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JP4151758B2 - Pneumatic tire - Google Patents

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JP4151758B2 JP2002219993A JP2002219993A JP4151758B2 JP 4151758 B2 JP4151758 B2 JP 4151758B2 JP 2002219993 A JP2002219993 A JP 2002219993A JP 2002219993 A JP2002219993 A JP 2002219993A JP 4151758 B2 JP4151758 B2 JP 4151758B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する)に関し、詳しくは、ビードコア周りの耐セパレーション性に優れ、大型ローダー等の建設車両に好適に用いることのできる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
大型ローダータイヤ等の建設車両用タイヤには、過酷な使用条件下での使用に耐えることが要求されるため、その強化や耐久性の向上に関しては、従来より様々に検討がなされ、改良が重ねられてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特に、高荷重下での使用に伴う問題として、車両の稼動時にタイヤに大きなトルクが働くことに起因する、カーカスプライ間におけるセパレーション故障のおそれがあることが挙げられる。これは、車両からのトルクによりカーカスプライは周方向に動く一方、ビードコアは動かないので、両者間で剪断歪みが発生し、これが原因となってビードコアとラッピングテープとの間でセパレーションが生じて、このセパレーションが最終的にカーカスプライに進展することにより、故障に至るものである。
【0004】
ラッピングテープとは、ビードコアを形成するワイヤーに巻回されてビードコアを補強するものであり、従来の大型車両用タイヤにおいては、一般に、補強コード径がカーカスコード径対比40〜60%で、被覆ゴムのゲージが0〜0.09mm、硬度(HD)がカーカスコーティングゴムHD対比80〜130%であるものが用いられていた。
【0005】
最近、大型建設車両、特にローダーにおいては、掘削力の向上や移動時間の短縮等、作業効率向上のために高トルク化が進んでいる。従って、車両トルクの増大に伴いタイヤにかかるトルクも大きくなることから、上述のようなビードコア−ラッピングテープ間のセパレーション故障の発生頻度も高まってきている。
【0006】
そこで本発明の目的は、上記問題を解消して、ビードコア周りの耐セパレーション性を向上することにより、カーカスプライ間のセパレーション故障の発生を良好に抑制して、大型ローダー等の建設車両に好適に用いることのできる空気入りタイヤを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
通常、ケース関係が故障する場合の対策としては、プライ枚数を増加して内圧を向上することが考えられるが、これは直材費や加工費の上昇を招くので、効率的な対策とは言えない。そこで本発明者は、鋭意検討の結果、現在故障の核となっているビードコアのラッピングテープ周りの改良を行うことにより、コストの上昇等の問題を生ずることなく上記問題を解消することができることを見出して、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明を解決するために、本発明の空気入りタイヤは、以下のとおりである。
【0008】
(1)複数対のビードコアと、該複数対のビードコアの周囲にプライコードからなるカーカスプライを巻き返して配設された、ビードコア対数に応じた複数のカーカスプライ群を有する空気入りバイアスタイヤにおいて、
前記ビードコアにラッピングテープが巻回され、該ラッピングテープの、補強コード径がカーカスコード径対比で65〜150%であり、被覆ゴムのゲージが0.10〜0.3mm、JISショアーA硬度がカーカスコーティングゴムJISショアーA硬度対比で140〜220%である空気入りタイヤである。
【0009】
(2)前記(1)の空気入りタイヤにおいて、タイヤ最大負荷能力(W)が40トン以上であり、1台あたりの牽引力(T)が45トン以上であり、かつ、タイヤ最大負荷能力(W)と1台あたりの牽引力(T)との比(T/W)が1.1以上である大型建設車両用に使用される空気入りタイヤである。
【0010】
(3)前記(1)または(2)の空気入りタイヤにおいて、前記ビードコアを3対以上有する空気入りタイヤである。
【0011】
(4)前記(1)〜(3)のうちいずれかの空気入りタイヤにおいて、前記カーカスコードのコードの太さが1260デニール以上である空気入りタイヤである。
【0012】
(5)前記(1)〜(4)のうちいずれかの空気入りタイヤにおいて、前記カーカスコードの、タイヤ赤道面に対する交角が50〜60°である空気入りタイヤである。
【0013】
(6)前記(1)〜(5)のうちいずれかの空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライが、ビードコア1本当たり10枚以上にて配設されている空気入りタイヤである。
