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JP4094754B2 - 水和三フッ化ホウ素から三フッ化ホウ素と硫酸を製造する方法 - Google Patents

水和三フッ化ホウ素から三フッ化ホウ素と硫酸を製造する方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、三フッ化ホウ素および硫酸の分野に関し、より詳細には三フッ化ホウ素水和物である工業廃水の、三フッ化ホウ素および硫酸への変換に関する。
【0002】
【従来の技術】
三フッ化ホウ素は、重合やエステル化、アルキル化、異性化など、多数の反応に用いられる触媒として、主に工業で使用される気体である。使用後、この三フッ化ホウ素は通常水酸化ナトリウム水溶液で処理され、フッ素およびホウ素を含有する誘導体からなる廃水となって廃棄される。
【0003】
これらのフッ素およびホウ素含有廃棄物の発生を回避するため、三フッ化ホウ素はその使用後、反応の終点で、BF水和物溶液の形で回収される。この水和物溶液は、一方ではBFを水と接触させることによって得られ、他方では、BFを触媒として作用させた水との反応によって形成される有機化合物を洗浄することによって得られる(例えば欧州特許第364815号参照)。
【0004】
不純物(実質的に有機不純物)が存在するために、三フッ化ホウ素水和物の溶液は一般に多かれ少なかれ着色されており、有機炭素の不純物の含有量は数ppmから数千ppmの範囲となる可能性がある(通常の値は、約10〜1000ppmである)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
米国特許第5536484号には、商業用仕様に相当するテトラフルオロホウ酸の水溶液の形にある工業用BF水和物の品質を改善する方法が記載されている。しかしながら、脱色の最終段階では活性炭を使用する必要があり、それを使用した後には消失させなければならない。
【0006】
工業用BF水和物の品質を改善するその他の手段は、欧州特許第364815号に詳述されており、工業用水和物を硫酸、発煙硫酸、またはSOで処理することによって三フッ化ホウ素を再生する段階からなる。残念ながら、この操作から得られる硫酸は黄色から黒色に着色され、予め精製処理を行わないと、使用に不適切なものになる。
【0007】
一方、有機物質および二酸化炭素は、触媒に適用される市販のBFには受け入れ難い。現在の市販製品は、BF1kg当たり有機炭素10mg未満およびCO5mg未満でなければならない。
【0008】
現在、商業用仕様に対応する三フッ化ホウ素と硫酸の両方を、工業用BF水和物および発煙硫酸から調製できる方法が発見されている。この方法は、廃棄物を生成せずかつ活性炭の使用を必要としない点で、特に利益がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による方法は、連続して行われる
(a)発煙硫酸を工業用BF水和物と反応させる段階と、
(b)それによって遊離したガス状のBFを回収する段階と、
(c)段階(a)の硫酸副生物を、過酸化水素による処理と空気による処理にかける段階とを含む。
【0010】
【発明の実施の形態】
BF水和物は、式BF・2HOで表される二水和物であり、本発明の方法に従って、工業用BF水和物と呼ばれる水性組成物の形で用いられる。この組成物は実質上、上述の不純物とともに水と二水和物の混合物を含む。これは、一般に、様々な重合工程(ポリ−α−オレフィン、石油樹脂など)で使用した後に、ガス状BFを水に吸収させることによって、また、この重合から得られたポリマーを水で洗浄することによって得られる。また、例えばBF・O(Cなどの、使用されたBF錯体を加水分解させて得ることも可能である。
【0011】
処理される工業用BF水和物のBF含有量は広い範囲内で変わるが、品質改良をより大幅に容易にするために、35%と65.3%の間の濃度、好ましくは47%と65.3%の間の濃度を有する工業用BF水和物を使用することが好ましい(水性組成物100g当たりのBFの重量で表される)。別段の指定がない限り、本明細書に示されるパーセンテージは重量パーセンテージである。
【0012】
工業用BF水和物のBF含有量は、BF1モル当たりの、自由水、即ち非複合水の分子に対応する、水のモル数xで表すことも可能である。従って上述のように定義された、BFの重量含有量の範囲は、広い方の範囲は約0と約5の間のx値に対応し、好ましい範囲は約0と約2.2の間のx値に対応する。工業用BF水和物中に存在する水と二水和物の混合物は、従ってBF・2HO+xHOという用語で定義される。
