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JP4088850B2 - 非水溶媒二次電池 - Google Patents

非水溶媒二次電池 Download PDF

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  • Secondary Cells (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は非水溶媒二次電池に関し、更に詳しくは、作動電圧が約1.5Vであり、過放電時や過充電時における容量劣化が抑制され、充放電サイクル寿命特性が優れているコイン型Li二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、各種のポータブルな電気・電子機器の多様化,小型化,軽量化の進展に伴い、その駆動源として使用される二次電池に対しても、多様化,小型化,軽量化の要望が強まっている。
【0003】
そのような二次電池としては、従来から、作動電圧が1.5V級であるNi/Cd二次電池が主流になっている。しかしながら、このNi/Cd二次電池は電解液が水溶液であるため、使用環境の温度によっては充分な電流を取り出せない等の問題がある。例えば環境温度が0℃より低くなると電解液の凍結などが起こりはじめ、電流を取り出すことはほとんど不可能になる。
【0004】
一方、有機電解液を用いた非水溶媒二次電池の研究・開発が、最近盛んに行われており、その一部は既に実用化されている。この非水溶媒二次電池は、一般に、高エネルギー密度を有し、貯蔵・保管時における自己放電も少なく、また環境温度が−20〜60℃という広い範囲でも電流を取り出すことができるという利点を備えている。
【0005】
しかしながら他方では、非水溶媒二次電池は、電解液が水溶液である電池に比べると、単位面積当たりの充放電電流の最大値が低いという問題がある。このことは、駆動源としての二次電池の小型化が進展している昨今の状況下においては、水溶液系電池に比べて不利な問題になっている。
【0006】
例えば、活物質の粉末を導電材や結着剤と混合して成る混合粉末を加圧成形してペレット形状にしたものを正極として用いるコイン型二次電池の場合には、当該正極において電池反応に寄与する反応面積は非常に小さくなるので微小電流しか流すことができないことになり、仮に大電流で充放電を行うと、活物質の利用率低下や充放電サイクル寿命特性の劣化が引き起こされることになるからである。
【0007】
この非水溶媒二次電池の代表例としてLi二次電池がある。そして、Li二次電池の正極活物質としては、例えば、V25やMn酸化物のようにその結晶構造内に直接Li+が可逆的に出入りできるような材料や、LiCoO2,LiNiO2,LiMnO2のように、充放電に関与するLi源がLi+として配位結合した状態にあるスピネル型の結晶構造を有する材料などが検討されており、その一部は既に実用化されている。
【0008】
しかしながら、上記した材料は、いずれも、Liの標準単極電位(以後、Li+/Li電位という)を基準にして3.0〜4.0V前後の放電電位を示すので、これら材料を用いたLi二次電池はその作動電圧が1.5Vにならず前記したNi/Cd二次電池との互換性を有していないことになる。
【0009】
ところで、スピネル型結晶構造を有する材料のうち、LixTiy4で示される材料の放電電位はLi+/Li電位に対して1.5V付近にあることが知られている。とくに、x=4/3,y=5/3の材料、すなわちLi4/3Ti5/34の放電電位は、Li+/Li電位を基準にして1.5Vを示すことが知られている。そして、この材料は、充放電を100サイクル以上反復した場合であっても、95%以上の容量維持率を確保し、またLi+/Li電位に対して3.0V以上の電位を印加する過充電状態にあっても、その結晶構造の変化は起こらないという特性を備えている。そのため、この材料は、長寿命のLi二次電池用の正極材料としての期待を集めている。
【0010】