【0014】
上記(1)〜(6)の発明により、ラッピングテープの補強コードの径を従来に比し大径とするとともに被覆ゴムのゲージを大きく取ることで、カーカスプライとビードコアとの間に生ずる歪みを緩和することができ、かつ、被覆ゴムの硬度を従来に比し高く設定することで、この歪みの集中を回避することができるため、かかる歪みに起因するビードコアとラッピングテープとの間のセパレーションを良好に防止することが可能となった。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る空気入りタイヤを示す左半分断面図であり、符号1はトレッド部を、符号2はトレッド部1の側部に連続して半径方向内方に延びるサイドウォール部を、符号3はサイドウォール部2の内周側に位置するビード部を、夫々表す。
【0016】
図示する例では、ビード部3には3対のビードコア4が配設されており、内外3層のカーカスプライ群5と、1層のダウンプライ群7とからなるカーカス6が、これらビードコア間にトロイダルに延在してタイヤの骨格構造をなしている。カーカスプライ群5は夫々、プライコードからなる複数枚のカーカスプライの側部部分を、ビードコア4の周囲に、タイヤ幅方向の内側から外側に巻き返して配設することにより構成されている。また、図示する例では最外側に位置するダウンプライ群7は、同じくプライコードからなる複数枚のカーカスプライの側部部分を、タイヤのビードベース8に沿わせて配設することによって構成されている。
【0017】
図2に拡大して示すように、ビードコア4にはラッピングテープ9が巻回されている。図3は、このラッピングテープ9の概略拡大断面図である。本発明においては、図示するラッピングテープ9の補強コード10の径L、被覆ゴム11のゲージxおよび硬度(HD)が、夫々下記の条件を満たすことが重要である。
【0018】
ラッピングテープ9の補強コード径Lは、カーカスコード、即ち、カーカスプライのプライコード径対比で65〜150%、好ましくは90〜110%である。補強コード径を従来の40〜60%に比し大径化して剛性を向上することにより、カーカスプライとビードコアとの間で生ずる歪みを緩和することができ、かかる歪みに起因するビードコア周りのセパレーションを適切に防止することができる。補強コード径Lがカーカスコード径対比65%未満であると、剛性が小さ過ぎて歪みの緩和効果が十分に得られず、一方、150%を超えると剛性が高くなり過ぎて製造が困難となる。
【0019】
また、ラッピングテープ9の被覆ゴム11のゲージxは、0.10〜0.3mm、好ましくは0.11〜0.20mmである。被覆ゴムゲージxを従来の0〜0.09mmに比し大きく確保することにより、歪みの緩和効果をより高めることができる。被覆ゴムゲージxが0.10mm未満であると歪み緩和の効果が十分でなく、一方、0.3mmを超えると、製造時にゴムの流動が大きくなるため、製造困難となる。
【0020】
さらに、ラッピングテープ9の被覆ゴム11のJISショアーA硬度は、カーカスコーティングゴムJISショアーA硬度対比で140〜220%、好ましくは145〜160%である。被覆ゴム硬度を従来の80〜130%に比し高く設定することにより、ビードコアの周囲における歪みの集中を回避して、セパレーションの発生を適切に防止することができる。被覆ゴム硬度が140%未満であると、軟らか過ぎてカーカスプライの周方向動きによる歪みの集中が起こり、セパレーションを引き起こしやすくなり、一方、220%を超えると、ラッピングテープ9をビードコア4に巻きつけるのが難しくなり、製造が困難となる。
【0021】
本発明の空気入りタイヤは、特に、タイヤ最大負荷能力(W)が40トン以上であり、1台あたりの牽引力(T)が45トン以上であり、かつ、タイヤ最大負荷能力(W)と1台あたりの牽引力(T)との比(T/W)が1.1以上であるような大型建設車両用において好適に使用することができる。即ち、本発明においては、高いトルクが発生しやすいかかる大型車両においても、セパレーション故障を良好に防止できる点に大きなメリットがある。
【0022】
また、本発明においては、カーカスプライ5のカーカスコードが、タイヤ赤道面に対して50〜60°の角度で配設されていることが好ましく、そのコードの太さは、好適には1260デニール以上である。さらに、カーカスプライ5が、ビードコア1本当たり10枚以上にて配設されていることが好ましい。これらにより、カーカスプライの配設条件を最適化して、本発明の効果をより良好に得ることができる。
【0023】
尚、本発明においては、上記条件を満たすものであれば、ラッピングテープの補強コードおよび被覆ゴム、カーカスプライのプライコードおよびコーティングゴム等の各種部材の材質や他の物性等については特に制限されるものではなく、慣用に従い適宜決定することが可能である。
【0024】
【実施例】
以下、実施例を用いて本発明を詳細に説明する。
以下に示す仕様にて、各供試タイヤを夫々2本ずつ作製して、実地テストを実施した。なお、ビードコアの周囲には、夫々下記の表1に示す構成のラッピングテープを被覆した。
タイヤサイズ:ORS 555/80−57 62PR
使用カーカス 材質:66ナイロン、コードの太さ:1260デニール、4本ビード構成
