JP4061585B2 - 足場用手摺り - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、仮設用足場に使用する仮設用足場用手摺に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、枠組足場の組み立ては、まず、建枠を並列に建て込み、その後、この建枠間の上端に足場板を架設し、この建枠間に交さ筋かいを取り付け、仮設用足場の強度を高めている。次に、この足場板の上に乗り、一段上の建枠の組み立てに移る。そして、この建枠間の所定位置に上記と同じ方法で繰り返し、複数層の足場を完成させる。
このときに足場組み立て、又は足場解体時、さらに足場を使用し作業を行っているときに、足場板の非作業側に設けている交さ筋かいが一種の転落防止用の手摺り的に機能している。
しかしながら、この交さ筋かいでは交差部近辺が適切な位置となっているが、それ以外では、必ずしもを設け足場の強度を確保した枠組足場を完成するのが一般的であった。
そこで、この交さ筋かいに手摺りを設けた技術(特許文献1他)、建枠間を接続する杆状の手摺りを設ける構成の技術(特許文献2)を始めとして、多種の技術が存在する。そして手摺りの強度高め組み立て作業等のより安全性を得た技術としては、例えば手摺り部分を手摺り枠として形成し、これを建枠に固定する技術が提案されている(特許文献3)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−328774号公報
【特許文献2】
特開2002−004569号公報
【特許文献3】
特開平08−049404号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の特許文献1等この交さ筋かいに手摺りを設けた技術では、交さ筋かいは、足場自体の強度を得るために設計されているもので、手摺りとしては必ずしも十分な強度を得られるものではない。
また、建枠間に単に杆状の手摺りで接続する構成とした場合には、作業者が緊急時に手摺りをつかんだとき、手摺りには下方向に大きな力が加わる。この為、建枠との接続部分に多大な応力が加わる為、結合部分に工夫が必要であり、また複数本の杆状の手摺りを設ける必要があり作業性に課題がある。
さらに特許文献3に示す如く、手摺り部分を手摺り枠として形成し、これを建枠に固定する技術では、作業性が向上する利点を有する。
ところが、枠形状の手摺りとした場合、接続部を片側複数箇所の結合部とすると、建枠或いは枠形状の手摺りが変形したりした場合、結合部をうまく結合できない場合が多い、このため特許文献3では、2対のつかみ金具と1対の係止ピンで固定する構成となっている。
本発明では、枠形状の手摺りであって、手摺りの取り付け作業が簡易でかつ確実な仮設用足場用手摺を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建枠1間に足場板2を渡し順次上方に組み上げ、足場板2の側方に設け、作業者の転落を防止するために設ける仮設用足場の手摺りにおいて、足場板2の側部に設けの手摺り本体3は、人の転落を防止しうる形状の枠体であって、上部両端に設けている可動係止体4と、下部両端のそれぞれに、近接して上下に設けている対の係止体5とよりなり、可動係止体4は、手摺り本体を固定する可動係止体本体40と、可動係止体本体40の先端部に、垂直方向に回動可能に挿通し、下端に設けている抜止部42が可動係止体本体40に当接するまで上方に持ち上げ可能な回動軸41の上端を固定した可動係止腕43とよりなり、対の係止体5は、建枠1に設けている取付部材6に同時に係止後、建枠1の上部に設けている取付部材7の係止孔70内に、前記可動係止腕43の先端下端を回動軸41中心として上方に回動させつつ持ち上げ挿入可能としたことを特徴とする。
【0006】
本発明は上述のように構成し、仮設用足場の手摺りの取り付けは、建枠1間に足場板2を渡し順次上方に組み上げた後、手摺り本体3の下部両端にそれぞれ設けている対の係止体5は、建枠1に設けている取付部材6の係止孔60内に同時に係止するように作用する。このとき係止体5は、対のほぼ同形状で形成されており、対の係止体5は比較的近接して設けられているため、ほぼ確実にこの2点での係止を行うことが出来る。
一方の建枠1に対し2カ所の係止体5で係止するため、手摺り本体はほぼ安定した状態で保持され、後述する可動係止体4の係止作業が簡易に行うことが出来る。
次に、手摺り本体の上部両端に設けている可動係止体4の可動係止腕43を抜止部42を中心として上方に持ち上げつつ回動させ、可動係止腕43の先端下端を係止孔60内に挿入する。
この時可動係止体4の可動係止腕43は抜止部42により回動可能となっており、上下方向にもゆとりがあるため、多少係止孔70との位置はずれていても容易に係止孔70内に挿入することが出来、建枠1或いは足場板2全体が多少変形した状態でも確実に係止を行うことが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明に係る足場用手摺りを図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る足場用手摺りの説明図,図2は、本発明に係る足場用手摺りの係止状態を示す拡大断面図、図3、4は可動係止体を取付部材の係止する時を示す斜視図、図5は、本発明の可動係止体を取付部材の係止する時を示す斜視説明図である。
本発明にかかる足場用手摺りは、建枠1間に足場板2を渡し順次上方に組み上げ、足場板2の側方に設け、作業者の転落防止を図っている。ここで、手摺り本体3は、建枠1は人の転落防止しうる形状の枠体と、手摺り本体3の脇上部に設けている可動係止体4と、下部両端のそれぞれに、近接して上下に設けている対の係止体5とよりなる。
