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JP4162746B2 - Water-absorbing agent composition and absorbent article using the same - Google Patents

Water-absorbing agent composition and absorbent article using the same Download PDF

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JP4162746B2
JP4162746B2 JP04216298A JP4216298A JP4162746B2 JP 4162746 B2 JP4162746 B2 JP 4162746B2 JP 04216298 A JP04216298 A JP 04216298A JP 4216298 A JP4216298 A JP 4216298A JP 4162746 B2 JP4162746 B2 JP 4162746B2
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    • C08L101/12Compositions of unspecified macromolecular compounds characterised by physical features, e.g. anisotropy, viscosity or electrical conductivity
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Description

【0001】
本発明は吸水剤組成物および該吸水剤組成物を用いた吸収性物品に関するものであり、さらに詳しくは、紙オムツや生理用ナプキン、失禁パット等の衛生材料の吸収体中に用いた場合に特に優れた消臭機能を付与できる吸水剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、体液を吸収させることを目的として吸水性樹脂が紙オムツや生理用ナプキン、失禁パット等の衛生材料の構成材料の一つとして幅広く利用されている。
【0003】
上記吸水性樹脂としては、例えば、ポリアクリル酸部分中和物架橋体、澱粉−アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物、澱粉−アクリル酸グラフト重合体の中和物、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体のケン化物、カルボキシメチルセルロース架橋体、アクリロニトリル共重合体若しくはアクリルアミド共重合体の加水分解物またはこれらの架橋体、カチオン性モノマーの架橋体、架橋イソブチレンーマレイン酸共重合体、2ーアクリルアミドー2ーメチルプロパンスルホン酸とアクリル酸の架橋体等が知られている。
【0004】
従来から上記の吸水性樹脂に望まれる吸水特性としては、体液等の水性液体に接した際の高い吸収倍率、優れた吸収速度、通液性、膨潤ゲルのゲル強度、水性液体を含んだ基材から水を吸い上げる吸引量等が唱えられている。
【0005】
またこれらに加え、従来より吸水性樹脂に消臭、抗菌性の化合物を加えることにより樹脂に付加機能を持たせる試みも種々検討されている。
【0006】
これらの例としては、吸水性樹脂とツバキ科植物の葉抽出物とからなる吸水剤(特開昭60-158861号公報)、吸水性樹脂に塩化ベンザルコニウム及び/又はグルコン酸クロルヘキシジンを含有した樹脂を含む使い捨ておむつ、(特開昭63-135501号公報)、吸水性樹脂に揮発性モノテルペン系化合物を主成分としてなる水性エマルジョンを吸収させて得られるゲル状殺虫剤(特開平4-139104号公報)、吸水性樹脂に抗菌剤を揮発性溶剤に溶解もしくは分散させた液を付着させた後に、揮発性溶剤を除去し、吸水性樹脂表面に抗菌性被膜を設けた抗菌性樹脂組成物の製造方法(特開平3-59075号公報)抗菌性を付与したリン酸塩を含有する吸水性樹脂(特開平5-179053号公報、特開平7-165981号公報)、吸水性樹脂の内部にゼオライト粒子が分散された消臭性樹脂組成物(特開平8-176338号公報)等が知られている。
【0007】
ところが通常に吸水性樹脂に一般にいう消臭性のある化合物を添加しただけではまだまだ問題があることが判明した。すなわち本発明者らは吸水性樹脂の消臭機能をさらに詳しく検討した結果、尿等の液体を吸収した後時間が経過するにつれその消臭機能が著しく低下してしまうことを見出した。また樹脂の消臭性能が使用以前に経時的に低下していく場合があることも見出した。またこれまでに比較的消臭機能の優れた吸水性樹脂は樹脂が着色するため、衛生材料等の使用に制限が加えられる場合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、尿を吸収してから長時間経過しても消臭機能を良好に持続でき、使用前に長時間放置していてもその消臭機能の低減がなく、かつ白色度の高い吸水剤組成物、ならびに該吸水剤組成物を用いた吸収性物品を提供することにある。
【0009】
従って本発明は、著しく優れた消臭性能を長時間において衛生材料に付与できる新規な吸水剤組成物およびその製造方法を提供するものである。
【0010】
【発明を解決するための手段】
本発明者らは長時間にわたる安定した消臭性能の付与という観点から鋭意検討した結果、特定の化合物と特性の物性を有する吸水性樹脂を組み合わせた場合、および特定の化合物を担持させたパウダーと吸水性樹脂を組み合わせた場合に上記目的が達成できることを見出し本発明を完成させるに到った。
【0011】
すなわち請求項1記載の発明の吸水剤組成物は、針葉樹木抽出エキスと加圧下非連続吸収指数が0.80以上の吸水性樹脂とを含むことを特徴としている。
【0012】
請求項4記載の発明の吸水剤組成物は、 針葉樹木抽出エキスを含む加圧下非連続吸収指数が0.80以上であることを特徴としている。
【0013】
請求項5記載の発明の吸水剤組成物の製造方法は加圧下非連続吸収指数が0.80以上の吸水性樹脂に 針葉樹木抽出エキスを添加することを特徴としている。
【0014】
請求項6記載の発明の吸水剤組成物は針葉樹木抽出エキスを粉体に担持したパウダーと吸水性樹脂とを含むことを特徴としている。
【0015】
請求項7記載の発明の吸収性物品は吸水性樹脂と繊維基材の合計量に対する吸水性樹脂の重量比αが0.3以上である吸収体を含む吸収層、透液性を有する表面シート、不透液性を有する背面シートを備える吸収性物品であって、該吸水性樹脂として 針葉樹木抽出エキスと加圧下非連続吸収指数が0.80以上の吸水性樹脂よりなる吸水剤組成物を用いることを特徴としている。
【0016】
請求項8記載の発明の吸水剤組成物は白色度65以上の加圧下非連続吸収指数が0.80以上の吸水剤組成物であって、吸水剤組成物2.0gに対して50gの成人尿を吸収させ37℃で24時間放置した後の膨潤ゲルの尿の臭気が、標準吸水性樹脂として(株)日本触媒製アクアリックCAW-4を用い同様の操作を行った場合より低減されてなることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳しく説明する。
【0018】
本発明に使用できる吸水性樹脂は加圧下非連続吸収指数が0.80以上のものである。加圧下非連続吸収指数とは飽和量より少ない所定量の液を吸収させたゲルを6時間放置した後に特定荷重下においてその飽和吸収量まで液を吸収させた吸収倍率の、特定荷重下で飽和吸収量まで液を連続的に吸収させたいわゆる加圧下の吸収倍率に対する割合で表される。この値が0.80未満の場合には本発明の化合物と組み合わせた場合でも長時間後の消臭機能が十分でなく好ましくない。好ましくは加圧下非連続吸収指数が0.90以上、より好ましくは0.95以上の樹脂である。
【0019】
このような吸水性樹脂は一般に特定の吸水性樹脂前駆体を特定条件下で表面架橋処理するという製造方法により得られる。上記の吸水性樹脂前駆体は、好ましくは平均粒径が 100μm〜600 μmの範囲内、より好ましくは平均粒径が 100μm〜400 μmの範囲ものである。
【0020】
吸水性樹脂前駆体は、例えば、水溶液重合あるいは逆相懸濁重合により合成される。該吸水性樹脂前駆体としては、具体的には、例えば、ポリアクリル酸部分中和物架橋体、澱粉−アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物、澱粉−アクリル酸グラフト重合体の中和物、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体のケン化物、アクリロニトリル共重合体若しくはアクリルアミド共重合体の加水分解物またはこれらの架橋体、カルボキシル基含有架橋ポリビニルアルコール変性物、架橋イソブチレン−無水マレイン酸共重合体等が挙げられる。
【0021】
上記の吸水性樹脂前駆体は、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸、β−アクリロイルオキシプロピオン酸等の不飽和カルボン酸またはこれらの中和物から選ばれる1種類以上の単量体を重合若しくは共重合させた後、該重合体に対して必要により粉砕・分級等の操作を行い、上記の平均粒径に調整することにより得られる。上記単量体のうち、(メタ)アクリル酸およびこれらの中和物がより好ましい。
【0022】
さらに、吸水性樹脂前駆体は、上記単量体と、該単量体と共重合可能な別の単量体との共重合体であってもよい。上記別の単量体としては、具体的には、例えば、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルプロパンスルホン酸等のアニオン性不飽和単量体およびその塩;アクリルアミド、メタアクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ビニルピリジン、N−ビニルピロリドン、N−アクリロイルピペリジン、N−アクリロイルピロリジン等のノニオン性の親水基含有不飽和単量体;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、および、これらの四級塩等のカチオン性不飽和単量体等が挙げられる。
【0023】
吸水性樹脂前駆体は、複数の重合性不飽和基や、複数の反応性基を有する架橋剤と反応または共重合させることにより、その内部が架橋されていることが必須となる。 上記の架橋剤としては、具体的には、例えば、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、グリセリンアクリレートメタクリレート、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルホスフェート、トリアリルアミン、ポリ(メタ)アリロキシアルカン、(ポリ)エチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセロールジグリシジルエーテル、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、エチレンジアミン、ポリエチレンイミン、グリシジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これら架橋剤は、単独で用いてもよく、また、2種類以上を混合して用いてもよい。上記例示の化合物のうち、複数の重合性不飽和基を有する化合物を架橋剤として用いることがより好ましい。
【0024】
架橋剤の使用量は、上記単量体の合計量に対して 0.01モル%〜2モル%の範囲内が好ましく、0.03モル%〜0.2モル%の範囲内がより好ましい。架橋剤の使用量が 0.01モル%よりも少ない場合には、後述する表面架橋処理をおこなって加圧下非連続吸収指数が0.80以上の特性を得にくい場合があるので注意を有する。
【0025】
また、上記重合開始時には、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、t−ブチルハイドロパーオキサイド、過酸化水素、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩等のラジカル重合開始剤、或いは、紫外線や電子線等の活性エネルギー線等を用いることができる。また、酸化性ラジカル重合開始剤を用いる場合には、例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、硫酸第一鉄、L−アスコルビン酸等の還元剤を併用してレドックス重合を行っても良い。これら重合開始剤の使用量は、 0.001モル%〜2モル%の範囲内が好ましく、0.01モル%〜 0.5モル%の範囲内がより好ましい。
【0026】
また重合時に単量体に炭酸塩、アゾ化合物等の発泡剤や不活性気体等を含有させ、得られる吸水性樹脂前駆体を多孔質構造にして、比表面積を増加させる手法も好ましい。
【0027】
上記吸水性樹脂前駆体は、所定形状に造粒されていてもよく、また、球状、鱗片状、不定形破砕状、顆粒状等の種々の形状であってもよい。さらに、吸水性樹脂前駆体は、1次粒子であってもよく、また、1次粒子の造粒体であってもよい。
【0028】
上記の吸水性樹脂前駆体は、一般にその加圧下非連続吸収指数が本発明における範囲を満たしていない。このため、表面架橋剤を用いることにより、該吸水性樹脂前駆体の表面近傍の架橋密度を内部よりも高くする必要がある。つまり、吸水性樹脂前駆体の表面近傍を特定の表面架橋剤を用いて架橋させることにより本発明に使用可能なベースポリマーとしての吸水性樹脂が得られる。
【0029】
即ち、本発明にかかる吸水性樹脂は好ましくは前記した水溶液重合によって得られる吸水性樹脂前駆体、即ち、平均粒径が 100μm〜600 μmの範囲内、より好ましくは平均粒径が 100μm〜400 μmの範囲内のものとなるように重合、分級等の操作により調整して得られたものを表面架橋剤の存在下に加熱処理することにより得られる。