カーカス構成:カーカスプライ4群(各14枚、プライコードのタイヤ赤道面に対する交角(αm)(第1群):54°、(第2群):56°、(第3群):56°、(第4群):58°)+ダウンプライ(6枚、プライコードのタイヤ赤道面に対する交角(αm):55°)
【0025】
実地テストの評価は、各供試タイヤを空気圧700kPaにて建設車両(20m3バケットホイールローダー)に装着して、ユーザーにて2000時間走行後引き上げ、解剖チェックを実施することにより行った。結果は、ビードコア周りの亀裂長さを指数化して示した。指数が大なる程亀裂が拡大した状態であり、指数が100のとき、ビードコア周りが全部セパレーションを起こした状態を示す。この評価結果を下記の表1中に併せて示す。
【0026】
【表1】

Figure 0004151758
【0027】
上記表1に示すように、本発明に係る実施例の空気入りタイヤにおいては、従来例に比して亀裂の発生が大幅に抑えられることが確認できた。
【0028】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、ビードコア周りの耐セパレーション性を向上して、カーカスプライ間の亀裂に伴う故障の発生を大幅に抑制することができる。本発明の空気入りタイヤは、大型ローダー等の建設車両における上記故障の防止に特に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る空気入りタイヤを示す左半分断面図である。
【図2】ビードコアの切断面を示す拡大図である。
【図3】ラッピングテープを示す概略拡大断面図である。
【符号の説明】
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 ビードコア
5 カーカスプライ群
6 カーカス
7 ダウンプライ群
8 ビードベース
9 ラッピングテープ
10 補強コード
11 被覆ゴム[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pneumatic tire (hereinafter also simply referred to as “tire”), and more particularly to a pneumatic tire that is excellent in separation resistance around a bead core and can be suitably used in construction vehicles such as large loaders.
[0002]
[Prior art]
Since tires for construction vehicles such as large loader tires are required to withstand use under harsh usage conditions, various studies have been made and improvements have been made to improve their durability and durability. It has been.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In particular, as a problem associated with use under high load, there is a risk of separation failure between carcass plies due to a large torque acting on the tire during operation of the vehicle. This is because the carcass ply moves in the circumferential direction due to the torque from the vehicle, but the bead core does not move, so shear strain occurs between them, causing separation between the bead core and the wrapping tape, This separation eventually progresses to the carcass ply, leading to failure.
[0004]
The wrapping tape is used to reinforce the bead core by being wound around a wire forming the bead core. Generally, in a conventional tire for a large vehicle, the reinforcing cord diameter is 40 to 60% of the carcass cord diameter, and the covering rubber is used. The gauge used was 0 to 0.09 mm and the hardness (HD) was 80 to 130% of the carcass coating rubber HD.
