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JP4001944B2 - Disk unit - Google Patents

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JP4001944B2
JP4001944B2 JP18499195A JP18499195A JP4001944B2 JP 4001944 B2 JP4001944 B2 JP 4001944B2 JP 18499195 A JP18499195 A JP 18499195A JP 18499195 A JP18499195 A JP 18499195A JP 4001944 B2 JP4001944 B2 JP 4001944B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ディスク装置に関し、例えば光磁気ディスク装置において、再生クロックを正しく生成できない期間の間、この再生クロックを生成するPLL(Phase Locked Loop )回路に規定の駆動信号を供給することにより、PLL回路の動作を安定化し、引き込み時間を短縮する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ディスク装置においては、光磁気ディスクに記録された位置情報を基準にして、規定のセクタ単位で所望のデータを記録再生するようになされている。
【0003】
このためこの種の光磁気ディスクにおいては、各セクタの先頭に、セクタの開始位置を表すマーカー、PLL回路の動作基準となる基準信号、各セクタの位置情報を表すアドレスデータが予めプリコーディングにより記録されて形成される。これに対して光ディスク装置は、この基準信号によりPLL回路をロックさせ、このPLL回路より得られる再生クロックを基準にして続くアドレスデータを再生し、これにより記録再生位置を確認するようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが従来の光ディスク装置では、未記録領域等をレーザービームが走査する期間の間、このPLL回路の動作が不安定になり、各セクタの先頭で基準信号が入力された際に、この基準信号に位相同期するまでの引き込み時間が長くなる問題があった。
【0005】
すなわちこの種の光ディスク装置は、記録時、該当するセクタでこのようにして記録再生位置を確認した後、続くデータ記録領域に所望のデータを記録することになる。従ってPLL回路は、このデータを記録する際には、データ記録領域において、何ら基準となる再生信号が入力されない状態に保持されることになる。さらにデータ記録領域が未記録の場合、再生時であっても、PLL回路においては、何ら基準となる再生信号が入力されない状態に保持されることになる。
【0006】
これに対してこの種のPLL回路は、再生信号とクロックとを位相比較し、この位相比較結果を誤差電圧としてクロック生成用の電圧制御型発振回路に帰還することにより、何ら基準となる再生信号が入力されなくなると、この電圧制御型発振回路がいわゆるフリーランの状態に保持されることになる。すなわちこれらの期間の間、PLL回路は、電圧制御型発振回路より出力されるクロックの周波数が自走周波数に変位することになり、再び再生信号が入力されると正しい周波数に復帰することになる。
【0007】
光ディスク装置において、このPLL回路は、光磁気ディスクの偏心、スピンドルモータのジッター等を充分に補い得るように、引込範囲、保持範囲が大きく設定されおり、これに対応してこの種の電圧制御型発振回路の周波数可変範囲も比較的大きな範囲に設定されている。従ってこのように電圧制御型発振回路がいわゆるフリーランに保持された状態でノイズ等が混入すると、このノイズによりクロック周波数が大きく変動する。
【0008】
実際上、未記録領域等においては、ランダムにノイズが発生し、PLL回路は、フリーランの状態に保持されている期間の間、このランダムなノイズに応答して動作が不安定になり、発振周波数が大きく変動することになる。従ってその分、再び再生信号が入力されて正しい周波数に復帰するまでの引き込み時間が長くなる。特に、この種の光磁気ディスクでは、基準信号等のプリコーディングされた領域が全体の1〔%〕程度と小さく、このため光ディスク装置では、PLL回路に動作基準となる再生信号が入力されない期間が長く、しかもこの期間がランダムに発生する欠点がある。従ってその分、ノイズ等の影響によるPLL回路の周波数変動が大きい欠点がある。
【0009】
このようにして引き込み時間が長くなると、光磁気ディスクでは、その分基準信号の記録領域を大きくすることが必要になり、記録密度が低下することになる。
【0010】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、この種のPLL回路の動作を安定に保持し、引き込み時間を短縮することができるディスク装置を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本発明は、ディスク状記録媒体より得られる再生信号をPLL回路に供給し、前記ディスク状記録媒体に間欠的に記録されたプリコード信号を基準にして前記PLL回路によりクロックを生成し、前記クロックを基準にして前記ディスク状記録媒体の位置情報を検出し、該検出結果に基づいて所望のデータを記録するディスク装置において、前記ディスク状記録媒体より得られる再生信号の信号レベルを監視し、再生信号の信号レベルが立ち下がる期間を検出し、前記プリコード信号の再生信号を得ることができない無信号の期間の間、信号レベルが立ち上がる検出信号を出力する無信号検出回路と、前記プリコード信号を検出し、該検出のタイミングを基準にして、規定の駆動信号を生成して出力するとともに、前記ディスク状記録媒体のユーザーエリアを記録及び消去している期間の間、信号レベルが立ち上がるタイミング信号を出力するタイミングジェネレータと、前記検出信号と前記タイミング信号が供給されるオア回路と、前記オア回路の出力信号によって制御され、前記ディスク状記録媒体より得られた再生信号と前記タイミングジェネレータにより生成された規定の駆動信号を選択し、前記オア回路の出力信号の信号レベルが立ち上がる期間の間、再生信号に代えて前記規定の駆動信号を前記PLL回路に供給する選択回路を備えることを特徴とする。
【0014】
【作用】
本発明では、ディスク状記録媒体よりプリコード信号の再生信号を得ることができない無信号の期間の間、信号レベルが立ち上がる検出信号と、前記ディスク状記録媒体のユーザーエリアを記録及び消去している期間の間、信号レベルが立ち上がるタイミング信号が供給されるオア回路の出力信号によって選択回路を制御して、前記ディスク状記録媒体より得られた再生信号と前記タイミングジェネレータにより前記プリコード信号の検出のタイミングを基準にして生成された規定の駆動信号を選択し、前記オア回路の出力信号の信号レベルが立ち上がる期間の間、再生信号に代えて前記規定の駆動信号をPLL回路に供給するので、PLL回路の動作を安定に保持し、クロックの変動を有効に回避できる。従って続くプリコード信号が入力されると短い時間でロックすることができる。また、この種のプリコーディングにより記録されたプリコード信号の記録領域と続くデータの記録領域の間に形成されたギャップについても、またデータ書き込み時においては、このデータを書き込んでいる期間の間、PLL回路の動作を安定に保持し、クロックの変動を有効に回避できる。
【0016】
さらに、再生信号の信号レベルを監視し、該監視結果に基づいて先の無信号の期間の間、再生信号に代えて先の駆動信号をPLL回路に供給することにより、何らデータが記録されていない未記録領域について、PLL回路の動作を安定に保持し、クロックの変動を有効に回避できる。
【0017】
【実施例】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
【0018】
(1)実施例の構成
図2は、本発明の一実施例に係る光ディスク装置を示すブロック図である。この光ディスク装置1は、マルチゾーンの光磁気ディスク2に画像データを記録し、またこの光磁気ディスク2に記録された画像データを再生して出力する。なおこの実施例において、光ディスク装置1は、4つの光学ブロック3〜6を有し、これに対応する4系統の処理系を有しているが、説明の簡略化のため1系統についてのみ説明する。
【0019】
すなわち光ディスク装置1は、SCSIコントローラ7を介してSCSI(Small computer Sysytem Interface)により外部機器と接続され、この外部機器より入力される制御コマンドに応動して動作を切り換える。SCSIコントローラ7は、この外部機器より入力される制御コマンドを内部バスBUSに出力すると共に、この内部バスBUSより入力される応答のコマンドを外部機器に出力する。またSCSIコントローラ7は、記録時、この外部機器より入力される画像データを誤り訂正回路8に出力し、再生時、誤り訂正回路8より入力される画像データを外部機器に出力する。
【0020】
誤り訂正回路8は、記録時、このSCSIコントローラ7より入力される画像データに誤り訂正符号等を付加して規定のデータ構造に変換した後、1−7符号化処理して符号化データを生成し、この符号化データをRF回路9に出力する。これに対して再生時、誤り訂正回路8は、このRF回路9より入力される符号化データを記録時とは逆に元のデータ構造に変換した後、誤り訂正処理等の規定のデータ処理を実行し、これにより光磁気ディスク2に記録された画像データを再生してSCSIコントローラ7に出力する。
【0021】
