JP4184913B2 - ヘルメット - Google Patents
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Description
ヘルメット100のシェル体101に、薄板材103で形成した多数のハニカム102からなるハニカムブロック104を装着したことを示す。
壁部の一部先端部とシェル体の凹部内面とを嵌め合わせることができるので、衝撃吸収ライナーのシェル体への位置決めが行い易く、衝撃吸収ライナーとシェル体との結合も正確な位置に行うことができる。
嵌合部の溝幅に対して、嵌合部と嵌合する壁部の先端部の厚さを僅かに大きくして圧入する。圧入により、接着剤を用いることなくシェル体へ衝撃吸収ライナーをしっかりと固定することができる。固定のために接着剤を用いるときには、接着剤の使用量を大幅に低減することができ、コスト低減を図ることができる。
被嵌合部は格子の一ますあたり1個設けた壁部であり、ヘルメットの部位により嵌合部の偏りが出ないので、衝撃吸収ライナーの固着を偏りなく行うことができる。
また、嵌合部の長さを短くできるので、衝撃吸収ライナーのシェル体への組付けをより簡便に行うことができる。
被嵌合部をヘルメットの左右方向に延在する壁部に設けたので、特に衝撃吸収ライナーの前後方向へのずれ防止を効果的に行える。
衝撃吸収ライナーの前後方向へのずれ防止を効果的に行えるため、衝撃吸収ライナーの前後方向のずれを確実に防止することができる。
被嵌合部である左右方向に延在する壁部を、左右に並ぶ複数のますの一つおきに形成したので、特に衝撃吸収ライナーの前後方向へのずれ防止を効果的に行える。
加えて、シェル体への固着を偏りなく行える。
さらに、嵌合部の長さを短縮できるので、シェル体への取付けを更に簡便にできる。
加えて、シェル体への固着を偏りなく行える。
さらに、嵌合部の長さを短縮できるので、シェル体への取付けを更に簡便にできる。
図1は本発明に係るヘルメットの断面図である。
ヘルメット10は、シェル体11の内側に一体成形し組付けたヘルメット用衝撃吸収ライナー12と、この衝撃吸収ライナー12の内側に組付けた内装パット13とを主な要素とする。なお、14はウインドシールド板である。
壁部23の先端部24のうち、シェル体11(図1参照)側の嵌合部25と嵌合する壁部23の先端部24の一部を被嵌合部26とし斜線を付した。
すなわち、図斜線部で示す被嵌合部26と嵌合するようにシェル体11(図1参照)側に嵌合部25を設けた。
例えば、被嵌合部26は衝撃吸収ライナー12の両端部のみであっても良いし、中央部のみであっても良い。衝撃吸収ライナー12の左右方向に並ぶ複数のます28の一つおきであっても良いし、前後方向に並ぶ複数のます28の一つおきであっても良い。
すなわち、シェル体11側の凹部内面19に形成した嵌合部25の溝幅をW1、嵌合部25に嵌合する衝撃吸収ライナー12の先端部24の厚さをW2とし、W1がW2より僅かに小さくW1<W2となるように設定した。
底部21から縦横に壁部23・・・を立て、縦横の壁部23・・・で底部21を小底部31・・・に区分した。そして、ヘルメットのシェル体11の内側凹形状に合うように図の表側が凸形状の湾曲した形状になるように湾曲し、一部を溶着させた。
成形体の形状に対応させたキャビティ34を有する可動型35と、溶融樹脂をキャビティ34へ導くスプール36を有する固定型37とからなる成形型38を準備する。
そして、射出シリンダ39にて可塑化した溶融樹脂を、スプール36を介してキャビティ34へ射出することで、型成形工程を実施し、成形体を得る。
成形体30は、図面奥の底部21から縦横の壁部23を図面手前に立ててなる。
そして、壁部23は、縦辺41、42、43、44・・・と、これらの縦辺41、42、43、44・・・に直角に配置した横辺45、46、47、48・・・とからなる。そして、これらの縦辺41、42、43、44・・・と横辺45、46、47、48・・・とを結合させた。