【0030】
上記の表面架橋剤としては吸水性樹脂前駆体の有する官能基たとえば酸性基と反応し得る官能基を有するものであり、通常、該用途に用いられている公知の架橋剤が例示される。
【0031】
吸水性樹脂前駆体の官能基が例えばカルボキシル基である場合には、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタジオール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、2−ブテン−1,4−ジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シクロヘキサノール、トリメチロールプロパン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ポリオキシプロピレン、オキシエチレンオキシプロピレンブロック共重合体、ペンタエリスリトール、ソルビトールなどの多価アルコール化合物;エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレンジグリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、グリシド−ル等の多価エポキシ化合物;エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、ポリアリルアミン、ポリエチレンイミン等の多価アミン化合物;2,4−トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等の多価イソシアネート化合物;1,2−エチレンビスオキサゾリン等の多価オキサゾリン化合物;1,3−ジオキソラン−2−オン、4−メチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4,5−ジメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4,4−ジメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4−エチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、1,3−ジオキサン−2−オン、4−メチル−1,3−ジオキサン−2−オン、4,6−ジメチル−1,3−ジオキサン−2−オン、1,3−ジオキソパン−2−オン等のアルキレンカーボネート化合物;エピクロロヒドリン、エピブロムヒドリン、α−メチルエピクロロヒドリン等のハロエポキシ化合物;亜鉛、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、鉄、ジルコニウム等の水酸化物及び塩化物等の多価金属化合物;γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γーアミノプロピルトリエトキシシラン等のシランカップリング剤;等より選ばれる1種または2種以上のものが例示できる。好ましくは多価アルコ−ル化合物、多価アミン化合物、多価エポキシ化合物、及びアルキレンカ−ボネ−ト化合物から選ばれる少なくとも1種を含むものである。
【0032】
表面架橋剤の使用量は、用いる化合物やそれらの組み合わせ等にもよるが、吸水性樹脂前駆体の固形分 100重量部に対して、0.001重量部〜5重量部の範囲内が好ましく、 0.01重量部〜1重量部の範囲内がより好ましい。上記の表面架橋剤を用いることにより、吸水性樹脂前駆体、つまり、吸水性樹脂の表面近傍の架橋密度を内部よりも高くすることができ本発明の樹脂に必要な加圧下非連続吸収指数を高めることができる。表面架橋剤の使用量が10重量部を越える場合には、不経済となるばかりか、吸水性樹脂における最適な架橋構造を形成する上で、表面架橋剤の量が過剰となるため、吸収倍率が低下し好ましくない。また、表面架橋剤の使用量が 0.001重量部未満の場合には、吸水性樹脂における加圧下非連続吸収指数が向上しにくい場合がある。
【0033】
吸水性樹脂前駆体と表面架橋剤とを混合する際には、溶媒として水を用いることが好ましい。水の使用量は、吸水性樹脂前駆体の種類や粒径等にもよるが、吸水性樹脂前駆体の固形分 100重量部に対して、0を越え、20重量部以下が好ましく、 0.5重量部〜10重量部の範囲内がより好ましい。
【0034】
また、吸水性樹脂前駆体と表面架橋剤とを混合する際には、必要に応じて、溶媒として親水性有機溶媒を用いてもよい。上記の親水性有機溶媒としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール等の低級アルコール類;アセトン等のケトン類;ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等が挙げられる。親水性有機溶媒の使用量は、吸水性樹脂前駆体の種類や粒径等にもよるが、吸水性樹脂前駆体の固形分 10重量部に対して、20重量部以下が好ましく、 0.1重量部〜10重量部の範囲内がより好ましい。
【0035】
吸水性樹脂前駆体と表面架橋剤とを混合する際には、例えば、上記の親水性有機溶媒中に吸水性樹脂前駆体を分散させた後、表面架橋剤を混合してもよいが、混合方法は、特に限定されるものではない。種々の混合方法のうち、必要に応じて水および/または親水性有機溶媒に溶解させた表面架橋剤を、吸水性樹脂前駆体に直接、噴霧若しくは滴下して混合する方法が好ましい。また、水を用いて混合する場合には、水に不溶な微粒子状の粉体や、界面活性剤等を共存させてもよい。
【0036】
吸水性樹脂前駆体と表面架橋剤とを混合する際に用いられる混合装置は、両者を均一かつ確実に混合するために、大きな混合力を備えていることが好ましい。上記の混合装置としては、例えば、円筒型混合機、二重壁円錐型混合機、V字型混合機、リボン型混合機、スクリュー型混合機、流動型炉ロータリーデスク型混合機、気流型混合機、双腕型ニーダー、内部混合機、粉砕型ニーダー、回転式混合機、スクリュー型押出機等が好適である。
【0037】
吸水性樹脂前駆体と表面架橋剤とを混合した後、加熱処理を行い、吸水性樹脂前駆体の表面近傍を架橋させる。上記加熱処理の処理温度は、用いる表面架橋剤にもよるが、 40℃以上250℃以下が好ましい。処理温度が 40℃未満の場合には、均一な架橋構造が形成されず、従って、加圧下非連続吸収指数が本発明の範囲に入る吸水性樹脂を得ることができないことがある。処理温度が 250℃を越える場合には、吸水性樹脂の劣化を引き起こし、吸水性樹脂の性能が低下する場合があり注意を要する。
【0038】
上記の加熱処理は、通常の乾燥機または加熱炉を用いて行うことができる。上記の乾燥機としては、例えば、溝型混合乾燥機、ロータリー乾燥機、デスク乾燥機、流動層乾燥機、気流型乾燥機、赤外線乾燥機等が挙げられる。
【0039】
本発明の吸水剤組成物は上記により得られた加圧下非連続吸収指数が0.80以上の吸水性樹脂に 針葉樹木抽出エキスを添加させることにより得られる。
【0040】
本発明に用いることのできる 針葉樹木抽出エキスとは、針葉樹のチップを水蒸気蒸留等を行うことにより得られる精油、留出水等をさし、針葉樹木に含まれる単一成分のみを取り出したものではなく、さまざまな成分がトータル的に存在しているものである。これらの抽出エキスのなかでもわずかに着色しているか、ほとんど着色のない液を用いるのが、最終製品である吸水剤組成物の白色度を向上させることができ好ましい。本発明に好ましく用いることのできる針葉樹とはヒノキ、ヒバ、スギ、ツガ、トドマツ、カラマツ、エゾマツ、アカマツ、モミ等を例示することができる。好ましくはヒノキ、ヒバの抽出エキス、より好ましくはヒバ油、ヒバ留出水である。特に青森ヒバより抽出されたものは本発明に特に好適に使用される。
【0041】
これらの針葉樹木抽出エキスの使用量は、目的とする消臭機能によっても異なるがその添加量は吸水性樹脂固形分 100重量部に対して、0.01〜20重量部の範囲が好ましい。
【0042】
またこれらの針葉樹木抽出エキスの添加方法としては、上記加圧下非連続吸収指数が0.80以上の吸水性樹脂を用いる場合には所望の量の針葉樹木抽出エキスが添加されるように、針葉樹木抽出エキスを水性液や各種有機溶剤等に溶解、又は分散させたものを、吸水性樹脂に直接、噴霧若しくは滴下してもよいが針葉樹木抽出エキスをあらかじめ各種の無機または有機の粉体に担持させたパウダーをそのまま混合する方法が、その消臭機能を最大限に発揮させることができ好ましい。また針葉樹木抽出エキスをあらかじめ各種の無機または有機の粉体に担持させたパウダーを用いた場合には、上述した吸水性樹脂の加圧下非連続吸収指数によらず優れた消臭機能を付与できこの点からも針葉樹木抽出エキスをあらかじめ各種の無機または有機の粉体に担持させたパウダーを用いることが好ましい。
【0043】
本発明の針葉樹木抽出エキスを担持させるのに好適に用いられる無機または有機の粉体としては、例えば、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、クレー、タルク、リン酸カルシウム、リン酸バリウム、珪酸またはその塩、粘土、珪藻土、シリカゲル、ゼオライト、ベントナイト、カオリン、ヒドロキシアパタイト、ハイドロタルサイト、バーミュキュライト、パーライト、イソライト、活性白土、ケイ砂、ケイ石、ストロンチウム鉱石、蛍石、ボーキサイド、等の無機粉体;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロン、メラミン樹脂、ポリメチルメタクリレート、デンプン、デキストリン、シクロデキストリン、セルロース、エチルセルロース、木粉、活性炭、茶の葉等の有機粉体等が例示でき、これらのうち1種または2種類以上を使用することができる。好ましくはデンプン、デキストリンである。
【0044】
これらの無機または有機の粉体の内、特に好ましくは粒子径が微細な粒子が好ましい。その粒子径は100μm以下、好ましくは50μm以下、さらに好ましくは10μm以下のものが使用できる。またこれらの無機または有機の粉体のなかでもわずかに着色しているか、ほとんど着色のない粉体を用いることにより最終製品である吸水剤組成物の白色度を向上させることができ好ましい。
【0045】
針葉樹木抽出エキスを無機または有機の粉体とを混合する際には、針葉樹木抽出エキスを単独で混合してもよいが、針葉樹木抽出エキスを水や各種有機溶剤との溶液にした後混合してもよい。本発明において、水不溶性粒子状化合物と架橋剤を混合するには、水不溶性粒子状化合物に、架橋剤を、例えば、水溶液、親水性有機溶媒溶液、混合溶媒溶液あるいは分散液として、噴霧するかもしくは滴下した上、混合するのが一般的である。
【0046】
その量は、先述したように針葉樹木抽出エキスの使用量が吸水性樹脂固形分 100重量部に対して、0.01〜10重量部の範囲になるようにすれば好ましく、一般に無機または有機の粉体が100重量部当り、針葉樹木抽出エキスが1重量部〜500重量部、好ましくは5重量部〜50重量部である。無機または有機の粉体の割合が500重量部を越えると混合物がスラリー状となりやすく、吸水性樹脂と混合した時点で反応や吸収が始まり、その消臭機能を経時的に安定に保つことが困難な場合がある。また針葉樹木抽出エキスの割合が1重量部に満たない場合は、改質すべき吸水性樹脂に対して針葉樹木抽出エキスを担持した無機または有機の粉体の樹脂中の割合が大きくなり、得られる吸水剤組成物は吸水特性に劣るものとなり易い。
【0047】
本発明において吸水性樹脂と針葉樹木抽出エキス、または針葉樹木抽出エキスと無機または有機の粉体、または吸水性樹脂と針葉樹木抽出エキスを担持させた無機または有機の粉体とを混合する場合に使用する装置としては、通常の装置でよく、例えば、円筒型混合機、スクリュー型混合機、スクリュー型押出機、タービュライザー、ナウター型混合機、V型混合機、リボン型混合機、双腕型ニーダー、流動式混合機、気流型混合機、回転円盤型混合機、ロールミキサー、転動式混合機などを挙げることができ、混合の際の速度は高速、低速を問わない。
【0048】
本発明において吸水性樹脂と針葉樹木抽出エキスとを混合した後、必要により水、水蒸気、または水と親水性有機溶媒からなる水性液等を添加してもよい。この場合に使用される水の量は、吸水性樹脂の種類や粒度によってその最適量は異なるが、通常、吸水性樹脂の固形分100重量部に対して、10重量部以下、好ましくは1〜5重量部の範囲である。また使用される親水性有機溶媒の量は、同様に通常、吸水性樹脂の固形分100重量部に対して、10重量部以下、好ましくは0.1〜5重量部の範囲である。
【0049】
以上の製造方法により得られる吸水剤組成物は、 針葉樹木抽出エキスを含み加圧下非連続吸収指数が0.80以上のものであり、また 針葉樹木抽出エキスを粉体に担持したパウダーと吸水性樹脂とを含むものであり、また 白色度65以上の加圧下非連続吸収指数が0.80以上の吸水剤組成物であって、吸水剤組成物2.0gに対して50gの成人尿を吸収させ37℃で24時間放置した後の膨潤ゲルの尿の臭気が、標準吸水性樹脂として(株)日本触媒製アクアリックCAW-4を用い同様の操作を行った場合より低減されてなるものである。
【0050】
このような本発明の吸水剤組成物は尿を吸収してから長時間経過しても消臭機能を良好に持続でき、使用前に長時間放置していてもその消臭機能の低減がない非常に優れた性能を示すものであり、樹脂の着色もないため衛生材料等に非常に広範囲に使用できるものである。
【0051】
さらに本発明の吸収性物品は 吸水性樹脂と繊維基材の合計量に対する吸水性樹脂の重量比αが0.3以上である吸収体を含む吸収層、透液性を有する表面シート、不透液性を有する背面シートを備える吸収性物品であって、該吸水性樹脂として針葉樹木抽出エキスと加圧下非連続吸収指数が0.80以上の吸水性樹脂とを含む吸水剤組成物を用いることを特徴とする。吸水性樹脂と繊維基材との合計量に対する吸水性樹脂の重量比αが0.3未満の場合は吸水性樹脂の使用量が比較的少なく、消臭機能が十分に発揮されないことがある。また、液不透過性シートが、蒸気を透過する性質を備えていた場合に従来臭いの問題が発生することがあったが本発明の吸水剤組成物を用いることにより優れた消臭機能付与することができ通気性の良い液不透過性シートを問題なく用いることができる。