RF回路9は、対応する光学ブロック3〜6より得られる戻り光の受光結果をレーザーパワーコントロール回路10に出力すると共に、この戻り光より光磁気ディスク2に予めプリフォーマットして記録されたセクターマーク等を検出し、記録、再生のタイミングを検出する。さらにRF回路9は、記録時、誤り訂正回路8より入力される符号化データをNRZI(Non Return to Zero Inverted )変調して変調信号を生成し、セクターマーク等により検出したタイミングを基準にして、この変調信号をレーザーパワーコントロール回路10に出力する。
【0022】
また再生時、RF回路9は、対応する光学ブロック3〜6より得られる再生信号RFを入力し、この再生信号RFをNRZI復調して再生データを生成し、この再生データを誤り訂正回路8に出力する。
【0023】
レーザーパワーコントロール回路10は、RF回路9より入力される戻り光の受光結果に基づいて光学ブロック3より光磁気ディスク2に照射されるレーザービームLの光量を規定の光量に保持する。さらにレーザーパワーコントロール回路10は、書き込み時、HF重畳回路13を介してRF回路9より入力される変調信号に応じて、レーザービームLの光量を再生時の光量より書き込み時の光量に間欠的に立ち上げる。
【0024】
光学ブロック3(4〜6)は、シャーシーに対して固定された固定部3Aと、光磁気ディスク2の半径方向に可動する可動部3Bとで形成されている。このうち固定部3Aは、レーザービームを射出するレーザーダイオード12を有し、記録時、HF重畳回路13でレーザーダイオード12の駆動信号に高周波信号を重畳することにより、レーザービームLの光量を再生時の光量より書き込み時の光量に間欠的に立ち上げる。
【0025】
さらに固定部3Aは、レーザーダイオード12より射出されたレーザービームLを、プリズム14を透過して光磁気ディスク2の回転中心軸に向かって射出することにより、この射出光の光軸上に配置された可動部3BにレーザービームLを供給する。さらに固定部3Aは、可動部3Bより得られるレーザービームLの戻り光をプリズム14にて反射した後、プリズム15により光路を折り曲げ、規定の受光素子16で受光する。
【0026】
この受光素子16は、この戻り光よりトラッキングエラー信号、再生信号等を形成できるように受光面が形成され、各受光面の受光結果をそれぞれプリアンプ17に出力する。固定部3Aは、このプリアンプ17において、受光素子16の各出力信号を電流電圧変換処理した後、加減算処理し、規定の増幅率で増幅して出力する。これにより固定部3Aは、可動部3Bに対してレーザービームLを供給すると共に、可動部3Bより得られる戻り光を受光して再生信号RF、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号等を生成するようになされている。
【0027】
これに対して可動部3Bは、ラジアルサーボ回路19により駆動されて、規定の退避位置より光磁気ディスク2の半径方向に可動するように形成され、固定部3Aより供給されるレーザービームLの光路をプリズム20にて折り曲げた後、対物レンズ21により光磁気ディスク2の情報記録面に集光する。また可動部3Bは、情報記録面より得られるレーザービームLの戻り光を対物レンズ21により集光した後、プリズム20にて折り曲げて固定部3Aに射出する。
【0028】
かくするにつき光ディスク装置1では、記録時、このレーザービームLの光量が間欠的に立ち上げられると共に、このレーザービームの照射位置に規定の磁界が印加され、これにより熱磁気記録の手法を適用して所望のデータを記録できるように形成されている。また光ディスク装置1では、再生時、戻り光の偏波面の変化に応じて信号レベルが変化する再生信号RFを固定部3Aより得ることができるように形成され、これによりカー効果を利用して記録したデータを再生できるようになされている。これにより可動部3Bは、固定部3Aと共に、光磁気ディスク2をアクセスして再生信号RFを出力するピックアップを形成するようになされている。
【0029】
この可動部3Bにおいて、対物レンズ21は、駆動信号により上下左右に可動するように形成されている。トラッキングサーボ回路24は、システムコントロール回路25により制御されて動作を立ち上げ、トラッキングエラー信号に基づいてこの対物レンズ21を左右に可動し、これにより光学ブロック3をトラッキング制御する。
【0030】
またフォーカスサーボ回路26は、同様にシステムコントロール回路25により制御されて動作を立ち上げ、フォーカスエラー信号に基づいて対物レンズ21を上下に可動し、これにより光学ブロック3をフォーカス制御する。
【0031】
かくするつきこの実施例において、トラッキングサーボ回路24及びフォーカスサーボ回路26は、4つの光学ブロック3〜6に対応して4系統設けられ、また誤り訂正回路8及びレーザーパワーコントロール回路10についても4つの光学ブロック3〜6に対応して、4系統設けられるようになされている。
【0032】
ディスクサーボ回路27は、スピンドルモータ28を回転駆動し、これによりこのスピンドルモータ28の回転軸にチャッキングされた光磁気ディスク2を角速度一定の条件で回転駆動する。
【0033】
(1─1)光磁気ディスクの構成
ここで図3に示すように光磁気ディスク2は、プリコーディングにより、情報記録面が同心円状に分割され、内周側の領域AR1と外周側の領域AR2とで光磁気ディスク2の半径方向の長さがほぼ等しい値になるように設定されている。さらに光磁気ディスク2は、各領域AR1及びAR2をそれぞれ放射状に等分割して42個のセクタが形成され、内周側の領域AR1と外周側の領域AR2とで、各セクタが規定の角度αだけ円周方向にずれて形成されるようになされている。
【0034】
光磁気ディスク2において、この内周側の領域AR1及び外周側の領域AR2のセクタは、図4に示すように規定されている。これにより光磁気ディスク2は、角速度一定の条件で回転駆動した際に、外周側の領域AR2で増大する線速度の分、記録に供するデータ転送速度を外周側で増大し、内周側及び外周側の領域AR1及びAR2で線記録密度をほぼ等しい値に設定するようになされている。これにより光磁気ディスク2では、記録密度を向上するようになされている。
【0035】
ここで各セクタは、予めプリコーディングにより形成された55バイトのアドレス部が先頭に形成され、残りの領域がユーザーエリアに割り当てられ、このユーザーエリアに規定フォーマットのデータを記録するように形成されている。
【0036】
このアドレス部は、先頭部分及び終了部分に、それぞれセクターマーク(SM)及びポストアンブル(PA)が記録され、セクターマーク(SM)によりセクタの開始位置でなるアドレス部の開始位置を表し、ポストアンブル(PA)によりアドレス部の終了端を表すようになされている。
【0037】
さらにこのアドレス部は、残りの領域に、基準信号(VFO1、VFO2、VFO3)、アンドスマーク(AM1、AM2、AM3)、ID信号(ID1、ID2、ID3)が順次循環的に3回繰り返し記録され、これにより信頼性を確保できるようになされている。ここでアンドスマークは、ID信号の記録開始位置を表し、基準信号は、規定周波数のバースト信号が割り当てられ、この基準信号よりPLL回路で再生クロックを生成できるようになされている。
【0038】
これに対してID信号は、トラック番号及びセクタ番号のデータに誤り訂正符号(CRC)、00hのデータを付加した後、1−7変調し、さらにNRZI変調して記録されるようになされ、光磁気ディスク2では、このID信号により記録再生位置を表すアドレスを検出できるようになされている。
【0039】
かくして光ディスク装置1では、セクターマークSMに基づいてセクタの開始位置を検出し、基準信号VFO1、VFO2、VFO3より生成される再生クロックCK1を基準にしてID信号より記録再生位置を確認し、続くユーザーエリアに所望のデータを記録再生することになる。
【0040】
ユーザーエリアは、試し書き領域(ALPC)に続いて、基準信号の記録領域(VFO4)、データの記録領域(DATA−AREA)、バッファの領域(BUFFER)が形成され、試し書き領域を用いて書き込み時の光量を調整できるように形成され、また基準信号の記録領域にデータクロックを記録するように形成され、バッファの領域は、ブランクの領域として保持されるようになされている。
【0041】
データの記録領域は、規定の同期パターンを記録する同期パターンの領域(SYNC)に続いて、規定バイトのデータを誤り訂正符号と共に記録する記録領域(DATA)とリシンクの領域(RESYNC)とが交互に形成され、最後にダミーバイト00hの記録領域が形成されるようになされている。
【0042】
かくするにつき内周側の記録領域AR1と外周側の記録領域AR2とで、線記録密度をほぼ等しく設定したことにより、この光磁気ディスク2では、内周側との記録領域AR1と外周側の記録領域AR2とで、このデータの記録領域にそれぞれ2026バイト及び2978バイトのデータを記録できるように形成されている。
【0043】
(1−2)信号処理系の詳細
図1は、RF回路9とその周辺回路を示すブロック図である。この光ディスク装置1において、PLL回路30は、RF回路9に内蔵の選択回路31を介して、プリアンプ17より出力される再生信号RFを入力し、この再生信号RFを位相比較回路32に入力する。位相比較回路32は、電圧制御型発振回路(VCO)33より出力される再生クロックCK1と、この選択回路31を介して入力される入力信号とを位相比較し、その位相比較結果を出力する。
【0044】
電圧制御型発振回路33は、規定のローパスフィルタを介して、この位相比較結果を誤差電圧として入力し、この誤差電圧が0レベルになるように再生クロックCK1の周波数を可変する。これによりPLL回路30は、アドレス部においては基準信号(VFO1〜VFO3)に位相同期するように、さらにはID信号に含まれるクロック成分に位相同期するように(以下このアドレス部にプリコーディングされた信号をプリコード信号と呼ぶ)、再生クロックCK1を生成し、また続くユーザーエリアでは、基準信号(VFO4)に位相同期するように、さらにはデータの記録領域(DATA−AREA)に記録された画像データのクロック成分に位相同期するように、再生クロックCK1を生成するように形成されている。