[0005]
Recently, in large construction vehicles, particularly loaders, higher torque is being promoted in order to improve work efficiency, such as improving excavation force and shortening travel time. Accordingly, since the torque applied to the tire increases as the vehicle torque increases, the frequency of occurrence of a separation failure between the bead core and the wrapping tape as described above has increased.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to solve the above problems and improve the separation resistance around the bead core, thereby favorably suppressing the occurrence of a separation failure between the carcass plies, and suitable for construction vehicles such as large loaders. The object is to provide a pneumatic tire that can be used.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
Usually, as a measure against a case-related failure, it is conceivable to increase the number of plies and improve the internal pressure. However, this is an effective measure because it increases direct material costs and processing costs. Absent. Therefore, as a result of intensive studies, the inventor has improved the bead core around the wrapping tape, which is currently the core of the failure, and can solve the above problem without causing an increase in cost. As a result, the present invention has been completed.
That is, in order to solve the present invention, the pneumatic tire of the present invention is as follows.
[0008]
(1) In a pneumatic bias tire having a plurality of pairs of bead cores and a plurality of carcass ply groups corresponding to the number of bead core pairs, the carcass plies made of ply cords are wound around the plurality of pairs of bead cores.
A wrapping tape is wound around the bead core, the reinforcing cord diameter of the wrapping tape is 65 to 150% relative to the carcass cord diameter, the gauge of the coated rubber is 0.10 to 0.3 mm, and the JIS Shore A hardness is carcass. Coated rubber JIS Shore A is a pneumatic tire having a hardness of 140 to 220% relative to the hardness.
[0009]
(2) In the pneumatic tire of (1), the maximum tire load capacity (W) is 40 tons or more, the traction force (T) per vehicle is 45 tons or more, and the maximum tire load capacity (W ) And traction force (T) per vehicle (T / W) is a pneumatic tire used for a large construction vehicle having a ratio of 1.1 or more.
[0010]
(3) The pneumatic tire according to (1) or (2), wherein the pneumatic tire has three or more pairs of the bead cores.
[0011]
(4) The pneumatic tire according to any one of (1) to (3), wherein the thickness of the cord of the carcass cord is 1260 denier or more.
[0012]
(5) The pneumatic tire according to any one of (1) to (4), wherein an intersection angle of the carcass cord with respect to a tire equator plane is 50 to 60 °.
[0013]
(6) In the pneumatic tire according to any one of (1) to (5), the carcass ply is a pneumatic tire provided with 10 or more per bead core.
[0014]
According to the inventions of the above (1) to (6), the diameter of the reinforcing cord of the wrapping tape is made larger than that of the conventional one and the gauge of the covering rubber is made larger, so that the distortion generated between the carcass ply and the bead core is reduced. This concentration can be avoided by setting the hardness of the coated rubber higher than in the past, so that the concentration of the distortion can be avoided, so that the separation between the bead core and the wrapping tape caused by the distortion can be avoided. It became possible to prevent well.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a left half sectional view showing a pneumatic tire according to an embodiment of the present invention. Reference numeral 1 denotes a tread portion and reference numeral 2 extends radially inward from a side portion of the tread portion 1. Reference numeral 3 denotes a side wall portion, and reference numeral 3 denotes a bead portion located on the inner peripheral side of the side wall portion 2.
[0016]
In the illustrated example, three pairs of bead cores 4 are disposed in the bead portion 3, and a carcass 6 including a carcass ply group 5 of inner and outer layers and a down ply group 7 of one layer is interposed between these bead cores. It extends to the toroidal and forms the skeleton structure of the tire. Each of the carcass ply groups 5 is configured by winding and arranging the side portions of a plurality of carcass plies made of ply cords around the bead core 4 from the inner side to the outer side in the tire width direction. In the illustrated example, the down ply group 7 located on the outermost side is configured by arranging side portions of a plurality of carcass plies, which are also formed of ply cords, along the bead base 8 of the tire. Yes.
