JP4169860B2 - 連続溶融めっき時の鋼帯幅反り制御方法及び装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、溶融めっき浴に浸漬されたシンクロールを周回させて鋼帯を引き上げる連続溶融めっきラインにおいて鋼帯の幅反りを制御する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
亜鉛めっき鋼板,合金化亜鉛めっき鋼板,アルミニウムめっき鋼板等の各種めっき鋼板は、主として溶融めっき浴に鋼帯を浸漬させて引き上げる連続溶融めっき法で製造されている。連続溶融めっき法では、被めっき材である鋼帯Sを還元焼鈍炉で表面活性化した後、図1に示すようにスナウト1を経て溶融めっき浴2に送り込む。溶融めっき浴2にはシンクロール3が浸漬されており、鋼帯Sはシンクロール3を周回して溶融めっき浴2から引き上げられる。引き上げられた溶融めっき浴2には過剰量の溶融めっき金属が過剰に付着しているので、ガスワイピング等のめっき付着量調整装置4によって過剰量の溶融めっき金属を除去し、めっき付着量が調整された溶融めっき鋼帯を得る。
溶融めっき浴2から引き上げられた鋼帯Sに形状不良があると、めっき付着量調整装置4のガスワイピングノズル4R,4Lから鋼帯Sの表面までの距離が鋼帯Sの幅方向及び表裏面で変動する。その結果、鋼帯Sの表面及び裏面に吹き付けられるワイピングガスの流量や吹付け圧が鋼帯幅方向に変わり、鋼帯Sの幅方向に関してめっき付着量が不均一になり、めっき品質を低下させる原因となる。ワイピングガスの流量や吹付け圧に影響を及ぼす形状不良としては、鋼帯Sの幅反りが挙げられる。幅反りは、鋼帯Sがシンクロール3で曲げられるときに長手方向に加えて幅方向にも応力が発生し、鋼帯Sがシンクロール3から離れた段階で幅方向応力による曲げモーメントが解放されることにより発生する。
【0003】
幅反りを制御するため、シンクロール3を周回した後の鋼帯Sをロール曲げで矯正する方法が従来から採用されている。具体的には、溶融めっき浴2内でシンクロール3の上方に配置されたサポートロール5R,5Lで鋼帯Sの幅反りを矯正している。サポートロール5R,5Lの配置形態は、図2に示すように三つのタイプに分けられる。
タイプI(図2a)は、鋼帯Sに関してシンクロール3と反対側にサポートロール5Lを配置し、シンクロール3及び/又はサポートロール5Lの水平移動量により幅反りを制御している。タイプII(図2b)は、サポートロール5Lに加え、鋼帯Sに関してシンクロール3と同じ側でサポートロール5Lよりも高い位置にサポートロール5Rを配置し、サポートロール5R,5L及び/又はシンクロール3の水平移動量により幅反りを制御する。タイプIII (図2c)は、サポートロール5Rよりもサポートロール5Lを高い位置に配置し、サポートロール5R,5L及び/又はシンクロール3の水平移動量により幅反りを制御する。
何れのタイプでも、鋼帯Sに逆曲げの力を与えるサポートロール5Lを鋼帯Sに関してシンクロール3の反対側に配置し、板厚,鋼種等に応じてサポートロール5Lにより鋼帯Sの曲率を調整している。
【0004】
ロール曲げによる鋼帯Sの曲率は、前後のロールとの距離が開いているほど小さい。この点、タイプIのシンクロール3とサポートロール5Lとの間の距離は、タイプII,タイプIII の上下サポートロール5R,5L間の距離よりも大きくなっている。そのため、タイプIでは、板厚や鋼種に応じて鋼帯Sをサポートロール5Lで押し込み調整する量が第2のタイプ及び第3のタイプよりも原理的に大きくなる。したがって、タイプIのサポートロール5Lで押し込み調整する場合、サポートロール5Lの押し込み調整にガスワイピングノズル4R,4Lを同期移動させても、鋼帯Sが高速で走行しているために鋼帯Sからガスワイピングノズル4R,4Lまでの距離が適正に制御できず、めっき付着量の異常が避けられない。また、サポートロール5Lの移動とガスワイピングノズル4R,4Lの移動を同期させるため、複雑で高価な移動機構が必要になる。
【0005】
シンクロール3の水平移動により押し込み調整する場合、大径ロールの移動であるため移動機構が大掛かりになると共に、複雑な移動機構が必要になる。しかも、シンクロール3の移動によって溶融めっき浴2が流動する。溶融めっき浴2の流動は、溶融めっき浴2の底部にあるボトムドロスの巻上り、湯面の波打ちによるサポートロール5R,5Lへのトップドロスの巻込み等を誘発させ、溶融めっき鋼帯の表面品質を低下させる原因になる。また、シンクロール3の移動によりスナウト1内で鋼帯Sのパスラインが変化するため、スナウト1を広くして鋼帯Sとの接触を防止する必要が生じる。スナウト1を広くすると、スナウト1内で溶融めっき金属の昇華が促進され、結果として発生するドロス量が増加する。発生したドロスは、溶融めっき浴2の湯面に落ちて浮遊し、鋼帯Sの進行によって鋼帯Sの表面に引き付けられ、溶融めっき鋼帯の表面品質を劣化させる。
