JP4002129B2 - 除雪機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行しながら除雪する除雪機に関する。
【0002】
【従来の技術】
除雪機は、動力源としてエンジン又は電動機あるいはその両方を備え、駆動電源としてバッテリが車体に搭載される。車体は、タイヤ又はクローラ等の走行駆動部に支持される。車体前部に雪を掻き集めて除雪するためのオーガが備わる。走行駆動部は接地して走行し接地面(走行面)の雪をオーガで掻き集めこれをその後方のインペラによりシュータ介して投雪する。車体後方には操向操作等のためのハンドルが連結される。
【0003】
オーガは、不使用時にこれを走行面から引き上げるため、及び走行面の状態や雪の深さ等に応じて走行面に対し接近離間するように、シリンダ等のチルト機構によりあるいは作業者がハンドルを介して上下方向に押圧操作することによりチルト中心軸廻りに揺動する。
【0004】
図11は除雪機のチルト中心軸の説明図である。
(A)の除雪機は、走行駆動部としてホイル(タイヤ)41を備え、このホイル41に車体42が支持される。車体42の前方にオーガ43が備わり、その後部にシュート44が備わる。車体42の後部にハンドル45が連結される。車体42に不図示のエンジン及び電動機が搭載され、さらにバッテリ(不図示)が搭載される。この例では、ホイル41の車軸46がチルト中心軸になり、この車軸(チルト中心軸)46廻りにオーガ43が揺動動作して接地面(雪を含む走行面)47に対し接近離間する(矢印Y)。なお、矢印Yの両端の一点鎖線は、チルト動作したときの車体42に対する接地面47の相対位置を示す。
【0005】
(B)の除雪機は、走行駆動部としてクローラ48を備え、これを保持するクローラフレーム48aに車体42が連結軸49を介して支持される。車体42とクローラフレーム48aとの間にチルトシリンダ50が介装される。この場合、連結軸49がチルト中心軸となり、オーガ43はクローラフレーム48aに対しこの連結軸(チルト中心軸)49廻りに揺動動作して接地面47に対し接近離間する。
【0006】
(C)の除雪機は、クローラ48の一方の車軸(この例では前側の車軸)51を介して車体42がクローラフレーム48aに連結される。この場合には、前側の車軸51がチルト中心軸となり、オーガ43はクローラフレーム48aに対し、この車軸(チルト中心軸)51廻りに揺動動作して接地面47に対し接近離間する。
【0007】
以上のような各種構成の除雪機において、除雪作業時には車体42のチルト動作によりオーガ43を接地面47側に移動させてオーガ43により接地面47上の雪を掻き集めて除雪する。
【0008】
走行駆動部(ホイル41又はクローラ48)より前側の車体42の下部、例えばオーガ43の背面にスキッド(不図示)が備わり、走行中の接地面に対するオーガ43の高さ位置を所定の適正な除雪深さの位置に保持する。
【0009】
図12は、従来のスキッド構造を示すオーガ部分の構成図である。
オーガハウジング75内にオーガ76が装着される。オーガハウジング75の背面にインペラハウジング77に連結され、その内部にインペラ78が装着される。インペラハウジング77は車体(不図示)の前部に取付けられる。オーガハウジング75の背面下部に、板金をソリ(スキー)状に曲げ加工したスキッド79がボルト80で固定される。このスキッド79は、車体前部の重量をスキッド79で接地支持させた状態で、オーガ76やオーガハウジング75の底部の接地面からの高さが所定量となるように、取付け位置を調整した状態でボルト80で固定される。
これにより、オーガ76が除雪することによる除雪面の接地面からの高さあるいは除雪深さが調整可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の除雪機のスキッド構造では、ボルトにより位置が固定されるため、走行する路面からの除雪深さを変えたい場合に、除雪機を停止してボルトを緩めてから位置を調整し、その後再びボルトを締付けて固定しなければならず、スキッド位置の変更作業が面倒であった。
【0011】
