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JP4184913B2 - ヘルメット - Google Patents

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JP4184913B2
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    • A42B3/10Linings
    • A42B3/12Cushioning devices
    • A42B3/124Cushioning devices with at least one corrugated or ribbed layer

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Description

本発明は、シェル体へライナーを容易、且つ正確な位置に組付けできるヘルメットに関する。
頭部を保護するへルメットは、一般に、繊維強化樹脂製のシェル体に、発泡スチロール製衝撃吸収ライナーを内装し、この衝撃吸収ライナーに、スポンジ製の内装パットを内装してなる多層構造体である。中でも、衝撃吸収ライナーは衝撃エネルギーを吸収させる重要部材であり、発泡スチロールに代わる技術が検討され、その1つとしてハニカムを採用することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−105013号公報
図19は特許文献1の図1の再掲図である。ただし、要素名は一部変更し、要素名を一部追加し、符号は振り直した。
ヘルメット100のシェル体101に、薄板材103で形成した多数のハニカム102からなるハニカムブロック104を装着したことを示す。
多数のハニカム102からなるハニカムブロック104を製造するため、両端で板厚の異なる薄板をコイル状に重ね、薄板同士を所定の位置で固着し、展開して所与の形状のハニカムブロック104を造り、ヘルメット100のシェル体101の内側にライナーとして組付けるというものである。
シェル体101の内側に、形成したハニカムブロック104をライナーとして組付けるため、従来は、シェル体101の内側に作業者が接着剤を塗布した後、ハニカムブロック104を所定の位置にセットし、組付けることによりシェル体101に固定するという工法が一般的に採られている。
しかし、ハニカムブロック104の凸側をシェル体101の内側に向けて貼付けるため、ハニカムブロック104を取付ける位置を正確に決めることは容易でない。ハニカムブロック104を取付ける位置にずれが無く正確に決めることができれば、装着者はより心地良い装着感を得ることができる。
また、シェル体101への固定は一般に接着剤を使い、ハニカムブロック104を接着する面の多くは開口部であるため、このハニカムブロック104開口部に面した接着剤はシェル体101に作用しない。ハニカムブロック104を固定するために塗布した接着剤の多くは無駄になる。接着剤の無駄を出さずにハニカムブロック104を固定することができれば好適である。
本発明は、シェル体に衝撃吸収ライナーを容易、且つ正確な位置に組付けすることができるヘルメットを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、シェル体と、このシェル体の内側に設けた衝撃吸収ライナーと、衝撃吸収ライナーの内側に設け頭部に接触する内装パットとからなるヘルメットにおいて、衝撃吸収ライナーは湾曲凸面となる内装パット側の面に底部を有し、この底部から湾曲凹面となるシェル体側の面に向け底部から複数の壁部を立て、シェル体の湾曲する凹部内面に、壁部の先端部と嵌め合わせ可能な嵌合部を設けたことを特徴とする。
シェル体の湾曲する凹部内面に衝撃吸収ライナーの底部に立てた複数の壁部の先端部と嵌め合わせ可能な嵌合部を設けた。
壁部の一部先端部とシェル体の凹部内面とを嵌め合わせることができるので、衝撃吸収ライナーのシェル体への位置決めが行い易く、衝撃吸収ライナーとシェル体との結合も正確な位置に行うことができる。