タイプIIでも、上側のサポートロール5Rやシンクロール3を移動させる場合、タイプIと同様な問題が生じる。そこで上側のサポートロール5Rを固定し、下側のサポートロール5Lのみを調整することにより鋼帯Sのパスラインを固定化する方法が一部で採用されている(特開平6−81094号公報)。
【0006】
下側サポートロール5Lを押し込んでいくと、ガスワイピングノズル4R,4Lの位置で鋼帯Sの幅反り量は一例を図3に示すように変化する。図3から、下側サポートロール5Lの押込みによる幅反りの減少は単純なものではないことが判る。すなわち、下側サポートロール5Lの押込みによって一旦は鋼帯Sの幅反りが減少するが、ゼロになる前に鋼帯Sの幅反り量が再び増加し、結果として鋼帯Sの幅反り量をゼロにできない。この傾向は、下側サポートロール5Lの押込みにより上側サポートロール5Rでの曲げの影響が大きく現れる厚い鋼帯Sほど顕著になる。
タイプIII でも、上側サポートロール5Lやシンクロール3を移動させる場合にはタイプIと同様な問題が生じる。そこで、上側サポートロール5Lを固定し、下側サポートロール5Rのみを移動させることにより、パスラインの変動を避ける方法が一部で採用されている(特開昭62−30865号公報)。また、スナウト1に鋼帯Sが接触しない範囲でシンクロール3を移動させて微調整することも知られている(特開平5−287478号公報)。
しかし、下側サポートロール5Rの移動は、スナウト1側に移動機構を設けるためにガスワイピングノズル4R,4Lからスナウト1までの距離を大きく採る必要がある。その結果、溶融めっき浴2が大きくなり、設備費が増大する。更に、タイプIII においても、シンクロール3と同じ側にある下側サポートロール5Rによる曲げの影響が未解決の問題として残る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、タイプIでは、サポートロール5L及びシンクロール3の何れを移動するにしてもロールの移動機構が大掛かりになる。そのため、一般的にはタイプII又はタイプIII が採用されている。しかし、タイプII及びタイプIII の何れにおいても、シンクロール3の大きな移動は現実的でなく、また制御システムが複雑化するため、一般的には2本のサポートロール5R,5Lの何れかを板厚,鋼種,ロール摩耗等に応じて押込み調整している。
タイプII及びタイプIII の何れも、シンクロール3と同じ方向に曲げを与えるサポートロール5Rによる曲げが鋼帯Sの幅反り制御で問題になる。そこで、タイプIIでは、上側サポートロール5Rによる曲げの影響を小さくするため、下側サポートロール5Lを下げる方法も知られている(特開平10−130800号公報)。しかし、サポートロール5R,5Lの回転駆動は溶融めっき浴2の外に配置されたモータからスピンドルを介して伝達される動力によるものであり、下側サポートロール5Lの位置が溶融めっき浴2の表面より下がるほどスピンドルの角度が大きくなり、トルク伝達が困難になる。
更には、タイプII及びタイプIII の何れにおいても、板厚や鋼種に応じてロール移動量が調整される。そのため、通板速度100m/分以上で走行している鋼帯Sに対して如何に早くロール押込みを調整しても、めっき付着量が不均一になった不良部が発生しがちである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような問題を解消すべく案出されたものであり、タイプIII のロール配置でパスラインに対するシンクロール及び下側サポートロールのオフセットを予め適正範囲に設定することにより、板厚,鋼種によるロール押込み調整を省略し、迅速且つ的確に鋼帯の幅反りを制御し、高品質の溶融めっき鋼帯を製造することを目的とする。
鋼帯Sの幅反りは、板厚方向に関して不均一に塑性変形して発生する。幅反り量は鋼帯Sの厚さによって異なり、同じ曲率で曲げた場合、厚い鋼帯Sほど表裏に生じる歪みが大きくなることから幅反り量も大きくなる。しかし、鋼帯Sが厚くなるに応じて生じる歪みが大きくなる分、逆曲げロールの押込み調整に対する幅反り量の変化が大きくなる。鋼種による影響は、降伏応力が小さい鋼種ほど同じ曲率で曲げた場合に発生する幅反り量が大きく、逆曲げロールの押込み調整に対する幅反り量の変化も大きくなる。
【0009】