本発明は上記従来技術を考慮したものであって、スキッドの位置を走行中容易に変更できる除雪機の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明では、接地する走行駆動部に支持された車体と、前記走行駆動部より前方側の車体に設けた除雪用のオーガと、前記走行駆動部より後方側の車体に連結された操作用のハンドルと、前記走行駆動部及びオーガを駆動する駆動装置と、前記走行駆動部より前方の車体下部に設けられ、前記走行駆動部とともに接地面上を走行して、接地面に対し前記オーガを所定の位置に保つためのスキッド部材とを備え、前記オーガは、チルト中心軸廻りに揺動して接地面に対し接近離間する除雪機において、前記駆動装置は、前記オーガを駆動するエンジンと、前記オーガに対しエンジンの回転を接続又は切断する電磁式のオーガクラッチとを備え、前記スキッド部材は、前記オーガクラッチの動作に連携して動作する伸縮式スキッド用駆動装置に上下方向へ移動可能に支持されることによって、前記車体からの突出量が取付け位置を変えることなく調整可能に構成され、前記スキッド用駆動装置は、前記オーガクラッチの接続時に前記スキッド部材を上方に移動させ、前記オーガクラッチの切断時に前記スキッド部材を下方に移動させることを特徴とする除雪機を提供する。
【0013】
この構成によれば、スキッド部材をボルトやナット等の取付け固定手段を緩めたり締付けたりすることなく、電動式や機械式機構により上下方向に移動させて高さ位置を変えることにより、車体からの突出量を変えることができ、走行中容易にスキッドの位置変更が可能になる。
【0014】
好ましい構成例では、前記スキッド部材の突出量調整用の操作子が前記ハンドルに取付けられたことを特徴としている。
【0015】
この構成によれば、ハンドルによりチルト操作や操向操作をしながら走行中にハンドルに取付けた操作レバー等の操作子によりスキッド調整ができるため、操作性及び使用性が高まる。
【0016】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の参考となる技術を図1〜図7によって説明する。
図1は本発明の参考となる除雪機の内部構成を示す側面図、図2は正面から見た内部構成図、図3は後面から見た内部構成図、図4は平面図である。この参考例は、前述の図11(A)に示したホイル駆動形式の除雪機である。
【0017】
除雪機1は、車体2の下部を構成するホイルフレーム3を有し、車軸4を介して左右のホイル(タイヤ)5が装着される。車体2の上部にエンジン6が搭載され、その上側に燃料タンク7が配設される。エンジン6の下部のホイルフレーム3にモータケース8a内に収容された電動機8が取付けられる。電動機8は、ギヤケース9a内の減速ギヤ9を介してホイル5の車軸4に連結され、ホイル5を回転駆動する(図4参照)。図3の40はモータ制御装置である。
【0018】
車体2の前部にはインペラ10及びその前側にオーガ11が、それぞれインペラハウジング12及びオーガハウジング13に覆われて配設される。オーガ11はオーガ軸14廻りに回転する。オーガ軸14は、ウォームギヤ15を介して、インペラ10が装着されたインペラ軸16により回転駆動される。インペラ軸16の端部にプーリ17が装着される。プーリ17は、ベルト18(図2)及び電磁式のオーガクラッチ19(図1及び図2の斜線)を介してエンジン6に連結される。図2の38は発電機である。
【0019】
オーガハウジング13の背面側下部に、アーム20及びその端部のローラ21からなるスキッド機構22が備わる。このスキッド機構22は接地面上でオーガ11を滑らかに走行させるためのものであり、オーガ11の不使用時にオーガ11をチルトアップして接地面から離すと、図5に示すトーションスプリング52によりアーム20が軸20a廻りに前方(図1において時計廻り)に回動する。これにより、ローラ21がオーガ11と走行面との間に移動してオーガ11を走行面から離間した状態に保持する。スキッド機構22として板金を曲げ加工したソリ式のスキッドを用いてもよい。このようなスキッド機構はモータにより伸縮可能な構造(オーガ11の下部から走行面に対し突出及び引込み可能な構造)としてもよい。
【0020】
インペラハウジング12の上部にシュート23が備わる。シュート23は、オーガ11で掻き集められインペラ10で跳ね上げられた雪を放出するためのガイドである。シュート23の上端部の放出口であるデフレクタ24は、ヒンジ25を中心に折れ曲って放出角度を調整可能である。このデフレクタ24は、ハンドル部分の操作部に連結されたシュートワイヤ32を引張ることにより、背面のスプリング26に抗してヒンジ25廻りに前方に回動して折れ曲る。このシュート23は、図4に示すように、シュート回転モータ27によりその出力軸に形成されたギヤ28を介して回転し、デフレクタ24の向きを変えて投雪方向を変えることができる。
【0021】
車体2の後部にハンドル29が連結される。左右のハンドル29間に操作ボックス30が備わり各種操作レバ−等が装着される。
【0022】
133は走行クラッチレバーであり、電動機8のスイッチを構成する。34は走行変速レバーであり、電動機8を介してホイル5の回転速度を制御する。35はシュートレバーであり、前述のデフレクタ24の角度調整のためのシュートワイヤ32に連結され、これを引張ってデフレクタ24の角度を変える。