この結果、ヘルメットの品質がより安定し、装着感のばらつきを大幅に低減することができる。また、シェル体との嵌合は壁部の先端部で行うので煩雑な嵌め合い作業とはならず、組立て作業性が向上する。
請求項2に係る発明は、シェル体の湾曲する凹部内面に形成した前記嵌合部の溝幅は、この嵌合部に嵌合する前記衝撃吸収ライナーの前記壁部の先端部の厚さよりも小さく設定したことを特徴とする。
シェル体の湾曲する凹部内面に形成した嵌合部の溝幅を、嵌合部と嵌合する壁部の先端部の厚さよりも小さく設定した。
嵌合部の溝幅に対して、嵌合部と嵌合する壁部の先端部の厚さを僅かに大きくして圧入する。圧入により、接着剤を用いることなくシェル体へ衝撃吸収ライナーをしっかりと固定することができる。固定のために接着剤を用いるときには、接着剤の使用量を大幅に低減することができ、コスト低減を図ることができる。
請求項3に係る発明は、複数の壁部を格子状に組み、格子の一ますを構成する4個の壁部のうち1個の壁部に、前記嵌合部に嵌め合わせる被嵌合部を設けたことを特徴とする。
格子状に組んだ格子の一ますを構成する4個の壁部のうち1個の壁部に、前記嵌合部に嵌め合わせる被嵌合部を設けた。
被嵌合部は格子の一ますあたり1個設けた壁部であり、ヘルメットの部位により嵌合部の偏りが出ないので、衝撃吸収ライナーの固着を偏りなく行うことができる。
また、嵌合部の長さを短くできるので、衝撃吸収ライナーのシェル体への組付けをより簡便に行うことができる。
請求項4に係る発明は、4個の壁部のうち1個の壁部は、ヘルメットの左右方向に延在する壁部であることを特徴とする。
被嵌合部をヘルメットの左右方向に延在する壁部に設けたので、特に衝撃吸収ライナーの前後方向へのずれ防止を効果的に行える。
衝撃吸収ライナーの前後方向へのずれ防止を効果的に行えるため、衝撃吸収ライナーの前後方向のずれを確実に防止することができる。
請求項5に係る発明は、ヘルメットの左右方向に延在する壁部は、左右に並ぶ複数のますの一つおきに形成したことを特徴とする。
被嵌合部である左右方向に延在する壁部を、左右に並ぶ複数のますの一つおきに形成したので、特に衝撃吸収ライナーの前後方向へのずれ防止を効果的に行える。
加えて、シェル体への固着を偏りなく行える。
さらに、嵌合部の長さを短縮できるので、シェル体への取付けを更に簡便にできる。
請求項6に係る発明は、4個の壁部のうち1個の壁部は、ヘルメットの前後方向に設けた壁部であり、且つこのヘルメットの前後方向に設けた壁部は、前後に並ぶ複数のますの一つおきに形成したことを特徴とする。
被嵌合部である前後方向に延在する壁部を、前後に並ぶ複数のますの一つおきに形成したので、特に衝撃吸収ライナーの左右方向へのずれ防止に効果的である。
加えて、シェル体への固着を偏りなく行える。
さらに、嵌合部の長さを短縮できるので、シェル体への取付けを更に簡便にできる。
請求項1に係る発明では、衝撃吸収ライナーの底部に立てた複数の壁部の先端部と嵌め合わせ可能な嵌合部を設けたので、シェル体へ衝撃吸収ライナーを正確な位置に、且つ容易に組付けを行うことができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、シェル体の嵌合部と嵌合する衝撃吸収ライナーの壁部の先端部を僅かに大きくしたので、接着剤を用いること無く又は接着剤の使用量を従来よりも大幅に低減しつつ、衝撃吸収ライナーを強固に固定することができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、格子の一ますあたり1個の壁部を被嵌合部としたので、ヘルメットの部位による嵌合部の偏りはなく、シェル体へ衝撃吸収ライナーの固着を偏りなく行うことができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、被嵌合部をヘルメットの左右方向に延在する壁部に設けたので、衝撃吸収ライナーの前後方向のずれを確実に防止することができるという利点がある。
