような場合には、状況に応じて、撮影方向変更の切換を行うことにより、回避することができる。
【0103】
以上、この発明の実施の形態では、固視標としての固視光源511〜518を、固視光源510を中心にして放射状の配列としたので、隣接する眼底部位の静止画(眼底像)の重なり部分を少なくすることができるという長所があるが、この固視光源51の配置及び個数は目的に応じて自由に設定可能である。また、ここでは、眼底Ef中央を中心に80度の範囲内の眼底像が撮影できるようにされているが、100度、120度の範囲内の眼底像を撮影できるようにしてもよい。
【0104】
また、内部固視標として任意に位置変更可能な可動固視標を用いてもよい。
【0105】
以上の発明の実施の形態では、内部固視を用いてパノラマ撮影を行う場合について説明したが、外部固視を用いてパノラマ撮影を行うようにしてもよい。
【0106】
また、操作モードの選択に基づき固視標の提示位置を順次変更させるとともに、アライメント基準位置マーク54を連動して変更表示させるように構成させていたが、特開平11−4808号公報に開示したように、例えば、固視標の提示位置の変更に伴ってアライメント基準位置マーク54の提示位置を変更してもよく、また、アライメント指標投影系の光路長の補正、あるいはアライメント基準位置マーク54の提示位置やモニタ画面80上の表示枠61の位置選択により固視標の提示位置、アライメント基準位置マーク54の提示位置を変更してもよい。
【0107】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の眼科撮影装置によれば、撮影指示者としての医者が次の撮影部位を指示する際に、撮影指示者、被指示撮影者、患者ともに指示方向について特別の配慮を払わなくてもよい眼科撮影装置が提供される。
【0108】
このように構成すれば、撮影方向切換手段により撮影方向指示する撮影方向指示手段の指示方向を逆転して切り換えることができるので、眼科撮影装置の左右方向に関しての多様性が増大する。これにより、患者と撮影者としての医者又は被指示撮影者としての看護婦との左右方向が逆転する場合には、この撮影方向指示手段の指示方向を左右対称に切り換えることにより、被指示者としての看護婦の左右方向が逆転することがなくなり、このような場合に、撮影指示者、被指示撮影者、患者ともに撮影指示方向について左右の逆転に付き特別の配慮を払う必要がなくなる。
【0109】
また、この撮影指示方向は、撮影方向切換手段により切換可能であるので、従来の眼科装置に慣れている使用者は、従来と同様な指示系統に基づき指示できる。これにより、医者(撮影指示者又は撮影者)、看護婦(撮影者又は撮影指示者)は、それぞれの立場が変わった場合にも、自分の慣れた環境での指示により撮影を行っても、常に同じ環境で撮影でき、順調な撮影を行うことができる。また、これにより、眼科撮影装置の多様化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る眼科撮影装置の外観図である。
【図2】本発明に係る眼科撮影装置の光学図である。
【図3】撮影すべき部位Er0が動画で画面に表示されている状態を説明するためのモニタ画面を説明する図である。
【図4】図2に示す2孔絞りの孔部の配置とその2孔絞りを切り換える切換手段47の関係を説明する図である。
【図5】図2に示す固視光源としての発光ダイオードの配列状態を示す図である。
【図6】図2に示すマスク板52のピンホール520〜528の配列状況を説明する平面図である。
【図7】図3に示す指示枠61の詳細を説明する図である。
【図8】図1の眼科撮影装置の制御手段9の制御関係を説明する図である。
【図9】図1の操作パネルの詳細を説明する図である。
【図10】眼底Ef中心部の撮影手順を説明するためのモニタ画面を説明する図である。
【図11】眼底Ef周辺部の撮影手順を説明するためのモニタ画面を説明する図である。
【図12】眼底Ef周辺部の撮影手順を説明するためのモニタ画面を説明する図である。
【図13】眼底Ef周辺部の撮影手順を説明するためのモニタ画面を説明する図である。
【図14】眼底Ef周辺部の撮影手順を説明するためのモニタ画面を説明する図である。
【図15】眼底Ef周辺部の撮影手順を説明するためのモニタ画面を説明する図である。
【図16】モニタ画面上に各静止画をつなげてパノラマ画像として表示した状態を示す図である。
【符号の説明】
E 被検眼
5 操作手段
50 固視標投影光学系
51 固視光源(固視標)
52 マスク板
520〜528 ピンホール
61 表示枠(提示位置変更手段)
76〜78操作ボタン(提示位置変更手段)
8 モニタ
80 モニタ画面
9 制御手段
100 撮影方向指示手段(提示位置変更手段)
110 撮影方向切換手段
Er(Er0〜Er8) 動画(撮影すべき部位)
Claims (4)
- 被検眼をモニタの画面上に動画で表示し、この画面上に表示された被検眼の観察すべき部位を、撮影方向を指示する撮影方向指示手段により変更しながら、表示部位を観察しつつそれぞれの表示部位を撮影する眼科撮影装置において、
前記被検眼に向けて固視標を投影することにより左右方向を含む撮影すべき複数の撮影部位に向けて被検眼を誘導する固視標投影光学系と、
前記固視標の提示位置を少なくとも左右方向に変更する提示位置変更手段と、
前記撮影方向指示手段の指示方向を左右方向が対称となるように切り換える撮影方向切換手段と、
を備えることを特徴とする眼科撮影装置。 - 前記撮影方向切換手段は、前記固視標の提示方向を左右方向が対称となるように切り換える固視標提示方向切換手段であることを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
- 前記撮影方向切換手段は、前記モニタ画面上の画像の左右方向を対称となるように切り換えて表示する画像切換手段であることを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
- 前記眼科撮影装置は、前記被検眼の全体に対する部分としての撮影すべき複数の撮影部位を静止画撮影するとともに、この静止画撮影により撮影された複数の静止画を相互に関連づけてパノラマ画像として画面に表示できるパノラマ画像処理手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
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