このようなことから、LixTiy4を用いたLi二次電池が提案されている。例えば、特開平6−275263号公報には、正極活物質としてLi+/Li電位に対して2.0V以上の放電電位を示す活物質をを用い、また負極にはLixTiy4を用いたLi二次電池が提案されている。そしてまた、特開平7−320784号公報には、Li2MnO3やLiMnO2を正極に用い、負極にはLi4/3Ti5/34またはLiTi24を用いたLi二次電池が提案されている。
【0011】
しかしながら、上記した電池の場合、LixTiy4はいずれも負極用の材料として用いられており、しかも、正極活物質の特性が電池性能を強く規制してしまい、LixTiy4が備えている充放電サイクル寿命特性,過充電特性,充放電時の電位変化の平坦性などの優れた特性を充分に生かせないという問題がある。
【0012】
なお、LixTiy4を正極に用いたLi二次電池の場合は、理論的には、当該LixTiy4の働きによって優れた過充電特性の発揮が期待されるにもかかわらず、いまだ実用化された事例は存在していない。
【0013】
これは次の理由に基づく。例えば、負極としてLi箔を用いたとすると、充放電の反復過程で当該Li箔が微細化したり、またLi箔の表面にLiの樹枝状突起が成長してそれがセパレータを突き破って正極と接触して内部短絡が発生したりして、電池の充放電サイクル特性の劣化を引き起こし、電池の使用寿命が短くなってしまうからである。
【0014】
このような問題に対しては、Li−Al合金を負極に用いることが知られている。しかしながら、Li−Al合金の放電電位はLi+/Li電位を基準にして約0.4Vであるため、結局、そのLi二次電池の作動電圧は1.1V(1.5V−0.4V)程度となってしまい、その電池は1.5V級の電池としては不適切である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、正極にLixTiy4を用いたLi二次電池における上記した問題を解決し、作動電圧が約1.5Vである非水溶媒二次電池、具体的には、Li二次電池の提供を目的とする。また、本発明は、大電流の充放電時においても活物質の利用率低下が起こりづらく、したがって充放電サイクル寿命特性の劣化も起こりづらい非水溶媒二次電池、とりわけコイン型Li二次電池の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記した目的を達成するために鋭意研究を重ねる過程で、Li4/3Ti5/34はLi+/Li電位を基準にしてその放電電位が1.5V前後であり、またその単位重量当たりの容量として175mAh/gを得ることができ、しかも充放電時におけるLi+の出入りの可逆性に優れ、かつ安価に合成することができるという点に着目し、この材料を正極活物質として選定した。
【0017】
一方、負極の選定に当たっては、従来から多用されているLi箔は前記したように充放電の反復過程における樹枝状突起の成長に基づく内部短絡を招いて電池寿命を短くする虞があることを考えて選定の対象から除外した。そして、炭素材はLi+/Li電位を基準にするとその放電電位が約0Vであり、また多孔構造でもあるという事実に着目し、この炭素材にLiを吸蔵させた材料を負極活物質として選定した。
【0018】
そして、Li4/3Ti5/34を正極活物質とし、Liを吸蔵させた炭素材を負極活物質として1.5V級のコイン型Li二次電池の開発研究を続けた。
【0019】
そして、その過程で次のような知見を得るに至った。
【0020】
すなわち、充放電特性は、加圧成形体である正極を構成するLi4/3Ti5/34粉末の粒径や、また同時に配合される導電材,結着剤の種類や量、更には成形体(正極)の密度によって大きな影響を受けるという事実である。とくに、Li4/3Ti5/34粉末の粒径の大小は充放電特性を律速する重要な因子であるという事実を見出した。
【0021】
本発明者は上記した知見に基づいて更なる研究を続けた結果、上記各要素の最適条件を見出し、本発明の充放電特性が優れている非水溶媒二次電池、とりわけコイン型Li二次電池を開発するに至った。