請求項5に係る発明では、被嵌合部である左右方向に延在する壁部を、左右に並ぶ複数のますの一つおきに形成したので、特に衝撃吸収ライナーの前後方向へのずれ防止に効果的で、且つシェル体への固着を偏りなく行えるという利点がある。
請求項6に係る発明は、被嵌合部である前後方向に延在する壁部を、前後に並ぶ複数のますの一つおきに形成したので、特に衝撃吸収ライナーの左右方向へのずれ防止に効果的で、且つシェル体への固着を偏りなく行えるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係るヘルメットの断面図である。
ヘルメット10は、シェル体11の内側に一体成形し組付けたヘルメット用衝撃吸収ライナー12と、この衝撃吸収ライナー12の内側に組付けた内装パット13とを主な要素とする。なお、14はウインドシールド板である。
図2は図1の2部拡大図であり、衝撃吸収ライナー12は湾曲凸面となる内装パット側の面18に底部21を有し、この底部21から湾曲凹面となるシェル体側の面19に向け底部21から複数の壁部23・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)を立て、シェル体11の湾曲する凹部内面に、壁部23・・・の先端部24・・・と嵌め合わせ可能な嵌合部25・・・を設けたことを示す。
なお、このライナー12の底部21から立てた壁部23・・・に設けたV字状の部位は、V字状の切り込みを形成した一対の斜辺が互いに溶着した部位であるが、理解し易いように、若干のV字状の切り込み形状により表現した。
図3は図1の3−3線断面図であり、衝撃吸収ライナー12の底部21から湾曲凹面となるシェル体側の面19に向け底部21から複数の壁部23・・・を立て、シェル体11の湾曲する凹部内面の約半分の長さにわたり、壁部23・・・の先端部24・・・と嵌め合わせ可能な嵌合部25・・・を設けた。そして、壁部23・・・の先端部24・・・をシェル体11側の嵌合部25・・・に嵌め合わせたことを示す。
図4は本発明に係る衝撃吸収ライナー(第1実施例)の斜視図であり、以下衝撃吸収ライナーの斜視図において、FRはヘルメットの前方向、REはヘルメットの後方向、Lはヘルメットの左方向、Rはヘルメットの右方向を示す。
壁部23の先端部24のうち、シェル体11(図1参照)側の嵌合部25と嵌合する壁部23の先端部24の一部を被嵌合部26とし斜線を付した。
すなわち、図斜線部で示す被嵌合部26と嵌合するようにシェル体11(図1参照)側に嵌合部25を設けた。
なお、本実施の形態において、壁部23の先端部24の外周部を除く部分を被嵌合部26として嵌合部25に嵌合させたが、シェル体11の湾曲する凹部内面に設ける嵌合部25に嵌める壁部23の一部に形成した被嵌合部26の位置、及び長さについては任意に設定することができる。
例えば、被嵌合部26は衝撃吸収ライナー12の両端部のみであっても良いし、中央部のみであっても良い。衝撃吸収ライナー12の左右方向に並ぶ複数のます28の一つおきであっても良いし、前後方向に並ぶ複数のます28の一つおきであっても良い。
図5は本発明に係るシェル体への嵌合を説明した図であり、シェル体11の湾曲する凹部内面19に形成した嵌合部25の溝幅は、この嵌合部25に嵌合する衝撃吸収ライナー12の壁部の先端部24の厚さよりも小さく設定したことを示す。
すなわち、シェル体11側の凹部内面19に形成した嵌合部25の溝幅をW1、嵌合部25に嵌合する衝撃吸収ライナー12の先端部24の厚さをW2とし、W1がW2より僅かに小さくW1<W2となるように設定した。
シェル体11の湾曲する凹部内面に形成した溝幅W1の嵌合部25に、この溝幅W1の嵌合部25よりも僅かに大きい厚さW2を有する壁部23の先端部24を圧入する。圧入することで、接着剤を用いること無く、シェル体11へ衝撃吸収ライナー12をしっかりと固定することができる。固定のために接着剤を用いるときには、接着剤の使用量を低減することができ、コスト低減を図ることができる。