【0013】
必要ならばこのBF含有量を得るための一手段は、欧州特許第364815号に記載されるように、真空中で水を除去することによって希薄BF水和物を濃縮することにあり、カラムの底部から排出された濃縮水和物は、微量の重有機物質を含有する(有機炭素含有量は、約10ppm〜約1000ppmである)。
【0014】
本発明の方法に用いられる発煙硫酸は、無水硫酸SOの硫酸溶液であり、前記溶液のSO含有量は5%と65%の間であり、好ましくは10%と65%の間である。この含有量は、SOの1モルを溶かすHSOのモル数yによって表すことも可能である。従って、上述の重量によるSO含有量の範囲は、0.44と15.5の間のy値に対応し、好ましくは0.44と7.4の間である。発煙硫酸は、式SO+yHSOによって定義することができる。
【0015】
工業用BF水和物と発煙硫酸からの三フッ化ホウ素の調製(段階)は、以下の反応:
(BF・2HO+xHO)+(2+x)[SO+yHSO] → BF+(2+x+2y+xy)HSO (1)
に対応し、但しxおよびyは上記のように定義される。
【0016】
本発明の方法による段階(a)で反応した発煙硫酸と工業用BF水和物の量は、発煙硫酸の量(SOのモル数で表される)を工業用水和物の量(自由水または複合水の全モル数で表される)で割った商が0.5と1.5の間、好ましくは1に近くなるように選択すると有利である。
【0017】
段階(a)の反応は、一般に、75℃と110℃の間の温度で実行され、好ましくは100℃と110℃の間の温度である。
【0018】
上記反応によって遊離し、そして本発明の方法の段階(b)により一般に反応器の頂部で回収されたガス状の三フッ化ホウ素は、有機物質も窒素や二酸化炭素などの不活性物質も含有しない。この三フッ化ホウ素は、市販製品のすべての特徴を有し、例えば圧縮などのそれ自体が既知である通常の方法で、供給用に加工することができる。
【0019】
本発明による方法の段階(c)によれば、段階(a)で生成した硫酸は、過酸化水素による処理と空気による処理にかけられる。これらの前記処理は連続して行なわれるが、いずれが先に行なわれてもよい。
【0020】
段階(a)で生成される硫酸中に不純物として存在する有機化合物は、工業用BF水和物から生じるものであり、Hでの処理によって酸化して確実に消失する。用いられる化学反応は
有機+2H → CO+2HO (2)
であり、ここでC有機は前記有機不純物を表し、「有機性炭素」とも呼ばれる。
【0021】
このHでの処理によって、無色のHSOが製造されて有利である。
【0022】
使用される過酸化水素の量は、広い範囲内で変えることができる。この量は、経済的な処理を行うため以下のように決定すると有利である。即ち、段階(a)で用いられる工業用BF水和物中に存在する有機性炭素の重量は、全有機炭素アナライザを使用してその量を決定する。モル数で表されるHの量は、このような方法で決定した有機性炭素のモル当量数の4倍と200倍の間であり、好ましくは5倍と20倍の間である。
【0023】
過酸化水素は、一般に、濃度が3%と70%の間、好ましくは10%と70%の間である水溶液の形で用いられる。
【0024】
での処理は、80℃と115℃の間の温度、好ましくは105℃と110℃の間の温度で実行される。
【0025】
本発明の方法による段階(c)の空気処理では、硫酸に溶解している実質上すべての三フッ化ホウ素を除去することが可能になり、好ましくは、そのBF含有量が50ppm未満の値に減少する。この処理は、一般にパージすることによって実行される。それによって放出されるBFは、本発明の方法による段階(a)で任意選択で再使用されるBF水和物が得られるように、水に吸収させると有利である。
【0026】
本発明の方法は、連続的にまたはバッチ方式で操作することができる。
【0027】
バッチ方式で操作される場合、本発明の方法による段階(a)は、第一反応器で実行される。Hによる処理および空気パージは、二台の異なる反応器、または同一の反応器内で実行することができ、前記反応器または二台の反応器は、任意選択で段階(a)で使用されるものである。Hで処理をした後に空気パージを実行することもでき、また、その逆も可能である。
【0028】