なお、図4における34Aは操作ボックス30に設けられる走行変速レバー34の操作範囲を規制する操作溝であり、35Aは操作ボックス30に設けられるシュートレバー35の操作範囲を規制する操作溝である。
【0023】
36はシュート回転モータを駆動するシュート回転スイッチである。このシュート回転スイッチ36は、左右のハンドルグリップの一方に設けられ、他方のハンドルグリップの同じ位置にスキッド操作スイッチ39(図4)が設けられる。このスキッド操作スイッチ39は、スキッド機構22が電動モータにより伸縮式の場合にそのモータを駆動操作するものである。なお、シュート回転スイッチ36とスキッド操作スイッチ39の位置は逆でもよい。
【0024】
37はオーガクラッチレバーであり、オーガクラッチ19をON/OFFしてオーガ11に対しエンジン6の回転を接続又は切断する。
【0025】
ハンドル29の押し下げ操作により、車体前部のオーガ11を揺動チルト動作させて走行面に対し接近離間させることができる。この場合、揺動回転の中心となるチルト中心軸は、ホイル5の車軸4である。
【0026】
この参考例においては、このチルト中心軸となる車軸4より前側の車体2に、バッテリケース31に収容されたバッテリ33が搭載される。本実施例では、2個のバッテリ33が、図4に示すように、それぞれ左右のホイル5の前側上部に搭載される。
【0027】
図5〜図7は、上記参考例に係るスキッド機構の動作説明図である。オーガハウジング13の背面下部にスキッド機構22が備わる。このスキッド機構22は、ローラ21(請求項でいうスキッド部材)と、このローラ21を端部に支持するアーム20とを有し、アーム20は軸20aを枢軸としてオーガハウジング13に対し回転可能に取付けられる。このアーム20は、例えばその軸20a周りに巻回したつるまきスプリング52により常に前方(オーガハウジング13に押付けられる方向)に付勢される。
【0028】
図5に示すように、通常の路面走行状態あるいはオーガ11をチルトアップした状態では、アーム20がスプリング力Sにより前方に位置し、ローラ21がオーガ11を路面から所定の高さの位置に保持した状態で走行する。この走行状態でのローラ21の位置は、車体側からの重量荷重に対する路面側からの反力Fを受けることにより維持される。
【0029】
路面に雪Wがあると、図6に示すように、ローラ21に対し雪Wの抵抗力Rが前側から作用する。これによりローラ21が押し戻され、アーム20がスプリング力Sに抗して軸20a廻りに後方に向けて回転する。このとき、運転者はハンドルを押し下げてオーガ11を多少持ち上げてもよい。
【0030】
アーム20が後方まで回転すると、図7に示すように、ローラ21が上方に引込んだ位置となり、相対的にオーガ11が下がって路面に近づいた状態となり、路面上の雪Wを深く除雪する。この状態のローラ21の位置は、車体側からの重量荷重に対する路面側からの反力Fを受けることにより維持される。
【0031】
次に、本発明に係る除雪機の一実施の形態を図8及び図9によって詳細に説明する。
図8及び図9は、本発明の一実施形態の構成及び作用説明図である。この実施形態は、スキッドが上下方向に移動するように伸縮可能として車体下方への突出量を可変としたものである。
【0032】
この実施形態のスキッド機構22は、先端にローラ21を備えたアーム20をガイド53に沿ってスライド可能に保持してローラ21を上下方向に移動させ突出量を連続的に変更可能としたものである。ガイド53はオーガハウジング13の背面に固定される。アーム20には直線状に並ぶ歯からなるラック54が設けられる。このラック54に噛合うピニオン55が、車体側(この例ではインペラハウジング12の外側)に設けたスキッドモータ56の出力軸に連結して装着される。スキッドモータ56の正逆回転により、ピニオン55及びラック54を介してアーム20がガイド53に沿って上下にスライドして伸縮動作し、これによりローラ21の突出量が変わる。図8は、アーム20が伸びてローラ21が最大限まで突出した状態を示し、図9は逆に、アーム20が縮んでローラ21が最小限まで引込んだ状態を示す。このように伸縮して位置調整可能なスキッド機構22を用いることにより、走行中にオーガ11の高さを調整し、除雪深さを適宜変更することができる。
【0033】
なお、スキッド部材としては、ローラ21に代えて前述の図12に示したようなソリ式のスキッドを用いてもよい。また、電動モータにより伸縮駆動する構成に代えて油圧シリンダやその他機械的機構により伸縮動作させてもよい。これらの電動モータ、油圧シリンダおよびその他機械的機構によって、本発明でいう伸縮式スキッド用駆動装置が構成されている。また、この電動モータや油圧シリンダ等による伸縮動作は、電磁クラッチ19の動作に同期させている。クラッチON時はオーガが回転するときであり、連携して縮駆動させて適切な除雪深さとする。クラッチOFF時はオーガが回転せず、これに連携して伸駆動させてオーガを地上の異物等から十分引き離して除雪機の移動運搬を可能とする。