図6は本発明に係る衝撃吸収ライナーの斜視図であり、シェル体11(図1参照)に組付ける直前の成形体(ヘルメット用衝撃吸収ライナー12)の一部の構造を示す。
底部21から縦横に壁部23・・・を立て、縦横の壁部23・・・で底部21を小底部31・・・に区分した。そして、ヘルメットのシェル体11の内側凹形状に合うように図の表側が凸形状の湾曲した形状になるように湾曲し、一部を溶着させた。
すなわち、ライナー12を凸形状の湾曲した形状とするために、壁部23・・・が有するV字状の切り込みをなす一対の斜辺を溶着させた壁溶着部32・・・と、底部21を縦横の壁部で区分した小底部21の辺同士を固着した底溶着部33・・・とを備えた。
図7は本発明方法の型成形工程を示す図である。
成形体の形状に対応させたキャビティ34を有する可動型35と、溶融樹脂をキャビティ34へ導くスプール36を有する固定型37とからなる成形型38を準備する。
そして、射出シリンダ39にて可塑化した溶融樹脂を、スプール36を介してキャビティ34へ射出することで、型成形工程を実施し、成形体を得る。
図8は本発明に係る成形体の平面図であり、型成形工程で成形した成形体を示す。
成形体30は、図面奥の底部21から縦横の壁部23を図面手前に立ててなる。
そして、壁部23は、縦辺41、42、43、44・・・と、これらの縦辺41、42、43、44・・・に直角に配置した横辺45、46、47、48・・・とからなる。そして、これらの縦辺41、42、43、44・・・と横辺45、46、47、48・・・とを結合させた。
また、底部21は、前述のように小底部31・・・からなる。そして、小底部31、31・・・に十字形状の溝部51・・・を備えた。
なお、壁部23の上面22にシェル体11と嵌合する壁部の先端部24・・・を備えた。
図9は図8の9−9線断面図であり、底部21に多数の溝部51・・・を開け、この様な底部21から壁部23を縦横に立てたことを示す。
また、壁部23にV字状の切り込み52・・・を設けた。V字状の切り込み52、52・・・は切り込み角を備えた一対の斜辺53a・・・、53b・・・を有する。
図10は本発明に係る成形体の一部の斜視図であり、底部21を縦横に立てた壁部23で小底部31・・・に分割した。そして、各々の小底部31・・・に略十字状の形状をした溝部51・・・を備え、壁部23にV字状の切り込み52・・・を備えたことを示す。
図11は本発明に係るV字状の切り込みの作用図であり、V字状の切り込み52、63、64を入れた成形体を湾曲させ、部位ごとに所定の曲率をもつ形状に成形することができることを説明する。
(a)において、壁部23に、切り込み角度がθ1であるV字状の切り込み52を入れ、その隣に切り込み角度がθ2であるV字状の切り込み63を入れ、同様に切り込み角度がθ3であるV字状の切り込み64を入れる。
次に、壁部23を、全体として上に凸となるように湾曲化させる。この湾曲化により、切り込み52を構成する一対の斜辺53a、53b同士が当接する。同様に、切り込み63を構成する一対の斜辺65a、65b同士が当接し、切り込み64を構成する一対の斜辺66a、66b同士が当接する。
(b)は、V字状の切り込み52、63、64はそれぞれ一対の斜辺同士53aと53b、65aと65b、66aと66bとが当接して1本筋になったことを示す。
そして、結果的に、壁部23の下縁は角度θ1、θ2、θ3で折り曲げた多角形となる。従って、角度θ1、θ2、θ3を、設定することにより、所望の曲率を極めて容易に得ることができる。
図12は成形体湾曲工程の説明図であり、成形体30の湾曲工程の具体例を説明する。
凹面67aを備える上型67と、凸面68aを備える下型68とを準備する。次に、下型68に成形体30を載せ、上型67を下降させる。
なお、本実施例において、成形体30の湾曲は型により行ったが、成形体30のV字状の切り込みの斜辺が互いに接触するようにセットすることができれば、その手段は型に限定されない。例えば、治具等により成形体30を湾曲し、固定しても差し支え無い。