【0045】
これに対して発振回路34は、水晶発振回路で形成され、この水晶発振回路の出力信号を分周することにより、再生クロックCK1と周波数の等しいデータクロックCK2を生成して出力し、光ディスク装置1では、再生クロックCK1を基準にして再生系を駆動するのに対し、このデータクロックCK2を基準にして記録系を駆動するようになされている。
【0046】
すなわちRF回路9において、再生信号処理回路35は、再生信号RFを2値化した後、再生クロックCK1を基準にして順次ラッチし、これにより再生信号RFをシリアルデータに変換する。さらにRF回路9は、再生クロックCK1を基準にして、このシリアルデータをNRZI復調し、その結果得られる再生データを誤り訂正回路8に出力する。このとき再生信号処理回路35は、再生信号RFよりセクターマークSMを検出し、これによりレーザービームが各セクタの走査を開始するタイミングを検出し、このタイミング検出結果を出力する。
【0047】
アドレス検出回路36は、このタイミング検出結果を基準にして、RF回路9より出力される再生データを処理することにより、各セクタのアドレスデータAD1を検出し、このアドレスデータAD1をシステムコントロール回路25、タイミングジェネレータ(TG)37に出力する。
【0048】
これに対してRF回路9において、記録データ処理回路39は、発振回路34より出力されるクロックCK2を基準にして、誤り訂正回路8より出力される符号化データをNRZI変調し、その結果得られる変調信号をタイミングジェネレータ37より出力されるタイミング信号を基準にしてレーザーパワーコントロール回路10に出力する。
【0049】
これにより光ディスク装置1では、再生モードにおいては、各セクタのアドレス部と記録済みのユーザーエリアをレーザービームが走査する期間の間、それぞれプリコード信号と画像データ等のクロック成分とに同期した再生クロックCK1により再生データを生成し、この再生データより検出されるアドレスデータAD1を基準にして所望のセクタより画像データを再生するようになされている。これに対して記録モードにおいては、この再生クロックCK1で再生データを処理してアドレスデータAD1を検出することにより、記録目的のセクタを検出し、発振回路34より出力されるデータクロックCK2を基準にしてこのセクタのユーザーエリアに所望の画像データを記録するようになされている。
【0050】
図5に示すように、無信号検出回路40は、この再生信号処理回路35にて処理する再生信号RF(図5(A))の信号レベルをモニタし、この再生信号RFの信号レベルが立ち下がる期間の間、信号レベルが立ち上がる信号レベル検出結果S1(図5(B))を出力する。これにより無信号検出回路40は、再生信号RFにPLL回路30の動作基準の信号が含まれていない無信号の期間を検出するようになされている。
【0051】
選択回路31は、オア回路42を介してこの信号レベル検出結果S1を受け、この信号レベル検出結果S1の信号レベルが立ち上がる期間の間、再生信号RFに代えてデータクロックCK2をPLL回路30に出力する。これにより選択回路31は、再生信号RFにPLL回路30の動作基準の信号が含まれていない無信号の期間の間、この再生信号RFに代えてデータクロックCK2をPLL回路30に供給する(図3(C))。
【0052】
これによりPLL回路30においては、データクロックCK2に位相同期するようにフィードバックループを形成して動作し、ループゲインの分だけ安定度を向上することができる。従って動作を安定化することができ、また再生信号RFのノイズ成分により発振周波数の変動を有効に回避することができる。また温度雑音による周波数変動も有効に回避することができる。従ってPLL回路30においては、その分続くセクタの基準信号VFO1に、またユーザーエリアの基準信号VFO4に速やかに位相同期することができ、光磁気ディスク2においては、その分この種の基準信号の記録領域を低減して記録密度を向上することができる。
【0053】
ところでユーザーエリアに画像データを記録し、また記録された画像データを消去する場合も、再生信号RFにはPLL回路30の動作基準の信号が含まれていないことになる。ところがこれら場合、再生信号RFにおいては、書き込み、消去用の記録信号が光学系を介して混入することにより、無信号検出回路40によってはこの期間を検出することが困難になる恐れがある。
【0054】
このためこの実施例においては、タイミングジェネレータ37により出力されるタイミング信号を基準にして選択回路31の接点を切り換えることにより、これらの期間の間、再生信号RFに代えてデータクロックCK2を供給する。
【0055】
すなわちタイミングジェネレータ37は、システムコントロール回路25より出力されるモード設定信号R/Wに応動して記録モードに切り換わり、この記録モードにおいて、アドレス検出回路36より出力されるアドレスデータAD1とシステムコントロール回路25より出力されるアドレスデータAD2との比較結果を得ることにより、記録消去目的とするセクタを検出する。
【0056】
さらにタイミングジェネレータ37は、再生信号処理回路35より出力されるセクターマークSMのタイミング検出結果を基準にして発振回路34より出力されるクロックCK2をカウントし、これにより図6に示すように、この書き込み消去目的とするセクタのユーザーエリアをレーザービームが走査する期間の間、信号レベルが立ち上がるタイミング信号S2(図6(B))を記録データ処理回路39に出力する。これにより記録データ処理回路39は、このタイミング信号S2を基準にして記録目的のユーザーエリアで記録信号を出力す。
【0057】
さらにタイミングジェネレータ37は、このタイミング信号S2をオア回路42に出力し、これによりユーザーエリアを記録消去している期間の間、再生信号RFに代えてデータクロックCK2をPLL回路30に供給する(図6(A)及び(C))。
【0058】
これによりPLL回路30においては、これらの記録消去時においても、動作を安定化して発振周波数の変動を有効に回避することができ、続くセクタの基準信号VFO1に速やかに位相同期することができる。
【0059】
システムコントロール回路25は、規定の処理手順を実行することによりこの光ディスク装置1全体の動作を制御するマイクロコンピュータで形成され、外部機器より入力される制御コマンド等に応動して、全体の動作を制御する。すなわちシステムコントロール回路25は、アドレス検出回路36より出力されるアドレスデータAD1を基準にしてラジアルサーボ回路19等を駆動することにより、所望のセクタに光学ブロック3〜6をシークさせ、これらのセクタに順次入力される画像データを記録し、またこれらのセクタより画像データを再生して出力する。
【0060】
これらの処理においてシステムコントロール回路25は、タイミングジェネレータ37に上述したモード設定信号R/Wを出力すると共に、誤り訂正回路8、RF回路9等に同様のモード設定信号を出力し、これにより全体の動作を制御する。さらにシステムコントロール回路25は、外部機器より調整モードに設定されると、オア回路42に切り換え信号S3を出力し、これによりPLL回路30の入力信号を強制的にデータクロックCK2に切り換える。
【0061】
これにより光ディスク装置1では、必要に応じて発振回路34の発振周波数を調整、確認できるように形成され、またPLL回路9等の動作を確認できるようになされている。
【0062】
(2)実施例の動作
以上の構成において各光学ブロック3〜6より射出されたレーザービームL(図2)は、光磁気ディスク2の情報記録面に集光され、その戻り光がそれぞれ光学ブロック3〜6の受光系により受光され、戻り光の偏波面の変化に応じて信号レベルが変化する再生信号RFが生成される。
【0063】
この再生信号RFは、プリアンプ17にて規定の利得で増幅された後、RF回路9に入力され、このRF回路9の再生信号処理回路35(図1)において、各セクタの先頭にプリコーディングにより記録されたセクターマークSMが検出され、これによりレーザービームが各セクタの走査を開始するタイミングが検出される。
【0064】
さらにこの再生信号RFは、続いて2値化された後、PLL回路30より出力される再生クロックCK1を基準にしてラッチされ、シリアルデータに変換され、このシリアルデータがNRZI復調されて再生データに変換される。この再生データは、続くアドレス検出回路36において、再生信号処理回路35(図2)において検出されたセクターマークSMのタイミングを基準にしてID信号が検出され、このID信号よりレーザービーム照射位置の各セクタのアドレスデータAD1が検出される。
【0065】
これにより再生データは、続く誤り訂正回路8により復号化された後、誤り訂正処理されて画像データに変換され、アドレスデータAD1を基準にしてこれらの画像データの中から外部機器により指定された画像データが外部機器に送出される。
【0066】
この処理において再生信号RFは、無信号検出回路40において、信号レベルが検出され、これにより再生信号RFにPLL回路30の動作基準の信号が含まれていない無信号の期間が検出される。
【0067】
この検出結果S1は、オア回路42を介して選択回路31に供給され、これによりこの無信号検出回路40の検出結果に応じてPLL回路30の入力信号が再生信号RFとデータクロックCK2との間で切り換えられる。すなわち再生信号RFは、再生モードにおいて、再生信号RFにPLL回路30の動作基準の信号が含まれている期間の間、すなわちレーザービームLがアドレス部を走査してプリコード信号が得られる期間の間、及びレーザービームLが記録済みのユーザーエリアを走査している期間の間、選択回路31を介してPLL回路30に入力される。
【0068】