【0052】
このような吸収性物品としては、具体的には、近年成長の著しい大人用紙オムツをはじめ、子供用オムツや生理用ナプキン、いわゆる失禁パット等の衛生材料等が挙げられそれらに特に限定されるものではないが、吸収性物品の中に存在する吸水剤組成物が非常に優れた消臭機能を有し、使用するまでに消臭機能が低減するということはなく、さらにその使用中にも非常に優れた消臭機能を発揮し、装着している本人、介護の人々の負担を大きく低減することができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明の吸水剤組成物は尿を吸収してから長時間経過しても消臭機能を良好に持続でき、使用前に長時間放置していてもその消臭機能の低下がない新規な吸水剤組成物である。この原因については明らかではないが、特定の加圧下非連続吸収指数の値を有する吸水性樹脂は、尿を吸収しても長時間膨潤ゲルの表面状態が常に安定しているため、または針葉樹木抽出エキスをあらかじめ各種の無機または有機の粉体に担持させたものは吸水性樹脂の表面状態によらず粒子表面外に針葉樹木抽出エキスを存在させることができるため、両者とも針葉樹木抽出エキスの周辺への移行が、長時間妨げることなく効率よく起こり、優れた消臭機能を長時間付与できるためではないかと考えられる。
【0054】
また、上記本発明の吸収性物品は、本発明の吸水剤を含みその優れた消臭機能を付与できるため、紙オムツや生理用ナプキン、大人用失禁パット、大人用オムツ等の衛生材料等に特に好適に用いることができ、その加圧下吸収倍率も長時間にわたり安定していることより、長時間にわたって優れた吸収特性を維持できるものとなりうる。
【0055】
【実施例】
以下、実施例および比較例により、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、吸水性樹脂の諸性能は、以下の方法で測定した。
【0056】
(a)吸収倍率
吸水性樹脂(または吸水剤組成物)0.2gを不織布製の袋(60mm×60mm)に均一に入れ、0.9重量%塩化ナトリウム水溶液(生理食塩水)中に浸漬した。60分後に袋を引き上げ、遠心分離機を用いて 250Gで3分間水切りを行った後、袋の重量W1 (g)を測定した。また、同様の操作を吸水剤を用いないで行い、そのときの重量W0 (g)を測定した。そして、これら重量W1、W0 から、次式、
吸収倍率 (g/g)=(重量W1(g) −重量W0(g))/吸水性樹脂の重量(g)
に従って吸収倍率 (g/g)を算出した。
【0057】
(b )加圧下吸収倍率
先ず、加圧下吸収倍率の測定に用いる測定装置について、図1を参照しながら、以下に簡単に説明する。
【0058】
図1に示すように、測定装置は、天秤1と、この天秤1上に載置された所定容量の容器2と、外気吸入パイプ3と、導管4と、ガラスフィルタ6と、このガラスフィルタ6上に載置された測定部5とからなっている。上記の容器2は、その頂部に開口部2aを、その側面部に開口部2bをそれぞれ有しており、開口部2aに外気吸入パイプ3が嵌入される一方、開口部2bに導管4が取り付けられている。また、容器2には、所定量の生理食塩水11(塩化ナトリウム0.9重量%の水溶液)が入っている。外気吸入パイプ3の下端部は、生理食塩水11中に没している。上記のガラスフィルタ6は直径70mmに形成されている。そして、容器2およびガラスフィルタ6は、導管4によって互いに連通している。また、ガラスフィルタ6の上部は、外気吸入パイプ3の下端に対してごく僅かに高い位置になるようにして固定されている。上記の測定部5は、濾紙7と、支持円筒8と、この支持円筒8の底部に貼着された金網9と、重り10とを有している。そして、測定部5は、ガラスフィルタ6上に、濾紙7、支持円筒8(つまり、金網9)がこの順に載置されると共に、支持円筒8内部、即ち、金網9上に重り10が載置されてなっている。支持円筒8は、内径60mmに形成されている。金網9は、ステンレスからなり、400メッシュ(目の大きさ38μm)に形成されている。そして、金網9上に所定量の吸水性樹脂(または吸水剤組成物)が均一に撒布されるようになっている。重り10は、金網9、即ち、吸水性樹脂に対して、20 g/cm2の荷重を均一に加えることができるように、その重量が調整されている。
【0059】
上記構成の測定装置を用いて加圧下吸収倍率を測定した。測定方法について以下に説明する。
【0060】
先ず、容器2に所定量の生理食塩水11を入れる、容器2に外気吸入パイプ3を嵌入する、等の所定の準備動作を行った。次に、ガラスフィルタ6上に濾紙7を載置した。一方、これら載置動作に並行して、支持円筒内部、即ち、金網9上に吸水性樹脂(または吸水剤組成物) 0.9gを均一に撒布、この吸水性樹脂上に重り10を載置した。
【0061】
次いで、濾紙7上に、金網9、つまり、吸水性樹脂および重り10を載置した上記支持円筒8を載置した。
【0062】
そして、濾紙7上に支持円筒8を載置した時点から、60分間にわたって吸水性樹脂が吸収した生理食塩水11の重量W2 (g)を、天秤1を用いて測定した。そして、上記の重量W2 から、次式、
加圧下吸収倍率 (g/g)=重量W2(g) /吸水性樹脂の重量(g)
に従って、吸収開始から60分後の加圧下吸収倍率 (g/g)を算出した。
【0063】
(c)加圧下非連続吸収指数
上記加圧下吸収倍率の項に記載した構成の測定装置を用いて加圧下非連続吸収指数を測定した。測定方法について以下に説明する。まず支持円筒8内部、即ち、金網9上に吸水性樹脂(または吸水剤組成物) 0.9gを均一に撒布する。別途用意したシャーレの中に13.5gの生理食塩水を加え、そのうえに荷重をかけないで吸水性樹脂を散布した金網を置き、シャーレ中の生理食塩水を樹脂に吸収させることにより15倍膨潤のゲルを形成させ6時間放置させる。
【0064】
4時間後この膨潤した吸水性樹脂上に重り10を載置した。次に、ガラスフィルタ6上に濾紙7を載置した。次いで、濾紙7上に、金網9、つまり、吸水性樹脂および重り10を載置した上記支持円筒8を載置した。
【0065】
そして、濾紙7上に支持円筒8を載置した時点から、60分間にわたって吸水性樹脂が吸収した生理食塩水11の重量W3 (g)を、天秤1を用いて測定した。そして、上記の重量W3 から、次式、
加圧下非連続吸収指数=[(重量W3(g) +13.5)/吸水性樹脂の重量(g)/加圧下の吸収倍率(g/g)]
に従って、加圧下非連続吸収指数を算出した。
【0066】
(d)消臭テスト
成人10人より集めた人尿50mlを蓋付きの120mlのポリプロピレンカップに加えそこに吸水性樹脂(または吸水剤組成物)24102.0gを添加することにより膨潤ゲルをを形成させた。人尿は排泄後2時間以内のものを用いた。この容器に蓋をし、膨潤ゲルを37℃に保った。1時間、および24時間後に蓋を開け、カップの上部から約3cmの位置から成人10名のパネラーが臭いをかぐことにより、消臭効果を判定した。
【0067】
1:(無臭), 2:(ほとんど気にならない臭い), 3:(感知できるが許容できる臭い), 4:(強い臭い), 5:(強烈な臭い)という判定基準で各人5段階で得点を記載し平均値を求めた。なお標準品として選んだ(株)日本触媒製アクアリックCA-W4の消臭テスト結果は4であった。
【0068】
(e) 白色度
日本電色工業(株)社製SZ-Σ(シグマ)80 型COLOUR MEASURING SYSTEMを用い、標準白板によりXYZ値を校正した後、吸水剤組成物の色測定を行ない、いわゆるハンター白度( Z/1.18)を求めて白色度とした。
〔参考例1〕
75モル%の中和率を有するアクリル酸ナトリウムの水溶液5500g(単量体濃度33%)に、ポリエチレングリコールジアクリレート(エチレンオキシドの平均付加モル数8)4.48gを溶解し反応液とした。次に、この反応液を窒素ガス雰囲気下で30分間脱気した。次いで、シグマ型羽根を2本有する内容積10Lのジャケット付きステンレス製双腕型ニーダーに蓋を付けて形成した反応器に、上記反応液を供給し、反応液を30℃に保ちながら系を窒素ガス置換した。続いて、反応液を撹拌しながら、過硫酸ナトリウム 2.46gおよびL−アスコルビン酸0.10gを添加したところ、凡そ1分後に重合が開始した。そして、30℃〜80℃で重合を行い、重合を開始して60分後に含水ゲル状重合体を取り出した。得られた含水ゲル状重合体は、その径が約5mmに細分化されていた。この細分化された含水ゲル状重合体を50メッシュの金網上に広げ、 150℃で90分間熱風乾燥した。次いで、乾燥物を振動ミルを用いて粉砕し、さらに20メッシュの金網で分級することにより、平均粒径 280μmの不定形破砕状の吸水性樹脂前駆体(a)を得た。
【0069】
得られた吸水性樹脂前駆体(a) 100重量部に、プロピレングリコール1重量部と、エチレングリコールジグリシジルエーテル 0.05重量部と、水3重量部と、イソプロピルアルコール1重量部とからなる表面架橋剤を混合した。上記の混合物を210℃で45分間加熱処理することにより吸水性樹脂(1)を得た。この吸水性樹脂(1)の加圧下吸収倍率は34(g/g)、加圧下非連続吸収指数は0.91であった。
【0070】
〔参考例2〕
参考例1においてポリエチレングリコールジアクリレート(エチレンオキシドの平均付加モル数8)を1.98gに変更して得られた吸水性樹脂前駆体(b)100重量部に、グリセリン0.5重量部と、水2重量部と、イソプロピルアルコール1重量部とからなる表面架橋剤を混合した。上記の混合物を190℃で50分間加熱処理することにより、吸水性樹脂(2)を得た。この吸水性樹脂(2)の加圧下吸収倍率は30(g/g)、加圧下非連続吸収指数は0.67であった。
【0071】
〔実施例1〕
参考例1で得られた吸水性樹脂(1)100重量部にヒバ油をデキストリンに20%担持させたパウダー2重量部を混合し、吸水剤組成物(1)を得た。吸水剤組成物(1)の諸物性、消臭機能を表1にまとめた。
【0072】
〔実施例2〕
参考例1で得られた吸水性樹脂(1)100重量部にヒバ油をデンプンに20%担持させたパウダー1重量部を混合し、吸水剤組成物(2)を得た。吸水剤組成物(2)の諸物性、消臭機能を同様に表1にまとめた。
【0073】
〔実施例3〕
参考例1で得られた吸水性樹脂(1)100重量部にヒバ油0.4重量部を混合し、吸水剤組成物(3)を得た。吸水剤組成物(3)の諸物性、消臭機能を同様に表1にまとめた。
【0074】
〔実施例4〕
参考例1で得られた吸水性樹脂(1)100重量部にヒバ油をデキストリンに20%担持させたパウダー2重量部を混合し、ポリエチレンの袋に入れ3カ月間放置し吸水剤組成物(4)を得た。吸水剤組成物(4)の諸物性、消臭機能を表1にまとめた。
【0075】
比較例 A
参考例2で得られた吸水性樹脂(2)100重量部にヒバ油をデキストリンに20%担持させたパウダー2重量部を混合し、吸水剤組成物(5)を得た。吸水剤組成物(5)の諸物性、消臭機能を表1にまとめた。
【0076】
〔比較例1〕
参考例2で得られた吸水性樹脂(2)100重量部にヒバ油0.4重量部を混合し、比較用吸水剤組成物(1)を得た。比較用吸水剤組成物(1)の諸物性、消臭機能を表1にまとめた。
【0077】
〔比較例2〕
参考例1で得られた吸水性樹脂(1)100重量部にヒノキチオール0.5重量部を混合し、比較用吸水剤組成物(2)を得た。比較用吸水剤組成物(2)の諸物性、消臭機能を表1にまとめた。
【0078】
〔比較例3〕
参考例1で得られた吸水性樹脂(1)100重量部に緑茶乾留エキスからなる市販の消臭剤2重量部を混合し、比較用吸水剤組成物(3)を得た。比較用吸水剤組成物(3)の諸物性、消臭機能を表1にまとめた。
【0079】
〔比較例4〕
参考例2で得られた吸水性樹脂(2)100重量部に緑茶乾留エキスからなる市販の消臭剤2重量部を混合し、比較用吸水剤組成物(4)を得た。比較用吸水剤組成物(4)の諸物性、消臭機能を表1にまとめた。
【0080】
〔比較例5〕
参考例1で得られた吸水性樹脂(1)100重量部に活性炭0.5重量部を混合し、比較用吸水剤組成物(5)を得た。比較用吸水剤組成物(5)の諸物性、消臭機能を表1にまとめた。
【0081】
〔比較例6〕
参考例1で得られた吸水性樹脂(1)100重量部に活性炭0.5重量部を混合し、ポリエチレンの袋に入れ3カ月間放置し比較用吸水剤組成物(6)を得た。比較用吸水剤組成物(6)の諸物性、消臭機能を表1にまとめた。
【0082】
〔比較例7〕
参考例1で得られた吸水性樹脂(1)100重量部に鉄クロロフィリンナトリウム0.5重量部を混合し比較用吸水剤組成物(7)を得た。比較用吸水剤組成物(7)の諸物性、消臭機能を表1にまとめた。
【0083】
【表1】

Figure 0004162746

【図面の簡単な説明】
【図1】吸水性樹脂が示す性能の一つである加圧下吸収倍率の測定に用いる測定装置の概略の断面図である。
【符号の説明】
1 天秤
2 容器
3 外気吸入パイプ
4 導管
5 測定部
6 ガラスフィルター
7 濾紙
8 支持円筒
9 金網
10 重り
11 生理食塩水[0001]
The present invention relates to a water-absorbing agent composition and an absorbent article using the water-absorbing agent composition, and more specifically, when used in an absorbent material for sanitary materials such as paper diapers, sanitary napkins and incontinence pads. It is related with the water-absorbing agent composition which can provide the especially outstanding deodorizing function.