なお、壁部23の上面22にシェル体11と嵌合する壁部の先端部24・・・を備えた。
また、壁部23にV字状の切り込み52・・・を設けた。V字状の切り込み52、52・・・は切り込み角を備えた一対の斜辺53a・・・、53b・・・を有する。
次に、壁部23を、全体として上に凸となるように湾曲化させる。この湾曲化により、切り込み52を構成する一対の斜辺53a、53b同士が当接する。同様に、切り込み63を構成する一対の斜辺65a、65b同士が当接し、切り込み64を構成する一対の斜辺66a、66b同士が当接する。
そして、結果的に、壁部23の下縁は角度θ1、θ2、θ3で折り曲げた多角形となる。従って、角度θ1、θ2、θ3を、設定することにより、所望の曲率を極めて容易に得ることができる。
凹面67aを備える上型67と、凸面68aを備える下型68とを準備する。次に、下型68に成形体30を載せ、上型67を下降させる。
このように、小凹部73・・・と嵌合可能な小さな突起形状をもつ小凸部74・・・とを嵌め合わせることも可能である。
被嵌合部26は格子の一ます28あたり1個設けた壁部23であり、ヘルメット10(図1参照)の部位により嵌合部25の偏りが出ないので、シェル体11(図1参照)への衝撃吸収ライナー12の固着を偏りなく行うことができる。
また、嵌合部25の長さを短くできるので、衝撃吸収ライナー12のシェル体11(図1参照)への組付けをより簡便に行うことができる。
被嵌合部26をヘルメット10の左右方向に延在する壁部23に設けたので、特に衝撃吸収ライナー12の前後方向へのずれ防止を効果的に行える。
衝撃吸収ライナー12の前後方向へのずれ防止を効果的に行えるため、衝撃吸収ライナー12の前後方向のずれを確実に防止することができる。
被嵌合部26である左右方向に延在する壁部23を、左右に並ぶ複数のます28の一つおきに形成したので、特に衝撃吸収ライナー12の前後方向へのずれ防止を効果的に行える。
さらに、嵌合部25の長さを短縮できるので、シェル体11への取付けを更に簡便にすることができる。
加えて、シェル体11への固着を偏りなく行える。
さらに、嵌合部25の長さを短縮できるので、シェル体11(図1参照)への取付けを更に簡便にすることができる。
また、成形体の材質は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド等の樹脂が好適であるが、ゴム製やアルミニウム等の金属製であっても良く、その種類は問わない。
Claims (6)
- シェル体と、このシェル体の内側に設けた衝撃吸収ライナーと、前記衝撃吸収ライナーの内側に設け頭部に接触する内装パットとからなるヘルメットにおいて、
前記衝撃吸収ライナーは湾曲凸面となる前記内装パット側の面に底部を有し、この底部から湾曲凹面となる前記シェル体側の面に向け前記底部から複数の壁部を立て、
前記シェル体の湾曲する凹部内面に、前記壁部の先端部と嵌め合わせ可能な嵌合部を設けたことを特徴とするヘルメット。 - 前記シェル体の湾曲する凹部内面に形成した前記嵌合部の溝幅は、この嵌合部に嵌合する前記壁部の先端部の厚さよりも小さく設定したことを特徴とする請求項1記載のヘルメット。
- 前記複数の壁部を格子状に組み、格子の一ますを構成する4個の壁部のうち1個の壁部に、前記嵌合部に嵌め合わせる被嵌合部を設けたことを特徴とする請求項1記載のヘルメット。
- 前記4個の壁部のうち1個の壁部は、ヘルメットの左右方向に延在する壁部であることを特徴とする請求項3記載のヘルメット。
- 前記ヘルメットの左右方向に延在する壁部は、左右に並ぶ複数のますの一つおきに形成したことを特徴とする請求項4記載のヘルメット。
- 前記4個の壁部のうち1個の壁部は、ヘルメットの前後方向に設けた壁部であり、且つこのヘルメットの前後方向に設けた壁部は、前後に並ぶ複数のますの一つおきに形成したことを特徴とする請求項3記載のヘルメット。
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