これによりこれらの期間の間、この再生信号RFは、電圧制御型発振回路33より出力される再生クロックCK1と位相比較され、その位相比較結果が電圧制御型発振回路33に誤差電圧として供給され、プリコード信号に位相同期した再生クロックが生成される。
【0069】
これによりこの再生クロックCK1が再生信号処理回路35、誤り訂正回路8において、動作基準のクロックとして使用され、光磁気ディスク2に記録された画像データを再生することができる。
【0070】
これに対して再生信号RFにPLL回路30の動作基準の信号が含まれていない期間の間、PLL回路30には、データクロックCK2が供給されることにより、このデータクロックCK2を動作基準にして安定に動作し、ノイズによる周波数の変動が有効に回避される。
【0071】
これに対して記録時及び消去時、アドレス検出回路36により検出されたアドレスデータAD1とシステムコントロール回路25より出力されるアドレスデータAD2とがタイミングジェネレータ37により比較されることにより、このタイミングジェネレータ37で記録目的、消去目的のセクタが検出される。さらに再生信号処理回路35により検出されたセクターマークSMのタイミングを基準にして、タイミングジェネレータ37で記録目的、消去目的のセクタのユーザーエリアにおいて信号レベルが立ち上がるタイミング信号S2が生成される。
【0072】
このうち記録時において、外部機器より入力される画像データは、クロックCK2により動作する誤り訂正回路8により誤り訂正符号が付加された後、符号化処理され、その結果得られる符号化データが記録データ処理回路39により記録信号に変換され、このタイミング信号S2を基準にしてレーザーパワーコントロール回路10に出力される。これにより未記録のユーザーエリアにおいて、レーザービームLの光量が画像データに応じて間欠的に立ち上がり、これらの領域に画像データが記録される。
【0073】
また消去時においては、タイミング信号S2を基準にして、記録済みのユーザーエリアにおいて、規定の書き込み光量によりレーザービームLが照射され、このユーザーエリアに記録された画像データが消去される。
【0074】
この記録消去時、このタイミング信号S2がオア回路42を介して信号レベル検出結果S1と共に選択回路31に供給され、これによりPLL回路30の入力信号が再生信号RFとデータクロックCK2との間で切り換えられ、再生信号RFの信号レベルが立ち上がっている場合でも、レーザービームが消去対象、記録対象のユーザーエリアを走査している期間の間、すなわち光学系を介して混入する記録信号により再生信号RFの信号レベルが立ち上がっている期間の間についても、再生信号RFに代えてデータクロックCK2がPLL回路30に供給される。
【0075】
これによりセクタ間のギャップ、アドレス部とユーザーエリアとの間のギャップに加えて、レーザービームが消去対象、記録対象のユーザーエリアを走査している期間の間、PLL回路30にデータクロックCK2が供給され、PLL回路30は、これらの期間の間安定に動作し、ノイズによる周波数の変動が有効に回避される。
【0076】
これに対して調整モードに設定されると、システムコントロール回路25より出力される切り換え信号S3がオア回路42を介して選択回路31に供給され、PLL回路30に強制的にデータクロックCK2が供給され、これにより各種動作がチェック調整される。
【0077】
(3)実施例の効果
以上の構成によれば、再生信号RFにPLL回路30の動作基準の信号が含まれていない期間の間、また記録消去時においては、これに加えて書き込み対象及び消去対象のユーザーエリアをレーザービームが走査している期間の間、再生信号RFに代えて記録系の動作基準でなるデータクロックCK2を供給することにより、これらの期間においてPLL回路30の動作を安定化することができ、周波数変動を低減することができる。従って続くプリコード信号による引き込み時間を短縮することができ、その分基準信号の記録領域を小さく設定して光磁気ディスク2の記録密度を向上することができる。
【0078】
(4)他の実施例
なお上述の実施例においては、セクターマーク検出のタイミングを基準にして消去対象、記録対象のユーザーエリアをレーザービームが走査する期間を検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばプリアンブル等を基準にして消去対象、記録対象のユーザーエリアをレーザービームが走査する期間を検出してもよい。
【0079】
また上述の実施例においては、情報記録面を内周側及び外周側の2領域に分割する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて種々の分割数により分割する場合、さらにはこのように情報記録面を分割しない場合に広く適用することができる。
【0080】
さらに上述の実施例においては、角速度一定の条件により光磁気ディスクを回転駆動する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、線速度一定の条件により光磁気ディスクを回転駆動する場合にも広く適用することができる。
【0081】
さらに上述の実施例においては、画像データを記録再生する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々のデータを記録再生する光ディスク装置、さらには記録専用の光ディスク装置に広く適用することができる。
【0082】
さらに上述の実施例においては、再生信号RFに代えて記録係の動作基準でなるデータクロックCK2を供給する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、専用の基準信号を供給する場合等広く適用することができる。
【0083】
また上述の実施例においては、光磁気ディスクに画像データを記録再生する光ディスク装置に本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ライトワンス型の光ディスク装置、さらには光ディスク装置に限らず、磁気記録再生装置等、種々のディスク状記録媒体に所望のデータを記録するディスク装置に広く適用することができる。
【0084】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、再生クロックを正しく生成できない期間の間、この再生クロックを生成するPLL回路に規定の駆動信号を供給することにより、PLL回路の動作を安定化し、引き込み時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光ディスク装置の信号処理系を示すブロック図である。
【図2】図1の光ディスク装置の全体構成を示すブロック図である。
【図3】図2の光ディスク装置に適用される光磁気ディスクを示す正面図である。
【図4】図2の光ディスク装置に適用される光磁気ディスクのセクタのフォーマットを示す図表である。
【図5】再生時におけるPLL回路の動作の説明に供する信号波形図である。
【図6】記録消去時におけるPLL回路の動作の説明に供する信号波形図である。
【符号の説明】
1 光ディスク装置
2 光磁気ディスク
3〜6 光学ブロック
9 RF回路
25 システムコントロール回路
30 PLL回路
31 選択回路
33 アドレス検出回路
37 タイミングジェネレータ
42 オア回路
[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a disk device, for example, in a magneto-optical disk device, by supplying a prescribed drive signal to a PLL (Phase Locked Loop) circuit that generates the reproduction clock during a period in which the reproduction clock cannot be generated correctly. Stabilizes circuit operation and shortens pull-in time.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, in an optical disc apparatus, desired data is recorded and reproduced in a prescribed sector unit with reference to position information recorded on a magneto-optical disc.
[0003]
For this reason, in this type of magneto-optical disk, a marker indicating the start position of the sector, a reference signal serving as an operation reference for the PLL circuit, and address data indicating the position information of each sector are recorded in advance by precoding. To be formed. On the other hand, the optical disk apparatus locks the PLL circuit with the reference signal, reproduces the subsequent address data with reference to the reproduction clock obtained from the PLL circuit, and thereby confirms the recording / reproducing position. .