[0002]
[Prior art]
In recent years, water-absorbing resins have been widely used as one of constituent materials for sanitary materials such as paper diapers, sanitary napkins, and incontinence pads for the purpose of absorbing body fluids.
[0003]
Examples of the water-absorbing resin include a crosslinked polyacrylic acid partially neutralized product, a hydrolyzate of starch-acrylonitrile graft polymer, a neutralized product of starch-acrylic acid graft polymer, and a vinyl acetate-acrylate ester copolymer. Saponified product of polymer, crosslinked carboxymethyl cellulose, hydrolyzate of acrylonitrile copolymer or acrylamide copolymer or cross-linked product thereof, crosslinked product of cationic monomer, crosslinked isobutylene-maleic acid copolymer, 2-acrylamide-2 A crosslinked product of methylpropanesulfonic acid and acrylic acid is known.
[0004]
Conventionally, the water-absorbing properties desired for the above water-absorbing resin include a high absorption rate when contacting an aqueous liquid such as a body fluid, an excellent absorption rate, liquid permeability, gel strength of a swollen gel, and a group containing an aqueous liquid. The amount of suction that sucks up water from the material is advocated.
[0005]
In addition to these, various attempts have been conventionally made to impart an additional function to the resin by adding a deodorant and antibacterial compound to the water-absorbent resin.
[0006]
Examples of these include a water-absorbing agent comprising a water-absorbing resin and a leaf extract of the camellia plant (Japanese Patent Laid-Open No. 60-158861), and the water-absorbing resin contains benzalkonium chloride and / or chlorhexidine gluconate. Disposable diapers containing a resin (Japanese Patent Laid-Open No. 63-135501), gel-like insecticide obtained by absorbing a water-absorbing resin and an aqueous emulsion mainly composed of a volatile monoterpene compound (Japanese Patent Laid-Open No. 4-139104) No.), an antibacterial resin composition in which a liquid obtained by dissolving or dispersing an antibacterial agent in a volatile solvent is attached to a water absorbent resin, and then the volatile solvent is removed and an antibacterial film is provided on the surface of the water absorbent resin. Manufacturing method (Japanese Patent Laid-Open No. 3-59075) Water-absorbing resin containing phosphate imparted with antibacterial properties (Japanese Patent Laid-Open No. 5-179053, Japanese Patent Laid-Open No. 7-165981), inside the water-absorbing resin Deodorant resin group in which zeolite particles are dispersed Things (JP-A 8-176338 JP), and the like.
[0007]
However, it has been found that there is still a problem just by adding a general deodorant compound to the water-absorbent resin. That is, as a result of examining the deodorizing function of the water-absorbent resin in more detail, the present inventors have found that the deodorizing function is remarkably lowered as time elapses after absorbing liquid such as urine. It has also been found that the deodorizing performance of the resin may deteriorate with time before use. In addition, the water-absorbing resin having a relatively excellent deodorizing function has been colored so far, so that there are cases where restrictions are imposed on the use of sanitary materials and the like.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the object of the present invention is to maintain a good deodorizing function even after a long time has passed since urine absorption, and there is no reduction in the deodorizing function even if left for a long time before use, and the whiteness It is an object of the present invention to provide a high water-absorbing agent composition and an absorbent article using the water-absorbing agent composition.
[0009]
Therefore, the present invention provides a novel water-absorbing agent composition capable of imparting remarkably excellent deodorizing performance to sanitary materials for a long time and a method for producing the same.
[0010]
[Means for Solving the Invention]
As a result of intensive studies from the viewpoint of providing stable deodorization performance over a long period of time, the present inventors have combined a specific compound and a water-absorbing resin having specific physical properties, and a powder carrying a specific compound and The inventors have found that the above object can be achieved when a water-absorbing resin is combined, and have completed the present invention.
[0011]
That is, the water-absorbing agent composition of the invention described in claim 1 is characterized in that it contains a coniferous tree extract and a water-absorbing resin having a discontinuous absorption index under pressure of 0.80 or more.
[0012]
The water-absorbing agent composition of the invention described in claim 4 is characterized in that the non-continuous absorption index under pressure containing a coniferous tree extract is 0.80 or more.
[0013]
The method for producing a water-absorbing agent composition according to claim 5 is characterized in that a coniferous tree extract is added to a water-absorbent resin having a discontinuous absorption index of 0.80 or more under pressure.
[0014]
The water-absorbent composition of the invention described in claim 6 is characterized in that it contains a powder in which a coniferous tree extract is supported on a powder and a water-absorbing resin.
[0015]
The absorbent article of the invention according to claim 7 is an absorbent layer comprising an absorbent body in which the weight ratio α of the water absorbent resin to the total amount of the water absorbent resin and the fiber substrate is 0.3 or more, a liquid-permeable surface sheet, An absorbent article comprising a back sheet having liquid permeability, characterized in that a water absorbent composition comprising a coniferous tree extract and a water absorbent resin having a discontinuous absorption index under pressure of 0.80 or more is used as the water absorbent resin. It is said.