【0022】
すなわち、本発明の非水溶媒二次電池は、2次粒子径が10〜100μmであるLi4/3Ti5/3粉末,炭素材粉末、およびフッ素系樹脂とを必須成分とする正極合剤を有する正極と、Liが吸蔵された炭素材を含む負極合剤を有する負極とを具備、前記正極合剤における炭素材粉末の含有量が5〜15重量%,フッ素系樹脂の含有量が3〜6重量%であり、前記正極の密度が1.95〜2.05g/cmであることを特徴とする
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の電池における正極の正極合剤は、Li4/3Ti5/34粉末と導電材と結着剤を必須成分として構成される。
【0024】
Li4/3Ti5/34粉末としては、その2次粒子径が10〜100μmであるものが用いられる。この2次粒子径が10μmより小さい場合には、例えばコイン型電池の正極ペレットを成形したときにペレットの強度低下を招き、例えば電池組み立て時における加締め圧力などを受けたときに崩壊することもあるからである。また2次粒子径が100μmより大きい場合には、このLi4/3Ti5/34は元来導電性に劣るため、活物質としての利用率が低下して大きな電流を取り出す放電ができなくなるからである。すなわち、Li4/3Ti5/34粉末の2次粒子径は10〜100μmであることが好ましく、同時に粒径にばらつきのない状態であることが好ましい。
【0025】
炭素材粉末は導電材として機能し、例えば黒鉛粉末やカーボンブラック、または焼成炭素の粉末などをあげることができる。正極における良好な導電性を得るためには黒鉛粉末を用いることが好ましい。
【0026】
この炭素材粉末の正極合剤における配合量は、5〜15重量%に設定する。5重量%よりも少ない場合には、正極における良好な導電性を得ることが困難になる。しかしながら、配合量が多くなりすぎると、炭素材粉末の表面での電解液の分解が起こってガスが発生し、電池の膨張が起こるようになる。とくに、放電末期に放電電位が0.8V付近になると上記した現象が起こりやすい。このようなことから炭素材粉末の配合量は15重量%を上限とする。
【0027】
正極合剤における他の必須成分であるフッ素系樹脂は、Li4/3Ti5/34粉末や炭素材粉末を結着するための結着剤として機能し、例えばPTFE粉末などをあげることができる。
【0028】
このフッ素系樹脂の正極合剤における配合量は、3〜6重量%に設定する。3重量%より少ない場合には、例えばコイン型電池の正極ペレットを形成したときに充分な強度のペレットにすることができず、また6重量%より多くすると、フッ素系樹脂の撥水性が強く作用して正極の内部にまで有機電解液が浸透しなくなり、電池の容量低下を招くようになる。好ましい配合量は4〜5重量%である。
【0029】
コイン型電池の正極の製造に際しては、上記した三成分を所定の割合で混合して正極合剤を調製し、それを例えば金型に充填したのち所定の圧力を印加して所定の寸法形状をしたペレットに成形する。このとき、加圧条件を調整することにより、成形されたペレット正極の密度を適正な値にすることが好ましい。
【0030】
正極の密度が低すぎると、ペレットの強度低下を招くとともに、活物質であるLi4/3Ti5/34粉末の量が少なくなって正極としての容量低下を招き、また密度が高すぎると、ペレット強度は高くなるとはいえ、全体が緻密化しすぎて有機電解液の浸透が実現しづらくなって、大電流放電時における活物質の利用率低下を引き起こすようになる。
【0031】
このようなことから、正極の密度は1.95〜2.05g/cmとなるように成形する。とくに、1.98〜2.02g/cmにすることが好ましい。
【0032】
一方、本発明の電池における負極としては、Liが吸蔵された炭素材を含む負極合剤を用いて製造される。
【0033】
具体的には、まず、黒鉛,焼成炭素の粉末などの多孔構造を有する炭素材粉末と、例えばスチレン・ブタジエンゴムのような結着剤を混合して負極合剤を調製したのちそれを成形し所定形状の負極前駆体にし、ついで、電池の組み立て時に、電池缶の中に前記負極前駆体を配置し、更にそれに例えば金属Liの箔を圧着して製造される。この金属Li箔は電池の組み立て後に、有機電解液に溶解して前記炭素材粉末の空隙部に吸蔵されて負極が構成される。