図13は加熱工程の説明図であり、成形体湾曲工程で成形体30を湾曲して、成形体のV字状の切り込みが接触するようにセットした状態で下型68内に複数配置した発熱体を発熱させたことを示す。
すなわち、下型68内に配置した発熱体71a、71b、71cを発熱させ、小底部21・・・(図5参照)同士が溶着するように小底部21・・・の合わせ部分を融点以上に加熱する。同様に、V字状の切り込み52・・・の互いに接触した一対の斜辺同士53aと53b、65aと65b、66aと66bとが溶着するように切り込み部分を融点以上に加熱する。なお、下型68が有する発熱体71a、71b、71cの加熱順序、及びタイミングに制約は無いものとする。
本実施例において、発熱体71は下型68内に配置した。成形体湾曲工程において、加熱工程の発熱体71の位置は、型・治具の内部に配置しても良いし、型・治具の表面に配置しても良いし、あるいは型・治具から離して配置しても良く、発熱体を配置する位置に制約は無い。
図14は図2の別実施例図であり、衝撃吸収ライナー12は、シェル体側の面19に向け底部21から複数の壁部23・・・を立て、シェル体11の湾曲する凹部内面に、壁部23・・・の先端部24・・・の一部と嵌め合わせ可能な嵌合部25・・・を設けた。
詳細には、衝撃吸収ライナー12側の壁部の先端部24・・・の一部形状を凹部形状の小凹部73・・・とし、シェル体11の湾曲する凹部内面が有する嵌合部25・・・の形状をこれらの小凹部73・・・と嵌合可能な小さな突起形状をもつ小凸部74・・・としたことを示す。
このように、小凹部73・・・と嵌合可能な小さな突起形状をもつ小凸部74・・・とを嵌め合わせることも可能である。
図15は本発明に係る衝撃吸収ライナー(第2実施例)の斜視図であり、複数の壁部23・・・を格子状に組み、格子の一ます28を構成する4個の壁部23のうち1個の壁部23に、嵌合部25(図2参照)に嵌め合わせる被嵌合部26を設けたことを示す。すなわち、図斜線部で示した部分が被嵌合部26である。
格子状に組んだ格子の一ます28を構成する4個の壁部23のうち1個の壁部23に、嵌合部25(図2参照)に嵌め合わせる被嵌合部26を設けた。
被嵌合部26は格子の一ます28あたり1個設けた壁部23であり、ヘルメット10(図1参照)の部位により嵌合部25の偏りが出ないので、シェル体11(図1参照)への衝撃吸収ライナー12の固着を偏りなく行うことができる。
また、嵌合部25の長さを短くできるので、衝撃吸収ライナー12のシェル体11(図1参照)への組付けをより簡便に行うことができる。
図16は本発明に係る衝撃吸収ライナー(第3実施例)の斜視図であり、4個の壁部23のうち1個の壁部23は、ヘルメット10(図1参照)の左右方向に延在する壁部23であることを示す。すなわち、図斜線部で示した部分が被嵌合部26である。
被嵌合部26をヘルメット10の左右方向に延在する壁部23に設けたので、特に衝撃吸収ライナー12の前後方向へのずれ防止を効果的に行える。
衝撃吸収ライナー12の前後方向へのずれ防止を効果的に行えるため、衝撃吸収ライナー12の前後方向のずれを確実に防止することができる。
図17は本発明に係る衝撃吸収ライナー(第4実施例)の斜視図であり、ヘルメット10(図1参照)の左右方向に延在する壁部23は、左右に並ぶ複数のます28の一つおきに形成したことを示す。すなわち、図斜線部で示した部分が被嵌合部26である。
被嵌合部26である左右方向に延在する壁部23を、左右に並ぶ複数のます28の一つおきに形成したので、特に衝撃吸収ライナー12の前後方向へのずれ防止を効果的に行える。
加えて、シェル体11(図1参照)への固着を偏りなく行える。
さらに、嵌合部25の長さを短縮できるので、シェル体11への取付けを更に簡便にすることができる。
図18は本発明に係る衝撃吸収ライナー(第5実施例)の斜視図であり、4個の壁部23のうち1個の壁部23は、ヘルメット10(図1参照)の前後方向に設けた壁部23であり、且つこのヘルメット10の前後方向に設けた壁部23は、前後に並ぶ複数のます28の一つおきに形成したことを示す。すなわち、図斜線部で示した部分が被嵌合部26である。