[0016]
The water-absorbing agent composition according to claim 8 is a water-absorbing agent composition having a whiteness of 65 or more and a discontinuous absorption index under pressure of 0.80 or more, and absorbs 50 g of adult urine with respect to 2.0 g of the water-absorbing agent composition. Swelled gel urine odor after being allowed to stand at 37 ° C. for 24 hours is reduced compared to the case of performing the same operation using Nippon Shokubai Aquaric CAW-4 as the standard water absorbent resin. It is a feature.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention is described in detail below.
[0018]
The water absorbent resin that can be used in the present invention has a discontinuous absorption index of 0.80 or more under pressure. The non-continuous absorption index under pressure is the saturation of the absorption capacity that absorbs the liquid up to the saturated absorption amount under the specified load after leaving the gel that has absorbed the predetermined amount of liquid less than the saturated amount for 6 hours. It is expressed as a ratio to the so-called absorption capacity under pressure in which the liquid is continuously absorbed up to the absorption amount. When this value is less than 0.80, even when combined with the compound of the present invention, the deodorizing function after a long time is not sufficient, which is not preferable. Preferably, the resin has a discontinuous absorption index under pressure of 0.90 or more, more preferably 0.95 or more.
[0019]
Such a water-absorbing resin is generally obtained by a production method in which a specific water-absorbing resin precursor is subjected to surface crosslinking under specific conditions. The water-absorbing resin precursor preferably has an average particle size in the range of 100 μm to 600 μm, more preferably an average particle size in the range of 100 μm to 400 μm.
[0020]
The water absorbent resin precursor is synthesized, for example, by aqueous solution polymerization or reverse phase suspension polymerization. Specific examples of the water-absorbing resin precursor include a crosslinked polyacrylic acid partial neutralized product, a hydrolyzate of starch-acrylonitrile graft polymer, a neutralized product of starch-acrylic acid graft polymer, and acetic acid. Saponified products of vinyl-acrylic acid ester copolymers, hydrolysates of acrylonitrile copolymers or acrylamide copolymers or cross-linked products thereof, carboxyl group-containing cross-linked polyvinyl alcohol modified products, cross-linked isobutylene-maleic anhydride copolymers, etc. Is mentioned.
[0021]
The water-absorbing resin precursor is, for example, (meth) acrylic acid, maleic acid, maleic anhydride, fumaric acid, crotonic acid, itaconic acid, β-acryloyloxypropionic acid or the like, or neutralization thereof. After polymerizing or copolymerizing one or more types of monomers selected from the above products, the polymer is obtained by adjusting the average particle size by performing operations such as pulverization and classification as necessary. Of the above monomers, (meth) acrylic acid and neutralized products thereof are more preferable.
[0022]
Furthermore, the water-absorbing resin precursor may be a copolymer of the monomer and another monomer copolymerizable with the monomer. Specific examples of the other monomer include vinyl sulfonic acid, styrene sulfonic acid, 2- (meth) acrylamido-2-methylpropane sulfonic acid, 2- (meth) acryloylethane sulfonic acid, 2- Anionic unsaturated monomers such as (meth) acryloylpropane sulfonic acid and salts thereof; acrylamide, methacrylamide, N-ethyl (meth) acrylamide, Nn-propyl (meth) acrylamide, N-isopropyl (meth) acrylamide , N, N-dimethyl (meth) acrylamide, 2-hydroxyethyl (meth) acrylate, 2-hydroxypropyl (meth) acrylate, methoxypolyethylene glycol (meth) acrylate, polyethylene glycol mono (meth) acrylate, vinylpyridine, N- vinyl Nonionic hydrophilic group-containing unsaturated monomers such as loridone, N-acryloylpiperidine, N-acryloylpyrrolidine; N, N-dimethylaminoethyl (meth) acrylate, N, N-diethylaminoethyl (meth) acrylate, N, Examples include N-dimethylaminopropyl (meth) acrylate, N, N-dimethylaminopropyl (meth) acrylamide, and cationic unsaturated monomers such as quaternary salts thereof.
[0023]
It is essential that the water-absorbent resin precursor is internally crosslinked by reacting or copolymerizing with a plurality of polymerizable unsaturated groups or a crosslinking agent having a plurality of reactive groups. Specific examples of the crosslinking agent include N, N′-methylenebis (meth) acrylamide, (poly) ethylene glycol di (meth) acrylate, (poly) propylene glycol di (meth) acrylate, and trimethylolpropane. Di (meth) acrylate, trimethylolpropane tri (meth) acrylate, glycerin tri (meth) acrylate, glycerin acrylate methacrylate, ethylene oxide modified trimethylolpropane tri (meth) acrylate pentaerythritol tetra (meth) acrylate, dipentaerythritol hexa (meth) ) Acrylate, triallyl cyanurate, triallyl isocyanurate, triallyl phosphate, triallylamine, poly (meth) allyloxyalkane, (poly) ethylene glycol Call diglycidyl ether, glycerol diglycidyl ether, ethylene glycol, polyethylene glycol, propylene glycol, glycerol, pentaerythritol, ethylenediamine, polyethyleneimine, and glycidyl (meth) acrylate. These crosslinking agents may be used alone or in combination of two or more. Of the compounds exemplified above, it is more preferable to use a compound having a plurality of polymerizable unsaturated groups as a crosslinking agent.
[0024]
The amount of the crosslinking agent used is preferably in the range of 0.01 mol% to 2 mol%, more preferably in the range of 0.03 mol% to 0.2 mol%, based on the total amount of the monomers. When the amount of the crosslinking agent used is less than 0.01 mol%, it is difficult to obtain the characteristic that the discontinuous absorption index under pressure is 0.80 or more by performing the surface crosslinking treatment described later.
[0025]
At the start of the polymerization, for example, radical polymerization of potassium persulfate, ammonium persulfate, sodium persulfate, t-butyl hydroperoxide, hydrogen peroxide, 2,2′-azobis (2-amidinopropane) dihydrochloride, etc. An initiator or active energy rays such as ultraviolet rays and electron beams can be used. Moreover, when using an oxidizing radical polymerization initiator, you may perform redox polymerization using reducing agents, such as sodium sulfite, sodium hydrogen sulfite, ferrous sulfate, L-ascorbic acid, together, for example. The amount of these polymerization initiators used is preferably in the range of 0.001 mol% to 2 mol%, more preferably in the range of 0.01 mol% to 0.5 mol%.
[0026]
Also preferred is a method of increasing the specific surface area by adding a foaming agent such as carbonate or an azo compound, an inert gas, or the like to the monomer during polymerization, and making the resulting water-absorbent resin precursor porous structure.
[0027]
The water-absorbent resin precursor may be granulated in a predetermined shape, and may have various shapes such as a spherical shape, a scale shape, an irregularly crushed shape, and a granular shape. Further, the water-absorbent resin precursor may be primary particles or a granulated body of primary particles.
[0028]
In general, the water-absorbing resin precursor does not satisfy the range in the present invention in terms of its discontinuous absorption index under pressure. For this reason, it is necessary to make the crosslinking density near the surface of the water-absorbent resin precursor higher than the inside by using a surface crosslinking agent. That is, a water absorbent resin as a base polymer that can be used in the present invention can be obtained by crosslinking the vicinity of the surface of the water absorbent resin precursor using a specific surface crosslinking agent.
[0029]
That is, the water-absorbent resin according to the present invention is preferably a water-absorbent resin precursor obtained by the aqueous solution polymerization described above, that is, the average particle diameter is in the range of 100 μm to 600 μm, more preferably the average particle diameter is 100 μm to 400 μm. It can be obtained by heat-treating a product obtained by adjusting by an operation such as polymerization and classification so as to be within the range.
[0030]
The surface cross-linking agent has a functional group that can react with the functional group of the water-absorbent resin precursor, for example, an acidic group, and examples thereof include known cross-linking agents that are usually used for this purpose.
[0031]
When the functional group of the water absorbent resin precursor is, for example, a carboxyl group, ethylene glycol, diethylene glycol, propylene glycol, triethylene glycol, tetraethylene glycol, polyethylene glycol, propylene glycol, 1,3-propanediol, dipropylene glycol 2,2,4-trimethyl-1,3-pentadiol, polypropylene glycol, glycerin, polyglycerin, 2-butene-1,4-diol, 1,4-butanediol, 1,5-pentanediol, 1, 6-hexanediol, 1,2-cyclohexanedimethanol, 1,2-cyclohexanol, trimethylolpropane, diethanolamine, triethanolamine, polyoxypropylene, oxyethyleneoxypropylene bromide Copolymer, polyhydric alcohol compounds such as pentaerythritol, sorbitol; ethylene glycol diglycidyl ether, polyethylene diglycidyl ether, glycerol polyglycidyl ether, diglycerol polyglycidyl ether, polyglycerol polyglycidyl ether, propylene glycol diglycidyl ether, Polyvalent epoxy compounds such as polypropylene glycol diglycidyl ether and glycidyl; polyvalent amine compounds such as ethylenediamine, diethylenetriamine, triethylenetetramine, tetraethylenepentamine, pentaethylenehexamine, polyallylamine, and polyethyleneimine; 2,4-tri Polyisocyanate compounds such as range isocyanate and hexamethylene diisocyanate; Polyvalent oxazoline compounds such as lenbisoxazoline; 1,3-dioxolan-2-one, 4-methyl-1,3-dioxolan-2-one, 4,5-dimethyl-1,3-dioxolan-2-one, 4,4-dimethyl-1,3-dioxolan-2-one, 4-ethyl-1,3-dioxolan-2-one, 4-hydroxymethyl-1,3-dioxolan-2-one, 1,3-dioxane Alkylene carbonate compounds such as 2-one, 4-methyl-1,3-dioxan-2-one, 4,6-dimethyl-1,3-dioxan-2-one, 1,3-dioxopan-2-one; Haloepoxy compounds such as epichlorohydrin, epibromohydrin, α-methylepichlorohydrin; water such as zinc, calcium, magnesium, aluminum, iron, zirconium Examples thereof include polyvalent metal compounds such as chlorides and chlorides; silane coupling agents such as γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane and γ-aminopropyltriethoxysilane; . Preferably, it contains at least one selected from polyhydric alcohol compounds, polyhydric amine compounds, polyhydric epoxy compounds, and alkylene carbonate compounds.
[0032]
The amount of the surface cross-linking agent used depends on the compounds used and combinations thereof, but is preferably in the range of 0.001 to 5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the solid content of the water-absorbent resin precursor, 0.01 wt. More preferably within the range of 1 part by weight to 1 part by weight. By using the above surface cross-linking agent, the water-absorbing resin precursor, that is, the cross-linking density near the surface of the water-absorbing resin can be made higher than the inside, and the discontinuous absorption index under pressure necessary for the resin of the present invention can be increased. Can be increased. When the amount of surface cross-linking agent used exceeds 10 parts by weight, not only is it uneconomical, but the amount of surface cross-linking agent is excessive in forming the optimal cross-linking structure in the water-absorbent resin, so the absorption capacity Is not preferable. Further, when the amount of the surface cross-linking agent used is less than 0.001 part by weight, the discontinuous absorption index under pressure in the water absorbent resin may be difficult to improve.