【0034】
図10は、本発明の実施形態に係る除雪機の制御回路図である。
この実施形態は、前述の図11の(B)又は(C)に示したクローラ駆動式の除雪機であって、上記図8、図9の伸縮式スキッド機構を備えた実施形態に係るものである。
【0035】
この実施形態では、オーガをチルト動作させるための油圧チルトシリンダ58及びこれを駆動するチルトモータ59を備え、さらにオーガをローリング動作させるための油圧ローリングシリンダ65及びこれを駆動するローリングモータ66を備える。またこれらとともに、チルト角及びローリング角を検出するためのチルト角センサ63及びローリング角センサ68を備える。シュートは、図4に示したように、モータ27(シュート回転モータ)により回転可能で投雪の向きを変更可能である。さらにこの実施形態では、シュートが上下方向に伸縮可能でその高さを調整するシュートハイトモータ69を備えている。
【0036】
ハンドル部分の操作ボックス30(図1〜図4参照)に備わるメインスイッチ61をONにすることによりヒューズ57を介してバッテリ33からの電源が各部に供給される。油圧チルトシリンダ58にはこれに油圧を供給するチルトモータ59が備わり、チルトモータリレー60を介して十字スイッチ62により駆動される。十字スイッチ62は、操作ボックスに備わる操作レバー(不図示)の先端部に一体的に取付けられており、この操作レバーの前後方向の操作により作動し、油圧チルトシリンダ58を駆動してオーガを上下方向にチルト動作させる。
【0037】
油圧チルトシリンダ58の駆動によるオーガのチルト角度は、チルト角度センサ63により検出される。検出されたチルト角度は、表示パネル64にLEDにより表示される。
【0038】
なお、油圧チルトシリンダ58の取付け位置は、例えば図11に示す長さを変更調整可能な連結部材50の位置でもよい。この場合の油圧チルトシリンダ58も車体42とクローラフレーム48aを連結し、図11(B)、あるいは(C)に示されるクローラ48を支持する接地面47からのオーガ11の高さ(地上高)を調整可能とするものである。
【0039】
オーガのローリング角度は、油圧ローリングシリンダ65により調整可能である。この油圧ローリングシリンダ65にはこれに油圧を供給するローリングモータ66が備わり、ローリングモータリレー67を介して十字スイッチ62により駆動される。十字スイッチ62は、操作レバーの左右方向の操作によっても作動し、この場合は、油圧ローリングシリンダ65を駆動してオーガハウジング13を図1のA方向からみて時計方向あるいは反時計方向に回動(ローリング)させる。オーガハウジング13にはオーガ軸14が回転自在に支持されるので、このローリングにより除雪面を図1のA方向からみて時計方向あるいは反時計方向に傾斜させることができる。
【0040】
オーガのローリング角度は、ローリング角度センサ68により検出される。検出されたローリング角度は、表示パネル64にLEDにより表示される。
【0041】
表示パネル64は、チルト表示部64aとローリング表示部64bとを有し、それぞれこの例では5段階で上下方向のチルト角度及び左右方向のローリング角度を表示する。表示方法は、例えばチルト角度の場合、水平な状態を中央のLEDで表示し、チルトアップ状態およびチルトダウン状態をそれぞれ角度に応じて上側及び下側のLEDで表示する。同様に、ローリング角度の場合は、水平な状態を中央のLEDで表示し、ローリングして左右に傾いた状態をそれぞれ角度に応じて左側及び右側のLEDで表示する。
【0042】
このようにオーガのチルト角度及びローリング角度を検出して水平状態の表示及び傾いたときの表示を行うことにより、走行中常にオーガの姿勢を把握して運転することができ、これに基づいて適正な運転操作ができる。
【0043】
シュートを伸縮させるシュートハイトモータ69は、シュートハイトスイッチ70の動作によりシュートハイトモータリレー71を介して駆動される。
【0044】
シュートの投雪方向を変えるシュート回転モータ27は、シュート回転スイッチ72の動作により駆動される。
【0045】
本実施形態のスキッド伸縮用のスキッドモータ56(図8、図9参照)は、ハンドル29に設けたスキッド操作スイッチ39(図4参照)の操作によりこのスキッド操作スイッチ39に一体的に設けられるスキッドスイッチ73が動作してスキッドモータリレー74を介して駆動される。
【0046】