[0017]
As shown in an enlarged view in FIG. 2, a wrapping tape 9 is wound around the bead core 4. FIG. 3 is a schematic enlarged sectional view of the wrapping tape 9. In the present invention, it is important that the diameter L of the reinforcing cord 10 of the wrapping tape 9 and the gauge x and hardness (HD) of the covering rubber 11 satisfy the following conditions, respectively.
[0018]
The reinforcing cord diameter L of the wrapping tape 9 is 65 to 150%, preferably 90 to 110%, compared to the carcass cord, that is, the ply cord diameter of the carcass ply. By increasing the diameter of the reinforcing cord compared to the conventional 40 to 60% and improving the rigidity, the distortion generated between the carcass ply and the bead core can be alleviated, and the separation around the bead core due to the distortion is achieved. Can be prevented appropriately. If the reinforcing cord diameter L is less than 65% relative to the carcass cord diameter, the rigidity is too small to sufficiently obtain a strain relaxation effect. On the other hand, if the reinforcing cord diameter L exceeds 150%, the rigidity becomes too high and manufacturing becomes difficult. .
[0019]
The gauge x of the covering rubber 11 of the wrapping tape 9 is 0.10 to 0.3 mm, preferably 0.11 to 0.20 mm. By ensuring the covering rubber gauge x larger than the conventional 0-0.09 mm, the strain relaxation effect can be further enhanced. If the coated rubber gauge x is less than 0.10 mm, the effect of strain relaxation is not sufficient, while if it exceeds 0.3 mm, the flow of rubber increases during production, which makes production difficult.
[0020]
Furthermore, the JIS Shore A hardness of the covering rubber 11 of the wrapping tape 9 is 140 to 220%, preferably 145 to 160% as compared with the carcass coating rubber JIS Shore A hardness. By setting the coating rubber hardness higher than the conventional 80 to 130%, it is possible to avoid the concentration of distortion around the bead core and appropriately prevent the occurrence of separation. If the coating rubber hardness is less than 140%, it is too soft and the concentration of distortion due to the circumferential movement of the carcass ply occurs, which tends to cause separation. On the other hand, if it exceeds 220%, the wrapping tape 9 is wound around the bead core 4. Is difficult to manufacture.
[0021]
The pneumatic tire of the present invention has a tire maximum load capacity (W) of 40 tons or more, a traction force (T) per vehicle of 45 tons or more, and a tire maximum load capacity (W) of 1 It can be suitably used for large construction vehicles in which the ratio (T / W) to the tractive force (T) per table is 1.1 or more. That is, the present invention has a great merit in that a separation failure can be satisfactorily prevented even in such a large vehicle in which high torque is likely to be generated.
[0022]
In the present invention, the carcass cord of the carcass ply 5 is preferably disposed at an angle of 50 to 60 ° with respect to the tire equatorial plane, and the thickness of the cord is preferably 1260 denier or more. It is. Furthermore, it is preferable that the carcass ply 5 is disposed with 10 or more per bead core. By these, the arrangement | positioning conditions of a carcass ply can be optimized and the effect of this invention can be acquired more favorably.
[0023]
In the present invention, as long as the above conditions are satisfied, the material and other physical properties of various members such as the reinforcing cord and covering rubber of the wrapping tape, the ply cord and coating rubber of the carcass ply are particularly limited. It can be determined appropriately according to common usage.
[0024]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail using examples.
Two test tires were produced according to the following specifications, and a field test was conducted. The bead core was covered with a wrapping tape having the structure shown in Table 1 below.
Tire size: ORS 555 / 80-57 62PR
Carcass material used: 66 nylon, cord thickness: 1260 denier, 4-bead configuration Carcass configuration: 4 groups of carcass plies (14 each, intersection angle of the ply cords to the tire equator (αm) (first group): 54 ° , (Second group): 56 °, (third group): 56 °, (fourth group): 58 °) + down ply (6 sheets, angle of intersection of the ply cord with the tire equator (αm): 55 °)
[0025]
Evaluation of the field test was carried out by mounting each test tire on a construction vehicle (20 m 3 bucket wheel loader) at a pressure of 700 kPa, pulling it up after 2000 hours by the user, and performing an anatomical check. The results are shown by indexing the crack length around the bead core. The larger the index is, the larger the crack is, and when the index is 100, the entire bead core is separated. The evaluation results are also shown in Table 1 below.