[0033]
When mixing the water absorbent resin precursor and the surface cross-linking agent, it is preferable to use water as a solvent. The amount of water used depends on the type and particle size of the water-absorbent resin precursor, but is more than 0 and preferably 20 parts by weight or less with respect to 100 parts by weight of the solid content of the water-absorbent resin precursor. More preferably within the range of 10 parts by weight to 10 parts by weight.
[0034]
Moreover, when mixing a water absorbing resin precursor and a surface crosslinking agent, you may use a hydrophilic organic solvent as a solvent as needed. Examples of the hydrophilic organic solvent include lower alcohols such as methyl alcohol, ethyl alcohol, n-propyl alcohol, isopropyl alcohol, n-butyl alcohol, isobutyl alcohol, and t-butyl alcohol; ketones such as acetone; And ethers such as tetrahydrofuran; amides such as N, N-dimethylformamide; sulfoxides such as dimethyl sulfoxide. The amount of the hydrophilic organic solvent used depends on the type and particle size of the water absorbent resin precursor, but is preferably 20 parts by weight or less with respect to 10 parts by weight of the solid content of the water absorbent resin precursor, 0.1 parts by weight More preferably within the range of ˜10 parts by weight.
[0035]
When mixing the water absorbent resin precursor and the surface cross-linking agent, for example, after dispersing the water absorbent resin precursor in the hydrophilic organic solvent, the surface cross-linking agent may be mixed. The method is not particularly limited. Of various mixing methods, a method in which a surface cross-linking agent dissolved in water and / or a hydrophilic organic solvent as necessary is directly sprayed or dropped into the water-absorbing resin precursor and mixed is preferable. Moreover, when mixing using water, you may coexist fine particle-like powder insoluble in water, surfactant, etc.
[0036]
It is preferable that the mixing device used when mixing the water-absorbent resin precursor and the surface cross-linking agent has a large mixing force in order to mix both uniformly and reliably. Examples of the mixing apparatus include a cylindrical mixer, a double wall conical mixer, a V-shaped mixer, a ribbon mixer, a screw mixer, a fluidized-type furnace rotary desk mixer, and an airflow-type mixer. A machine, a double-arm kneader, an internal mixer, a pulverizing kneader, a rotary mixer, a screw extruder, and the like are suitable.
[0037]
After mixing the water absorbent resin precursor and the surface cross-linking agent, heat treatment is performed to crosslink the vicinity of the surface of the water absorbent resin precursor. The treatment temperature for the heat treatment is preferably 40 ° C. or more and 250 ° C. or less, although it depends on the surface crosslinking agent used. When the treatment temperature is less than 40 ° C., a uniform cross-linked structure is not formed, and therefore, it may not be possible to obtain a water-absorbent resin having a discontinuous absorption index under pressure that falls within the range of the present invention. If the treatment temperature exceeds 250 ° C, the water-absorbent resin may be deteriorated and the performance of the water-absorbent resin may be lowered.
[0038]
Said heat processing can be performed using a normal dryer or a heating furnace. Examples of the dryer include a grooved mixed dryer, a rotary dryer, a desk dryer, a fluidized bed dryer, an airflow dryer, and an infrared dryer.
[0039]
The water-absorbing agent composition of the present invention is obtained by adding a coniferous tree extract to a water-absorbing resin having a discontinuous absorption index under pressure of 0.80 or more obtained as described above.
[0040]
The extract of coniferous trees that can be used in the present invention refers to essential oils, distilled water, etc. obtained by subjecting coniferous chips to steam distillation etc., and taking out only a single component contained in coniferous trees. Rather, various components exist in total. Among these extract extracts, it is preferable to use a liquid that is slightly colored or almost uncolored because the whiteness of the water absorbent composition as the final product can be improved. Examples of conifers that can be preferably used in the present invention include hinoki, hiba, cedar, tsutsuga, todomatsu, larch, spruce, red pine, fir and the like. Preferred are extract of hinoki and hiba, more preferred are hiba oil and hiba distilled water. In particular, those extracted from Aomori Hiba are particularly preferably used in the present invention.
[0041]
The amount of these coniferous tree extracts to be used varies depending on the intended deodorizing function, but the amount added is preferably in the range of 0.01 to 20 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the water-absorbent resin solid content.
[0042]
Further, as a method for adding these coniferous tree extracts, when using the water-absorbent resin having a discontinuous absorption index of 0.80 or more under pressure, a coniferous tree extract is added so that a desired amount of coniferous tree extract is added. The extract dissolved or dispersed in an aqueous liquid or various organic solvents may be sprayed or dropped directly onto the water-absorbent resin, but the coniferous tree extract is supported in advance on various inorganic or organic powders. A method in which the powder is mixed as it is is preferable because the deodorizing function can be maximized. In addition, when using a powder in which a coniferous extract is pre-supported on various inorganic or organic powders, an excellent deodorizing function can be imparted regardless of the discontinuous absorption index under pressure of the water absorbent resin described above. Also from this point, it is preferable to use a powder in which a coniferous tree extract is previously supported on various inorganic or organic powders.
[0043]
Examples of the inorganic or organic powder suitably used for supporting the coniferous tree extract of the present invention include silicon dioxide, titanium dioxide, aluminum oxide, magnesium oxide, zinc oxide, clay, talc, calcium phosphate, and phosphoric acid. Barium, silicic acid or its salt, clay, diatomaceous earth, silica gel, zeolite, bentonite, kaolin, hydroxyapatite, hydrotalcite, vermiculite, perlite, isolite, activated clay, quartz sand, quartzite, strontium ore, fluorite, Inorganic powder such as bauxide; polyethylene, polypropylene, polyvinyl chloride, polystyrene, nylon, melamine resin, polymethyl methacrylate, starch, dextrin, cyclodextrin, cellulose, ethyl cellulose, wood flour, activated carbon, tea Organic powders such as leaves can be exemplified, it is possible to use one or two or more of these. Starch and dextrin are preferred.
[0044]
Of these inorganic or organic powders, particles having a fine particle diameter are particularly preferable. A particle size of 100 μm or less, preferably 50 μm or less, more preferably 10 μm or less can be used. Further, among these inorganic or organic powders, it is preferable that the whiteness of the water-absorbing agent composition as the final product can be improved by using a slightly colored or almost uncolored powder.
[0045]
When mixing the coniferous tree extract with inorganic or organic powder, the coniferous tree extract may be mixed alone, but after mixing the coniferous tree extract with water or various organic solvents May be. In the present invention, in order to mix the water-insoluble particulate compound and the crosslinking agent, the crosslinking agent is sprayed on the water-insoluble particulate compound, for example, as an aqueous solution, a hydrophilic organic solvent solution, a mixed solvent solution or a dispersion. Or it is common to mix, after dripping.
[0046]
As described above, the amount of the extract of coniferous tree is preferably 0.01 to 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the water-absorbent resin solid content. Generally, inorganic or organic powders are used. Per 100 parts by weight, the extract of coniferous tree is 1 part by weight to 500 parts by weight, preferably 5 parts by weight to 50 parts by weight. If the proportion of inorganic or organic powder exceeds 500 parts by weight, the mixture tends to become a slurry, and when mixed with the water-absorbent resin, reaction and absorption start, and it is difficult to keep its deodorizing function stable over time There are cases. Moreover, when the ratio of the coniferous tree extract is less than 1 part by weight, the ratio of the inorganic or organic powder supporting the coniferous tree extract to the water-absorbing resin to be modified increases in the resin. The water-absorbing agent composition tends to be inferior in water absorption characteristics.
[0047]
In the present invention, when mixing the water-absorbing resin and the coniferous tree extract, or the coniferous tree extract and the inorganic or organic powder, or the inorganic or organic powder carrying the water-absorbing resin and the coniferous tree extract. As an apparatus to be used, a normal apparatus may be used, for example, a cylindrical mixer, a screw mixer, a screw extruder, a turbulator, a nauter mixer, a V mixer, a ribbon mixer, a double arm. Examples thereof include a mold kneader, a fluid mixer, an airflow mixer, a rotating disk mixer, a roll mixer, and a rolling mixer, and the mixing speed may be high or low.
[0048]
In the present invention, after mixing the water-absorbing resin and the coniferous tree extract, if necessary, water, water vapor, or an aqueous liquid composed of water and a hydrophilic organic solvent may be added. The amount of water used in this case varies depending on the type and particle size of the water-absorbent resin, but is usually 10 parts by weight or less, preferably 1 to 100 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the solid content of the water-absorbent resin. The range is 5 parts by weight. Similarly, the amount of the hydrophilic organic solvent to be used is usually 10 parts by weight or less, preferably in the range of 0.1 to 5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the solid content of the water absorbent resin.
[0049]
The water-absorbing agent composition obtained by the above production method comprises a coniferous tree extract and has a non-continuous absorption index under pressure of 0.80 or more, a powder carrying the coniferous tree extract on a powder, a water absorbent resin, In addition, a water-absorbing agent composition having a whiteness of 65 or more and a non-continuous absorption index under pressure of 0.80 or more, which absorbs 50 g of adult urine with respect to 2.0 g of the water-absorbing agent composition at 37 ° C. The urine odor of the swollen gel after being allowed to stand for a period of time is reduced as compared with the case where the same operation is performed using Aquacat CAW-4 manufactured by Nippon Shokubai Co., Ltd. as a standard water-absorbing resin.
[0050]
Such a water-absorbing agent composition of the present invention can satisfactorily maintain a deodorizing function even after a long time has passed since urine absorption, and there is no reduction in the deodorizing function even if left for a long time before use. It exhibits very excellent performance and can be used in a very wide range of sanitary materials and the like because there is no resin coloring.
[0051]
Further, the absorbent article of the present invention includes an absorbent layer including an absorbent having a weight ratio α of the water-absorbent resin to the total amount of the water-absorbent resin and the fiber substrate of 0.3 or more, a liquid-permeable surface sheet, and a liquid-impermeable material. An absorbent article comprising a back sheet having a water-absorbent composition comprising a softwood extract and a water-absorbing resin having a discontinuous absorption index under pressure of 0.80 or more as the water-absorbing resin. . When the weight ratio α of the water absorbent resin to the total amount of the water absorbent resin and the fiber substrate is less than 0.3, the amount of the water absorbent resin used is relatively small, and the deodorizing function may not be sufficiently exhibited. In addition, when the liquid-impermeable sheet has the property of permeating vapor, there has been a problem of odor in the past, but an excellent deodorizing function is imparted by using the water-absorbing agent composition of the present invention. A liquid-impermeable sheet having good air permeability can be used without any problem.
[0052]
Specific examples of such absorbent articles include adult paper diapers that have been growing rapidly in recent years, hygiene materials such as diapers for children, sanitary napkins, so-called incontinence pads, and the like. However, the water-absorbing agent composition present in the absorbent article has a very excellent deodorizing function, and the deodorizing function is not reduced before use, and even during its use It has an excellent deodorizing function and can greatly reduce the burden on the wearer and the caregiver.