この方法が、好ましくは連続的に操作される場合、三台の一連の反応器を使用することが有利であり、第一の反応器は、発煙硫酸と工業用BF水和物の反応を実行してガス状BFを最上部で回収するためのものであり、他の二台の反応器は、Hによる処理および空気パージを連続していずれかの順序で実行するためのものである。
【0029】
第一反応器は、第二反応器にもたらされるオーバーフローによって、反応媒体(HSO100%)のレベルが一定に保たれる撹拌反応器であることが好ましい。
【0030】
以下の実施例は、本発明を限定することなくその内容を明らかにする。別段の指定がない限り、パーセンテージは重量によるものである。
【0031】
【実施例】
実施例1
一連の二台の反応器の据え付け工事を行う。第一反応器の容量は400ml(200mlは反応媒体の量に使用される)であり、直径4cmの(4枚翼)らせん型スターラが取り付けられ、そのスターラヘッドの回転速度は毎分500回転である。この反応器には、反応熱を散逸させかつ温度を104℃と107℃の間に維持するために、伝熱流体が横断するジャケットが備え付けられる。
【0032】
二台の反応器、工業用BF水和物、および65%発煙硫酸を連続して計量し、初期装入物として200mlの100%硫酸を入れた反応器に投入する。蠕動ポンプによって供給された工業用BF水和物と、ピストン型流量調節ポンプによって供給された発煙硫酸は、並んで配置された二本のディップ管を通って反応媒体に到達する。反応器のオーバーフローは、第一反応器と同じ特徴(体積、撹拌など)を有する第二反応器に向かって流れる。工業用BF水和物は、以下の特性
BF = 55.3%
O = 44.7%
密度 = 1.505
を有し、また有機炭素の含有量は、工業用BF水和物1kg当たり83mgである。
【0033】
使用する発煙硫酸は、65%SOおよび35%HSOのものである。工業用BF水和物の供給速度は毎時214gであり、発煙硫酸の供給速度は毎時669gであって、(発煙硫酸中のSOのモル数)/(BF水和物の自由水または複合水のモル数)の比が1である場合に対応する。オーバーフロー時の硫酸の流量は、毎時773gである。
【0034】
第一反応器から発生する硫酸は、第二反応器で過酸化水素によって処理する。用いるHの量は、10%Hが毎時3.1gであり、反応媒体の温度は104℃と107℃の間に維持する。
【0035】
第二反応器から硫酸に溶解したBF(1.5質量%)を回収するため、この酸を空気パージにさらした。処理される硫酸のBF含有量は50ppm未満であり、パージされた空気中に存在するBFはカラム中の水に吸収され、BF水溶液の形で再利用される。
【0036】
BFを空気でパージした後の硫酸は99.9%HSOであり、オーバーフローによって第二反応器から発生するこの硫酸を、室温に冷却する。
【0037】
この装置を、7時間連続で運転した。遊離したBFを、磁気棒で撹拌されるウォータトラップ(容量5リットル)内に第一反応器の最上部で回収した。水中にトラップされたBFを分析し、有機炭素と無機炭素(COガス)の含有量を測定した。初めはBF水和物の形にあるBFの90%を超える量が、BFガスの形で回収され、BFガス1kg当たり有機炭素5mg未満であった。微量の二酸化炭素も検出されなかった(検出限界は、BFガス1kg当たりCO1mg)。このBFは、市販のBFガスの特徴を有している。
【0038】
得られた硫酸は、その1kg当たり有機炭素10mg未満を含有する(検出限界)。このグレードの硫酸は無色であり、従って販売が容易である。
【0039】
実施例2(比較)
実施例1と同じ工程が適用されるが、第二反応器には過酸化水素を導入しない。第一反応器に回収されるBFは、市販のBF(有機炭素の含有量がBF1kg当たり5mg未満であり、微量のCOも検出されなかった)の特徴を有するが、第二反応器から発生した硫酸は黒色で、HSO1kg当たり有機炭素20mgを含有する。
【0040】
実施例3(比較)
以下の特性
BF = 47.7%
O = 52.3%
密度 = 1.38
を有し、工業用BF水和物1kg当たり620mgの有機炭素含有量を有する工業用BF水和物を使用して、実施例2の工程を繰り返す。
【0041】
工業用BF水和物の供給速度は毎時188gであり、発煙硫酸の供給速度は毎時681gである。第二反応器のオーバーフローからの残りの硫酸の量は、毎時784gである。硫酸をパージする前は、BFの質量は1.3%である。BFを空気でパージした後の硫酸は、98.4%HSOおよび1.6%HOを示す。
【0042】