[0026]
[Table 1]
Figure 0004151758
[0027]
As shown in Table 1 above, in the pneumatic tire of the example according to the present invention, it was confirmed that the occurrence of cracks was significantly suppressed as compared with the conventional example.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the separation resistance around the bead core can be improved and the occurrence of a failure due to a crack between the carcass plies can be significantly suppressed. The pneumatic tire of the present invention is particularly effective in preventing the above-described failure in construction vehicles such as large loaders.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left half sectional view showing a pneumatic tire according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view showing a cut surface of a bead core.
FIG. 3 is a schematic enlarged sectional view showing a wrapping tape.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Tread part 2 Side wall part 3 Bead part 4 Bead core 5 Carcass ply group 6 Carcass 7 Down ply group 8 Bead base 9 Wrapping tape 10 Reinforcement cord 11 Cover rubber

Claims (6)

複数対のビードコアと、該複数対のビードコアの周囲にプライコードからなるカーカスプライを巻き返して配設された、ビードコア対数に応じた複数のカーカスプライ群を有する空気入りバイアスタイヤにおいて、
前記ビードコアにラッピングテープが巻回され、該ラッピングテープの、補強コード径がカーカスコード径対比で65〜150%であり、被覆ゴムのゲージが0.10〜0.3mm、JISショアーA硬度がカーカスコーティングゴムJISショアーA硬度対比で140〜220%であることを特徴とする空気入りタイヤ。
In a pneumatic bias tire having a plurality of pairs of bead cores and a plurality of carcass ply groups according to the number of bead core pairs, the carcass plies made of ply cords are wound around the plurality of pairs of bead cores.
A wrapping tape is wound around the bead core, the reinforcing cord diameter of the wrapping tape is 65 to 150% of the carcass cord diameter, the gauge of the coated rubber is 0.10 to 0.3 mm, and the JIS Shore A hardness is carcass. A pneumatic tire characterized in that the coating rubber is 140 to 220% relative to JIS Shore A hardness.
タイヤ最大負荷能力(W)が40トン以上であり、1台あたりの牽引力(T)が45トン以上であり、かつ、タイヤ最大負荷能力(W)と1台あたりの牽引力(T)との比(T/W)が1.1以上である大型建設車両用に使用される請求項1記載の空気入りタイヤ。  The maximum tire load capacity (W) is 40 tons or more, the traction force (T) per vehicle is 45 tons or more, and the ratio between the maximum tire load capacity (W) and the traction force (T) per vehicle The pneumatic tire according to claim 1, which is used for a large construction vehicle having a (T / W) of 1.1 or more. 前記ビードコアを3対以上有する請求項1または2記載の空気入りタイヤ。  The pneumatic tire according to claim 1, wherein the pneumatic tire has three or more pairs of the bead cores. 前記カーカスコードのコードの太さが1260デニール以上である請求項1〜3のうちいずれか一項記載の空気入りタイヤ。The pneumatic tire according to any one of claims 1 to 3, wherein a thickness of the carcass cord is 1260 denier or more. 前記カーカスコードの、タイヤ赤道面に対する交角が50〜60°である請求項1〜4のうちいずれか一項記載の空気入りタイヤ。  The pneumatic tire according to any one of claims 1 to 4, wherein an intersection angle of the carcass cord with respect to a tire equatorial plane is 50 to 60 °. 前記カーカスプライが、ビードコア1本当たり10枚以上にて配設されている請求項1〜5のうちいずれか一項記載の空気入りタイヤ。  The pneumatic tire according to any one of claims 1 to 5, wherein the carcass ply is disposed with 10 or more per bead core.
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