[0053]
【The invention's effect】
The water-absorbing agent composition of the present invention can maintain a deodorizing function well even after a long time has passed since urine absorption, and a novel water-absorbing function that does not deteriorate its deodorizing function even if left for a long time before use Agent composition. Although the cause of this is not clear, a water-absorbent resin having a specific value of a discontinuous absorption index under pressure is because the surface state of the swelling gel is always stable for a long time even after absorbing urine, or coniferous trees. Since extracts extracted with various inorganic or organic powders in advance can be present outside the particle surface regardless of the surface state of the water-absorbent resin, both of them can be used as coniferous tree extracts. It is considered that the transition to the periphery occurs efficiently without hindering for a long time and an excellent deodorizing function can be imparted for a long time.
[0054]
In addition, the absorbent article of the present invention contains the water-absorbing agent of the present invention and can impart its excellent deodorizing function, so it can be used in sanitary materials such as paper diapers, sanitary napkins, adult incontinence pads, and adult diapers. It can be used particularly preferably, and its absorption capacity under pressure is stable over a long period of time, so that excellent absorption characteristics can be maintained over a long period of time.
[0055]
【Example】
Hereinafter, although an example and a comparative example explain the present invention still in detail, the present invention is not limited to these examples. Various performances of the water absorbent resin were measured by the following methods.
[0056]
(A) Absorption magnification
0.2 g of the water-absorbing resin (or water-absorbing agent composition) was uniformly placed in a non-woven bag (60 mm × 60 mm) and immersed in a 0.9 wt% aqueous sodium chloride solution (saline). After 60 minutes, the bag was pulled up, drained at 250 G for 3 minutes using a centrifuge, and the weight W1 (g) of the bag was measured. Moreover, the same operation was performed without using a water absorbing agent, and the weight W0 (g) at that time was measured. From these weights W1 and W0,
Absorption capacity (g / g) = (weight W1 (g) −weight W0 (g)) / weight of water absorbent resin (g)
Absorption capacity (g / g) was calculated according to
[0057]
(B) Absorption capacity under pressure
First, a measurement apparatus used for measurement of absorption magnification under pressure will be briefly described below with reference to FIG.
[0058]
As shown in FIG. 1, the measuring apparatus includes a balance 1, a container 2 having a predetermined capacity placed on the balance 1, an outside air intake pipe 3, a conduit 4, a glass filter 6, and the glass filter 6. It consists of the measurement part 5 mounted on the top. The container 2 has an opening 2a at the top and an opening 2b at the side, and the outside air intake pipe 3 is fitted into the opening 2a, while the conduit 4 is attached to the opening 2b. It has been. The container 2 contains a predetermined amount of physiological saline 11 (aqueous solution of 0.9% by weight sodium chloride). The lower end of the outside air intake pipe 3 is immersed in the physiological saline 11. The glass filter 6 has a diameter of 70 mm. The container 2 and the glass filter 6 are communicated with each other by a conduit 4. The upper part of the glass filter 6 is fixed so as to be positioned slightly higher than the lower end of the outside air intake pipe 3. The measurement unit 5 includes a filter paper 7, a support cylinder 8, a wire mesh 9 attached to the bottom of the support cylinder 8, and a weight 10. The measuring unit 5 has a filter paper 7 and a support cylinder 8 (that is, a wire mesh 9) placed on the glass filter 6 in this order, and a weight 10 is placed inside the support cylinder 8, that is, on the wire mesh 9. It has been done. The support cylinder 8 has an inner diameter of 60 mm. The metal mesh 9 is made of stainless steel and has a mesh size of 400 (mesh size: 38 μm). A predetermined amount of water-absorbing resin (or water-absorbing agent composition) is uniformly distributed on the wire mesh 9. The weight of the weight 10 is adjusted so that a load of 20 g / cm 2 can be uniformly applied to the wire mesh 9, that is, the water absorbent resin.
[0059]
The absorption capacity under pressure was measured using the measuring apparatus having the above configuration. The measurement method will be described below.
[0060]
First, predetermined preparatory operations such as putting a predetermined amount of physiological saline 11 into the container 2 and inserting the outside air suction pipe 3 into the container 2 were performed. Next, the filter paper 7 was placed on the glass filter 6. On the other hand, in parallel with these placing operations, 0.9 g of water-absorbing resin (or water-absorbing agent composition) was uniformly spread inside the support cylinder, that is, on the wire net 9, and the weight 10 was placed on the water-absorbing resin. .
[0061]
Next, on the filter paper 7, the wire mesh 9, that is, the support cylinder 8 on which the water absorbent resin and the weight 10 were placed was placed.
[0062]
Then, the weight W2 (g) of the physiological saline 11 absorbed by the water absorbent resin over 60 minutes from the time when the support cylinder 8 was placed on the filter paper 7 was measured using the balance 1. From the above weight W2, the following formula:
Absorption capacity under pressure (g / g) = Weight W2 (g) / Weight of water absorbent resin (g)
Thus, the absorption capacity (g / g) under pressure 60 minutes after the start of absorption was calculated.
[0063]
(C) Discontinuous absorption index under pressure
The discontinuous absorption index under pressure was measured using the measuring apparatus having the configuration described in the section of the absorption capacity under pressure. The measurement method will be described below. First, 0.9 g of a water-absorbing resin (or a water-absorbing agent composition) is uniformly spread on the inside of the support cylinder 8, that is, on the wire mesh 9. A gel that swells 15 times by adding 13.5 g of physiological saline to a separately prepared petri dish, placing a wire mesh on which water-absorbing resin is spread without applying a load, and allowing the resin to absorb the physiological saline in the petri dish And let stand for 6 hours.
[0064]
After 4 hours, a weight 10 was placed on the swollen water-absorbing resin. Next, the filter paper 7 was placed on the glass filter 6. Next, on the filter paper 7, the wire mesh 9, that is, the support cylinder 8 on which the water absorbent resin and the weight 10 were placed was placed.
[0065]
Then, the weight W3 (g) of the physiological saline 11 absorbed by the water absorbent resin over 60 minutes from the time when the support cylinder 8 was placed on the filter paper 7 was measured using the balance 1. From the above weight W3,
Non-continuous absorption index under pressure = [(weight W3 (g) +13.5) / weight of water absorbent resin (g) / absorption capacity under pressure (g / g)]
Thus, the discontinuous absorption index under pressure was calculated.
[0066]
(D) Deodorization test
A swelling gel was formed by adding 5010 ml of human urine collected from 10 adults to a 120 ml polypropylene cup with a lid and adding 24102.0 g of a water absorbent resin (or water absorbent composition) thereto. Human urine was used within 2 hours after excretion. The container was capped and the swollen gel was kept at 37 ° C. After 1 hour and 24 hours, the lid was opened, and the deodorizing effect was judged by smelling the panel of 10 adults from about 3 cm from the top of the cup.
[0067]
1: (Odorless), 2: (Small smell), 3: (Sensable but acceptable odor), 4: (Strong odor), 5: (Strong odor) The score was described and the average value was calculated. The result of the deodorization test of Aquacat CA-W4 made by Nippon Shokubai Co., Ltd., which was selected as a standard product, was 4.
[0068]
(e) Whiteness
Using an SZ-Σ 80 COLOR MEASURING SYSTEM manufactured by Nippon Denshoku Industries Co., Ltd., XYZ values were calibrated with a standard white plate, and then the color of the water-absorbent composition was measured. So-called Hunter Whiteness (Z / 1.18) was determined and used as whiteness.
[Reference Example 1]
4.48 g of polyethylene glycol diacrylate (average added mole number of ethylene oxide 8) was dissolved in 5500 g of an aqueous solution of sodium acrylate having a neutralization rate of 75 mol% (monomer concentration 33%) to prepare a reaction solution. Next, this reaction solution was degassed for 30 minutes under a nitrogen gas atmosphere. Next, the reaction solution was supplied to a reactor formed by attaching a lid to a stainless steel double-armed kneader with a 10 L internal volume and having two sigma-shaped blades, and the system was kept nitrogen at 30 ° C. while maintaining the reaction solution at 30 ° C. The gas was replaced. Subsequently, 2.46 g of sodium persulfate and 0.10 g of L-ascorbic acid were added while stirring the reaction solution, and polymerization started about 1 minute later. And it superposed | polymerized at 30 to 80 degreeC, and the water-containing gel-like polymer was taken out 60 minutes after superposition | polymerization was started. The obtained hydrogel polymer was subdivided into about 5 mm in diameter. This finely divided hydrogel polymer was spread on a 50 mesh wire net and dried with hot air at 150 ° C. for 90 minutes. Next, the dried product was pulverized using a vibration mill, and further classified with a 20-mesh wire mesh to obtain an irregularly crushed water-absorbent resin precursor (a) having an average particle size of 280 μm.
[0069]
A surface cross-linking agent comprising 100 parts by weight of the obtained water-absorbent resin precursor (a), 1 part by weight of propylene glycol, 0.05 part by weight of ethylene glycol diglycidyl ether, 3 parts by weight of water, and 1 part by weight of isopropyl alcohol. Were mixed. The mixture was heat treated at 210 ° C. for 45 minutes to obtain a water absorbent resin (1). This water absorbent resin (1) had an absorption capacity under pressure of 34 (g / g) and a discontinuous absorption index under pressure of 0.91.
[0070]
[Reference Example 2]
In Reference Example 1, 100 parts by weight of the water-absorbent resin precursor (b) obtained by changing the polyethylene glycol diacrylate (average added mole number of ethylene oxide 8) to 1.98 g, 0.5 parts by weight of glycerin and 2 parts by weight of water And a surface cross-linking agent consisting of 1 part by weight of isopropyl alcohol. The above mixture was heat-treated at 190 ° C. for 50 minutes to obtain a water absorbent resin (2). This water absorbent resin (2) had an absorption capacity under pressure of 30 (g / g) and a discontinuous absorption index under pressure of 0.67.
[0071]
[Example 1]
100 parts by weight of the water-absorbent resin (1) obtained in Reference Example 1 was mixed with 2 parts by weight of powder in which 20% of Hiba oil was supported on dextrin to obtain a water-absorbing agent composition (1). Various physical properties and deodorizing function of the water absorbent composition (1) are summarized in Table 1.
[0072]
(Example 2)
100 parts by weight of the water-absorbent resin (1) obtained in Reference Example 1 was mixed with 1 part by weight of a powder in which 20% of hiba oil was supported on starch to obtain a water-absorbing agent composition (2). The physical properties and deodorizing function of the water-absorbing agent composition (2) are also summarized in Table 1.
[0073]
Example 3
To 100 parts by weight of the water absorbent resin (1) obtained in Reference Example 1, 0.4 part by weight of hiba oil was mixed to obtain a water absorbing agent composition (3). The physical properties and deodorizing function of the water absorbing agent composition (3) are also summarized in Table 1.