遊離したBFは、ウォータトラップ内に第一反応器の最上部で回収し、水中にトラップされたBFを分析して、有機炭素と無機炭素(COガス)の含有量を測定する。BF1kg当たり有機炭素10mg未満を含有する。
【0043】
第二反応器のオーバーフローで回収した硫酸は、硫酸1kg当たり有機炭素155mgを含有する。暗褐色であり、従って販売には適さない。
【0044】
実施例4(比較)
工業用BF水和物は、BFが53.5%(d=1.47)であって、BF水和物1kg当たり有機炭素780mgを含有するものを使用する。
【0045】
反応器内のBF水和物の供給速度は毎時210gであり、65%発煙硫酸の供給速度は毎時667gである。70%過酸化水素は、毎時4.1gの速度で同じこの反応器に導入される。
【0046】
反応器でのオーバーフロー時は、硫酸の流量は毎時784gである。この酸は、1.1%のBFを含有する。パージした後の硫酸は、97.2%HSOと、水2.8%を示す。
【0047】
反応器の最上部から発生するBFは、BF1kg当たり5300mgのCOを含有し、市販用としては不適当なものである。硫酸中の有機炭素含有量は、酸1kg当たり10mg未満である。
【0048】
実施例5
用いる操作技術は、70%H過酸化水素を毎時4.1gの同速度で第二反応器に導入すること以外は、実施例4に記載したものと同じである。
【0049】
第一反応器の最上部で発生したBFは、市販用のBFの特徴(有機炭素含有量が、BF1kg当たり5mg未満であり、微量のCOも検出されなかった)を有する。第二反応器から発生する硫酸は無色で、酸1kg当たり有機炭素10mg未満を含有し、従って販売に使用し得る。

Claims (12)

  1. 連続して行われる
    (a)発煙硫酸を工業用BF水和物と反応させる段階と、
    (b)それによって遊離したガス状のBFを回収する段階と、
    (c)段階(a)からの硫酸副生物を、過酸化水素による処理と空気による処理にかける段階と
    を含むことを特徴とする工業用BF水和物および発煙硫酸から三フッ化ホウ素および硫酸を調製する方法。
  2. 前記工業用BF水和物のBF含有量が35%と65.3%の間であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記工業用BF 水和物のBF 含有量が47%と65.3%の間であることを特徴とする請求項2に記載の方法
  4. 段階(a)において、発煙硫酸の量(SOのモル数で表す)を工業用水和物の量(自由水または複合水の全モル数で表す)で割った商が0.5と1.5の間であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 段階(a)において、発煙硫酸の量(SO のモル数で表す)を工業用水和物の量(自由水または複合水の全モル数で表す)で割った商が1に近いことを特徴とする請求項4に記載の方法
  6. 段階(a)が75℃と110℃の間の温度で実行されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  7. 段階(a)が100℃と110℃の間の温度で実行されることを特徴とする請求項6に記載の方法
  8. モル数で表されるHの量が、工業用BF水和物中に存在する有機性炭素のモル当量数の4倍と200倍の間であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  9. モル数で表されるH の量が、工業用BF 水和物中に存在する有機性炭素のモル当量数の5倍と20倍の間であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記Hによる処理が80℃と115℃の間の温度で実行されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記H による処理が105℃と110℃の間の温度で実行されることを特徴とする請求項10に記載の方法
  12. 操作が連続して行われ、前記発煙硫酸と前記工業用BF水和物の反応を行う反応器が、オーバーフローによって反応媒体のレベルが一定に保たれる撹拌反応器であり、当該オーバーフローは第二反応器へと導入されることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
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