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional optical disc apparatus, the operation of the PLL circuit becomes unstable during a period in which the laser beam scans an unrecorded area or the like, and when the reference signal is input at the head of each sector, There is a problem that the pull-in time until the phase synchronization becomes long.
[0005]
In other words, this type of optical disk apparatus records desired data in the subsequent data recording area after confirming the recording / reproducing position in the corresponding sector at the time of recording. Therefore, when recording this data, the PLL circuit is held in a state in which no reference reproduction signal is input in the data recording area. Further, when the data recording area is not recorded, even in the reproduction mode, the PLL circuit is held in a state where no reference reproduction signal is inputted.
[0006]
On the other hand, this type of PLL circuit compares the phase of the reproduced signal with the clock, and feeds back the phase comparison result to the voltage-controlled oscillation circuit for generating a clock as an error voltage, so that the reproduced signal as a reference can be obtained. Is no longer input, the voltage controlled oscillation circuit is held in a so-called free-run state. That is, during these periods, the PLL circuit shifts the frequency of the clock output from the voltage-controlled oscillation circuit to the free-running frequency, and returns to the correct frequency when the reproduction signal is input again. .
[0007]
In an optical disk apparatus, this PLL circuit has a large pull-in range and holding range so that it can sufficiently compensate for eccentricity of the magneto-optical disk, jitter of the spindle motor, and the like. The frequency variable range of the oscillation circuit is also set to a relatively large range. Therefore, when noise or the like is mixed in such a state that the voltage controlled oscillation circuit is held in a so-called free run, the clock frequency greatly fluctuates due to this noise.
[0008]
In practice, noise is randomly generated in an unrecorded area or the like, and the PLL circuit becomes unstable in response to the random noise during a period in which it is held in a free-run state, and oscillates. The frequency will fluctuate greatly. Accordingly, the time required for the reproduction signal to be input again to return to the correct frequency is increased accordingly. In particular, in this type of magneto-optical disk, the precoded area of the reference signal or the like is as small as about 1% of the whole, and therefore, in the optical disk apparatus, there is a period during which a reproduction signal serving as an operation reference is not input to the PLL circuit. There is a drawback that this period is long and random. Accordingly, there is a drawback that the frequency fluctuation of the PLL circuit due to the influence of noise or the like is large.
[0009]
If the pull-in time becomes longer in this way, the magneto-optical disk needs to increase the recording area of the reference signal accordingly, and the recording density will decrease.
[0010]
The present invention has been made in consideration of the above points, and an object of the present invention is to propose a disk device capable of stably maintaining the operation of this type of PLL circuit and reducing the pull-in time.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
  To solve this problem,The present inventionA reproduction signal obtained from a disk-shaped recording medium is supplied to a PLL circuit, a clock is generated by the PLL circuit based on a precode signal recorded intermittently on the disk-shaped recording medium, and the clock is used as a reference. Detects position information of the disc-shaped recording medium, and records desired data based on the detection resultIn the disk device, the signal level of the reproduction signal obtained from the disk-shaped recording medium is monitored, and the period during which the signal level of the reproduction signal falls is detected,During a no-signal period during which the reproduction signal of the pre-coded signal cannot be obtained.A no-signal detection circuit that outputs a detection signal whose signal level rises, and detects the pre-coded signal, generates and outputs a prescribed drive signal based on the detection timing, and outputs the disc-shaped recording medium Controlled by a timing generator that outputs a timing signal whose signal level rises during a period during which the user area is recorded and erased, an OR circuit to which the detection signal and the timing signal are supplied, and an output signal of the OR circuit The playback signal obtained from the disc-shaped recording medium and the specified drive signal generated by the timing generator are selected, and the specified signal is replaced with the playback signal during the period when the signal level of the output signal of the OR circuit rises. And a selection circuit for supplying the drive signal to the PLL circuit.
[0014]
[Action]
  In the present invention,During a no-signal period in which a pre-coded signal reproduction signal cannot be obtained from the disk-shaped recording medium,A selection circuit is controlled by an output signal of an OR circuit to which a detection signal in which the signal level rises and a timing signal in which the signal level rises is supplied during a period of recording and erasing the user area of the disc-shaped recording medium, The playback signal obtained from the disc-shaped recording medium and a predetermined drive signal generated based on the detection timing of the precode signal by the timing generator are selected, and the signal level of the output signal of the OR circuit rises During the period,Instead of playback signalSaidSupply the specified drive signal to the PLL circuitSoThe operation of the PLL circuit can be stably maintained, and clock fluctuation can be effectively avoided. Therefore, when a subsequent precode signal is input, it can be locked in a short time.Further, regarding the gap formed between the recording area of the precode signal recorded by this kind of precoding and the recording area of the subsequent data, and at the time of data writing, during the period of writing this data, The operation of the PLL circuit can be stably maintained, and clock fluctuation can be effectively avoided.
[0016]
  further,The signal level of the reproduction signal is monitored, and the previous drive signal is supplied to the PLL circuit instead of the reproduction signal during the previous no-signal period based on the monitoring result.ByWith respect to an unrecorded area where no data is recorded, the operation of the PLL circuit can be stably maintained, and clock fluctuation can be effectively avoided.
[0017]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings as appropriate.
[0018]
(1) Configuration of the embodiment
FIG. 2 is a block diagram showing an optical disc apparatus according to an embodiment of the present invention. The optical disk apparatus 1 records image data on a multi-zone magneto-optical disk 2 and reproduces and outputs the image data recorded on the magneto-optical disk 2. In this embodiment, the optical disc apparatus 1 has four optical blocks 3 to 6 and four processing systems corresponding to the four optical blocks. However, only one system will be described for simplification of description. .
[0019]
That is, the optical disk apparatus 1 is connected to an external device via a SCSI controller 7 via a SCSI (Small Computer System Interface), and switches its operation in response to a control command input from the external device. The SCSI controller 7 outputs a control command input from the external device to the internal bus BUS, and outputs a response command input from the internal bus BUS to the external device. The SCSI controller 7 outputs image data input from the external device to the error correction circuit 8 during recording, and outputs image data input from the error correction circuit 8 to the external device during reproduction.
[0020]
The error correction circuit 8 adds an error correction code or the like to the image data input from the SCSI controller 7 at the time of recording, converts it to a specified data structure, and generates 1-7 encoded data to generate encoded data The encoded data is output to the RF circuit 9. On the other hand, at the time of reproduction, the error correction circuit 8 converts the encoded data input from the RF circuit 9 into the original data structure contrary to the recording time, and then performs prescribed data processing such as error correction processing. As a result, the image data recorded on the magneto-optical disk 2 is reproduced and output to the SCSI controller 7.
[0021]
The RF circuit 9 outputs the light reception result of the return light obtained from the corresponding optical blocks 3 to 6 to the laser power control circuit 10, and the sector mark recorded on the magneto-optical disk 2 in advance by this return light. Etc., and the timing of recording and reproduction is detected. Furthermore, the RF circuit 9 generates a modulated signal by performing NRZI (Non Return to Zero Inverted) modulation on the encoded data input from the error correction circuit 8 at the time of recording, with reference to the timing detected by the sector mark or the like. This modulated signal is output to the laser power control circuit 10.
[0022]
At the time of reproduction, the RF circuit 9 receives the reproduction signal RF obtained from the corresponding optical blocks 3 to 6, NRZI-demodulates this reproduction signal RF to generate reproduction data, and this reproduction data is sent to the error correction circuit 8. Output.
[0023]
The laser power control circuit 10 holds the light amount of the laser beam L irradiated to the magneto-optical disk 2 from the optical block 3 based on the reception result of the return light input from the RF circuit 9 at a prescribed light amount. Further, the laser power control circuit 10 intermittently changes the light amount of the laser beam L from the light amount at the time of reproduction to the light amount at the time of writing in accordance with the modulation signal input from the RF circuit 9 via the HF superimposing circuit 13 at the time of writing. Launch.
[0024]
The optical block 3 (4 to 6) is formed of a fixed portion 3A fixed to the chassis and a movable portion 3B movable in the radial direction of the magneto-optical disk 2. Among these, the fixed portion 3A has a laser diode 12 that emits a laser beam. During recording, the HF superimposing circuit 13 superimposes a high-frequency signal on the drive signal of the laser diode 12 to reproduce the light quantity of the laser beam L. Start up intermittently from the amount of light to the amount of light at the time of writing.