[0074]
Example 4
Water absorbent resin (1) obtained in Reference Example 1 (1) 2 parts by weight of powder in which 20% of Hiba oil is supported on dextrin are mixed with 100 parts by weight of the water absorbent resin composition and left in a polyethylene bag for 3 months. 4) was obtained. Various physical properties and deodorizing function of the water-absorbing agent composition (4) are summarized in Table 1.
[0075]
  [Comparative example A]
  100 parts by weight of the water-absorbent resin (2) obtained in Reference Example 2 was mixed with 2 parts by weight of powder in which 20% of hiba oil was supported on dextrin to obtain a water-absorbing agent composition (5). Various physical properties and deodorizing function of the water-absorbing agent composition (5) are summarized in Table 1.
[0076]
[Comparative Example 1]
To 100 parts by weight of the water-absorbent resin (2) obtained in Reference Example 2, 0.4 part by weight of hiba oil was mixed to obtain a comparative water-absorbing agent composition (1). Various physical properties and deodorizing function of the comparative water-absorbing agent composition (1) are summarized in Table 1.
[0077]
(Comparative Example 2)
To 100 parts by weight of the water-absorbent resin (1) obtained in Reference Example 1, 0.5 part by weight of hinokitiol was mixed to obtain a comparative water-absorbing agent composition (2). Table 1 summarizes the physical properties and deodorizing function of the comparative water-absorbing agent composition (2).
[0078]
(Comparative Example 3)
To 100 parts by weight of the water-absorbent resin (1) obtained in Reference Example 1, 2 parts by weight of a commercially available deodorant comprising a green tea dry distillation extract was mixed to obtain a comparative water-absorbing agent composition (3). Table 1 summarizes the physical properties and deodorizing function of the comparative water-absorbing agent composition (3).
[0079]
(Comparative Example 4)
A comparative water absorbent composition (4) was obtained by mixing 100 parts by weight of the water absorbent resin (2) obtained in Reference Example 2 with 2 parts by weight of a commercially available deodorant comprising a green tea dry distillation extract. Table 1 summarizes various physical properties and deodorizing functions of the comparative water-absorbing agent composition (4).
[0080]
(Comparative Example 5)
To 100 parts by weight of the water-absorbent resin (1) obtained in Reference Example 1, 0.5 part by weight of activated carbon was mixed to obtain a comparative water-absorbing agent composition (5). Table 1 summarizes various physical properties and deodorizing function of the comparative water-absorbing agent composition (5).
[0081]
(Comparative Example 6)
0.5 parts by weight of activated carbon was mixed with 100 parts by weight of the water-absorbent resin (1) obtained in Reference Example 1, and the mixture was placed in a polyethylene bag and allowed to stand for 3 months to obtain a comparative water-absorbing agent composition (6). Table 1 summarizes various physical properties and deodorizing function of the comparative water-absorbing agent composition (6).
[0082]
(Comparative Example 7)
To 100 parts by weight of the water-absorbent resin (1) obtained in Reference Example 1, 0.5 part by weight of sodium iron chlorophyllin was mixed to obtain a comparative water-absorbing agent composition (7). Table 1 summarizes the physical properties and deodorizing function of the comparative water-absorbing agent composition (7).
[0083]
[Table 1]
Figure 0004162746

[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a measuring apparatus used for measuring absorption capacity under pressure, which is one of the performances of a water absorbent resin.
[Explanation of symbols]
1 Balance
2 containers
3 Outside air intake pipe
4 conduit
5 Measurement section
6 Glass filter
7 Filter paper
8 Support cylinder
9 Wire mesh
10 weights
11 Saline

Claims (10)

針葉樹木抽出エキスおよび吸水性樹脂を含む吸水剤組成物であって、
当該吸水性樹脂は、吸水性樹脂前駆体であるポリアクリル酸塩架橋体の固形分100重量部に対して0.001〜5重量部の表面架橋剤を用いて表面架橋処理されたポリアクリル酸部分中和物架橋体であり、
当該吸水剤組成物は、以下の式:
加圧下非連続吸収指数=[(重量W3+13.5(g))/吸水剤組成物の重量(g)/20g/cmでの加圧下の吸収倍率(g/g)](ここで、W3は、13.5gの生理食塩水で形成された15倍膨潤ゲルが60分間にわたって吸収した生理食塩水の重量(g)である)
によって規定される加圧下非連続吸収指数が0.80以上であることを特徴とする吸水剤組成物。
A water absorbent composition comprising a coniferous tree extract and a water absorbent resin,
The water-absorbent resin is a polyacrylic acid that has been subjected to a surface cross-linking treatment using 0.001 to 5 parts by weight of a surface cross-linking agent with respect to 100 parts by weight of a solid content of a polyacrylate cross-linked product that is a water-absorbent resin precursor A partially neutralized crosslinked product,
The water absorbent composition has the following formula:
Discontinuous absorption index under pressure = [(weight W3 + 13.5 (g)) / weight of water absorbent composition (g) / absorption capacity under pressure at 20 g / cm 2 (g / g)] (W3 Is the weight (g) of physiological saline absorbed by a 15-fold swollen gel formed with 13.5 g of physiological saline over 60 minutes)
A water-absorbing agent composition having a discontinuous absorption index under pressure as defined by
針葉樹木抽出エキスが無機または有機の粉体に担持されたパウダーである請求項1記載の吸水剤組成物。  The water-absorbing agent composition according to claim 1, wherein the coniferous tree extract is a powder supported on an inorganic or organic powder. 針葉樹木抽出エキスおよび吸水性樹脂を含む吸水剤組成物であって、
当該吸水性樹脂は表面架橋処理されたポリアクリル酸部分中和物架橋体であり、
当該針葉樹木抽出エキスが無機または有機の粉体に担持したパウダーであることを特徴とする吸水剤組成物。
A water absorbent composition comprising a coniferous tree extract and a water absorbent resin,
The water-absorbent resin is a cross-linked polyacrylic acid partial neutralized product subjected to surface cross-linking treatment,
A water-absorbing agent composition, wherein the coniferous tree extract is a powder carried on an inorganic or organic powder.
吸水性樹脂固形分100重量部に対して、針葉樹木抽出エキスが0.01〜20重量部の範囲である請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸水剤組成物。  The water-absorbent composition according to any one of claims 1 to 3, wherein the extract of coniferous tree is in the range of 0.01 to 20 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the water-absorbent resin solid content. ハンター白度で規定される白色度が65以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸水剤組成物。  The water-absorbing agent composition according to any one of claims 1 to 4, wherein the whiteness defined by Hunter whiteness is 65 or more. 上記吸水性樹脂が、(メタ)アクリル酸およびこれらの中和物より選択される単量体を重合させた平均粒子径100〜600μmの吸水性樹脂前駆体を表面架橋処理した吸水性樹脂であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸水剤組成物。  The water-absorbent resin is a water-absorbent resin obtained by surface-crosslinking a water-absorbent resin precursor having an average particle diameter of 100 to 600 μm obtained by polymerizing a monomer selected from (meth) acrylic acid and a neutralized product thereof. The water-absorbing agent composition according to any one of claims 1 to 5, wherein: 衛生材料用である請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸水剤組成物。  The water-absorbing agent composition according to any one of claims 1 to 6, which is for a sanitary material. 吸水性樹脂に針葉樹木抽出エキスを添加する工程を包含する、針葉樹木抽出エキスおよび吸水性樹脂を含む吸水剤組成物の製造方法であって、
当該吸水性樹脂は、
アクリル酸およびこれらの中和物から選ばれる単量体を重合させた吸水性樹脂前駆体である平均粒子径100〜600μmのポリアクリル酸塩架橋体100重量部に表面架橋剤0.001〜5重量部を混合した後、さらに40℃以上250℃以下で加熱処理することで表面架橋処理されたポリアクリル酸部分中和物架橋体であり、
以下の式:
加圧下非連続吸収指数=[(重量W3+13.5(g))/吸水剤組成物の重量(g)/20g/cmでの加圧下の吸収倍率(g/g)](ここで、W3は、13.5gの生理食塩水で形成された15倍膨潤ゲルが60分間にわたって吸収した生理食塩水の重量(g)である)
によって規定される加圧下非連続吸収指数が0.80以上である
ことを特徴とする製造方法。
A method for producing a water-absorbing agent composition comprising a coniferous tree extract and a water-absorbing resin, comprising a step of adding a coniferous tree extract to a water-absorbing resin,
The water absorbent resin is
A surface cross-linking agent 0.001-5 is added to 100 parts by weight of a cross-linked polyacrylate having an average particle size of 100-600 μm, which is a water-absorbent resin precursor obtained by polymerizing a monomer selected from acrylic acid and a neutralized product thereof. After mixing parts by weight, it is a polyacrylic acid partially neutralized crosslinked product that has been surface-crosslinked by heat treatment at 40 ° C. or more and 250 ° C. or less,
The following formula:
Discontinuous absorption index under pressure = [(weight W3 + 13.5 (g)) / weight of water absorbent composition (g) / absorption capacity under pressure at 20 g / cm 2 (g / g)] (W3 Is the weight (g) of physiological saline absorbed by a 15-fold swollen gel formed with 13.5 g of physiological saline over 60 minutes)
A non-continuous absorption index under pressure defined by is 0.80 or more.
樹木抽出エキスが無機または有機の粉体に担持されたパウダーを、吸水性樹脂と混合する工程を包含する、針葉樹木抽出エキスおよび吸水性樹脂を含む吸水剤組成物の製造方法であって、
当該吸水性樹脂は、
アクリル酸およびこれらの中和物から選ばれる単量体を重合させた吸水性樹脂前駆体である平均粒子径100〜600μmのポリアクリル酸塩架橋体100重量部に表面架橋剤0.001〜5重量部を混合した後、さらに40℃以上250℃以下で加熱処理することで表面架橋処理されたポリアクリル酸部分中和物架橋体である
ことを特徴とする製造方法。
A method for producing a water-absorbing agent composition comprising a coniferous tree extract and a water-absorbing resin, comprising a step of mixing a powder in which a tree extract is supported on an inorganic or organic powder with a water-absorbing resin,
The water absorbent resin is
A surface cross-linking agent 0.001-5 is added to 100 parts by weight of a cross-linked polyacrylate having an average particle size of 100-600 μm, which is a water-absorbent resin precursor obtained by polymerizing a monomer selected from acrylic acid and a neutralized product thereof. A method for producing a partially neutralized product of polyacrylic acid, which has been surface-crosslinked by further heat treatment at 40 to 250 ° C. after mixing parts by weight.
請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸水剤組成物を用いる吸収性物品であって、
吸水性樹脂と繊維基材の合計量に対する吸水性樹脂の重量比αが0.3以上である吸収体を含む吸収層、
透液性を有する表面シート、および
不透液性を有する背面シート
を備えることを特徴とする吸収性物品。
An absorbent article using the water-absorbing agent composition according to any one of claims 1 to 7,
An absorbent layer comprising an absorber having a weight ratio α of the water absorbent resin to the total amount of the water absorbent resin and the fiber substrate of 0.3 or more,
An absorbent article comprising a top sheet having liquid permeability and a back sheet having liquid permeability.
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