【0034】
本発明の電池における有機電解液としては、例えば、エチレンカーボネート(EC),プロピレンカーボネート(PC),ブチレンカーボネート(BC),γ−ブチロラクトン(γ−BL),1,2−ジエトキシエタン(DEE),1,2−ジメトキシエタン(DME),ジエチルカーボネート(DEC)のような非水溶媒の1種または2種以上の混合溶媒に、例えばLiClO4,LiBF4,LiCF3SO3,LiPF6,LiN(CF3SO2)2のような電解質の所定量を溶解せしめたものが用いられる。その場合、目的とする電池の要求特性との関係で用いる有機電解液が適宜に選択されるが、例えば、充放電サイクル特性や保存特性を高めようとする場合は、電解質としてLiPF6やLiN(CF3SO2)2を用いることが好適である。
【0035】
【実施例】
実施例1〜5,比較例1,2
(1)正極の製造
LiOHとTiO2をモル比で4:5となるように混合し、その混合物を空気中において温度800℃で24時間焼成してLi4/3Ti5/34を合成した。
【0036】
このLi4/3Ti5/34を粉砕したのち分級し、表1で示した2次粒子径の各種粉末にした。ついで、これら粉末と黒鉛粉末とPTFE粉末とを表1で示した割合で混合して正極合剤とし、これを加圧成形して直径15mm,厚み0.9mmの正極ペレットにした。なおこのとき、加圧条件を変えて正極ペレットの密度を変化させた。なお、比較例1の正極1は、Li4/3Ti5/34粉末の粒径が小さすぎて成形したペレットの強度低下が激しく、電池の組み立て時には破損して正極として組み込むことはできなかった。
【0037】
【表1】
Figure 0004088850
これら各正極ペレットを温度150℃で5時間乾燥して正極とした。
【0038】
(2)負極前駆体の製造
メソフェーズピッチをN2雰囲気下で2800℃に焼成して炭素材を製造した。この炭素材の粉末100重量部に対し、スチレン・ブタジエンゴム5.3重量部を配合したのち撹拌し、得られた混合物を圧5ton/cm2で加圧成形し、直径が16.0mm,厚み0.7mmのペレットを製造した。ついで、これらペレットを温度150℃で5時間乾燥して負極前駆体とした。
【0039】
(3)電池の組み立て
表1で示した正極と負極前駆体を組み合わせて図1で示した2025サイズのコイン型Li二次電池を次のようにして組み立てた。
【0040】
まず、ステンレス鋼製の負極容器1の底面に、直径10mm,厚み0.05mmのNi製エキスパンドメタル2を負極集電体として溶接し、外周縁には絶縁ガスケット3を配置した。
【0041】
ついで、負極集電体2の上に直径16.0mm,厚み0.18mmの金属Li箔を配置し、その上に、負極前駆体4を着設した。なお、この金属Li箔は、電池組み立て後、負極前駆体の炭素材に吸蔵されて活物質として機能する。
【0042】
ついで、EC:γ−BLが1:2(体積比)である有機溶媒にLiBF4を1モル/Lの濃度となるように溶解して電解液を調製し、これをポリプロピレン不織布に含浸せしめたセパレータ5を前記負極前駆体4の上に載置したのち、表1で示した正極6を載置した。
【0043】
そして最後に、正極容器7を嵌合し、全体を逆転したのち加締め加工を行って外径20mm,高さ2.5mmの電池を組み立てた。
【0044】
(4)電池特性の測定
種類の電池につき、0.25mA,0.5mA,1.0mA,2.0mAの定電流で電池の作動電圧が0.5Vになるまでの放電を行い、各電流値における放電容量を測定した、その結果を図2に示した。
【0045】
また、各電池につき、0.5mAの定電流で電池の作動電圧1.0〜2.0Vまでの充放電サイクルを反復し、各サイクル時における放電容量を測定し、それを1回目の放電容量で除算して容量維持率(%)を算出した。その結果を図3に示した。
【0046】