なお、本発明は、チルトモータ又はローリングモータのいずれか一方のみを備えた構成や両方のモータのいずれもないもの及び/又はシュートハイトモータが備わらない構成の除雪機に対しても適用可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、スキッド部材をボルトやナット等の取付け固定手段を緩めたり締付けたりすることなく、電動式や機械式機構により上下方向に伸縮させて高さ位置を変えることにより、車体からの突出量を変えることができ、走行中容易にスキッドの位置変更が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例となる除雪機の側面から見た構成図。
【図2】 図1の参考例となる除雪機の正面から見た構成図。
【図3】 図1の参考例となる除雪機の後面から見た構成図。
【図4】 図1の参考例となる除雪機の平面図。
【図5】 参考例のスキッド機構の動作説明図。
【図6】 図5の動作に続くスキッド機構の動作説明図。
【図7】 図6の動作に続くスキッド機構の動作説明図。
【図8】 本発明の実施形態に係るスキッド機構の構成及び動作説明図。
【図9】 図8のスキッド機構の別の動作位置の説明図。
【図10】 本発明に係る除雪機の制御回路図。
【図11】 除雪機の形式説明図。
【図12】 従来のスキッド機構の構成説明図。
【符号の説明】
1:除雪機、2:車体、3:ホイルフレーム、4:車軸、5:ホイル、
6:エンジン、7:燃料タンク、8:電動機、8a:モータケース、
9:減速ギヤ、9a:ギヤケース、10:インペラ、11:オーガ、
12:インペラハウジング、13:オーガハウジング、14:オーガ軸、
15:ウォームギヤ、16:インペラ軸、17:プーリ、18:ベルト、
19:オーガクラッチ、20:アーム、20a:軸、21:ローラ、
22:スキッド機構、23:シュート、24:デフレクタ、25:ヒンジ、
26:スプリング、27:シュート回転モータ、28:ギヤ、
29:ハンドル、30:操作ボックス、31:バッテリケース、
32:シュートワイヤ、33:バッテリ、34:走行変速レバー、
35:シュートレバー、36:シュート回転スイッチ、
37:オーガクラッチレバー、38:発電機、39:スキッド操作スイッチ、
40:モータ制御装置、41:ホイル、42:車体、43:オーガ、
44:シュート、45:ハンドル、46:車軸、47:接地面、
48:クローラ、48a:クローラフレーム、49:連結軸、
50:チルトシリンダ、51:車軸、52:トーションスプリング、
53:ガイド、54:ラック、55:ピニオン、56:スキッドモータ、
57:ヒューズ、58:チルトシリンダ、59:チルトモータ、
60:チルトモータリレー、61;メインスイッチ、62:十字スイッチ、
63:チルト角センサ、64:表示パネル、64a:チルト角表示部、
64b:ローリング角表示部、65;ローリングシリンダ、
66:ローリングモータ、67:ローリングモータリレー、
68:ローリング角センサ、69:シュートハイトモータ、
70:シュートハイトスイッチ、71:シュートハイトモータリレー、
72:シュート回転スイッチ、73:スキッドスイッチ、
74:スキッドモータリレー、75:オーガハウジング、
76:オーガ、77:インペラハウジング、78:インペラ、
79:スキッド、80:ボルト、133:走行クラッチレバー。
Claims (2)
- 接地する走行駆動部に支持された車体と、
前記走行駆動部より前方側の車体に設けた除雪用のオーガと、
前記走行駆動部より後方側の車体に連結された操作用のハンドルと、
前記走行駆動部及びオーガを駆動する駆動装置と、
前記走行駆動部より前方の車体下部に設けられ、前記走行駆動部とともに接地面上を走行して、接地面に対し前記オーガを所定の位置に保つためのスキッド部材とを備え、
前記オーガは、チルト中心軸廻りに揺動して接地面に対し接近離間する除雪機において、
前記駆動装置は、前記オーガを駆動するエンジンと、
前記オーガに対しエンジンの回転を接続又は切断する電磁式のオーガクラッチとを備え、
前記スキッド部材は、前記オーガクラッチの動作に連携して動作する伸縮式スキッド用駆動装置に上下方向へ移動可能に支持されることによって、前記車体からの突出量が取付け位置を変えることなく調整可能に構成され、
前記スキッド用駆動装置は、前記オーガクラッチの接続時に前記スキッド部材を上方に移動させ、前記オーガクラッチの切断時に前記スキッド部材を下方に移動させることを特徴とする除雪機。 - 前記スキッド部材の突出量調整用の操作子が前記ハンドルに取付けられたことを特徴とする請求項1に記載の除雪機。
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