したがって、板厚や鋼種によらずシンクロール3により一定の曲率で曲げ変形を与えた鋼帯Sの幅反りを制御する場合、板厚や鋼種に依らず幅反り量を製品上問題となるレベル以下に抑えることができる逆曲げロールによる押込み条件が存在することになる。したがって、その条件が得られるようにシンクロール3及びサポートロール5R,5Lを適正配置するとき、逆曲げロールの押込み調整が不要になる。この条件を成立させるためには、シンクロール3と同じ方向の曲げを与えるサポートロール5Rによる曲げの影響が無視できる配置が必要となる。
特に厚い鋼帯Sでは、シンクロール3と同じ方向の曲げを与えるサポートロール5Rによる曲げで幅反りが制御できないため、サポートロール5Rによる曲げの影響を少なくすることが重要である。タイプIII の場合、シンクロール3のオフセットを大きくすることにより、シンクロール3と同じ方向に曲げを与える下側サポートロール5Rによる曲げの影響を少なくできる。
【0010】
本発明では、シンクロール3を周回した鋼帯Sを下側サポートロール5Rで軽度に曲げ、更に上側サポートロール5Lで曲げることにより、鋼帯Sの幅反りを制御している。このとき、式(1)で特定される範囲に下側サポートロール5Rのオフセットを設定し、各ロールを固定して幅反り制御する。
H1 ×L2 /L1 ≦H2 <H1 ・・・・(1)
ただし、H1 :シンクロール3のオフセット量
H2 :下側サポートロール5Rのオフセット量
L1 :シンクロール3の中心から上側サポートロール5Lの中心までの高さ
L2 :下側サポートロール5Rの中心から上側サポートロール5Lの中心までの高さ
【0011】
【実施の形態】
本発明で使用する溶融めっき設備は、図4に示すように鋼帯SのパスラインLに関して鋼帯Sをシンクロール3と同じ方向に曲げる方向に下側サポートロール5Rを予めオフセットし、上側サポートロール5Lで鋼帯Sに曲げが必ず加わるようにしている。
下側サポートロール5Rのオフセット量H2 は、前掲の式(1)が満足されるように設定される。下側サポートロール5Rのオフセット量H2 と鋼帯Sの幅反り量との関係を本発明者等が調査した結果を示す図5にみられるように、0〜H1 ×L2 /L1 の範囲では、ロール配置の幾何学的な関係から鋼帯Sに下側サポートロール5Rが接触しないため、下側サポートロール5Rのオフセット量を変化させても鋼帯Sの幅反り量は減少しない。更にオフセット量H2 が増加し、鋼帯Sに下側サポートロール5Rが接触すると、上側サポートロール5Lによる曲げが増加し、鋼帯Sの幅反り量が減少する。そして、鋼帯Sの幅反り量がゼロになる条件が求められる。
【0012】
更にオフセット量H2 が増加すると、鋼帯Sを介して下側サポートロール5Rが上側サポートロール5Lに接触する。ただし、上下のサポートロール5R,5L間の距離が平均ロール径よりも大きい場合、サポートロール5R,5L相互の干渉がなく、オフセット量H2 を更に増加させることができる。このとき、下側サポートロール5Rのオフセット量H2 がシンクロール3のオフセット量H1 より小さいと、下側サポートロール5Rによる曲げが上側サポートロール5Lによる曲げよりも大きくならない。そのため、下側サポートロール5Rによる曲げの影響を無視できる。したがって、下側サポートロール5Rが式(1)で特定される範囲にあるとき、鋼帯Sの幅反り量をゼロにする条件が得られる。
【0013】
鋼帯Sの幅反り量がゼロとなる位置に下側サポートロール5Rを配置した場合、鋼帯Sは、下側サポートロール5Rで必ず曲げられる。そのため、上側サポートロール5Lでの曲率は、上下サポートロール5R,5L間の距離の影響を受ける。板厚や鋼種に応じて鋼帯Sをロールで押込み調整する量は、前述したようにタイプIよりもタイプIII の方が小さくできるが、このことは鋼帯Sの幅反り量をゼロにするときの下側サポートロール5Rのオフセット量が板厚や鋼種で大きく変わらないことを意味している。したがって、タイプIII のロール配置で、式(1)を満足するオフセット量H2 で下側サポートロール5Rを設置するとき、板厚や鋼種が変わっても何れのロールをも動かす必要なく、鋼帯Sの幅反りが制御できる。
【0014】
【実施例】
径700mmのシンクロール3,径300mmのサポートロール5L,径300mmの下側サポートロール5RをタイプIII に従って溶融めっき浴2内に配置したロール装置を作製した。上側サポートロール5Lの中心位置からシンクロール3の中心位置までの高さL1 を1000mm,下側サポートロール5Rの中心から上側サポートロール5Lの中心までの高さL2 を100mm,シンクロール3のオフセット量H1 を100mm,下側サポートロール5Rのオフセット量H2 を10mmに設定した。
還元焼鈍により表面を活性化した板厚0.4〜3.2mm,板幅900〜1200mm,材温460℃の普通鋼鋼帯Sを板厚に応じて通板速度100m/分前後で溶融めっき浴2に導入した。何れのロールも押込み調整することなく、溶融めっき浴2から引き上げられた鋼帯Sの幅反り量をインライン測定した。測定結果を板厚との関係で図6に示す。図6から、板厚に拘わらず鋼帯Sの幅反り量が約±1mmの範囲に抑えられていることが判る。