被嵌合部26である前後方向に延在する壁部23を、前後に並ぶ複数のます28の一つおきに形成したので、特に衝撃吸収ライナー12の左右方向へのずれ防止に効果的である。
加えて、シェル体11への固着を偏りなく行える。
さらに、嵌合部25の長さを短縮できるので、シェル体11(図1参照)への取付けを更に簡便にすることができる。
尚、壁部23の先端部24と嵌め合わせるために、シェル体11の湾曲する凹部内面に設ける嵌合部25の大きさ、形状、位置及び長さについては、ライナー12を所定の力に耐え得るように固定することができれば特に制約は無い。
また、成形体の材質は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド等の樹脂が好適であるが、ゴム製やアルミニウム等の金属製であっても良く、その種類は問わない。
さらに、本発明に係るヘルメットを、発泡樹脂製ライナーに適用することで、組付け性の向上、及びシェル体への組付けに係る接着剤使用量の大幅な低減等を図ることができる。
本発明は、ヘルメットに好適である。
本発明に係るヘルメットの断面図である。 図1の2部拡大図である。 図1の3−3線断面図である。 本発明に係る衝撃吸収ライナー(第1実施例)の斜視図である。 本発明に係るシェル体への嵌合を説明した図である。 本発明に係る衝撃吸収ライナーの斜視図である。 本発明方法の型成形工程を示す図である。 本発明に係る成形体の平面図である。 図8の9−9線断面図である。 本発明に係る成形体の一部の斜視図である。 本発明に係るV字状の切り込みの作用図である。 成形体湾曲工程の説明図である。 加熱工程の説明図である。 図2の別実施例図である。 本発明に係る衝撃吸収ライナー(第2実施例)の斜視図である。 本発明に係る衝撃吸収ライナー(第3実施例)の斜視図である。 本発明に係る衝撃吸収ライナー(第4実施例)の斜視図である。 本発明に係る衝撃吸収ライナー(第5実施例)の斜視図である。 特許文献1の再掲図である。
符号の説明
10…ヘルメット、11…シェル体、12…衝撃吸収ライナー、13…内装パット、21…底部、23…壁部、24…壁部の先端部、25…(シェル体内面の)嵌合部、26…被嵌合部、28…格子のます、30…成形体、32…壁溶着部、38…成形型、52…V字状の切り込み、53…V字状の切り込みの斜辺、。

Claims (6)

  1. シェル体と、このシェル体の内側に設けた衝撃吸収ライナーと、前記衝撃吸収ライナーの内側に設け頭部に接触する内装パットとからなるヘルメットにおいて、
    前記衝撃吸収ライナーは湾曲凸面となる前記内装パット側の面に底部を有し、この底部から湾曲凹面となる前記シェル体側の面に向け前記底部から複数の壁部を立て、
    前記シェル体の湾曲する凹部内面に、前記壁部の先端部と嵌め合わせ可能な嵌合部を設けたことを特徴とするヘルメット。
  2. 前記シェル体の湾曲する凹部内面に形成した前記嵌合部の溝幅は、この嵌合部に嵌合する前記壁部の先端部の厚さよりも小さく設定したことを特徴とする請求項1記載のヘルメット。
  3. 前記複数の壁部を格子状に組み、格子の一ますを構成する4個の壁部のうち1個の壁部に、前記嵌合部に嵌め合わせる被嵌合部を設けたことを特徴とする請求項1記載のヘルメット。
  4. 前記4個の壁部のうち1個の壁部は、ヘルメットの左右方向に延在する壁部であることを特徴とする請求項3記載のヘルメット。
  5. 前記ヘルメットの左右方向に延在する壁部は、左右に並ぶ複数のますの一つおきに形成したことを特徴とする請求項4記載のヘルメット。
  6. 前記4個の壁部のうち1個の壁部は、ヘルメットの前後方向に設けた壁部であり、且つこのヘルメットの前後方向に設けた壁部は、前後に並ぶ複数のますの一つおきに形成したことを特徴とする請求項3記載のヘルメット。
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