[0025]
Further, the fixed portion 3A is arranged on the optical axis of the emitted light by emitting the laser beam L emitted from the laser diode 12 through the prism 14 toward the rotation center axis of the magneto-optical disk 2. The laser beam L is supplied to the movable part 3B. Further, after the reflected light of the laser beam L obtained from the movable part 3B is reflected by the prism 14, the fixed part 3A bends the optical path by the prism 15 and receives the light by the prescribed light receiving element 16.
[0026]
The light receiving element 16 is formed with a light receiving surface so that a tracking error signal, a reproduction signal and the like can be formed from the return light, and outputs the light reception result of each light receiving surface to the preamplifier 17. In the preamplifier 17, the fixing unit 3 </ b> A performs current-voltage conversion processing on each output signal of the light receiving element 16, then performs addition / subtraction processing, amplifies it with a specified amplification factor, and outputs it. As a result, the fixed portion 3A supplies the laser beam L to the movable portion 3B and receives the return light obtained from the movable portion 3B to generate a reproduction signal RF, a tracking error signal, a focus error signal, and the like. Has been made.
[0027]
On the other hand, the movable portion 3B is driven by the radial servo circuit 19 so as to be movable in the radial direction of the magneto-optical disk 2 from the specified retraction position, and the optical path of the laser beam L supplied from the fixed portion 3A. After being bent by the prism 20, the light is condensed on the information recording surface of the magneto-optical disk 2 by the objective lens 21. In addition, the movable portion 3B condenses the return light of the laser beam L obtained from the information recording surface by the objective lens 21, and then bends it by the prism 20 and emits it to the fixed portion 3A.
[0028]
Thus, in the optical disc apparatus 1, the amount of the laser beam L is intermittently raised during recording, and a prescribed magnetic field is applied to the irradiation position of the laser beam, thereby applying a thermomagnetic recording technique. In this way, desired data can be recorded. Further, the optical disc apparatus 1 is formed so that a reproduction signal RF whose signal level changes in accordance with the change of the polarization plane of the return light can be obtained from the fixed portion 3A at the time of reproduction, thereby recording using the Kerr effect. Can be played back. Thus, the movable portion 3B, together with the fixed portion 3A, forms a pickup that accesses the magneto-optical disk 2 and outputs a reproduction signal RF.
[0029]
In this movable part 3B, the objective lens 21 is formed so as to be movable up and down and left and right by a drive signal. The tracking servo circuit 24 is controlled by the system control circuit 25 to start operation, and moves the objective lens 21 to the left and right based on the tracking error signal, thereby tracking-controlling the optical block 3.
[0030]
Similarly, the focus servo circuit 26 is controlled by the system control circuit 25 to start up the operation and moves the objective lens 21 up and down based on the focus error signal, thereby controlling the focus of the optical block 3.
[0031]
Thus, in this embodiment, the tracking servo circuit 24 and the focus servo circuit 26 are provided in four systems corresponding to the four optical blocks 3 to 6, and the error correction circuit 8 and the laser power control circuit 10 also have four systems. Four systems are provided corresponding to the optical blocks 3 to 6.
[0032]
The disk servo circuit 27 rotationally drives the spindle motor 28, and thereby rotationally drives the magneto-optical disk 2 chucked on the rotating shaft of the spindle motor 28 under a constant angular velocity.
[0033]
(1-1) Configuration of magneto-optical disk
Here, as shown in FIG. 3, the information recording surface of the magneto-optical disk 2 is concentrically divided by precoding, and the radial direction of the magneto-optical disk 2 is divided into an inner area AR1 and an outer area AR2. The length is set to be approximately equal. Further, in the magneto-optical disk 2, each of the areas AR1 and AR2 is equally divided radially to form 42 sectors, and each sector has a prescribed angle α between the inner area AR1 and the outer area AR2. They are formed so as to be shifted in the circumferential direction only.
[0034]
In the magneto-optical disk 2, the sectors of the inner peripheral area AR1 and the outer peripheral area AR2 are defined as shown in FIG. As a result, when the magneto-optical disk 2 is driven to rotate at a constant angular velocity, the data transfer rate used for recording is increased on the outer peripheral side by the linear velocity that increases in the outer peripheral area AR2, and the inner peripheral side and the outer peripheral side are increased. The linear recording densities are set to substantially equal values in the side areas AR1 and AR2. As a result, the magneto-optical disk 2 is designed to improve the recording density.
[0035]
Here, each sector is formed so that a 55-byte address part formed in advance by precoding is formed at the head, the remaining area is allocated to the user area, and data in a prescribed format is recorded in this user area. Yes.
[0036]
In this address part, a sector mark (SM) and a postamble (PA) are recorded at the head part and the end part, respectively, and the sector mark (SM) represents the start position of the address part which is the start position of the sector. (PA) represents the end of the address part.
[0037]
Further, in this address portion, the reference signal (VFO1, VFO2, VFO3), AND mark (AM1, AM2, AM3), and ID signal (ID1, ID2, ID3) are sequentially and repeatedly recorded three times in the remaining area. Thus, reliability is ensured. Here, the AND mark represents the recording start position of the ID signal, and a burst signal having a specified frequency is assigned to the reference signal, and a reproduction clock can be generated from the reference signal by the PLL circuit.
[0038]
On the other hand, the ID signal is recorded by adding the error correction code (CRC) and 00h data to the track number and sector number data, then performing 1-7 modulation, and further performing NRZI modulation. In the magnetic disk 2, an address indicating a recording / reproducing position can be detected by the ID signal.
[0039]
Thus, the optical disc apparatus 1 detects the start position of the sector based on the sector mark SM, confirms the recording / reproduction position from the ID signal with reference to the reproduction clock CK1 generated from the reference signals VFO1, VFO2, and VFO3, and the subsequent user The desired data is recorded and reproduced in the area.
[0040]
In the user area, a reference signal recording area (VFO4), a data recording area (DATA-AREA), and a buffer area (BUFFER) are formed after the trial writing area (ALPC), and writing is performed using the trial writing area. It is formed so that the amount of light at the time can be adjusted, and is formed so as to record a data clock in the recording area of the reference signal, and the buffer area is held as a blank area.
[0041]
In the data recording area, a recording area (DATA) for recording data of a specified byte together with an error correction code and a resynchronizing area (RESYNC) are alternately arranged after a synchronization pattern area (SYNC) for recording a specified synchronization pattern. Finally, a recording area for dummy bytes 00h is formed.
[0042]
As a result, the linear recording density is set to be substantially equal between the recording area AR1 on the inner circumference side and the recording area AR2 on the outer circumference side. Thus, in the magneto-optical disk 2, the recording area AR1 on the inner circumference side and the outer recording area AR1 The recording area AR2 is formed so that data of 2026 bytes and 2978 bytes can be recorded in this data recording area, respectively.
[0043]
(1-2) Details of signal processing system
FIG. 1 is a block diagram showing the RF circuit 9 and its peripheral circuits. In the optical disc apparatus 1, the PLL circuit 30 inputs the reproduction signal RF output from the preamplifier 17 via the selection circuit 31 built in the RF circuit 9, and inputs the reproduction signal RF to the phase comparison circuit 32. The phase comparison circuit 32 compares the phase of the recovered clock CK1 output from the voltage controlled oscillation circuit (VCO) 33 and the input signal input via the selection circuit 31, and outputs the phase comparison result.
[0044]
The voltage control type oscillation circuit 33 inputs this phase comparison result as an error voltage via a prescribed low-pass filter, and varies the frequency of the reproduction clock CK1 so that this error voltage becomes 0 level. As a result, the PLL circuit 30 is phase-synchronized with the reference signals (VFO1 to VFO3) in the address part, and is further phase-synchronized with the clock component included in the ID signal (hereinafter precoded in this address part). The image is recorded in the data recording area (DATA-AREA) so as to generate a reproduction clock CK1 and to synchronize the phase with the reference signal (VFO4) in the subsequent user area. The recovered clock CK1 is generated so as to be phase-synchronized with the clock component of the data.
[0045]
On the other hand, the oscillation circuit 34 is formed of a crystal oscillation circuit. By dividing the output signal of the crystal oscillation circuit, a data clock CK2 having the same frequency as the reproduction clock CK1 is generated and output. In this case, the reproducing system is driven based on the reproducing clock CK1, whereas the recording system is driven based on the data clock CK2.
[0046]
That is, in the RF circuit 9, the reproduction signal processing circuit 35 binarizes the reproduction signal RF, and then sequentially latches the reproduction signal RF with reference to the reproduction clock CK1, thereby converting the reproduction signal RF into serial data. Further, the RF circuit 9 NRZI-demodulates this serial data with reference to the reproduction clock CK 1, and outputs the reproduction data obtained as a result to the error correction circuit 8. At this time, the reproduction signal processing circuit 35 detects the sector mark SM from the reproduction signal RF, thereby detecting the timing at which the laser beam starts scanning each sector, and outputs this timing detection result.