【0015】
比較のため、タイプIIに従ってシンクロール3及びサポートロール5R,5Lを溶融めっき浴2内に配置したロール装置を用意した。シンクロール3の中心から上側サポートロール5Rの中心までの高さL1 を1000mm,下側サポートロール5Lの中心から上側サポートロール5Rの中心までの高さを100mm,シンクロール3のオフセット量H1 を75mmに設定した。そして、鋼帯Sの幅反り量を測定し、下側サポートロール5Lの押込み量を調整した。各板厚での鋼帯Sの幅反り量を図7に示す。この場合、板厚や鋼種に応じて押込み量を調整しても押込み調整自体のバラツキがあり、鋼帯Sの幅反り量は、図6に比較して大きくなっていた。
この対比から明らかなように、本発明によるとき、ロールの押込み調整をしなくても、押込み調整した場合以上に幅反り、ひいてはめっき付着量のバラツキが抑えられることが確認された。
【0016】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明においては、シンクロール及び下側サポートロールを適正な位置関係で配置しているので、下側サポートロールの曲げによる影響が排除され、薄板から厚板まで広範囲にわたってロール押込み調整の必要なく、溶融めっき浴から引き上げられる鋼帯の幅反りが安定して制御される。その結果、ガスワイピングによるめっき付着量の調整が鋼帯幅方向に均一化され、品質が安定した溶融めっき鋼帯が製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 連続溶融めっき設備の要部を示す概略図
【図2】 従来のサポートロールとシンクロールとの位置関係及びロール押込み調整を説明する図
【図3】 タイプII(図2b)のロール配置で下側サポートロールによるロール押込みが鋼帯の幅反り量に及ぼす影響を表わしたグラフ
【図4】 本発明に従って配置されたシンクロール及びサポートロールの位置関係を説明する図
【図5】 下側サポートロールのオフセット量が鋼帯の幅反りに及ぼす影響を表わしたグラフ
【図6】 本発明に従って幅反り制御したときの幅反り量のバラツキを板厚との関係で表わしたグラフ
【図7】 タイプII(図2b)のロール配置で下側サポートロールによるロール押込みで幅反り制御したときの幅反り量のバラツキを板厚との関係で表わしたグラフ
【符号の説明】
1:スナウト 2:溶融めっき浴 3:シンクロール 4:めっき付着量調整装置 4R,4L:ガスワイピングノズル 5R,5L:サポートロール
L1 :シンクロールの中心から上側サポートロールの中心までの高さ
L2 :下側サポートロールの中心から上側サポートロールの中心までの高さ
H1 :シンクロールのオフセット量
H2 :下側サポートロールのオフセット量
L:鋼帯のパスライン
Claims (2)
- 溶融めっき浴に鋼帯を導入し、シンクロールを周回させて溶融めっき浴から引上げ、鋼帯表面に付着している過剰量の溶融めっき金属をガスワイピングノズルにより除去して溶融めっき鋼帯を製造する際、溶融めっき浴内の鋼帯に関してシンクロールと反対側に上側サポートロールを固定配置し、上側サポートロールよりも下方位置で下側サポートロールをシンクロールと同じ側に固定配置し、次式(1)を満足する条件下でシンクロール及び下側サポートロールを鋼帯のパスラインを基準としてオフセットすることを特徴とする連続溶融めっき時の鋼帯幅反り制御方法。
H1 ×L2 /L1 ≦H2 <H1 ・・・・(1)
ただし、H1 :シンクロールのオフセット量
H2 :下側サポートロールのオフセット量
L1 :シンクロールの中心から上側サポートロールの中心までの高さL2 :下側サポートロールの中心から上側サポートロールの中心までの高さ - 溶融めっき浴内に浸漬したシンクロールと、溶融めっき浴内の鋼帯に関してシンクロールと反対側に固定配置された上側サポートロールと、上側サポートロールよりも下方位置でシンクロールと同じ側に固定配置された下側サポートロールとを備え、鋼帯のパスラインを基準としてシンクロール及び下側サポートロールが請求項1記載の式(1)を満足する条件下でオフセットされている連続溶融めっき用鋼帯幅反り制御装置。
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JP07787599A JP4169860B2 (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 連続溶融めっき時の鋼帯幅反り制御方法及び装置 |
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