【0008】
手摺り本体3は、例えば鉄、アルミ或いはアルミ合金等強度のある金属よりなるパイプ材、柱材等を溶接手段、接続材等、適宜手段で形成した枠状よりなり、手摺り本体3から、作業者が転落防止の為に、適宜間隔で桟体或いは防護ネットを枠状内部に設ける。実施例では、手摺り本体3は、全体的には3本の縦杆30、と4本の横杆31を接続材32で結合している。そして、手摺り本体の両上端の接続材32の外側方向には固定具取付体33が設けてあり後述する可動係止体4を固定する。
【0009】
次に、手摺り本体3に両上端側に固定する可動係止体4について述べる。
可動係止体4は、可動係止体本体40の基端側に前記固定具取付体33を挿入可能な筒状として先端に後述する回動軸41を挿通する挿通孔44を設けている。回動軸41は下端には、抜止部42を設け挿通孔44内を回動軸41が上方に移動したとき、回動軸41が挿通孔44から抜け出ることを防止するストッパーとして機能する。
また回動軸41の上端は例えばネジを切っておき、後述する可動係止腕43の基端側下面に螺入固定し、可動係止腕43を回動軸41を中心として回動可能で、かつ可動係止体本体40に対し上下に移動可能としている。そして、可動係止腕43を前方側に回動したとき、建枠1に固設している取付部材7の係止孔70内に係止可能となっている。
なお、挿通孔44は、可動係止腕43を係止孔70内に挿入係止しやすくするため、回動軸41よりやや大きめの径に形成することが好ましい。
また、図中45は可動係止体本体40を固定具取付体33に固定するための固定用ボルトナットである。
【0010】
次に、手摺り本体の両下端側に固定する係止体5について述べる。
係止体5は、例えば図5に示すように、手摺り本体の下端の接続材32の外側方向に固定具取付体34が設けられ、また前記固定具取付体34の直上には、接続材35を介し固定具取付体36がそれぞれ設けられ、これら固定具取付体34、36にそれぞれ係止体5を固設している。そして、建枠1に固設している取付部材6の係止孔60に、係止可能となっている。
なお、前記可動係止体4、係止体5、取付部材6及び取付部材7は、例えば前記足場板2と同様にアルミ合金等強度のある金属より製作する。
【0011】
本発明は上述のように構成し、仮設用足場の手摺り取り付けは、建枠1間に足場板2を渡し順次上方に組み上げた後、対の係止体5は、建枠1に設けている取付部材6の係止孔60に同時に係止する。このとき係止体5は、対のほぼ同形状で形成されており、係止体5は、建枠1の上部に設けている取付部材6に確実に係止する事が出来る。即ち、建枠1或いは足場板2全体が使用を繰り返して多少変形しても、対の係止体5は比較的近接して設けられているため、ほぼ確実にこの2点での係止を行うことが出来る。
そして、一方の建枠1に対し2カ所の係止体5で係止するため、手摺り本体3の両端を両脇に位置する建枠1に係止を行うと、この係止で手摺り本体はほぼ安定した状態で保持される。
【0012】
次に、足場板2の上部両端に設けている可動係止体4の可動係止腕43を回動軸41を中心として上方に持ち上げつつ回動させ、可動係止腕43の先端下端を係止孔70内に挿入する。
この時、可動係止体4の可動係止腕43は、回動軸41が係止孔70内を余裕を持って回動可能となっており、上下方向及び前後、左右方向にもゆとりが生じるため、係止孔70との位置が多少ずれていても容易に係止孔70内に挿入することが出来、建枠1或いは足場板2全体が多少変形した状態でも確実に係止を行うことが出来る。
【0013】
【発明の効果】
本発明の足場用手摺りは、簡易な2種類の係止部の構成とすることで、簡易に取り付け作業が行える。特に、下方側の係止体の係止で一応安定した状態の足場用手摺りとなることより、その後の可動係止体の係止が作業を安全にかつ確実に行え、作業効率を大幅に向上させることが出来る。さらに本発明は簡易な構成であり、安価に製作できると優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る足場用手摺りの説明図。
【図2】本発明に係る足場用手摺りの係止状態を示す拡大断面図。
【図3】本発明の可動係止体4を取付部材7の係止する時を示す斜視説明図。
【図4】本発明の可動係止体を取付部材の係止する時を示す斜視説明図。
【図5】本発明の係止体を取付部材の係止する時を示す斜視説明図。
【符号の説明】
1 建枠
2 足場板
3 手摺り本体
30 縦杆
31 横杆
32 接続材
33 固定具取付体
34 固定具取付体
35 接続材
36 固定具取付体
4 可動係止体
40 可動係止体本体
41 回動軸
42 抜止部
43 可動係止腕
44 挿通孔
45 固定用ボルトナット
5 係止体
6 取付部材
60 係止孔
7 取付部材
70 係止孔
Claims (1)
- 建枠間に足場板を渡し順次上方に組み上げ、足場板の側方に設け、作業者の転落を防止するために設ける仮設用足場の手摺りにおいて、
足場板の側部に設ける手摺り本体は、人の転落を防止しうる形状の枠体であって、
上部両端に設けている可動係止体と、
下部両端のそれぞれに、近接して上下に設けている対の係止体とよりなり、
可動係止体は、手摺り本体を固定する可動係止体本体と、可動係止体本体の先端部に、垂直方向に回動可能に挿通し、下端に設けている抜止部が可動係止体本体に当接するまで上方に持ち上げ可能な回動軸の上端を固定した可動係止腕とよりなり、
対の係止体は、建枠に設けている取付部材に同時に係止後、建枠の上部に設けている取付部材の係止孔内に、前記可動係止腕の先端下端を回動軸中心として上方に回動させつつ持ち上げ挿入可能としたことを特徴とする足場用手摺り。
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