[0047]
The address detection circuit 36 detects the address data AD1 of each sector by processing the reproduction data output from the RF circuit 9 on the basis of the timing detection result, and this address data AD1 is detected by the system control circuit 25, It outputs to the timing generator (TG) 37.
[0048]
On the other hand, in the RF circuit 9, the recording data processing circuit 39 performs NRZI modulation on the encoded data output from the error correction circuit 8 on the basis of the clock CK2 output from the oscillation circuit 34, and is obtained as a result. The modulation signal is output to the laser power control circuit 10 with the timing signal output from the timing generator 37 as a reference.
[0049]
As a result, in the optical disc apparatus 1, in the reproduction mode, the reproduction clock synchronized with the precode signal and the clock component such as image data, respectively, during the period during which the laser beam scans the address portion of each sector and the recorded user area. Reproduction data is generated by CK1, and image data is reproduced from a desired sector with reference to address data AD1 detected from the reproduction data. On the other hand, in the recording mode, the reproduction data is processed by the reproduction clock CK1 to detect the address data AD1, thereby detecting the recording target sector and using the data clock CK2 output from the oscillation circuit 34 as a reference. The desired image data is recorded in the user area of the sector.
[0050]
As shown in FIG. 5, the no-signal detection circuit 40 monitors the signal level of the reproduction signal RF (FIG. 5A) processed by the reproduction signal processing circuit 35, and the signal level of the reproduction signal RF rises. During the falling period, the signal level detection result S1 (FIG. 5B) in which the signal level rises is output. Thereby, the no-signal detection circuit 40 is configured to detect a no-signal period in which the reproduction signal RF does not include the operation reference signal of the PLL circuit 30.
[0051]
The selection circuit 31 receives the signal level detection result S1 via the OR circuit 42, and outputs the data clock CK2 to the PLL circuit 30 instead of the reproduction signal RF during the period when the signal level of the signal level detection result S1 rises. To do. Accordingly, the selection circuit 31 supplies the data clock CK2 to the PLL circuit 30 instead of the reproduction signal RF during a non-signal period in which the reproduction signal RF does not include the operation reference signal of the PLL circuit 30 (FIG. 3 (C)).
[0052]
As a result, the PLL circuit 30 operates by forming a feedback loop so as to be phase-synchronized with the data clock CK2, and the stability can be improved by the amount of the loop gain. Therefore, the operation can be stabilized, and the fluctuation of the oscillation frequency can be effectively avoided by the noise component of the reproduction signal RF. Further, frequency fluctuation due to temperature noise can be effectively avoided. Therefore, the PLL circuit 30 can promptly synchronize the phase with the reference signal VFO1 of the sector that continues and the reference signal VFO4 of the user area, and the magneto-optical disk 2 can record this type of reference signal accordingly. The recording density can be improved by reducing the area.
[0053]
Incidentally, even when image data is recorded in the user area and the recorded image data is erased, the reproduction signal RF does not include an operation reference signal of the PLL circuit 30. However, in these cases, in the reproduction signal RF, recording signals for writing and erasing are mixed through the optical system, so that it may be difficult for the no-signal detection circuit 40 to detect this period.
[0054]
For this reason, in this embodiment, the data clock CK2 is supplied instead of the reproduction signal RF during these periods by switching the contact of the selection circuit 31 based on the timing signal output from the timing generator 37.
[0055]
That is, the timing generator 37 switches to the recording mode in response to the mode setting signal R / W output from the system control circuit 25. In this recording mode, the address data AD1 output from the address detection circuit 36 and the system control circuit 25, a sector to be recorded and erased is detected.
[0056]
Further, the timing generator 37 counts the clock CK2 output from the oscillation circuit 34 on the basis of the timing detection result of the sector mark SM output from the reproduction signal processing circuit 35. As a result, as shown in FIG. A timing signal S2 (FIG. 6B) at which the signal level rises is output to the recording data processing circuit 39 during the period in which the laser beam scans the user area of the sector to be erased. As a result, the recording data processing circuit 39 outputs a recording signal in the user area for recording with reference to the timing signal S2.
[0057]
Further, the timing generator 37 outputs the timing signal S2 to the OR circuit 42, thereby supplying the data clock CK2 to the PLL circuit 30 in place of the reproduction signal RF during the period during which the user area is recorded and erased (FIG. 6 (A) and (C)).
[0058]
As a result, the PLL circuit 30 can stabilize the operation and effectively avoid fluctuations in the oscillation frequency even during these recording and erasing operations, and can promptly synchronize the phase with the reference signal VFO1 of the subsequent sector.
[0059]
The system control circuit 25 is formed by a microcomputer that controls the overall operation of the optical disc apparatus 1 by executing a prescribed processing procedure, and controls the overall operation in response to a control command or the like input from an external device. To do. That is, the system control circuit 25 drives the radial servo circuit 19 and the like with reference to the address data AD1 output from the address detection circuit 36, and seeks the optical blocks 3 to 6 to a desired sector. The sequentially input image data is recorded, and the image data is reproduced and output from these sectors.
[0060]
In these processes, the system control circuit 25 outputs the above-described mode setting signal R / W to the timing generator 37 and also outputs the same mode setting signal to the error correction circuit 8, the RF circuit 9 and the like. Control the behavior. Further, when the adjustment mode is set from the external device, the system control circuit 25 outputs a switching signal S3 to the OR circuit 42, thereby forcibly switching the input signal of the PLL circuit 30 to the data clock CK2.
[0061]
As a result, the optical disk apparatus 1 is formed so that the oscillation frequency of the oscillation circuit 34 can be adjusted and confirmed as necessary, and the operation of the PLL circuit 9 and the like can be confirmed.
[0062]
(2) Operation of the embodiment
In the above configuration, the laser beams L (FIG. 2) emitted from the optical blocks 3 to 6 are collected on the information recording surface of the magneto-optical disk 2 and the return light is received by the light receiving systems of the optical blocks 3 to 6, respectively. A reproduction signal RF that is received and whose signal level changes according to the change in the polarization plane of the return light is generated.
[0063]
The reproduction signal RF is amplified by a preamplifier 17 with a specified gain, and then input to the RF circuit 9. In the reproduction signal processing circuit 35 (FIG. 1) of the RF circuit 9, the reproduction signal RF is precoded at the head of each sector. The recorded sector mark SM is detected, whereby the timing at which the laser beam starts scanning each sector is detected.
[0064]
Further, the reproduction signal RF is subsequently binarized and then latched with reference to the reproduction clock CK1 output from the PLL circuit 30, converted into serial data, and this serial data is NRZI demodulated into reproduction data. Converted. As for this reproduction data, an ID signal is detected in the subsequent address detection circuit 36 with reference to the timing of the sector mark SM detected in the reproduction signal processing circuit 35 (FIG. 2), and each laser beam irradiation position is determined from this ID signal. Sector address data AD1 is detected.
[0065]
As a result, the reproduced data is decoded by the subsequent error correction circuit 8, subjected to error correction processing, converted into image data, and an image designated by the external device from among these image data with reference to the address data AD 1. Data is sent to the external device.
[0066]
In this process, the signal level of the reproduction signal RF is detected by the no-signal detection circuit 40, and thereby a no-signal period in which the reproduction signal RF does not include the operation reference signal of the PLL circuit 30 is detected.
[0067]
This detection result S1 is supplied to the selection circuit 31 via the OR circuit 42, whereby the input signal of the PLL circuit 30 is changed between the reproduction signal RF and the data clock CK2 in accordance with the detection result of the no-signal detection circuit 40. Switch with. That is, the reproduction signal RF is in a period in which the reproduction signal RF includes an operation reference signal of the PLL circuit 30 in the reproduction mode, that is, a period in which the laser beam L scans the address portion to obtain a precode signal. During this period and during a period during which the laser beam L scans the recorded user area, the laser beam L is input to the PLL circuit 30 via the selection circuit 31.
[0068]
Thus, during these periods, the reproduction signal RF is phase-compared with the reproduction clock CK1 output from the voltage-controlled oscillation circuit 33, and the phase comparison result is supplied to the voltage-controlled oscillation circuit 33 as an error voltage. A reproduction clock that is phase-synchronized with the precode signal is generated.