図2と図3から明らかなように、活物質であるLi4/3Ti5/34粉末の2次粒子径が10〜100μmの範囲にある正極が組み込まれている電池は、大きな電流を取り出すことができ、また容量維持率も高く、充放電サイクル寿命特性は良好である。
【0047】
これに反し、2次粒子径が150μmと100μmを超える比較例2の正極が組み込まれている電池は、大きな電流を取り出すことができず、また早い段階で電池寿命が尽きている。
【0048】
このようなことから、Li4/3Ti5/34粉末としては、その2次粒子径が10〜100μmのものを使用すべきことがわかる。
【0049】
実施例6,7,比較例3〜7
実施例1の場合と同様にして表2で示したような各種の正極を製造した。
【0050】
【表2】
Figure 0004088850
実施例1の場合と同様にしてこの正極を組み込んで2025サイズのコイン型Li二次電池を組み立てた。
【0051】
これらの電池全てにつき、0.25mA,0.5mA,1.0mA,2.0mAの定電流で電池の作動電圧が0.5Vになるまでの放電を行い、各電流値における放電容量を測定した、その結果を図4に示した。
【0052】
また、実施例6,実施例7,比較例4の電池につき、0.5mAの定電流で電池の作動電圧1.0〜2.0Vまでの充放電サイクルを反復し、各サイクル時における放電容量を測定し、それを1回目の放電容量で除算して容量維持率(%)を算出した。その結果を図5に示した。
図4,図5から次のことが明らかとなる。
【0053】
1.正極における黒鉛粉末の含有量が15重量%を超える正極11が組み込まれている比較例4は、活物質の相対量が少なくなっているので、放電容量と放電維持率はいずれも低下している。
【0054】
2.PTFE粉末の含有量が6重量%を超える正極13が組み込まれている比較例6は、正極への有機電解液の浸透が阻害されることに基因して放電容量は大幅に低下している。
【0055】
3.また、密度が2.05g/cm3を超えている正極14を組み込んだ比較例7は、他の要素は同じであっても、やはり放電容量の低下が認められる。
【0056】
4.このようなことから、黒鉛粉末の含有量は5〜15重量%,PTFE粉末の含有量は3〜6重量%にし、正極の密度は1.95〜2.05g/cm3にすることが好ましい。
【0057】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明の非水溶媒二次電池は、その作動電圧が約1.5Vであり、大きな放電電流を取り出すことができ、その容量維持率も高く、充放電サイクル寿命特性も優れている。本発明の電池は、充放電サイクル寿命特性が優れたコイン型Li二次電池としてその工業的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コイン型Li二次電池の1例を示す断面図である。
【図2】正極1〜7が組み込まれた電池における放電電流と放電容量との関係を示すグラフである。
【図3】正極1〜7が組み込まれた電池における充放電サイクル数と容量維持率との関係を示すグラフである。
【図4】正極8〜14が組み込まれた電池における放電電流と放電容量との関係を示すグラフである。
【図5】正極8,9,11が組み込まれた電池における充放電サイクル数と容量維持率との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 負極容器
2 負極集電体
3 絶縁ガスケット
4 負極前駆体(組み立て後の負極)
5 セパレータ
6 正極
7 正極容器

Claims (1)

  1. 2次粒子径が10〜100μmであるLi4/3Ti5/3粉末,炭素材粉末、およびフッ素系樹脂とを必須成分とする正極合剤を有する正極と、Liが吸蔵された炭素材を含む負極合剤を有する負極とを具備し、
    前記正極合剤における炭素材粉末の含有量が5〜15重量%,フッ素系樹脂の含有量が3〜6重量%であり
    前記正極の密度が1 . 95〜2 . 05g/ cm であることを特徴とする非水溶媒二次電池。
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