[0069]
As a result, the reproduction clock CK1 is used as the operation reference clock in the reproduction signal processing circuit 35 and the error correction circuit 8, and the image data recorded on the magneto-optical disk 2 can be reproduced.
[0070]
On the other hand, during the period in which the reproduction signal RF does not include the operation reference signal of the PLL circuit 30, the data clock CK2 is supplied to the PLL circuit 30, so that the data clock CK2 is used as the operation reference. It operates stably and frequency fluctuations due to noise are effectively avoided.
[0071]
On the other hand, at the time of recording and erasing, the timing generator 37 compares the address data AD1 detected by the address detection circuit 36 with the address data AD2 output from the system control circuit 25. A sector for recording and erasing purposes is detected. Further, based on the timing of the sector mark SM detected by the reproduction signal processing circuit 35, the timing generator 37 generates a timing signal S2 whose signal level rises in the user area of the sector for recording and erasing.
[0072]
Among these, during recording, image data input from an external device is encoded after an error correction code is added by an error correction circuit 8 operated by a clock CK2, and the resulting encoded data is recorded data. The signal is converted into a recording signal by the processing circuit 39 and output to the laser power control circuit 10 with reference to the timing signal S2. As a result, in the unrecorded user area, the light quantity of the laser beam L rises intermittently according to the image data, and the image data is recorded in these areas.
[0073]
At the time of erasure, the laser beam L is irradiated with a prescribed write light amount in the recorded user area with reference to the timing signal S2, and the image data recorded in the user area is erased.
[0074]
At the time of recording / erasing, the timing signal S2 is supplied to the selection circuit 31 together with the signal level detection result S1 via the OR circuit 42, whereby the input signal of the PLL circuit 30 is switched between the reproduction signal RF and the data clock CK2. Even when the signal level of the reproduction signal RF rises, the reproduction signal RF is detected by the recording signal mixed during the period when the laser beam scans the user area to be erased and recorded, that is, through the optical system. Even during the period in which the signal level rises, the data clock CK2 is supplied to the PLL circuit 30 instead of the reproduction signal RF.
[0075]
As a result, in addition to the gap between sectors and the gap between the address portion and the user area, the data clock CK2 is supplied to the PLL circuit 30 while the laser beam is scanning the user area to be erased and recorded. The PLL circuit 30 operates stably during these periods, and frequency fluctuations due to noise are effectively avoided.
[0076]
On the other hand, when the adjustment mode is set, the switching signal S3 output from the system control circuit 25 is supplied to the selection circuit 31 via the OR circuit 42, and the data clock CK2 is forcibly supplied to the PLL circuit 30. Thus, various operations are checked and adjusted.
[0077]
(3) Effects of the embodiment
According to the above configuration, during the period in which the reproduction signal RF does not include the operation reference signal of the PLL circuit 30, and at the time of recording / erasing, in addition to this, the user area to be written and the erase target user area are set to the laser beam. By supplying the data clock CK2 which is the operation reference of the recording system instead of the reproduction signal RF during the scanning period, the operation of the PLL circuit 30 can be stabilized during these periods, and the frequency fluctuation Can be reduced. Accordingly, it is possible to shorten the lead-in time by the subsequent pre-code signal, and accordingly, the recording area of the reference signal can be set small to improve the recording density of the magneto-optical disk 2.
[0078]
(4) Other embodiments
In the above-described embodiment, the case where the period during which the laser beam scans the user area to be erased and recorded on the basis of the sector mark detection timing has been described. However, the present invention is not limited to this. The period during which the laser beam scans the user area to be erased and recorded on the basis of the preamble or the like may be detected.
[0079]
Further, in the above-described embodiment, the case where the information recording surface is divided into the two areas of the inner peripheral side and the outer peripheral side has been described. Furthermore, the present invention can be widely applied when the information recording surface is not divided as described above.
[0080]
Further, in the above-described embodiments, the case where the magneto-optical disk is rotationally driven under the condition of constant angular velocity has been described. However, the present invention is not limited to this, and the magneto-optical disk is also rotationally driven under the condition of constant linear velocity. Can be widely applied.
[0081]
Further, in the above-described embodiments, the case where image data is recorded / reproduced has been described. However, the present invention is not limited to this, and the present invention is widely applied to an optical disk apparatus for recording / reproducing various data, and further to an optical disk apparatus dedicated to recording. Can do.
[0082]
Further, in the above-described embodiment, the case where the data clock CK2 serving as the recording operation reference is supplied instead of the reproduction signal RF has been described. However, the present invention is not limited to this, and a case where a dedicated reference signal is supplied, etc. Can be widely applied.
[0083]
In the above-described embodiment, the case where the present invention is applied to an optical disk apparatus that records and reproduces image data on a magneto-optical disk has been described. However, the present invention is not limited to this, and the write-once optical disk apparatus and further the optical disk The present invention is not limited to the apparatus, and can be widely applied to disk apparatuses that record desired data on various disk-shaped recording media such as magnetic recording / reproducing apparatuses.
[0084]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, during the period in which the recovered clock cannot be generated correctly, the specified drive signal is supplied to the PLL circuit that generates the recovered clock, thereby stabilizing the operation of the PLL circuit and reducing the pull-in time. It can be shortened.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a signal processing system of an optical disc apparatus according to an embodiment of the present invention.
2 is a block diagram showing the overall configuration of the optical disc apparatus of FIG. 1. FIG.
3 is a front view showing a magneto-optical disk applied to the optical disk apparatus of FIG. 2. FIG.
4 is a chart showing a sector format of a magneto-optical disk applied to the optical disk apparatus of FIG. 2;
FIG. 5 is a signal waveform diagram for explaining the operation of the PLL circuit during reproduction;
FIG. 6 is a signal waveform diagram for explaining the operation of the PLL circuit during recording / erasing.
[Explanation of symbols]
1 Optical disk device
2 Magneto-optical disk
3-6 optical block
9 RF circuit
25 System control circuit
30 PLL circuit
31 Selection circuit
33 Address detection circuit
37 Timing Generator
42 OR circuit

Claims (1)

ディスク状記録媒体より得られる再生信号をPLL回路に供給し、前記ディスク状記録媒体に間欠的に記録されたプリコード信号を基準にして前記PLL回路によりクロックを生成し、前記クロックを基準にして前記ディスク状記録媒体の位置情報を検出し、該検出結果に基づいて所望のデータを記録するディスク装置において、
前記ディスク状記録媒体より得られる再生信号の信号レベルを監視し、再生信号の信号レベルが立ち下がる期間を検出し、前記プリコード信号の再生信号を得ることができない無信号の期間の間、信号レベルが立ち上がる検出信号を出力する無信号検出回路と、
前記プリコード信号を検出し、該検出のタイミングを基準にして、規定の駆動信号を生成して出力するとともに、前記ディスク状記録媒体のユーザーエリアを記録及び消去している期間の間、信号レベルが立ち上がるタイミング信号を出力するタイミングジェネレータと、
前記検出信号と前記タイミング信号が供給されるオア回路と、
前記オア回路の出力信号によって制御され、前記ディスク状記録媒体より得られた再生信号と前記タイミングジェネレータにより生成された規定の駆動信号を選択し、前記オア回路の出力信号の信号レベルが立ち上がる期間の間、再生信号に代えて前記規定の駆動信号を前記PLL回路に供給する選択回路を備えることを特徴とするディスク装置。
A reproduction signal obtained from a disk-shaped recording medium is supplied to a PLL circuit, a clock is generated by the PLL circuit based on a precode signal recorded intermittently on the disk-shaped recording medium, and the clock is used as a reference. In a disk device that detects position information of the disk-shaped recording medium and records desired data based on the detection result,
Monitoring the signal level of the reproduced signal obtained from said disc-shaped recording medium, it detects the signal level falls period of the reproduced signal, during the period of the no-signal can not be obtained reproduced signal of the pre-code signal, the signal A no-signal detection circuit that outputs a detection signal whose level rises;
Detects the precode signal, generates and outputs a specified drive signal based on the detection timing, and outputs a signal level during a period of recording and erasing the user area of the disc-shaped recording medium A timing generator that outputs a timing signal
An OR circuit to which the detection signal and the timing signal are supplied;
A period of time during which the signal level of the output signal of the OR circuit rises by selecting a reproduction signal that is controlled by the output signal of the OR circuit and that is obtained from the disc-shaped recording medium and a specified drive signal generated by the timing generator . A disk device comprising a selection circuit for supplying the prescribed drive signal to the PLL circuit instead of the reproduction signal.
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